JPH0737096Y2 - 電気温風機 - Google Patents

電気温風機

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JPH0737096Y2
JPH0737096Y2 JP1989117495U JP11749589U JPH0737096Y2 JP H0737096 Y2 JPH0737096 Y2 JP H0737096Y2 JP 1989117495 U JP1989117495 U JP 1989117495U JP 11749589 U JP11749589 U JP 11749589U JP H0737096 Y2 JPH0737096 Y2 JP H0737096Y2
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JP
Japan
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heater
fan
air
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air blower
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昌生 古川
寛 松崎
茂 実川
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株式会社日立ホームテック
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、器体内に回転するフアンとそのフアンの風が
通過することで、温風化にするヒーターとを有する電気
温風機に関するものである。
【従来の技術】
従来の電気温風機は、例えば実開昭58-123250号公報に
開示されている如く、図3に示すような構成のものが一
般の電気温風機であつた。 すなわち、箱形の形状をなす器体ケース1の底部に吸込
口7を開口し、その吸込口7の近傍にプロペラ式・片羽
根付平板状のモーターフアン2を設置してあつた。 前記モーターフアン2の上部にヒーター3を配設してな
る温風路12と涼風路10とを形成するエアガイド4を設
け、前記エアガイド4の上部に連結穴8を開設し、その
連結穴8の真上に前記ヒーター3と電気的に接続してい
る温度過昇防止器5を設け、更に温風路12・涼風路10の
出口側なる器体ケース1に吹出ルーバー6が設けられた
構成のものであった。 また、公知例実公平1-16997号公報には、前面に吹出口
をもった本体内に装置され、前記吹出口と連通する風胴
と、この風胴内に装置された加熱体と、この加熱体を通
過させ、前記吹出口より温風を吐出させるフアンユニツ
トとを備え、前記フアンユニツトはモータの両軸に軸流
フアンを装備し、前記加熱体の風下側の風胴外側上面
で、この左右の軸流フアン間の中央部に位置する部分に
風胴内と連絡した空間を形成し、この空間内に温度過昇
防止装置を設けた温風機の記載があり、既に知られてい
る。 また、公知例実開平1-136853号公報には、外面部に多数
の放熱フインを設けた放熱フイン体を合わせて放熱フイ
ン体間に発熱素子を配置し、放熱フイン体の空所に面し
て温度検知過昇温防止手段を取付けてなる温風発生用の
加熱装置の記載があり、既に知られている。
【考案が解決しようとする課題】
前記実開昭58-123250号公報に記載されている構成によ
ると、器体ケース1に設けられた吹出ルーバー6が何ら
かの原因でふさがれた状態となった場合、ヒーター3で
加熱された温風は器体ケース1外部に吹き出されないの
で、温風路12内は異常に加熱されることになる。 この場合、温風路12内は時間が経過するに伴って段々と
高温度となり、その高温度になつた温風の一部が連結穴
8を通過することで温度過昇防止器5が動作し、加熱源
のヒーター3を遮断するが、その温度過昇防止器5が涼
風路10の風路に取付けてあるので、温度検出精度が悪
く、動作するのに長時間の加熱を必要とし、著しい場合
には、合成樹脂製で構成された器体ケース1を変形する
等の不具合があった。 また、モーターフアン2が何らかの原因で回転不可能に
なつた異常状態では、温風路12内で加熱されたヒーター
3は、前述した吹出ルーバー6をふさがれた状態同様
に、時間経過に伴って段々と高温度となり、高温度の熱
気の一部が連結穴8を通過し、温度過昇防止器5が動作
し、加熱源のヒーター3を遮断する。 この場合、温度過昇防止器5の温度検出精度が著しく悪
くなる等の不具合があった。 また、前記実公平1-16997号公報に記載されている構成
によると、モーターの両軸に軸流のプロペラフアンを装
備したフアンユニツトであるため、モーターを中心に軸
流フアンを装備した横長の幅広い構造に必然的になり、
プロペラフアンの直径による回転幅以上の厚みを必要と
する。 しかも、両側のフアン水平間において、風量にむらが発
生するものであった。両側の風量が少なく中央部の風量
が多く供給されるので、ヒーターを通過する風量も中央
部が多くなり、温風吹出前面に供給される温風は、不均
一となる等の問題点があった。 正常運転時には、風速の最も高い位置にある温度過昇防
止装置は常に冷却されているので、異常時に設定温度に
到達するまで時間が長くなる。 しかも、吹出口を布等で閉塞した異常時には、ヒータと
モーターとが同時に停止するが、温度過昇防止装置が動
