JPH0738233Y2 - 給油装置 - Google Patents

給油装置

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JPH0738233Y2
JPH0738233Y2 JP1989046400U JP4640089U JPH0738233Y2 JP H0738233 Y2 JPH0738233 Y2 JP H0738233Y2 JP 1989046400 U JP1989046400 U JP 1989046400U JP 4640089 U JP4640089 U JP 4640089U JP H0738233 Y2 JPH0738233 Y2 JP H0738233Y2
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重美 小向
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トキコ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、消費税や軽油税等の税率を見込んだ整数金額
分の油量を自動的に給油することにより給油効率の向上
を達成すると共に、将来の税率改定にも対応可能とした
給油装置に関する。
[従来の技術] 従来、例えば自動停止機能付ノズル(オートノズル)を
備えた給油装置では、満タン給油を行う場合、給油作業
者がノズルを車両タンクへセットして給油を開始した
後、ノズルの吐出パイプ先端部に配設された液面検知セ
ンサがタンク内の液面を検知すると、給油が自動的に停
止されるようになっている。
このような給油装置において、給油所内での金銭の授受
を容易にして給油効率を向上させるために、給油金額の
下位桁に端数のない整数金額で給油を自動的に停止させ
る考案を、本出願人は実開昭60-169194号に開示してい
る。
この考案においては、液面センサがタンク内の液面を検
知したときに一旦、給油を停止し、このときの給油金額
が整数金額となる分の油量を演算して、当該油量を給油
した後に給油を終了するようにしている。
[考案が解決しようとする課題] ところで、本年4月から消費税(税率3%)が導入され
たが、給油所の顧客取引においては、いわゆる外税方式
が主流で、上記従来の給油装置においては、整数金額と
なるように給油量を調整しても、金銭授受の際はその整
数金額分に対して消費税が課せられるので、ほとんどの
場合、顧客に対する請求金額の下位桁に端数が生じ、そ
の結果、給油所内での金銭の授受が容易でなくなり、給
油効率が下がってしまうという課題がある。
本考案は前記課題を解決するもので、消費税を含んだと
しても顧客に対する請求金額の下位桁の端数がない整数
金額となるような給油金額で自動的に給油を終了させる
ことができ、給油後の精算作業を能率良く行うことが可
能な給油装置の提供を目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために本考案では、ノズルへ油液を
供給するポンプを制御してノズルのマニュアル操作によ
らずに自動的に車両タンクへ満タン給油を完了させる自
動満タン給油機能を備えた給油装置において、 油の税引単価を安定する税引単価設定手段と、 税率を設定する税率設定手段と、 給油金額において抑制した端数金額の単位を設定する整
数単位設定手段と、 前記ポンプからノズルへ供給される油液の量を計測する
流量計と、 該流量計に付設され、単位流量毎の油液の流れに対応さ
せて流量パルスを出力する流量パルス発信器と、 該流量パルス発信器の流量パルスに基づき給油量を演算
する給油量演算手段と、 該給油量演算手段により演算された給油量と前記税引単
価設定手段に設定されている税率とから税引給油金額を
演算する税引給油金額演算手段と、 該税引給油金額演算手段により演算された税引給油金額
と前記税率設定手段に設定されている税率とから税込給
