JP6546350B2 - 湾曲管構造および内視鏡 - Google Patents

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Description

本発明は、被検体内に挿入される細長な挿入部に設けられる能動的に湾曲する湾曲管構造および内視鏡に関する。
近年、被検体内に挿入される挿入機器、例えば内視鏡は、医療分野及び工業用分野において広く利用されている。医療分野において用いられる内視鏡は、細長い挿入部を被検体となる体腔内に挿入することによって、体腔内の臓器を観察したり、必要に応じて内視鏡が具備する処置具の挿通チャンネル内に挿入した処置具を用いて各種処置をしたりすることができる。また、工業用分野において用いられる内視鏡は、内視鏡の細長い挿入部をジェットエンジン内や、工場の配管等の被検体内に挿入することによって、被検体内の被検部位の傷及び腐蝕等の観察や各種処置等の検査を行うことができる。
この内視鏡の挿入部には、複数方向に湾曲自在な湾曲部が設けられた構成が周知である。湾曲部は、管路内の屈曲部における挿入部の進行性を向上させる他、挿入部において、湾曲部よりも挿入部の長手軸方向の先端側(以下、単に先端側と称す)に位置する先端部に設けられた観察光学系の観察方向を可変させる。
通常、内視鏡の挿入部に設けられた湾曲部は、複数の湾曲駒が挿入部の長手軸方向に沿ってリベットなどで連結されることにより、例えば上下および左右の全方向(4方向)に湾曲自在となるよう構成されている。
このような湾曲部は、例えば、日本国特開2008−154809号公報に開示されるように、湾曲駒の内、最も先端側に位置する湾曲駒に先端が固定された挿入部内に挿通された挿入方向の前後に進退自在な複数のワイヤ(湾曲操作ワイヤ)の何れかが操作部から牽引操作されることにより、上下または左右の何れかの方向に湾曲自在となっている。
ところで、内視鏡の湾曲部は、ワイヤの牽引により基端側から湾曲動作する。そのため、先端側の湾曲駒に比べて基端側の湾曲駒にワイヤの牽引力が大きくかかり、基端側の湾曲駒のほうが湾曲操作時に大きな荷重が生じる。
そのため、呼吸器などに用いられる挿入部が細径の気管支用内視鏡などでは、湾曲部も細径であり、基端側の湾曲駒が歪んでしまうと、先端側の湾曲駒にワイヤの牽引力量が伝達されず、所望の湾曲角度まで湾曲部を湾曲させることができない場合がある。
その結果、湾曲部を湾曲操作するワイヤの牽引力量が大きくなってしまいユーザに負担を与えるだけでなく、無理にワイヤを牽引操作することで基端側の湾曲駒に損傷を与えてしまう可能性があった。
さらに、湾曲部を湾曲させるワイヤの牽引量を稼ぐには、操作部内のスプロケットなどによる牽引機構を大型化すれば解決できるが、操作部も大型化してしまうという問題が生じる。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、湾曲駒の損傷を防止すると共に、操作部を大きくすることなく、挿入部の湾曲部を湾曲操作するワイヤの牽引力量を低減して所望の湾曲操作を容易に行えるようにして、ユーザの負担を軽減できる湾曲管構造および内視鏡を提供することを目的としている。
本発明の一態様による湾曲管構造は、内視鏡挿入部の長手軸に沿って設けられた第1湾曲駒群と、前記第1湾曲駒群の基端側に設けられた第2湾曲駒群とを有し、牽引部材を牽引することにより前記第1湾曲駒群および前記第2湾曲駒群を湾曲させることが可能な湾曲管構造であって、前記第1湾曲駒群は、第1の肉厚の管状部材によって形成されるとともに前記長手軸の方向に突設される第1連結部を有する複数の第1湾曲駒が、前記第1連結部同士が重なった部位を第1の枢支部材にて回動自在に連結して形成され、前記第2湾曲駒群は、第2の肉厚の管状部材によって形成されるとともに前記長手軸の方向に突設される第2連結部を有する複数の第2湾曲駒が、前記第2連結部同士が重なった部位を第2の枢支部材にて回動自在に連結して形成され、前記第1の肉厚よりも前記第2の肉厚を2倍以上にして前記第1湾曲駒よりも前記第2湾曲駒の剛性を高くした。
