JPH0737912Y2 - 筆記用シートパネル - Google Patents
筆記用シートパネルInfo
- Publication number
- JPH0737912Y2 JPH0737912Y2 JP1986161552U JP16155286U JPH0737912Y2 JP H0737912 Y2 JPH0737912 Y2 JP H0737912Y2 JP 1986161552 U JP1986161552 U JP 1986161552U JP 16155286 U JP16155286 U JP 16155286U JP H0737912 Y2 JPH0737912 Y2 JP H0737912Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- writing
- sheet
- panel
- curable resin
- sheet panel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Drawing Aids And Blackboards (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、筆記用シートパネルに関し、更に詳しくは鉛
筆、ボールペン、水性フェルトペン、油性フェルトペン
等により筆記した文字や記号等が、消しゴムにより容易
に消去でき、且つ再筆記可能な筆記用シートパネルを提
供するものである。
筆、ボールペン、水性フェルトペン、油性フェルトペン
等により筆記した文字や記号等が、消しゴムにより容易
に消去でき、且つ再筆記可能な筆記用シートパネルを提
供するものである。
(従来の技術) 従来、筆記用シートの大部分は紙であり、このような紙
は鉛筆によれば容易に筆記でき且つ消しゴムによって容
易に消去ができるが、ボールペン、水性ペン、油性ペン
等の液状インキによる筆記文字等は消しゴムでは消去が
困難である。
は鉛筆によれば容易に筆記でき且つ消しゴムによって容
易に消去ができるが、ボールペン、水性ペン、油性ペン
等の液状インキによる筆記文字等は消しゴムでは消去が
困難である。
紙以外の筆記用シートとしては、一部の用途でポリエス
テルシートの如きプラスチックシートも使用されてい
る。例えば、ビジネス用電話機、レジスター、民生用電
話機、ファックス、ワープロ、パソコン等の各種事務機
器の表示パネル部分やファンクションキーの部分には、
電話番号、各種メモ等を表示するための、嵌込み型等の
筆記用シートパネルが備えられ、これらが交換可能に取
付けられている場合が多い。
テルシートの如きプラスチックシートも使用されてい
る。例えば、ビジネス用電話機、レジスター、民生用電
話機、ファックス、ワープロ、パソコン等の各種事務機
器の表示パネル部分やファンクションキーの部分には、
電話番号、各種メモ等を表示するための、嵌込み型等の
筆記用シートパネルが備えられ、これらが交換可能に取
付けられている場合が多い。
これらの筆記用シートパネルは、水性ペンや油性ペンで
も筆記できるように多くの場合はプラスチックシートを
基材としている。
も筆記できるように多くの場合はプラスチックシートを
基材としている。
(考案が解決しようとしている問題点) 上記の如き筆記用シートパネルがプラスチックシートで
ある場合には、油性ペンでは筆記可能であるが、一般に
水性ペンではインキをはじき、筆記が困難であり、また
鉛筆の場合にもすべり過ぎて筆記が困難であるという問
題がある。また同時に油性ペンの場合には、筆記された
文字等を簡便な消しゴム等で消去することができず、そ
のため消去には有機溶剤等が必要とされ、有機溶剤を使
用すると、この有機溶剤によって機器のキーボード表面
やハウジング部分等が損なわれる恐れがある。また有機
溶剤は一般に可燃性であるため危険である。
ある場合には、油性ペンでは筆記可能であるが、一般に
水性ペンではインキをはじき、筆記が困難であり、また
