JPH0738230Y2 - 液圧機器用作動液充填治具 - Google Patents

液圧機器用作動液充填治具

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JPH0738230Y2
JPH0738230Y2 JP1988063276U JP6327688U JPH0738230Y2 JP H0738230 Y2 JPH0738230 Y2 JP H0738230Y2 JP 1988063276 U JP1988063276 U JP 1988063276U JP 6327688 U JP6327688 U JP 6327688U JP H0738230 Y2 JPH0738230 Y2 JP H0738230Y2
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Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、液圧機器用作動液充填治具に関し、特に自動
車の組立ラインにおけるブレーキ液の自動注入に用いて
好適な充填治具に関する。
〔従来の技術〕
従来、乗用車の組立ラインにおいて、ブレーキ液圧系へ
のブレーキ液の充填は、注入ガンを用いて手動で行なわ
れており、リザーバタンクの中へブレーキ液充填用の治
具を挿入し、同治具を介して液圧系全体の真空引きを行
った後に、治具内の回路を切換えて、ブレーキ液を充填
する操作が行なわれている。
第2図は、このような操作に用いられるブレーキ液充填
用治具1のリザーバタンク2への挿入状態を示すもの
で、リザーバタンク2内周壁と治具1外周面との間の密
封は作動液注入管5のOリング装着溝3に装着された2
段Oリング4により行なわれている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、従来のブレーキ液充填用治具では、次のよう
な問題点がある。
(1) 充填治具の挿脱のたびに密封用Oリングがリザ
ーバタンク内周壁面と摺動するため、Oリングの摩耗が
はげしく、耐久性が劣る。
(2) 充填治具とリザーバタンクとの間の密封がOリ
ングの弾性圧縮のみに依存するため、気密精度が低い。
(3) 充填治具とリザーバタンクとの芯合わせが完全
でないと充分な密封が行なわれないため、精密な芯合わ
せ精度が要求され、機械による自動化が困難である。
すなわち、一般にロボットを利用して作動液の充填を行
なう場合には、予めロボットに取り付けた作動液充填治
具の移動経過をロボットに教示しておき、作動液を注入
すべきワークが所定位置に搬入されると、ロボットは上
記移動経路でワークの作動液注入口に作動液充填治具の
液注入管をセットする。この作動において、ロボットは
規定位置に正確に液注入管を移動させるが、ワークには
製造上の寸法誤差が含まれているため、ロボット側の液
注入管とワーク側の作動液注入口との相対位置は必ずし
も所望の位置関係とはならない。
本考案は、上述の問題点の解決をはかろうとするもの
で、ロボット側の液注入管とワーク側の作動液注入口と
の相対位置がずれた場合にも、液注入管が作動液注入口
の位置に応じて自動的に調芯作動すると共に、液注入管
と作動液注入口との間を確実にシールし液充填時に作動
液が外部へ流出することを確実に抑えることができる作
動液充填治具を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、本考案の液圧機器用作動液
充填治具は、液圧機器の作動液注入口に挿入される作動
液充填治具において、ロボットの先端に取付けられる液
充填治具本体と、同液充填治具本体に一平面内で移動可
能に支持された自動調芯支持部材と、同自動調芯支持部
材に一体的に設けられ同支持部材の移動する一平面に直
交する方向に延びる延出部を有する中空軸形状からなり
上記作動液注入口へ作動液を注入可能な液注入管と、同
液注入管の上記延出部の外周を包囲し密閉された環状の
空気室を形成するとともに、上記作動液注入口の内周面
に密着可能な可撓壁と、上記自動調芯支持部材に形成さ
れて上記空気室に圧縮空気を導入しうる圧縮空気導入管
とから構成されていることを特徴としている。
〔作用〕
上述の本考案の液圧機器用作動液充填治具では、作動液
注入管の作動液注入口への挿入に際して、可撓壁の外径
は、空気室の排気により作動液注入口の内径に比べて十
分小さい直径に縮小していて作動液注入口と可撓壁との
摺動を防ぐ作用が行なわれ、挿入後の作動液注入時に
は、可撓壁の外径は、圧縮空気導入管を介して空気室に
導入された圧縮空気により膨張して、作動液注入口と可
撓壁とが密着して両者の間に気密保持作用が生じる。こ
の際、可撓壁の外周面が作動液注入口の内周面に接触す
る反力で自動調芯支持部材が移動して自動的に芯位置の
修正が行なわれる。
作動液注入後の抜き取り時には、再び挿入の際と同様の
摺動を防ぐ作用が行なわれる。
〔実施例〕
以下、図面により本考案の一実施例としての液圧機器用
作動液充填治具について説明すると、第1図はその先端
構造を示す断面図であり、(a)はリザーバタンクへの
挿入前、(b)は同じく挿入後のブレーキ液充填時を示
している。
第1図(a)に示すように、この実施例の液圧機器用作
動液充填治具はロボットの先端に取付けられるものであ
って、自動車における液圧機器としてのブレーキ液圧系
統の作動液注入口としてのリザーバタンク2に挿入され
る作動液充填治具において、液充填治具本体1と、同液
充填治具本体1に一平面内で移動可能に支持された自動
調芯支持部材1′と、同自動調芯支持部材1′に一体的
に設けられ同支持部材の移動する一平面に直交する方向
に延びる延出部5aを有する中空軸形状からなり上記作動
液注入口へ作動液を注入可能な液注入管5とをそなえる
とともに、液注入管5の延出部5aを取り囲むように配設
されてリザーバタンク2の内周面に密着しうるシールリ
ップ6′を外周面に有するとともに、液注入管5の延出
