JPH07374B2 - 熱転写装置 - Google Patents

熱転写装置

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JPH07374B2
JPH07374B2 JP35512491A JP35512491A JPH07374B2 JP H07374 B2 JPH07374 B2 JP H07374B2 JP 35512491 A JP35512491 A JP 35512491A JP 35512491 A JP35512491 A JP 35512491A JP H07374 B2 JPH07374 B2 JP H07374B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は予め転写フイルムの表面
に印刷または蒸着された絵模様を、例えば石鹸などの被
転写物に熱転写するための熱転写装置に関するものであ
る。 【0002】 【従来の技術】この種の熱転写装置は一般的な用紙と異
なり、所定の形状を有する被転写物の表面に印刷を行う
ものであるから、被転写物の材質、熱転写するための加
熱ローラの押付力、加熱温度、加熱時間などにより製品
の仕上りに大きく影響し、不良品の発生を如何に少なく
するかが問題になる。また、石鹸などの被転写物は表面
活性を有するので、直接熱転写することは非常に困難で
ある。 【0003】一般に、能率的に熱転写を行う熱転写装置
として、加熱ローラにより転写フイルムを被転写物に押
し付けるものが提案されてはいるが、転写速度を高くす
ると、加熱ローラの表面温度にむらが生じ、特に加熱ロ
ーラの表面温度が高くなりすぎると、転写フイルムが被
転写物に融着してしまう。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は上述の問題に鑑み、石鹸のように表面活性を有す
る被転写物でも、被転写物の表面に予め安定なコーテイ
ング層を備えることにより、加熱ローラにより連続的に
熱転写を達成し得る熱転写装置を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の構成は所定の絵模様を印刷または蒸着した
転写フイルムの裏面に、回転駆動される熱転写用の加熱
ローラを当接して被転写物に絵模様を熱転写する熱転写
装置において、加熱ローラの下側へ被転写物を供給する
コンベヤの上側に、複数組の熱硬化性樹脂からなるコー
テイング剤を吹き付けるスプレーガンとコーテイング層
を乾燥する空気吹付ノズルとからなるコーテイング装置
と、コーテイング層を熱硬化する遠赤外線加熱器からな
る加熱装置と、複数の冷気吹出口を備えた冷却器とを順
次加熱ローラの方へ並設したものである。 【0006】 【作用】本発明によれば、被転写物を搬送するコンベヤ
の上側に配設した複数組のコーテイング剤を吹き付ける
スプレーガンと、乾燥のための空気吹付ノズルとによ
り、数回に亘りコーテイング層を連続的に形成した後
に、加熱装置によりコーテイング層を熱硬化し、さらに
冷気吹出口からの冷気により常温以下に冷却してコーテ
イング層を安定化し、その後に熱転写機の加熱ローラの
下側へ送り込む。 【0007】 【実施例】図1に示すように、本発明による熱転写装置
は、供給装置1に積み重ねられた被転写物としての石鹸
sを1個ずつコンベヤ12へ送り出し、コーテイング装
置2により石鹸sの表面に熱可塑性合成樹脂などのコー
テイング層16(図2参照)を形成し、乾燥器8により
乾燥し、加熱装置9を含むコーテイング硬化装置3によ
り硬化し、冷却器10により冷却した後、熱転写機4で
転写フイルムの絵模様を石鹸sのコーテイング層16へ
熱転写するものである。 【0008】石鹸sは絵模様の転写位置を位置検出装置
5で検出し、位置ずれを圧接台11の制御部へフイード
バツクし、包装装置6で包装し、箱詰装置7で箱詰して
出口13へ排出される。位置検出装置5により検出され
たパターンは、基準のパターンと比較され、絵模様の位
置ずれは熱転写機4の圧接台11で補正される。 【0009】図2に示すように、転写フイルム73は塩