油金額を演算する税込給油金額演算手段と、 ノズル先端に設けられて、車両タンク内で上昇した油液
の液面を検知する液面検知手段と、 該液面検知手段によって車両タンク内の液面を検知した
ときは、前記ポンプを駆動するためのポンプモータにモ
ータ停止信号を出力するポンプモータ満タン停止制御手
段と、 該ポンプモータ満タン停止制御手段からポンプモータに
モータ停止信号が出力されたとき、前記流量パルス発信
器から出力される流量パルスの状態を監視し、流量パル
スが停止して前記ポンプからノズルへの油液の供給が停
止したことを検知するポンプ停止確認手段とを備え、 前記ポンプモータ満タン停止制御手段からモータ停止信
号が出力され、該ポンプ停止確認手段により前記ポンプ
の停止が確認されたときには、前記税込給油金額演算手
段により演算されている税込給油金額を前記整数単位設
定手段に設定されている整数単位に基づき当該税込給油
金額よりも大きい整数金額を演算して記憶する整数金額
演算記憶手段と、 該整数金額演算記憶手段に記憶された整数金額から前記
税込給油金額演算手段により演算されている税込給油金
額を減算することにより税込給油差額を算出し、当該税
込給油差額を前記税率入力設定手段に設定されている税
率に基づいて税引給油差額に換算する税引給油差額演算
手段と、 該税引給油差額演算手段により演算された税引給油差額
と前記税引単価とに基づき追加給油量を演算して記憶す
る追加給油量演算記憶手段と、 該追加給油量演算記憶手段に記憶された追加給油量を前
記ポンプモータを再駆動して給油するポンプモータ微少
駆動制御手段と、を具備することを特徴とする。
[作用] 本考案の給油装置では、まず、税引単価設定手段にて油
の税引単価を、税率設定手段にて税率を、整数単位設定
手段にて整数単位をそれぞれ設定した後、車両タンクに
対する給油が行われた場合には、流量計に付設された流
量パルス発信器から流量パルスが出力されるとともに、
給油量演算手段では流量パルス発信器から出力された流
量パルスに基づき車両タンクへの給油量を演算する。
また、給油が行われた場合には、税引給油金額演算手段
にて、給油量演算手段により演算された給油量と税引単
価設定手段に設定されている税率とから税引給油金額を
演算するとともに、税込給油金額演算手段にて、税引給
油金額演算手段により演算された税引給油金額と税率設
定手段に設定されている税率とから税込給油金額を演算
する。
一方、液面検知手段によって車両タンク内の液面を検知
したときは、ポンプモータ満タン停止制御手段から、ポ
ンプを駆動するためのポンプモータにモータ停止信号を
出力し、また、ポンプ停止確認手段では、ポンプモータ
満タン停止制御手段からポンプモータにモータ停止信号
が出力されたとき、流量パルス発生器から出力される流
量パルスの状態を監視し、流量パルスが停止してポンプ
からノズルへの油液の供給が停止したことを検知する。
また、整数金額演算記憶手段では、ポンプモータ満タン
停止制御手段からモータ停止信号が出力され、該ポンプ
停止確認手段によりポンプの停止が確認されたときに
は、税込給油金額演算手段により演算されている税込給
油金額を、整数単位設定手段に設定されている整数単位
に基づき当該税込給油金額よりも大きい整数金額を演算
して記憶し、更に、税引給油差額演算手段では、整数金
額演算記憶手段に記憶された整数金額から税込給油金額
演算手段により演算されている税込給油金額を減算する
ことにより税込給油差額を算出し、当該税込給油差額を
税率入力設定手段に設定されている税率に基づいて税引
給油差額に換算し、その後、追加給油量演算記憶手段で
は、税引給油差額演算手段により演算された税引給油差
額と税引単価とに基づき追加給油量を演算して記憶する
とともに、ポンプモータ微少駆動制御手段では、該追加
給油量演算記憶手段に記憶された追加給油量をポンプモ
ータを再駆動して給油する。
すなわち、本考案の給油装置では、ポンプモータ停止時
の給油量と、税引単価設定手段にて設定された税引単価
