JP2003294364A - 加熱乾燥装置 - Google Patents

加熱乾燥装置

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JP2003294364A JP2002097208A JP2002097208A JP2003294364A JP 2003294364 A JP2003294364 A JP 2003294364A JP 2002097208 A JP2002097208 A JP 2002097208A JP 2002097208 A JP2002097208 A JP 2002097208A JP 2003294364 A JP2003294364 A JP 2003294364A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乾燥炉内での金属支持体の吸熱量が変化する
条件下でも、金属支持体上に形成された塗膜層の乾燥状
態を安定化する。 【解決手段】 熱風乾燥式の加熱乾燥装置14は、アル
ミウエブ12の搬送方向に沿って配置された加熱ユニッ
ト22〜28により構成されており、最下流の加熱ユニ
ット28の乾燥炉38内には、5個の整流ボックス44
がアルミウエブ12の幅方向に沿って互いに隣接するよ
うに配置されている。これらの整流ボックス44は、そ
れぞれ給気ダクト46を通して熱風発生装置に接続され
ている。5本の給気ダクト46の途中には、それぞれ風
量制御弁48が配置されており、これにより、各整流ボ
ックス44へ供給される熱風の風量が制御可能になって
いる。コントローラ58は、含水量センサ54からの測
定信号SWに基づいて風量制御弁48の開度をフィード
バック制御し、アルミウエブ12上の感光層の乾燥状態
を幅方向に沿って平均化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機溶剤、水等の
蒸発性物質を含む塗液により金属支持体上に形成された
塗膜層を熱風、赤外線等を用いて加熱乾燥する加熱乾燥
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】平版印刷版の製造ラインでは、例えば、
長尺帯状のアルミウエブを所定の搬送経路に沿って連続
的に搬送しつつ、アルミウエブに砂目立て処理、エッチ
ング処理、陽極酸化処理等の所定の表面処理を施した
後、このアルミウエブの表面に感光性塗液を均一に塗布
することで薄膜状の感光性塗膜層(以下、単に「感光
層」という。)を形成する。この感光層は、アルミウエ
ブ上に塗布形成された時点では、メチルエチルケトン等
の有機溶剤が多量に含まれると共に、若干の水分も含ま
れていて機械的にも化学的にも不安定に状態にある。こ
のことから、平版印刷版の製造ラインでは、通常、感光
性塗液の塗布装置の直後に加熱乾燥装置が配置されてお
り、この加熱乾燥装置によりアルミウエブ上の感光層を
直接又はアルミウエブを介して間接的に加熱し、感光層
中に含まれる有機溶剤及び水分を蒸発させて感光層を乾
燥及び硬化(キュアリング)する。
【0003】上記のような加熱乾燥装置としては、例え
ば、特公平6−24673号公報に示されているよう
に、感光層が形成された支持体を一方向へ走行させつ
つ、この支持体の走行経路に沿って設置された乾燥炉内
へ熱風を送り込む熱風乾燥方式のものが多く用いられて
いる。このような加熱乾燥装置によりアルミウエブ及び
感光層に供給される熱量は、感光層に含まれる有機溶剤
の潜熱及びアルミウエブの顕熱として消費される。従っ
て、加熱乾燥装置による供給熱量を一定に制御しても、
感光層の厚さ(塗布量)及びアルミウエブのサイズ(幅
及び厚さ)が変化すると、加熱乾燥装置により乾燥終了
した時点での感光層の加熱状態が大きく変化する。この
ため、平版印刷版の製造ラインでは、例えば、アルミウ
エブ上に形成された感光層の種類やアルミウエブのサイ
ズ等に応じて乾燥炉内へ供給する熱風の温度又は供給量
を変化させる制御が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アルミ
ウエブの先頭部分が予め高温状態に予熱された乾燥炉内
へ搬入された時や、それぞれ幅が異なる2枚のアルミウ
エブが繋ぎ合わされた繋ぎ目が乾燥炉内へ搬入された時
