JPH0736127Y2 - アイドル制御弁 - Google Patents

アイドル制御弁

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JPH0736127Y2
JPH0736127Y2 JP6428889U JP6428889U JPH0736127Y2 JP H0736127 Y2 JPH0736127 Y2 JP H0736127Y2 JP 6428889 U JP6428889 U JP 6428889U JP 6428889 U JP6428889 U JP 6428889U JP H0736127 Y2 JPH0736127 Y2 JP H0736127Y2
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JP
Japan
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yoke
air passage
valve
housing
inner yoke
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JP6428889U
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JPH035975U (ja
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久明 佐藤
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株式会社ユニシアジェックス
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、補助空気量を制御するスライダを電磁アクチ
ュエータによって回転駆動するアイドル制御弁に関す
る。
〔従来の技術〕
第3図ないし第6図に従来技術によるアイドル制御弁を
示す。
図において、1は中空筒状のハウジングで、該ハウジン
グ1は軸方向一側が開口した筒状の周壁部1Aと、該周壁
部1Aの軸方向他側を閉塞する軸受部1Bとからなってい
る。2は前記ハウジング1の径方向に該ハウジング1を
貫通して形成された通気路で、該通気路2はエンジン吸
気管内のスロットルバルブをバイパスする補助空気導管
3と接続した流入口2Aと、周壁部1Aによって円筒状に形
成された弁室部2Bと、該弁室部2Bを間にして流入口2Aと
対向するように形成された流出口2Cとから構成されてい
る。
4はエンジン冷却水の温度に応じて前記通気路2内への
補助空気の流量を制御するため、ハウジング1の軸方向
一側に設けられたエアカットバルブ装置を示す。該エア
カットバルブ装置4は、軸挿通部5Aと一対の鍔部5B,5C
とによってボビン状に形成され、ハウジング1の軸方向
一側に嵌着されたホルダ5と、該ホルダ5の軸挿通部5A
内に軸受を介して回動可能に挿通されたバルブ駆動軸6
と、ホルダ5の鍔部5B内に位置して該バルブ駆動軸6の
一端側に取着された渦巻型のバイメタル7と、該バイメ
タル7を覆うようにハウジング1に嵌着されたカバー8
と、通気路2の流入口2Aを開閉すべく弁室部2B内に位置
してバルブ駆動軸6の他端側に設けられたエアカットバ
ルブ9とから大略構成されている。そして、ハウジング
1とエアカットバルブ装置4のホルダ5との間には冷却
水通路10が環状に形成されており、該冷却水通路10に供
給されるエンジン冷却水の温度に応じて、渦巻型バイメ
タル7はエアカットバルブ9を回動するようになってい
る。
一方、11は前記バルブ駆動軸6と同一軸線上に位置して
ハウジング1の軸受部1Bに軸受12,13を介して支持され
た駆動軸で、該駆動軸11の軸方向一側はハウジング1内
に突出し、軸方向他側はハウジング1外に突出してい
る。14は弁室部2B内に位置して前記エアカットバルブ9
と対向するように該駆動軸11に嵌着されたスライダで、
該スライダ14は後述する電磁アクチュエータ15によって
回転駆動されることにより、流出口2Cを開閉するように
なっている。
15はハウジング1の軸方向他側外側に設けられた電磁ア
クチュエータ、16は該電磁アクチュエータ15を構成する
回転子で、該回転子16は永久磁石によって形成され、駆
動軸11の他端側に挿嵌固着されている。17は前記回転子
