JPH0737131A - 非接触改札システム - Google Patents

非接触改札システム

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JPH0737131A
JPH0737131A JP5175587A JP17558793A JPH0737131A JP H0737131 A JPH0737131 A JP H0737131A JP 5175587 A JP5175587 A JP 5175587A JP 17558793 A JP17558793 A JP 17558793A JP H0737131 A JPH0737131 A JP H0737131A
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JP
Japan
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card
ticket gate
communication device
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ticket
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JP5175587A
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English (en)
Inventor
Shigeki Takenouchi
重喜 武ノ内
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 定期券・切符等のカードを改札機に接触させ
ずに自動的に改札を行う非接触改札システムにおいて、
カードの偽造を防止する。 【構成】 改札機主通信機器2、カード主通信機器10
間の通信に用いる搬送波と、改札機従通信機器3、カー
ド従通信機器11間の通信に用いる搬送波とを互いに異
なる周波数の搬送波を用いる。 【効果】 改札機、カード間の通信に複数の周波数の搬
送波が用いられているので、偽造者は通信される情報の
完全な検出が困難であり、一部だけ検出できたとして
も、偽造のための十分な情報が得られない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、鉄道などの改札にお
いて、カードを改札機に接触させないで改札動作を行う
ことのできる非接触改札システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の鉄道等の自動改札システムにおい
ては、利用者が改札機に定期券や切符等のカードを投入
し、改札機がこのカードに磁気ヘッドを接触させて、カ
ードに磁気記録された情報の読み取り、書き込み処理を
行って、改札動作を行っていた。
【0003】図10は、このような従来の自動改札シス
テムの構成を概略的に示す構成図である。図において、
17は鉄道等の利用者、18は該利用者17が保持する
定期券、切符等のカードであり、乗車区間、有効期間な
どの情報が磁気記録されている。1は改札機であり、投
入口19、搬送路16、磁気情報処理部20、放出口2
1を備えている。19は利用者17がカード18を投入
する投入口、16は投入されたカード18を搬送する搬
送路、20は該カード18の磁気記録面に磁気ヘッドを
接触させて該磁気記録面に記録された情報を読み取ると
共に、入場駅名、入場時刻等の情報を該カード18の磁
気記録面に記録する磁気情報処理部、21は磁気再生・
記録の済んだカード18を利用者に返却するための放出
口である。
【0004】次に動作について説明する。利用者17は
改札機1を通過しようとする場合、所持したカード18
を改札機1の投入口19に投入する。投入されたカード
18は搬送路16を搬送されて磁気情報処理部20に到
達する。磁気情報処理部20では、投入されたカード1
8に磁気記録された情報を読み取り、該カード18が正
当に利用されている場合には、該カード18の磁気記録
面に入場駅名、入場時刻等の必要な情報を書き込んで、
該カード18を放出口21に搬送する指令信号を出力す
ると共に、利用者の歩行通路の開閉器を開く等の改札動
作の指令信号を出力する。カード18が正当に利用され
ていない場合には、該カード18の磁気記録面に正当で
ない事由等の情報を書き込み、該カード18を放出口2
1に搬送する指令信号を出力すると共に、利用者の歩行