化ビニールなどの転写フイルム73の表面(下面)に、
剥離層14を介して所定の絵模様15を印刷され、絵模
様15の表面に接着剤15aをコーテイングされてい
る。転写フイルム73は絵模様15の前後に所定の間隔
を存して境界線17を印刷され、後述するように絵模様
15の1コマ毎に間歇的に送られる。 【0010】図3に示すように、コーテング装置2はコ
ンベヤ12の移動経路内に配設した電動機20により駆
動される上下1対の吸水ローラ29,30と、複数のス
プレーガン27と、複数の空気吹付ノズル25と、複数
のコーテイングセンサ31とからなる。石鹸sの表面の
水分は吸水ローラ30により拭き取られ、吸水ローラ3
0は空気吹付ノズル28からの空気により乾燥される。 【0011】空気圧縮機37からの空気は、圧力調整弁
34により所定圧力に調整され、加熱器26により所定
温度に加熱され、弁22,24,23、各空気吹付ノズ
ル25,28を経てそれぞれ石鹸s、吸水ローラ29,
30へ吹き付けられる。空気圧縮機37からの加圧空気
は、圧力調整弁34aを経てコーテイング液槽36(圧
力計35で監視される)へ送られ、コーテイング剤をス
プレーガン27から石鹸sの表面に吹き付ける。コンベ
ヤ12に付着したコーテイング剤は、コンベヤ12の戻
り側に配設したベルト洗浄器32で除去され、ベルト乾
燥器33で乾燥される。スプレーガン27からのコーテ
イング剤の噴霧量は、制御装置21により制御される。
図示の実施例では、石鹸sは3回にわたってコーテイン
グ層を形成される。 【0012】図4に示すように、コーテイング層硬化装
置3はコンベヤ12に沿って、送風機38からの常温空
気吹出口18、加熱装置9、送風機39からの常温空気
吹出口42、複数の冷気吹出口41を配設されている。
常温空気吹出口42と冷気吹出口41の吹出量は風量調
整弁により調整される。冷気吹出口41は風量調整弁、
加熱器40、ダクト43を経て、冷却器としての熱交換
器44に接続される。空気取入口46から送風機45へ
吸引された空気は、熱交換器44により冷却され、ダク
ト43を通り、加熱器で適温に加熱・減湿される。この
ため、熱交換器44で空気を冷却する冷媒は、冷媒圧縮
機48、凝縮器47、膨張弁49、蒸発器50へと循環
される。 【0013】図5に示すように、冷気吹出口41に配設
した風量調整弁63は、電磁アクチユエータ65により
駆動され、冷気吹出口41の通路面積を加減する。電磁
アクチユエータ65のストロークは制御装置61により
制御される。 【0014】図6,7に示すように、加熱装置9は実際
には、3個の遠赤外線加熱器52をフード56の内部に
配設して構成され、各遠赤外線加熱器52は温度センサ
53の信号に基づく制御装置51の出力により制御され
る。石鹸sの乾燥に伴い発生する蒸発ガスは、フード5
6から排風機54によりダクト55を経て外部へ排出さ
れる。遠赤外線加熱器52から直接放射され、または反
射板57で反射される遠赤外線は、石鹸sの表面を加熱
し、コーテイング層16を硬化させる。 【0015】図8に示すように、熱転写機4はコンベヤ
12の途中に圧接台11と、圧接台11に対向する加熱
ローラ97とを配設される。転写フイルム73はコンベ
ヤ12に沿って配設した複数の案内ローラ74、緊張ロ
ーラ82、案内ローラ83に張り渡され、転写フイルム
73の左端部は図示してない巻取器により間歇的に巻き
取られる。 【0016】緊張ローラ82は電磁加振器86に支持さ
れ、電磁加振器86はばね87により基枠(図示せず)
に懸架支持される。転写フイルム73の経路内に配設し
た位置センサ75は、図2に示した転写フイルム73の
境界線17を検出し、所定の位置で転写フイルム73の
送りを停止する。電磁加振器86は電磁アクチユエータ
85の電流を制御し、緊張ローラ82が転写フイルム7
3に与える張力を加減し、同時に交流加振コイル84は
転写フイルム73に微振動を与える。 【0017】圧接台11は例えば流体圧アクチユエータ
などの昇降装置80に支持される基台78に、ばね77
