JPH0738613Y2 - 建具用緩衝装置 - Google Patents

建具用緩衝装置

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JPH0738613Y2
JPH0738613Y2 JP1990056710U JP5671090U JPH0738613Y2 JP H0738613 Y2 JPH0738613 Y2 JP H0738613Y2 JP 1990056710 U JP1990056710 U JP 1990056710U JP 5671090 U JP5671090 U JP 5671090U JP H0738613 Y2 JPH0738613 Y2 JP H0738613Y2
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JP
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folding
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克夫 桑原
吉雄 金本
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高橋金物株式会社
磯川産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、引戸、折戸等において木枠等の枠部材と戸
との間、あるいは戸と戸の間の緩衝体として用いられる
建具用緩衝装置に関するものである。
〔従来の技術〕 従来、引戸、折戸等においては、枠部材と戸との間ある
いは戸と戸の間において、これらの直接衝突による破損
の回避と不快音の低減のために、ゴムや合成樹脂、ある
いは金属等からなる緩衝装置ないしストッパー装置を衝
突面部位に固定して設けている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上述のような緩衝装置を衝突面部位、すなわ
ち枠部材と戸あるいは戸と戸の当たり面に固定して設け
る構造のものでは、異種部材の突出によって外観が損な
われるとともに、頻繁な衝突作用によって緩衝装置自体
の変形ないし損耗を来す問題があった。
また、折戸では、枠部材と戸との間あるいは戸と戸との
間の衝突に加えて、折り畳んだ時にランナー同士が衝突
する構造形態であるため、ランナーの破損による走行時
のガタツキや使用不能を招来する問題があった。
さらにまた、折戸では上記特有の問題に併せて、完全に
折り畳んだ状態では極端な片持状態となるために移動時
にノッキングを起こして円滑な走行が得られないという
特有の問題が存在するが、これはランナー間に一定の間
隔を保持して折り畳み状態を略V字姿勢とすることによ
り解決できるもので、ランナー間の緩衝対策とは不可分
で一挙両得的な関係にある。
そこでこの考案は、外観を損なうことなく緩衝機能を発
揮でき、折戸においてもランナー同士の衝突による不都
合を回避できるとともに折り畳み状態での安定した移動
をなし得る建具用緩衝装置の提供をその目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、上記目的を達成すべく創案されたもので、
その特徴は、レール内に挿入されてレールの長手方向に
並設され少なくとも一方がスライド可能な一対の当接部
材と、これらの当接部材間に取付けられレールの長手方
向に伸縮するばね部材とが備えられ、前記各当接部材は
止めねじで固定される二分割合わせ構造に形成されてい
るとともに、ばね部材の巻径より大きい径の収容部と、
この収容部に連設され前記ばね部材の端部を合わせ構造
で挟持する取付凹部とを有している構成にある。
〔作用〕
この考案によれば、例えばレール内における枠部材と戸
との間に配された場合、枠部材と戸が接近した状態で、
一方の当接部材が枠部材に当接するとともに他方の当接
部材が戸のランナーに当接し、ばね部材の収縮によって
枠部材に対する戸の衝突が緩和されるとともに接触音が
低減される。ばね部材の収縮量の一部は当接部材の収容
部に収容される。
戸が枠部材から離されると、ばね部材の伸長によって全
体形状の復元が進行する。
また、例えば折戸のランナー間に配された場合、折り畳
み時各ランナーに各当接部材が当接し、ばね部材の収縮
によってランナー同士の接近速度が緩和されるとともに
衝突が回避される。同時に、収縮状態にあるばねと両側
の当接部材とが一体化されて間隔保持部材と化し、折戸
の略V字姿勢が維持される。
〔実施例〕
第1図乃至第3図はこの考案の一実施例を示す。
木枠等の枠部材2には、上方のレール4が固定され、レ
ール4内に走行可能に係入されたランナー6を介して折
戸又は引戸としての戸8が移動可能に取付けられてい
る。レール4の枠部材2とランナー6との間には、枠部
材2と戸8との衝突を緩和する緩衝装置10がフリーな状
態に設けられている。
緩衝装置10は第2図に示すように、レール4内の長手方
向に並設される一対の当接部材12,12と、この当接部材1
2,12間に取付けられるばね部材14とから構成されてい
る。各当接部材12は、レール4内をスライド可能で且つ
溝の開口部4aから抜落ちない寸法に形成されるもので、
例えば上方ブロック16と、下方ブロック18とからなる二
分割合わせ構造で、止めねじ19によって締付固定する構
造となっている。
また、当接部材12,12は、緩衝時の接触音やレール4内
での摺動音を低減できるとともに、それ自体においても
緩衝機能を呈することが望ましい観点から、例えば6ナ
イロン等の合成樹脂で形成するこができる。
各当接部材12,12にはそれぞれ、ばね部材14の端部を固