通路の開閉器を開かず、この開閉器を開かない旨の表示
動作の指令信号を出力する。
【0005】このような従来の自動改札機においては、
利用者17は、改札機1を通過する度にカード18を取
り出して投入口19に投入しなければならず、カード1
8を取り出し再度収納する手間が繁雑であり、また鉄道
事業者にとっても、自動改札機の機械的構造が複雑で特
にカード18との接触部の維持に手数がかかる等の問題
点があり、カード18を改札機1に挿入しないで済む非
接触改札システムが検討されている。
【0006】図11は、例えば特開平2−54391号
公報に示された従来の非接触改札システムの構成図であ
り、図において、33は乗車区間、有効期間、情報処理
プログラム等の情報がICメモリに記憶されている切
符、定期券などのカード、34は微弱電波や光、赤外線
等によりカード33と非接触で情報の授受を行う読み取
り装置、35は読み取り装置34がカード33から受信
した情報を判断する情報処理装置、36は情報処理装置
35の判定結果を利用者17などに知らせると共に利用
者17の歩行通路の開閉器の開閉を行う改札機である。
【0007】次に動作について説明する。利用者17が
改札口を通過しようとして、改札口に設置された読み取
り装置34から出されている微弱電波の交信可能範囲内
にカード33が入ると、カード33は記憶している情報
を送信し、読み取り装置34は受信した情報を情報処理
装置35に入力し、情報処理装置35でこの情報を解析
してカード33の正当性を判定し、その結果を改札機3
6に渡す。改札機36は、この判定結果に応じてカード
33の有効又は無効の表示をして利用者17などに知ら
せると共に開閉器の開閉を行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の非接触改札シス
テムは以上のように構成されているので、改札機36と
カード33との間の情報の交信は、電波又は光、赤外線
等を用いて空間を媒介として行い、またその交信に用い
る搬送波は単一の周波数を使用している。このため、適
当な検出器を用いてこの搬送波を検出し、改札機36と
カード33との間の交信を傍受して、カード33を容易
に偽造できるなどの問題点があった。
【0009】請求項1の発明は上記のような問題点を解
消するためになされたもので、改札機・カード間の交信
が傍受しにくく、仮に傍受できたとしてもカードを偽造
することの困難な非接触改札システムを得ることを目的
とする。
【0010】請求項2の発明は、カード通信装置と改札
機通信装置との交信の搬送波の予測が極めて困難であっ
て、カードの偽造が困難な非接触改札システムを得るこ
とを目的とする。
【0011】請求項3の発明は、搬送波の検出及びカー
ドの偽造が困難で、より安価な非接触改札システムを得
ることを目的とする。
【0012】請求項4の発明は、交信を検出することが
困難で、利用者が交信の有無を目視により確認できる非
接触改札システムを得ることを目的とする。
【0013】請求項5の発明は、交信信号の解析の困難
な、高速処理することのできる非接触改札システムを得
ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る非
接触改札システムは、カードと改札機のそれぞれに複数
個の通信装置を設け、少なくとも2組の対をなして互い
に交信する通信装置は互いに異なる周波数の搬送波を用
いて情報の通信を行うものである。
【0015】請求項2の発明に係る非接触改札システム
は、1個のカード通信装置が受信した改札機通信装置か
らの信号に基づいて、対をなして互いに交信する他のカ
ード通信装置と改札機通信装置との交信に用いる搬送波
を選定する搬送波選定装置をカードに設けたものであ
る。
【0016】請求項3の発明に係る非接触改札システム
は、対をなして互いに交信するカード通信装置と改札機
通信装置の1組がカード制御装置の起動信号を交信し、
カード通信装置と改札機通信装置の他の組がカードに記
憶された情報及びカードに記憶する情報の交信を行うも
のである。
【0017】請求項4の発明に係る非接触改札システム
は、対をなして互いに交信するカード通信装置及び改札
機通信装置の少なくとも1組は、レーザ光を用いて情報
を通信するものである。
【0018】請求項5の発明に係る非接触改札システム
は、対をなして互いに交信するカード通信装置及び改札
機通信装置の少なくとも2組は、互いに異なる変復調方
式で搬送波を変復調するものである。
【0019】
