JPH0647443Y2 - 内視鏡の彎曲機構 - Google Patents

内視鏡の彎曲機構

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JPH0647443Y2
JPH0647443Y2 JP1989006345U JP634589U JPH0647443Y2 JP H0647443 Y2 JPH0647443 Y2 JP H0647443Y2 JP 1989006345 U JP1989006345 U JP 1989006345U JP 634589 U JP634589 U JP 634589U JP H0647443 Y2 JPH0647443 Y2 JP H0647443Y2
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JP
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bending
endoscope
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wire
curved
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Inventor
昌春 森岡
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富士写真光機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、生体或いは機械等の内部を観察することが
できる内視鏡に係り、特に複雑に曲がりくねった部位を
通過させることが可能な内視鏡の彎曲機構に関するもの
である。
〔従来の技術〕
一般に内視鏡にあっては、例えば第5図示すように、観
察窓及び照明窓(共に図略)を端面或いは外周面に有す
る先端硬性部100と,接眼レンズ等の光学系及び各種操
作装置を有する操作部101と、先端硬性部100及び操作部
101を連結する軟性部102及び彎曲部103とから構成され
たものが知られている。また、このような構成の内視鏡
にあっては、その先端硬性部100と操作部101とを光学的
に接続する光学繊維束或いは各種のパイプ,ワイヤ及び
彎曲部103の彎曲操作を行うワイヤ等の操作部材(図
略)がこれら軟性部102や彎曲部103内を挿通されてお
り、操作部101に設けたハンドル104を前後に回動させな
がら彎曲操作を行うようになっている。
ところで、このような構成の内視鏡にあっては、彎曲部
が複数個の関節部材同士を回動自在に連結させた構造と
なっており、第6図に示すような狭くて曲がりくねった
挿入路105内を通過させて挿入させた機械奥部等を観察
するのは非常に難しく、どうしても勘や熟練等に頼るこ
とが多く問題になっている。即ち、これは、例えば第6
図において、特に挿入方向が90°を超えて大きく回動さ
せなければ挿入できないような挿入路105を有する場
合、例えば挿入方向が途中逆戻りするような状態に挿入
させるような場合には、その挿入路105を先端硬性部が
うまく通過できるように彎曲部を大きく彎曲させなけれ
ばならない。ところが、軟性部は一様に均一な剛性を有
しているため、挿入路105に合わせてうまく彎曲させる
のは非常に難しいという事情によるものである。
そこで、その彎曲部及び軟性部の柔軟性を段階的に強弱
変化を持たせた構成の内視鏡も提案されている。この場
合には、先のような問題が若干緩和されているが、それ
でも不十分であり、より挿入作業性のよいものの開発が
望まれている。
この考案は、上記した従来の欠点鑑み、一方向への彎曲
動作を阻止しそれ以外の方向への彎曲動作は何ら拘束さ
せず自由に許容することにより、特に大きな曲率で彎曲
動作を行うことが容易であって、挿入の際に彎曲すべき
方向性が予め決定された所望の複雑な挿入路の奥部等へ
挿入の際に挿入路に損傷を与える虞れが少なく、確実
に、しかも容易に挿入することが可能な内視鏡の彎曲機
構を提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
即ち、この考案の内視鏡の彎曲機構は、挿入部内に設け
られたワイヤ等の操作部材を有し、挿入路への挿入の際