を介して支持台81を支持され、支持台81は電磁加振
器79により上下に振動を付与される。電磁加振器79
と前述した電磁加振器86の振幅は、図9に示す制御装
置89により0.3mm程度に制御される。 【0018】図8に示すように、加熱ローラ97の表面
温度を検出するために、3個の温度センサ93,93
a,93bが加熱ローラ97に接近しかつ周方向に間隔
を存して配設され、補助遠赤外線加熱器92の熱出力を
加減するように構成される。補助遠赤外線加熱器92は
加熱ローラ97が石鹸sから離れる部分に、遠赤外線加
熱器91は補助遠赤外線加熱器92の後方(加熱ローラ
97の回転経路の下流側)にそれぞれ配設される。熱転
写機4へ送られる石鹸sを予熱するために、コンベヤ1
2の上流側に遠赤外線予熱器71が配設され、遠赤外線
予熱器71の熱出力は温度センサ72の信号に基づいて
制御される。 【0019】図10に示すように、加熱ローラ97は主
軸96にゴムなどの軟質のローラを結合してなり、内部
に筒形の反射板102と加熱器98を埋め込まれる。反
射板102に配設した温度センサ93cの信号は、スリ
ツプリング99を経て制御装置90へ送られる。加熱器
98は制御装置90からスリツプリング95を経て通電
される。加熱器98と遠赤外線加熱器91の電流は、加
熱ローラ97の表面温度を検出する温度センサ93と上
述の温度センサ93cの各信号に基づく制御装置90の
出力により制御される。 【0020】遠赤外線加熱器91は加熱ローラ97の中
心部と両端側とに3分割して構成され、周囲温度の影響
を受けやすい両端側の遠赤外線加熱器91の電流は、中
央の遠赤外線加熱器91aの電流とは別に制御される。 【0021】図11,12に示すように、位置決め装置
111は支持台81の上の石鹸sを加熱ローラ97に関
連する所定の位置に停止させる。すなわち、コンベヤ1
2の送り方向前方側に、石鹸sを停止させる上下方向出
退可能の停止板117が、コンベヤ12の送り方向に移
動調節可能にブラケツト119により支持される。ブラ
ケツト119に支持されたサーボモータ118は、主軸
に結合したねじ軸120を、停止板117に固定したナ
ツト130に螺合され、停止板117の前後位置はサー
ボモータ118の正逆回転により調節される。停止板1
17とサーボモータ118を支持するブラケツト119
は支柱126に固定され、支柱126は流体圧アクチユ
エータ、電磁アクチユエータなどの昇降装置127によ
り、支持台81の面よりも上方へ突出し、支持台81の
面よりも下方へ引退可能とされる。 【0022】石鹸sの横方向の位置を調節する左右1対
の案内板115は、支持台81に横方向移動可能に支持
される。すなわち、各案内板115はピン114により
前後1対のナツト113を結合され、ナツト113に螺
合したねじ軸は支持台81の側壁116に回転可能に支
持され、かつ減速歯車機構112を介してサーボモータ
110により正逆回転される。サーボモータ118,1
10は手動ダイヤルを備えた設定ダイヤル板121によ
り調節できるが、パターン比較装置122の出力信号に
より自動的に調整される。 【0023】パターン比較装置122は転写フイルム7
3の絵模様と石鹸soとの関係で設定された基準のパタ
ーンを記憶設定される。一方、図1に示した位置検出装
置5において、石鹸sと石鹸sに転写された絵模様とを
含むパターンがパターン検出器124により検出され
る。パターン比較装置122は検出パターンと基準パタ
ーンの位置ずれに応じて各サーボモータ118,110
を制御する。 【0024】次に、本発明装置の作動について説明す
る。コーテイング装置2は吸水ローラ30により石鹸s
の表面の湿気を取り除き、加熱空気を吹き付けて石鹸s
の表面を乾燥する。スプレーガン27により第1次コー
テイング剤の吹付けを行い、吹付ノズル25から加熱空
気を吹き付けて乾燥し、同時にコーテイングに伴う溶剤
の泡などを消去する。以下同様に、第2次、第3次のコ
ーテイング剤の吹付けを行い、所定の厚さのコーテイン
グ層16を形成する。 【0025】石鹸sの場合、コーテイング剤は石鹸sの