には、アルミウエブによる吸熱量が変化して乾燥炉内の
雰囲気温度が変化する現象が生じる。さらに、このよう
な乾燥炉内の雰囲気温度の変化はアルミウエブの搬送速
度を変更した場合にも同様に生じ得る。このような熱的
に非平衡な条件下で、乾燥炉内に搬入されたアルミウエ
ブの一部分は、乾燥炉内で供給される熱量が長手方向に
沿って徐々に変化するため、この部分に形成された感光
層の乾燥状態も長手方向に沿って徐々に変化したものに
なってしまう。
【0005】さらに、熱風乾燥式の加熱乾燥装置では、
アルミウエブの幅が広い場合(例えば、1000mm以
上の場合)には、乾燥炉内に搬入されたアルミウエブの
全幅に亘って均一に加熱することは難しく、さらにアル
ミウエブの幅方向中央部と両端部では単位時間当たりの
放熱量が異なる。このため、アルミウエブの幅が広い場
合には、感光層の幅方向に沿った乾燥状態を一定にする
ことが難しいという問題もある。
【0006】本発明の目的は、上記事実を考慮して、乾
燥炉内での金属支持体の吸熱量が変化する条件下でも、
金属支持体上に形成された塗膜層の乾燥状態を安定化で
きる加熱乾燥装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
加熱乾燥装置によれば、加熱制御手段が乾燥状態測定手
段により測定された塗膜層に含まれる蒸発性物質の残留
量に応じて加熱手段により金属支持体及び塗膜層に供給
される熱量を制御することにより、蒸発性物質の残留量
が測定された時点以後に、加熱手段により加熱乾燥され
る感光層における蒸発性物質の残留量を増加、減少又は
維持することが可能になるので、例えば、乾燥状態測定
手段により測定された蒸発性物質の残留量(測定値)が
予め設定された蒸発性物質の残留量の目標値から外れて
いる場合には、加熱手段の下流側に搬出されてくる塗膜
層における蒸発性物質の残留量を目標値に十分に近づけ
ると共に、蒸発性物質の残留量が目標値に十分に近づい
た後は、蒸発性物質の残留量の経時的な変化を抑制でき
るようになる。
【0008】従って、上記のような加熱制御手段による
供給熱量の制御を連続的に行えば、乾燥状態測定手段に
よる塗膜層における蒸発性物質の残留量を測定開始した
後は、乾燥炉内での金属支持体の吸熱量が変化しても、
金属支持体上に形成された塗膜層の乾燥状態を安定化で
きる。
【0009】また請求項2記載の加熱乾燥装置によれ
ば、請求項1記載の加熱乾燥装置において、加熱制御手
段が、乾燥状態測定手段により測定された蒸発性物質の
残留量に加え、温度測定手段により測定された塗膜層の
表面温度に応じて加熱手段により金属支持体及び塗膜層
に供給される熱量を制御することにより、加熱乾燥装置
により加熱乾燥された塗膜層の乾燥状態を安定化できる
と共に、塗膜層の表面温度を制御することも可能になる
ので、加熱乾燥後における塗膜層の表面温度の目標値が
設定されている場合には、塗膜層の表面温度を目標値に
十分近づけことも可能になる。
【0010】また本発明の請求項3記載の加熱乾燥装置
によれば、請求項1又は2記載の加熱乾燥装置におい
て、加熱制御手段が、乾燥状態測定手段により測定され
た塗膜層における蒸発性物質の残留量の分布に応じて、
加熱手段により金属支持体及び塗膜層に供給される熱量
の幅方向に沿った分布を制御することより、加熱手段の
下流側に搬出されてくる塗膜層を、蒸発性物質が幅方向
に沿って均一に残留するように加熱乾燥できるので、金
属支持体の幅が広い場合であっても、塗膜層の幅方向に
沿った乾燥状態を平均化できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係る加
熱乾燥装置が適用された平版印刷版の製造ラインを図面
に基づいて説明する。
【0012】(実施形態の構成)図1には本発明の実施形
態に係る加熱乾燥装置が用いられた平版印刷版の製造ラ
インが示されている。この製造ライン10の最も上流側
には、金属支持体として用いられる長尺帯状のアルミウ
エブ12の送出装置(図示省略)が設置されており、こ
の送出装置は厚さ0.1〜0.6mm程度のアルミウエ
ブ12を製造ライン10における平版印刷版の製造速度
に対応する走行速度で下流側へ送り出す。また製造ライ
ン10にはアルミウエブ12の搬送経路に沿って複数の
