JPH0518700Y2 - - Google Patents

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JPH0518700Y2
JPH0518700Y2 JP11544185U JP11544185U JPH0518700Y2 JP H0518700 Y2 JPH0518700 Y2 JP H0518700Y2 JP 11544185 U JP11544185 U JP 11544185U JP 11544185 U JP11544185 U JP 11544185U JP H0518700 Y2 JPH0518700 Y2 JP H0518700Y2
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gear
pinion gear
circular hole
shaft
drive device
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動二輪車等のスピードメーターを駆
動するためのスピードメーター駆動装置に関す
る。特に、ホイールハブの部分に取り付けられ、
そのギヤーハウジング内にホイールハブに連結さ
れるギヤーと、このギヤーと噛み合うピニオンギ
ヤーとを納め、そのピニオンギヤーに回転力伝達
用可撓軸を連結する形式のスピードメーター駆動
装置に関する。
〔従来の技術とその問題点〕
第5図、第6図にこの種スピードメーター駆動
装置の従来例を示す。図面において20はホイー
ルハブであり、スピードメーター駆動装置のギヤ
ーハウジング1が、ホイールハブベアリング21
とフオークパイプ22との間に挟持されている。
ギヤーハウジングのスリーブ軸9に回転自在に支
持されたギヤー2が結合片23を介してホイール
ハブ20に連結され、このギヤー2はホイールハ
ブ20と共に回転する。軸部10,11をギヤー
ハウジング1に支持されたピニオンギヤー3がギ
ヤー2と噛み合つており、所定の減速比で回転さ
れる。このピニオンギヤー3の一方の軸部11の
外端を平坦に形成し、この平坦部を挟んで回転力
伝達用可撓軸4が連結されており、この可撓軸4
がスピードメーターの入力軸に回転力を伝達し、
ホイールハブ20の回転速度に応じた回転数でス
ピードメーターの入力軸を回転させる。
このようなスピードメーター駆動装置におい
て、前記ギヤー2とピニオンギヤー3とは、従来
一般に鋼製のものが使用されていたが、近年、装
置軽量化の要望や製造コスト低減の要望から合成
樹脂製のものの採用が試みられている。このよう
な試みは、前記ギヤー2の場合には然程問題がな
いが、前記ピニオンギヤー3の場合には、ギヤー
ハウジング1の狭い部分に収容されており熱の放
散が悪い状態であるため、噛み合い部や軸受部の
摺動時に発生する熱がピニオンギヤー自身に蓄積
され易く、合成樹脂製の場合には、この熱の影響
で歯部が異常摩耗したり、時には変形を伴つて早
期に使用に耐えないものになつてしまうという問
題があり、又可撓軸4との連結部の強度を確保す
ることが困難であるという問題があり、合成樹脂
製のものを採用することが出来なかつた。
本考案はこれらの点に鑑みなされたもので、上
記問題点を解消して合成樹脂製ピニオンギヤーの
採用を可能としたスピードメーター駆動装置を提
供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
実施例に対応する第1図〜第4図に基づき本考
案を説明すると、本考案はギヤーハウジング1内
に、ホイールハブに連結されるギヤー2と、該ギ
ヤー2と噛み合うピニオンギヤー3とを納め、該
ピニオンギヤー3に回転力伝達用可撓軸4を連結
したスピードメーター駆動装置において、前記ピ
ニオンギヤー3を合成樹脂製とすると共に、その
軸部の少なくとも一方を比較的大径とし、その大
径軸部5の端面から軸心方向に、歯部6に届かな
い深さの非円形孔7を形成し、さらにこの非円形
孔7に連続して円形孔8を歯部6の略全範囲に渡
る深さで形成し、このピニオンギヤー3の前記非
円形孔7の形状に合致する形状の可撓軸4をここ
に挿入連結したことを特徴とするスピードメータ
ー駆動装置である。
〔作用〕
本考案は前述の如く、ピニオンギヤー3の歯部
6の略全範囲に渡る深さの円形孔8が形成され、
これが可撓軸4の挿入される非円形孔7と連続し
ているので、歯部6の噛み合い摺動によつて発生
した熱や、軸部13の摺動によつて発生した熱
は、円形孔8内に放散され、次に可撓軸4を介し
て外部へ放散される。従つてピニオンギヤー3自
身に蓄熱されることがないので、熱による異常摩
耗や変形等が防止される。又、ピニオンギヤー3
の軸部の一方を大径とし、その大径軸部の端面か
ら軸心方向に非円形孔7を形成し、ここに合致す