鉛筆の場合にもすべり過ぎて筆記が困難であるという問
題がある。また同時に油性ペンの場合には、筆記された
文字等を簡便な消しゴム等で消去することができず、そ
のため消去には有機溶剤等が必要とされ、有機溶剤を使
用すると、この有機溶剤によって機器のキーボード表面
やハウジング部分等が損なわれる恐れがある。また有機
溶剤は一般に可燃性であるため危険である。
このような欠点を解決する方法としては、粘着ラベル等
を使用することもあるが、このような粘着ラベルを繰返
し使用すると、粘着剤が、機器の粘着部分に残り、そこ
に埃等が付着して機器の外観を著しく損ねるという問題
が生じている。
を使用することもあるが、このような粘着ラベルを繰返
し使用すると、粘着剤が、機器の粘着部分に残り、そこ
に埃等が付着して機器の外観を著しく損ねるという問題
が生じている。
従って、鉛筆、水性ペンおよび油性ペン等のいずれによ
っても良好な筆記が可能で、且つ一般の消しゴム等でも
容易に消去でき、繰返し筆記が可能な筆記用シートパネ
ルが要望されている。
っても良好な筆記が可能で、且つ一般の消しゴム等でも
容易に消去でき、繰返し筆記が可能な筆記用シートパネ
ルが要望されている。
(問題点を解決するための手段) 本考案者は上述の如き従来技術の要望に応えるべく鋭意
研究の結果、プラスチックシート等の基材シートの表面
に微小凹凸形状を設けることによって、鉛筆のすべり過
ぎを無くして鉛筆筆記を可能にするとともに、その表面
の表面ぬれ張力を特定の値に調整するときは、水性ペン
による筆記も可能となり、その上、このような微小凹凸
形状と表面ぬれ張力とによって筆記文字や記号等が一般
の消しゴムによって容易に且つきれいに消去でき、繰返
し筆記および消去が可能なことを知見して本考案を完成
した。
研究の結果、プラスチックシート等の基材シートの表面
に微小凹凸形状を設けることによって、鉛筆のすべり過
ぎを無くして鉛筆筆記を可能にするとともに、その表面
の表面ぬれ張力を特定の値に調整するときは、水性ペン
による筆記も可能となり、その上、このような微小凹凸
形状と表面ぬれ張力とによって筆記文字や記号等が一般
の消しゴムによって容易に且つきれいに消去でき、繰返
し筆記および消去が可能なことを知見して本考案を完成
した。
すなわち、本考案は、事務機器の入力パネル部分に嵌込
むシートパネルであって、該シートパネルには上記入力
パネルの押しボタン又は押しキーに対応する孔と該孔以
外の部分に筆記具による筆記領域を設けてなり、該筆記
領域はプラスチックシート又はプラスチック層を有する
基材シート表面が、硬化性樹脂からなるピッチ幅が1〜
100μmの微小凹凸形状を有し且つその表面の表面濡れ
張力が38dyne/cm以上56dyne/cm以下に調整されているこ
とを特徴とする筆記可能で且つ筆記文字が消しゴムで消
去可能なシートパネルである。
むシートパネルであって、該シートパネルには上記入力
パネルの押しボタン又は押しキーに対応する孔と該孔以
外の部分に筆記具による筆記領域を設けてなり、該筆記
領域はプラスチックシート又はプラスチック層を有する
基材シート表面が、硬化性樹脂からなるピッチ幅が1〜
100μmの微小凹凸形状を有し且つその表面の表面濡れ
張力が38dyne/cm以上56dyne/cm以下に調整されているこ
とを特徴とする筆記可能で且つ筆記文字が消しゴムで消
去可能なシートパネルである。
次に本考案を本考案の一実施態様を図解的に示す添付図
面を参照して更に具体的に説明する。
面を参照して更に具体的に説明する。
第1図は、プッシュホンの押しボタン有する面にはめ込
んで、ファンクショナルキー(例えば、特定の電話先の
番号等を記憶させたボタン)の機能をメモでき、且つそ
れらのメモが繰返し筆記および消去できる本考案の筆記
用シートパネルの平面を示す図である。
んで、ファンクショナルキー(例えば、特定の電話先の
番号等を記憶させたボタン)の機能をメモでき、且つそ
れらのメモが繰返し筆記および消去できる本考案の筆記
