JP2003290709A - マット形成装置及び平版印刷版の製造方法 - Google Patents

マット形成装置及び平版印刷版の製造方法

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JP2003290709A
JP2003290709A JP2002097211A JP2002097211A JP2003290709A JP 2003290709 A JP2003290709 A JP 2003290709A JP 2002097211 A JP2002097211 A JP 2002097211A JP 2002097211 A JP2002097211 A JP 2002097211A JP 2003290709 A JP2003290709 A JP 2003290709A
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flow rate
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mat forming
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Toru Onogawa
徹 小野川
Manabu Hashigaya
学 橋ヶ谷
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蒸気供給源における水蒸気の元圧が不安定に
なっても、蒸気噴射部材から記録材料に記録面への水蒸
気の噴射量の変動を防止する。 【解決手段】 マット形成装置10では、蒸気流量計4
0により蒸気供給管36内の蒸気流量を測定すると共
に、この蒸気流量計40により測定された蒸気流量に応
じてバルブコントローラ46が流量調整弁42の開度を
調整する。これにより、蒸気本管38内の蒸気圧が変動
した場合でも、流量調整弁42より下流側での蒸気供給
管36及び蒸気分岐管32内の蒸気流量の変動を十分に
小さくできるので、蒸気噴射ユニット24,26におけ
る蒸気スプレーパイプ28からアルミウエブ12の感光
面への水蒸気の噴射量の変動を十分に小さくできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平版印刷版等の記
録材料の記録面上に微細凹凸状のマット層を形成するマ
ット形成装置及び、このマット形成装置を用いた平版印
刷版の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、平版印刷版、感光紙等の記録材料
には、その記録面上にリスフィルムが載置され、このリ
スフィルムを透過した光により記録面が露光されるプロ
セスを経て画像が記録されるものがある。このような記
録材料では、記録面とリスフィルム間での帯電や接着を
防止したり、記録面とリスフィルムとの真空密着性を向
上させるなどを目的とし、記録面上に樹脂を素材とする
マット層が形成される、所謂、記録面のマット化が行わ
れる場合がある。このようなマット化の方法としては、
例えば、特公昭61−48994号公報に開示されてい
る記録材料のマット化方法がある。
【0003】特公昭61−48994号公報に開示され
たマット化方法に用いられる装置(マット形成装置)で
は、長尺帯状の支持体(ウエブ状支持体)の表裏面にそ
れぞれ記録層が形成された記録材料を予め所定の表面温
度に調整した後、この記録材料を所定の経路に沿って搬
送しつつ、記録材料の表裏面(記録面)にそれぞれ静電
塗布装置により樹脂が分散又は溶解した水性液を微粒化
して吹き付け、記録面に付着した水性液中を乾燥させる
ことで樹脂によりマット層を形成する。また、このマッ
ト形成装置では、静電塗布装置の前後にそれぞれ蒸気ス
プレー管が設けられており、この蒸気スプレー管から噴
射される水蒸気を、マット層の形成される前の記録面又
はマット層の形成された後の記録面に吹き付け、水蒸気
により記録面又はマット層を湿潤させる。
【0004】上記のようなマット化工程においては、記
録材料の記録面に均一に付着した水性液の液滴の付着面
積を増大させ、この記録面に液滴を強固に付着させるこ
とが知られている。これは記録材料の記録面を湿潤させ
た場合、この記録面上に水膜が形成され、既に付着して
いる液滴又は、水膜形成後に付着する液滴が濡れ広がる
ためと考えられている。また、記録材料の記録面におけ
る湿潤の程度、すなわち記録面上に形成される水膜の厚
さを調整することで、乾燥された後のマット層の平均的
