JPH0738586Y2 - 長尺コンクリート接続柱体 - Google Patents
長尺コンクリート接続柱体Info
- Publication number
- JPH0738586Y2 JPH0738586Y2 JP12608489U JP12608489U JPH0738586Y2 JP H0738586 Y2 JPH0738586 Y2 JP H0738586Y2 JP 12608489 U JP12608489 U JP 12608489U JP 12608489 U JP12608489 U JP 12608489U JP H0738586 Y2 JPH0738586 Y2 JP H0738586Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel pipe
- concrete
- column
- pillar
- long
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Rod-Shaped Construction Members (AREA)
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、照明柱やゴルフ用ネツト柱として使用する地
上からの高さが30〜50mのような長尺なコンクリート接
続柱体に関する。
上からの高さが30〜50mのような長尺なコンクリート接
続柱体に関する。
従来、上記のような長大な柱を形成するには、第2図に
示すように、直円筒状のプレストレストコンクリート管
又は鉄筋コンクリート管6の一端から距離をおいて内部
に支持板7を固定し、この支持板7を固定した側を上に
して地面に植設し、鉄筋コンクリート製のテーパー柱1
の元口(大径側端部)を鉄筋コンクリート管6内に挿入
して支持板7の上に乗せ、鉄筋コンクリート管6とテー
パー柱1の間にモルタルを充填して形成されている。こ
の場合、鉄筋コンクリート管6の外径は1mで肉厚が約15
cmにもなるので、テーパー柱1と鉄筋コンクリート柱6
との段差がモルタル充填部を含めると20cm近くになり外
観上あまり良くない。第3図に示すように、地際側の支
柱として直円筒状の鋼管8を用いると、外径80cm前後と
なつてテーパー柱1との段差が小さくなり外観は良くな
るが、鋼管8の場合、座屈の恐れがあり、それを防止す
るため鋼管8の厚さを厚くするか鋼管8内にコンクリー
ト9の充填が必要となり、施工費用が高くつく問題があ
る。
示すように、直円筒状のプレストレストコンクリート管
又は鉄筋コンクリート管6の一端から距離をおいて内部
に支持板7を固定し、この支持板7を固定した側を上に
して地面に植設し、鉄筋コンクリート製のテーパー柱1
の元口(大径側端部)を鉄筋コンクリート管6内に挿入
して支持板7の上に乗せ、鉄筋コンクリート管6とテー
パー柱1の間にモルタルを充填して形成されている。こ
の場合、鉄筋コンクリート管6の外径は1mで肉厚が約15
cmにもなるので、テーパー柱1と鉄筋コンクリート柱6
との段差がモルタル充填部を含めると20cm近くになり外
観上あまり良くない。第3図に示すように、地際側の支
柱として直円筒状の鋼管8を用いると、外径80cm前後と
なつてテーパー柱1との段差が小さくなり外観は良くな
るが、鋼管8の場合、座屈の恐れがあり、それを防止す
るため鋼管8の厚さを厚くするか鋼管8内にコンクリー
ト9の充填が必要となり、施工費用が高くつく問題があ
る。
本考案は支柱とテーパー柱との接続部の段差が小さくて
外観が良く、且つ安価な長尺コンクリート接続柱体を提
供することを課題とする。
外観が良く、且つ安価な長尺コンクリート接続柱体を提
供することを課題とする。
本考案は、直円筒状の鋼管と、この鋼管の一端から間隔
を置いて鋼管内側に段を形成して鋼管内面に一体に形成
した内張コンクリートとを有する支柱と、元口が前記の
鋼管の一端側の鋼管内側に形成された段に乗せて鋼管内
に挿入され鋼管内面との間を流動性固化材で固着した鉄
筋コンクリート製のテーパー柱とを備えている長尺コン
クリート接続柱体を課題を解決するための手段とする 流動性固化材としては、普通モルタル、無収縮モルタ
ル、レジンコンクリート、石膏等が用いられる。又、内
張コンクリートは普通コンクリート又は膨張性コンクリ
ートが用いられる。
を置いて鋼管内側に段を形成して鋼管内面に一体に形成
した内張コンクリートとを有する支柱と、元口が前記の
鋼管の一端側の鋼管内側に形成された段に乗せて鋼管内
に挿入され鋼管内面との間を流動性固化材で固着した鉄
筋コンクリート製のテーパー柱とを備えている長尺コン
クリート接続柱体を課題を解決するための手段とする 流動性固化材としては、普通モルタル、無収縮モルタ
ル、レジンコンクリート、石膏等が用いられる。又、内
張コンクリートは普通コンクリート又は膨張性コンクリ
ートが用いられる。
従来の第3図の場合には鋼管9として厚さ16mm程度のも
のを使用する必要があつたが、本考案のように内張コン
クリートを内面に一体に設けると、同外径の鋼管を用い
て肉厚10mm程度のもので良くなりコンクリートの内張費
用を加えても、第3図のものよりも安価となり、曲げ剛
性も第2図のものと殆ど遜色のないものが得られる。地
中基礎部分と地上部分の接続も容易となるので、施工も
容易となり接続部分の段差が小さく外観の良い接続柱体
が得られる。
のを使用する必要があつたが、本考案のように内張コン
クリートを内面に一体に設けると、同外径の鋼管を用い
て肉厚10mm程度のもので良くなりコンクリートの内張費
用を加えても、第3図のものよりも安価となり、曲げ剛
性も第2図のものと殆ど遜色のないものが得られる。地
中基礎部分と地上部分の接続も容易となるので、施工も
容易となり接続部分の段差が小さく外観の良い接続柱体
が得られる。
第1図に本考案による長尺コンクリート柱体の実施例を