と、税率設定手段にて設定された税率とに基づいて税込
給油金額を算出した後、該税込給油金額を税込給油金額
よりも大きい整数金額にして、これら税引給油金額と整
数金額との差額分に相当する税引きの追加給油量を計算
し、この追加給油量の給油を上記供給の後に更に追加し
て行うようにしたので、例えば、消費税を含んだとして
も給油金額の下位桁の端数がない整数金額で自動的に給
油を終了させることができる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本実施例の給油装置を示す概略図であり、該給
油装置に配設されたポンプ1はポンプモータ2により駆
動され地下タンク3から油を汲上げるようになってい
る。該ポンプ1が汲上げた油は管路4を介し移送される
と共に、該管路4の途中には給油量を計測する流量計5
が配設され、該流量計5に付設された流量パルス発信器
6は給油量に対応した流量パルスを、給油装置各部を制
御する制御部7へ出力する。前記管路4の油流出側には
ホース8が接続されると共に、ホース先端部にはノズル
9が取付けられ、ノズル掛け10へ着脱可能とされてい
る。該ノズル9の手元には、通常給油時に端数の無い整
数金額分の油量の給油を指示するための整数給油スイッ
チ11が配設される一方、該ノズル9の吐出パイプ9A先端
部には、車両タンク内の液面を検知したとき液面検知信
号を出力する液面検知センサ1が配設されている。
また、前記ノズル掛け10の近傍にはノズルスイッチ13が
配設され、該ノズルスイッチ13は、給油作業開始に伴い
ノズル9をノズル掛け10から外したときはON信号
(“1")を、給油作業終了に伴いノズル掛け10へ戻した
ときはOFF信号(“0")を制御部7へ出力する。該制御
部7は流量パルスに基づき、給油量・後述の各種給油金
額・税引単価・税金等を表示部14へ表示制御するように
なっている。また、給油装置の外壁には、油の税引単価
を設定するための税引単価設定手段15と、端数が生じた
税込給油金額に近い整数金額を求めるために、該税込給
油金額に加算する金額(本実施例では例えば10円に設定
しているが該数値に限定されない)を設定するための整
数単位設定手段16と、税率を設定するための税率設定手
段17とが配設されている。
次に、本実施例の制御系の構成を第2図により説明す
る。
税引単価設定手段15から設定入力した油の税引単価デー
タは、表示部14を構成する税引単価表示器18Aを表示制
御する表示回路18Bと、税引給油金額演算手段23と、追
加給油量設定回路24とへ供給される。流量パルス発信器
6の流量パルスは給油量演算手段25と、流量パルス停止
検知手段26と、行過量演算回路27とへ供給される。前記
給油量演算手段25が流量パルスに基づき演算した給油量
データは、表示部14を構成する給油量表示器19Aを表示
制御する表示回路19Bと、税引給油金額演算手段23とへ
供給される。
前記税引単価設定手段15からの税引単価データ(例えば
本実施例の油の場合123円)と、給油量演算手段25から
の給油量データとに基づき、税引給油金額演算手段23に
より式(税引単価×給油量)として演算された税引給油
金額データは、表示部14を構成する税引給油金額表示器
20Aを表示制御する表示回路20Bと、税込給油金額演算手
段28と、税金演算手段29とへ供給される。税率設定手段
17からの税率データ(例えば消費税3%の場合、0.03)
は、税込給油金額演算手段28と、追加給油量設定回路24
とへ供給される。
前記税引給油金額演算手段23からの税引給油金額データ
と、税率設定手段17からの税率データとに基づき、税込
給油金額演算手段28により、式{税引給油金額×(1+
税率)}として演算された税込給油金額データは、表示
部14を構成する税込給油金額表示器21Aを表示制御する
制御回路21Bと、税金演算手段29と、追加給油量設定回
路24と、整数設定回路30とへ供給される。前記税引給油
金額演算手段23からの税引給油金額データと、税込給油
