JPH0658146U - 内燃機関のアイドル制御弁 - Google Patents

内燃機関のアイドル制御弁

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Publication number
JPH0658146U
JPH0658146U JP137793U JP137793U JPH0658146U JP H0658146 U JPH0658146 U JP H0658146U JP 137793 U JP137793 U JP 137793U JP 137793 U JP137793 U JP 137793U JP H0658146 U JPH0658146 U JP H0658146U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
permanent magnet
control valve
idle control
valve body
valve
Prior art date
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Pending
Application number
JP137793U
Other languages
English (en)
Inventor
久明 佐藤
浩美 伊藤
啓祐 若林
Original Assignee
日本電子機器株式会社
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Publication date
Application filed by 日本電子機器株式会社 filed Critical 日本電子機器株式会社
Priority to JP137793U priority Critical patent/JPH0658146U/ja
Publication of JPH0658146U publication Critical patent/JPH0658146U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】弁体の回動軸に永久磁石を固定し、その周りに
電磁コイルを配してなるロータリーシャッター式のアイ
ドル制御弁において、流量ばらつきを抑止する。 【構成】弁体の回動軸に円筒状の永久磁石7を固定する
一方、前記弁体を回動保持させるためのトルクを発生さ
せる電磁コイルを前記永久磁石7の周りに配設する。こ
こで、前記円筒状の永久磁石7は、その磁極並び方向の
両側に肉盗み部7aを設けてある。これにより、電磁コ
イルによる反磁場で磁化の小さい部分の磁極が反転し、
これが開度制御に影響を与えることが抑止され、流量制
御の精度が向上する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は内燃機関のアイドル制御弁に関し、特に、弁体の回動軸に固定された 永久磁石周りに電磁コイルを配置する構成のアイドル制御弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関において、機関吸気通路に対し、スロットル弁をバイパスする補助空 気通路を設け、ここにロータリーシャッター式のアイドル制御弁を介装し、該ア イドル制御弁によって補助空気量を制御するようにしたものがある(実開昭61 −63448号公報)。
【0003】 また、前記ロータリーシャッター式のアイドル制御弁として、弁体の回動軸に 円筒状の永久磁石を固定する一方、この永久磁石の周りに、前記弁体を所定開度 位置に回動保持させるトルクを発生させる電磁コイルを配置する構成としたもの が提案されている(特開昭64−87840号公報等参照)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記のように円筒状の永久磁石の周りに電磁コイルを配置する構成 のアイドル制御弁において、前記円筒状の永久磁石は、図5に示すように、磁極 並び方向の両端側は磁化が大きいが、磁極並び方向の両側は比較的磁化が小さい 。
【0005】 このため、図6の磁場特性を示す模式図に示されるように、前記磁化の小さい 部分が、コイル反磁場で磁化状態が変化し易く、然も、磁化状態が変化する範囲 (磁極が反転する領域であり、図6の斜線部)が、個々のアイドル制御弁毎にば らつくため、これが、アイドル制御弁の開度制御(補助空気量制御)におけるば らつき要因となっていた。
【0006】 特に、弁体の開度制御範囲が広いアイドル制御弁では、磁化の小さい部分が電 磁コイルの反磁場によって磁極反転するような開度位置を用いる可能性が高くな り、前記磁極反転による特性ばらつきが問題となっていた。 また、前記磁化の小さい部分は、トルクに寄与する磁力は殆どないため、無駄 に永久磁石の体積を増していることになり、コスト高となっていた。
【0007】 本考案は上記問題点に鑑みなされたものであり、弁体に固定した永久磁石周り に電磁コイルを配置する構成のロータリーシャッター式のアイドル制御弁におい て、補助空気量の制御精度を向上させると共に、アイドル制御弁のコスト低減を 図れるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そのため本考案では、機関吸気通路のスロットル弁をバイパスする補助空気通 路に介装され、その回動位置により通路面積を制御する弁体と、前記弁体を所定 開度位置に回動保持させるトルクを発生させる電磁コイルとを備える一方、前記 弁体の回動軸に永久磁石を固定すると共に、該永久磁石周りに前記電磁コイルを 配置してなる内燃機関のアイドル制御弁において、前記永久磁石を、磁極並び方 向の両側部を肉盗みした円筒状に形成した。
【0009】
【作用】
かかる構成によると、前記永久磁石における磁極並び方向の両側部は磁化が小 さい部分であり、磁化が小さいと電磁コイルの反磁場によって磁極が反転し易く 、かかる不安定要素が流量制御のばらつき要因となる。そこで、前記磁化の小さ い部分を肉盗みすることで、磁極の反転による影響を充分に小さくし、特性ばら つきを減少させるようにした。また、不要部分の肉盗みによって永久磁石の体積 を減少させることができ、コスト低減に寄与できる。
【0010】
【実施例】
以下に本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。 図1及び図2は本実施例におけるロータリーシャッター式のアイドル制御弁を 示す図であり、この図に示すアイドル制御弁は、機関吸気通路に介装されるスロ ットル弁をバイパスして設けられる補助空気通路に介装され、前記補助空気通路 を介して機関に吸引される補助空気量を制御するものである。
