JP2684794B2 - 電子定期券 - Google Patents

電子定期券

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JP2684794B2
JP2684794B2 JP1287816A JP28781689A JP2684794B2 JP 2684794 B2 JP2684794 B2 JP 2684794B2 JP 1287816 A JP1287816 A JP 1287816A JP 28781689 A JP28781689 A JP 28781689A JP 2684794 B2 JP2684794 B2 JP 2684794B2
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昇 神崎
裕恒 木村
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、交通機関で用いられ電子化された電子定
期券に関する。
〔従来の技術〕 最近、固体識別装置(非接触通信が可能なリードまた
はリード&ライトのメモリ装置)を定期券の代わりに用
いる研究が進められている。この場合には、非接触通信
が可能なメモリ内に乗車可能区間,利用可能期間,利用
可能な経路,利用者名や利用者を特定するための固体識
別(iD)番号など、定期券として必要な諸情報がセット
されることになる。従って、このメモリ内に交通機関の
例えば駅に入場する時に通過する改札口においてとか、
交通機関の例えばバスとか電車に乗車した時に乗車記録
をセットすれば、乗車記録を残すことが可能である。
また、類似の方法として私鉄を中心に磁気カードを用
いた定期券がある。この場合は、磁気カード中のメモリ
に前記と同様に有効区間,期間,利用区分などがメモリ
されており、交通期間へ入場したり退場したりするたび
にそのメモリが読み出され、交通機関への利用の可否が
判断される。
この他、プリペイドカードを用いる方法がある。これ
は1000円,3000円,5000円とか事前に一定金額を払い込ん
で購入したカード(磁気カードが多い)を用いるもので
ある。このような方式の例としては、路線ガスで回数券
の替わりとして用いる実験システムが新聞で報じられ、
一部では実用に供せられている。この場合には乗車時に
乗車場所をメモリし、下車する時に乗車区間の料金をカ
ード内の利用可能金額から差し引くと云う方法が用いら
れている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記の如き非接触通信が可能なメモリ装置では、無線
通信の信頼性を確保するために第5図のように、出場者
と入場者の通路(ゲート)を別々にしなければならない
という問題がある。
また、不正乗車やキセルを防止するためには、第6図
のように定期券情報をリードする必要があるが、無線通
信手段を用いる場は定期券内部に無線送信部を必要と
し、定期券が高価になるという問題もある。
したがって、この発明の目的は通路(ゲート)に入場
と出場の区別をなくすことが可能で、しかも無線送信部
が不要な電子定期券を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的達成のため、本発明では、利用者がゲートを
通過してゲート内へ入場したとき、その入場状態にある
ことを記憶し、利用者がゲートを通過してゲート外へ出
場したとき、その出場状態にあることを記憶する記憶手
段と、ゲートを通過する際、前記記憶手段における記憶
状態に照らし、それが入場状態にあれば入来する第1の
無線信号に反応し、それが出場状態にあれば入来する第
2の無線信号に反応することにより、そのゲート通過が
入場に当たるのか、出場に当たるのか、を検知する入出
場検知手段と、前記入出場検知手段による検知結果が入
場である場合、入場状態を表示し、出場である場合出場
状態を表示する入出場状態表示手段と、前記入出場検知
手段による入場または出場の検知結果出力を用いて、前
記記憶手段における記憶状態を、それがそれまで入場状
態にあれば出場状態へ、出場状態にあれば入場状態へ、
反転させる反転手段と、を電子定期券に具備することと
した。
〔作用〕
記憶手段における記憶が出場状態(入場状態)にあれ
ば、そのときのゲート通過は入場(出場)に当たるわけ
であるが、そのことを検出するのに必要な信号周波数
f1,f2の発生源(送信設備)をゲート近傍に設け、受信
設備を電子定期券側に設けておくわけで、このことによ
り、そのときのゲート通過が入場に当たるのか、出場に
当たるのかを検知している。かくして通路(ゲート)と
して入場用ゲート、出場用ゲートの区別を設けなくて
も、そのゲート通過が入場に当たるのか、出場に当たる