な高さをコントロールできることが知られている。具体
的には、記録面上の水膜の厚さを厚くすると、乾燥後の
マット層の平均的な高さが低くなる傾向を示し、また記
録面上の水膜の厚さを薄くすると、乾燥後のマット層の
平均的な高さが高くなる傾向を示す。従って、マット化
工程においては、記録材料への液滴の塗布前又は塗布後
における湿潤の程度がマット層を形成する樹脂粒の記録
面への付着強度や、乾燥後のマット層の平均的な高さに
大きな影響を与える。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような記録材料
を製造する製造工場では、通常、工場内に設置された蒸
気配管を通してボイラにより発生した水蒸気をマット形
成装置に供給すると共に、マット形成装置以外の蒸気を
必要とする各種の装置にも水蒸気を供給する。このと
き、ボイラは、工場全体での水蒸気の消費量に応じて水
蒸気の発生量を調整するが、工場における水蒸気の消費
量が短時間の間に増減すると、ボイラにおける水蒸気の
元圧力が変化する現象が生じる。このような現象が生じ
ると、当然、マット形成装置では、ボイラと蒸気スプレ
ー管とを繋いだ蒸気配管に配置された流量調整弁の開度
が一定に保たれていても、蒸気スプレー管からの水蒸気
の噴射量が変化してしまう。これに起因して、記録材料
の記録面上に形成されたマット層の付着強度や平均的な
高さが不安定になり、記録材料の品質が不安定になるこ
とがあった。
【0006】本発明の一の目的は、上記事実を考慮し
て、蒸気供給源における水蒸気の元圧が不安定になって
も蒸気噴射部材から記録材料に記録面への水蒸気の噴射
量の変動を防止できるマット形成装置を提供することに
ある。
【0007】また本発明の他の目的は、上記事実を考慮
して、平版印刷版の記録面に高品質のマット層を安定的
に形成できる平版印刷版の製造方法を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1記
載のマット形成装置によれば、蒸気配管に設けられた流
量測定手段が蒸気配管内を流れる蒸気流量を測定すると
共に、蒸気配管における流量測定手段の上流側又は下流
側に設けられた流量調整弁が流量測定手段により測定さ
れた蒸気流量に応じてその開度が調整されることによ
り、蒸気供給源における蒸気の元圧が変動した場合で
も、流量測定手段により測定される蒸気流量が一定とな
るように流量調整弁の開度を調整すれば、蒸気噴射部材
から記録材料の記録面への水蒸気の噴射量の変動を十分
に小さくできるので、マット形成手段によりマット層の
素材となる樹脂が分散又は溶解した水性液が微粒化され
た液滴が記録面に吹き付ける直前又は直後に、この記録
面上に形成される水膜の厚さ変化を防止できる。この結
果、記録材料の記録面上にマット層を形成した樹脂の記
録面への付着強度及び、マット層の平均的な高さをそれ
ぞれ安定化できる。
【0009】ここで、本発明の記録材料は、基本的に
は、支持体状に記録層が設けられたものであり、記録層
としては感光層、磁気記録層、あるいはその他の種々の
記録層が含まれる。また記録材料の支持体としては、テ
ープ状、シート状等の形態を有するものが多く用いら
れ、その素材も紙、金属、プラスチック等の各種のもの
が単体、又は適宜、層状に組み合わされて用いられる。
【0010】また水性液中に分散又は溶解される樹脂と
しては、例えば、写真感光材料、レーザ記録材料などの
場合には、特願昭55−109984号明細書に記載さ
れている、アクリル酸エステルとアクリル酸又はメタク
リル酸の共重合体、スチレン、アクリル酸エステル、ア
クリル酸又はメタクリル酸の共重合体、アクリル酸エス
テル、スチレン、アクリロニトリルなどとアクリル酸、
イタコン酸などの共重合体、ポリビニルアルコール、ポ
リ酢酸ビニル、ポリビニルピロリドンなどのビニル系ポ
リマーなどがあり、これらの樹脂を適宜選択し、公知の
方法により水に溶解し、あるいは分散させて水性液とす
る。溶媒としては、主成分である水のほか、記録層成分
を溶解しない低沸点の有機溶媒を含んでも良く、また記
録層や付着した液滴に影響を及ぼさない、他の水溶性物
質や微細な粒子の無機物質の粉末、重合体の粉末などの
充填剤を含んでいても良い。このような水性液中におけ
る樹脂の濃度は、記録材料の種類等に応じて適正範囲が
変化するが、一般的には、5〜50wt%程度の範囲内
で適宜調整される。
【0011】本発明では、上記のような樹脂を含む水性
液をマット形成手段により微粒化して記録材料の記録層
