JPH0634689Y2 - スピ−ドメ−タ−駆動装置の合成樹脂製ピニオンギヤ− - Google Patents

スピ−ドメ−タ−駆動装置の合成樹脂製ピニオンギヤ−

Info

Publication number
JPH0634689Y2
JPH0634689Y2 JP1985120459U JP12045985U JPH0634689Y2 JP H0634689 Y2 JPH0634689 Y2 JP H0634689Y2 JP 1985120459 U JP1985120459 U JP 1985120459U JP 12045985 U JP12045985 U JP 12045985U JP H0634689 Y2 JPH0634689 Y2 JP H0634689Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft portion
pinion gear
tooth
synthetic resin
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1985120459U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6228172U (ja
Inventor
久男 野沢
明彦 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamada Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Yamada Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamada Manufacturing Co Ltd filed Critical Yamada Manufacturing Co Ltd
Priority to JP1985120459U priority Critical patent/JPH0634689Y2/ja
Publication of JPS6228172U publication Critical patent/JPS6228172U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0634689Y2 publication Critical patent/JPH0634689Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gears, Cams (AREA)
  • Gear Transmission (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動二輪車等のホイールハブ等の回転を所定減
速比でスピードメーターに伝達するスピードメーター駆
動装置のピニオンギヤー、特に合成樹脂製のピニオンギ
ヤーに関する。
このようなピニオンギヤーは、従来鋼製のものが一般に
用いられていたが、近年、装置軽量化の要望からあるい
は製造原価低減の要望から合成樹脂化することが試みら
れている。第4図にこのような合成樹脂製のピニオンギ
ヤーを用いたスピードメーター駆動装置の一例を示す。
図面において(1)は駆動装置のギヤーハウジングであ
り、この図の場合駆動装置専用のギヤーハウジングであ
るが、ドラムブレーキ装置の本体部材がギヤーハウジン
グとして兼用される場合もある。(2)はホイールハブ
に連結されてホイールハブと共に回転する駆動ギヤーで
ある。ピニオンギヤーは、この駆動ギヤー(2)と噛み
合う歯部(3)と、その先端側に形成され、ギヤーハウ
ジングの軸受穴に支持される第1の軸部(4)と、他端
側に形成され、ギヤーハウジングに設けられた軸受ブツ
シユ(5)に支持される第2の軸部(6)とを有し、第
2の軸部(6)の端面から軸心方向に、回転力伝達用可
撓軸(7)を挿入連結する連結穴(8)が形成されてい
る。この連結穴(8)は通常方形等の多角形断面形状に
形成される。鋼製ピニオンギヤーの場合には、一般にピ
ニオンギヤーの第2の軸部の端部を薄平板状に形成し、
可撓軸の先端を二股状に形成して挟持させ連結するが、
合成樹脂製ピニオンギヤーの場合には、強度上からこの
ような連結構造をとることが出来ず、前記の如く第2の
軸部に方形断面等の連結穴を形成してここに形状の合致
する可撓軸先端を挿入する連結構造が必要とされる。む
ろんこの場合にも第2の軸部が、連結穴の周囲に充分な
肉厚を有することが強度上から必要とされる。ところ
で、このピニオンギヤーの歯は通常ヘリカル歯であるた
め、駆動ギヤー(2)との噛み合い時に強い軸推力が発
生し、歯部(3)の端面が軸受ブツシユ(5)に押しつ
けられて回転する。又、ピニオンギヤーの歯部(3)の
径は、減速比との関連から通常極めて小径のものとな
り、一方第2の軸の外径は前記の如く強度上の理由から
その径を歯部(3)の歯底より小さくすることが出来
ず、このため軸受ブツシユ(5)と圧接摺動する歯部
(3)の端面は僅かな面積となり、摩耗が著しく円滑な
回転を損い易いという問題があつた。
又、歯部形状にヘリカル歯を有する合成樹脂製ピニオン
ギヤーは、成型したピニオンギヤーを金型から離型する
際に、その歯部形状がヘリカル歯のため回転させながら
押し出さなければならないが、この際に倒れを生じ易
く、離型時には合成樹脂が完全に冷えきっていない状態
なので、この倒れによって歯部形状に変形等が生じ易
く、精度の高いヘリカル歯を有する合成樹脂製ピニオン
ギヤーを得ることが困難であった。
本考案はこれらの点に鑑みなされたもので、前記問題点
を解消した合成樹脂製ピニオンギヤーを提供することを
目的とする。
次に、図面に示す実施例に基づき本考案を詳細に説明す
る。第1図は本考案実施例のピニオンギヤーを示すもの
で、又第2図はこのピニオンギヤーを組込んだスピード
メーター駆動装置を示している。図面において(3)は
駆動ギヤー(2)と噛み合う歯部であり、この歯部
(3)の先端側に、ギヤーハウジング(1)の軸受穴に
支持される第1の軸部(4)を形成し、他側に、ギヤー
ハウジングに設けられた軸受ブツシユ(5)に支持され
る第2の軸部(6)を形成し、これらの歯部(3)と第
2の軸部(6)との間に、歯部(3)の歯先径より少許
大きな外径の第3の軸部(9)が形成されている。又、
第2の軸部(6)の端面から軸心方向に、回転力伝達用
可撓軸(7)を挿入連結する方形断面の連結穴(8)が
形成されている。この連結穴(8)は歯部(3)にまで
至らない深さに形成されている。
このような構成であるから、前記第2の軸部と第3の軸
部との段差に基ずく軸直角の平坦な環状端面(10)の面
積は、第2の軸部の外径を小さくすることなく、即ち連
結穴の外周の肉厚を減ずることなく確保され、この充分
な面積の平坦な環状端面(10)が軸受ビツシユ(5)と
摺動するので、円滑な回転が確保され、又摩耗も少ない
ものとなる。
又、第3図に示す如く、ヘリカル歯の歯部(3)と、回
転力伝達用可撓軸を挿入連結する連結穴が形成される軸
部に軸受支持される第2の軸部(6)と、前記歯部
(3)と前記第2の軸部(6)との間に第3の軸部
(9)を設け、前記第2の軸部(6)との段差が軸直角
となる平坦な環状端面(10)を大きく確保するために前
記第3の軸部(9)を前記歯部(3)の歯先径より少許
大きくして設けた合成樹脂製ピニオンギヤーであるた
め、離型時に押し出しピン(11)によって金型から押し
出す際に、前記第3の軸部(9)が案内軸となって倒れ
を防止するので、倒れを生じることなく円滑に押し出さ
れ、歯部形状に変形等を生ずることがなく、精度の高い
ヘルカル歯を有する合成樹脂製ピニオンギヤーを得るこ
とが出来る。尚第3図において、(12)は固定型、(1
3)は可動型、(14)はスプールロツクピン、(15)は
切断されて落下するランナーである。
又、ピニオンギヤーの連結穴(8)は、歯部(3)にま
で至らなくとも充分な深さを確保出来るので、連結穴
(8)の影響によつて歯部(3)に歪を生じることがな
く、これも精度の高い歯部を得るために役立つ。一方第
4図に示す如く、従来のものは連結穴(8)の深さを確
保するために、方形断面等の異形断面の連結穴が歯部
(3)の軸心部にも存在するため、歯部(3)に歪みを
生じ易い。
本考案は、前述の如くピニオンギヤーの歯部と第2の軸
部との間に、歯部(3)の歯先径より少許大きな外径の
第3の軸部を設けるという簡単な構成によって、円滑な
作動が得られ、又容易に精度の高い歯部が得られる等の
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の正面図、第2図はその使用状態
を示す断面図、第3図は離型時の状態を示す断面図、第
4図は従来例の断面図である。 符号の説明 1……ギヤーハウジング、2……駆動ギヤー 3……歯部、4……第1の軸部、5……軸受ブツシユ 6……第2の軸部、7……回転力伝達用可撓軸 8……連結穴、9……第3の軸部、10……環状端面 11……押し出しピン、12……固定型 13……可動型