用シートパネルの平面を示す図である。
本考案の筆記用シートパネルは、第1図示の如く、その
表面の所望の箇所に鉛筆、水性ペンあるいは油性ペンで
筆記および消去可能な部分すなわち筆記部1を設けた筆
記用シートパネル10である。
表面の所望の箇所に鉛筆、水性ペンあるいは油性ペンで
筆記および消去可能な部分すなわち筆記部1を設けた筆
記用シートパネル10である。
このような筆記部1は筆記用シートパネル10の全面でも
よいが、一般的には、その表面の1部に設け、その他の
部分には、プッシュホン等の押しボタンが表面に出るよ
うなボタン孔2や他の任意の印刷模様3等を設けるのが
好ましい。印刷模様3は、表面でも裏面でもよく、また
一般印刷に限られず、ブラスト、蒸着、メッキ等いずれ
の化粧加工でもよい。
よいが、一般的には、その表面の1部に設け、その他の
部分には、プッシュホン等の押しボタンが表面に出るよ
うなボタン孔2や他の任意の印刷模様3等を設けるのが
好ましい。印刷模様3は、表面でも裏面でもよく、また
一般印刷に限られず、ブラスト、蒸着、メッキ等いずれ
の化粧加工でもよい。
第2図は、第1図示の筆記用シートパネルのA−A′部
の断面を拡大して図解的に示すものである。
の断面を拡大して図解的に示すものである。
本考案の筆記用シートパネル10の主たる特徴は、第2図
示の如く基材シート4の表面に微小凹凸形状5を設けた
点と、このような表面の表面ぬれ張力を38dyne/cm以上
に調製した点である。
示の如く基材シート4の表面に微小凹凸形状5を設けた
点と、このような表面の表面ぬれ張力を38dyne/cm以上
に調製した点である。
上記基材シート4は難燃処理されていてもよい硬いシー
トでもあるいは柔かいシートでもよく、例えば、ポリエ
ステル、ポリ塩化ビニル、ポリアクリル、ポリカーボネ
ート、ポリエチレン、ポリピロピレン、ポリスチレン等
いずれのプラスチックシートでもよいものであり、更
に、コート紙、アート紙、上質紙、合成紙等の如き紙を
基材としてその表面に上記の如きプラスチックからなる
層を全体的にあるいは、必要部分にのみ形成したもので
もかまわない。
トでもあるいは柔かいシートでもよく、例えば、ポリエ
ステル、ポリ塩化ビニル、ポリアクリル、ポリカーボネ
ート、ポリエチレン、ポリピロピレン、ポリスチレン等
いずれのプラスチックシートでもよいものであり、更
に、コート紙、アート紙、上質紙、合成紙等の如き紙を
基材としてその表面に上記の如きプラスチックからなる
層を全体的にあるいは、必要部分にのみ形成したもので
もかまわない。
基材シート4に上記の如き微小凹凸形状5を設ける方法
は、種々の方法があり、最も簡便且つ好ましい方法は、
熱硬化性樹脂、電子線硬化性樹脂、紫外線硬化性樹脂等
の硬化性樹脂を被膜形成剤として含む塗料やインキ(こ
れらは無色でも白色でもあるいは淡色に着色されたもの
でもよい)によって、例えば、シルクスクリーン方法等
により、微小な点を比較的肉厚に多数印刷して、これを
硬化させる方法である。また微小凹凸形状を有する金型
等を用いて加熱加圧してエンボス方法により形成するこ
ともできるし、更に、有機溶剤、酸、アルカリ等の薬
剤、更には物理的な力や光等により表面エッチングする
方法、更に有機充填剤や無機充填剤等をプラスチック基
材に多量に包含させてプラスチック表面をこれらの充填
剤により微小な凹凸形状とする方法、更にこれらの充填
剤を含む塗料やインキを塗布して微小な凹凸形状を形成
する方法等、微小凹凸形状の形成方法は何ら限定されな
い。
は、種々の方法があり、最も簡便且つ好ましい方法は、
熱硬化性樹脂、電子線硬化性樹脂、紫外線硬化性樹脂等
の硬化性樹脂を被膜形成剤として含む塗料やインキ(こ
れらは無色でも白色でもあるいは淡色に着色されたもの
でもよい)によって、例えば、シルクスクリーン方法等
により、微小な点を比較的肉厚に多数印刷して、これを
硬化させる方法である。また微小凹凸形状を有する金型
等を用いて加熱加圧してエンボス方法により形成するこ