部5aの外周面との間に密閉された環状の空気室9を形成
する可撓壁6とをそなえ、さらに空気室9へ圧縮空気を
導入しうる圧縮空気導入管7が自動調芯支持部材1′に
形成されている。
なお、第1図(a)において、符号8は自動調芯支持部
材1′を治具本体に一平面内での移動を可能に支持する
ラジアルスライドベアリングを示している。
本考案の一実施例としての液圧機器用作動液充填治具
は、上述のごとく構成されているので、液充填治具本体
1のリザーバタンク2への挿入前は、空気室9内に圧力
が作用していないため可撓壁6の外径は縮小状態にあ
る。したがって、可撓壁6の外周面とリザーバタンク2
の内周面との間には十分な間隙があり、第1図(a)に
示すようにリザーバタンク2の軸芯と液充填治具本体1,
液注入管5の芯がずれていても可撓壁6がリザーバタン
ク2の内周面上を摺動することなくリザーバタンク2内
に挿入できる。
そこで、圧縮空気導入管7を介して空気室9に圧縮空気
を供給すると、空気室9内の圧力上昇により可撓壁6が
膨張し、第1図(b)に示すように、可撓壁6の外周面
がリザーバタンク2の内周面に接触し、反力で自動調芯
支持部材1′がラジアルスライドベアリング8に支承さ
れて自由に一平面内を移動し、自動的に芯位置を修正
し、可撓壁6の外周とリザーバタンク2の内周との間に
十分な気密状態を形成して位置決めされる。その際ラジ
アルスライドベアリング8は自動調芯支持部材1′の液
充填治具本体1に対する円滑な移動を確保するよう作用
する。
次いで、従来の操作と同様に液注入管5を介して液圧ブ
レーキ系統内の真空引きが行なわれ、この際シールリッ
プ6′はリザーバタンク2内の真空と、外部の大気圧と
の差圧で強固にリザーバタンク2の内周面に圧接され、
気密が一層確保される。その際に、ブレーキ液の充填が
行なわれる。
ブレーキ液の充填が完了すると、空気室9内の空気圧は
圧縮空気導入管7を介して解放され、可撓壁6は背圧を
失って収縮する。そして、液充填治具本体1がロボット
の動きにつれてリザーバタンク2から引出されるが、そ
の際リザーバタンク2と可撓壁6との間には十分な間隙
が確保されているので、可撓壁6はリザーバタンク2に
摺動することなく引出される。
以上、本考案の一実施例について詳述したが、本考案は
上述の実施例のみに限定されるものではなく、ブレーキ
液の充填に限らず、クラッチ液等の油脂類の充填や、ラ
ジエター液の充填にも適用可能であり、液圧装置一般に
適用可能なものである。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案の液圧機器用作動液充填治
具によれば、次のような効果ないし利点が得られる。
(1) 自動調芯作用を行なう自動調芯支持部材と膨張
収縮する可撓壁との協同作用により、作動液充填治具と
液圧機器の作動液注入口との間の調芯および密封が、確
実に行なわれるので、治具と注入口との芯合わせがラフ
でも十分な気密保持効果が得られる。
(2) シール部材としての可撓壁が作動液注入口と摺
動することがないので、シール構造の耐久性を向上させ
ることができる。
(3) 可撓壁で形成される空気室は環状に形成されて
いるため、圧縮空気が導入されると作動液注入口の内周
面に作用する密着力は全周ほぼ均等な押圧力となりシー
ル性においても良好な作用効果が得られる。
(4) 治具と注入口とのラフな芯合わせでも十分な気
密保持が可能なため、ロボットへの適用が可能となり、
充填操作の自動機械化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例としての液圧機器用作動液充
填治具の先端構造を示すもので、(a)はそのリザーバ
タンクへの挿入前の断面図、(b)は同じく挿入後のブ
レーキ液充填時の断面図であり、第2図は従来のブレー
キ液充填治具の断面図である。 1……液充填治具本体、1′……自動調芯支持部材、2
……作動液注入口としてのリザーバタンク、5……液注
入管、5a……液注入管の延出部、6……可撓壁、7……
圧縮空気導入管、9……空気室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】液圧機器の作動液注入口に挿入される作動
    液充填治具において、 ロボットの先端に取付けられる液充填治具本体と、 同液充填治具本体に一平面内で移動可能に支持された自
    動調芯支持部材と、 同自動調芯支持部材に一体的に設けられ同支持部材の移
    動する一平面に直交する方向に延びる延出部を有する中
    空軸形状からなり上記作動液注入口へ作動液を注入可能
    な液注入管と、 同液注入管の上記延出部の外周を包囲し密閉された環状
    の空気室を形成するとともに、上記作動液注入口の内周
    面に密着可能な可撓壁と、 上記自動調芯支持部材に形成されて上記空気室に圧縮空
    気を導入しうる圧縮空気導入管とから構成されているこ
    とを特徴とする、液圧機器用作動液充填治具。
JP1988063276U 1988-05-13 1988-05-13 液圧機器用作動液充填治具 Expired - Lifetime JPH0738230Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH01168499U JPH01168499U (ja) 1989-11-28
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5494622U (ja) * 1977-12-16 1979-07-04
JPS60161099U (ja) * 1984-04-04 1985-10-25 富士重工業株式会社 気密保持構造

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JPH01168499U (ja) 1989-11-28

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