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動ギャー(2)と噛み合うヘリカル歯の
    歯部(3)の先端側に、ギャーハウジング(1)の軸受
    穴に支持される第1の軸部(4)を形成し、他側に、ギ
    ャーハウジングに設けられた軸受ブッシュ(5)に支持
    される第2の軸部(6)を形成し、この第2の軸部
    (6)の端面から軸心方向に、回転力伝達用可撓軸
    (7)を挿入連結する連結穴(8)を形成したスピード
    メーター駆動装置の合成樹脂製ピニオンギャーにおい
    て、前記歯部(3)と前記第2の軸部(6)との間に、
    歯部(3)の歯先径より少許大きな外径の第3の軸部
    (9)を形成して、前記第2の軸部(6)との段差に軸
    直角の環状端面(10)を形成したことを特徴とするスピ
    ードメーター駆動装置の合成樹脂製ピニオンギャー。
JP1985120459U 1985-08-06 1985-08-06 スピ−ドメ−タ−駆動装置の合成樹脂製ピニオンギヤ− Expired - Lifetime JPH0634689Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985120459U JPH0634689Y2 (ja) 1985-08-06 1985-08-06 スピ−ドメ−タ−駆動装置の合成樹脂製ピニオンギヤ−

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985120459U JPH0634689Y2 (ja) 1985-08-06 1985-08-06 スピ−ドメ−タ−駆動装置の合成樹脂製ピニオンギヤ−

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6228172U JPS6228172U (ja) 1987-02-20
JPH0634689Y2 true JPH0634689Y2 (ja) 1994-09-07

Family

ID=31008789

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985120459U Expired - Lifetime JPH0634689Y2 (ja) 1985-08-06 1985-08-06 スピ−ドメ−タ−駆動装置の合成樹脂製ピニオンギヤ−

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0634689Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5846168U (ja) * 1981-09-23 1983-03-28 株式会社富士鉄工所 スピ−ドメ−タ−用被駆動歯車

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6228172U (ja) 1987-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0188126B1 (en) Planetary gear starter
US4715243A (en) Planetary reduction gear having a molded ring gear
JPH09166185A (ja) 2つの減速段を有する小型減速ギア
JPH0634689Y2 (ja) スピ−ドメ−タ−駆動装置の合成樹脂製ピニオンギヤ−
JPH07167169A (ja) ワンウエイクラッチの外輪固定構造
JPS62166358U (ja)
JPH0518700Y2 (ja)
JPS622532Y2 (ja)
JPH0740111Y2 (ja) 歯車などのスラスト受け
JPH0435826Y2 (ja)
JPS587139Y2 (ja) ヘンソクキベアリングヌケドメソウチ
JPS6014991Y2 (ja) シヤ−ピン付伝動ホイ−ル
JPH0280251U (ja)
JPS5828324Y2 (ja) 電気部品の二重回転操作軸
JP3035299B1 (ja) 円筒状回転体のオイルシ―ル装着構造
JPS6329264Y2 (ja)
JPS63185919U (ja)
JPS6437667U (ja)
JPS63190645U (ja)
JPS6024344B2 (ja) ケーシンク
JPH06280885A (ja) 回転軸の連結構造
JPS6161363U (ja)
JPH01169619U (ja)
JPH0316201U (ja)
JPS60120394U (ja) 回転つまみの取付け装置