表面に接着層を備え、水により溶解または剥離すること
なく、絵模様が最後まで残るような塗膜を形成するもの
であり、コーテイング剤には遠赤外線に反応して短時間
に乾燥硬化する熱可塑性合成樹脂、例えばアクリル塗料
などが選択される。コーテイング層16はコーテイング
層硬化装置3で加熱装置9により加熱硬化される。コー
テイング剤がアクリル塗料の場合、加熱装置9の遠赤外
線加熱器52の遠赤外線の波長は50〜100μmが適
当である。遠赤外線は被照射物質により吸収率が異り、
かつ表面だけを加熱し内部を加熱しない性質を有する。 【0026】遠赤外線の照射によりコーテイング層16
の溶剤が蒸発し、コーテイング層16は次第に硬化して
塗膜を形成する。コーテイング層16が硬化する時間は
極めて短かく、遠赤外線を長く照射すると石鹸sが軟化
し、熱転写の際に石鹸sが変形する恐れがあるので、冷
却器10の常温空気吹出口42からの空気により常温
(20〜25℃)に冷却し、冷気吹出口41からの冷気
により、第1次冷却において約10℃、第2次冷却にお
いて約4℃、第3次冷却において約0℃まで冷却する。 【0027】次いで、石鹸sを熱転写機4へ送る。加熱
ローラ97の熱負荷を軽減するために遠赤外線予熱器7
1によりコーテイング層16を加熱する。遠赤外線予熱
器71は短時間で石鹸sのコーテイング層16だけを加
熱し、石鹸sを軟化させない。位置センサ75により絵
模様が位置決めされている転写フイルム73の下の支持
台81へ石鹸sが送られると、石鹸sは図11に示す停
止板117に当って停止する。基台78が流体圧アクチ
ユエータなどの昇降装置80により押し上げられ、石鹸
sが転写フイルム73と一緒に、加熱ローラ97へ押し
付けられる。この時、停止板117は昇降装置127に
より下降される。 【0028】したがって、石鹸sはコーテイング層16
へ遠赤外線予熱器76により加熱された転写フイルム7
3の絵模様を押し付けられ、回転する加熱ローラ97に
より熱転写されながら、支持台81の石鹸sはコンベヤ
により左方へ送り出される。次の転写フイルム73の境
界線17が位置センサ75により検出されると、転写フ
イルム73の送りが停止される。 【0029】熱転写時、支持台81は電磁加振器79に
より上下振動(振幅は僅かである)を与えられ、転写フ
イルム73とコーテイング層16との融着を防ぐ。支持
台81の下面と電磁加振器79との間には薄いウレタン
ゴムなどの軟質材が介装される。同時に、電磁加振器8
6の電磁アクチユエータ85は緊張ローラ82を介して
転写フイルム73の平均的張力を調節し、電磁加振器8
6の加振コイル84は転写フイルム73に所定の範囲で
引張方向の振動を加え、転写フイルム73が加熱ローラ
97から離れるとすぐ、転写フイルム73を石鹸sから
剥離する。電磁加振器86の振動数は30〜200Hz
が適当である。 【0030】熱転写時、加熱ローラ97が転写フイルム
73を介して石鹸sに接する部分の表面温度は低下する
が、加熱ローラ97は石鹸sから離れると、補助遠赤外
線加熱器92により加熱され、再び石鹸sに接触するま
での間に所定の表面温度に回復される。補助遠赤外線加
熱器92の熱出力は、加熱ローラ97から石鹸sへ伝達
される熱損失を補うように、精密に制御されるので、加
熱ローラ97の表面温度は均一になる。すなわち、加熱
ローラ97の熱転写処理前の温度は、温度センサ93a
により検出され、熱転写処理後の温度は温度センサ93
bにより検出され、各温度センサ93a,93bの信号
に基づく制御装置90の出力により補助遠赤外線加熱器
92の熱出力が制御され、加熱ローラ97は熱転写処理
中に奪われた熱量を補充される。加熱ローラ97の温度
は150〜250℃に設定される。 【0031】加熱ローラ97は内部に加熱器98を埋め
込まれているから、加熱ローラ97は温度変化を抑えら
れ、熱転写装置の起動時間を短縮できる。加熱器98の
容量は小さくてよいので、熱転写装置の運転を急に停止
しても、加熱ローラ97の温度が異常上昇し、加熱ロー
ラ97が焼損する恐れはない。 【0032】上述の実施例で、遠赤外線加熱器にはセラ