【作用】請求項1の発明における非接触改札システム
は、少なくとも2組の通信装置は互いに異なる周波数の
搬送波を用いて情報の通信を行う。これにより情報の交
信が少なくとも2個の異なる周波数の搬送波により行わ
れるので、すべての搬送波を検知することが難しく、一
部の搬送波を検知して情報を得てもカードを偽造するた
めに必要十分な情報を取得することができない。また、
例えば改札機からカードへ送信する起動信号をある周波
数の搬送波で送信し、カードから改札機へ送信する情報
を他の周波数の搬送波で送信するようにすれば、カード
の偽造者は改札機からの電波を検出してもカードからの
応答信号をどの周波数の搬送波を用いて発信すればよい
かが分からず、カードの偽造が困難となる。
【0020】請求項2の発明における非接触改札システ
ムは、搬送波選定装置が、対をなして互いに交信するカ
ード通信装置と改札機通信装置との一部の組の搬送波を
選定するので、カード通信装置と改札機通信装置との交
信の搬送波の予測が極めて困難であり、カードの偽造が
困難になる。
【0021】請求項3の発明における非接触改札システ
ムは、対をなして互いに交信するカード通信装置と改札
機通信装置の1組がカード制御装置の起動信号を交信
し、カード通信装置と改札機通信装置の他の組がカード
に記憶された情報及びカードに記憶する情報の交信を行
う。これにより搬送波の検出及びカードの偽造が困難に
なる。
【0022】請求項4の発明における非接触改札システ
ムは、対をなして互いに交信するカード通信装置及び改
札機通信装置の少なくとも1組は、レーザ光を用いて情
報を通信する。これによりカード通信装置及び改札機通
信装置の交信を完全に検出するためには、電波検知器と
光検知器とを用意しなければならず、交信の検出はます
ます困難となる。
【0023】請求項5の発明における非接触改札システ
ムは、対をなして互いに交信するカード通信装置及び改
札機通信装置の少なくとも2組は、互いに異なる変復調
方式で搬送波を変復調する。これにより検出した交信信
号の解析の困難性は極めて増大する。
【0024】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1及び2はこの発明の一実施例の構成を示すブ
ロック図であり、図において、1は改札機、9は定期
券、切符等のカードである。10はある特定の周波数の
搬送波を用いて、カード9に記憶された情報の一部を改
札機1と交信するカード主通信機器(カード通信装置)
であり、11は該カード主通信機器10の用いる搬送波
の周波数とは異なった周波数の搬送波を用いて、カード
9に記憶された残りの情報を改札機1と交信するカード
従通信機器(カード通信装置)である。ここで「主」、
「従」の名称は単に通信機器を区別するために付したも
のであり、通信の分量又は内容の主従関係を表すもので
はない。12はカード主通信機器10の信号を通信する
ためのカード主アンテナであり、13はカード従通信機
器11の信号を通信するためのカード従アンテナであ
る。14はカード主通信機器10及びカード従通信機器
11の動作の制御並びに該カード主通信機器10及びカ
ード従通信機器11の通信する情報の判別・記憶等の処
理を行うと共に、処理された情報を記憶するためのメモ
リを備えたカード処理部(カード制御装置)である。1
5はカード主通信機器10、カード従通信機器11及び
カード処理部14に電力を供給するカード電源部であ
る。
【0025】2はカード主通信機器10の用いる搬送波
と同一の周波数の搬送波を用いて該カード主通信機器1
0と情報の一部を交信する改札機主通信機器(改札機通
信装置)であり、3はカード従通信機器11の用いる搬
送波と同一の周波数の搬送波を用いて該カード従通信機
器11と残りの情報を交信する改札機従通信機器(改札
機通信装置)である。4は改札機主通信機器2の信号を
通信するための改札機主アンテナであり、5は改札機従
通信機器3の信号を通信するための改札機従アンテナで
ある。6は改札機主通信機器2及び改札機従通信機器3
の動作の制御並びに該改札機主通信機器2及び改札機従
通信機器3の通信する情報の判別・記憶等の処理を行う
と共に、該改札機主通信機器2及び改札機従通信機器3
の通信する情報と利用者への表示情報やカード9に記憶
させるデータ等の情報を記憶したメモリを備えた改札機
処理部(改札機制御装置)であり、7は改札機主通信機
器2、改札機従通信機器3及び改札機処理部6に電力を
供給する改札機電源部である。8は改札機処理部6の判