表面、すなわち記録面に吹き付け、記録面上に所定量の
水性液を付着させる。この水性液の液滴を付着させる直
前又は直後に、記録面上に水蒸気を吹き付け水膜を形成
し、この水膜の厚さを適宜調整することで、前述したよ
うに、マット層を形成する樹脂粒の記録面への付着強度
及び、乾燥後のマット層の平均的な高さが調整可能にな
る。マット形成手段の具体的な形態としては、例えば、
静電塗布装置を用いたものが考えられる。この静電塗布
装置としては、ディスク型、ベル型、ガン型等の各種構
造のものが適用可能であり、何れの構造のもの水性液を
静電霧化して、静電的な力により記録材料の記録面側へ
推進すると共に付着させる。
【0012】上記のようにして記録材料の記録面上に付
着した液滴は、温風式乾燥装置等により乾燥されること
で微小凹凸状のマット層を形成する。具体的には、この
マット層は、記録面の表面上に点在するように付着した
樹脂粒により形成されている。この樹脂粒の分布量は、
一般的には1〜1000個/mm2(好ましくは、1〜
1000個/mm2)となり、またマット層の高さは
0.03〜1.5μm程度の範囲になり、マット層を形
成する記録面上での粒径は10〜1000μm程度の範
囲内になる。
【0013】また本発明に係る請求項2記載のマット形
成装置によれば、請求項1記載の構成において、流量制
御手段が流量測定手段により測定された蒸気流量に応じ
て流量調整弁の開度を制御することにより、蒸気供給源
における水蒸気の元圧が変動した場合でも、流量測定手
段により測定される蒸気配管内の蒸気流量が一定となる
ように流量調整弁の開度を自動的に調整できるので、蒸
気噴射部材から記録材料の記録面への水蒸気の噴射量の
変動を十分に小さくできる。このとき、蒸気噴射量は、
所望するマット形状、記録面の性状等によって最適な量
とする必要がある。通常、記録面1m3当たり0.05
〜0.5m3を噴射する。また均一なマット層を安定的
に形成するためには、蒸気噴射量の変動は、好ましくは
±10%以下に制御する必要がある。
【0014】また本発明に係る請求項3記載のマット形
成装置によれば、請求項1又は2記載の構成において、
蒸気配管における流量調整弁の下流側に設けられた蒸気
圧測定手段により蒸気配管内の蒸気圧を測定することに
より、蒸気噴射部材から記録材料への蒸気の吹付時に、
蒸気配管及び蒸気噴射部材に詰まり及び蒸気洩れが無い
場合には、蒸気配管内の蒸気圧が蒸気流量の制御範囲に
対応する一定の範囲内で変化し、また蒸気配管及び蒸気
噴射部材に詰まり及び蒸気洩れが生じた場合には、蒸気
配管内の蒸気圧が蒸気流量の制御範囲に対応する一定の
範囲内から逸脱するので、蒸気圧測定手段により測定さ
れた蒸気圧を監視すれば、蒸気配管及び蒸気噴射部材に
詰まり又は蒸気洩れが発生したことを検出できるように
なる。
【0015】また本発明に係る請求項4記載の平版印刷
版の製造方法によれば、請求項1、2又は3記載のマッ
ト形成装置を用いて平版印刷版の感光面上にマット層を
形成することにより、記録材料としての平版印刷版の感
光面(記録面)上にマット層を形成した樹脂の記録面へ
の付着強度及びマット層の平均的な高さをそれぞれ安定
化できるので、マット層の品質が安定した平版印刷版の
製造が可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係るマ
ット形成装置を図面に基づいて説明する。
【0017】(実施形態の構成)図1には本発明の実施形
態に係るマット形成装置が示されている。このマット形
成装置10は平版印刷版の製造ラインに適用されるもの
である。なお、ここで言うアルミウエブ12とは、金属
支持体としてのアルミニウム板上に感光層が形成された
平版印刷版への中間体を意味し、特に、金属支持体とし
てのアルミニウム板を指す場合にはアルミ支持体と呼称
するものとする。
【0018】この平版印刷版の製造ラインを簡単に説明
すると、平版印刷版の製造ライン(以下、単に「製造ラ
イン」という。)の最も上流側には、金属支持体として
用いられる長尺帯状のアルミウエブ12の送出装置が設
置されており、この送出装置は厚さ0.1〜0.6mm
程度のアルミウエブ12を製造ラインにおける平版印刷
版の製造速度に対応する走行速度で下流側へ送り出す。
また製造ラインにはアルミウエブ12の搬送経路に沿っ
て複数の搬送ローラが設けられ、アルミウエブ12は複
数の搬送ローラにより案内されつつ所定の搬送速度で下
流側へ搬送される。
【0019】製造ラインでは、先ず、送出装置により下
流側へ送り出されたアルミウエブ12を、平坦性を改善