本発明の他の態様による湾曲管構造は、内視鏡挿入部の長手軸に沿って設けられた第1湾曲駒群と、前記第1湾曲駒群の基端側に設けられた第2湾曲駒群とを有し、牽引部材を牽引することにより前記第1湾曲駒群および前記第2湾曲駒群を湾曲させることが可能な湾曲管構造であって、前記第1湾曲駒群は、第1の肉厚の管状部材によって形成されるとともに前記長手軸の方向に突設される第1連結部を有する複数の第1湾曲駒が、前記第1連結部同士が重なった部位を第1の枢支部材にて回動自在に連結して形成され、前記第2湾曲駒群は、第2の肉厚の管状部材によって形成されるとともに前記長手軸の方向に突設される第2連結部を有する複数の第2湾曲駒が、前記第2連結部同士が重なった部位を第2の枢支部材にて回動自在に連結して形成され、前記第1連結部は前記第1の枢支部材が挿通される第1の孔が形成され、前記第1の孔から前記第1連結部の外縁までの第1の幅が第3の長さに形成され、前記第2連結部は前記第2の枢支部材が挿通される第2の孔が形成され、前記第2の孔から前記第2連結部の外縁までの第2の幅が第4の長さに形成され、前記第4の長さは前記第3の長さよりも大きく形成して前記第1湾曲駒よりも前記第2湾曲駒の剛性を高くした。
本発明の他の態様による湾曲管構造は、内視鏡挿入部の長手軸に沿って設けられた第1湾曲駒群と、前記第1湾曲駒群の基端側に設けられた第2湾曲駒群とを有し、牽引部材を牽引することにより前記第1湾曲駒群および前記第2湾曲駒群を湾曲させることが可能な湾曲管構造であって、前記第1湾曲駒群は、第1の肉厚の管状部材によって形成されるとともに前記長手軸の方向に突設される第1連結部を有する複数の第1湾曲駒が、前記第1連結部同士が重なった部位を第1の枢支部材にて回動自在に連結して形成され、前記第2湾曲駒群は、第2の肉厚の管状部材によって形成されるとともに前記長手軸の方向に突設される第2連結部を有する複数の第2湾曲駒が、前記第2連結部同士が重なった部位を第2の枢支部材にて回動自在に連結して形成され、前記第1湾曲駒よりも硬度が2倍以上高い金属または合金によって前記第2湾曲駒を形成して前記第1湾曲駒よりも前記第2湾曲駒の剛性を高くした。
本発明の一態様による内視鏡は、前記湾曲管構造を前記内視鏡挿入部の湾曲部に配設した。
本発明の一態様の湾曲管構造を備えた内視鏡の全体図 同上、内視鏡挿入部の要部断面図 同上、第1の形態の第1湾曲駒の構成を示す平面図 同上、第1の形態の第2湾曲駒の構成を示す平面図 同上、第2の形態の第1湾曲駒の構成を示す断面図 同上、第2の形態の第2湾曲駒の構成を示す断面図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。本発明は、内視鏡をはじめとして、ガイドチューブ、各種処置具、マニュピレータなどの被検体内に挿入される挿入部を有する挿入機器に適用されるものであるが、以下に説明する実施形態においては、挿入機器としての内視鏡を例に挙げて説明する。
また、以下の説明に用いる各図においては、各構成要素を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、構成要素毎に縮尺を異ならせてあるものであり、本発明は、これらの図に記載された構成要素の数量、構成要素の形状、構成要素の大きさの比率、および各構成要素の相対的な位置関係のみに限定されるものではない。また、以下の説明においては、図の紙面に向かって見た上下方向を構成要素の上部および下部として説明している場合がある。
図1は、湾曲管構造を備えた内視鏡の全体図、図2は内視鏡挿入部の要部断面図、図3は第1の形態の第1湾曲駒の構成を示す平面図、図4は第1の形態の第2湾曲駒の構成を示す平面図、図5は第2の形態の第1湾曲駒の構成を示す断面図、図6は第2の形態の第2湾曲駒の構成を示す断面図である。
先ず、本発明の一態様の湾曲管構造を備えた内視鏡について、以下に説明する。