断結果に応じて、カード9の利用者の歩行通路の開閉器
の開閉や該利用者への表示等の改札動作を行う改札機構
部である。
【0026】次に動作について説明する。改札機1の改
札機主通信機器2及び改札機従通信機器3は、互いに異
なる固有の周波数の搬送波をAM変調した微弱電波を改
札機主アンテナ4及び改札機従アンテナ5から常に発生
させており、この非接触改札システムにカード9を所持
した利用者が接近し、カード9が前記微弱電波の検出圏
内に入ると、カード主アンテナ12及びカード従アンテ
ナ13がそれぞれ該微弱電波を受信し、カード主通信機
器10及びカード従通信機器11がそれぞれ改札機主通
信機器2及び改札機従通信機器3からの信号を受信す
る。カード主通信機器10及びカード従通信機器11は
それぞれ受信した信号をカード処理部14に入力し、カ
ード処理部14から通信の制御信号及び該カード9の記
憶している情報がカード主通信機器10及びカード従通
信機器11に入力され、カード主通信機器10及びカー
ド従通信機器11はカード主アンテナ12、改札機主ア
ンテナ4及びカード従アンテナ13、改札機従アンテナ
5をそれぞれ介して改札機主通信機器2及び改札機従通
信機器3にこの情報を送信する。
【0027】改札機1は、カード9から受信した情報を
改札機主通信機器2及び改札機従通信機器3から改札機
処理部6に入力し、該情報を処理して、該情報を発信し
たカード9の正当性を判定すると共に、該カード9の使
用が正当な場合は改札機構部8に指令信号を出力し、利
用者の歩行通路の開閉器を開く動作と利用者への適当な
表示とを行わせる。また、カード9の使用が不正である
場合には、前記開閉器を開かない動作とそれに対応する
表示動作とを指令する指令信号を改札機構部8に出力す
る。
【0028】同時に、改札機処理部6は、カード9のメ
モリに記憶させる入場駅名、入場時刻等の情報を改札機
主通信機器2、改札機主アンテナ4及び改札機従通信機
器3、改札機従アンテナ5を介してカード9に送信し、
該カード9ではこの情報をそれぞれカード主アンテナ1
2、カード主通信機器10及びカード従アンテナ13、
カード従通信機器11で受信し、カード処理部14に入
力して、該カード処理部14のメモリに記憶させる。
【0029】以上のように、この実施例では、改札機1
とカード9との間で交信する情報を2分割してそれぞれ
周波数の異なる搬送波を用いて通信するので、カードを
偽造しようとする者が一方の搬送波のみを検出しても偽
造のための十分な情報を得られない。
【0030】実施例2.図3はこの発明の第二の実施例
の構成を示すブロック図であり、図1,図2の実施例と
同一の構成要素には同一の番号を付し、構成及び動作の
説明を省略する。
【0031】図3において、22はカード主通信機器1
0が受信した改札機主通信機器2からの信号に基づい
て、カード従通信機器11と改札機従通信機器3との通
信に用いる搬送波を選定する周波数解析機(搬送波選定
装置)である。すなわち、この周波数解析機22は、カ
ード主通信機器10が受信した改札機主通信機器2から
送信された信号の周波数を解析して、この解析結果に基
づいてカード従通信機器11と改札機従通信機器3との
通信に用いる搬送波の周波数を選定する。なお、この実
施例においては改札機は図1の実施例と同一の構成をし
ている。
【0032】次に動作について説明する。この実施例の
場合は改札機1の改札機主通信機器2のみが複数の周波
数を含む搬送波の微弱電波を常時発生している。この微
弱電波の受信圏内に利用者がカード9を搬入すると、該
カード9のカード主アンテナ12及びカード主通信機器
10がこの微弱電波を受信し、この微弱電波に含まれる
搬送波の周波数を周波数解析機22が解析し、カード従
通信機器11と改札機従通信機器3との間の通信に用い
る信号の搬送波の周波数をこの解析した周波数に設定
し、カード従通信機器11及び改札機従通信機器3間の
交信を行う。これによりカードを偽造しようとする者は
改札機1とカード9との間の通信に用いられる搬送波の
周波数を事前に検知するのが困難となり、データ秘匿の
程度の高い非接触改札システムを実現することが可能と
なる。
【0033】なお、この実施例においては改札機1の改
札機主通信機器2から送信する微弱電波中に複数の周波
数の搬送波を含ませるようにしたが、改札機主通信機器
2からの送信波は単一の周波数の搬送波のみを含ませ、
該送信波中にカード従通信機器11及び改札機従通信機
器3間の通信の搬送波の周波数を指定する信号をコード
