JP3193299B2 - スピードセンサ - Google Patents

スピードセンサ

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JP3193299B2
JP3193299B2 JP17952296A JP17952296A JP3193299B2 JP 3193299 B2 JP3193299 B2 JP 3193299B2 JP 17952296 A JP17952296 A JP 17952296A JP 17952296 A JP17952296 A JP 17952296A JP 3193299 B2 JP3193299 B2 JP 3193299B2
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shaft
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孝之 青島
武史 阿井
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Yazaki Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スピードセンサに
関し、詳しくは、トランスミッションの出力軸の回転を
センサ駆動軸に伝達するドリブンギヤ部の構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図6に従来の一般的なスピードセンサの
構造を示している。
【0003】このスピードセンサは、樹脂製のケース2
に取り付けられたドリブンギヤ部3と、センサマグネッ
ト4とで大略構成されている。
【0004】ドリブンギヤ部3は、ケース2に回転自在
に挿入されたドリブンギヤシャフト7と、このドリブン
ギヤシャフト7に取り付けられたドリブンギヤ6とから
なるものである。このドリブンギヤシャフト7は、炭素
鋼を切削加工することにより、抜け止め溝20やらせん
溝21を形成したもので、インサート成形により樹脂製
のドリブンギヤ6と一体化している。
【0005】また、別の従来技術として、ドリブンギヤ
およびドリブンギヤシャフトを共に樹脂化したスピード
センサも開示されている(特開平5−45368号公報
参照)。この公報のものは、全体の樹脂化により軽量化
をはかったものであるが、ドリブンギヤシャフトの耐磨
耗性の問題を解決するため、断面三角形状の環状突起を
ドリブンギヤシャフトまたはスリーブに設けてこの環状
突起のみで回転接触させるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記図6のスピードセ
ンサは、ドリブンギヤシャフト7が金属製であるため、
重量が大きくなると共に、切削加工する必要があるた
め、加工コストが高くなるという問題がある。
【0007】また、特開平5−45368号公報のもの
は、軽量化ははかれるが、回転接触部が樹脂であるた
め、環状突起による部分接触とはいえ、やはり耐磨耗性
低下という問題は解消されない。
【0008】本発明は上述の点に着目してなされたもの
で、ドリブンギヤ部の軽量化、低コスト化をはかると共
に、ドリブンギヤシャフトの耐磨耗性の向上もはかった
スピードセンサを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、ケースに回転自在に挿入さ
れたドリブンギヤシャフトと、このドリブンギヤシャフ
トと一体のドリブンギヤとからなる樹脂製のドリブンギ
ヤ部を備え、このドリブンギヤ部に連結されたセンサマ
グネットの回転を検出するようにしたスピードセンサで
あって、金属スリーブは、一部をDカットして平坦部に
形成したフランジを後端に形成して構成されると共に、
前記ドリブンギヤ部のインサート成形により、前記フラ
ンジを前記ドリブンギヤに埋設して前記ドリブンギヤシ
ャフトの外周に一体に取り付けられていることを特徴と
するものである。
【0010】このため、請求項1記載の発明では、ドリ
ブンギヤ部の回転摺動部が金属スリーブで構成されてい
るため、摩擦抵抗が小さく、かつ、金属スリーブ以外を
樹脂化してドリブンギヤ部を形成したので顕著な重量増
加を伴なうことが無い。
【0011】その上、請求項1記載の発明では、フラン
ジ部分がドリブンギヤ内に埋設されて金属スリーブの抜
け止めの役目を、かつ平坦面が金属スリーブの回り止め
の役目を果たす。
【0012】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のスピードセンサであって、前記ドリブンギヤシャフ
トの先端部を、前記金属スリーブの先端より突出させ、
この突出部分に前記センサマグネットの駆動軸を連結す
る角孔を形成したことを特徴とするものである。
【0013】このため、請求項2記載の発明では、ドリ
ブンギヤシャフトの長さを突出部分で調整ができ、金属
スリーブの長さが一定でも任意の長さのドリブンギヤシ
ャフトが形成できる。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、図6と同一部材、同一機能
のものは同一符号で示している。
【0018】図1において、スピードセンサ1は、樹脂
製のケース2と、このケース2に取り付けられたドリブ
ンギヤ部3と、このドリブンギヤ部3に連結されたセン
サマグネット4とで大略構成されている。
【0019】ドリブンギヤ部3は、図2に示すように、
ドリブンギヤ6と、このドリブンギヤ6の中心に形成さ
れたドリブンギヤシャフト7とが樹脂により一体成形さ
れたものである。ドリブンギヤシャフト7の外周には、
ステンレス等の金属スリーブ8が取り付けられている。
【0020】この金属スリーブ8は、ドリブンギヤ部3
のインサート成形により一体的に取り付けられている。
【0021】金属スリーブ8は、図3に示すように、先
端面9が閉じた有底円筒状のもので、先端側が少し径が
小さい細径部8a、ドリブンギヤ部3側が太径部8bと
なっており、太径部8bにはリング状の溝10が形成さ
れ、かつ後端にはフランジ11が形成されている。フラ
ンジ11には回り止めのためDカットして一部を平坦面
12に形成している。
【0022】この金属スリーブ8はパイプを加工して形