搬送ローラ(図示省略)が設けられ、アルミウエブ12
は複数の搬送ローラにより案内されつつ所定の搬送速度
で下流側へ搬送される。
【0013】製造ライン10では、先ず、送出装置によ
り下流側へ送り出されたアルミウエブ12を、平坦性を
改善するためにローラレベラ、テンションレベラ等の矯
正装置(図示省略)によって形状を矯正して必要な平坦
性を得る。次いで、アルミウエブ12を粗面化するに先
立ち、所望により、アルミウエブ12の表面の圧延油を
除去するための例えば界面活性剤、有機溶剤またはアル
カリ性水溶液などによる脱脂処理が行われる。アルミニ
ウム板の表面の粗面化処理は、種々の方法により行われ
るが、例えば、機械的に粗面化する方法、電気化学的に
表面を溶解粗面化する方法および化学的に表面を選択溶
解させる方法により行われる。粗面化されたアルミウエ
ブ12は、必要に応じてアルカリエッチング処理および
中和処理された後、所望により表面の保水性や耐摩耗性
を高めるために陽極酸化処理が施される。陽極酸化処理
を施された後、アルミニウム表面は必要により親水化処
理が施される。
【0014】製造ライン10には、図1に示されるよう
に陽極酸化装置の下流側にアルミウエブ12に対する感
光性塗液の塗布装置16が設置されている。この塗布装
置16には、支持ロール18によりアルミウエブ12を
裏面側から支持しつつ、ロール状のコータ20によりア
ルミウエブ12の表面へ感光性塗液を塗布して感光層を
形成する。
【0015】具体的には、ナフトキノンジアジドとフェ
ノール樹脂を主成分とする感光層を有するコンベンショ
ナル系ポジ刷版、ジアゾニウム塩とアルカリ樹脂やウレ
タン樹脂を主成分とする感光層を有するコンベンショナ
ル系ネガ刷版、エチレン性不飽和化合物・光重合性開始
材・バインダー樹脂からなる感光層を有するフォトポリ
マー型ディジタルダイレクト刷版、フェノール樹脂・ア
クリル樹脂・IR染料を主成分とする感光層を有するサ
ーマルポジ型ディジタルダイレクト刷版、熱酸発生剤・
熱架橋剤・反応性ポリマー・IR染料よりなる感光層を
有するサーマルネガ型ディジタルダイレクト刷版におけ
る感光層が対象となる。またサーマルアブレーション型
無処理刷版、サーマル熱融着無処理刷版、銀塩拡散転写
法を用いた平版印刷版における有機溶媒系の感光層も対
象となり、更に、これら以外にも各種の蒸発性物質を含
む全ての感光層が対象となる。
【0016】ここで、有機溶媒としては、メチルエチル
ケトン、エチレンジクロライド、シクロヘキサノン、メ
タノール、エタノール、プロパノール、エチレングリコ
ールモノメチルエーテル、1−メトキシ−2−プロパノ
ール、2−メトキシエチルアセテート、1−メトキシ−
2−プロピルアセテート、ジメトキシエタン、乳酸メチ
ル、乳酸エチル、N,N−ジメチルアセトアミド、N,
N−ジメチルホルムアミド、テトラメチルウレア、N−
メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド、スルホラ
ン、γ−ブチロラクトン、トルエン等をあげることがで
きるがこれに限定されるものではない。これらの溶媒は
単独あるいは混合して使用される。溶媒中の上記成分
(添加剤を含む全固形分)の濃度は、好ましくは1〜5
0wt%である。また感光性塗液中には若干の水が組成
物の一部又は不純物として含まれている。
【0017】製造ライン10には、図1に示されるよう
に塗布装置16の下流側に加熱乾燥装置14が設置され
ている。この加熱乾燥装置14には、アルミウエブ12
の搬送経路に沿って4台の熱風乾燥式の加熱ユニット2
2,24,26,28が設置されている。これらの加熱
ユニット22〜28は、アルミウエブ12の搬送経路に
沿って直線的に連結されている。ここで、加熱乾燥装置
14における上流側に配置された3台の加熱ユニット2
2,24,26はそれぞれ同一構造とされており、最下
流に配置された1台の加熱ユニット28は本実施形態に
係る加熱乾燥装置14の要部を構成しており、他の加熱
ユニット22〜26とは構造が異なっている。
【0018】先ず、上流側に配置された3台の加熱ユニ
ット22〜26の構造について説明すると、これらの加
熱ユニット22〜26には、その外郭部として略立方体
に形成された中空状の乾燥炉30が設けられており、こ
の乾燥炉30は防爆及び断熱構造とされている。乾燥炉