するためにローラレベラ、テンションレベラ等の矯正装
置(図示省略)によって形状を矯正して必要な平坦性を
得る。次いで、アルミウエブ12を粗面化するに先立
ち、所望により、アルミウエブ12の表面の圧延油を除
去するための例えば界面活性剤、有機溶剤またはアルカ
リ性水溶液などによる脱脂処理が行われる。アルミニウ
ム板の表面の粗面化処理は、種々の方法により行われる
が、例えば、機械的に粗面化する方法、電気化学的に表
面を溶解粗面化する方法および化学的に表面を選択溶解
させる方法により行われる。粗面化されたアルミウエブ
12は、必要に応じてアルカリエッチング処理および中
和処理された後、所望により表面の保水性や耐摩耗性を
高めるために陽極酸化処理が施される。陽極酸化処理を
施された後、アルミニウム表面は必要により親水化処理
が施される。
【0020】製造ラインには、陽極酸化装置の下流側に
アルミウエブ12に対する感光性塗液の塗布装置(図示
省略)が設置されている。この塗布装置はアルミウエブ
12の表面へ感光性塗液を塗布して感光層を形成する。
具体的には、ナフトキノンジアジドとフェノール樹脂を
主成分とする感光層を有するコンベンショナル系ポジ刷
版、ジアゾニウム塩とアルカリ樹脂やウレタン樹脂を主
成分とする感光層を有するコンベンショナル系ネガ刷版
が対象となる。
【0021】製造ラインには、塗布装置の下流側に加熱
乾燥装置が設置されている。この加熱乾燥装置として
は、公知の熱風加熱式、赤外線加熱式及び誘導加熱式の
ものや、これらが適宜組み合わされたものが用いられて
いる。この加熱乾燥装置により感光層が加熱乾燥され
て、感光層に含まれる有機溶剤、水分等の蒸発性物質の
大部分が蒸発した乾燥状態になる。熱乾燥装置から搬出
されたアルミウエブ12は、その搬送経路に沿って配置
された複数のパスロール14により張設されつつ、図1
に示されるマット形成装置10へ搬送される。
【0022】図1に示されるように、マット形成装置1
0には、その上流側に温度調整槽16が設置されてお
り、この温度調整槽16内では、加熱乾燥装置により高
温化されたアルミウエブ12に冷風を吹き付けて冷却す
ると共に、アルミウエブ12上に形成された感光面の表
面温度を所定の目標温度に調整する。このとき感光面表
面の目標温度は、10〜60℃(好ましくは、25〜6
5℃)に設定される。
【0023】マット形成装置10には、温度調整槽16
の下流側にアルミウエブ12の感光面に対向するように
静電塗布器18が設置されている。この静電塗布器18
としては公知の回転霧化式のものが用いられている。こ
の静電塗布器18は、例えば、前方へ向かって開口径が
広がるカップ状のベル部22が設けられた回転霧化ヘッ
ド20を10000〜50000rpmで高速回転させ
つつ、ベル部22の内周面底部に水性液を連続的に供給
する。回転霧化ヘッド20には高圧電源(図示省略)に
より−50〜−120kV程度の電圧が印加される。こ
れにより、回転霧化ヘッド20は、遠心力によりベル部
22の内周面に沿って水性液を薄膜状にすると共に、ベ
ル部22の外周端から薄膜状とされた水性液を微粒化
(霧化)して飛散させる。このとき、霧化された水性液
は、静電的な推進力によりアースロール等により接地さ
れたアルミウエブ12を指向して飛散し、アルミウエブ
12の感光面上に均一に付着する。
【0024】図1に示されるように、マット形成装置1
0には、静電塗布器18の上流側及び下流側にそれぞれ
蒸気噴射ユニット24,26が隣接するように設けられ
ている。この蒸気噴射ユニット24,26には、アルミ
ウエブ12の感光面に対向するように3本の蒸気スプレ
ーパイプ28が設けられている。図2に示されるよう
に、蒸気スプレーパイプ28は円筒状に形成されてお
り、アルミウエブ12に対向する端部には、断面がそれ
ぞれ円形とされた複数個の噴射口30が穿設されてい
る。これら複数のの噴射口30は蒸気スプレーパイプ2
8の軸方向に沿って略等ピッチで直線的に配列されてい
る。ここで、蒸気スプレーパイプ28は、噴射口30の
内径は1mmとされると共に、噴射口30が穿設される
パイプ部29の内径が100mm以上とされている。
【0025】蒸気スプレーパイプ28の軸方向に沿った
先端部は盲板(図示省略)により閉止され、また蒸気ス
プレーパイプ28の基端部にはシームレスパイプ等の高
圧用パイプからなる分岐管32が接続されている。ここ
で、蒸気噴射ユニット24,26における3本の蒸気ス
プレーパイプ28は、その軸方向がアルミウエブ12の
は幅方向と平行になるように支持されており、アルミウ