ともできるし、更に、有機溶剤、酸、アルカリ等の薬
剤、更には物理的な力や光等により表面エッチングする
方法、更に有機充填剤や無機充填剤等をプラスチック基
材に多量に包含させてプラスチック表面をこれらの充填
剤により微小な凹凸形状とする方法、更にこれらの充填
剤を含む塗料やインキを塗布して微小な凹凸形状を形成
する方法等、微小凹凸形状の形成方法は何ら限定されな
い。
これらの微小凹凸形状は規則正しい微小凹凸形状でもラ
ンダムな微小凹凸形状でもよいが、あまりに粗すぎると
ペンや鉛筆等による書き味が低下し、またあまりに微小
すぎると鉛筆のすべりが過剰となり、同様に筆記性が低
下して好ましくない。従って書き味や筆記性の面からは
凹凸のピッチ幅は約1〜100μm程度がよい。更にこの
ような微小凹凸形状の粗さはその表面の表面ぬれ張力に
も重要な関係があり、粗すぎても細かすぎても表面ぬれ
張力が低下し、表面ぬれ張力が38dyne/cm以上、好まし
くは40〜56dyne/cmとなる時に、液状インキ、特に水性
インキによる筆記性が十分に満足する程度となる。表面
ぬれ張力が38dyne/cm未満であると、液状インキに対す
るぬれ性が低下して満足できる筆記が困難となる。
ンダムな微小凹凸形状でもよいが、あまりに粗すぎると
ペンや鉛筆等による書き味が低下し、またあまりに微小
すぎると鉛筆のすべりが過剰となり、同様に筆記性が低
下して好ましくない。従って書き味や筆記性の面からは
凹凸のピッチ幅は約1〜100μm程度がよい。更にこの
ような微小凹凸形状の粗さはその表面の表面ぬれ張力に
も重要な関係があり、粗すぎても細かすぎても表面ぬれ
張力が低下し、表面ぬれ張力が38dyne/cm以上、好まし
くは40〜56dyne/cmとなる時に、液状インキ、特に水性
インキによる筆記性が十分に満足する程度となる。表面
ぬれ張力が38dyne/cm未満であると、液状インキに対す
るぬれ性が低下して満足できる筆記が困難となる。
尚、本発明に云う表面ぬれ張力とはJIS K6768により定
義される値である。
義される値である。
本考案の最も好ましい態様は、上記の如き特性を有する
微小凹凸形状を硬化性樹脂により形成する態様である。
非硬化性樹脂によれば、鉛筆や水性ペンによる筆記文字
等の消去性は問題がないが、油性ペンによる筆記では、
油性インキが樹脂層に浸透して消しゴムによる消去性が
不十分となる。これに対して硬化性樹脂によれば、油性
インキに対する十分な耐溶剤性が保持でき、油性インキ
の浸透がないので油性ペンによる文字等が消しゴムによ
って容易に消去できるものである。硬化性樹脂として
は、通常の熱硬化性樹脂も使用できるが、最も好ましい
のは、架橋密度が高く且つ硬い被膜を容易に形成できる
電子線あるいは紫外線硬化性樹脂である。このような硬
化性樹脂によって微小凹凸形状を形成することによっ
て、鉛筆、水性ペンによる文字等の消去は勿論、油性ペ
ンによる文字等も一般の消しゴムによって容易に消去可
能である。
微小凹凸形状を硬化性樹脂により形成する態様である。
非硬化性樹脂によれば、鉛筆や水性ペンによる筆記文字
等の消去性は問題がないが、油性ペンによる筆記では、
油性インキが樹脂層に浸透して消しゴムによる消去性が
不十分となる。これに対して硬化性樹脂によれば、油性
インキに対する十分な耐溶剤性が保持でき、油性インキ
の浸透がないので油性ペンによる文字等が消しゴムによ
って容易に消去できるものである。硬化性樹脂として
は、通常の熱硬化性樹脂も使用できるが、最も好ましい
のは、架橋密度が高く且つ硬い被膜を容易に形成できる
電子線あるいは紫外線硬化性樹脂である。このような硬
化性樹脂によって微小凹凸形状を形成することによっ
て、鉛筆、水性ペンによる文字等の消去は勿論、油性ペ
ンによる文字等も一般の消しゴムによって容易に消去可
能である。
(作用・効果) 以上の如き本考案によれば、任意の基材シート上に微小
凹凸形状を設けるとともに、その表面ぬれ張力を38dyne
