JP2573663B2 - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JP2573663B2 JP63172920A JP17292088A JP2573663B2 JP 2573663 B2 JP2573663 B2 JP 2573663B2 JP 63172920 A JP63172920 A JP 63172920A JP 17292088 A JP17292088 A JP 17292088A JP 2573663 B2 JP2573663 B2 JP 2573663B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、複数の節輪からなる彎曲管をもつ内視鏡
に関する。
[従来の技術] 内視鏡では、遠隔操作で、挿入部の先端側に設けた彎
曲部を上下あるいは左右方向に彎曲させることにより、
先端を目的の位置に導くようにしている。
こうした内視鏡の彎曲部には、従来より、実公昭48-7
829号公報にも示されるような彎曲管が用いられてい
る。これは、複数の節輪を軸心方向に沿って並べ、これ
ら隣接する節輪同志をリベット(軸体)を使った回動自
在に連結した構造となっている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、彎曲管には彎曲性能,強度,挿入性などの
点が求められる。これには、節輪を連結するリベットの
大小が大きく影響する。
すなわち、リベット頭部のフランジ部が小さい(リベ
ットの外径が細)と、連結される節輪間で、あおりなど
が生じやすく、彎曲させたときに彎曲方向が傾いたりす
る。しかし、彎曲しない方向に対する機械的な強度が弱
く、例えば上下(UD)2方向に彎曲する彎曲部に、左右
(RL)方向から曲げるような外力を与えると、容易に変
形したり、破損したりする。
逆に、リベットのフランジを大きなもの(リベットの
外径が太)にすると、その分、彎曲部の外径が全体的に
太くなり、挿入部の挿入性が損われる。しかし、連結用
突起が大きくなる部分では、その太くなる外径に加え
て、さらに局部的に径が太くなる凹凸部分ができ、患者
に余計な苦痛を与えてしまう。
ところが、従来、彎曲管のリベットには、先の実公昭
48-7829号でも開示されているように、全て同じ外径の
リベットが用いられてのみで、リベットで彎曲性能,強
度,挿入性などを両立させる技術は見られなかった。
この発明は、このような事情に着目してなされたもの
で、彎曲部の彎曲性能,強度,挿入性を有効に両立させ
ることができる内視鏡を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために請求項1の内視鏡は、少な
くとも先端側の節輪を細径の軸体で回動自在に連結し、
手元側の節輪を太径の軸体で回動自在に連結して、彎曲
管を構成する。
また請求項2の内視鏡は、隣り合う節輪の外周の端部
同志が彎曲時に当接することによって規定される彎曲角
度の小さな節輪間を細径の軸体で回動自在に連結し、そ
れ以外の節輪間を太径の軸体で回動自在に連結する。
[作用] 請求項1の内視鏡によると、彎曲角度が小さく、ガタ
が発生しにくい彎曲管の先端側の節輪連結に細径の軸体
を用いて挿入性を確保し、また軸方向および径方向に大
きな外力が加わりやすく、挿入性の影響が少なくてすむ
彎曲管の手元側の節輪連結に太径の軸体を用いて強度を
確保して、彎曲性能,挿入性,強度を両立させていく。
請求項2の内視鏡によると、径方向に加わる外力の負
担が小さくてすむ彎曲角度が小さい節輪間の連結に細径
の軸体を用いて挿入性を確保し、それ以外の節輪間を連
結に太径の軸体を用いて強度を確保して、彎曲性能,挿
入性,強度を両立させていく。
[実施例] 以下、この発明を第1図ないし第3図に示す第1の実
施例にもとづいて説明する。第1図は内視鏡の挿入部1