定するための径小の取付凹部20と、この取付凹部20に連
通する径大の収容部22が形成されている。取付凹部20は
ばね部材14の巻径より若干小さい径を有し、これによっ
てばね部材14の端部は合わせ時に挟持されて一体に固定
される。また、収容部22はばね部材14の巻径より若干大
きい径を有しており、収縮時のばね部材14が収容され
る。符号18a、18aはレール4の突縁4bに係合する係合縁
を示しており、これによってレール4内をガタツキなく
円滑にスライドさせることができる。
戸8が第1図に示した状態から閉動作されると、第3図
に示すように、一方の当接部材12が枠部材2に当接する
とともに他方の当接部材12がランナー6に当接する。同
時にばね部材14の収縮によって、全体長さが負荷の掛か
らない状態のl1からl2に収縮し、これによって枠部材2
に対する戸8の衝突が緩和されるとともに衝撃音が低減
される。
このように、緩衝機能の主体をなすばね部材14の両側に
硬質の当接部材12,12を配した構成とすれば、衝突によ
るばね部材14自体の破損の心配がなく、よって長期に亘
って良好な緩衝機能を維持することができる。また、レ
ール4内に配されることによって外部から隠蔽された状
態となり、よって緩衝装置10を付加したことによる外観
上の見劣りを回避することができる。なお、この例では
緩衝装置10をレール4内にフリーな状態に設けたが、例
えば枠部材2側の当接部材12を枠部材2に当接した状態
でレール4内に固定しても同様の緩衝動作を得ることが
できる。
また、当接部材12は二分割合わせ構造であるので、ばね
部材14の取付が単に挟むだけでよいので極めて容易であ
り、製作が容易となる。また、各当接部材12はばね部材
14の巻径より大きい径の収容部22を有するので、ばね部
材14の収縮時その一部が収容され、これによってばね部
材14の直線的で安定した伸縮動作を得ることができる。
なお、ばね部材14は、戸8の重量等によって適正なばね
定数のものが選定されるもので、これによって枠部材2
と戸8との間の望ましい隙間dを設定することもでき
る。
次に第4図乃至第6図は、緩衝装置10の種々の使用形態
を示したものである。
第4図に示すように、枠部材2,2間に複数組の折戸24,26
が吊元なしのフリーな状態で設けられる場合、例えば枠
部材2とこれに隣合う折戸のランナー6との間及び折戸
24,26間のランナー6,6間に緩衝装置10を設けることがで
きる。このような場合、枠部材2と折戸24,26との間の
隙間d1、折戸24,26間の隙間d2は不規則に偏りがちで外
観を損ない易いが、緩衝装置10によって各隙間を一定に
維持するこができ、よって外観の見劣りを回避すること
ができる。
また、第5図に示すように、一組の折戸28におけるラン
ナー6,6間に設けることもできる。この場合、折り畳み
時のランナー6,6間の直接接触を回避できるので、ラン
ナー6の損壊を来すことがなく、よって折戸28の良好な
操作性を維持することができる。また、この場合、嵌装
装置10はランナー6,6間に間隔形成する間隔保持部材と
しての機能を併せ持つので、折戸28の移動時略V字姿勢
が維持され、極端な片持ち状態が回避される。従って、
円滑な移動を行うことができる。
第6図は、第4図及び第5図で示したものを組み合わせ
た使用例である。この場合、上述の各機能を兼ね備える
ことになる。
なお、上記各例では上方のレール4内に設置する使用例
を示したが、勿論下方のレール内にも同様に設けること
ができるものである。
〔考案の効果〕
この考案によれば、緩衝機能の主体をなすばね部材の両
側に当接部材を配した構成であるので、レール内での衝
突によるばね部材自体の破損の心配がなく、よって長期
に亘って良好な緩衝機能を維持することができる。
また、当接部材が二分割合わせ構造で、ばね部材の端部
を挟むだけで取付が完了するので製作が容易である。
また、ばね部材の伸縮時のその一部が当接部材の収容部
に収容される構成であるので、収容部がばね部材の伸縮
動作のガイド機能を呈するうえに、レール内での当接部
材の走行によってばね部材の直線的で安定した伸縮動作
が得られる。
また、折戸のランナー間に使用する場合には、緩衝機能
によるランナーの破損を回避できるとともに、間隔保持
機能の兼務によって折戸の折畳移動を円滑にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る建具用緩衝装置の一実施例を示
す使用状態の斜視図、第2図は緩衝装置を示す図で、
(A)はその平面図、(B)は同II−II線における断面
図、(C)は同側面図、第3図は使用状態の側面図、第
4図乃至第6図は緩衝装置のその他の使用形態を示す概
要平面図である。 4……レール、10……緩衝装置 12……当接部材、14……ばね部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】レール内に挿入されてレールの長手方向に
    並設され少なくとも一方がスライド可能な一対の当接部
    材と、これらの当接部材間に取付けられレールの長手方
    向に伸縮するばね部材とが備えられ、前記各当接部材は
    止めねじで固定される二分割合わせ構造に形成されてい
    るとともに、ばね部材の巻径より大きい径の収容部と、
    この収容部に連設され前記ばね部材の端部を合わせ構造
    で挟持する取付凹部とを有している建具用緩衝装置。
JP1990056710U 1990-05-30 1990-05-30 建具用緩衝装置 Expired - Fee Related JPH0738613Y2 (ja)

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