金額演算手段28からの税込給油金額データとに基づき、
税金演算手段29により式(税込給油金額−税引給油金
額)として演算された税金データは、表示部14を構成す
る税金表示器22Aを表示制御する表示回路22Bへ供給され
る。
また、前記整数給油スイッチ11からの整数給油指示信号
と、液面検知センサ12からの液面検知信号とはオアゲー
ト31の各入力端へ供給され、該オアゲート31からの出力
信号は行過量演算回路27と、整数設定回路30と、ポンプ
モータ通常駆動制御手段32とへ供給される。整数単位設
定手段16からの整数単位データ(例えば10円)は整数設
定回路30へ供給される。
前記流量パルス停止検知手段26は、流量パルス発信器6
からの流量パルスが停止したことを検知したときに、即
ちポンプ1からノズル9への油液が完全に停止したこと
を検知したときには、流量パルス停止信号(“0")を行
過量演算回路27と、整数設定回路30とへ供給するもので
あり、本実施例におけるポンプ停止確認手段を構成して
いる。
前記行過量演算回路27は、給油の進展に伴い液面検知セ
ンサ12から液面検知信号が供給されたとき(又は整数給
油スイッチ11の操作によるON信号が供給されたとき)に
作動し、前記液面検知センサ12の液面検知信号の出力に
伴い停止されたポンプ1のイナーシャ等によって生ずる
行過量を、流量パルス発信器6からの流量パルスに基づ
き演算し、行過量データを限度量チェック回路33へ供給
する一方、流量パルス停止検知手段26からの流量パルス
停止検知信号に基づき行過量の演算を停止する。
前記整数設定回路30は、流量パルス停止検知手段26から
流量パルス停止検知信号と、液面検知センサ12から液面
検知信号(または整数給油スイッチ11からON信号)との
両信号が供給されたとき、税込給油金額演算手段28から
の税込給油金額データと、整数単位設定手段16からの整
数単位データ(例えば10円)とに基づき、税込給油金額
に近い整数金額を演算して設定し、該整数金額データを
追加給油量設定回路24へ供給する。
前記追加給油量設定回路24は、整数設定回路30の整数金
額データから税込給油金額演算手段28の税込給油金額デ
ータを減算して税込給油差額データを演算し、当該税込
給油差額データを税率設定手段15からの税率データを除
算して税引給油差額データを演算してから、当該税引給
油差額データを税引単価設定手段15の税引単価データで
除算して追加給油量を演算して追加給油量データとして
設定し、当該追加給油量データを限度量チェック回路33
と、ポンプモータ微少駆動制御回路34とへ供給する。
また、限度量設定回路35には、追加給油可能量の限度量
(例えば100cc、尚、この限度量は車両の給油口配管部
と該配管部に挿入されるノズル9の吐出パイプ9Aとによ
って形成される空間量を考慮して設定される値である)
が予め設定されている。前記限度量チェック回路33は、
行過量演算回路27からの行過量データと、追加給油量設
定回路24からの追加給油量データとを加算した加算デー
タが、前記限度量設定回路35から読出した限度量データ
以内か否か判定し、限度量データ以内の追加給油可能と
判定したときは駆動許可信号をポンプモータ微少駆動制
御回路34へ供給する。
また、微少給油量/駆動時間記憶回路36には、例えばcc
単位の微少な油量を給油するために要するポンプモータ
2の駆動時間データ(例えばmsec単位)が予め設定記憶
されている。前記ポンプモータ微少駆動制御回路34は、
追加給油量設定回路24から追加給油量データと限度量チ
ェック回路33から駆動許可信号との両方が供給されたと
きは、前記微少給油量/駆動時間記憶回路36から読出し
た駆動時間データに基づく微少駆動信号を、オアゲート
37の第1入力端へ供給する。
また、前記ポンプモータ通常駆動手段32は、液面検知セ
ンサ12から液面検知信号(または整数給油スイッチ11か
らON信号)が供給されたとき、またはノズルスイッチ13
