JP3451276B2 - 地下埋設タンクの建設工法 - Google Patents

地下埋設タンクの建設工法

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JP3451276B2
JP3451276B2 JP01892291A JP1892291A JP3451276B2 JP 3451276 B2 JP3451276 B2 JP 3451276B2 JP 01892291 A JP01892291 A JP 01892291A JP 1892291 A JP1892291 A JP 1892291A JP 3451276 B2 JP3451276 B2 JP 3451276B2
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concrete tank
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定義 加藤
修 浅井
康雄 国府田
清一 長谷川
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石川島播磨重工業株式会社
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  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は地下に完全にタンクを埋
設する地下埋設タンクの建設工法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】一般に、LNG,LPG等の低温液化ガ
スは低温タンクに貯蔵されている。この低温タンクとし
ては、地上に設置される地上式タンクと、地下に設置さ
れる地下式タンクとがあり、その地下式タンクは、低温
液化ガスを貯蔵する部分を地下に設置し、屋根部分が地
上に露出している。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、低温タンク
を設置する場合、近年、特に都市部では地価高騰等の影
響により土地を有効に活用するために、低温タンクを埋
設することが提案されている。すなわち、低温タンクを
完全に地下に埋設し、タンクの上方の地上部分を有効に
活用しようとしている。また、上述の地上式や地下式の
既設タンクの上方等をも有効に活用すべく、その既設タ
ンクを埋設することが提案されている。しかし、従来の
タンクの屋根は、タンクの内圧を均等に受けるように金
属屋根でドーム状に形成されているため、この金属屋根
のみでは屋根上の土荷重を支持するのが強度的に難し
い。 【0004】そこで、本発明は、このような事情を考慮
してなされたものであり、その目的は、低温タンクを完
全に埋設することを可能にした地下埋設タンクの建設工
法を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、地下に竪穴を建造し、その竪穴内に有底
筒体状のコンクリート槽体を形成した後、該コンクリー
ト槽体内に屋根がドーム状に形成され低温液化ガスを収
容する内槽を設けると共に、その上方のコンクリート槽
体の側部内側に型枠を設け、該型枠に補強材を連結する
と共に、その補強材を上記コンクリート槽体の周囲に立
設した架構或いは上記コンクリート槽体の側壁部の上方
延長部分に連結して上記型枠を支持した後、コンクリー
ト槽体内の型枠にコンクリートを打設してコンクリート
槽体の上部開口部を覆う強度屋根部材を形成し、その
後、強度屋根部材上に盛土を施して平坦な地表面を形成
するようにしたものである。 【0006】 【作用】地下に建造した竪穴内にコンクリート槽体を形
成することで、この槽体内に内槽を設けられ、かつ内槽
の代わりに既設タンクを配設することもできる。そし
て、その槽体の上部開口部を強度屋根部材で覆うため、
この強度屋根部材上に盛土を施しても、強度屋根部材に
よって土荷重が支持されるので、低温タンクを完全に埋
設することが可能となり、強度屋根部材上の盛土を平坦
な地表面にすれば、タンク上方の地上部分を有効に活用
することが可能となる。また、強度屋根部材を形成する
に際して、コンクリート槽体の側部内側に、型枠を設
け、その型枠を補強材を介して架構或いはコンクリート
槽体側壁部の上方延長部分に支持させた後、型枠にコン
クリートを打設することでコンクリート槽体を型枠の一
部として利用しながら強度屋根部材を形成することがで
きる。 【0007】 【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。 【0008】図1において、1はLNG,LPG等の低
温液化ガスを収容する内槽を示し、この内槽1が地下に
構築されたコンクリート槽体2内に設けられている。 【0009】コンクリート槽体2の上部開口部は、強度
屋根部材3の主たる構成要素であるコンクリート製の平
板状の屋根部4が設けられている。その屋根部4は地面
より低い位置に設けられ、この上に盛土が施されて平坦
な地表面に形成されている。 【0010】コンクリート槽体2の周囲には、屋根部4
より上方に延出されて型枠及び屋根部4を吊る補強材6
が連結される補強柱となる数本の独立した架構(ポー
ル)5が立設され、この架構5の上部が地上に延出され
ている。これら架構5の上部には複数のワイヤ、丸鋼等
の補強材6が連結され、これら補強材6が屋根部4やそ
の型枠(図示せず)に連結されて、型枠及び屋根部4の
耐強度が補強されるようになっている。 【0011】さて、上述のタンクを建設するには、先
ず、地面を掘削し、地下に竪穴を建造する。その竪穴内
に、低温液化ガスを収容する内槽1を据え付けるための
有底筒体状のコンクリート槽体2を形成(建造)する。 【0012】次に、コンクリート槽体2内に内槽1を設
けるか、あるいは内槽1の代わりに既設タンクを移動さ
せて、これをコンクリート槽体2内に配設する。内槽1
或いは既設タンクの屋根はドーム状に形成されている。
また、コンクリート槽体2の周囲の任意の箇所に、独立
した架構(ポール)5を上部が地上に延出するように構
築する。 【0013】次に、コンクリート槽体2の上部開口部を
覆うべく、コンクリート槽体2の側部内側にそこに屋根
