JPH0737547Y2 - 回動操作用ハンドルの取付構造 - Google Patents
回動操作用ハンドルの取付構造Info
- Publication number
- JPH0737547Y2 JPH0737547Y2 JP1988098299U JP9829988U JPH0737547Y2 JP H0737547 Y2 JPH0737547 Y2 JP H0737547Y2 JP 1988098299 U JP1988098299 U JP 1988098299U JP 9829988 U JP9829988 U JP 9829988U JP H0737547 Y2 JPH0737547 Y2 JP H0737547Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- handle
- shaft
- fitting hole
- tip
- groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Seats For Vehicles (AREA)
- Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は金属性シャフトの先端部に樹脂製の回動操作用
ハンドルを取り付けるための構造に関するものである。
ハンドルを取り付けるための構造に関するものである。
従来、例えば車両用シートのリクライニング調整装置等
において、第7図〜第9図に示されるようにシャフト10
の先端部に樹脂製の回動操作用ハンドル11を取り付けた
ものがある。即ち、シャフト10の先端部にはセレーショ
ン歯10aを設けるとともに、セレーション歯10aと隣接し
て周溝10bを形成してある。一方、ハンドル11には有底
の嵌入孔11aが形成され、この嵌入孔11aの内面には上記
セレーション歯10aと係合するセレーション溝11bが形成
されるとともに、ハンドル11の外面より嵌入孔11aへ至
るスナップリング装着溝11cが形成されている。そし
て、シャフト10の先端部を上記嵌入孔11aに嵌入する
と、セレーション歯10aとセレーション溝11bとがトルク
伝達可能に係合し、ハンドル11の外側よりスナップリン
グ12を装着溝11cに装着すると、スナップリング12がシ
ャフト10の周溝10bに係合し、シャフト10が抜け止めさ
れる。
において、第7図〜第9図に示されるようにシャフト10
の先端部に樹脂製の回動操作用ハンドル11を取り付けた
ものがある。即ち、シャフト10の先端部にはセレーショ
ン歯10aを設けるとともに、セレーション歯10aと隣接し
て周溝10bを形成してある。一方、ハンドル11には有底
の嵌入孔11aが形成され、この嵌入孔11aの内面には上記
セレーション歯10aと係合するセレーション溝11bが形成
されるとともに、ハンドル11の外面より嵌入孔11aへ至
るスナップリング装着溝11cが形成されている。そし
て、シャフト10の先端部を上記嵌入孔11aに嵌入する
と、セレーション歯10aとセレーション溝11bとがトルク
伝達可能に係合し、ハンドル11の外側よりスナップリン
グ12を装着溝11cに装着すると、スナップリング12がシ
ャフト10の周溝10bに係合し、シャフト10が抜け止めさ
れる。
ところが、上記取付構造に場合にはスナップリング12を
使用しているため、部品数が増加し、それだけ部品管理
を必要とする欠点があり、またシャフト10のセレーショ
ン歯10aがハンドル11のセレーション溝11bに係合してい
るに過ぎないため、回転方向または軸方向にガタが発生
するという問題がある。さらに、ハンドル11とシャフト
10との取付角度が一定していないため、角度によっては
ハンドル11のレバー部11dがシートやフロア等と干渉す
るおれがあり、車両への設置時に取付角度を変更する必
要性が生じる場合がある。
使用しているため、部品数が増加し、それだけ部品管理
を必要とする欠点があり、またシャフト10のセレーショ
ン歯10aがハンドル11のセレーション溝11bに係合してい
るに過ぎないため、回転方向または軸方向にガタが発生
するという問題がある。さらに、ハンドル11とシャフト
10との取付角度が一定していないため、角度によっては
ハンドル11のレバー部11dがシートやフロア等と干渉す
るおれがあり、車両への設置時に取付角度を変更する必
要性が生じる場合がある。
本考案は上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的
は、部品数が少なく、取付状態でガタが発生せず、しか
もハンドルとシャフトとの取付角度を常に一定に規定で
きる回動操作用ハンドルの取付構造を提供することにあ
る。
は、部品数が少なく、取付状態でガタが発生せず、しか
もハンドルとシャフトとの取付角度を常に一定に規定で
きる回動操作用ハンドルの取付構造を提供することにあ
る。
上記目的を達成するために、本考案は、金属製シャフト
の先端部に樹脂製の回動操作用ハンドルを取り付けるた
めの構造において、シャフトの先端部に環状の爪部が一
体形成されるとともに、該爪部より先端側の部位に爪部
より半径方向外方へ突出した1個または2個の突片が一
体に形成されており、ハンドルにはシャフトの先端部が