図1に示す、内視鏡1は、細長管状に形成されて体腔内等の被検体内に挿入される挿入部2と、挿入部2の基端側に連設された操作部3と、操作部3の側部から延出されるユニバーサルコード4と、ユニバーサルコード4の先端側に配設されたコネクタ5とを主要構成として備えている。
この内視鏡1は、ユニバーサルコード4先端のコネクタ5を介して、周知の各種装置、例えば、信号処理装置(ビデオプロセッサ)、光源装置、送気送水装置、その他の周辺装置に接続され、内視鏡1と、この内視鏡1に接続される各種装置群により、内視鏡システムが形成される。
内視鏡1の挿入部2は、先端側から順に、先端部6と、この先端部6の基端側に連設された能動的に湾曲自在な湾曲部7と、この湾曲部7の基端側に連設された長尺の可撓管部8とにより構成され、長手軸方向に沿って細長に形成されている。
なお、ここでの湾曲部7は、後述するように、挿入部2内に配設された湾曲操作ワイヤの牽引弛緩によって能動的に湾曲する。また、可撓管部8は、湾曲部7から操作部3に至るまでの間に設けられ、受動的に可撓可能となるように柔軟性を持たせて形成される細径且つ長尺形状の管状部材によって形成されている。
操作部3は、可撓管部8の基端を覆って可撓管部8と接続される折れ止め部3aと、この折れ止め部3aに連設され、使用者が内視鏡1を使用するときに手によって把持する把持部3bとを有している。
把持部3bの上端側には、各種の操作部材が配設され、把持部3bの下端側に位置して折れ止め部3aの上部となる部位には、鉗子などの処置具を体腔内に導くための処置具挿通口9などが設けられている。
操作部3に設けられる操作部材としては、上述の湾曲部7の湾曲操作を行う湾曲操作ノブ10がある。湾曲部7は、この湾曲操作ノブ10への操作入力により、挿入部2内に全長に渡って挿通される湾曲操作用の牽引部材である湾曲操作ワイヤ(以下、単にワイヤと略記する)40(図2参照)が牽引弛緩し、このワイヤ40の牽引弛緩により、例えば上下および左右の4方向(全周方向)に能動的に湾曲自在となっている。
また、湾曲操作ノブ10には、湾曲部7の湾曲状態を固定する湾曲固定レバー11が連設されている。さらに、操作部3に設けられる操作部材として、送気送水操作または吸引操作、撮像、照明などの対応した操作を行うための複数の操作スイッチなどが設けられている。
ユニバーサルコード4は、挿入部2の先端から湾曲部7および可撓管部8の内部を挿通して操作部3に至り、さらに操作部3から延出する各種信号線などを内部に挿通する。
このユニバーサルコード4には、光源装置(図示せず)の照明光伝送用のライトガイドを挿通し、さらに送気送水装置(図示せず)から延出される送気送水用チューブが配設された複合ケーブルである。
このユニバーサルコード4の先端側に配設されるコネクタ5には、図示しない各種口金、各種電気接点などが設けられており、図示しない接続ケーブルを介して各種装置が接続される。
次に、挿入部2の先端側の内部構成について、湾曲部7の構成を主として説明する。
挿入部2先端の先端部6は、硬質の部材で形成され、内部に被検体内を照明するための図示しない照明光学系、撮像ユニットにおける対物光学系などが配設されると共に、被検体内の被検部位に向けて流体を供給する図示しない送気送水チャンネル、鉗子などの処置具が導出される処置具挿通チャンネルなどが先端面に開口されている。
この硬質の先端部6の後端側には、図2に示すように、第1湾曲部20内で長手軸方向に沿って連結される複数の湾曲駒21の最先端側の円筒状の先端駒22が固定されている。
湾曲部7内の複数の湾曲駒21は、上下および左右に対応する位置で隣接する湾曲駒21の後述する連結部同士が重なった部位を枢支部材であるリベット23によって回動自在に連結することにより、上下および左右の互いに直交する4方向に湾曲自在な湾曲構造を形成している。なお、リベット23は、外形側への突出を防ぐため、フランジ状の頭部が湾曲駒21の内径側に露呈されている。
この湾曲管構造を形成する複数の湾曲駒21の最先端に連結される先端駒22には、ワイヤ40の先端側の一端を取り付け固定するワイヤ固定部22aが設けられている。本実施形態においては、ワイヤ固定部22aは、上下および左右の4方向の湾曲動作用の4本のワイヤ40に対応して先端駒22内周側の4カ所に設けられている。
