JPH0737012A - 取引処理装置における前処理装置 - Google Patents

取引処理装置における前処理装置

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JPH0737012A
JPH0737012A JP18172893A JP18172893A JPH0737012A JP H0737012 A JPH0737012 A JP H0737012A JP 18172893 A JP18172893 A JP 18172893A JP 18172893 A JP18172893 A JP 18172893A JP H0737012 A JPH0737012 A JP H0737012A
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JP
Japan
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teller machine
data
teller
cash
card
Prior art date
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JP18172893A
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English (en)
Inventor
Akihisa Chiba
晃久 千葉
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Laurel Bank Machine Co Ltd
Original Assignee
Laurel Bank Machine Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 出納機での待ち時間を無くして、該出納機を
効率よく運用させることができる取引処理装置における
前処理装置の提供を目的とする。 【構成】 ICカード50に対して、不足する金種の補
充、余剰な金種の回収を指示するため前処理データを書
き込み可能なテラー機3と、テラー機3にて書き込まれ
たICカード50内の前処理データに基づいて、テラー
機3で不足する金種の出金処理、テラー機3で余剰とな
った金種の入金処理を行わせる出納機10とを具備し
て、テラー1が自分のテラー機3にて前処理を行い、そ
の前処理データをICカード50に記憶させ、そのIC
カード50を出納機10側に移して、出納機10では時
間のかからない後処理だけを行わせるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、銀行のテラーにより共
用される出納機に適用され、特に、出納機に対する紙幣
の入出金作業を効率化させて、テラーの待ち時間を短縮
することが可能な取引処理装置における前処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、銀行店舗のカウンター内におい
て、テラーが個々に使用するバラ硬貨/バラ紙幣の入出
金機(以下、テラー機という)に対して、現金の取引
(補充、回収)を行う出納機として、例えば特開昭64
−26997号公報に示す「紙幣回収処理装置」が既に
知られている。そして、このような出納機とテラー機と
が具備された銀行では、例えば、テラーが、業務開始前
に出納機から引き出した現金(以下、補充現金という)
をテラー機に持って行って装填し、また、業務中に、テ
ラー機内の現金が所定量より多くなってオバーフローす
る可能性がある場合には、テラーが、余剰分の現金(以
下、回収現金という)をテラー機より出金させて出納機
まで持って行き、その現金を出納機に回収させるように
している。また、業務処理中において、テラー機の現金
が不足した場合にも、テラーは、出納機から現金(補充
現金)を引き出し、該現金をテラー機に装填するように
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な出納機では、現金の入出金を行う際には、大きく分け
て前処理(取引種別、取引額等のデータを入力するデー
タ入力処理)と後処理(前処理で入力されたデータに基
づき実際に現金を入出金する現金処理)とを行わなけれ
ばならないが、出納機を操作する場合、後処理と比較し
て前処理に時間がかかってしまうという問題があった。
しかも、このような出納機は1店舗内に1台程度設置さ
れて集中的に運用されるものであり、これにより一人の
テラーが前処理に多くの時間を費やし、使用時間が長時
間となってしまった場合には、後のテラーが列を作って
待たなければならなくなり、業務に支障をきたすおそれ
があった。
【0004】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであって、テラーが自分の席で前処理を行い、その前
処理データをICカードに記憶させ、そのICカードを
出納機側に挿入して、出納機では時間のかからない後処
理だけを行わせるようにすることで、待ち時間を無くし
て、出納機を効率よく運用させることができる取引処理
装置における前処理装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、テラーを識別するためのテラーIDデー
タ、テラーが使用するテラー機を識別するためのテラー
機IDデータ、入金処理及び出金処理を金種別に指示す
るため取引指示データ等からなる前処理データが記憶さ
れるICカードと、ICカードに対してデータの読み込
み/書き込みが可能なカードリーダ/ライタを有すると
共に、そのICカードへ、不足する金種の補充、余剰な
金種の回収を指示するため取引指示データを書き込み可
能なテラー機と、ICカードに対してデータの読み込み
/書き込みが可能なカードリーダ/ライタを有すると共
に、テラー機にて書き込まれたICカード内の取引指示
データに基づいて、テラー機で不足する金種の出金処
理、テラー機で余剰となった金種の入金処理を行わせる
出納機とを具備するようにしている。
【0006】
【作用】この発明によれば、テラー機にて、カードリー
ダ/ライタに挿入されたICカードに対して、不足する
金種の補充、余剰な金種の回収を指示するため取引指示
