JPH0737601Y2 - 内視鏡の湾曲装置 - Google Patents

内視鏡の湾曲装置

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JPH0737601Y2
JPH0737601Y2 JP1988115780U JP11578088U JPH0737601Y2 JP H0737601 Y2 JPH0737601 Y2 JP H0737601Y2 JP 1988115780 U JP1988115780 U JP 1988115780U JP 11578088 U JP11578088 U JP 11578088U JP H0737601 Y2 JPH0737601 Y2 JP H0737601Y2
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bent
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章 杉山
裕久 植田
浩 佐野
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旭光学工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は内視鏡の湾曲装置に関し、特に、隣り合う節
輪どうしが上下方向に屈曲する上下方向屈曲部と隣り合
う節輪どうしが左右方向に屈曲する左右方向屈曲部とを
各々複数ずつ混在させて節輪を連結し、湾曲部が全体と
して上下及び左右の全方向に湾曲することができるよう
に形成した内視鏡の湾曲装置に関する。
なお、この明細書においては、湾曲部全体の曲りを「湾
曲」と称し、各節輪間の個々の屈曲部の曲りを「屈曲」
と称する。
[従来の技術] 内視鏡を目的部位に自在に誘導するためには、湾曲操作
によって湾曲部が前側(先端側)の部分から曲り始める
のが望ましい。しかし、現実には、その逆に後側の部分
から曲り始め、前側の部分は容易に曲らない傾向があ
る。そのため、湾曲部の前側の部分は、湾曲操作の最後
の段階でやっと申しわけ程度に屈曲するか、湾曲角度に
遊びがある場合には最後まで全く屈曲しないのが普通で
あった。
また、内視鏡では左右方向より上下方向の湾曲が多く使
用されるので、その湾曲状がより重要であるが、下方向
の最大湾曲角度が上方向の最大湾曲角度に比べて小さい
場合などには、下方向の湾曲角度に遊びがありすぎて、
下方向へ湾曲させる際に前側の部分が全く屈曲しないこ
とが多かった。
そこで従来は、湾曲部の後側の部分の屈曲を制限する筒
状のスペーサを各節輪間で操作ワイヤに被嵌したり、ス
プリングコイルを操作部側から先端部側へ順次バネ定数
を小さくしながら操作ワイヤに被嵌して、湾曲部の前側
の部分を屈曲し易くしたものがあった(実公昭60-41207
号公報、実開昭55-143801号公報)。
[考案が解決しようとする課題] しかし、筒状のスペーサやスプリングコイルを操作ワイ
ヤに被嵌して節輪間に装着するのは、組立作業を著しく
複雑化して製造コストが大幅に上昇してしまう欠点があ
り、湾曲部全体に順次バネ定数を変化させてコイルスプ
リングを被嵌したものは、バネ定数の設定が難しいだけ
でなく、その弾性力に抗して操作ワイヤを牽引するの
で、操作性の低下と操作ワイヤの耐久性の低下が避けら
れない等の欠点があった。
この考案は、そのような従来の欠点を解消し、湾曲部を
上下方向に湾曲させる際に、湾曲部の前側の部分が確実
に屈曲し、しかも製造が簡単で操作性や耐久性の優れた
内視鏡の湾曲装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本考案の内視鏡の湾曲装
置は、隣り合う節輪どうしが上下方向に屈曲する上下方
向屈曲部と隣り合う節輪どうしが左右方向に屈曲する左
右方向屈曲部とを各々複数ずつ混在させて節輪を連結
し、湾曲部が全体として上下及び左右の全方向に湾曲す
ることができるように形成した内視鏡の湾曲装置におい
て、上記の各屈曲部を、隣り合う節輪の縁部どうしが当
接するまで屈曲可能に形成すると共に、湾曲部の前側の
