JP3060026U - 文字等練習セット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 板に描いた文字や図形を簡単に転写する。 【解決する手段】 文字、図形等を表したテキストシー
ト５を挟むことができ、表側面に該シートを透視するた
めの透明板３が設けられたシートホルダー１と、透明板
３に描き込みができ乾燥すればインキの粉末成分が透明
板３上に残存し該粉末成分は簡単にふき取るこのできる
インキを充填したマーカペン６と、片面に粘着剤層71を
有し透明板３に対しては接着跡を残すことなく簡単に剥
がれ該透明板上に残存したインキの粉末成分を粘着剤層
71に付着させて剥ぎ取ることのできる粘着シート片７と
からなる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する分野】

本考案は、テキストシートに被せて、文字練習、図形練習が繰り返しできる文 字等練習セット及び透明板上で練習した文字、図形を転写できる転写セットに関 するものである。

【０００２】

【従来の技術】

文字や図形を印刷したシートの表面に、マーカペンのインキに侵されず且つ該 インキで描いた文字や図形を簡単に拭き取って消すことのできる文字等練習ボー ドが実用されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記文字、図形練習ボードは、文字、図形を繰り返し練習できる利点があるが 、練習対象はボードに印刷された文字又は図形に限られるため、それをマスター すれば新たな練習ボードが必要となる。 市販の練習ボードは高価であり、又、種類も限られる。

【０００４】 本考案は、文字や図形が記されたテキストを自由に選び、該テキストに重ねて 該テキストを手本としてなぞる様に文字や図形が練習できる文字等練習セット及 び透明板上で練習した文字等を簡単に転写できる転写セットを明らかにするもの である。

【０００５】

【課題を解決する手段】

本考案の文字等練習セットは、文字、図形等を表したテキストシート(５)を挟 むことができ、表側面に該シートを透視するための透明板(３)が設けられたシー トホルダー(１)と、透明板(３)に描き込みができ乾燥すればインキの粉末成分が 透明板(３)上に残存し該粉末成分は簡単にふき取ることのできるインキを充填し たマーカペン(６)とによって構成される。

【０００６】 本考案の転写セットは、文字、図形等を表したテキストシート(５)を挟むこと ができ、表側面に該シートを透視するための透明板(３)が設けられたシートホル ダー(１)と、透明板(３)に描き込みができ乾燥すればインキの粉末成分が透明板 (３)上に残存し該粉末成分は簡単にふき取るこのできるインキを充填したマーカ ペン(６)と、片面に粘着剤層(71)を有し透明板(３)に対しては接着跡を残すこと なく簡単に剥がれ該透明板上に残存したインキの粉末成分を粘着剤層(71)に付着 させて剥ぎ取ることのできる粘着シート片(７)の組合せによる。

【０００７】

【作用及び効果】

シートホルダー(１)にテキストシート(５)を挟み、描込み用透明板(３)の表面 に、該描込み用透明板(３)を透して見えるテキストシート(５)の文字、図形をな ぞる様にマーカペン(６)で描き込む。 描込み用透明板(３)の表面を拭き取ると、描込みは簡単に消えるため、文字、 図形を繰り返し練習できる。

【０００８】 テキストシート(５)の文字、図形をマスターすれば、テキストシート(５)を別 のテキストシートに差し替えて、前記とは異なる文字、図形を練習できる。

【０００９】 絵本の上に描込み用透明板(３)を被せると、絵本がそのままテキストとなり、 テキストを自由に選ぶことができる。

【００１０】 カレンダーに重ねて予定等の描込みができ、予定が変わる場合には、簡単に描 き変えができ、カレンダーを汚さない。

【００１１】 テキストシートに、１週間或いは月間の曜日を記しておれば、スケジュール表 として使用できる。

【００１２】 透明板(３)には、文字や図形を描きこんだインキの粉末成分が残存しているか ら、粘着シート片(７)をその粘着面が文字や図形に被さる様に透明板(３)に貼り 付け、該着シート片(７)を剥がすと、インキの粉末成分が粘着シート片(７)の粘 着層(71)に引っ付いて透明板(３)から剥がし取ることができる。

【００１３】 この粘着シート片(７)を別の場所に貼り付ければ、透明板(３)上で描いた文字 や図形を簡単に転写できる。 転写した文字や図形は、透明粘着シート片(７)にて保護されるため、消えるこ とはなく、水濡れにも強い。

