JPH073732U - 液体吐出器 - Google Patents

液体吐出器

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JPH073732U
JPH073732U JP3728693U JP3728693U JPH073732U JP H073732 U JPH073732 U JP H073732U JP 3728693 U JP3728693 U JP 3728693U JP 3728693 U JP3728693 U JP 3728693U JP H073732 U JPH073732 U JP H073732U
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孝之 後藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作動部材の上下動で容器体内液体をシリンダ
内へ吸込み、かつ作動部材のノズルから吐出するよう設
け、その作動部材を付勢に抗してシリンダ側へ螺合する
液体吐出器において、ステムを挿通させてシリンダ上端
に嵌着させた案内筒上壁の上面に付着した飛散水がステ
ムとの間を通って容器体内へ入らないようにした。 【構成】 上記液体吐出器の案内筒20上面内周から防水
筒26を起立すると共にその案内筒の上壁22をテーパ状と
し、かつその上面へ放射状に、複数の溝27を穿設した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本案は液体を霧として、又泡として、更には液体をそのまま水鉄砲状に吐出で きるよう設けた液体吐出器に係る。
【0002】
【従来の技術】
容器体口頸部への装着筒を有して該装着筒からシリンダを垂下し、該シリンダ 内底部に吸込み弁を有するシリンダ部材と、上記シリンダ内へ嵌合させた筒状ピ ストンからシリンダ上方へステムを起立し、該ステム上端にノズル付きの押下げ ヘッドを嵌着して、上記筒状ピストンからノズルまでの吐出路一部に吐出弁を有 する、上記シリンダに対して上方付勢された作動部材と、上記ステムを挿通させ てシリンダの上端部へ嵌着させた案内筒とを有して、該案内筒の上部内面に雌ね じを、上記ステム上部を嵌着させて押下げヘッドから垂下するステム嵌合筒外面 に雄ねじを、それぞれ付形し、付勢に抗し作動部材を押下げてそれ等雌雄のねじ を螺合させた液体吐出器が多用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記液体吐出器は、容器体装着状態で、作動部材の上下動で容器体内液体をシ リンダ内ヘ吸上げ、又シリンダ内液体をノズルから吐出するが、その作動部材上 部はシリンダから上方へ吐出するため、輸送時等の包装が嵩ばることとなり、そ のため作動部材押下げ状態で、シリンダ上端に嵌着させた案内筒に螺合できるよ うにしている。
【0004】 しかし上記液体吐出器を、例えば風呂場等、湯や水がはね易い場所で使うと案 内筒上面に付着した湯等がその内面に設けた雌ねじ溝を通って容器体内へ入り易 く、そのため容器体内の収納液体が稀釈化する欠点があった。
【0005】 本案は上記液体吐出器において、案内筒上壁のステム挿通孔周縁部から防水筒 を起立してそのステム挿通孔から容器体内へ上記飛散水等が入らないようにする と共に、併せて案内筒上壁をテーパ状とし、かつその上面ヘ放射状に複数の溝を 穿設することで案内筒上壁に付着した水等がその溝を通って上壁外縁から滴下す るよう設けたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
容器体口頸部への装着筒3を有して該装着筒からシリンダ4を垂下し、該シリ ンダ内底部に吸込み弁5を有するシリンダ部材1と、上記シリンダ内へ嵌合させ た筒状ピストン9からシリンダ上方へステム10を起立し、該ステム上端にノズル 11付きの押下げヘッド12を嵌着して、上記筒状ピストンからノズルまでの吐出路 一部に吐出弁15を有する、上記シリンダに対して上方付勢された作動部材8と、 上記ステム10を挿通させてシリンダ4の上端部へ嵌着させた案内筒20とを有して 、該案内筒の上部内面に雌ねじを、上記ステム上部を嵌着させて押下げヘッドか ら垂下するステム嵌合筒外面に雄ねじを、それぞれ付形し、付勢に抗し作動部材 を押下げてそれ等雌雄のねじを螺合させた液体吐出器において、上記案内筒のス テム挿通孔上端周縁部から防水筒26を起立すると共に、案内筒上壁22をテーパ状 に形成し、かつ該上壁上面の防水筒26下端部から上壁外縁へ放射状に、複数の溝 27を穿設した。