の先端側を示し、2はフレックス(螺旋管)3の外周面
に外皮2aを被覆してなる軟性部である。この軟性部2の
先端部に、筒状の接続部材4を介して彎曲部5および先
端構成部6が順次連結されている。
そして、この彎曲部5にこの発明が適用されている。
彎曲部5について説明すれば、7は外周に外皮7aが被
覆された彎曲管である。彎曲管7は、軸心方向沿いに直
列に並べた7個(複数)の節輪8a〜8gを、軸体である一
対のリベット9a〜9f(いずれも2個で組)で回動自在に
連結した構造となっている。詳しくは、節輪8b〜8fに
は、節輪両端に一対の連結用内側突起10,10および一対
の連結用外側突起11,11を突設したものが用いられる。
残る端の節輪8a,8gには、節輪8b,8fと組合う連結用内側
突起10,10および連結用外側突起11,11を突設したものが
用いられる。そして、節輪相互で組合う連結用内側突起
10および連結用外側突起11をリベット9a〜9fにより回動
自在にかしめ固定している。なお、彎曲管7は例えば隣
り合う節輪の外周の端部同志が彎曲時に当接することに
よって規定される彎曲角度が先端部および手元部で小さ
く、中央では大きい。
そして、こうした彎曲管7のリベット9a〜9fに、第2
図および第3図にも示されるように外径の異なる種類の
ものが用いられている。具体的には、彎曲角度が小さ
く、ガタの発生しずらい部位となる先端側の節輪8a〜8c
の連結には、細径のリベット9a,9bが用いられている。
また彎曲角度が大きい中央の節輪8c〜8fの連結には、太
径のリベット9c〜9eが用いられている。さらに、彎曲角
度は小さいが、軸方向および径方向に大きな力が加わる
手元側(操作部側)の節輪8f,8gの連結にも、太径のリ
ベット9fが用いられている。そして、これにて、第2図
中、「D1〜D6」で示される連結部廻りの大きさを、強度
が必要な手元側は大きく、挿入性に大きく関係する彎曲
管7の先端側は小さくしている。
但し、D1は連結用外側突起10を貫通するリベット径、
D2はかしめ部の径、D3はリベットの内側のフランジ径、
D4は連結用内側突起10の径、D5は連結用外側突起11のバ
ルジ内径、D6は連結用外側突起11の凸部径(外部)であ
る。なお、D1およびD2は強度的に特に影響するので、強
度を必要とするときは大きい方がよく。D3およびD4は彎
曲形状(彎曲性能)の関係から大きい方がよい。D5はス
ムーズな回動を確保するうえで、D4より僅かに大きい方
かよいことがわかっている。なお、D7は彎曲部7の最大
径となる外径を示す。
しかして、彎曲部7は、手元に近い方は強度に応じた
径となり、彎曲角度が小さく,強度的に負担が小さい先
端の近い方は小径となっていく。しかるに、リベット9a
〜9fの使い分けにより、挿入部先端の細径化(挿入
性),彎曲性能,強度の点を両立させることができるこ
ととなる。
なお、上記彎曲管7の最終端の節輪8gは、凹凸嵌合を
用いた連結構造で接続されており、挿入部1が太径にな
らないようにしている。詳しくは、接続部材4の径方向
両側に鍵孔状の凹部12を設け、節輪8gの端面に凹部12を
補間するような形状の凸部13を突設する。そして、これ
らを径方向からスライドして同軸となるように嵌合した
後、接着あるいは半田などで固定する構造が用いられて
いる。そして、これにて節輪8gと接続部材4とを径方向
にオーバラップさせるものとは異なり、挿入部1の径が
太くならずにすむようにしている。むろん、挿入部1の
軸方向,回転方向の接続強度も高い。なお、節輪8gと接
続部材4との外周面に薄いパイプ材(図示しない)を被
せるなどして、径方向の強度も万全にしてもよい。
但し、図面において、14は先端構成部6に設けた観察
窓、15はその観察窓14の後方から彎曲部7内,軟性部2
内へ挿通されたイメージガイドファイバー、16は先端構
成部6に設けた照明窓(図示しない)の後方から彎曲部
7内,軟性部2内へ挿通されたライトガイドファイバ