作するまでに加熱された本体は強制的に冷却されないの
で、冷却されるまでヤケド・火災等の危険性をはらんで
いるものであつた。 また、前記実開平1-136853号公報に記載されている構成
によると、温度検知過昇温防止手段は放熱フイン体の空
所に面して取付けられ、常時直接的にフアンからの風が
当たる部分は放熱フイン体であり、その部分で熱交換さ
れ温風化する一方、前記温度検知過昇温防止手段にはフ
アンからの風が当たらない構造につき、例えば吹出側を
ふさがれた異常状態では、発熱素子からの伝導熱のみの
加熱となるので温度検知過昇温防止手段の温度検出精度
が著しく悪く、動作するのに長時間の加熱を必要とする
等の不具合があった。
【課題を解決するための手段】
本考案は前記課題を解決するためになされたものであ
り、背面部に吸込口を、前面下部に吹出風路を開設する
器体ケース内に、送風装置のフアンモーターを設置する
モーター設置室とデスク板を設置するフアン設置室とに
区分するとともに、前記モーター設置室とフアン設置室
とを連通する連通部を有する仕切板を設け、前記フアン
設置室にヒーターを有するヒーター取付部を設け、さら
に前記ヒーター取付部の上部に温度過昇防止器を取付
け、その温度過昇防止器の近傍に前記モーター設置室に
連通する連結穴を開設した電気温風機において、前記フ
アン設置室内に回転する送風装置のデスク板の両側に相
対向して大羽根と小羽根とを設けたものとした。
【作用】
上記のように構成した事により、通常の運転では送風装
置のデスク板の両側に相対向して取り付けた大羽根・小
羽根が回転し、器体ケースの背面部に開設した吸込口か
ら冷風を吸い込み、その冷風は送風装置の吐出側導風路
に設けられたヒーター取付部に内蔵するヒーターに通電
され、そのヒーターを通過することで温風となり、吹出
風路内に設けた吹出ルーバーより器体ケース前面下部に
温風が吐出する。 また、器体ケース前面下部の吹出ルーバーがふさがる等
の異常状態では、ヒーター・ヒーター取付部等が高温度
となり、ヒーター取付部の伝導熱と連結穴から高温化し
た一部の温風熱により温度過昇防止器が早急に加熱さ
れ、動作設定温度以上に到達後、電気的に接続してある
ヒーターの通電を遮断する。
【実施例】 以下、本考案の一実施例を図面により説明する。 実施例の構成は図1及び図2に示すとおりである。 図において、1は縦形の器体ケースであり、例えば金属
製・耐熱合成樹脂製等で箱形に形成され、器体ケース1
の背面部に吸込口7を開設している。 2は送風装置であり、フアンモーター9・軸心部11・デ
スク板13・そのデスク板13の両側に相対向して取り付け
られている大羽根14および小羽根15等で構成し、器体ケ
ース1等の安全状態まで通電を継続する遅延スイツチ26
を具備している。 フアンモーター9には、軸心部11を有し、その軸心部11
に平板状なるデスク板13を一体的に固定し、そのデスク
板13の端部にはデスク板13の板面に対し、ほぼ直角方向
に大羽根14を形成し、その大羽根14の反対側面のデスク
板13に、更に小羽根15を形成している。 16は仕切板であり、器体ケース1内に設けられ、モータ
ー設置室18とフアン設置室19とに区分する如く設置され
ている。 17は連通部であり、前記モーター設置室18とフアン設置
室19とを連通する如く仕切板16の央部に開口しているも
のである。 前記仕切板16に開設した連通部17を貫通してフアンモー
ター9の軸心部11が設けられ、仕切板16を境にしてフア
ンモーター9を取付け、更にフアンモーター9の反対側
に大羽根14・小羽根15を両側に相対向して形成している
デスク板13を回転自在になる如く設けている。 前記デスク板13・大羽根14・小羽根15等を被覆する如く
カバー23が仕切板16に取り付けられ、そのカバー23の中
央部には開口部24が設けられ、その開口部24を器体ケー
ス1の吸込口7に対向して設置してある。 20は導風路であり、前記仕切板16とカバー23とで形成す
るものであり、この場合、器体ケース1内の下方部に設
けられ、その導風路20に連通してヒーター取付部25が設
けてある。 前記ヒーター取付部25の内部には、例えば面状ハニカム
型のヒーター3が設けてあり、前記ヒーター取付部25の
外面上部で仕切板16に開設する連通部17に通じる空間内
には温度過昇防止器5が取り付けられ、その温度過昇防
止器5の取付近傍のヒーター取付部25にはモーター設置
室18に連通する如く連結穴8が開口している。 前記ヒーター取付部25に連通する如く吹出風路21が設け
られ、その一端は器体ケース1の前面下部に開口してあ
り、吹出風路21内には可動自在になる如く吹出ルーバー
6が設けてある。 22は操作部であり、ダイヤル・押しボタン等でなる電源
スイツチあるいは容量切換スイツチであり、前記した送
風装置2・ヒーター3及び温度過昇防止器5等に電気的
に接続して運転操作を行うものである。 次に、上記構成からなる作用について説明する。 通常の運転では、操作部22を運転に操作すると、ヒータ
ー3・送風装置2及び温度過昇防止器5等に通電され、
ヒーター3は加熱されるとともに、送風装置2のフアン
モーター9により小羽根15・大羽根14とを相対向して両
側に取り付けたデスク板13が回転し器体ケース1の吸込
口7から冷風を吸い込み、その冷風はカバー23の開口部
24に導入され、送風装置2の大羽根14により大部分の冷