30には、上流側の端部にアルミウエブ12の入口部3
2が開口し、下流側の端部にアルミウエブ12の出口部
34が開口している。また乾燥炉30の頂板部には給気
ダクト36の一端部が接続されており、この給気ダクト
36の他端部は熱風発生装置(図示省略)に接続されて
いる。この熱風発生装置は、アルミウエブ12及び感光
層の加熱時に、給気ダクト36を通して高温状態とされ
た気流(熱風)を乾燥炉30内に供給する。ここで、3
台の加熱ユニット22〜26に供給される熱風の温度は
温度調整可能とされており、通常、40℃〜180℃の
範囲内で調整される。
【0019】加熱ユニット22〜26における乾燥炉3
0の頂板部には、給気ダクト36と共に排気ダクト37
が接続されており、この排気ダクト37を通して乾燥炉
30内を流通した熱風が排気される。この熱風は有機溶
剤等の有害物質が除去された後に外部環境へ放出され、
又は熱風発生装置に復流される。また乾燥炉30内には
必要に応じて整流板(図示省略)が設置されており、こ
の整流板は、給気ダクト36から乾燥炉30内に供給さ
れた熱風をアルミウエブ12の表面に沿って流れた後
に、排気ダクト37を通して乾燥炉30内から排出され
るように整流する。
【0020】最下流に配置された加熱ユニット28に
も、その外郭部として略立方体に形成された中空状の乾
燥炉38が設けられており、この乾燥炉38も他の乾燥
炉30と同様に防爆及び断熱構造とされている。この乾
燥炉38にも上流側の端部にアルミウエブ12の入口部
40が開口し、下流側の端部にアルミウエブ12の出口
部42が開口している。また乾燥炉38内には、図3に
示されるように5個の整流ボックス44がアルミウエブ
12の幅方向(矢印W方向)に沿って互いに隣接するよ
うに配置されている。これらの整流ボックス44は乾燥
炉38の頂板部に固定されており、その底面部を乾燥炉
38内に搬入されたアルミウエブ12の表面部へ対向さ
せる。
【0021】図4に示されるように、整流ボックス44
はアルミウエブ12の搬送方向(矢印F方向)に沿って
細長い筒状に形成されており、その頂板部には、長手方
向中央部に給気ダクト46の一端部が接続されている。
5個の整流ボックス44にそれぞれ接続された5本の給
気ダクト46の他端部は1本の本管(図示省略)に集合
し、この本管を通して他の加熱ユニット22〜26と共
通の熱風発生装置に接続されている。また5本の給気ダ
クト46の中間部には、図1に示されるように、それぞ
れ風量制御弁48が配置されている。この風量制御弁4
8は弁体及びその駆動部を備えており、後述するコント
ローラ58からの制御信号により開度が調整可能とされ
ている。これにより、5本の給気ダクト46に配置され
た風量制御弁48の開度をそれぞれ調整することで、5
本の給気ダクト46を通して5個の整流ボックス44に
それぞれ供給される熱風の分配比率を変化させることが
可能になる。
【0022】図4に示されるように、整流ボックス44
には、その底板部に複数(本実施形態では9個)の吹出
ノズル50が取り付けられている。これらの吹出ノズル
50はアルミウエブ12の搬送方向に沿って互いに等間
隔となるように配列されている。また吹出ノズル50は
整流ボックス44の底板部から下方へ突出する筒状に形
成されており、その先端部には幅方向に沿って細長いス
リット状の吹出口51が形成されている。これにより、
給気ダクト46を通して整流ボックス44内に供給され
た熱風は、整流ボックス44内で9個の吹出ノズル50
へそれぞれ均等に分配され、吹出ノズル50の吹出口5
1からアルミウエブ12の表面に形成された感光層13
へ吹き付けられる。また乾燥炉38の底板部には、図1
に示されるように排気ダクト52が接続されており、こ
の排気ダクト52を通して乾燥炉38内で感光層13へ
吹き付けられた熱風が排気される。
【0023】加熱乾燥装置14には、図1に示されるよ
うに、加熱ユニット28の直後に複数個(本実施形態で
は5個ずつ)の含水量センサ54及び表面温度計56が
アルミウエブ12に対向するように設けられている。こ
こで、含水量センサ54及び表面温度計56は幅方向に
沿って配列されており、感光層13の幅方向中央部、両
エッジ部付近及び中央部と両エッジ部との中間部にそれ
ぞれ対向するように配置されている。含水量センサ54