化して含ませ、周波数解析機22でこの信号をデコード
して指定された周波数を搬送波周波数として用いるよう
にすれば、データ秘匿の程度は更に高くなる。
【0034】実施例3.図4,図5はこの発明の非接触
改札システムの第三の実施例の構成を示すブロック図で
ある。図において、図1,図2に示した第一の実施例と
同一の構成要素には同一の番号を付して、構成及び動作
の説明を省略する。
【0035】図4,図5において、26はカード9のカ
ード処理部14の動作を起動するための、ある特定の周
波数の搬送波をAM変調したトリガー信号を送信するト
リガー送信機(改札機通信装置)であり、28はこのト
リガー送信機26から送信されたトリガー信号を受信す
るトリガー受信機(カード通信装置)である。25はカ
ード9のメモリに記憶された情報の読み出し及び該カー
ド9に情報を書き込むための、前記トリガー信号の送信
信号の搬送波の周波数とは異なる周波数の搬送波を用い
た通信を行うために改札機1に設けられたカード情報読
み出し書き込み用通信機器(改札機通信装置)であり、
27は同じくカード9のメモリに記憶された情報の読み
出し及び該カード9に情報を書き込むための、カード情
報読み出し書き込み用通信機器25と同一の搬送波を用
いた通信を行うためにカード9に設けられたカード情報
読み出し書き込み用通信機器(カード通信装置)であ
る。
【0036】次に動作について説明する。この実施例の
場合は、改札機1は、トリガー送信機26及び改札機従
アンテナ5を介してトリガー信号を微弱電波化して常時
発生させており、利用者がカード9をこの微弱電波の検
出圏内に搬入すると、カード9のトリガー受信機28が
カード従アンテナ13を介してこのトリガー信号を受信
し、カード処理部14にこのトリガー信号を入力し、カ
ード処理部14が起動される。カード処理部14は、こ
れによりカード情報読み出し書き込み用通信機器27か
らカード主アンテナ12を介して、カード9の交信準備
が完了した旨の信号を改札機1に送信し、改札機1の改
札機処理部6は、この信号を改札機主アンテナ4及びカ
ード情報読み出し書き込み用通信機器25を介して受信
し、カード9との交信のための信号をカード情報読み出
し書き込み用通信機器25及び改札機主アンテナ4を介
して送信する。以下の動作は図1,図2に示した第一の
実施例と同一である。
【0037】この実施例においては、図1,図2の第一
の実施例の改札機従通信機器3、カード従通信機器11
の替わりにトリガー送信機26、トリガー受信機28を
用いるので、第一の実施例よりも構造が簡単で安価な非
接触改札システムが実現できる。
【0038】実施例4.図6,図7はこの発明の非接触
改札システムの第四の実施例の構成を示すブロック図で
ある。図において、図1,図2に示した第一の実施例と
同一の構成要素には同一の番号を付して、構成及び動作
の説明を省略する。
【0039】図6,図7におい、23はレーザー光を発
光し、このレーザー光を変調して光通信を行うと共に、
受光したレーザー光による信号を復調する改札機レーザ
ー通信機器であり、37はカード9からのレーザー光を
受光して電気信号に変換し、改札機レーザー通信機器2
3に入力する受光素子である。24はレーザー光を発光
し、このレーザー光を変調して光通信を行うと共に、受
光したレーザー光による信号を復調するカードレーザー
通信機器(カード通信装置)であり、38は改札機1か
らのレーザー光を受光して電気信号に変換し、カードレ
ーザー通信機器24に入力する受光素子である。
【0040】次に動作について説明する。この実施例に
おいては、改札機1及びカード9間の交信の一部は、図
1,2に示す第一の実施例と同様に、改札機主通信機器
2及びカード主通信機器10間で行い、残りの部分を改
札機レーザー通信機器23及びカードレーザー通信機器
24間で光通信により行う。これによりカード9を偽造
しようとする者は、電波による通信と光通信の両者を検
出して解析しなければならず、偽造の困難性は格別に増
大すると共に、正当な利用者は、カード9を改札機1上
にかざすことにより、改札機1、カード9間の交信の有
無を目視により確認することができる。
【0041】実施例5.図8,図9はこの発明の非接触
改札システムの第五の実施例の構成を示すブロック図で
ある。図において、図1,図2に示した第一の実施例と
同一の構成要素には同一の番号を付して、構成及び動作
の説明を省略する。
【0042】図8,図9において、29は改札機主通信
機器2の変復調部分のみを取り出して書き出したもの