からOFF信号が供給されたときは、ポンプモータ2を停
止させるべく、停止信号をオアゲート37の第2入力端へ
供給し、ノズルスイッチ13からON信号が供給されたとき
は、通常駆動信号をオアゲート37の第2入力端へ供給す
るもので、本実施例におけるポンプモータ満タン停止制
御手段として構成されている。
また、ポンプモータ駆動手段38は、オアゲート37から微
少駆動信号または通常駆動信号が供給されたときは、ポ
ンプモータ2を微少駆動または通常駆動する一方、オア
ゲート37から停止信号が供給されたときは、ポンプモー
タ2を停止する。
また、前記ノズルスイッチ13から供給されるON信号
(“1")に基づき、給油量演算手段25、税引給油金額演
算手段23、税込給油金額演算手段28、税金演算手段29、
表示回路19B・20B・21B・22Bがリセットされ、OFF信号
(“0")に基づき行過量演算回路27、整数設定回路30が
リセットされ次回の給油に備える。
そして、第2図における税引単価設定手段15、流量パル
ス発信器6、整数給油スイッチ11、液面検知センサ12、
整数単位設定手段16、税率設定手段17、ノズルスイッチ
13、表示部14、ポンプモータ2以外の構成要素は、上記
制御部7内に配設されている。
この場合、税率、税引単価(標準単価)、整数単位は各
々、給油作業者により税率設定手段17、税引単価設定手
段17、整数単位設定手段16から予め設定入力されるよう
になっている。
次に、上記構成による本実施例の作用を説明する。
例えば顧客車両へ満タン給油を行う場合、給油作業者が
ノズル掛け10から外したノズル9を車両タンクの給油口
へセットし給油を開始すると、ノズルスイッチ13からON
信号がポンプモータ通常駆動制御手段32へ供給される
と、該制御手段32から通常駆動信号がポンプモータ駆動
手段38へ供給されポンプモータ2が駆動するため、ポン
プ1による地下タンク3からの油の汲上げにより、車両
タンクへの給油が行われる。また、税引単価が表示器18
Aに表示され、給油の進展に伴って流量パルス発信器6
から出力される流量パルスに基づき、給油量演算手段25
により演算された給油量が表示器19Aに表示される。
車両への給油がさらに進展し、液面検知センサ12が車両
タンク内の液面を検知し液面検知信号をポンプモータ通
常駆動制御手段32へ供給すると、該制御手段32から停止
信号がポンプモータ駆動手段38へ供給され、ポンプモー
タ2の駆動が停止するため、ポンプ1による油の汲上げ
が停止し給油が停止される。該給油停止段階で、表示器
19Aに例えば26.68lの給油量が表示されているとする
と、税引給油金額演算手段23によって税引給油金額は32
82円(≒26.68×123)と演算される。
次に、流量パルス停止検知手段26が、流量パルス発信器
6からの流量パルスの出力停止を検知し流量パルス停止
検知信号を出力すると、行過量演算回路27は、上記停止
したポンプ1のイナーシャ等によって生ずる行過量を演
算する。この場合、行過量が例えば30ccとすると、前記
給油量26.68lに行過量30ccを加算した給油量26.71lに相
当する税引給油金額は、税引給油金額演算手段23により
3285円(≒26.71×123)と演算される。更に税込給油金
額演算手段28により税込給油金額3383.55円(≒3285×
1.03)と演算される。
次に、整数設定回路30は、前記流量パルス停止検知信号
と前記液面検知信号の供給に基づき、税込給油金額演算
手段28からの税込給油金額データ3383.55円に整数単位
設定手段16からの整数単位データ(例えば10円)を加算
し、税込給油金額に近い整数金額3390円(≒3383.55+1
0→1円単位以下を切捨て3390とする)を設定する。更
に、前記整数金額3390円から前記税込給油金額3383.55
円を差引いた税込差額6.45円(=3390−3383.55)を演
算し、該税込差額6.45円を税引差額6.26円(≒6.45÷1.
