JPH0737485Y2 - フィルム押え具 - Google Patents

フィルム押え具

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JPH0737485Y2
JPH0737485Y2 JP1989009542U JP954289U JPH0737485Y2 JP H0737485 Y2 JPH0737485 Y2 JP H0737485Y2 JP 1989009542 U JP1989009542 U JP 1989009542U JP 954289 U JP954289 U JP 954289U JP H0737485 Y2 JPH0737485 Y2 JP H0737485Y2
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JP
Japan
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film
legs
present
corrugated
soil
Prior art date
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Application number
JP1989009542U
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JPH02100446U (ja
Inventor
裕彦 大塚
博美 浅沼
範親 柴田
Original Assignee
太洋興業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は農業用フィルムや建築資材シートなどのフィル
ムやシートなどを係止するためのフィルム押え具に関す
るものである。
[従来の技術] 従来、マルチ栽培、トンネル栽培などに用いられる被覆
用プラスチックフィルムの端縁部は、風などによってめ
くれるのを防止するために土を被せていた。
しかし、この方法は、土を被せる作業に人手を要し面倒
である上、降雨や潅水によって押えていた土が流失し、
風などによってめくれてしまうなどの問題があるので、
種々の押え具、例えば針金をU字状に曲げたフィルム押
えや、実開昭61-4561号公報及び実開昭61-28344号公報
などには釘状のフィルム押えが提案されている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、前記針金をU字状に曲げたフィルム押え
では、地面に深く差し込んで強固に止めようとすると、
U字状に曲げられた脚部によって開けられた孔が、風な
どにより互いに接近し、孔が広げられ、ついには穴が破
れて連絡し、フィルムを押えることができなくなってし
まうなどの問題点があった。
また、前記釘状のフィルム押えでは、上部の平板でフィ
ルムが押えられているために、フィルムに開けられた孔
より雨水が浸透し難いなどの欠点があり、その問題を解
決するためには構造が複雑となって高価なものとなる。
また、支柱が垂直に突き差されているので抜け易く、強
風下での係止力が十分でないなどの問題点があった。
[課題を解決するための手段] 本考案者は、上記課題を解決するために種々工夫を重ね
た結果、U字形の頂部に波形部を設け、両脚を開かせる
ことによって、破れと抜けを防止し得ることを見出し、
本考案を完成するに至った。
すなわち、本考案は少なくとも一つの谷部を形成した波
形部に、先細り状の先端部を有する二本の埋込み用脚部
を先端部に行くに従って広げて形成したことを特徴とす
るフィルム押え具である。
[実施例] 以下、本考案のフィルム押え具をその実施例によって具
体的に説明する。
第1図は土中に差し込む前の本考案のフィルム押え具の
一実施例の作動状態を表す説明図で、第2図は土中に差
し込んだ本考案のフィルム押え具の断面図である。第3
図は波形部の谷部を二つ形成した本考案フィルム押え具
の他の実施例の正面図、第4図は波形部の谷部を三つに
し、かつ偏平状に形成した本考案フィルム押え具の他の
実施例の一部切欠き正面図、第5図は波形部を円弧状に
形成した本考案フィルム押え具の他の実施例の一部切欠
き正面図である。第6図は第5図のフィルム押え具を土
中に差し込んだ状態を示す一部切欠き断面図である。
第1図において、1は土2中に差し込んでフィルム3を
押える前のステンレス製の本考案のフィルム押え具であ
り、該フィルム押え具1は、一つの谷部4を形成した波
形部5と、該波形部5より突出した先端部6a,6bが先細
り状の二本の埋込み用脚部7a,7bとから形成されてお
り、該二本の埋込み用脚部7a,7bは先端部6a,6bに行くに
従って広げられて形成されている。
この脚部7a,7bを土2中に差し込むためには、先ず長い
方の脚部7aをシートに突き刺して土2中に差し込み、本
考案のフィルム押え具1の両脚部7a,7bを手8で握って
両脚部7a,7bの先端部6a,6b間の距離lを狭め、両脚部7
a,7bを平行状態にして波形部5の上端5aを押えて埋め込
み、その後両脚部7a,7b間の手8の握りを放して、前記
波形部5の弾発力によって両脚部7a,7bの距離lを広げ