にその操作部材によって前記挿入部に設けた彎曲部を各
種方向に彎曲させるように構成した内視鏡において、上
下或いは左右の対となった彎曲方向の一方向への彎曲を
拘束する所定長の非伸縮性拘束部材を、前記彎曲部内の
彎曲が拘束される方向と逆側に配設された彎曲操作部材
の配設方向に沿ってその近傍に配設したものである。
〔作用〕
この考案の内視鏡の彎曲機構は、特に一定方向への彎曲
動作を阻止して行なわず、それ以外の方向への彎曲動作
を行う場合に、観察しようとする部位までの間を通過す
る挿入路の形状に合わせて彎曲し挿入し易くするよう
に、その彎曲部内には彎曲する方向に対応した彎曲動作
を許容する非伸縮性拘束部材を設け、この拘束部材によ
って湾曲部が不要な方向に彎曲するのを阻止できるよう
になっている。
〔実施例〕
以下この考案の実施例について添付図面を参照しながら
説明する。
第1図はこの考案に係る第1実施例の内視鏡の彎曲構造
を示すものであり、この内視鏡の彎曲機構は、挿入部1
が、先端硬性部2と、第1彎曲部3と、第2彎曲部4
と、軟性部5とから構成されていると共に、その第2彎
曲部4内に拘束部材6を有する構成となっている。
第1彎曲部3は、先端硬性部2に隣接して設けられてお
り、挿入部1内で最大の柔軟性を有する部分であり、外
皮部材7の内部において互いに回動自在に連結された関
節部材8を複数個連結させた構成となっている。また、
この第1彎曲部3の先端硬性部2との境界部分近傍の上
下左右4ヶ所には、彎曲操作用の操作部材であって上下
同士及び左右同士のものが夫々一本に繋がったものから
なり操作部側のつまみと接続された第1,第2の2本のワ
イヤ9,10の先端部を固着させている。なお、この第1ワ
イヤ9は先端構成部2を上下方向、つまり±Z方向に、
また第2ワイヤ10は先端硬性部2を左右方向、つまり±
Y方向に指向変位させるためのものであるが、後に説明
する拘束部材6によって先端硬性部2は特に−Z方向へ
の湾曲動作が不能になっている。
第2彎曲部4は、操作部1内において第1彎曲部3より
も柔軟性の弱い部分であり、この実施例では外皮部材7
の内周面側に螺旋状に管材を積層させた構成となってい
る。
軟性部5は、第2彎曲部4よりも更に柔軟性の弱い部分
を構成しており、第2彎曲部4と操作部(図略)との間
に設けられている。
拘束部材6は、彎曲部の所定の目的方向への彎曲動作を
許容すると共にそれとは逆方向に彎曲するのを阻止する
ものであり、特にこの実施例にあっては第2彎曲部4の
挿入路への挿入動作の際に所定方向へ彎曲動作するのを
阻止するため、ワイヤ9のうち特に上部側部分に沿って
その近傍に取付られている。即ち、この実施例の拘束部
材6は、第2彎曲部4の両端部側にあるリング状の取付
部材11の各突起部11aに固着されており、これによって
第2図に示すように、第2彎曲部4の上方向への彎曲動
作については許容しているが、−Z方向への彎曲動作に
ついては阻止されている。なお、この拘束部材6として
は、長手方向への伸長が制限若しくは不可能な材質の物
を用いて、即ちこの実施例ではワイヤ、ピアノ線,ステ
ー等を用いて所定寸法に、即ち第2彎曲部4が彎曲して
ない状態のとき長さ(以下これを自然長と呼ぶ)とほぼ
同一寸法に形成されたものが使用されている。また、こ
の実施例では拘束部材を第1ワイヤ9の上部側に沿って
その近傍に取付けてあるが、特にこれに限定されるもの
ではなく、この拘束部材はそのままにして、或いはそこ
の拘束部材は取り除いて、第2ワイヤ側の左右何れか側
に拘束部材を取付けるような構成であってもよい。
したがって、この実施例の内視鏡の彎曲機構によれば、
操作部1を生体或いは機械奥部に挿入させる際にその挿
入路が特に上方向、つまり+Z方向に彎曲しているよう
な状態の挿入路に対し挿入操作が極めて容易である。
また、さらに例えばその挿入路が上方向であって、かつ
左右何れか、つまり±Y方向に彎曲しているような状態
のものへの挿入動作については、第2彎曲部4に対する
+Z方向への彎曲操作に余り煩わされずにすむため、そ
の分左右方向への挿入操作に集中でき、操作が容易であ
る。
次に、この考案の第2実施例について第3図を参照しな
がら説明する。なお、第3図中第1図と同一部分には同