部4を形成するための型枠を形成し、この型枠と上記架
構5の上部とを複数のワイヤ,丸鋼等の補強材6で連結
し、その補強材6をコンクリート槽体2の周囲に立設し
た架構5に連結して、型枠を補強材6で支持する。 【0014】そして、コンクリートを打設して屋根部4
内槽1の屋根とは別体で形成する。 【0015】このように、コンクリート槽体2の上部が
コンクリート製の屋根部4で覆われることにより、この
屋根部4上に盛土を施して平坦な地表面を形成しても、
屋根部4によって土荷重が支持されるので、コンクリー
ト槽体2を完全に埋設することができる。これにより、
埋設した低温タンクを建造することができ、タンク上方
の地上部分を有効に活用することが可能となる。 【0016】また、コンクリート槽体2の周囲から上方
に延出して架構5が立設され、型枠が複数の補強材6を
介して架構5で支持されるため、その耐強度が補強され
ている。従って、タンクの直径が大きくなっても、屋根
部4のコンクリート打設時のコンクリート荷重を十分に
型枠で支持することができ、型枠の耐強度の心配なく屋
根部4のコンクリート打設を行えることになる。これに
より、屋根部4の厚さを、単独で屋根部を形成する場合
に比して、薄くすることが可能となる。また、コンクリ
ート槽体2の側部内側に、型枠を設け、その型枠を補強
材6を介して架構5に支持させた後、型枠にコンクリー
トを打設することでコンクリート槽体2を型枠の一部と
して利用しながら屋根部4を形成することができる。さ
らに、コンクリート製の屋根部4形成後、補強材6及び
架構5を除去してもよく、又、架構5等を残してタンク
上方の地上部分を有効に活用する場合に利用してもよ
い。 【0017】さらに、タンクの直径が大きくなった場合
は屋根部やその型枠がかなりの厚みになるが、屋根部4
やその型枠を複数の補強材6で支持しておけば、屋根部
4は土荷重に対し強度的に十分であるので、土荷重を支
持することができる。これにより、屋根部4やその型枠
の厚さを厚くすることなく、大容量の埋設タンクを建造
することができる。また、屋根部4と内槽1の屋根とは
別体で形成されているので、タンク内の冷熱が盛土に伝
わるのを防止できる。 【0018】図2は第2の実施例を示す図で、上記実施
例と異なるところは、屋根部4の耐強度を補強する複数
のワイヤ,丸鋼等の補強材7がコンクリート槽体2の
壁部の上方延長部分に連結されているところである。 【0019】このように構成する場合には、コンクリー
ト槽体2を形成(建造)する際に、その側部上部に補強
材7を連結する連結部8を形成することと、屋根部4の
型枠(図示せず)を形成する際に、この型枠とコンクリ
ート槽体2の側部上部とを補強材7で連結すること以外
は上記実施例とほぼ同様にしてタンクが建造される。こ
れによっても、屋根部4やその型枠が補強材7を介して
コンクリート槽体2の側部に支持されているから上記実
施例と同様な作用効果を奏し、しかも、補強材7がコン
クリート槽体2の側部上部に連結されているため、補強
材7がコンクリート槽体2と共に埋設されるので、補強
材7が地表面に露出することなく完全に埋設され、タン
ク上方の地上部分を一層有効に活用することができる。 【0020】 【0021】 【0022】 【発明の効果】以上要するに本発明によれば、コンクリ
ート槽体内に屋根がドーム状の内槽を設けると共に、
ンクリート槽体の側部内側に、型枠を設け、その型枠を
補強材を介して架構或いはコンクリート槽体側壁部の上
方延長部分に支持させた後、型枠にコンクリート打設す
ることでコンクリート槽体を型枠の一部として利用しな
がら強度屋根部材を形成することができる。さらに、強
度屋根部材及び型枠の耐強度を十分に補強できる。この
強度屋根部材上に盛土を施して平坦な地表面を形成する
ようにしたので、完全に埋設した低温タンクを建造で
き、タンク上方の地上部分を有効に活用できるという優
れた効果を奏する。また、タンク内の冷熱が盛土に伝わ
るのを防止できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1の実施例を示す概略断面図であ
る。 【図2】本発明の第2の実施例を示す概略断面図であ
る。 【符号の説明】 1 内槽 2 コンクリート槽体 3 強度屋根部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 国府田 康雄 東京都江東区豊洲三丁目2番16号 石川 島播磨重工業株式会社 豊洲総合事務所 内 (72)発明者 長谷川 清一 東京都江東区豊洲三丁目2番16号 石川 島播磨重工業株式会社 豊洲総合事務所 内 (56)参考文献 特開 昭56−167996(JP,A) 特開 昭52−30912(JP,A) 特開 昭62−159894(JP,A) 特開 平3−235879(JP,A) 特開 昭61−137973(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F17C 13/08 302 E04H 7/18 302 F17C 3/04

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 地下に竪穴を建造し、その竪穴内に有底
    筒体状のコンクリート槽体を形成した後、該コンクリー
    ト槽体内に屋根がドーム状に形成され低温液化ガスを収
    容する内槽を設けると共に、その上方のコンクリート槽
    体の側部内側に型枠を設け、該型枠に補強材を連結する
    と共に、その補強材を上記コンクリート槽体の周囲に立
    設した架構或いは上記コンクリート槽体の側壁部の上方
    延長部分に連結して上記型枠を支持した後、コンクリー
    ト槽体内の型枠にコンクリートを打設してコンクリート
    槽体の上部開口部を覆う強度屋根部材を形成し、その
    後、強度屋根部材上に盛土を施して平坦な地表面を形成
    するようにしたことを特徴とする地下埋設タンクの建設
    工法。
JP01892291A 1991-02-12 1991-02-12 地下埋設タンクの建設工法 Expired - Lifetime JP3451276B2 (ja)

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