は、加熱乾燥後におけるアルミウエブ12上の感光層1
3に残留する水分量を連続的又は一定周期で測定し、水
分量に対応する測定信号SWをコントローラ58へ出力
する。このとき、複数個の含水量センサ54からそれぞ
れ出力される5つの計測信号SWは、全体として感光層
13の幅方向に沿った残留水分量の分布に対応するもの
になる。含水量センサ54としては、例えば、倉敷紡績
株式会社製のKM−500(商品名)が用いられる。
【0024】また表面温度計56は、加熱乾燥後におけ
る感光層13の表面温度を連続的又は一定周期で測定
し、測定値に対応する測定信号STをコントローラ58
へ出力する。このとき、5個の表面温度計56からそれ
ぞれ出力される5つの計測信号STは、全体として感光
層13の幅方向に沿った表面温度の分布に対応するもの
になる。表面温度計56としては、例えば、感光層13
から放射される赤外線波長を検出する放射式のものが用
いられる。
【0025】コントローラ58には、含水量センサ54
からの測定信号SW及び表面温度計56からの測定信号
Tが入力すると共に、製造ライン10全体の生産管理
を行う上位のホストコンピュータ(図示省略)からの生
産情報が入力する。この生産情報には、少なくともアル
ミウエブ12の幅及び厚さ、感光層13の種類及び単位
面積当たりの塗布量が含まれている。コントローラは、
前記生産情報に基づいて熱風発生装置により発生する熱
風の温度を設定すると共に、加熱乾燥直後における目標
とする感光層13の表面温度及び残留水分量をそれぞれ
設定する。
【0026】製造ライン10には、加熱乾燥装置14の
下流側に強制空冷式の冷却装置(図示省略)が設置され
ている。この冷却装置は、例えば、アルミウエブ12の
搬送経路に沿って細長い筐体状とされた冷却槽と、この
冷却槽内に低温状態の冷却風を供給する冷風発生装置を
備えており、冷却槽内にアルミウエブ12が搬送されて
くると、冷却風によりアルミウエブ12及び感光層を冷
却する。このとき、冷却装置はアルミウエブ12上の感
光層を50℃以下まで冷却する。
【0027】また、一部の製造ライン10においては、
冷却装置の下流側で必要に応じて感光層上に、酸素遮断
等を目的としてPVA(ポリビニルアルコール)等を更
に塗布してオーバーコート層を形成する。このとき、ア
ルミウエブ12上の感光性塗布の表面温度が50℃以下
であることから、オーバーコート層に塗りムラが発生せ
ず、かつオーバーコート層が速やかに硬化する。
【0028】製造ライン10では、上記のような工程を
行って平版印刷版素材としての製品ウエブの製造を完了
し、この製品ウエブをライン終端部に配置されたウエブ
巻取装置(図示省略)によりロール状に巻き取る。この
製品ウエブは、平版印刷版の加工ラインへ供給され、保
護用合紙の貼り付け、所要製品サイズへの切断加工等が
なされて製品としての平版印刷版が製造される。
【0029】(実施形態の作用)次に、上記のように構
成された本実施形態に係る加熱乾燥装置14の作用につ
いて説明する。加熱乾燥装置14では、アルミウエブ1
2が搬入されるより前の時点から、熱風発生装置により
4個の乾燥炉30,38にそれぞれ熱風を供給して乾燥
炉30,38内を十分に高温状態となるように予熱して
おく。このとき、最下流の加熱ユニット28では、例え
ば、5個の整流ボックス44から乾燥炉38内へ供給さ
れる熱風の供給量が幅方向中央部の整流ボックス44で
最も多くなり、外側に位置する整流ボックス44ほど減
少するように、5個の風量制御弁48の開度が予めそれ
ぞれ調整される。
【0030】製造ライン10では、アルミウエブ12の
先頭部に塗布装置16により感光層13が形成される
と、このアルミウエブ12の先頭部を加熱乾燥装置14
へ搬送する。このアルミウエブ12の先頭部は、加熱ユ
ニット22,24,26の乾燥炉30及び加熱ユニット
28の乾燥炉38内を順次通過し、下流側への搬送が継
続される。コントローラ58は、乾燥炉38内からアル
ミウエブ12の先頭部が下流側へ搬出されると、表面温
度計56からの計測信号STに基づいて熱風発生装置に
より供給される熱風の温度をフィードバック制御する。
このとき、コントローラは、例えば、5個の表面温度計
56からそれぞれ出力される5つの計測信号STの平均
値に基づいて、感光層13の表面温度が目標とする表面