嵌入される有底の嵌入孔が形成され、該嵌入孔の内面に
は上記突片が挿入される挿入溝が開口端部から底部まで
形成されるとともに、嵌入孔の開口端側内面には上記爪
部が食い込むセレーション溝が軸方向に形成され、さら
にハンドルの外周部には半径方向へ突出するレバー部が
一体に形成されていることを特徴とするものである。
の先端部に樹脂製の回動操作用ハンドルを取り付けるた
めの構造において、シャフトの先端部に環状の爪部が一
体形成されるとともに、該爪部より先端側の部位に爪部
より半径方向外方へ突出した1個または2個の突片が一
体に形成されており、ハンドルにはシャフトの先端部が
嵌入される有底の嵌入孔が形成され、該嵌入孔の内面に
は上記突片が挿入される挿入溝が開口端部から底部まで
形成されるとともに、嵌入孔の開口端側内面には上記爪
部が食い込むセレーション溝が軸方向に形成され、さら
にハンドルの外周部には半径方向へ突出するレバー部が
一体に形成されていることを特徴とするものである。
第1図〜第6図は本考案の一例を示す。
図面において、シャフト1は断面円形の金属棒よりな
り、その先端部には後端側が大径となるテーパ状の爪部
1aが転造にて一体形成されており、この爪部1aの外径は
シャフト1の外径より大きい。また、上記爪部1aより先
端側には、180°対称位置に偏平な突片1bがプレス加工
されている。突片1bの外周端部は爪部1aより半径方向外
方へ突出している。
り、その先端部には後端側が大径となるテーパ状の爪部
1aが転造にて一体形成されており、この爪部1aの外径は
シャフト1の外径より大きい。また、上記爪部1aより先
端側には、180°対称位置に偏平な突片1bがプレス加工
されている。突片1bの外周端部は爪部1aより半径方向外
方へ突出している。
ハンドル2は例えば熱可塑性樹脂よりなり、一端部外周
には半径方向へ突出するレバー部2aが一体に形成されて
いる。ハンドル2の他端部には上記シャフト1の先端部
が嵌入される有底の嵌入孔2bが形成されており、この嵌
入孔2bの内面には上記突片1bが挿入される挿入溝2cが開
口端部から底部まで形成されるとともに、嵌入孔2bの開
口端側内面には軸方向に多数のセレーション溝2dが形成
されている。
には半径方向へ突出するレバー部2aが一体に形成されて
いる。ハンドル2の他端部には上記シャフト1の先端部
が嵌入される有底の嵌入孔2bが形成されており、この嵌
入孔2bの内面には上記突片1bが挿入される挿入溝2cが開
口端部から底部まで形成されるとともに、嵌入孔2bの開
口端側内面には軸方向に多数のセレーション溝2dが形成
されている。
上記構成のシャフト1をハンドル2の嵌入孔2bに嵌入す
ると、突片1bが挿入溝2cに係合して角度規制され、大径
な爪部1aがセレーション溝2d部分に圧入される。このと
き、爪部1aがテーパ状となっているため、セレーション
溝2dに容易に食い込みつつ圧入される。そして、シャフ
ト1の先端面が嵌入孔2bの底部に当たって停止し、この
状態で爪部1aがセレーション溝2dに食い込んでいるた
め、シャフト1とハンドル2とが強固に一体化され、抜
けやガタが防止される。このように、ハンドル2の嵌入
孔2bにセレーション溝2dが設けられているため、シャフ
ト1の爪部1aが容易に食い込むことができ、樹脂製ハン
ドル2の白化や亀裂の発生を防止できる。
ると、突片1bが挿入溝2cに係合して角度規制され、大径
な爪部1aがセレーション溝2d部分に圧入される。このと
き、爪部1aがテーパ状となっているため、セレーション
溝2dに容易に食い込みつつ圧入される。そして、シャフ
ト1の先端面が嵌入孔2bの底部に当たって停止し、この
状態で爪部1aがセレーション溝2dに食い込んでいるた
め、シャフト1とハンドル2とが強固に一体化され、抜
けやガタが防止される。このように、ハンドル2の嵌入
孔2bにセレーション溝2dが設けられているため、シャフ
ト1の爪部1aが容易に食い込むことができ、樹脂製ハン
ドル2の白化や亀裂の発生を防止できる。
上記のようにシャフト1をハンドル2の嵌入孔2bに圧入
するのみで一体化されるので、従来のようにスナップリ
ングのような別部品を必要とせず、爪部1aがセレーショ
ン溝2dに食い込むためガタもない。さらに、シャフト1
とハンドル2との取付角度は、シャフト1の突片1bとハ
ンドル2の挿入溝2cとで予め一定角度に設定されている
ので、ハンドル2のレバー部2aがシートやフロア等と干
渉するおそれがない。
するのみで一体化されるので、従来のようにスナップリ
ングのような別部品を必要とせず、爪部1aがセレーショ
ン溝2dに食い込むためガタもない。さらに、シャフト1
とハンドル2との取付角度は、シャフト1の突片1bとハ
ンドル2の挿入溝2cとで予め一定角度に設定されている
ので、ハンドル2のレバー部2aがシートやフロア等と干
渉するおそれがない。
なお、シャフト1に1個の突片1bを設け、これに応じて
嵌入孔2bの挿入溝2cを1本のみ設けてもよいが、実施例
のように2個の突片1bを設けた場合にはトルク伝達強度
を大きくできるため、好ましい。
嵌入孔2bの挿入溝2cを1本のみ設けてもよいが、実施例
のように2個の突片1bを設けた場合にはトルク伝達強度
を大きくできるため、好ましい。
上記の説明で明らかなように、本考案によればシャフト