/cm以上に調整したことによって得られる本考案の筆記
用シートパネルは、鉛筆、水性ペン、油性ペン、ボール
ペン、転写インキ等いずれの筆記具によっても良好に筆
記可能であり、且つこれらの筆記文字等は一般の消しゴ
ムによって容易に消去可能となった。
凹凸形状を設けるとともに、その表面ぬれ張力を38dyne
/cm以上に調整したことによって得られる本考案の筆記
用シートパネルは、鉛筆、水性ペン、油性ペン、ボール
ペン、転写インキ等いずれの筆記具によっても良好に筆
記可能であり、且つこれらの筆記文字等は一般の消しゴ
ムによって容易に消去可能となった。
従って本考案の筆記用シートパネルは、各種電話機、ワ
ープロ、パソコン等の事務機器、通信機器その他の機器
の表示パネル等にとり付けるメモ用紙的なシートパネル
として非常に有用である。
ープロ、パソコン等の事務機器、通信機器その他の機器
の表示パネル等にとり付けるメモ用紙的なシートパネル
として非常に有用である。
次に実施例により本考案の筆記用シートパネルを更に具
体的に説明する。
体的に説明する。
実施例1 基材シートとしてポリエステルシート(ルミラーQ-77、
東レ製、厚み100μm)の表面の第1図示の如き領域
に、紫外線硬化性白色インキ(#9051-2、セイコーアド
バンス製)を用いて、シルクスクリーン(T-250 メッシ
ュ)にて微小凹凸形状(ピッチ幅、約50μm、インキ盛
り約30μm)の印刷を行い、紫外線ランプにより十分に
硬化させてポリエステルシート上に微小凹凸形状を形成
し、更に裏面に一般の印刷化粧加工を施して本考案の筆
記用シートパネルを得た。
東レ製、厚み100μm)の表面の第1図示の如き領域
に、紫外線硬化性白色インキ(#9051-2、セイコーアド
バンス製)を用いて、シルクスクリーン(T-250 メッシ
ュ)にて微小凹凸形状(ピッチ幅、約50μm、インキ盛
り約30μm)の印刷を行い、紫外線ランプにより十分に
硬化させてポリエステルシート上に微小凹凸形状を形成
し、更に裏面に一般の印刷化粧加工を施して本考案の筆
記用シートパネルを得た。
実施例2 基材シートとしてマットポリエステルシート(ルミラー
X-43、東レ製、厚み100μm、凹凸ピッチ幅約5μm)
の表面および裏面に印刷化粧加工を施して、次いで第1
図の如く打抜き加工を施して本考案の筆記用シートパネ
ルとした。
X-43、東レ製、厚み100μm、凹凸ピッチ幅約5μm)
の表面および裏面に印刷化粧加工を施して、次いで第1
図の如く打抜き加工を施して本考案の筆記用シートパネ
ルとした。
実施例3 基材シートとしてマットポリエステルシート(ルミラー
X-43、東レ製、厚み50μm、凹凸ピッチ幅約15μm)
と、表面に印刷化粧加工を施した合成紙ユポFPG#200
(王子油化製、厚み200μm)とをウレタン系接着剤を
用いてドライラミネートを行い、次いで、第1図示の如
く打抜き加工を行って本考案の筆記用シートパネルを得
た。
X-43、東レ製、厚み50μm、凹凸ピッチ幅約15μm)
と、表面に印刷化粧加工を施した合成紙ユポFPG#200
(王子油化製、厚み200μm)とをウレタン系接着剤を
用いてドライラミネートを行い、次いで、第1図示の如
く打抜き加工を行って本考案の筆記用シートパネルを得
た。
以上の実施例1〜3の筆記用シートパネルに対し、鉛筆
(ユニB〜H、三菱鉛筆製)、ボールペン(BA-45、三
菱鉛筆製)、水性ペンおよび油性ペン(ぺんてる製)に
より筆記を行い、プラスチック消しゴム(PL-50、ライ
オン製)により、文字の消去製を調べたところいずれも
筆記性が良好であり且つ消しゴムによる消去も容易で、
繰返し筆記および消去が可能であり、特に実施例1のも
のは、油性ペンによる場合も完全な消去が可能である。
(ユニB〜H、三菱鉛筆製)、ボールペン(BA-45、三
菱鉛筆製)、水性ペンおよび油性ペン(ぺんてる製)に
より筆記を行い、プラスチック消しゴム(PL-50、ライ
オン製)により、文字の消去製を調べたところいずれも