温度(目標表面温度)に近づくように熱風の温度をフィ
ードバック制御する。これにより、短時間のうちに、ア
ルミウエブ12の吸熱反応に伴う乾燥炉30,38内に
おける熱的な非平衡状態が解消され、乾燥炉30,58
内の雰囲気温度が目標表面温度に対応する所定温度に収
束する。
【0031】次いで、コントローラ58は、5個の含水
量センサ54からそれぞれ出力される計測信号SWに基
づいて5本の給気ダクト46にそれぞれ設置された風量
制御弁48の開度をそれぞれフィードバック制御する。
具体的には、感光層13における残留水分量が相対的に
多い部位に対応する風量制御弁48ほどその開度を大き
くすると共に、感光層13における残留水分量が相対的
に少ない部位に対応する風量制御弁48ほどその開度を
小さくする。これにより、乾燥炉38内では、感光層1
3における残留水分量が相対的に多い部位ほど多量の熱
風が吹き付けられ、残留水分量が相対的に少ない部位ほ
ど吹き付けらる熱風の量が減少する。このように5個の
風量制御弁48の開度をフィードバック制御することに
より、加熱ユニット28により感光層13に供給される
熱量が、残留水分量が多い部位ほど大きくなるので、加
熱ユニット28の乾燥炉38内で熱風乾燥された感光層
13の幅方向に沿った残留水分量が平均化されることに
なる。
【0032】感光層13には、前述したように水分以外
にもメチルエチルケトンその他の有機溶媒を多く含んで
いるが、これらの有機溶剤の多くは水よりも低温で気化
し、その感光層13における残留量は水分の残留量と正
の相関関係が成立している。従って、感光層13におけ
る残留水分量の幅方向に沿った分布を平均化すれば、当
然、感光層13における残留有機溶剤の幅方向に沿った
分布も平均化したものになる。また本実施形態の加熱乾
燥装置14では、加熱ユニット28における5個の整流
ボックス44へ供給される熱風の分配比率のみをフィー
ドバック制御しているが、残留水分量の測定値が目標と
する値から外れている場合には、加熱ユニット28への
熱風の供給量又は熱風の温度をフィードバック制御し、
残留水分量の測定値を目標値に近づけるようにしても良
い。
【0033】ここで、コントローラ58により5個の風
量制御弁48の開度をフィードバック制御する具体的な
方法としては、例えば、公知の比例制御を基礎とし、こ
の比例制御に積分制御及び微分制御の一方又は双方を組
み合わせたものを用いることができる。また、感光層1
3は、その種類によっては加熱乾燥が完了した時点での
最高到達温度により品質が影響されるものも有る。この
ことから、5個の含水量センサ54からの測定信号SW
基づいて5個の風量制御弁48をフィードバック制御す
ることに重畳し、5個の表面温度計56からの測定信号
Tに基づいても5個の風量制御弁48をフィードバッ
ク制御し、感光層13の幅方向に沿った表面温度の分布
が極端に変化しないようにしても良い。
【0034】以上説明した本実施形態に係る加熱乾燥装
置14によれば、コントローラ58が5個の含水量セン
サ54からそれぞれ出力される測定信号SWに基づいて
5個の風量制御弁48の開度をフィードバック制御する
ことにより、加熱ユニット28により加熱乾燥された感
光層13における水分、有機溶剤等の蒸発性物質の残留
量を目標値に近づけ、加熱乾燥後の感光層13における
蒸発性物質の残留量の経時的な変化を抑制でき、さらに
アルミウエブ12の幅が広い場合でも感光層13を蒸発
性物質が幅方向に沿って均一に残留するように加熱乾燥
できる。
【0035】なお、本実施形態に係る加熱乾燥装置14
は、4台の熱風乾燥式の加熱ユニット22,24,2
6,28により構成されているが、これらの加熱ユニッ
ト22,24,26,28のうち任意のものを、赤外線
照射によりアルミウエブ12及び感光層13を加熱乾燥
する赤外線式の加熱ユニットや、熱風及び赤外線により
アルミウエブ12及び感光層13を加熱乾燥する熱風・
赤外線併用式加熱ユニットや、高周波によりアルミウエ
ブ12を誘導加熱し、アルミウエブ12を介して感光層
13を間接的に加熱(抵抗加熱)する誘導加熱式の加熱
ユニットに置き換えても良い。但し、最下流の加熱ユニ
ット28を赤外線式又は誘導加熱式の加熱ユニットに置
きかえる場合には、セラミックヒータ等の赤外線源又は