エブ12の搬送方向へは一定のピッチ毎に配置されてい
る。
【0026】図1に示されるように、3本の蒸気スプレ
ーパイプ28にそれぞれ接続された3本の分岐管32
は、その他端部が継手34を介して蒸気供給管36の一
端部に合流している。この蒸気供給管36の他端部は、
ボイラ(図示省略)の蒸気供給部に繋がれた工場内の蒸
気本管38に接続されている。また蒸気供給管36の途
中には、蒸気流量計40が設けられると共に、この蒸気
流量計40に対して分岐管32側に流量調整弁42が配
置されている。このように流量調整弁42を蒸気流量計
40の下流側に設けることにより、蒸気供給管36にお
ける流量調整弁42の上流側での蒸気圧の変動を小さく
できるので、蒸気流量計40による蒸気流量の測定誤差
を抑制できるようになる。
【0027】ここで、流量調整弁42は、その弁体の開
度をコントローラ46からの制御信号に従って調整する
アクチュエータ44を備えている。また蒸気流量計40
としては、公知の渦流量計(例えば、横河電機株式会社
製のYF101)を用いることができる。この蒸気流量
計40は、計測した蒸気圧を電気的な計測信号に変換す
る信号変換部41を備えており、この信号変換部により
変換された電気信号をコントローラ46に出力する。蒸
気本管38には、蒸気圧力計48が接続されており、こ
の蒸気圧力計48により計測された蒸気圧のデータはボ
イラの負荷管理等のために使用される。
【0028】コントローラ46は、蒸気流量計40から
の計測信号を用いて蒸気供給管36を流れる蒸気流量が
予め設定された目標量になるように、流量調整弁42の
アクチュエータ44をフィードバック制御する。これに
より、流量調整弁42よりも下流側の蒸気供給管36内
を流れる蒸気流量が略目標量に維持され、この蒸気が蒸
気供給管36から3本の分岐管32へ略等量ずつ配分さ
れる。なお、コントローラ46に設定される蒸気流量の
目標量は、アルミウエブ12の搬送速度、アルミウエブ
12から製造される平版印刷版の種類等に応じて異なる
数値又は数値範囲に変更可能とされている。
【0029】(実施形態の作用)次に、上記のように構
成された本実施形態に係るマット形成装置10の作用に
ついて説明する。なお、平版印刷版の製造ライン全体を
制御するメインコントローラは、アルミウエブ12に対
するマット層の形成時に、アルミウエブ12から製造さ
れる平版印刷版の種類、水性液に含まれる樹脂の種類、
含有量等に応じ、マット形成装置10における2個の蒸
気噴射ユニット24,26の双方又は何れか一方を使用
することを選択する。本実施形態では、2個の蒸気噴射
ユニット24,26の双方を使用するものとして説明を
行う。
【0030】マット形成装置10では、温度調整槽16
内に感光層が形成されたアルミウエブ12が搬入される
と、このアルミウエブ12の感光面には、その表面温度
が目標温度になるようにアルミウエブ12に冷風が吹き
付けられる。このときの冷風の温度及び風量は、例え
ば、温度調整槽16の前後に配置された表面温度計(図
示省略)からの信号を用いて調整される。
【0031】温度調整槽16から搬出されたアルミウエ
ブ12には、上流側の蒸気噴射ユニット24における3
本の蒸気スプレーパイプ28からそれぞれ噴射される蒸
気が順次吹き付けられる。このとき、3本の蒸気スプレ
ーパイプ28にそれぞれ接続される3本の分岐管32内
の蒸気圧は互いに等しくなる。また蒸気スプレーパイプ
28は、噴射口30の断面積と比較し、パイプ部29の
断面積が十分に大きくされていることから、蒸気スプレ
ーパイプ28内の軸方向に沿った圧力損失は無視できる
程度の小さいものになる。これにより、3本の蒸気スプ
レーパイプ28からそれぞれ噴射される蒸気量は互いに
略等しいものになり、さらに各蒸気スプレーパイプ28
における複数の噴射口30からそれぞれ噴射される蒸気
量も互いに略等しいものになる。
【0032】蒸気噴射ユニット24における各蒸気スプ
レーパイプ28から噴射された蒸気は、蒸気スプレーパ
イプ28とアルミウエブ12との間で一部が凝集して微
小水滴となってアルミウエブ12の感光面に付着すると
共に、大部分が感光面上で凝集して水滴になる。これに
より、アルミウエブ12の感光面には蒸気噴射ユニット
24からの蒸気の噴射量に対応する厚さを有する水膜が
形成される。
【0033】蒸気噴射ユニット24を通過したアルミウ
エブ12の感光面には、静電塗布器18により微粒化さ
れた水性液の液滴が均一に付着する。このとき、アルミ
ウエブ12の感光面に水膜が形成されていることから、