示す。支柱2は直円筒状の鋼管3の一端から間隔を置い
て内側に中空円盤状の座板5が内面に直角に熔接して固
定し段5aが形成してあり、他端に内側に熔接して固定し
た座板5との間の内面に膨張性コンクリートからなる内
張コンクリート4が遠心成形により一体に形成されてい
る。地上側の支柱2の鋼管3の外径は、地中基礎部分の
支柱2の鋼管3の内側に挿入可能の大きさとしてある。
段5aを有する一端側を上にして、地中基礎部分の支柱2
を地中に埋設してから地上側の支柱2を、段5aを有する
一端側を上にして、地中基礎部分の支柱2の上端内に嵌
合して熔接するか、両者の間にモルタルを挿入して固定
し、更に地上側の支柱2の上端にテーパー柱1の元口を
座板5により形成された段5aに乗せて挿入して、鋼管3
の内面とテーパー柱1との間に無収縮モルタルを充填し
て固定されている。
示す。支柱2は直円筒状の鋼管3の一端から間隔を置い
て内側に中空円盤状の座板5が内面に直角に熔接して固
定し段5aが形成してあり、他端に内側に熔接して固定し
た座板5との間の内面に膨張性コンクリートからなる内
張コンクリート4が遠心成形により一体に形成されてい
る。地上側の支柱2の鋼管3の外径は、地中基礎部分の
支柱2の鋼管3の内側に挿入可能の大きさとしてある。
段5aを有する一端側を上にして、地中基礎部分の支柱2
を地中に埋設してから地上側の支柱2を、段5aを有する
一端側を上にして、地中基礎部分の支柱2の上端内に嵌
合して熔接するか、両者の間にモルタルを挿入して固定
し、更に地上側の支柱2の上端にテーパー柱1の元口を
座板5により形成された段5aに乗せて挿入して、鋼管3
の内面とテーパー柱1との間に無収縮モルタルを充填し
て固定されている。
段5aは上記の実施例から判るように、上側に支持するテ
ーパー柱や鋼管の支持面として鋼管内側に設けられるも
のであるから、座板5なしに内張コンクリートだけで段
を形成してもよいことは勿論である。
ーパー柱や鋼管の支持面として鋼管内側に設けられるも
のであるから、座板5なしに内張コンクリートだけで段
を形成してもよいことは勿論である。
本考案長尺コンクリート接続柱体によれば、接続段差が
小さく外観の良い長尺柱が施工容易に安価に形成出来
る。
小さく外観の良い長尺柱が施工容易に安価に形成出来
る。
第1図は本考案による長尺コンクリート接続柱体の一実
施例の半部断面側面図、第2図は従来の地面側支柱とし
て鉄筋コンクリート管を用いた長尺コンクリート接続柱
体の断面図、第3図は地面側支柱に鋼管を用いた従来の
長尺接続柱体の断面図である。 1……テーパー柱、2……支柱 3……鋼管、4……内張コンクリート 5……座板、5a……段 6……鉄筋コンクリート管 7……支持板、8……鋼管 9……コンクリート
施例の半部断面側面図、第2図は従来の地面側支柱とし
て鉄筋コンクリート管を用いた長尺コンクリート接続柱
体の断面図、第3図は地面側支柱に鋼管を用いた従来の
長尺接続柱体の断面図である。 1……テーパー柱、2……支柱 3……鋼管、4……内張コンクリート 5……座板、5a……段 6……鉄筋コンクリート管 7……支持板、8……鋼管 9……コンクリート
Claims (1)
- 【請求項1】直円筒状の鋼管と、この鋼管の一端から間
隔を置いて鋼管内側に段を形成して鋼管内面に一体に形
成した内張コンクリートとを有する支柱と、元口が前記
の鋼管の一端側の鋼管内側に形成された段に乗せて鋼管
内に挿入され、鋼管内面との間を流動性固化材で固着し
た鉄筋コンクリート製のテーパー柱とを備えている長尺
コンクリート接続柱体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12608489U JPH0738586Y2 (ja) | 1989-10-27 | 1989-10-27 | 長尺コンクリート接続柱体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12608489U JPH0738586Y2 (ja) | 1989-10-27 | 1989-10-27 | 長尺コンクリート接続柱体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0363665U JPH0363665U (ja) | 1991-06-21 |
JPH0738586Y2 true JPH0738586Y2 (ja) | 1995-09-06 |
Family
ID=31673923
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12608489U Expired - Fee Related JPH0738586Y2 (ja) | 1989-10-27 | 1989-10-27 | 長尺コンクリート接続柱体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0738586Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013117146A (ja) * | 2011-12-01 | 2013-06-13 | Furuta Tetto Kensetsu Kk | 支柱及び該支柱の立設方法 |
-
1989
- 1989-10-27 JP JP12608489U patent/JPH0738586Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0363665U (ja) | 1991-06-21 |
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Legal Events
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