で、特定の変復調方式、例えばAM変復調方式を用いて
通信信号を変復調する改札機主変復調器(改札機通信装
置)であり、30はカード主通信機器10の変復調部分
のみを取り出して書き出したもので、改札機主変復調器
29と同一の変復調方式を用いたカード主変復調器(カ
ード通信装置)である。31は改札機従通信機器3の変
復調部分のみを取り出して書き出したもので、改札機主
変復調器29とは異なる変復調方式、例えばFM変復調
方式を用いて通信信号を変復調する改札機従変復調器
(改札機通信装置)であり、32はカード従通信機器1
1の変復調部分のみを取り出して書き出したもので、改
札機従変復調器31と同一の変復調方式を用いたカード
従変復調器(カード通信装置)である。もちろん、改札
機主変復調器29、カード主変復調器30の変復調に用
いる搬送波の周波数と、改札機従変復調器31、カード
従変復調器32の変復調に用いる搬送波の周波数とは異
なる。
【0043】この実施例においては、改札機1、カード
9間の交信が異なる変復調方式により行われるので、改
札機1、カード9間で全二重方式の通信が行える。これ
により高速で信号処理することが可能となる。
【0044】なお、上述のすべての実施例において、改
札機主通信機器2及びカード主通信機器10間の通信は
電波により行うことを前提としたが、通信媒体は電波に
限らず、光、赤外線等の他の通信媒体を用いてもよい。
この場合、第四の実施例の場合は、主通信機器と従通信
機器間の通信媒体となるレーザー光の波長を変えればよ
い。また、改札機従通信機器3、カード従通信機器11
間の通信も同様に他の通信媒体を用いてもよい。
【0045】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、カード通信装置及び改札機通信装置の少なくとも2
組は互いに異なる周波数の搬送波を用いて情報の交信を
行うように構成したので、カードを偽造しようとする者
にとって、すべての搬送波を検知することが難しく、一
部の搬送波を検知して情報を得てもカードを偽造するた
めに必要十分な情報を取得することができないなどの効
果がある。
【0046】請求項2の発明によれば、1個のカード通
信装置が受信した改札機通信装置からの信号に基づい
て、他のカード通信装置と改札機通信装置との組の通信
に用いる搬送波を選定する搬送波選定装置を前記カード
に設けた構成にしたので、カード通信装置と改札機通信
装置との交信の搬送波の予測が極めて困難であり、カー
ドの偽造が困難になるなどの効果がある。
【0047】請求項3の発明によれば、カード通信装置
と改札機通信装置の1組がカード制御装置の起動信号を
交信し、他の組がカードに記憶された情報及び該カード
に記憶する情報の交信を行うように構成したので、搬送
波の検出及びカードの偽造が困難になると共に、より安
価な非接触改札システムを提供できるなどの効果があ
る。
【0048】請求項4の発明によれば、カード通信装置
及び改札機通信装置の少なくとも1組は、レーザ光を用
いて情報を通信するように構成したので、電波検知器と
光検知器とを用意しなければ、交信の検出ができず、し
たがって交信を検出することはますます困難となると共
に、利用者は交信の有無を目視により確認できるなどの
効果がある。
【0049】請求項5の発明によれば、少なくとも2組
のカード通信装置及び改札機通信装置は、互いに異なる
変復調方式で搬送波を変復調するように構成したので、
検出した交信信号の解析の困難性は極めて増大すると共
に、高速処理のできる非接触改札システムを提供できる
などの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の非接触改札システムの第一の実施例
の改札機を示すブロック図である。
【図2】この発明の非接触改札システムの第一の実施例
のカードを示すブロック図である。
【図3】この発明の非接触改札システムの第二の実施例
のカードを示すブロック図である。
【図4】この発明の非接触改札システムの第三の実施例
の改札機を示すブロック図である。
【図5】この発明の非接触改札システムの第三の実施例
のカードを示すブロック図である。
【図6】この発明の非接触改札システムの第四の実施例
の改札機を示すブロック図である。
【図7】この発明の非接触改札システムの第四の実施例
のカードを示すブロック図である。
【図8】この発明の非接触改札システムの第五の実施例
の改札機を示すブロック図である。
