JPH0738039Y2 - 自動車のコンソール - Google Patents

自動車のコンソール

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JPH0738039Y2
JPH0738039Y2 JP10687389U JP10687389U JPH0738039Y2 JP H0738039 Y2 JPH0738039 Y2 JP H0738039Y2 JP 10687389 U JP10687389 U JP 10687389U JP 10687389 U JP10687389 U JP 10687389U JP H0738039 Y2 JPH0738039 Y2 JP H0738039Y2
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JP
Japan
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console
brake lever
notch
cover
side brake
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JP10687389U
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JPH0345361U (ja
Inventor
博文 斎藤
Original Assignee
森六株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 A.考案の目的 (1)産業上の利用分野 本考案は、自動車のフロアに、運転者及び助手席間にお
いて設置されるコンソールに関し、特にサイドブレーキ
レバーに隣接して設置される、開放面を下方へ向けた横
断面チャンネル形のコンソールであって、硬質のコンソ
ール本体と、このコンソール本体の外表面を被覆する可
撓性の表皮とからなるものの改良に関する。
(2)従来の技術 一般に、コンソールの一側には、運転者によって操作さ
れるサイドブレーキレバーが配置される。
(3)考案が解決しようとする課題 ところがコンソールの一側にサイドブレーキレバーを単
純に並設した場合には、該ブレーキレバーやその支持ブ
ラケットが全体的にコンソール側方の車室内に大きく張
り出してしまい、それだけ車室空間が狭くなる不都合が
ある。
そこで斯かる不都合を解消するために、例えばコンソー
ルの一側壁に、前記ブレーキレバーの下端部および支持
ブラケットの基部を受容する切欠を設けることが考えら
れが、その場合には、回動するブレーキレバーがコンソ
ール側壁と干渉しないように上記切欠は比較的大きく形
成しなければならず、その切欠がコンソールの美観を損
じてその商品性を低下させるといった、第2の不都合が
ある。
更に前記第2の不都合を解消するために、例えば前記切
欠の開口部を専用カバーで覆うことも考えられるが、そ
の場合には、専用カバーの特設によりそれだけ部品点数
が増加し組付け工程も複雑化してコストが嵩み、また前
記カバーが硬いとブレーキレバーの下端部と該カバーと
の干渉によりレバーの操作性が損なわれる、といった第
3の不都合がある。
本考案は、かかる事情に鑑みてなされたもので、前記不
都合全部を一挙に解消することができる、自動車のコン
ソールを提供することを目的とする。
B.考案の構成 (1)課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本考案は、コンソール本体
の一側壁に、サイドブレーキレバーの下端部及びその支
持ブラケットの基部をコンソール内に突入させる切欠を
設け、この切欠を覆うカバーを表皮の延長部で構成した
ことを特徴とする。
(2)作用 上記構成によれば、コンソール本体側壁の切欠を通して
ブレーキレバーの下端部及び支持ブラケットの基部をコ
ンソール内に突入させ得て、ブレーキレバー及びコンソ
ールの近接配置を可能にし、ブレーキレバー及び支持ブ
ラケットの、コンソール側方への張出しが極力抑えられ
る。
また上記切欠の特設によるも、それはカバーで覆われて
いるので、コンソールの美観を損じない。しかも上記カ
バーは、コンソール本体の外表面を被覆する可撓性表皮
の延長部で構成されることから、該カバーの特設による
もの部品点数を増やしたり或いは組付工程を特別に複雑
化したりする恐れはない。更に上記カバーは可撓性を有
することから、ブレーキレバーの回動によりその下端部
が前記切欠内を移動するときでも、その移動に応じてカ
バーは抵抗なく変形してブレーキレバーの作動を妨げな
い。
(3)実施例 以下、図面により本考案の一実施例について説明する。
先ず第1図及び第2図において、自動車のフロア1中央
には、運転席及び助手席間を走るフロアトンネル1aが形
成されており、このフロアトンネル1aの上面にコンソー
ル2及びサイドブレーキレバー3が隣接して設置され
る。
コンソール2は横断面チャンネル形をなしていて、その
開放面を下向きにしてフロアトンネル1a上の図示しない
ブラケットにねじ止めされる。このコンソール2は硬質
合成樹脂製のコンソール本体4と、その外表面を被覆す
る可撓性の表皮5とからなっている。図示例では、コン
ソール本体4は硬質ポリウレタン発泡体で構成され、表
皮5は、塩化ビニル製シート5aに硬質塩化ビニル発泡体
製のクッションシート5bを裏張りして構成される。
コンソール2の成形に際しては、第3図に示すように、
予めコンソール2の外形に合せて成形された表皮5を成
形型D1,D2にセットし、これら成形型D1,D2内のキャビ
ティで硬質ポリウレタンを発泡、固化させてコンソール
本体4を成形すると共に、これをクッションシート5bに
融着させるものである。
再び第1及び第2図に戻り、コンソール2の運転席側側
壁にはサイドブレーキレバー3を受容する凹部6が形成
される。この凹部6において、コンソール本体4の側壁
に切欠7が設けられ、この切欠7を覆うカバー8が表皮
5の延長部で構成される。
上記切欠7は、第3図に示すようにコンソール2の成形
時に形成される。このとき、切欠7を覆うカバー8は可