のかを検知できるようにしている。
また記憶手段における記憶状態と入出場状態表示手段
における表示状態との不一致から不正な入出場を検出で
きるので、不正な入出場の検出のため従来必要とした電
子定期券内部における無線の送信設備も不要となり、そ
の分コストを低減できる。
〔実施例〕
第1図はこの発明の実施例を示す全体構成図、第2A図
ないし第2C図はいずれもその動作を説明するためのタイ
ムチャート、第3図はこの発明における改札口の配置を
示す概略図、第4図はこの発明による電子定期券の外観
を示す斜視図である。
すなわち、この実施例では改札口の通路(ゲート)は
第3図に示すように、入場用や出場用を区別せずに構成
し(基本的には入口,出口を明示し、それに合わせて発
振器等を配置することが望ましい)、各通路には入場用
コードを発信する無線送信器F1と、出場用コードを発信
する無線送信器F2とを配置する。したがって、通路を通
過する定期券はこれら無線送信器F1,F2からの両方の電
波を必ず受信することになる。
電子定期券は第4図のように、入場を示す出力部およ
び出場を示す出力部として、それぞれ定期券上に表示部
1A,1Bを用意しておくものとする。なお、表示する代わ
りに音を発生するようにしても良い。
以下、第1図について説明する。ここでは、入場用コ
ードをコードを周波数f1で表わし、出場用コードを周波
数f2で表わすものとする。なお、コードをディジタル信
号とし、無線キャリア周波数を制御する方法も考えられ
るが、原理的には同じである。
すなわち、発信器31からの周波数f1を搬送波周波数fc
により変調器32で変調し、アンプ33を通して増幅し、ア
ンテナ34から無線電波f1+fcを発信する。同じく、発信
器21からの周波数f2を搬送波周波数fcにより変調器22で
変調し、アンプ23を通して増幅し、アンテナ24から無線
電波f2+fcを発信する。
改札口を通過する定期券1ではアンテナ11で上記無線
電波を受信し、アンプ12Aで増幅した後、ミキサ13で搬
送波用発信器14からの搬送波周波数fcとミキシングし、
さらにアンプ12Bで増幅した後、バンドパスフィルタ(B
PF)15A,15Bによってそれぞれ周波数f1,f2を取り出す。
定期券1内の動作につき、第2A図〜第2C図も参照して
説明する。
定期券1では周波数f1,f2がともに検知され、ナンド
ゲートNA2,NA1に入力されるが、NA1は定期券の状態を記
憶するフリップフロップFFの出力が“1"のとき、すなわ
ち「入場中」のときアクティブ“0"になる。一方、ナン
ドゲートNA2はフリップフロップFFの出力がノットゲー
トNOTにてインバートされるので、定期券の状態を記憶
するフリップフロップFFの出力が“0"のとき、すなわ
ち、「出場中」のときアクティブ“0"になる。したがっ
て利用者がゲート通過前に入場中か出場通かを記憶する
フリップフロップの内容に応じて両周波数f1,f2のう
ち、何れかの立上りだけを検知することができる。な
お、入場中とは駅構内に入っている状態、出場中とは駅
構内から出ている状態を言い、精算時は入場中に含める
ものとする。
第2A図は正式に入場する場合のフローチャートを示
し、このときフリップフロップFFの出力は“0"、すなわ
ち出場中であり、したがってナンドゲートNA2の出力が
アクティブ“0"になっている。ナンドゲートNA2の出力
がアクティブになると、ワンショット回路MS2が一定期
間(第2A図ではT1として示されている)だけオンとな
り、これがドライバDR2を介して入力表示素子LIに与え
られ、点灯する。同時にワンショット回路MS2の出力は
ノア回路NORを一定時間だけアクティブに、期間終了後
の立ち上がり信号(第2A図の参照)でフリップフロッ
プFFの状態を反転する。これにより、定期券の状態は
「出場中」から「入場中」に変わることになる。
第2B図は正式に出場する場合のフローチャートを示
す。この場合はフリップフロップFFの状態が“1"なの
で、ナンドゲートNA1がアクティブ“0"となり、ワンシ
ョット回路MS1の出力が一定期間(第2B図ではT2として
示されている)だけオンとなり、ドライバDR1を介して
出力表示素子LOを点灯する。また、一定期間終了後の同
図の時点でフリップフロップFFの状態を反転し、定期
券の状態を「出場通」“0"に書き換える。
第2C図は定期券では入場せず(キップで入場し)、定
期券で出場する不正使用の場合の例である。この場合は
フリップフロップFFの状態は「出場中」“0"であり、出
場時には周波数f1を検知してナンドゲートNA2がアクテ
ィブ“0"となり、ワンショット回路MS2が一定期間T1
けオンとなるため、入力表示素子L1が点灯する。つま
り、出場しようとしているにも関わらず入場表示がなさ