16の外周側に配設された電磁コイルで、該電磁コイル17
は開側コイル17Aと閉側コイル17Bとから構成されてい
る。
18は回転子16の外周側に微小隙間を存して嵌合され、内
部に前記開側コイル17A及び閉側コイル17Bを収容した鋼
板製のヨークで、該ヨーク18は周方向両端側が内向きに
折曲げられた半円筒状板体からなり、前記回転子16を囲
繞するように対向配設される一対のインナヨーク18A,18
Aと、該各インナヨーク18Aの軸端側に固着された環状平
板体からなるプレート18Bと、該各インナヨーク18Aを囲
繞するようにプレート18Bの外周面に固着されたアウタ
ヨーク18Cとから構成されている。そして、インナヨー
ク18Aとプレート18Bは第4図及び第5図に示すように、
インナヨーク18Aの外周面18A1とプレート18Bの内周面18
B1とを当接して銅ろう付の手段による銅ろう付部19を形
成することにより、互に固着されている。
かくして、従来技術の電磁アクチュエータ15は駆動軸11
に挿嵌固着された回転子16と、該回転子16の外周側に配
設された電磁コイル17と、該電磁コイル17を囲繞するヨ
ーク18とから構成されている。
20は駆動軸11の軸端及び回転子16の端面側を覆うように
ヨーク18のプレート18Bに固着された皿状のコイルキャ
ップ、21はヨーク18とコイルキャップ20を一体的にモー
ルドすると共に、外周側にコネクタ部21Aが突出形成さ
れた絶縁性樹脂製のケーシングで、該ケーシング21はハ
ウジング1の他端側に固定されている。
従来技術は上述の如く構成されており、エアカットバル
ブ9は冷却水の温度が常温のときには流入口2Aを全開状
態にし、温度の上昇に応じて流入口2Aの開口面積を減少
させて補助空気の供給量を絞るように作動する。一方、
スライダ14はエンジンのアイドリング状態時には流出口
2Cの開口面積を減少させて最小量の補助空気を流通させ
るようになっており、負圧によってエンジン吸気管から
補助空気導管3内に吸引された補助空気は流入口2A,弁
室部2Bを介して流出口2Cから再びエンジン吸気管側に流
出する。
そして、エンジンに負荷が加わると、コントロールユニ
ット(図示せず)から当該負荷に対応したパルスデュー
ティを有する制御パルスが電磁アクチュエータ15に出力
される。この結果、スライダ14はエンジンの負荷に応じ
て所定角度だけ回転して流出口2Cの開口面積を変え、補
助空気の流量を増減してアイドル回転数が目標回転数に
なるように制御するようになっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
前述の如く従来技術にあっては、電磁アクチュエータ15
のヨーク18を構成するインナヨーク18Aとプレート18Bと
を銅ろう付部19によって固着しているが、、例えば、製
造時の誤差によりインナヨーク18Aの外径がプレート18B
の内径よりも大きい場合には第5図に示すように、イン
ナヨーク18Aの外周面18A1とプレート18Bの内周面18B1
の間に隙間が形成され、当該隙間に銅ろうが充填された
状態で銅ろう付部19が形成される。また、インナヨーク
18Aの外周面18A1やプレート18Bの内周面18B1の表面処理
が悪いと、第6図に示すように両者間に楔上の隙間が形
成され、当該隙間に銅ろうが充填された状態で銅ろう付
部19′が形成されることになる。
ところで、銅は比透磁率μsが約1.0であり、鉄,ニッケ
ル,コバルト等の強磁性体に比べて透磁率μが極めて小
さい。そして、磁気抵抗をRmとすると、 Rm∝1/μ …(1) であり、透磁率μが小さいと磁気抵抗Rmは大きいことに
なる。このため、透磁率の小さい銅をろう材として使用
した場合には、磁路を形成するインナヨーク18Aとプレ
ート18Bの隙間の有無、大きさ等によってこれらの間に
介在する銅ろう材の厚さが変化し、磁気抵抗Rmが大きく
異なることになる。この結果、アイドル制御弁は制御パ
ルスのデューティに対応した流量特性を得ることができ
なくなり、電磁アクチュエータの歩留り率が低下すると
いう問題点がある。
本考案は上述した従来技術の問題点に鑑みなされたもの
で、ヨークの磁気抵抗のバラツキを減少させ、所定の流
量特性を与えることができるアイドル制御弁を提供する
ものである。
〔課題を解決するための手段〕
上述した課題を解決するために構成された本考案の手段