コイル等の高周波源を、整流ボックス44の場合と同様
に、幅方向に沿って複数個配置し、それぞれを独立して
制御可能な構造とする必要がある。また本実施形態に係
る加熱乾燥装置14では、コントローラ58により5個
の風量制御弁48の開度等をフィードバック制御(自動
制御)しているが、この風量制御弁48の開度調整は、
オペレータが含水量センサ54からの計測信号SWによ
り示される残留水分量に基づいて手動で行うようにして
も良い。
【0036】
【実施例】次に、本発明の実施形態に係る加熱乾燥装置
14を用いてアルミウエブ12上の感光層を加熱乾燥し
た結果を実施例として説明する。
【0037】アルミウエブ12としては、厚さ0.24
mm、幅250mmの長尺帯状のアルミニウム板を用
い、このアルミウエブ12の表面をナイロンブラシ及び
400メッシュのパミスストン−水懸濁液を用いて砂目
立てした後、アルミウエブ12の表面を水により十分に
洗浄した。このアルミウエブ12を70℃に保たれた第
三リン酸ソーダ水溶液(5wt%)に2分間浸漬した
後、水洗し、乾燥して金属支持体を製造した。次いで、
ポリビニルアルコール1重量部を水30重量部に溶解し
て塗布液を調整し、上記金属支持体の砂目立てした表面
部に塗布した。
【0038】上記のようにして作成されたアルミウエブ
12及び感光層13を加熱乾燥装置14へ連続的に搬送
しつつ、4台の加熱ユニット22,24,26,28に
より加熱乾燥した。このとき、加熱ユニット22,2
4,26の乾燥炉30及び加熱ユニット28の乾燥炉3
8は、その内部寸法が長さ1500mm、幅550m
m、高さ350mmのものを用いた。
【0039】上流側の加熱ユニット22,24,26の
乾燥炉30内に供給される熱風は、風量が10〜15
(m3/min)の範囲内で設定され、設定後は一定風量
に保つようにした。また最下流の加熱ユニット28の乾
燥炉38内に供給される熱風は、風量が8〜16(m3/
min)の範囲内で任意の風量に制御可能とした。これ
らの加熱ユニット22,24,26,28に供給される
熱風は、温度が140℃、露点が8℃となるように調整
した。このような条件で、本実施形態に係る加熱乾燥装
置14により加熱乾燥したアルミウエブ12上の感光層
13における水分の残留量を評価した結果を下記の(表
1)に示す。
【0040】なお、(表1)では、整流ボックス44か
ら乾燥炉38内へ供給される熱風の風量を、測定が容易
な吹出口51における熱風の風速をパラメータとして用
いて示した。この吹出口51における熱風の風速は風量
に略比例するものになる。また(表1)に示される比較
例1では、加熱ユニット28における5個の整流ボック
ス44から供給される熱風の風量(風速)をそれぞれ1
5(m/sec)とした。また実施例1では、中央の整流ボ
ックス44から外側の整流ボックス44へ向って熱風の
風量が段階的に減少するように5個の風量制御弁48の
開度をそれぞれ初期設定した。次いで、実施例2では、
実施例1の風量条件により加熱乾燥された感光層13に
おける残留水分量の測定値に基づいて5個の風量制御弁
48をフィードバック制御して感光層13を加熱乾燥し
た。
【0041】
【表1】 上記(表1)から明かなように、アルミウエブ12への
感光層13の塗布量が7.5(cc /m2)及び15.0
(cc /m2)の何れの場合でも、(比較例)に対して
(実施例1)の条件で加熱乾燥された感光層13におけ
る幅方向に沿った残留水分量は平均化しており、さらに
(実施例1)により加熱乾燥された感光層13の残留水
分量に基づいて幅方向に沿った熱風の分布をフィードバ
ック制御した(実施例2)により加熱乾燥された感光層
13における幅方向に沿った残留水分量は更に平均化し
たものになっている。
【0042】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の加熱乾燥装置によれば、乾燥炉内での金属支持体の吸
熱量が変化する条件下でも、金属支持体上に形成された
塗膜層の乾燥状態を安定化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る加熱乾燥装置が適用
された平版印刷版の製造ラインの概略構成を示す側面図
である。
【図2】 本発明の実施形態に係る加熱乾燥装置におけ