れ、表示に矛盾が生じることから不正と判断することが
可能となる。
出力の方法としては、例えば入場表示用に黄色LED
(発光素子)、出場表示用に赤色LED、正規でない入・
出場時には両LEDの同時点灯とが点滅表示を行なうこと
で、定期券の使用状態を容易に目視,確認することがで
きる。また、ここでは表示の終了と略同時にフリップフ
ロップFFの状態を反転させるようにしているが、ノアゲ
ートの出力側に別のワンショット回路を設けることなど
により、表示確認と記憶データの書き換え時間の最適化
を図ることが可能となる。
以上は、主として不正使用の防止に着目しており、し
たがって定期券が利用可能区間内での使用であるか、ま
たは利用可能期間内の使用であるか等の判断については
説明を省略しているが、これらの機能は使用目的に応じ
て適宜に持たせることができるのは勿論である。
〔発明の効果〕
この発明によれば、電子定期券内蔵の記憶手段におけ
る記憶が出場状態(入場状態)にあれば、そのときの利
用者のゲート(改札口)通過は入場(出場)に当たるわ
けであるので、利用者のゲート(改札口)通過に際し、
そのこと(記憶手段における記憶状態)を検出するのに
必要な信号周波数f1,f2の発生源(送信設備)をゲート
近傍に設け、受信設備を電子定期券側に設けて入場か出
場かを検知している。
その結果、通路(ゲート)として入場用ゲート、出場
用ゲートの区別を設けなくても、そのゲート通過が入場
に当たるのか、出場に当たるのかを検知できるようにし
ている。
また記憶手段における記憶状態と入出場状態表示手段
における表示状態との不一致から不正な入出場を検知で
きるので、不正な入出場の検出のため従来不要とした電
子定期券内部における無線の送信設備が不要となり、そ
の分コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示す全体構成図、第2A図な
いし第2C図はいずれもその動作を説明するためのタイム
チャート、第3図はこの発明における改札口の配置を示
す概略図、第4図はこの発明による電子定期券の外観を
示す斜視図、第5図は従来の改札口の配置を示す概略
図、第6図は従来の改札口の別の配置を示す概略図であ
る。 符号説明 1……電子定期券、1A……入場表示部、1B……出場表示
部、2,3,F1,F2……無線送信器、4,14,21,31……発信
器、11,24,34……アンテナ、12A,12B,23,33……アン
プ、13……ミキサ、15A,15B……バンドパスフィルタ(B
PF)、22,32……変調器、NA1,NA2……ナンドゲート、NO
T……ノットゲート、MS1,MS2……ワンショット回路、DR
1,DR2……ドライバー、NOR……ノアゲート、L1,LO……
表示素子、FF……フリップフロップ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】利用者がゲートを通過してゲート内へ入場
    したとき、その入場状態にあることを記憶し、利用者が
    ゲートを通過してゲート外へ出場したとき、その出場状
    態にあることを記憶する記憶手段(FF)と、 ゲートを通過する際、前記記憶手段における記憶状態に
    照らし、それが入場状態にあれば入来する第1の無線信
    号に反応し、それが出場状態にあれば入来する第2の無
    線信号に反応することにより、そのゲート通過が入場に
    当たるのか、出場に当たるのか、を検知する入出場検知
    手段(15A,15B,NA1,NA2,NOT,MS1,MS2)と、 前記入出場検知手段による検知結果が入場である場合、
    入場状態を表示し、出場である場合出場状態を表示する
    入出場状態表示手段(L0,L1)と、 前記入出場検知手段による入場または出場の検知結果出
    力を用いて、前記記憶手段における記憶状態を、それが
    それまで入場状態にあれば出場状態へ、出場状態にあれ
    ば入場状態へ、反転させる反転手段(NOR)と、 を具備して成ることを特徴とする電子定期券。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の電子定期券において、前
    記入出場検知手段による検知結果の、前記入出場状態表
    示手段における表示の行われた後、所定時間経過後に、
    前記反転手段において前記入出場検知手段による検知結
    果出力を用いての反転が行われることを特徴とする電子
    定期券。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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