撓性であるから、成形型D1,D2によりどのように曲げら
れても差支えない。
一方、サイドブレーキレバー3は、フロアトンネル1a上
にボルト9で固着された支持ブラケット10に前後方向回
動可能に軸支される。その際、支持ブラケット10は、ボ
ルト9で固着される基部が上記切欠7を通してコンソー
ル2内に突入するように配置される。またサイドブレー
キレバー3は、その下端部が上記切欠7に臨むように運
転席側へ傾けて配置される。
このサイドブレーキレバー3のグリップ部3aはコンソー
ル2上方へ突出しており、また図示しない下部の作動腕
部には、コンソール2内を通ってパーキングブレーキに
連なるブレーキワイヤが接続されている。而して、グリ
ップ部3aを握ってサイドブレーキレバー3を後方へ回動
することによりパーキングブレーキを作動することがで
きる。
尚、図中11はサイドブレーキレバー3の、グリップ部3a
より下方部分を覆うブーツである。次にこの実施例の作
用について説明する。
サイドブレーキレバー3はコンソール2側壁の凹部6に
受容されるので、コンソール2側方へのサイドブレーキ
レバー3の突出を無くし、若しくは少なくすることがで
きる。更にサイドブレーキレバー3の下端部及び支持ブ
ラケット10の基部をコンソール本体4側壁の切欠7を通
してコンソール2内に突入させているので、サイドブレ
ーキレバー3のコンソール2への一層の近接配置が可能
となる。このようにして、限られた車室空間において、
運転席空間の拡大が図られる。
しかも上記切欠7は表皮5と一体のカバー8で覆われて
いるので、極めて簡単な構造でコンソール2の美観を保
つことができる。
また上記カバー8は、切欠7を覆うことからサイドブレ
ーキレバー3に常時接することになるが、可撓性の該カ
バー8はサイドブレーキレバー3の回動に応じて自由に
変形し得るので、該レバー3の作動を何等妨げない。
C.考案の効果 以上のように本考案によれば、コンソール本体の一側壁
に、サイドブレーキレバーの下端部及びその支持ブラケ
ットの基部をコンソール内に突入させる切欠を設けたの
で、ブレーキレバー及び支持ブラケットの、コンソール
側方への張出しを極力抑えることができ、それだけ車室
空間の有効利用を図ることができる。
また前記切欠をカバーで覆うようにしたので、該切欠の
特設によってもコンソールの美観を損じることはなく、
その商品性が低下する恐れはない。しかも上記カバー
を、コンソール本体の外表面を被覆する可撓性表皮の延
長部で構成したので、該カバーの特設によっても部品点
数を増やしたり或いは組付工程を特別に複数化したりす
ることはなく、コスト増加が効果的に抑えられる。更に
上記カバーは可撓性を有することから、ブレーキレバー
の回動によりその下端部が前記切欠内を移動するときで
も、その移動に応じてカバーは抵抗なく変形し、従って
ブレーキレバーの操作性がカバーのために恐れはない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は自動車
のフロア上に設置されたコンソール及びサイドブレーキ
レバーの斜視図、第2図は第1図のII−II線断面図、第
3図はコンソールの成形方法を示す断面図である。 1……フロア、2……コンソール、3……サイドブレー
キレバー、4……コンソール本体、5……表皮、6……
凹部、7……切欠、8……カバー、10……支持ブラケッ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車のフロア(1)にサイドブレーキレ
    バー(3)に隣接して設置される、開放面を下方へ向け
    た横断面チャンネル形のコンソール(2)であって、硬
    質のコンソール本体(4)と、このコンソール本体
    (4)の外表面を被覆する可撓性の表皮(5)とからな
    るものにおいて、 コンソール本体(4)の一側壁に、サイドブレーキレバ
    ー(3)の下端部及びその支持ブラケット(10)の基部
    をコンソール(2)内に突入させる切欠(7)を設け、
    この切欠(7)を覆うカバー(8)を表皮(5)の延長
    部で構成したことを特徴とする、自動車のコンソール。
JP10687389U 1989-09-12 1989-09-12 自動車のコンソール Expired - Lifetime JPH0738039Y2 (ja)

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JP10687389U JPH0738039Y2 (ja) 1989-09-12 1989-09-12 自動車のコンソール

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JP10687389U JPH0738039Y2 (ja) 1989-09-12 1989-09-12 自動車のコンソール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0345361U JPH0345361U (ja) 1991-04-26
JPH0738039Y2 true JPH0738039Y2 (ja) 1995-08-30

Family

ID=31655593

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JP10687389U Expired - Lifetime JPH0738039Y2 (ja) 1989-09-12 1989-09-12 自動車のコンソール

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JPH0617003U (ja) * 1992-06-12 1994-03-04 スタンレー電気株式会社 車両用前照灯の電球取付部

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JPH0345361U (ja) 1991-04-26

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