03)に換算した後、税引差額6.26円に相当する追加給油
可能量0.05l(≒6.26÷123)を演算する。
次に、限度量チェック回路33は、前記行過量30ccに前記
追加給油可能量50ccを加算した加算値80ccが、限度量設
定回路35から読出した限度量(100cc)未満か否か判定
する。本実施例の場合は加算値80ccが限度量100cc未満
のため、限度量チェック回路33は駆動許可信号をポンプ
モータ微少駆動制御回路34へ供給する。また、追加給油
量設定回路24は、追加給油量データ(50cc)をポンプモ
ータ微少駆動制御回路34へ供給する。
これにより、ポンプモータ微少駆動制御回路34は、微少
給油量/駆動時間記憶回路36から読出した駆動時間デー
タに基づく微少駆動信号を、オアゲート37の第1入力端
へ供給するため、ポンプモータ駆動手段38はポンプモー
タ2を微少駆動し、追加給油量50ccを車両タンクへ追加
給油する。これにより、満タン給油が終了する。
他方、行過量に追加給油可能量を加算した加算値が限度
量100ccを越えている場合は、追加給油を行わず満タン
給油を終了する。
尚、この間、税引給油金額演算手段23により演算された
税引給油金額が表示器20Aに、税込給油金額演算手段28
により演算された税込給油金額が表示器21Aに、税金演
算手段29により演算された税金が表示器22Aに各々表示
される。
即ち、本実施例によれば、満タン給油を行う場合、消費
税等の税率を見込んだ整数金額分の油量を自動的に給油
するため、給油効率の向上を達成することができる。
[変形例] 上記実施例では、油種を限定せずに説明したが、例
えば軽油を給油する場合には、油単価から軽油税を差引
いた単価に基づき消費税を見込んだ単価を算出し、該単
価に軽油税を加算した単価を求め、該加算単価に給油量
を乗算して税込給油金額を演算する。そして、税込給油
金額に近い整数金額から該税込給油金額を差引いた差額
を、前記加算単価により除算して求めた油量が限度量以
内か否かを判定し、追加給油処理を行えばよい。
上記実施例では、満タン給油を行う場合に液面検知
センサ12から出力される液面検知信号に基づき給油制御
を行ったが、通常給油を行う場合には整数給油スイッチ
11をON操作すれば、上記実施例と同様の給油制御により
整数金額分の油量を自動的に給油することが可能であ
る。
上記実施例では、給油停止手段としてポンプモータ
2を停止させる例について述べたが、これに限らず、管
路4又はホース8の途中に電磁弁を設け、ポンプモータ
通常駆動制御手段32からの停止信号に基づき閉弁するよ
うにしてもよい。
上記実施例では、各種設定手段15、16、17は給油装
置の外壁に設けたものとして説明したが、これに限ら
ず、外壁から離間した場所に設けてもよい。設定手段の
一例としては、テンキー等の入力に基づいてその設定値
を記憶するメモリとして構成することができる。加え
て、税引単価データの設定入力は顧客の有する給油カー
ドの読込みに基づいて行ってもよい。
上記実施例では、表示器18A〜22Aを設けたが、必要
に応じて金額表示に関する表示器18A、20A〜22Aを共用
化若しくは省略するようにしてもよい。例えば、表示器
20A〜22Aを一つとし、必要な項目を選択的に表示し得る
ようにしてもよい。また、表示器18Aについても給油開
始時のみ税引単価を表示して給油開始後は他の表示項目
を表示させるようにしてもよい。
[考案の効果] 以上詳細に説明したように本考案の給油装置では、ポン
プモータ停止時の給油量と、税引単価設定手段にて設定
された税引単価と、税率設定手段にて設定された税率と
に基づいて税込給油金額を算出した後、該税込給油金額
を税込給油金額よりも大きい整数金額にして、これら税
込給油金額と整数金額との差額分に相当する税引きの追
加給油量を計算し、この追加給油量の給油を上記給油の
後に更に追加して行うようにしたので、例えば、消費税
を含んだとしても顧客に対する請求金額の下位桁の端数
がない給油金額で自動的に給油を終了させることがで
き、給油後の精算作業を能率良く行うことが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による給油装置の構成を示す
概略図、第2図は本実施例の給油装置の制御系の構成を
