JP2556351Y2 - 長尺接続柱体 - Google Patents

長尺接続柱体

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JP2556351Y2
JP2556351Y2 JP4526892U JP4526892U JP2556351Y2 JP 2556351 Y2 JP2556351 Y2 JP 2556351Y2 JP 4526892 U JP4526892 U JP 4526892U JP 4526892 U JP4526892 U JP 4526892U JP 2556351 Y2 JP2556351 Y2 JP 2556351Y2
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JP
Japan
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steel pipe
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JP4526892U
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JPH061641U (ja
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健治郎 大岩
勝也 田中
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Nippon Concrete Industries Co Ltd
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Nippon Concrete Industries Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、照明柱や、ゴルフ用ネ
ット柱として使用する地上からの高さが20〜50mの
ような長尺な接続柱体に関する。
【0002】
【従来の技術】長尺接続柱体としては、図2に示すよう
な、直円筒状の鋼管1と、鋼管1の一端から間隔を置い
て鋼管1内側に段2を形成し他端まで鋼管1内面に一体
に形成された内張コンクリート層3とを有する下部柱体
4と、元口を下部柱体4の鋼管1の内側に形成された段
2に乗せて鋼管1内側に挿入され下部柱体4と一体に接
続された鉄筋コンクリート製のテーパー柱5とからなる
長尺接続柱体がある。
【0003】上記の長尺接続柱体において、テーパー柱
5の柱長を30mとした場合、頂部に作用させうる横方
向の短期荷重は約3トンである。この荷重を大きくする
場合にはテーパー柱5の柱長を短くし、末口の径を大き
くすることで、最大約6トンの短期荷重に耐えうるよう
にすることは可能であるが、この場合は接続柱体の柱長
が短くなり、長さの長い接続柱体を得ようとすると、下
部柱体4を複数接続しなければならず、柱体の設置に時
間を要するようになる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、大荷重に耐
え、かつ接続数の少ない長尺接続柱体を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、直円筒状の鋼
管と、この鋼管の一端から間隔を置いて鋼管内側に段を
形成し他端まで鋼管内面に一体に形成された内張コンク
リート層とを有する下部柱体と、該下部柱体の鋼管内側
の段に接せしめて該鋼管内に他端が挿入され下部柱体と
一体に接続された下部柱体と同一構造の中間柱体と、該
中間柱体の鋼管内側の段に接せしめて該鋼管内に挿入さ
れ中間柱体と一体に接続された、直円筒状の鋼管と、こ
の鋼管内面全長に一体に形成された内張コンクリート層
を有する上部柱体とからなる長尺接続柱体、上記の中間
柱体が、下部柱体と中間柱体との接続構造と同接続構造
で単数又は複数接続されたもの、及び上記の下部柱体と
上部柱体とからなる接続柱体にある。
【0006】
【作用】本考案の接続を行う各柱体は、すべて鋼管の内
面にコンクリート層の内張りを有する鋼管コンクリート
柱からなるので、40〜45mの長さに接続した場合で
も、大荷重に十分耐え得る接続柱体をうることができ、
1本の長さは、運送しうる最大の15mに形成して、接
続本数を少なくできる。また鋼管の厚さの厚いものを用
いることにより、より大荷重に耐え得る接続柱体を得る
ことができる。
【0007】
【実施例】図1に示す本考案による長尺接続柱体の実施
例について説明する。下部柱体4は鋼管1の内面に、鋼
管1の一端から間隔をおいて内側に段2を形成して他端
まで鋼管1内面に一体に形成された高強度コンクリート
からなる内張コンクリート層3を有する。鋼管1の他端
には鋼板のフランジ9が鋼管1と溶接して取り付けられ
ている。中間柱体6は、下部柱体4と同様の構造を有す
る。上部柱体7は中間柱体6と同様な構造を有するが、
段2がなく、内張コンクリート層3が全長に設けられて
いる。上部柱体7の上端には、内部に雨水の侵入を防ぐ
ための蓋10が取り付けられている。
【0008】上部柱体7の外径は中間柱体6の鋼管1の
内径より小さく、中間柱体6の外径は下部柱体4の鋼管
1の内径より小さく作られている。下部柱体4の段2、
及び中間柱体6の段2の上には、それぞれ支持板8が周
縁を鋼管1の内面に溶接して配置されている。中間柱体
6の他端は下部柱体4の段2の上の支持板8に接して下
部柱体4の鋼管1の内部に挿入され、下部柱体4の鋼管
1の内面と、中間柱体6の鋼管1の外周との間には無収
縮のグラウト材11が充填され、下部柱体4と中間柱体
6とが一体に接続されている。
【0009】上部柱体7の下端は中間柱体6の段2の上
の支持板8に接して中間柱体6の鋼管1内部に挿入さ
れ、中間柱体6の鋼管1の内面と、上部柱体7の鋼管1
の外周との間には無収縮のグラウト材11が充填され、
中間柱体6と上部柱体7とが一体に接続されている。支
持板8やフランジ9は特に設けなくてもよい。この長尺
接続柱体は、下部柱体4の下部を地中に埋設するか、フ
ーチング基礎に定着した後、下部柱体4の上に中間柱体
6を接続し、中間柱体6の上に上部柱体7を接続して構
成される。ネット柱として使用の場合には、組み立てに
先立ってネットワイヤーのアンカー、避雷針受け具、梁
受け具、ステップ等が溶接され、照明柱の場合には、照
明器具の取りつけ具などが溶接される。
【0010】上記の中間柱体6として外径が他の中間柱
体6よりも順次に小径のものを作り、上記と同様の接続
構造で中間柱体6を複数個接続してもよく、場合によっ
ては、下部柱体4に上部柱体7を上記と同様にして直接
に接続してもよい。
【0011】
【考案の効果】本考案によれば、上端の支持荷重が地上
高さ20〜45mで6〜10トンの短期荷重に耐え、接
続本数が少なくてすむ長尺接続柱体を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による長尺接続柱体の一実施例の半部断
面側面図である。
【図2】従来の長尺接続柱体の半部断面側面図である。
【符号の説明】
1 鋼管 2 段 3 内張コンクリート層 4 下部柱体 5 テーパー柱 6 中間柱体 7 上部柱体 8 支持板 9 フランジ 10 蓋 11 グラウト材