ー、18は先端構成部6の後端に固着されて彎曲部7内,
軟性部2内へ挿通されたアングルワイヤー、19は節輪8
b,8d,8fの内面に固着されたワイヤーガイド、20は接続
部材4の内面に端部が固着されて軟性部2内へ挿通され
たワイヤーガイドコイルである。
むろん、本実施例は太さの異なる2種類の軸体を用い
たが、3種類以上の軸体を彎曲管7の部位に応じて使い
分けるようにしてもよい(例えば節輪内の内蔵物がきつ
い場合など)。むろん、D1,D2,D3など、一部寸法が異
なる複数種の軸体を用いるようにしてもよい。
また、第4図はこの発明の第2の実施例(請求項2に
記載した発明を適用した実施例)を示す。
本実施例は、彎曲角度が先端の節輪8a,8b,8c間で小さ
く、それ以外の節輪8d〜8g間で大きい彎曲管7のリベッ
ト9a〜9fを使い分けたものである。
すなわち、こうした彎曲管7によると、節輪8a,8b,8c
間は、隣り合う節輪の外周の端部同志が彎曲時に当接す
ることによって規定される彎曲角度が小さいので、径方
向に加わる力は小さい。また残る、それ以外の節輪8d〜
8gは彎曲角度が大きいので、径方向に大きな力が加わ
る。
そこで、彎曲角度の小さな節輪8a〜8cを細径のリベッ
ト9a,9bで回動自在に連結し、それ以外の節輪8d〜8g間
を太径のリベット9a〜9fで回動自在に連結している。
そして、これにて第1の実施例と同様、彎曲管7の効
果的な細径化と、強度とを確保しており、彎曲部5の彎
曲性能,強度,挿入性を有効に両立させることができ
る。但し、第2の実施例において、第1の実施例と同じ
ものには同一符号を附してその説明を省略した。
なお、上述の実施例ではこの発明をファイバーを用い
た内視鏡に適用したが、固体撮像素子を用いた内視鏡に
適用してもよい。もちろん、アングルワイヤーの押引き
によって彎曲部を彎曲させる内視鏡に限らず、形状記憶
合金を用いた等、他の方式で彎曲させるようにしたもの
でもよい。加えて、節輪およびフレックスの外周にブレ
ード(網状管)を設けた内視鏡に適用してもよい。
[発明の効果] 以上説明したように請求項1および請求項2に記載し
た内視鏡によれば、細径の軸体による細径化、太径の軸
体による剛性増大から、彎曲性能を損わずして挿入性お
よび強度を両立させることができる。
したがって、彎曲部の彎曲性能,強度,挿入性を有効
に両立させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1の実施例の要部となる内視鏡の
先端側の構造を示す断面図、第2図は第1図中、II-II
線に沿う断面図、第3図は第1図中、III-III線に沿う
断面図、第4図はこの発明は第2の実施例の要部となる
内視鏡の先端側の構造を示す断面図である。 5……彎曲部、7……彎曲管、8a〜8g……節輪、9a〜9f
……リベット(軸体)、10……連結用内側突起、11……
連結用外側突起。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸心方向沿いに直列に並ぶ複数の節輪を軸
    体によって回動自在に連結してなる彎曲管を有した内視
    鏡において、前記彎曲管は、少なくとも先端側の節輪を
    細径の軸体で回動自在に連結し、手元側の節輪を太径の
    軸体で回動自在に連結してなることを特徴とする内視
    鏡。
  2. 【請求項2】軸心方向沿いに直列に並ぶ複数の節輪を軸
    体によって回動自在に連結してなる彎曲管を有した内視
    鏡において、隣り合う節輪の外周の端部同志が彎曲時に
    当接することによって規定される彎曲角度の小さな節輪
    間を細径の軸体で回動自在に連結し、それ以外の節輪間
    を太径の軸体で回動自在に連結してなることを特徴とす
    る内視鏡。
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