る形状の可撓軸を挿入連結したので、連結部の強
度を充分に確保することが出来る。又、非円形孔
7を歯部6に届かない深さとし、これから先は円
形孔8としたので、芯部に孔を形成したことによ
る成型時の歪発生は歯部6において少ないものと
なり、歯部6の精度が確保される。
〔実施例〕
第1図〜第4図は本考案実施例を示すもので、
図面において1はギヤーハウジング、2はギヤー
ハウジングのスリーブ軸9に回転自在に支持され
たギヤーであり、ホイールハブに連結されてホイ
ールハブと共に回転する。3はその軸部5,13
をギヤーハウジング1に回転自在に支持され、そ
の歯部6が前記ギヤー2と噛み合つているピニオ
ンギヤーである。このギヤー2とピニオンギヤー
3とは合成樹脂製であり、切削加工を施すことな
く射出成型によつてその歯部を含む全てが成型さ
れている。ここで前記ピニオンギヤー3は、その
一方の軸部5を大径軸部とし、その端面から軸心
方向に、歯部6に届かない深さの方形断面の非円
形孔7が形成され、さらにこの非円形孔7に連続
して円形孔8が形成されている。この円形孔8は
軸部13からの熱放散も良好にするため、強度
上、又成型上許される範囲で出来るだけ深く形成
することが望ましい。このピニオンギヤーの前記
非円形孔7の形状に合致する形状、即ちこの場合
方形断面に先端を成形された可撓軸4がここに挿
入連結されている。尚、図面において14は軸受
ブツシユ、15は可撓軸のホルダーである。
ピニオンギヤーの非円形孔7の形状は、上記方
形の他に種々の形状を選び得ることは容易に理解
されるであろう。方形以外の多角形あるいは楕円
等も所要伝達トルクに応じて採用することが可能
である。
〔効果〕
本考案はピニオンギヤーの熱による異常摩耗や
変形という問題を解消し、又同時に可撓軸との連
結部の強度を確保し、これによつて合成樹脂製ピ
ニオンの採用を可能とし、装置の軽量化、製造コ
スト低減の要望を満足することが出来ると共に、
ピニオンギヤーに形成する非円形孔を歯部に届か
ない深さとし、これから先は円形孔としたので、
芯部に孔を形成したことによる成型時歪の発生を
歯部において少ないものとし、歯部の精度を確保
することが出来る等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の断面図、第2図は第1
図に於けるピニオンギヤーの拡大断面図、第3図
は第2図A−A線に沿う断面図、第4図は第2図
B−B線に沿う断面図、第5図はホイールハブに
取付けられた状態を示す断面図、第6図は従来例
の断面図である。 符号の説明、1……ギヤーハウジング、2……
ギヤー、3……ピニオンギヤー、4……可撓軸、
5……大径軸部、6……歯部、7……非円形孔、
8……円形孔、9……スリーブ軸、13……軸
部、20……ホイールハブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ギヤーハウジング1内に、ホイールハブに連結
    されるギヤー2と、該ギヤー2と噛み合うピニオ
    ンギヤー3とを納め、該ピニオンギヤー3に回転
    力伝達用可撓軸4を連結したスピードメーター駆
    動装置において、前記ピニオンギヤー3を合成樹
    脂製とすると共に、その軸部の少なくとも一方を
    比較的大径とし、その大径軸部5の端面から軸心
    方向に、歯部6に届かない深さの非円形孔7を形
    成し、さらにこの非円形孔7に連続して円形孔8
    を歯部6の略全範囲に渡る深さで形成し、このピ
    ニオンギヤー3の前記非円形孔7の形状に合致す
    る形状の可撓軸4をここに挿入連結したことを特
    徴とするスピードメーター駆動装置。
JP11544185U 1985-07-26 1985-07-26 Expired - Lifetime JPH0518700Y2 (ja)

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JP11544185U JPH0518700Y2 (ja) 1985-07-26 1985-07-26

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JP11544185U JPH0518700Y2 (ja) 1985-07-26 1985-07-26

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JPS6224357U JPS6224357U (ja) 1987-02-14
JPH0518700Y2 true JPH0518700Y2 (ja) 1993-05-18

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