【0011】 図1及び図2において、円筒状のハウジング1には、その一端部の周壁に開口 部2が形成されている。そして、ハウジング1の他端部の内周に、2つのボール ベアリング3の外輪が嵌合固定され、これらのボールベアリング3の内輪には回 動軸4が挿入保持されている。回動軸4の一端部には円筒状のスライダー5(弁 体)が一体に形成され、ハウジング1内周の開口部2を囲む摺動部1aに摺動自 在に嵌合している。図2において1bはハウジング1の内周に形成された逃げ部 を示す。前記スライダー5の周壁には開口部6が形成されている。
【0012】 ここで、回動軸4には磁石7が固定され、この磁石7を囲んで電磁コイル8が 設けられている。電磁コイル8は開弁用コイルと閉弁用コイルとに分けられ、こ れらへの通電を互いに位相を逆転させたデューティ信号で制御することにより開 弁方向又は閉弁方向への駆動力(トルク)を生じさせ、回動軸4を介してスライ ダー5を回動させる。
【0013】 かかるスライダー5の回動により、スライダー5側の開口部6とハウジング1 側の開口部2との重なり具合(有効通路面積)が制御される。 また、ハウジング1を覆ってカバー9が設けられ、補助空気入口部10と補助空 気出口部11とが形成されている。補助空気入口部10は、ハウジング1の一端部か らその中のスライダー5の内周部の空間に連通している。補助空気出口部11はハ ウジング1の外周部の空間と連通している。
【0014】 従って、機関吸気通路のスロットル弁上流から導かれた空気は、補助空気入口 部10からスライダー5の内周部の空間に至り、ここからスライダー5側の開口部 6とハウジング1側の開口部2との重なり部分を通過し、ハウジング1の外周部 の空間に至り、補助空気出口部11より機関吸気通路のスロットル弁下流側へ流れ る。
【0015】 ここで、前記永久磁石7は、円筒状に形成されるが、横断面形状は図3又は図 4に示すように、その磁極並び方向の両側に肉盗み部7aを有している。前記磁 極並び方向の両側は磁化が小さい部分であり、磁化が小さいとコイル8の反磁場 によって磁極が反転し易く、かかる不安定要素が流量制御のばらつき要因となる 。そこで、前記磁化の小さい部分を肉盗みすることで、磁極の反転による影響を 充分に小さくし、特性ばらつきを減少させるようにした。また、上記のような肉 盗み部7aを設ければ、円筒状のままとした場合よりも体積を減少させ、永久磁 石7のコストを低減できる。
【0016】 上記のような肉盗み部7aを設けることは、前記肉盗み部7aがコイル8の反 磁場によって磁極反転するような開度位置まで制御されるアイドル制御弁に特に 有効である。例えばデューティ制御される開弁用コイルの他に、エアコン負荷の 投入等に応じてオン・オフ制御される開弁用コイルを備え、デューティ制御開度 に加えてエアコン負荷相当分の開度をステップ的に増大させる構成のアイドル制 御弁では、スライダー5の開度制御範囲が広く、磁極反転を生じさせるような開 度位置を用いる可能性が高いので、上記のように肉盗み部7aを設けることで流 量制御の精度向上に寄与できる。
【0017】 尚、上記実施例では、スライダー5として周壁に開口部6を備えた円筒状のも のを用いたが、弁体に固定した永久磁石周りに電磁コイルを配したローターリシ ャッター式のアイドル制御弁であれば、スライダーの形状及び空気の流通経路等 を上記実施例のものに限定するものではない。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によると、弁体に固定した永久磁石周りに電磁コイ ルを配置する構成のロータリーシャッター式のアイドル制御弁において、永久磁 石の磁化状態の変化に影響されて、特性ばらつきが発生することを抑止でき、以 て、補助空気量制御の精度を向上させることができると共に、永久磁石の体積を 減少させてコスト低減を図れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のロータリーシャッター式アイドル制御
弁を示す断面図。
【図2】同上アイドル制御弁の弁構造を示す断面図。
【図3】同上アイドル制御弁における永久磁石を示す横
断面図。
【図4】同上アイドル制御弁における永久磁石を示す横
断面図。
【図5】円筒状の永久磁石における磁化状態を説明する
ための図。
【図6】磁化状態の変化の様子を説明するための図。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 開口部 4 回動軸 5 スライダー 6 開口部 7 磁石 7a 肉盗み部 8 電磁コイル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】機関吸気通路のスロットル弁をバイパスす
    る補助空気通路に介装され、その回動位置により通路面
    積を制御する弁体と、前記弁体を所定開度位置に回動保
    持させるトルクを発生させる電磁コイルとを備える一
    方、前記弁体の回動軸に永久磁石を固定すると共に、該
    永久磁石周りに前記電磁コイルを配置してなる内燃機関
    のアイドル制御弁において、 前記永久磁石を、磁極並び方向の両側部を肉盗みした円
    筒状に形成したことを特徴とする内燃機関のアイドル制
    御弁。
JP137793U 1993-01-22 1993-01-22 内燃機関のアイドル制御弁 Pending JPH0658146U (ja)

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JP137793U JPH0658146U (ja) 1993-01-22 1993-01-22 内燃機関のアイドル制御弁

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JP137793U JPH0658146U (ja) 1993-01-22 1993-01-22 内燃機関のアイドル制御弁

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JPH0658146U true JPH0658146U (ja) 1994-08-12

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ID=11499803

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JP137793U Pending JPH0658146U (ja) 1993-01-22 1993-01-22 内燃機関のアイドル制御弁

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995022023A1 (fr) * 1994-02-10 1995-08-17 Nippondenso Co., Ltd. Soupape de commande debitmetrique rotative
KR100881079B1 (ko) * 2007-07-05 2009-01-30 에스앤티대우(주) 로터리형 아이들콘트롤 밸브

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