筆記性が良好であり且つ消しゴムによる消去も容易で、
繰返し筆記および消去が可能であり、特に実施例1のも
のは、油性ペンによる場合も完全な消去が可能である。
第1図は本考案の筆記用シートパネルの平面図を示し、
第2図はそのA−A′線の断面を拡大して図解的に示す
図である。 1;筆記部 2;ボタン孔 3;印刷 4;基材シート 5;凹凸形状 10;筆記用シートパネル
第2図はそのA−A′線の断面を拡大して図解的に示す
図である。 1;筆記部 2;ボタン孔 3;印刷 4;基材シート 5;凹凸形状 10;筆記用シートパネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭48−7068(JP,A) 特開 昭51−48219(JP,A) 実開 昭54−44647(JP,U)
Claims (3)
- 【請求項1】事務機器の入力パネル部分に嵌込むシート
パネルであって、該シートパネルには上記入力パネルの
押しボタン又は押しキーに対応する孔と該孔以外の部分
に筆記具による筆記領域を設けてなり、該筆記領域はプ
ラスチックシート又はプラスチック層を有する基材シー
ト表面が、硬化性樹脂からなるピッチ幅が1〜100μm
の微小凹凸形状を有し且つその表面の表面濡れ張力が38
dyne/cm以上56dyne/cm以下に調整されていることを特徴
とする筆記可能で且つ筆記文字が消しゴムで消去可能な
シートパネル。 - 【請求項2】硬化性樹脂が、電子線硬化性樹脂または紫
外線硬化性樹脂である実用新案登録請求の範囲第(1)
項に記載のシートパネル。 - 【請求項3】更に化粧加工が施されている実用新案登録
請求の範囲第(1)項に記載のシートパネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986161552U JPH0737912Y2 (ja) | 1986-10-23 | 1986-10-23 | 筆記用シートパネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986161552U JPH0737912Y2 (ja) | 1986-10-23 | 1986-10-23 | 筆記用シートパネル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6368490U JPS6368490U (ja) | 1988-05-09 |
JPH0737912Y2 true JPH0737912Y2 (ja) | 1995-08-30 |
Family
ID=31087967
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986161552U Expired - Lifetime JPH0737912Y2 (ja) | 1986-10-23 | 1986-10-23 | 筆記用シートパネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0737912Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07114990B2 (ja) * | 1989-07-10 | 1995-12-13 | 積水高分子販売株式会社 | 塗装マスキング用フィルム |
JP6171226B2 (ja) * | 2012-06-27 | 2017-08-02 | ゼネラル株式会社 | ボード用シートおよびそれを用いたホワイトボード |
-
1986
- 1986-10-23 JP JP1986161552U patent/JPH0737912Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6368490U (ja) | 1988-05-09 |
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