【００１４】

【実施の形態】

図１は、シートホルダー(１)と該シートホルダー(１)に挟むテキストシート( ５)を示している。 シートホルダー(１)は、四角形に大きく開口した表枠(２)と裏板(４)の夫々の 一片を屈曲可能に繋いで形成され、表枠(２)の開口には描き込み用透明板(３)が 取り付けられている。

【００１５】 裏板(４)内面には透明板(３)の大きさとほぼ同じ大きさに、テキストシート( ５)を収容する収容凹み(41)が形成されている。

【００１６】 前記透明板(３)は、実施例ではポリカーボネート製透明ベースシートにアクリ ル系透明接着剤を介してポリエステル製透明表面フィルムを貼り付け、該透明表 面フィルムの表面にアクリル樹脂によるコーティング層を形成して構成されてい るが、これに限らず単層の板でもよい。要は、透明板(３)は透明度に優れ、後記 するマーカペン(６)のインキに侵されず、板表面に残存するインクの粉末成分を 簡単にふき取ることができれば、透明板(３)の材質、構造は問わない。

【００１７】 透明板(３)に描き込むための実施例のマーカペン(６)は、従前のホワイトボー ドに描き込むための油性マーカペンと同じであって揮発度が高く、透明板(３)に 描込むと瞬間的に蒸発し、インキの粉末成分が板上に残存する。

【００１８】 図３に示す如く、透明板(３)上に残存するインキの粉末成分を透明板(３)から 剥ぎ取るための粘着シート片(７)は、透明フィルムの片面に透明粘着剤層(71)を 有ししている。 粘着シート片(７)は、大小多数形準備しておき、透明板(３)上で描く文字、図 形の大きさに対応できる様にしておけば可い。 又、必要に応じて粘着シート片(７)の一部、周辺に予め模様(72)を印刷してお いても可い。

【００１９】 然して、描込み用透明板(３)の表面に、該描込み用透明板(３)を透して見える テキストシート(５)の文字、図形をなぞる様にマーカペン(６)で描き込む。 描込み用透明板(３)の表面を拭き取ると、描込みは簡単に消えるため、文字、 図形を繰り返し練習できる。

【００２０】 テキストシート(５)の文字、図形をマスターすれば、別のテキストシートに差 し替えて、前記とは異なる文字、図形を練習できる。

【００２１】 透明板(３)には、文字や図形を描き込んだインキの粉末成分が残存しているか ら、粘着シート片(７)をその粘着面が文字や図形に被さる様に透明板(３)に貼り 付け、該着シート片(７)を剥がすと、インキの粉末成分が粘着シート片(７)の粘 着剤層(71)に引っ付いて透明板(３)から剥がれる。この粘着シート片(７)を、別 の場所に貼り付ければ、透明板(３)上で描いた文字や図形を簡単に転写できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】シートホルダーとテキストシートの斜面図であ
る。

【図２】シートホルダーの断面図である。

【図３】粘度シートに文字を剥ぎ取る説明図である。

【符号の説明】

(１) シートホルダー (２) 表枠 (３) 透明板 (４) 裏板 (５) テキストシート

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 文字、図形等を表したテキストシート
   (5)を挟むことができ、表側面に該シートを透視するた
   めの透明板(３)が設けられたシートホルダー(１)と、透
   明板(３)に描き込みができ乾燥すればインキの粉末成分
   が透明板(３)上に残存し該粉末成分は簡単にふき取るこ
   とのできるインキを充填したマーカペン(６)とによって
   構成された文字等練習セット。
2. 【請求項２】 文字、図形等を表したテキストシート
   (5)を挟むことができ、表側面に該シートを透視するた
   めの透明板(３)が設けられたシートホルダー(１)と、透
   明板(３)に描き込みができ乾燥すればインキの粉末成分
   が透明板(３)上に残存し該粉末成分は簡単にふき取るこ
   のできるインキを充填したマーカペン(６)と、片面に粘
   着剤層(71)を有し透明板(３)に対しては接着跡を残すこ
   となく簡単に剥がれ該透明板上に残存したインキの粉末
   成分を粘着剤層(71)に付着させて剥ぎ取ることのできる
   粘着シート片(７)とからなる転写セット。