る最下流に配置された加熱ユニットを示す斜視図であ
る。
【図3】 本発明の実施形態に係る加熱乾燥装置におけ
る最下流に配置された加熱ユニットをアルミウエブの搬
送方向上流側から見た断面図である。
【図4】 本発明の実施形態に係る加熱乾燥装置におけ
る最下流に配置された加熱ユニット内に配置された整流
ボックスの構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 製造ライン 12 アルミウエブ(金属支持体) 13 感光層(塗膜層) 14 加熱乾燥装置 22 加熱ユニット(加熱手段) 24 加熱ユニット(加熱手段) 26 加熱ユニット(加熱手段) 28 加熱ユニット(加熱手段) 30 乾燥炉(加熱手段) 36 給気ダクト(加熱手段) 37 排気ダクト(加熱手段) 38 乾燥炉(加熱手段) 44 整流ボックス(加熱手段) 46 給気ダクト(加熱手段) 48 風量制御弁(加熱制御手段) 54 含水量センサ(乾燥状態測定手段) 56 表面温度計(温度測定手段) 58 コントローラ(加熱制御手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸発性物質を含む塗液が塗布され、該塗
    液により塗膜層が形成された金属支持体を所定の搬送経
    路に沿って搬送しつつ、金属支持体上の塗膜層を蒸発性
    物質が減少するように加熱乾燥する加熱乾燥装置であっ
    て、 前記搬送経路に沿って配置され、上流側から搬送されて
    きた金属支持体及び該金属支持体上の塗膜層に熱供給し
    て塗膜層を加熱乾燥する加熱手段と、 前記加熱手段の下流側へ搬出されてきた金属支持体上の
    塗膜層に含まれる蒸発性物質の残留量を測定する乾燥状
    態測定手段と、 前記乾燥状態測定手段により測定された蒸発性物質の残
    留量に応じて前記加熱手段により金属支持体及び塗膜層
    に供給される熱量を制御する加熱制御手段と、 を有することを特徴とする加熱乾燥装置。
  2. 【請求項2】 前記加熱ユニットの下流側へ搬出されて
    きた金属支持体上の塗膜層の表面温度を測定する温度測
    定手段を有し、 前記加熱制御手段は、前記乾燥状態測定手段により測定
    された蒸発性物質の残留量及び前記温度測定手段により
    測定された塗膜層の表面温度に応じて前記加熱手段によ
    り金属支持体及び塗膜層に供給される熱量を制御するこ
    とを特徴とする請求項1記載の加熱乾燥装置。
  3. 【請求項3】 前記乾燥状態測定手段として、塗膜層に
    おける幅方向に沿った蒸発性物質の残留量分布を測定可
    能なものを用いると共に、前記加熱手段として、金属支
    持体及び塗膜層に供給する熱量の分布を前記幅方向に沿
    って調整可能とされたものを用い、 前記加熱制御手段は、前記乾燥状態測定手段により測定
    された塗膜層における蒸発性物質の残留量の分布に応じ
    て、前記加熱手段により金属支持体及び塗膜層に供給さ
    れる熱量の前記幅方向に沿った分布を制御することを特
    徴とする請求1又は2記載の加熱乾燥装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104285115A (zh) * 2012-05-15 2015-01-14 株式会社Lg化学 用于制造二次电池的烘干炉的自动充气流量控制器
WO2017131181A1 (ja) * 2016-01-28 2017-08-03 住友化学株式会社 フィルム製造装置、フィルム捲回体製造装置、フィルム製造方法、及びフィルム捲回体製造方法
US10276857B2 (en) 2012-09-25 2019-04-30 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Method of manufacturing electrode for secondary battery and hot-gas drying furnace
WO2023190232A1 (ja) * 2022-03-31 2023-10-05 東レエンジニアリング株式会社 乾燥システム

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