JPS593834Y2 - 屈曲体 - Google Patents

屈曲体

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Publication number
JPS593834Y2
JPS593834Y2 JP890180U JP890180U JPS593834Y2 JP S593834 Y2 JPS593834 Y2 JP S593834Y2 JP 890180 U JP890180 U JP 890180U JP 890180 U JP890180 U JP 890180U JP S593834 Y2 JPS593834 Y2 JP S593834Y2
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JP
Japan
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wire
piece
knife
bending body
pieces
Prior art date
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Expired
Application number
JP890180U
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English (en)
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JPS56116188U (ja
Inventor
昭彦 古賀
Original Assignee
三菱重工業株式会社
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Publication date
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Priority to JP890180U priority Critical patent/JPS593834Y2/ja
Publication of JPS56116188U publication Critical patent/JPS56116188U/ja
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Publication of JPS593834Y2 publication Critical patent/JPS593834Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、遠隔なあるいは狭隘で接近し難い場所での作
業や監視等において工具やセンサの案内として用いられ
る屈曲体に関する。
遠く離れた場所あるいは狭隘で接近し難い場所の目視観
察を行なったり又は比較的簡単な作業をしたい場合には
、従来は、例えば第1図に示すような案内機構(マニピ
ュレータ)の先端に各種センサ106や工具を取付けて
行なっていた。
この案内機構は、基台101垂直軸まわりに揺動可能に
連結された旋回アーム103と、該旋回アーム103に
水平軸まわりに揺動可能に連結された上下アーム105
とで構成され、各駆動源102,104の作動によって
先端のセンサ106に上下左右並びにこれらの合成方向
への動きを与える。
一見可撓性ある腕の如く思えるが、この種の機構は複数
のアーム103,105をピンで連結する関節部分10
7,108においてのみ一軸まわりの動きが可能であり
、各関節によって連結される剛体のアーム103,10
5部分には動きの自由が得られない難点がある。
つまり、折り尺の如く曲がるので動きに融通性が無いの
が難点である。
したがって、狭隘な場所において回り込んでセンサや工
具を案内するためには、相当数の関節が必要となる。
しかし、実用的に与えうる関節数(自由度)は5,6自
由度が限度であるし、関節が多くなれば機構が大型かつ
複雑となる上に各関節に同調した動きを与えるための制
御機構も大がかりであるなどの制約があり、実現は難し
い。
本考案は、簡単かつ小形な構造で、しかも動きに融通性
のある高自由度の屈曲体を提供することを目的とする。
斯かる目的を達成する本考案の構成は、操作用ワイヤを
貫通させるワイヤ穴を等間隔おきに少なくとも4穴穿孔
しかつ一面にナイフェツジを形成すると共に他面に前記
ナイフェツジと直交する刃溝を形成した駒を前記ナイフ
ェツジと刃溝を嵌め合せて順次重ねる一方、後端の駒を
基台に固定すると共に先端の駒に前記ワイヤ穴を貫通す
る操作用ワイヤを連結し、該ワイヤの牽引力の調整によ
って前記駒の集合物である棒状体を撓ませることを特徴
とする。
以下本考案の構成を図面に示す一実施例に基づいて詳細
に説明する。
屈曲体1の構成要素たる駒2は、一面にナイフェツジ3
が形成され、他面に前記ナイフェツジ3と直交する刃溝
4が形成されている円盤である。
この円盤状の駒2を前記ナイフェツジ3と刃溝4を嵌め
合せながら基台10上に重ねて棒状の屈曲体1は構成さ
れる。
このとき、ナイフェツジ3と刃溝4とは直交関係にある
ので、駒2は一つ置きに180°回転させて重ねられて
いる。
すなわち、ナイフェツジ3を支点として揺動する駒2の
動きの方向が交互に180°ずれて存在することになる
この駒2の集合である屈曲体1には、当該屈曲体1の曲
りを安定に規制するため、弾性部材から成る保護チュー
ブ5が被覆されている。
また、前記的2には操作用ワイヤ6a、6b、6C,6
dを貫通させるワイヤ穴7が等間隔おきに少なくとも4
穴穿孔されている。
本実施例の場合にはナイフェツジ3の延長線上および刃
溝4上に配置されている。
そして、このワイヤ穴7に各ワイヤ6 a 、6 b
、6 C,6dが通されてその先端が先端の駒2に圧着
端子8や結目などを利用して固定される。
この操作用ワイヤ6a 、6b、6C,6dの基端部分
は、十字形の操作杆9に固着されている。
あるいは、各操作用ワイヤ6a、6b、6C,6dを図
示しない巻取ドラムのようなものに直接巻き付け、各ド
ラムの巻取り量を相互に調整することによって操作杆9
と同じ働きを与えることもある。
また、前記的2の中央には誘導物体11を貫通させる導
入穴12が穿孔されている。
同様に後端の駒2を固定する基台10にも導入穴が穿孔
されている。
本屈曲体1によって所望の場所に誘導される誘導物体1
1は、導入孔12を通って屈曲体先端に導かれ屈曲体1
と共に曲る。
誘導物体11は、例えば目視観察するためのファイバス