ワイヤ固定部22aに先端が固定された各ワイヤ40は、複数の湾曲駒21の内周側にそれぞれ設けられた環状のガイドリング24内を挿通され、ワイヤ末端が操作部3の湾曲操作ノブ10に連結されたスプロケット(図示せず)に巻回されている。
これにより、湾曲操作ノブ10によって4本のワイヤ40の何れかが牽引操作されると、湾曲部7が上下及び左右の何れかの方向に湾曲動作する。
即ち、湾曲部7は、複数の湾曲駒21を長手軸方向に連結することにより、湾曲構造が形成され、上下および左右の互いに直交する4方向に、操作部3からの各ワイヤ40による牽引操作入力によって能動的に湾曲する。
なお、複数の湾曲駒21は、後端側(可撓管部8の先端側)に連設された筒状の接続部材としての接続口金25と接続されている。また、接続口金25には、4本のワイヤ40のそれぞれが進退自在に挿通されるワイヤガイド部材としての4本のガイドシース45の先端部がロウ付けなどで固定されている。
ガイドシース45は、例えば、ステンレス鋼線を密着巻きする等して形成される柔軟なコイルパイプとして形成され、挿入部2の可撓管部8の内周側に挿通されている。
一方、複数の湾曲駒21の外周には、金属または非金属の細線材を編組して形成される網状のブレード15が被覆されている。さらに、ブレード15の外周には、湾曲ゴム17が被覆され、この湾曲ゴム17により、先端部6から湾曲部7にかけての外皮が形成されている。
尚、複数の湾曲駒21および接続口金25は、それぞれの中心が挿入部2の中心軸Xに一致するように配置されている。また、湾曲ゴム17は、先端部6の外周には水密に接着固定されているが、その他の挿入方向に沿った部位は、複数の湾曲駒21の外周に対して非接着にて被覆されている。
ここで、湾曲部7の長手方向である中心軸Xに沿った先端側および基端側の前後おいて、湾曲管構造としての複数の湾曲駒21の構成の違いについて、以下に詳しく説明する。
ここでの複数の湾曲駒21は、湾曲部7における先端側に設けられる第1湾曲駒群31と、湾曲部7における基端側に設けられる第2湾曲駒群32と、に区分けされている。
そして、本実施の形態の湾曲管構造は、第1湾曲駒群31よりも第2湾曲駒群32の剛性を高く設定することで、湾曲部7を湾曲操作するワイヤ40の牽引力量を低減した構成としている。
なお、剛性を高くする第2湾曲駒群32の範囲は、例えば、湾曲部7内に設けられる先端領域である第1湾曲駒群31の長さL1と基端領域である第2湾曲駒群32の長さL2が同等(L1≒L2)、もしくは第2湾曲駒群32の長さL2を湾曲部7の全長L3の半分程度(L2≒L3÷2)としている。
次に、基端側に配設される第2湾曲群32の剛性を先端側に配設される第1湾曲群31よりも高くする種々の構成について、以下に例示する。
なお、以下の説明においては、湾曲部7に設けられる複数の湾曲駒21に関し、先端側の第1湾曲駒群31に含まれるものを第1湾曲駒21aとし、基端側の第2湾曲駒群32に含まれるものを第2湾曲駒21bとして説明する。
(第1の形態)
図3および図4に示すように、例えば、第1湾曲駒群31の各第1湾曲駒21aの肉厚d1に対して、第2湾曲駒群32の各第2湾曲駒21bの肉厚d2を厚くして、第1湾曲駒21aよりも第2湾曲駒21bの剛性を高くして第2湾曲駒21bの歪みを防止することができる。
各第2湾曲駒21bの肉厚d2は、各第1湾曲駒21aの肉厚d1に対して2倍程度(d2≒2×d1)または2倍以上(d2≧2×d1)とし、例えば、肉厚d1を0.15mm(d1=0.15mm)とした場合、肉厚d2を0.30mm(d2=0.30mm)以上に設定する。
これにより、第1湾曲駒群31の剛性よりも第2湾曲駒群32の剛性を高くすることができる。なお、第1湾曲駒21aは、従来構成と同様な肉厚d1でよい。
(第2の形態)