の特徴は、電磁アクチュエータを構成するヨークのイン
ナヨークとプレートとをニッケルろう付部によって固着
したことにある。
〔作用〕
このように構成することにより、磁路を形成するインナ
ヨークとプレートとの間の隙間の有無、大小による磁気
抵抗のばらつきを無くすことができ、電磁アクチュエー
タの、能が標準化し、歩留り率が向上する。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図及び第2図に基づき記述
する。なお、前述した従来技術の構成要素と同一の構成
要素には同一符号を付して、説明を省略するものとす
る。
然るに、本実施例の特徴とするところは、ヨーク18を構
成するインナヨーク18Aの外周面18A1とプレート18Bの内
周面18B1をニッケルろう付部31によって固着したことに
ある。
即ち、ニッケルは銅と同様に硬ろうの種類に属するか
ら、インナヨーク18Aとプレート18Bとは銅ろう付けを行
う従来技術と同様にして固着することができる。しか
も、銅は比透磁率μsが約1.0であるのに対し、ニッケル
は比透磁率μsが180の強磁性体であり磁気抵抗は小さ
い。従って、インナヨーク18Aとプレート18Bの接合面の
隙間にニッケルが充填されても、当該隙間の大小等によ
るヨーク18の磁気抵抗のばらつきを小さくできるから、
電磁アクチュエータ15の歩留り率を向上できるし、制御
パルスのデューティに対応した流量特性を持ったアイド
ル制御弁にすることができる。
〔考案の効果〕
本考案は以上詳述した如くであって、電磁アクチュエー
タのヨークを構成するインナヨークとプレートとをニッ
ケルろう付部によって固着する構成にしたから、インナ
ヨークとプレートとの隙間の有無、大小等によるヨーク
の磁気抵抗のばらつきを小さくすることができ、一定の
流量特性を持ったアイドル制御弁を製造でき、製造時の
歩留りを高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の実施例に係り、第1図は電
磁アクチュエータのヨークを構成するインナヨークとプ
レートを接合した状態で示す外観斜視図、第2図は第1
図中のII-II矢示方向拡大断面図、第3図ないし第6図
は従来技術に係り、第3図はアイドル制御弁の縦断面
図、第4図はインナヨークとプレートを接合した状態で
示す外観斜視図、第5図は第4図中のV−V矢示方向拡
大断面図、第6図は表面処理が悪い場合のインナヨーク
とプレートの接合状態を第5図と同様位置で示す断面図
である。 1……ハウジング、2……通気路、2A……流入口、2B…
…弁室部、2C流出口、9……エアカットバルブ、14……
スライダ、15……電磁アクチュエータ、18……ヨーク、
18A……インナヨーク、18Bプレート、31……ニッケルろ
う付部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジングと、該ハウジングに形成され、
    インテイクマニホールド内のスロットルバルブをバイパ
    スする補助空気通路に連通する流入口及び流出口を有す
    る通気路と、該通気路の弁室部内に回動可能に設けら
    れ、エンジン冷却水の温度に応じて該通気路の流入口を
    開閉するエアカットバルブと、該エアカットバルブと対
    向して前記弁室部内に回転可能に設けられ、前記通気路
    の流出口を開閉するスライダと、該スライダを駆動すべ
    く前記ハウジングに設けられた電磁アクチュエータとか
    らなり、該電磁アクチュエータは外周側にコイルが配設
    されるインナヨークと、該インナヨークの軸方向端面に
    固着されるプレートとを有するヨークを備えたアイドル
    制御弁において、前記ヨークのインナヨークとプレート
    とをニッケルろう付部によって固着する構成としたこと
    を特徴とするアイドル制御弁。
JP6428889U 1989-06-01 1989-06-01 アイドル制御弁 Expired - Lifetime JPH0736127Y2 (ja)

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JPH035975U JPH035975U (ja) 1991-01-21
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