コープや測定機器のセンサ等である。
また、屈曲体1の先端即ち先端の駒2に直接工具等を取
付けて加工を行う場合には電源ケーブル等が前記導入穴
12に通される。
もつとも、屈曲体1の先端に測定センサ・工具等を取付
け、この工具等と手元の電源あるいは機器等をケーブル
で接続する場合には、導入穴12を必ずしも穿孔するこ
とはない。
要は工具等が屈曲体1によって案内されればよいのであ
り、ケーブル等は屈曲体1と別々にしてもよい。
以上のように構成しているので次の如く操作が行なわれ
る。
第2図に示すように、操作用ワイヤ6a、6b、6C,
6dのいずれも引っ張らない状態では、保護チューブ5
の弾力により屈曲体1はほぼ真直な形状を維持している
しかし、操作杆9を手前に倒すようにすると、U部のワ
イヤ6aが引っ張られると共にD部のワイヤ6Cが弛む
ので屈曲体1は第8図に実線で示すような形に曲がる。
すなわち、屈曲体1を構成する多数の駒2のうち、ワイ
ヤ6aと6Cを結ぶ直線と直交するナイフェツジ3を支
点としてこの前の駒2が第8図上時計回転方向に回転し
ようとする。
反面、ワイヤ6aと60を結ぶ直線と平行なナイフェツ
ジ3の前の駒2はそのままの状態で動かない。
換言すれば、ワイヤ6aを引っ張ると、駒2が一つ置き
に後方の駒2のナイフェツジ3を支点として時計回転方
向に傾き、屈曲体1は第8図のU′方向に曲り、実線で
示す形状となる。
反対に、操作杆9を前傾させてワイヤ2Cを引っ張ると
、屈曲体1は第8図のD′方向に曲り二点鎖線で示すよ
うな形状となる。
第2図に示すR′方向およびt′前前方励動についても
同様のことが言える。
但し、この場合にはワイヤ6bと6dを結ぶ直線と直交
するナイフェツジ3を支点としてその前の駒2が傾くこ
とにより屈曲体1の撓みは得られるのである。
また、操作杆9の隣なる二辺を同時に引っ張れば、これ
らの合成方向に屈曲体1は撓む。
以上のように本考案は構成したので、手元部分において
操作杆あるいはこれに代るものを操作して操作用ワイヤ
の牽引力を変えることによって、多数の駒を集合させて
成る屈曲体を上下方向(U部−Dつ並びに左右方向(R
’−L’)に自由に曲げることができる。
屈曲体の曲がりは、厳密には駒二個分を一辺とする多角
形であるが、駒を小さくして多く集合させれば実用上な
めらかな曲線として把えることができ、動きに融通性が
でる。
しかも、構造が簡素であるし、小形化できる。
また、屈曲体に外力が加わらない自由な環境では、一対
の駒当りの傾き角が一定であるので屈曲体は円弧状に曲
がるが、屈曲体の一部が障害物に融れてそれ以上曲がる
のを規制された場合には接触点より先端の部分がより多
く曲がり、ちょうど障害物に沿って裏に回り込むような
挙動を示す。
このことは、障害物があって狭隘な場所での案内装置と
して有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の案内機構(マニピュレータ)を示す斜視
図、第2図は本考案の屈曲体の一過用例を示す斜視図、
第3図は屈曲体の断面図、第4図は主要構成部品である
駒の断面図、第5図は第4図の左側面図、第6図は第4
図の右側面図、第7図は第4図の底面図、第8図は屈曲
体の屈曲動作を示す説明図である。 図面中、1は屈曲体、2は駒、3はナイフェツジ、4は
刃溝、5は保護チューブ、6a、6b、6Cおよび6d
は操作用ワイヤ、7はワイヤ穴、8は圧着端子、9は操
作杆、10は基台、11は誘導物体、12は導入穴であ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 操作用ワイヤを貫通させるワイヤ穴を等間隔おきに少な
    くとも4穴穿孔しかつ一面にナイフェツジを形成すると
    共に他面に前記ナイフェツジと直交する刃溝を形成した
    駒を前記ナイフェツジと刃溝を嵌め合せて順次重ねる一
    方、後端の駒を基台に固定すると共に先端の駒に前記ワ
    イヤ穴を貫通する操作用ワイヤを連結し、該ワイヤの牽
    引力の調整によって前記駒の集合物である棒状体を撓ま
    せることを特徴とする屈曲体。
JP890180U 1980-01-30 1980-01-30 屈曲体 Expired JPS593834Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP890180U JPS593834Y2 (ja) 1980-01-30 1980-01-30 屈曲体

Applications Claiming Priority (1)

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JP890180U JPS593834Y2 (ja) 1980-01-30 1980-01-30 屈曲体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56116188U JPS56116188U (ja) 1981-09-05
JPS593834Y2 true JPS593834Y2 (ja) 1984-02-02

Family

ID=29605557

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP890180U Expired JPS593834Y2 (ja) 1980-01-30 1980-01-30 屈曲体

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1988007441A1 (en) * 1987-03-23 1988-10-06 Kabushiki Kaisha Komatsu Seisakusho Flexible arm
FR2709696A1 (fr) * 1993-09-06 1995-03-17 Sra Savac Dispositif d'articulation pour bras manipulateur.

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5890491A (ja) * 1981-11-20 1983-05-30 舟橋 宏明 可撓性ア−ム
WO2017006373A1 (ja) * 2015-07-09 2017-01-12 川崎重工業株式会社 ロボットアームの関節及び外科機器

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