感光面に付着した液滴が濡れ広がって接触面積が増加す
る。これにより、液滴が感光面に強固に付着するように
なり、また感光面からの液滴のリバウンドロスも効果的
に減少できる。
【0034】蒸気噴射ユニット24を通過したアルミウ
エブ12の感光面には、下流側の蒸気噴射ユニット26
における3本の蒸気スプレーパイプ28からそれぞれ噴
射される蒸気が順次吹き付けられる。このとき、上流側
の蒸気噴射ユニット24と同様に、3本の蒸気スプレー
パイプ28からそれぞれ噴射される蒸気量は互いに略等
しいものになり、さらに各蒸気スプレーパイプ28にお
ける複数の噴射口30からそれぞれ噴射される蒸気量も
互いに略等しいものになる。
【0035】蒸気噴射ユニット26における各蒸気スプ
レーパイプ28から噴射された蒸気は、蒸気スプレーパ
イプ28とアルミウエブ12との間で一部が凝集して微
小水滴となってアルミウエブ12の感光面に付着すると
共に、大部分が感光面上で凝集して水滴になる。これに
より、アルミウエブ12の感光面には、上流側の蒸気噴
射ユニット24により形成された水膜に更に水分が追加
供給され、又は蒸発等により水膜が消失した領域に新た
に水膜が形成される。これにより、アルミウエブ12の
感光面に付着した水性液の液滴が更に濡れ広がって接触
面積が増加する。この結果、乾燥等によりアルミウエブ
12の感光面から水性液の液滴が脱落することを防止で
きると共に、吹き付ける蒸気量を調整することで感光面
に形成されるマット層の平均的が高さを増減できる。
【0036】図1に示されるように、マット形成装置1
0には、蒸気噴射ユニット26の下流側に乾燥槽50が
設置されている。この乾燥槽50内に蒸気噴射ユニット
26を通過したアルミウエブ12が搬入されると、アル
ミウエブ12の感光面には温風が吹き付けられて、感光
面上に付着した水性液の液滴中の水分及び感光面上に形
成された水膜がそれぞれ蒸発するように乾燥される。こ
れにより、アルミウエブ12の感光面上には、液滴中に
分散又は溶解していた樹脂により微小凹凸状のマット層
が形成される。
【0037】以上説明した本実施形態に係るマット形成
装置10によれば、蒸気噴射ユニット24,26におけ
る蒸気流量計40により蒸気供給管36内の蒸気流量を
測定すると共に、この蒸気流量計40により測定された
蒸気圧に応じてコントローラ46が流量調整弁42の開
度を調整することにより、蒸気供給管36にボイラから
の蒸気を供給する蒸気本管38内の蒸気圧が変動した場
合でも、蒸気供給管36における流量調整弁42より下
流側の部分を流れる蒸気流量の変動を十分に小さくでき
るので、蒸気噴射ユニット24,26における蒸気スプ
レーパイプ28からアルミウエブ12の感光面への水蒸
気の噴射量の変動を十分に小さくできる。
【0038】この結果、蒸気供給管36にボイラからの
蒸気を供給する蒸気本管38内の蒸気圧が変動した場合
でも、静電塗布器18による水性液の塗布直前及び塗布
直後に、蒸気噴射ユニット24,26によりアルミウエ
ブ12の感光面上に形成される水膜の厚さ変化を防止で
きるので、アルミウエブ12の感光面上にマット層を形
成した樹脂の感光面への付着強度及び、マット層の平均
的な高さをそれぞれ安定化でき、アルミウエブ12の感
光面上に均質なマット層を安定的に形成できるようにな
る。
【0039】なお、本実施形態に係るマット形成装置1
0では、静電塗布器18の上流側及び下流側に配置され
た2個の蒸気噴射ユニット24,26の双方によりアル
ミウエブ12へ蒸気を吹き付けたが、蒸気噴射ユニット
24,26の一方のみよりアルミウエブ12へ蒸気を吹
き付けた場合でも、静電塗布器18によりアルミウエブ
12の感光面に塗布される水性液の液滴の感光面に対す
る付着性を安定させ、かつ濡れ広がり現象を利用してマ
ット層の平均的な高さを制御するという目的を十分達成
可能である。
【0040】また本実施形態では、アルミウエブ12の
片面側のみに感光層及びマット層を形成する場合につい
て説明したが、アルミウエブ12の厚さ方向に沿った両
側の面にそれぞれ感光層が形成される場合には、アルミ
ウエブ12の表裏面にそれぞれ対向するように一対のマ
ット形成装置10を対称的に設けるようにすれば、これ
ら一対のマット形成装置10によりアルミウエブ12表
裏面の感光層にそれぞれマット層を形成できるようにな
る。
【0041】また本実施形態のマット形成装置10で
は、蒸気供給管36に蒸気流量計40及び流量調整弁4
2を設けたが、蒸気供給管36から分岐する3本の分岐