【図9】この発明の非接触改札システムの第五の実施例
のカードを示すブロック図である。
【図10】従来の自動改札システムの概略の構成を示す
構成図である。
【図11】従来の非接触改札システムの概略の構成を示
す構成図である。
【符号の説明】
1 改札機 2 改札機主通信機器(改札機通信装置) 3 改札機従通信機器(改札機通信装置) 6 改札機処理部(改札機制御装置) 9 カード 10 カード主通信機器(カード通信装置) 11 カード従通信機器(カード通信装置) 14 カード処理部(カード制御装置) 22 周波数解析機(搬送波選定装置) 23 改札機レーザー通信機器(改札機通信装置) 24 カードレーザー通信機器(カード通信装置) 25 カード情報読み出し書き込み用通信機器(改札機
通信装置) 26 トリガー送信機(改札機通信装置) 27 カード情報読み出し書き込み用通信機器(カード
通信装置) 28 トリガー受信機(カード通信装置) 29 改札機主変復調器(改札機通信装置) 30 カード主変復調器(カード通信装置) 31 改札機従変復調器(改札機通信装置) 32 カード従変復調器(カード通信装置)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報を記憶したカードと、該カードに非
    接触で該カードに記憶された情報を読み取り、この読み
    取った情報に応じて改札動作を行う改札機とにより構成
    される非接触改札システムにおいて、前記カードは、前
    記カードに記憶された情報を前記改札機に送信し、又は
    前記改札機から送信される情報を受信する複数個のカー
    ド通信装置と、該カード通信装置の動作の制御及び該カ
    ード通信装置の通信する情報の処理を行うと共に該カー
    ド通信装置の通信する情報を記憶するメモリを有するカ
    ード制御装置とを備え、前記改札機は、前記カードのメ
    モリに記憶された情報を受信し、又は該カードのメモリ
    に記憶させる情報を送信する複数個の改札機通信装置
    と、該改札機通信装置の動作の制御及び該改札機通信装
    置の通信する情報の処理並びに前記改札動作の制御を行
    うと共に該改札機通信装置の通信する情報を記憶するメ
    モリを有する改札機制御装置とを備え、前記複数個のカ
    ード通信装置と前記複数個の改札機通信装置は、おのお
    の対をなして互に交信するとともに、各対ごとに異なる
    周波数の搬送波を用いて交信することを特徴とする非接
    触改札システム。
  2. 【請求項2】 前記複数個のカード通信装置の内の1個
    のカード通信装置が受信した前記改札機通信装置からの
    信号に基づいて、他のカード通信装置と前記改札機通信
    装置との交信に用いる搬送波を選定する搬送波選定装置
    を前記カードに設けたことを特徴とする請求項1記載の
    非接触改札システム。
  3. 【請求項3】 対をなして互いに交信する前記カード通
    信装置と前記改札機通信装置の1組が前記カード制御装
    置の起動信号を交信し、前記カード通信装置と前記改札
    機通信装置の他の組が前記カードに記憶された情報及び
    該カードに記憶する情報の交信を行うことを特徴とする
    請求項1記載の非接触改札システム。
  4. 【請求項4】 対をなして互いに交信する前記カード通
    信装置及び前記改札機通信装置の少なくとも1組は、レ
    ーザ光を用いて前記情報を通信することを特徴とする請
    求項1記載の非接触改札システム。
  5. 【請求項5】 対をなして互いに交信する少なくとも2
    組の前記カード通信装置及び前記改札機通信装置は、互
    いに異なる変復調方式で搬送波を変復調することを特徴
    とする請求項1記載の非接触改札システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102279982A (zh) * 2010-06-09 2011-12-14 北京红马传媒文化发展有限公司 验票系统以及验票方法

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JPH0594571A (ja) * 1991-10-01 1993-04-16 Nippon Signal Co Ltd:The 自動改札機

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