部分の上下方向屈曲部が後側の部分の上下方向屈曲部よ
り大きな角度で屈曲できるように上記節輪を形成したこ
とを特徴とする。
[作用] 湾曲部を上方向又は下方向に湾曲させると、まず湾曲部
の後側の部分の屈曲部から曲り始める。しかし、湾曲部
の後側の部分の屈曲部は前側の屈曲部に比べて屈曲でき
る角度が小さいので、すぐに曲りきってしまい、後側の
部分につづいて前側の屈曲部がすぐに曲り始める。
[実施例] 図面を参照して実施例を説明する。
第2図は内視鏡の全体図であり、操作部1に連結された
可撓管2の先端部分に湾曲部3が連結され、対物光学系
などを内蔵した先端部本体4が湾曲部3の先端に連結さ
れている。湾曲部3は、上下左右の全方向に湾曲するこ
とができるように構成されており、操作部1に設けられ
た操作ノブ5を回動操作することにより、操作ワイヤ
(第2図には図示せず)が牽引されて湾曲部3が湾曲す
る。
第3図は、湾曲部3の構造を示しており、内部に挿通さ
れている光学繊維及びチューブ類などは図示が省略され
ている。また節輪11(11a…)を被覆する金属細線製の
網状管と弾性外皮などの図示も省略されている。
湾曲部3は、多数の節輪11(11a,11b…)を、リベット1
2で回動自在に連結した構造であり、隣り合う節輪どう
しが上下方向に屈曲する上下方向屈曲部13aと、隣り合
う節輪どうしが左右方向に屈曲する左右方向屈曲部13b
とが、各々複数ずつ混在するように各節輪11が連結され
ている。本実施例においては、上下方向屈曲部13aと左
右方向屈曲部13bとが交互になるように連結されてい
る。このような構成により、湾曲部3は全体として上下
及び左右の全方向に湾曲することができる。
最先端側の節輪11aには、4本の操作ワイヤ14の先端が
銀ロー付などにより各々固着されており、各操作ワイヤ
14はリベット12の内側部分を通って、後方へ引き出され
ている。また、操作ワイヤ14のガイドとなるリング状の
ガイドが、節輪11又はリベット12の内側に設けられてい
るが、図には示されていない。
各節輪11は、リベット12で連結される部分が180度対称
形に舌状に突出し、節輪11の縁部がリベット12部を頂点
として両側へ斜めに切り欠かれている。したがって、上
下方向屈曲部13a及び左右方向屈曲部13bともに、操作ワ
イヤ14を牽引することにより、隣り合う節輪11の縁部ど
うしが当接するまで屈曲可能である。
第1図は、各節輪11(11a,11b…)の形状を略示したも
のであり、左右方向屈曲部13bの節輪11の切欠き量は全
ての場所で同量iとなっている。
一方、上下方向屈曲部13aは、上方向の切欠き量が下方
向の切欠き量より大きく、かつ上下方向共に前側の部分
の節輪11の切欠き量が後側の部分の節輪11の切欠き量よ
り大きくなっている。即ち、 A=B=C=D=E=F=G a=b=c=d=e=f=g H=J=K=M=N h=j=k=m=n A>H,a>h A>a,H>h である。したがって、複数の上下方向屈曲部13aは、大
きな同一角度で屈曲できる前側の部分の複数の上下方向
屈曲部(A〜G,a〜gの部分)と、小さな同一角度で屈
曲する後側の部分の複数の上下方向屈曲部(H〜N,h〜
nの部分)とにより構成されている。
最先端の屈曲部は、切欠き量A,aの上下方向屈曲部であ
り、できるだけ先端部分まで上下方向に屈曲できるよう
に形成されている。また、最後端の屈曲部は、小さな切
欠き量N,nの上下方向屈曲部であり、この部分の屈曲角
度はなるべく小さくして、被覆される網状管の耐久性を
向上させている。最後端の屈曲部は左右方向屈曲部にし
てもよい。
また、上下左右の各屈曲部の屈曲可能角度の合計が、各
々の方向において、各方向の最大湾曲角度より10ないし
30度大きくなるように形成されている。
例えば、各方向の最大湾曲角度が 上:200度、下:100度、左右:各90度の場合、各屈曲部の
屈曲可能角度の合計は、 上:230度、下120度、左右:各100度に形成されている。
本実施例の内視鏡の湾曲装置はこのように構成されてい
るので、湾曲部3を上下左右の全方向に自在に湾曲させ