管32にそれぞれ蒸気流量計40及び流量調整弁42を
設け、コントローラ46により3本の分岐管32内の蒸
気圧をそれぞれ独立して所定の目標値に制御するように
しても良い。
【0042】また図3に示されるように、蒸気供給管3
6における流量調整弁40の下流側に蒸気圧力計60を
接続し、この蒸気圧力計60により測定された蒸気供給
管36内の蒸気圧をコントローラ46により連続的又は
一定周期でモニタするようにしても良い。すなわち、蒸
気スプレーパイプ28からアルミウエブ12への蒸気吹
付時に、流量調整弁40により蒸気供給管36内を流れ
る蒸気流量が所定の制御範囲内に正常に制御され、かつ
蒸気供給管36及び蒸気スプレーパイプ28に詰まり及
び蒸気洩れが無い場合には、蒸気供給管36内の蒸気圧
が蒸気流量の制御範囲に対応する一定の範囲内で変化
し、また蒸気供給管36及び蒸気スプレーパイプ28材
に詰まり及び蒸気洩れが生じた場合には、蒸気供給管3
6内の蒸気圧が蒸気流量の制御範囲に対応する一定の範
囲内から逸脱するので、コントローラ46により蒸気圧
力計60により測定された蒸気圧をモニタすれば、蒸気
供給管36及び蒸気スプレーパイプ28に詰まり又は蒸
気洩れが発生したことを検出し、例えば、アラーム等を
出力できるようになる。
【0043】
【実施例】次に、本発明の実施形態に係るマット形成装
置10を用いてアルミウエブ12の記録層にマット層を
形成した結果を実施例1〜2とし、また従来のマット形
成装置を用いてアルミウエブ12の感光層にマット層を
形成した結果を比較例1〜3としてそれぞれ説明する。
ここで、従来のマット形成装置は、図1に示されるマッ
ト形成装置10における蒸気流量計40、流量調整弁4
2及びコントローラ46をそれぞれ省略したものであ
る。
【0044】アルミウエブ12のアルミ支持体として
は、厚さ0.24mm、幅250mmの長尺帯状のアル
ミニウム板を用い、このアルミニウム板の表面をナイロ
ンブラシ及び400メッシュのパミスストン−水懸濁液
を用いて砂目立てした後、アルミニウム板の表面を水に
より十分に洗浄した。このアルミニウム板を70℃に保
たれた第三リン酸ソーダ水溶液(5wt%)に2分間浸
漬した後、水洗し、乾燥してアルミ支持体を作成した。
【0045】次いで、特公昭42−28403号公報に
記載されているアセトンとピロガロールの縮重合により
得られるポリヒドロキシフェニルのナフトキノン−1,
2−ジアジド−5−スルホン酸エステル1重合部とノボ
ラック型フェノールホルムアルデヒド樹脂2重合部を2
0重量部のメチルエチルケトンに溶解して感光性塗液を
調整し、アルミ支持体の表面に塗布してアルミウエブ1
2を作成した。このアルミウエブ12の感光面に、下記
(表1)に記載されたそれぞれの条件にて、本発明に係
るマット形成装置10及び従来のマット形成装置により
マット層を形成し、乾燥後、このアルミウエブ12を1
000mm×700mmに切断加工し、(表1)に示さ
れる5個の平版印刷版の試料A〜Eを作成した。
【0046】マット形成装置によるマット層の形成方法
を具体的に説明すると、水性液としては、メチルメタク
リレート−エチルアクリレート−アクリル酸ソーダ(重
量比68:20:12(仕込み比))の共重合体ポリマ
ー水溶液(固形分濃度10%)を用い、この水性液を静
電塗布器18によりアルミウエブ12の記録面に微粒化
して付着させた。この後、下流側の蒸気噴射ユニット2
6により蒸気を1秒間に亘って吹き付けて湿潤させた。
このとき、蒸気スプレーパイプ28のパイプ部29とし
ては、外径114.3mm、長さ1200mmのステン
レスパイプに内径1mmの噴射口30を穿設したものを
用いた。またマット形成装置10では、コントローラ4
6に蒸気供給管36内の蒸気圧の目標値として5000
Paを設定した。
【0047】
【表1】 上記(表1)における、比較例1では蒸気本管38内の
蒸気圧(元圧)を0.12MPaとし、比較例2及び3
では蒸気圧(元圧)を0.3MPaずつ段階的に増加さ
せた。この結果、比較例1〜3では蒸気供給管36内の
蒸気流量も段階的に増加した。一方、実施例1及び2で
は、蒸気本管38内の蒸気圧(元圧)をそれぞれ0.1
2MPa及び0.18MPaとしたが、流量調整弁42
の制御の結果、蒸気供給管36内の蒸気流量は略6.0
3/minに安定して保たれた。
【0048】上記のような条件にて作成された比較例1
〜3及び実施例1〜2に係る平版印刷版の試料A〜Eに
ついて、それぞれフィルム原版(リスフィルム)を重ね
合せて真空密着式のプリンタによりフィルム原版を感光