の先端部をハンドルの嵌入孔に嵌入したとき、突片が挿
入溝に挿入され、爪部が嵌入孔内面に食い込んで固定さ
れるようにしたので、スナップリングなどの別部品を必
要とせず、取付状態でガタが発生しない。特に、嵌入孔
の内面にはセレーション溝が形成されているので、爪部
の食い込みが容易であり、しかも樹脂製ハンドルに無理
な荷重が作用しないので、白化や亀裂を防止できる。ま
た、ハンドルとシャフトとの取付角度を突片と挿入溝と
の係合によって一定に規定できるので、取付後に角度を
変更するといった作業が不要となる。
の先端部をハンドルの嵌入孔に嵌入したとき、突片が挿
入溝に挿入され、爪部が嵌入孔内面に食い込んで固定さ
れるようにしたので、スナップリングなどの別部品を必
要とせず、取付状態でガタが発生しない。特に、嵌入孔
の内面にはセレーション溝が形成されているので、爪部
の食い込みが容易であり、しかも樹脂製ハンドルに無理
な荷重が作用しないので、白化や亀裂を防止できる。ま
た、ハンドルとシャフトとの取付角度を突片と挿入溝と
の係合によって一定に規定できるので、取付後に角度を
変更するといった作業が不要となる。
第1図は本考案に係る取付構造の斜視図、第2図はその
分解斜視図、第3図は第1図のIII−III線断面図、第4
図は第2図のIV−IV線断面図、第5図は第4図のV−V
線断面図、第6図は第4図のVI−VI線断面図、第7図は
従来例の分解斜視図、第8図は取付状態の断面図、第9
図は第8図にIX−IX線断面図である。 1……シャフト、1a……爪部、1b……突片、2……ハン
ドル、2a……レバー部、2b……嵌入孔、2c……挿入溝、
2d……セレーション溝。
分解斜視図、第3図は第1図のIII−III線断面図、第4
図は第2図のIV−IV線断面図、第5図は第4図のV−V
線断面図、第6図は第4図のVI−VI線断面図、第7図は
従来例の分解斜視図、第8図は取付状態の断面図、第9
図は第8図にIX−IX線断面図である。 1……シャフト、1a……爪部、1b……突片、2……ハン
ドル、2a……レバー部、2b……嵌入孔、2c……挿入溝、
2d……セレーション溝。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 寺田 隆己 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (56)参考文献 実公 昭58−16008(JP,Y2)
Claims (1)
- 【請求項1】金属製シャフトの先端部に樹脂製の回動操
作用ハンドルを取り付けるための構造において、 シャフトの先端部に環状の爪部が一体形成されるととも
に、該爪部より先端側の部位に爪部より半径方向外方へ
突出した1個または2個の突片が一体に形成されてお
り、 ハンドルにはシャフトの先端部が嵌入される有底の嵌入
孔が形成され、該嵌入孔の内面には上記突片が挿入され
る挿入溝が開口端部から底部まで形成されるとともに、
嵌入孔の開口端側内面には上記爪部が食い込むセレーシ
ョン溝が軸方向に形成され、さらにハンドルの外周部に
は半径方向へ突出するレバー部が一体に形成されている
ことを特徴とする回動操作用ハンドルの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988098299U JPH0737547Y2 (ja) | 1988-07-25 | 1988-07-25 | 回動操作用ハンドルの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988098299U JPH0737547Y2 (ja) | 1988-07-25 | 1988-07-25 | 回動操作用ハンドルの取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0219336U JPH0219336U (ja) | 1990-02-08 |
JPH0737547Y2 true JPH0737547Y2 (ja) | 1995-08-30 |
Family
ID=31324440
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988098299U Expired - Lifetime JPH0737547Y2 (ja) | 1988-07-25 | 1988-07-25 | 回動操作用ハンドルの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0737547Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5816008U (ja) * | 1981-07-21 | 1983-02-01 | 株式会社クボタ | 農作業機 |
-
1988
- 1988-07-25 JP JP1988098299U patent/JPH0737547Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0219336U (ja) | 1990-02-08 |
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