ることができる。そして、上方向又は下方向に大きく湾
曲させたときには、最初は湾曲部3の後側の部分から屈
曲しはじめるが、後側の節輪11は切欠き量が小さいの
で、すぐに曲りきってしまい、後側の部分につづいて湾
曲部の前側の部分がすぐに曲り始め、湾曲部3全体とし
てほぼ一様な円弧状の湾曲形状を得ることができる。
[考案の効果] 本考案の内視鏡の湾曲装置によれば、湾曲部を上下方向
に湾曲させると、湾曲部の後側の部分につづいて前側の
部分がすぐに曲り始めるので、滑らかな湾曲形状が得ら
れ、内視鏡を目的部位に容易に誘導することができる。
しかも本考案の湾曲装置は、節輪の縁部どうしが当接す
るまで屈曲するように形成されており、スペーサやスプ
リングコイル等を必要としないので、構造が簡単で製造
コストを大幅に下げることができ、しかも操作性と耐久
性に優れる等の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の節輪の形状を略示する側面
図、第2図はその実施例の内視鏡の斜視図、第3図はそ
の実施例の湾曲部を一部を省略して示す斜視図である。 3……湾曲部、5……操作ノブ、11(11a…)……節
輪、12……リベット、13a……上下方向屈曲部、13b……
左右方向屈曲部、14……操作ワイヤ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−249540(JP,A) 実開 昭62−172401(JP,U) 実開 昭56−124401(JP,U) 実開 昭51−141088(JP,U) 実公 昭60−41207(JP,Y2)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】隣り合う節輪どうしが上下方向に屈曲する
    上下方向屈曲部と隣り合う節輪どうしが左右方向に屈曲
    する左右方向屈曲部とを、全長にわたって交互に各々複
    数ずつ混在させて節輪を連結し、それを網状管で被覆し
    て、操作ワイヤを牽引することにより湾曲部が全体とし
    て上下及び左右の全方向に湾曲することができるように
    形成した内視鏡の湾曲装置において、 上記の各屈曲部において、隣り合う節輪のあい対向する
    縁部の切り欠き量を同量にしてその縁部どうしが当接す
    るまで屈曲可能に形成し、上下方向のうち少なくとも一
    方向の最大湾曲角度を左右各方向の最大湾曲角度より大
    きく形成すると共に、湾曲部の前側の部分の上下方向屈
    曲部の節輪の縁部の切り欠き量を後側の部分の上下方向
    屈曲部の節輪の縁部の切り欠き量より大きく形成し、左
    右方向屈曲部の節輪の縁部の切り欠き量は各部において
    同じ量に形成し、さらに、最後端の屈曲部の切り欠き量
    をそれと同方向の隣りの屈曲部の切り欠き量より小さく
    形成し、最先端の屈曲部の切り欠き量をそれと同方向の
    隣りの屈曲部の切り欠き量より小さく形成したことを特
    徴とする内視鏡の湾曲装置。
  2. 【請求項2】上記複数の上下方向屈曲部が、大きな同一
    角度で屈曲できる前側の部分の複数の上下方向屈曲部
    と、小さな同一角度で屈曲する後側の部分の複数の上下
    方向屈曲部とにより構成されている請求項1記載の内視
    鏡の湾曲装置。
  3. 【請求項3】上記上下左右各屈曲部の屈曲可能角度の合
    計が、上下左右各方向の少なくとも一つの方向におい
    て、各方向の最大湾曲角度より10ないし30度大きく形成
    されている請求項1又は2記載の内視鏡の湾曲装置。
JP1988115780U 1988-09-01 1988-09-01 内視鏡の湾曲装置 Expired - Fee Related JPH0737601Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS51141088U (ja) * 1975-05-07 1976-11-13
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