図5および図6に示すように、例えば、第1湾曲駒群31の各第1湾曲駒21aの第1連結部27aの形状よりも、第2湾曲駒群32の各第2湾曲駒21bの第2連結部27aの形状を大きくして、第1湾曲駒21aよりも第2湾曲駒21bの剛性を高くして第2湾曲駒21bの歪みを防止することができる。
即ち、第1湾曲駒21aの第1連結部27aのリベット23が挿通する孔部から外縁の裾部までの距離である幅w1よりも、第2湾曲駒21bの第2連結部27aのリベット23が挿通する孔部から外縁の裾部までの距離である幅w2を大きくした所謂裾広の山型形状として孔部の径方向の面積を大きくして、第1湾曲駒21aよりも第2湾曲駒21bの剛性を高くしている。
なお、第2湾曲駒21bの第2連結部27aの形状は、山型形状に限らず、各第2湾曲駒21bの回動動作が妨げられなければ、矩形状、多角形状、曲線形状など、種々の形状を適用することができる。また、ここでも第1湾曲駒21aは、従来構成と同様な第1連結部27aの形状でよい。
さらに、第2湾曲駒21bは、第2連結部27aが従来構成と同様な形状として、第2連結部27aの厚さを大きくして第1湾曲駒21aよりも剛性を高くすることもできる。
(第3の形態)
また、特に図示しないが、第1湾曲駒群31の各第1湾曲駒21aを従来通りのステンレスなどから形成し、第2湾曲駒群32の各第2湾曲駒21bをチタン、タングステンなどの高硬度金属または超硬合金から形成することで、第1湾曲駒21aよりも第2湾曲駒21bの剛性を高くして第2湾曲駒21bの歪みを防止することができる。なお、第2湾曲駒21bは、第1湾曲駒21aよりも2倍程度の硬度にすればよい。
湾曲部7内に配設される湾曲構造は、以上に記載したような各形態とする第1湾曲駒群31および第2湾曲駒群32とすることで、基端側の第2湾曲駒群32の各第2湾曲駒21bの歪みを防止することで、先端側の第1湾曲駒群31の各第1湾曲駒21aに湾曲操作時のワイヤ40の牽引力が無駄なく伝えることができる。
これにより、ワイヤ40による牽引力量に無駄なロスが生じず、湾曲部7を湾曲操作するための湾曲力量の低減につながる。
以上の説明により、本実施の形態の内視鏡1は、挿入部2の湾曲部7を湾曲操作する際に、湾曲部7内の基端側に設けられる第2湾曲駒群32に大きな荷重が生じても、各第2湾曲駒21bが歪まず、ワイヤ40の牽引力量が湾曲部7内の先端側に設けられる第1湾曲駒群31の各第1湾曲駒21aを無駄なく牽引して湾曲操作を行うことができる。
特に、呼吸器などに用いられる挿入部2が細径の気管支などの呼吸器内に挿入される内視鏡1でも、ユーザの所望の湾曲角度まで湾曲部7をスムーズに湾曲させることができ、従来構成に比してユーザに負担を与えることを抑制することができる。
さらに、ここでの内視鏡1は、無理にワイヤ40を牽引操作する必要がないため、湾曲部7内に設けられた各湾曲駒21に損傷を与えてしまうこともない。そして、湾曲部7を湾曲させるワイヤ40の牽引量を稼ぐために、操作部3内に設けられるワイヤ牽引機構であるスプロケットなどを大型化する必要もなくなり、操作部3の大型化も防止することができる。
以上により、本実施の形態の湾曲管構造および、この湾曲構造が湾曲部7に設けられる内視鏡1は、湾曲駒21の損傷を防止すると共に、操作部3を大きくすることなく、挿入部2の湾曲部7を湾曲操作するワイヤ40の牽引力量を低減して所望の湾曲操作を容易に行えるようにして、ユーザの負担を軽減できる。
以上の実施の形態に記載した発明は、それらの形態に限ることなく、その他、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得ることが可能である。さらに、上記各形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合せにより種々の発明が抽出され得るものである。
例えば、各形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、述べられている課題が解決でき、述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得るものである。