成してもよいが、プレス加工によりステンレス板を絞
り、円筒状に形成すれば、細径部8a、太径部8bおよ
びフランジ11がプレスで簡単に加工できる。この円筒
体にローリング加工して溝10を形成することにより、
金属スリーブ8が形成される。そして、ドリブンギヤ部
3のインサート成形により、金属スリーブ8がドリブン
ギヤシャフト7の外周に取り付けられ、フランジ11が
ドリブンギヤ6内に埋設されて一体化されたドリブンギ
ヤ部3が構成される。
【0023】インサート成形後、先端面9からドリブン
ギヤシャフト7にかけて回転伝達用の角孔13をプレス
加工等により形成している。
【0024】図4および図5に示す第2実施の形態は、
ドリブンギヤシャフト7の先端部を金属スリーブ8の先
端の丸孔5から突出させ、この突出部分14に角孔13
を形成したものである。この第2実施の形態では、突出
部分14によりドリブンギヤシャフト7の長さを調整で
きるようになっている。このように構成することによ
り、金属スリーブ8を絞り加工により形成する場合、絞
り限界値によりドリブンギヤシャフト7の設定長さに金
属スリーブ8の長さが足りない場合に突出部分14で調
整ができる。
【0025】ドリブンギヤ部3は図1のようにケース2
内に回転自在に支持され、細径部8aとケース2のハウ
ジング2a部分の内周との間にはシール材15が設けら
れている。ケース2に装着されたスプリングピン16と
溝10との係合によりドリブンギヤ部3の抜け止めをし
ている。ケース2のハウジング2aの前部にセンサマグ
ネット4が回転自在に取り付けられ、このセンサマグネ
ット4の駆動軸17は角孔13に挿入されている。
【0026】ハウジング2aの前部には図示しないセン
サが取り付けられ、センサマグネット4の回転を検出す
るようになっている。ハウジング2aの外周にはOリン
グ18が取り付けられ、このOリング18を介して車両
のトランスミッションに取り付けられる。
【0027】以上のように、本実施の形態のスピードセ
ンサ1は、ドリブンギヤ部3の樹脂化により軽量化でき
ると共に、ドリブンギヤシャフト7の外周に金属スリー
ブ8を取り付けているので、耐磨耗性が向上するばかり
でなく、回転接触部の摺動抵抗も小さくできる。
【0028】また、インサート成形により金属スリーブ
8を取り付けることにより、ドリブンギヤ部の成形工数
はほとんど増加せず、しかも、金属スリーブ8はプレス
加工とローリング加工のみで形成できるので、低コスト
で製作できると共に、金属スリーブ8の付加だけである
ので、重量もそれほど増加せず、軽量のスピードセンサ
が得られる。
【0029】
【発明の効果】以上、詳述したように、請求項1記載の
発明によれば、ドリブンギヤ部の回転摺動部が金属スリ
ーブでカバーされているため、摩擦抵抗が小さく、耐磨
耗性に優れたスピードセンサが得られると共に、金属ス
リーブの付加だけであるので、重量もそれほど増加せ
ず、軽量のスピードセンサが得られる。
【0030】また、請求項1記載の発明によれば、フラ
ンジの一部をDカットして平坦部に形成したので、フラ
ンジ部分がドリブンギヤ内に埋設されたとき、平坦面が
金属スリーブの回り止めの役目を果たすことができる。
【0031】さらに、請求項1記載の発明によれば、イ
ンサート成形により金属スリーブを取り付けることがで
きるので、ドリブンギヤ部は、その成形工数をほとんど
増加させずに容易に成形することができる。
【0032】また、請求項2記載の発明によれば、ドリ
ブンギヤシャフトの先端部を、金属スリーブの先端より
突出させたので、ドリブンギヤシャフトの長さを突出部
で調整ができ、金属スリーブの長さが一定でも所望の長
さのドリブンギヤシャフトが形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスピードセンサの第1実施の形態を示
す縦断側面図である。
【図2】第1実施の形態のドリブンギヤ部を示す縦断側
面図である。
【図3】第1実施の形態の金属スリーブを示すもので、
(a)は(b)の左側面図、(b)は下側半分を断面に
した側面図である。
【図4】第2実施の形態のドリブンギヤ部の縦断側面図
である。
【図5】第2実施の形態の金属スリーブを示すもので、
(a)は(b)の左側面図、(b)は下側半分を断面に
した側面図である。
【図6】従来のスピードセンサの縦断側面図である。
【符号の説明】
1 スピードセンサ 2 ケース 3 ドリブンギヤ部 4 センサマグネット 6 ドリブンギヤ 7 ドリブンギヤシャフト 8 金属スリーブ 10 溝 11 フランジ 12 平坦面 13 角孔 14 突出部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−29437(JP,A) 実開 平1−167662(JP,U) 実開 平2−150565(JP,U) 実開 平3−4914(JP,U) 実開 平3−40563(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01P 1/04 G01P 3/487 F16H 59/40

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースに回転自在に挿入されたドリブン
    ギヤシャフトと、このドリブンギヤシャフトと一体のド
    リブンギヤとからなる樹脂製のドリブンギヤ部を備え、
    このドリブンギヤ部に連結されたセンサマグネットの回
    転を検出するようにしたスピードセンサであって、 金属スリーブは、一部をDカットして平坦部に形成した
    フランジを後端に形成して構成されると共に、前記ドリ
    ブンギヤ部のインサート成形により、前記フランジを前
    記ドリブンギヤに埋設して前記ドリブンギヤシャフトの
    外周に一体に取り付けられていることを特徴とするスピ
    ードセンサ。
  2. 【請求項2】 前記ドリブンギヤシャフトの先端部を、
    前記金属スリーブの先端より突出させ、この突出部分に
    前記センサマグネットの駆動軸を連結する角孔を形成し
    たことを特徴とする請求項1記載のスピードセンサ。
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