ミツクス遠赤外線加熱器を用いるのが好ましい。また、
被転写物として石鹸sの場合について説明したが、木
材、紙、金属、食品包装用容器などにも適用できる。 【0033】本発明によれば、加熱ローラ97の内部に
加熱器98を設けるとともに、外周側に遠赤外線加熱器
92,91を配設したものであるから、加熱ローラ97
の表面だけを重点的に、かつ迅速に加熱することがで
き、しかも熱転写後石鹸sにより熱を奪われた温度低下
部分を、補助遠赤外線加熱器92により迅速に加熱する
ことができるので、常に表面にむらのない均一な加熱温
度で熱転写を行うことができる。 【0034】また、転写フイルム73に張力を与える緊
張ローラ82に電磁加振器86を取り付けたことによ
り、転写フイルム73に引張方向の振動を与えることが
できるから、熱転写時転写フイルム73と石鹸sとの熱
溶着を防止でき、加熱ローラ97の温度制御性能の向上
と相俟って製品不良の発生率を低減し、熱転写速度を大
幅に高速化することができる。 【0035】さらに、加熱ローラ97の内部に加熱器9
8を埋め込んであるから、加熱ローラ97の温度変化を
抑え、熱転写装置の起動時間を短縮できる。加熱器98
の容量は小さくてよく、急に熱転写装置の運転を停止し
た場合にも、加熱ローラ97の温度が異常上昇し、焼損
するなどの事故を防止できる。 【0036】 【発明の効果】本発明は上述のように、被転写物を移送
するコンベヤの上側に複数組のスプレーガンと空気吹付
ノズルを配設したので、被転写物の表面に連続的に所要
厚さの安定したコーテング層を形成できる。 【0037】コンベヤの上側でコーテイング装置よりも
下流側に、遠赤外線加熱器と複数の冷気吹出口を順次配
設したので、コーテイング層は加熱されて硬化し、次い
で段階的に常温から約0℃まで冷却されるので、皺や割
れのない平滑で熱に対し安定な、熱転写面としてのコー
テイング層が得られる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る熱転写装置の概要を示す側面図で
ある。 【図2】転写フイルムと被転写物との関係を示す側面図
である。 【図3】コーテイング装置の概略構成を示す側面図であ
る。 【図4】コーテイング層硬化装置の側面図である。 【図5】同装置の要部を拡大して示す側面図である。 【図6】同装置の加熱部についての拡大図である。 【図7】同正面図である。 【図8】熱転写機の側面図である。 【図9】同要部を示す側面図である。 【図10】加熱ローラについての平面断面図である。 【図11】圧接台に備えられる被転写物の位置決め装置
を示す正面図である。 【図12】同平面図である。 【符号の説明】2:コーテイング装置 3:コーテイン
ク層硬化装置 4:熱転写機 5:位置検出装置 8:
乾燥器 9:加熱装置 10:冷却器 11:圧接台
12:コンベヤ 15:絵模様 52,91,98:遠
赤外線加熱器 78:基台 79,86:電磁加振器
80:昇降装置 81:支持台 82:緊張ローラ 8
3:案内ローラ 92:補助遠赤外線加熱器 93:温
度センサ 97:加熱ローラ 115:案内板 11
7:停止板

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】所定の絵模様を印刷または蒸着した
    転写フイルムの裏面に、回転駆動される熱転写用の加熱
    ローラを当接して被転写物に絵模様を熱転写する熱転写
    装置において、加熱ローラの下側へ被転写物を供給する
    コンベヤの上側に、複数組の熱硬化性樹脂からなるコー
    テイング剤を吹き付けるスプレーガンとコーテイング層
    を乾燥する空気吹付ノズルとからなるコーテイング装置
    と、コーテイング層を熱硬化する遠赤外線ヒータからな
    る加熱器と、複数の冷気吹出口を備えた冷却器とを順次
    加熱ローラの方へ並設したことを特徴とする熱転写装
    置。
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