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直円筒状の鋼管と、この鋼管の一端から
    間隔を置いて鋼管内側に段を形成し他端まで鋼管内面に
    一体に形成された内張コンクリート層とを有する下部柱
    体と、該下部柱体の鋼管内側の段に接せしめて該鋼管内
    に他端が挿入され下部柱体と一体に接続された下部柱体
    と同一構造の中間柱体と、該中間柱体の鋼管内側の段に
    接せしめて該鋼管内に挿入され中間柱体と一体に接続さ
    れた、直円筒状の鋼管と、この鋼管内面全長に一体に形
    成された内張コンクリート層を有する上部柱体とからな
    る長尺接続柱体。
  2. 【請求項2】 直円筒状の鋼管と、この鋼管の一端から
    間隔を置いて鋼管内側に段を形成し他端まで鋼管内面に
    一体に形成された内張コンクリート層とを有する下部柱
    体と、該下部柱体の鋼管内側の段に接せしめて該鋼管内
    に他端が挿入され下部柱体と一体に接続された下部柱体
    と同一構造の中間柱体と、前記下部柱体と中間柱体との
    接続構造と同接続構造で中間柱体に接続された単数又は
    複数の中間柱体と、該最上部の中間柱体の鋼管内側の段
    に接せしめて該鋼管内に挿入され中間柱体と一体に接続
    された、直円筒状の鋼管と、この鋼管内面全長に一体に
    形成された内張コンクリート層を有する上部柱体とから
    なる長尺接続柱体。
  3. 【請求項3】直円筒状の鋼管と、この鋼管の一端から間
    隔を置いて鋼管内側に段を形成し他端まで鋼管内面に一
    体に形成された内張コンクリート層とを有する下部柱体
    と、該下部柱体の鋼管内側の段に接せしめて該鋼管内に
    挿入され下部柱体と一体に接続された、直円筒状の鋼管
    と、この鋼管内面全長に一体に形成された内張コンクリ
    ート層を有する上部柱体とからなる長尺接続柱体。
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JPH061641U JPH061641U (ja) 1994-01-14
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JP3085926B2 (ja) * 1997-12-22 2000-09-11 東海コンクリート工業株式会社 接続ポール
JP4778392B2 (ja) * 2006-10-25 2011-09-21 日本コンクリート工業株式会社 遠心力鉄筋コンクリート杭
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