面へ真空密着させた場合の真空密着時間と、試料A〜E
を表層部がゴムにより形成されるロール部材に加圧接触
させつつ搬送した場合のロール部材のロール面への樹脂
付着の有無とをそれぞれ評価対象として調べた。
【0049】上記(表1)から明かなように、比較例1
〜3では、蒸気本管38内の蒸気圧の変化に従って、蒸
気供給管36内の蒸気流量が変化した。これら比較例1
〜3に係る試料A〜Cでは、真空密着時間が不安定にな
り、さらに試料Aではローラ部材のローラ面に多量の樹
脂粒子が付着した。前者は、蒸気スプレーパイプ28か
らアルミウエブ12への蒸気の噴射量が不安定になった
ことに起因し、マット層の平均的な高さが変化すること
により生じ、また後者は、蒸気スプレーパイプ28から
アルミウエブ12への蒸気の噴射量が少なくなったこと
に起因し、マット層の記録面への付着力が不足したこと
により生じたものと推定される。一方、実施例1〜2に
係る試料D〜Eでは真空密着時間が安定しており、また
ローラ部材のローラ面への樹脂粒子の付着も無かった。
【0050】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
マット形成装置によれば、蒸気供給源における水蒸気の
元圧が不安定になっても蒸気噴射部材から記録材料に記
録面への水蒸気の噴射量の変動を防止でき、また本発明
の平版印刷版の製造方法によれば、平版印刷版の記録面
に高品質のマット層を安定的に形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係るマット形成装置の構
成についての一例を示す側面図である。
【図2】 本発明の実施形態に係るマット形成装置にお
ける蒸気スプレーパイプの構成を示す斜視図である。
【図3】 本発明の実施形態に係るマット形成装置にお
ける蒸気噴霧ユニットの構成についての他の例を示す斜
視図である。
【符号の説明】
10 マット形成装置 12 アルミウエブ(記録材料) 18 静電塗布器(マット形成手段) 28 蒸気スプレーパイプ(蒸気噴射部材) 32 分岐管(蒸気配管) 36 蒸気供給管(蒸気配管) 38 蒸気本管(蒸気供給源) 40 蒸気流量計(流量測定手段) 42 流量調整弁 46 コントローラ(流量制御手段) 44 アクチュエータ(流量制御手段) 60 蒸気圧力計(蒸気圧力測定手段)
フロントページの続き Fターム(参考) 2H096 AA06 CA20 LA30 2H097 LA03 2H114 AA04 AA27 DA41 EA06 4D075 AA01 AA09 AA71 AA83 BB79Y BB91Y CB02 DA03 DB01 DB07 DB18 DB31 DC27 EA05 EB19 EB22 4F035 AA04 BA07 BA22 BB21 BC06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マット層の素材となる樹脂が分散又は溶
    解した水性液を微粒化して記録材料の記録面に吹き付け
    るマット形成手段と、 前記吹付手段により水性液が吹付けられる直前及び直後
    の少なくとも一方の時期に、蒸気供給源から供給された
    水蒸気を記録材料の記録面に吹き付ける蒸気噴射部材
    と、 前記蒸気噴射部材を蒸気供給源に接続して該蒸気噴射部
    材に水蒸気を給送する蒸気配管と、 前記蒸気配管に設けられた該蒸気配管内を流れる蒸気流
    量の測定する流量測定手段と、 前記流量測定手段と共に前記蒸気配管に設けられ、該流
    量測定手段により測定された蒸気流量に応じて開度が調
    整される流量調整弁と、 を有することを特徴とするマット形成装置。
  2. 【請求項2】 前記流量測定手段により測定された蒸気
    流量に応じて前記流量調整弁の開度を調整する流量制御
    手段を有することを特徴とする請求項1記載のマット形
    成装置。
  3. 【請求項3】 前記蒸気配管における前記流量調整弁の
    下流側に設けられ、該蒸気配管内の蒸気圧を測定する蒸
    気圧測定手段を有することを特徴とする請求項1又は2
    記載のマット形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3記載のマット形成装
    置を用いて感光面上にマット層を形成するマット化工程
    を含むことを特徴とする平版印刷版の製造方法。
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