一符号を付して重複説明を避ける。
この第2実施例の内視鏡の彎曲機構には、左右方向、つ
まり±Y方向にのみワイヤ10が設置されていると共に、
第2彎曲部4内の境界部分において上下両部分に2本の
拘束部材12,13が取付けられている。なお、これらの拘
束部材12,13は、その第2彎曲部4の自然長と同一寸法
の長さを有するワイヤ等から形成されている。
したがって、この実施例によれば、第2彎曲部4の上下
方向、つまり±Z方向への彎曲動作は各拘束部材12,13
によって阻止されており、これによって第2彎曲部4の
左右方向への彎曲操作のみを極めて容易に行うことがで
きる。
次に、この実施例に係る内視鏡の彎曲機構の第3実施例
について第4図を参照しながら説明する。なお、第4図
中第1図と同一部分には同一符号を付して重複説明を避
ける。
この第3実施例の内視鏡の彎曲機構は、第1ワイヤ9の
上部側のものに対し、その外周面側を被包するように設
けた保護スプリング14の更に外周面側にこれを外挿する
ようにして拘束部材15が設けられている。
そして、この拘束部材15は、その長さ寸法が第2彎曲部
4の自然長と略同一寸法を有しそれ以上に伸長すること
がないネット状のものから形成されており、両端部をリ
ング状の取付部材11側に固着させている。
したがって、この第3実施例によれば、第1実施例と同
様に、挿入路が+Z方向へ彎曲しているような生体或い
は機械等への挿入動作が極めて容易に行える。
〔効果〕
以上説明してきたように、この考案に係る内視鏡の彎曲
機構によれば、彎曲部内に拘束部材を設けることによっ
てその拘束部材を設けた部分とは逆向きの彎曲動作が阻
止できるようになっており、使用する目的に合わせてつ
まり挿入路の形状に応じた彎曲動作を許容するように拘
束部材を取付けることによって、曲がりくねった挿入し
にくい挿入路への挿入動作をだれでも比較的簡単に行う
ことができるようになり、挿入の際の操作性が飛躍的に
向上する。また、この考案によれば、例えば特に具体的
には、所望の部位へ挿入の際に、挿入方向が予め定めら
れており、特定の一方向への彎曲動作は行わぬ場合に
は、拘束部材を一定部位に設けた構成とすることによ
り、操作を誤り挿入すべき方向とは反対方向へ挿入動作
を行い、臓器等の一部を傷つけるなどのトラブルが発生
するのを有効に防止することができ、安全性の向上にも
繋がる。
また、この考案に係る内視鏡の彎曲機構によれば、拘束
部材をワイヤ等の操作部材に近接して設けるだけでよい
ので、特に専用のスペースを必要とせず、細径化された
内視鏡への取付けが極めて容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る内視鏡の彎曲機構を示す断面
図、第2図はこの考案に係る内視鏡の彎曲機構を示す説
明図、第3図はこの考案に係る第2実施例の内視鏡の彎
曲機構を示す断面図、第4図はこの考案に係る第3実施
例の内視鏡の彎曲機構を示す要部断面図、第5図は従来
の内視鏡を示す略線図、第6図は内視鏡を挿入しようと
する機械内の挿入路を示す要部断面図である。 1…挿入部、 9,10…(操作部材)ワイヤ、 3,4…(第1,第2)彎曲部、 6,12,13,15…拘束部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】挿入部(1)内に設けられたワイヤ等の操
    作部材(9・10)を有し、挿入路への挿入の際にその操
    作部材(9・10)によって前記挿入部(1)に設けた彎
    曲部(3・4)を各種方向に彎曲させるように構成した
    内視鏡において、 上下或いは左右の対となった彎曲方向の一方向への彎曲
    を拘束する所定長の非伸縮性拘束部材(6・12・13・1
    5)を、前記彎曲部内の彎曲が拘束される方向と逆側に
    配設された彎曲操作部材(9・10)の配設方向に沿って
    その近傍に配設したことを特徴とする内視鏡の彎曲機
    構。
JP1989006345U 1989-01-23 1989-01-23 内視鏡の彎曲機構 Expired - Fee Related JPH0647443Y2 (ja)

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