JP3049046U

JP3049046U - 書込み用透明板

Info

Publication number: JP3049046U
Application number: JP1997010308U
Authority: JP
Inventors: 忠政田中
Original assignee: 株式会社サンラベル
Priority date: 1997-11-20
Filing date: 1997-11-20
Publication date: 1998-05-29
Anticipated expiration: 2003-11-20

Abstract

(57)【要約】【課題】テキストを自由に選んで、該テキストを汚す
ことなく、テキストをなどって反復練習する。【解決する手段】透明ベースシート11に透明表面フィ
ルム13を接着して形成され、透明表面フィルム13の外表
面は水性インキに侵されず該水性インキが付着乾燥して
も簡単に拭き取って消すことのできる特性を有している
書込み用透明板。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する分野】

本考案は、テキストシートに被せて、文字練習、図形練習が繰り返しでき、且つ、テキストシートを取り替えて、各種用途に使用できる書込み用透明板に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

文字や図形を印刷したシートの表面に、水性インキに侵されず且つ水性インキが付着乾燥しても簡単に拭き取って消すことのできる透明フィルムを貼着して形成した文字、図形練習ボードが実施されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記文字、図形練習ボードは、水性インキを用いて透明フィルム上へ書き込み、文字、図形を繰り返し練習できる利点があるが、練習対象はボードに印刷された文字又は図形に限られるため、それをマスターすれば新たな練習ボードが必要となる。市販の練習ボードは高価であり、又、種類も限られる。

【０００４】本考案は、文字や図形が記されたテキストを自由に選び、該テキストに重ねて該テキストを手本としてなぞる様に、文字や図形が練習できる、書込み用透明板を明らかにするものである。

【０００５】

【課題を解決する手段】

本考案の書込み用透明板は、透明ベースシート(11)に透明表面フィルム(13)を接着して形成され、透明表面フィルム(13)の外表面は水性インキに侵されず該水性インキが付着乾燥しても簡単に拭き取って消すことのできる特性を有している。

【０００６】具体的には、透明表面フィルム(13)はポリエステル樹脂にて形成し、該透明表面フィルム(13)の外表面にはアクリル樹脂のコーティング層(14)を形成してもよい。

【０００７】本考案の変形として、透明ベースシート(11)の表面に透明表面フィルム(13)を接着して形成した書込み用透明板(１)と裏板(６)との間に、文字、図形等を記したテキストシート(５)を差し替え可能に挟み、これを前面開口のホルダー(７)に収容して書込み用ボードを構成してもよい。

【０００８】

【作用及び効果】

書込み用透明板(１)の表面に、該書込み用透明板(１)を透して見えるテキストシート(５)の文字、図形をなぞる様に透明インキの筆記具で書き込む。書込み用透明板(１)の表面を拭き取ると、書込みは簡単に消えるため、文字、図形を繰り返し練習できる。

【０００９】テキストシート(５)の文字、図形をマスターすれば、テキストシート(５)を別のテキストシートに差し替えて、前記とは異なる文字、図形を練習できる。

【００１０】絵本の上に書込み用透明板(１)を被せると、絵本がそのままテキストとなり、テキストを自由に選ぶことができる。

【００１１】カレンダーに重ねて、予定等の書込みができ、予定が変わる場合には、簡単に書き変えができ、カレンダーを汚さない。

【００１２】レントゲン写真に書込み用透明板(１)を重ね、書き込みながら判り易く患部の説明をすることができる。

【００１３】書込み用透明板(１)と裏板(６)との間に、文字、図形等を記したテキストシート(５)を差し替え可能に挟み、これを前面開口のホルダー(７)に収容して書込み用ボードを構成すれば、ボードを立てて或いは壁に吊して使用できる。

【００１４】テキストシートに、１週間或いは月間の曜日を記しておれば、スケジュール表として使用できる。

【００１５】

【考案の実施の形態】

図１は、書込み用透明板(１)の断面を示している。書込み用透明板(１)は、透明ベースシート(11)に透明接着剤(12)を介して透明表面フィルム(13)を貼り付け、透明表面フィルム(13)の表面にコーティング層(1 4)を形成して構成されている。