て、第2図に示すごとき状態にして、土2中より抜き難
くする。フィルム3は前記波形部5の谷部4の下端4aに
よって押えられるので、無理が無く強固に押えることが
できる。
波形部5は谷部4を2〜5個、特に3〜4個程度とした
ものが好ましく、また、第3図に示すようにフィルム3
やシートの形状に合致させた凹凸にすることも、或いは
第4図に示すごとく、偏平な帯状体に形成して広幅でフ
ィルム3を押えることもできる。また、第5図に示すよ
うに、波形全体が脚部7a,7bの方に突出する弧9を画い
て形成し、波形部のフィルムへの押圧性を強めることも
できる。
すなわち、第5図に示すごとき、波形全体を脚部7a,7b
の方、すなわち脚部の挿し込み方向に突出する弧9を画
いて形成すれば、前記両脚部7a,7bを手8で握ることに
よって両脚部7a,7bの先端部6a,6b間の距離lを狭めたと
きに、波形全体が湾曲して伸び地表面10と平行状態とな
り、本考案のフィルム押え具1を第6図のように土2中
に差し込んだ際には、フィルム押え具1のいくつかの谷
部4の下端4aによってフィルム3を押えることができる
ので、より一層強固にフィルム3を押えることができる 本考案のフィルム押え具1は通常、ステンレス製針金を
折り曲げて製作されるが、これらステンレス製針金以外
にも、鋼鉄や各種合金などの金属の針金、或いは、塩化
ビニル樹脂、エチレン・酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリ
エステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエチレン樹脂、ポ
リプロピレン樹脂、ポリウレタン樹脂、ABS樹脂などの
プラスチックを用いて製作することができる。
本考案の押え具は、フィルム、シートに限らず、布、
網、マット等の押え具として用いることができ、係止す
る場所も地表面に限らず、本考案の埋め込み用脚部によ
って係止可能な場所に適用できる。
[考案の効果] 本考案のフィルム押え具は、少なくとも一つの谷部を形
成した波形部に、先端部が先細り状の二本の埋込み用脚
部を先端部に行くに従って広げて形成されたものである
ので、土中に差し込む前に両脚部を平行状態にし、土中
に差し込んだ後で、両脚部間の手の握りを放し、これに
より波形部の弾発力によって両脚部の距離が広げられた
状態ないしは両脚部が開く方向の押圧力が土中で働いて
いる状態で係止されるので、フィルム押え具が地面より
抜け難い。
また、二本の埋込み用脚部を異なる長さに形成すること
によりフィルム押え具の位置決めを容易にすると共に、
差し込みを容易にすることができる。
押え具の上部に設けられた波形部は、両脚部の開閉に弾
性を与えると共に、その谷部がフィルムを押えて風等に
よるフィルムの移動を抑制し、両脚の穿孔の拡大による
破れの発生を防止する。
さらに、波形部を挿し込み方向に凸状に湾曲させてある
と、谷部によるフィルムへの押圧性が高まり、より一層
強固にフィルムを押えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は土中に差し込む前の本考案のフィルム押え具の
一実施例の作動状態を表わす説明図で、第2図は土中に
差し込んだ本考案のフィルム押え具の断面図である。第
3図は波形部の谷部を二つ形成した本考案フィルム押え
具の他の実施例の正面図、第4図は波形部の谷部を三つ
にし、かつ偏平状に形成した本考案フィルム押え具の他
の実施例の一部切欠き正面図、第5図は波形部を円弧状
に形成した本考案フィルム押え具の他の実施例の一部切
欠き正面図である。第6図は第5図のフィルム押え具を
土中に差し込んだ状態を示す一部切欠き断面図である。 1:フィルム押え具、2:土、3:フィルム、4:谷部、4a:下
端、5:波形部、5a:上端、6a,6b:先端部、7a,7b:脚部、
8:手、9:弧、10:地表面、l:距離

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一つの谷部を形成した波形部
    に、尖端部を有する二本の埋込み用脚部を先端部に行く
    に従って広げて形成したことを特徴とするフィルム押え
    具。
  2. 【請求項2】二本の埋込み用脚部の長さがが異なる請求
    項1に記載のフィルム押え具。
  3. 【請求項3】複数の谷部からなる波形部が、挿し込み方
    向に凸状に湾曲して形成された請求項1又は2に記載の
    フィルム押え具。
  4. 【請求項4】波形部が帯状である請求項1ないし3のい
    ずれかに記載のフィルム押え具。
JP1989009542U 1989-01-30 1989-01-30 フィルム押え具 Expired - Lifetime JPH0737485Y2 (ja)

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JPH02100446U JPH02100446U (ja) 1990-08-09
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