本発明によれば、湾曲駒の損傷を防止すると共に、操作部を大きくすることなく、挿入部の湾曲部を湾曲操作するワイヤの牽引力量を低減して所望の湾曲操作を容易に行えるようにして、ユーザの負担を軽減できる湾曲管構造および内視鏡を提供することができる。
本出願は、2016年12月20日に日本国に出願された特願2016−247032号を優先権主張の基礎として出願するものであり、上記の開示内容は、本願明細書、請求の範囲に引用されるものとする。

Claims (4)

  1. 内視鏡挿入部の長手軸に沿って設けられた第1湾曲駒群と、前記第1湾曲駒群の基端側に設けられた第2湾曲駒群とを有し、牽引部材を牽引することにより前記第1湾曲駒群および前記第2湾曲駒群を湾曲させることが可能な湾曲管構造であって、
    前記第1湾曲駒群は、第1の肉厚の管状部材によって形成されるとともに前記長手軸の方向に突設される第1連結部を有する複数の第1湾曲駒が、前記第1連結部同士が重なった部位を第1の枢支部材にて回動自在に連結して形成され、
    前記第2湾曲駒群は、第2の肉厚の管状部材によって形成されるとともに前記長手軸の方向に突設される第2連結部を有する複数の第2湾曲駒が、前記第2連結部同士が重なった部位を第2の枢支部材にて回動自在に連結して形成され、
    前記第1の肉厚よりも前記第2の肉厚を2倍以上にして前記第1湾曲駒よりも前記第2湾曲駒の剛性を高くしたことを特徴とする湾曲管構造。
  2. 内視鏡挿入部の長手軸に沿って設けられた第1湾曲駒群と、前記第1湾曲駒群の基端側に設けられた第2湾曲駒群とを有し、牽引部材を牽引することにより前記第1湾曲駒群および前記第2湾曲駒群を湾曲させることが可能な湾曲管構造であって、
    前記第1湾曲駒群は、第1の肉厚の管状部材によって形成されるとともに前記長手軸の方向に突設される第1連結部を有する複数の第1湾曲駒が、前記第1連結部同士が重なった部位を第1の枢支部材にて回動自在に連結して形成され、
    前記第2湾曲駒群は、第2の肉厚の管状部材によって形成されるとともに前記長手軸の方向に突設される第2連結部を有する複数の第2湾曲駒が、前記第2連結部同士が重なった部位を第2の枢支部材にて回動自在に連結して形成され、
    前記第1連結部は前記第1の枢支部材が挿通される第1の孔が形成され、前記第1の孔から前記第1連結部の外縁までの第1の幅が第3の長さに形成され、
    前記第2連結部は前記第2の枢支部材が挿通される第2の孔が形成され、前記第2の孔から前記第2連結部の外縁までの第2の幅が第4の長さに形成され、
    前記第4の長さは前記第3の長さよりも大きく形成して前記第1湾曲駒よりも前記第2湾曲駒の剛性を高くしたことを特徴とする湾曲管構造。
  3. 内視鏡挿入部の長手軸に沿って設けられた第1湾曲駒群と、前記第1湾曲駒群の基端側に設けられた第2湾曲駒群とを有し、牽引部材を牽引することにより前記第1湾曲駒群および前記第2湾曲駒群を湾曲させることが可能な湾曲管構造であって、
    前記第1湾曲駒群は、第1の肉厚の管状部材によって形成されるとともに前記長手軸の方向に突設される第1連結部を有する複数の第1湾曲駒が、前記第1連結部同士が重なった部位を第1の枢支部材にて回動自在に連結して形成され、
    前記第2湾曲駒群は、第2の肉厚の管状部材によって形成されるとともに前記長手軸の方向に突設される第2連結部を有する複数の第2湾曲駒が、前記第2連結部同士が重なった部位を第2の枢支部材にて回動自在に連結して形成され、
    前記第1湾曲駒よりも硬度が2倍以上高い金属または合金によって前記第2湾曲駒を形成して前記第1湾曲駒よりも前記第2湾曲駒の剛性を高くしたことを特徴とする湾曲管構造。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の湾曲管構造を前記内視鏡挿入部の湾曲部に配設したことを特徴とする内視鏡。
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