【００１６】透明ベースシート(11)は、強靱で、透明度が良く、光にも安定な樹脂、例えばポリカーボネートにて形成されている。

【００１７】透明表面フィルム(13)は、強靱で、耐候性が良好で、温度の影響が少ない樹脂例えばポリエステルにて形成されている。

【００１８】接着剤(12)は、透明で透明ベースシート(11)との接着性のよいもの、実施例ではアクリル系接着剤を用いた。

【００１９】コーティング層(14)は、硬度が高く、表面光沢性に優れ、吸水性が少なく且つ撥水性でもなく、透明性、耐候性に優れた樹脂、実施例ではアクリル樹脂にて形成されている。

【００２０】上記書込み用透明板(１)のコーティング層(14)は、水性マーカで書込みができ、簡単に拭き取って消すことのできる、従前のホワイトボードの書込み側表面と同じ特性を有する。

【００２１】然して、書込み用透明板(１)の表面に、該書込み用透明板(１)を透して見えるテキストシート(５)の文字、図形をなぞる様に水性インキの筆記具で書込む。書込み用透明板(１)の表面を拭き取ると、書込みは簡単に消えるため、文字、図形を繰り返し練習できる。

【００２２】テキストシート(５)の文字、図形をマスターすれば、別のテキストシートに差し替えて、前記とは異なる文字、図形を練習できる。

【００２３】絵本の上に書込み用透明板(１)を載せると、絵本がそのままテキストとなり、テキストを自由に選ぶことができる。

【００２４】カレンダーに重ねて、予定等の書込みができ、予定が変わる場合には、簡単に書き変えができ、カレンダーを汚さない。

【００２５】レントゲン写真に書込み用透明板(１)を重ね、書き込みながら判り易く患部の説明をすることができる。

【００２６】テキストシート(５)に五線譜を印刷しておけば、楽譜の書込み用に使用でき、音符の書込みと、消し取りが自由であるから作曲に便利である。

【００２７】テキストシート(５)にアルファベット練習用の４本１組の平行線を記しておれば、アルファベット練習を繰り返し行うことができる。

【００２８】図２は、上記書込み用透明板(１)と裏板(６)との間にテキストシート(５)を挟み、ホルダー(７)に収容した状態を示している。

【００２９】ホルダー(７)は前面が開口(17)した中空扁平の矩形体を呈しており、一方の側端面に練習用の文字板などの印刷物、即ち、テキストシート(５)を挿脱するスリット孔(72)が開設されている。ホルダー(７)の上縁には掛け紐(73)が設けられており、下縁には前方に水性マーカの受け台(74)を突設している。

【００３０】ボードを立てて或いは掛け紐(73)によって壁に吊して使用できる。又、テキストシート(５)に、１週間或いは月間の曜日を記しておれば、スケジュール表として使用できる。

【００３１】本考案は、上記実施例の構成に限定されることはなく、実用新案登録請求の範囲に記載の範囲で種々の変形が可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】書込み用透明板の断面図である。

【図２】書込み用ボードの斜面図である。

【符号の説明】

(１) 書込み用透明板 (11) 透明ベースシート (12) 接着剤 (13) 透明表面フィルム (14) コーティング層 (５) テキストシート (６) 裏板 (７) ホルダー

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】透明ベースシート(11)に透明表面フィル
ム(13)を接着して形成され、透明表面フィルム(13)の外
表面は水性インキに侵されず該水性インキが付着乾燥し
ても拭き取って消すことのできる特性を有している書込
み用透明板。
【請求項２】透明表面フィルム(13)はポリエステル樹
脂にて形成され、該透明表面フィルム(13)の外表面には
アクリル樹脂のコーティング層(14)が形成されている請
求項１に記載の書込み用透明板。
【請求項３】裏板(６)と、該裏板(６)上へ重ねた書込
み用透明板(１)と、全面を開口(71)し裏板(６)と書込み
用透明板(１)との周縁を塞ぐホルダー(７)とから構成さ
れ、書込み用透明板(１)は、透明ベースシート(11)に透
明表面フィルム(13)を接着して形成され、透明表面フィ
ルム(13)の外表面は水性インキに侵されず該水性インキ
が付着乾燥しても拭き取って消すことのできる特性を有
しており、書込み用透明板(１)と裏板(６)との間に、文
字、図形等を記したテキストシート(５)を差し替え可能
に挟んだ書込み用ボード。