【0007】
【作用】
ステム挿通孔周縁部から防水筒26を起立するから、飛散水等が案内筒20のステ ム挿通孔を通って容器体内へ入り難く、又案内筒20の上壁22上面へ付着した水等 は、その上壁がテーパ状で、かつ放射状の溝27を複数有するから、その溝を通っ て上壁外縁から滴下する。
【0008】
【実施例】
まず従来知られている液体吐出器の構造について説明する。1はシリンダ部材 で、容器体2の口頸部外面へ螺合させる装着筒3を有して、該装着筒からシリン ダ4を垂下し、該シリンダ内底部に吸込み弁5を設けている。上記装着筒はシリ ンダ4と一体成形することもあり、シリンダ4の上端内周部からは装着筒6を起 立する。又シリンダ下端からは液体吸上げパイプ7を垂設する。
【0009】 上記シリンダ内からは作動部材8を起立する。該部材はシリンダ内へ嵌合させ た筒状ピストン9を下部に有してシリンダ上方へステム10を起立し、該ステム上 端部外面にノズル11付きの押下げヘッド12から垂下するステム嵌合筒13を嵌着さ せている。該嵌合筒下部外面には雄ねじ14を付設する。該作動部材はピストンか らノズル11までの吐出路一部に吐出弁15を有する。図示の吐出弁15はピストン9 を筒状として該ピストンをステム10の下部外面に周設した溝内へ一定ストローク で上下動可能に嵌合させ、かつその溝下方のステム部分へ弁孔16を穿設したもの で、その筒状ピストンに対してステムが上昇した状態でその弁孔16は閉塞され、 又作動部材押下げにより上記溝が筒状ピストンに対し下降することで弁孔16が開 くよう設けてある。又該作動部材はコイルスプリング17で上方へ付勢されている 。
【0010】 20は既述シリンダ4の上端部内面へ嵌着された、作動部材8の案内筒で、ステ ム10を挿通させている。該案内筒は既述嵌着筒6外面へ装着させた筒部21を案内 筒上壁22の下面から、又外筒23を上壁外周から、それぞれ垂下し、案内筒20内面 に既述雄ねじ14を螺合させる雌ねじ24を有する。
【0011】 本案にあっては案内筒20のステム挿通孔上端周縁部から防水筒26を起立すると 共に、上壁22をテーパ状に形成し、かつ該上壁上面の防水筒26下端部から上壁外 縁へ放射状に、複数の溝27を穿設した。溝27は外筒23外面へ連続させて縦設する とよい。
【0012】
【考案の効果】
本案は既述構成とするもので、案内筒20のステム挿通孔上端周縁部から防水筒 26を起立したから、案内筒の上壁に付着した飛散水等がそのステム挿通孔を通っ て容器体内へ入ることを防止でき、又案内筒上壁22をテーパ状とし、かつその上 面へ放射状に複数の溝27を穿設したから、その上壁上面へ付着した飛散水等はそ の溝を通って上壁外周から流下することとなってその上壁上面に水滴が付着した ままとなることがなく、よってその上壁上面へ付着した水滴等が、容器体を持上 げかつ傾けた際等にも誤って容器体内へ入ることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案液体吐出器の半断面図である。
【符号の説明】
8 作動部材 20 案内筒 22 上壁 26 防水筒 27 溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器体口頸部への装着筒3を有して該装
    着筒からシリンダ4を垂下し、該シリンダ内底部に吸込
    み弁5を有するシリンダ部材1と、上記シリンダ内へ嵌
    合させた筒状ピストン9からシリンダ上方へステム10を
    起立し、該ステム上端にノズル11付きの押下げヘッド12
    を嵌着して、上記筒状ピストンからノズルまでの吐出路
    一部に吐出弁15を有する、上記シリンダに対して上方付
    勢された作動部材8と、上記ステム10を挿通させてシリ
    ンダ4の上端部へ嵌着させた案内筒20とを有して、該案
    内筒の上部内面に雌ねじを、上記ステム上部を嵌着させ
    て押下げヘッドから垂下するステム嵌合筒外面に雄ねじ
    を、それぞれ付形し、付勢に抗し作動部材を押下げてそ
    れ等雌雄のねじを螺合させた液体吐出器において、上記
    案内筒のステム挿通孔上端周縁部から防水筒26を起立す
    ると共に、案内筒上壁22をテーパ状に形成し、かつ該上
    壁上面の防水筒26下端部から上壁外縁へ放射状に、複数
    の溝27を穿設したことを特徴とする液体吐出器。
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