示すブロック図である。 1……ポンプ、2……ポンプモータ、6……流量パルス
発信器、12……液面検知センサ(液面検知手段)、15…
…税引単価設定手段、16……整数単位設定手段、17……
税率設定手段、24……追加給油量設定回路(税引給油差
額演算手段/追加給油量演算記憶手段)、26……流量パ
ルス停止検知手段(ポンプ停止確認手段)、28……税込
給油金額演算手段(税込給油金額演算記憶手段)、30…
…整数設定回路(整数金額演算記憶手段)、32……ポン
プモータ通常駆動制御手段(ポンプモータ満タン停止制
御手段)、34……ポンプモータ微少駆動制御回路(ポン
プモータ微少駆動制御手段)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ノズルへ油液を供給するポンプを制御して
    ノズルのマニュアル操作によらずに自動的に車両タンク
    への満タン給油を完了させる自動満タン給油機能を備え
    た給油装置において、 油の税引単価を設定する税引単価設定手段と、 税率を設定する税率設定手段と、 給油金額において抑制した端数金額の単位を設定する整
    数単位設定手段と、 前記ポンプからノズルへ供給される油液の量を計測する
    流量計と、 該流量計に付設され、単位流量毎の油液の流れに対応さ
    せて流量パルスを出力する流量パルス発信器と、 該流量パルス発信器の流量パルスに基づき給油量を演算
    する給油量演算手段と、 該給油量演算手段により演算された給油量と前記税引単
    価設定手段に設定されている税率とから税引給油金額を
    演算する税引給油金額演算手段と、 該税引給油金額演算手段により演算された税引給油金額
    と前記税率設定手段に設定されている税率とから税込給
    油金額を演算する税込給油金額演算手段と、 ノズル先端に設けられて、車両タンク内で上昇した油液
    の液面を検知する液面検知手段と、 該液面検知手段によって車両タンク内の液面を検知した
    ときは、前記ポンプを駆動するためのポンプモータにモ
    ータ停止信号を出力するポンプモータ満タン停止制御手
    段と、 該ポンプモータ満タン停止制御手段からポンプモータに
    モータ停止信号が出力されたとき、前記流量パルス発信
    器から出力される流量パルスの状態を監視し、流量パル
    スが停止して前記ポンプからノズルへの油液の供給が停
    止したことを検知するポンプ停止確認手段とを備え、 前記ポンプモータ満タン停止制御手段からモータ停止信
    号が出力され、該ポンプ停止確認手段により前記ポンプ
    の停止が確認されたときには、前記税込給油金額演算手
    段により演算されている税込給油金額を前記整数単位設
    定手段に設定されている整数単位に基づき当該税込給油
    金額よりも大きい整数金額を演算して記憶する整数金額
    演算記憶手段と、 該整数金額演算記憶手段に記憶された整数金額から前記
    税込給油金額演算手段により演算されている税込給油金
    額を減算することにより税込給油差額を算出し、当該税
    込給油差額を前記税率入力設定手段に設定されている税
    率に基づいて税引給油差額に換算する税引給油差額演算
    手段と、 該税引給油差額演算手段により演算された税引給油差額
    と前記税引単価とに基づき追加給油量を演算して記憶す
    る追加給油量演算記憶手段と、 該追加給油量演算記憶手段に記憶された追加給油量を前
    記ポンプモータを再駆動して給油するポンプモータ微少
    駆動制御手段と、を具備することを特徴とする給油装
    置。
JP1989046400U 1989-04-20 1989-04-20 給油装置 Expired - Lifetime JPH0738233Y2 (ja)

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JPS60169194U (ja) * 1984-04-20 1985-11-09 トキコ株式会社 給油装置
JPS63217495A (ja) * 1987-03-06 1988-09-09 株式会社日立製作所 販売時点管理システム

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