風はA矢印の如く下部に設置された導風路20に導かれ、
ヒーター取付部25に取り付けられたヒーター3を通過す
ることで温風となり、吹出風路21内の吹出ルーバー6に
より器体ケース1前面に温風が吐出される。 一方、送風装置2の仕切板16側に形成する小羽根15が回
転することで、仕切板16の連通部17から器体ケース1の
吸込口7を通過した冷風により温度上昇したフアンモー
タ9を冷却した冷風及びヒーター取付部25の連結穴8を
温風の一部がB矢印の如く通過した少量の温風とを誘引
して導風路20に導かれる。 この場合、ヒーター取付部25の上面部に取り付けてある
温度過昇防止器5は動作設定温度以下に保持されるの
で、ヒーター3および送風装置2は運転を続行する。 また、器体ケース1前面下部に開口する吹出風路21内の
吹出ルーバー6が、例えばカーテン・衣類等でその開口
部をふさがれた異常な状態では、通電されて運転を続行
しているヒーター3は通電時間が経過するとともに、ヒ
ーター取付部25と吹出風路21内は温度上昇し高温度とな
り、その熱はヒーター取付部25の伝導熱となるととも
に、高温化した一部の温風はB矢印の如く流れること
で、温度過昇防止器5を加熱するので動作設定温度以上
に早急に達した後、その温度過昇防止器5に電気的に接
続してあるヒーター3の通電を遮断する。 この場合、送風装置2の運転停止は前記ヒーター3の通
電遮断と同時でなく、遅延スイツチ26により異常加熱し
た部分例えばヒーター3・ヒーター取付部25・吹出風路
21・吹出ルーバー6及び器体ケース1等が安全状態に冷
却するまで運転を継続する。
【考案の効果】
以上本考案によれば、器体ケースの前面下部に設けられ
た吹出風路内の吹出ルーバーが何らかの原因でふさがれ
た場合、ヒーターを具備するヒーター取付部の上部に連
結穴と温度過昇防止器が取付けられた構成につき、伝導
熱と温風熱との相乗効果により温度過昇防止器の温度検
出精度が良好となって短時間で動作するので、著しく異
常な高温度にならず器体ケースの変形の不具合が解消で
きた。 また、温度過昇防止器が動作後、ヒーターが遮断される
が、送風装置には遅延スイッチを具備しているので、加
熱された部分が冷却され安全状態になるまで冷却を続行
するので、器体ケース及び他の部品等を高熱からの悪影
響を防御できるとともに、ヤケド・火災等の危険性がな
い等の利点を有する。 尚、モーターフアンが回転不可能になつた異常状態でも
伝導熱と高温の熱気との相乗効果により温度過昇防止器
の温度検出精度が著しく良好になる。 また、フアンモーターにより回転するデスク板の両側に
相対向して小羽根と大羽根とを取り付ける送風装置につ
き、送風装置の羽根部の厚さ幅が小さくでき、その回転
する羽根部を収納する仕切板とカバーとで形成する導風
路の厚み幅が小さく出来たので、総体的に薄形化が図れ
た。 尚、前記導風路には、送風装置の小羽根及び大羽根が供
給する風が一方向に収束して導かれるので、ヒーター通
電時の温風化が円滑に効率良く行われるとともに、導風
路で収束された後、温風吹出前面に供給されるので温風
は均一となる等有益な電気温風機を提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例を示す電気温風機の側断面図である。
【図2】 本考案の一実施例を示す電気温風機の電気回路図であ
る。
【図3】 従来例を示す電気温風機の側断面図である。
【符号の説明】
1……器体ケース 2……送風装置 3……ヒーター 5……温度過昇防止器 7……吸込口 8……連結穴 9……フアンモーター 13……デスク板 14……大羽根 15……小羽根 16……仕切板 17……連通部 18……モーター設置室 19……フアン設置室 21……吹出風路 25……ヒーター取付部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】背面部に吸込口(7)を、前面下部に吹出
    風路(21)を開設する器体ケース(1)内に、送風装置
    (2)のフアンモーター(9)を設置するモーター設置
    室(18)とデスク板(13)を設置するフアン設置室(1
    9)とに区分するとともに、前記モーター設置室(18)
    とフアン設置室(19)とを連通する連通部(17)を有す
    る仕切板(16)を設け、前記フアン設置室(19)にヒー
    ター(3)を有するヒーター取付部(25)を設け、さら
    に前記ヒーター取付部(25)の上部に温度過昇防止器
    (5)を取付け、その温度過昇防止器(5)の近傍に前
    記モーター設置室(18)に連通する連結穴(8)を開設
    した電気温風機において、前記フアン設置室(19)内に
    回転する送風装置(2)のデスク板(13)の両側に相対
    向して大羽根(14)と小羽根(15)とを設けた事を特徴
    とする電気温風機。
JP1989117495U 1989-10-05 1989-10-05 電気温風機 Expired - Fee Related JPH0737096Y2 (ja)

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JPH01136853U (ja) * 1988-03-15 1989-09-19

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