データを書き込み、更に、このICカードを出納機のカ
ードリーダ/ライタに移し、この出納機にて、テラー機
にて書き込まれたICカード内の取引指示データに基づ
いて、テラー機で不足する金種の出金処理、テラー機で
余剰となった金種の入金処理を行わせるようにしたの
で、従来のように、出納機の操作パネルの前でテラー
が、取引指示データを入力する処理を長時間行う必要は
なく、テラー機と出納機との間で行う現金の回収、補充
処理を効率よく行うことができる。すなわち、本発明の
取引処理装置における前処理装置では、テラーが自分専
用のテラー機にて前処理を行い、その前処理データをI
Cカードに記憶させ、そのICカードを出納機側に移し
て、出納機では時間のかからない後処理だけを行わせる
ようにすることで、待ち時間を無くして、出納機を効率
よく運用させることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図9に基づ
いて説明する。図1は銀行店舗の平面図であり、図面か
らも明らかなように符号1で示されるテラーは、カウン
ター2に沿って座り、カウンター越しに接客するように
なっている。
【0008】また、このカウンター内2には、各テラー
1により使用されるテラー機3が、一定の間隔をおいて
複数台配置されている。このテラー機3は、図2に示す
ように、コントローラであるテラー制御装置4と、テラ
ー制御装置4により制御される硬貨バラ入出金装置5、
紙幣バラ入出金装置6、表示部7と、入出力手段である
操作部8、カードリーダ/ライタ9とにより構成されも
のであって、このうち硬貨バラ入出金装置5および紙幣
バラ入出金装置6は、2人のテラー1に共有され、その
他の表示部7、操作部8、カードリーダ/ライタ9はテ
ラー1の各々に1セットずつ設けられている。
【0009】テラー機3の各構成要素について説明す
る。まず、硬貨バラ入出金装置5は、入金した硬貨が出
金硬貨として利用される循環式のものであって、具体的
には、テラー1から操作部8を通じて入金指令が出され
た場合に、上部の投入部より投入されたバラの入金硬貨
を一枚ずつ搬送させながら鑑別し、その鑑別結果に基づ
いて各金種別の収納部に収納するようにしており、更
に、テラー1から操作部8を通じて出金指令が出された
ならば、金種別の収納部より、出金指令の出金指示内容
に基づく硬貨を1枚ずつ投出して、下方にセットされる
トレイ上に出金するようにしている。また、この硬貨バ
ラ入出金装置5の投入部に投入されたバラ硬貨の入金処
理は、操作部8に設けられた図示しないスタートキーの
押下により実行される。
【0010】また、紙幣バラ入出金装置6は、入金した
紙幣が出金紙幣として利用される循環式のものであっ
て、具体的には、テラー1から操作部8を通じて入金指
令が出された場合に、機体前面上方の投入部より投入さ
れたバラの入金紙幣を一枚ずつ搬送させながら鑑別し、
鑑別結果に基づいて、各金種別の収納部に収納するよう
になっており、更に、テラー1から操作部8を通じ出金
指令が出されたならば、金種別の収納部より紙幣を1枚
ずつ繰り出して、投入部近傍の投出部へ出金するように
している。また、この紙幣バラ入出金装置6の投入部に
投入されたバラ紙幣の入金処理は、操作部8に設けられ
た図示しないスタートキーの押下により実行される。
【0011】また、カードリーダ/ライタ9は、テラー
1が各自持っている記憶容量の大きいICカード50に
対して、操作部8から入力された操作者の指示を前処理
データとして書き込ませるものであり、具体的には、
(1)硬貨バラ入出金装置5、紙幣バラ入出金装置6に
おいて不足した現金を、出納機10から出金させる旨の
指示である現金補充指示の前処理データ、(2)硬貨バ
ラ入出金装置5、紙幣バラ入出金装置6において余剰と
なった現金を、出納機10に対して回収させる旨の指示
である現金回収指示の前処理データ、などを書き込ませ
るためのものである。また、表示部7は、操作部8から
供給された、硬貨バラ入出金装置5、紙幣バラ入出金装
置6に対する入金指令、出金指令の内容を表示するとと
もに、ICカード50に書き込まれているデータや、書
き込もうとするデータ等を表示するものである。
【0012】また、前記テラー制御装置4は、主に次の
(一)〜(五)の制御を行う。 (一)操作部8を介して指示された入金指令あるいは出
金指令に基づいて、前記硬貨バラ入出金装置5、紙幣バ
ラ入出金装置6のそれぞれに対して硬貨及び紙幣を入金
させる入金処理、前記硬貨バラ入出金装置5、紙幣バラ
入出金装置6のそれぞれから硬貨及び紙幣を出金させる
出金処理を行わせる(テラー1の通常業務に伴う制
御)。なお、これら入金指令、出金指令に基づいて行っ
た硬貨バラ入出金装置5、紙幣バラ入出金装置6の入出
金時の処理データはテラー制御装置4に供給され、この
テラー制御装置4では、この処理データに基づき、硬貨
バラ入出金装置5、紙幣バラ入出金装置6における金種
別の在高を計算し、更にこの在高データを図示しない在
高記憶部に記憶させる。
【0013】(二)前記在高記憶部に記憶されている在
高データに基づき、硬貨バラ入出金装置5、紙幣バラ入
出金装置6の現金が不足しているか、余剰かを金種別に
判断し、この判断結果に基づき、現金補充指示の前処理
データ、現金回収指示の前処理データを作成し、かつこ
れら前処理データをカードリーダ/ライタ9に挿入され
たICカード50にそれぞれ書き込むとともに、余剰現
金についての現金回収指示の前処理データを書き込んだ
場合に、この前処理データの内容に基づき、前記硬貨バ
ラ入出金装置5、紙幣バラ入出金装置6のそれぞれから
硬貨及び紙幣を出金させる出金処理を行わせる。なお、
この判断を行うタイミングとしては、2段階が考えられ
る。すなわち、第1段階は、現金の不足、余剰は一定量
には達しているが、緊急を要しない程度である場合で、
この時には、テラー制御装置4は、表示部7にて警報の
みを行い、必ずしも、現金の補充、回収を強制せず、テ
ラー1にその判断をさせる場合である。次に、第2段階
としては、現金の不足、余剰が一定量に達し、至急、現
金の補充、回収を必要とする場合で、この時には、テラ
ー制御装置4は、表示部7にて警報を行うとともに、直
ちに現金の補充、回収のための作業を行わせる。
【0014】(三)カードリーダ/ライタ9に挿入され
たICカード50から補充命令コード(後述する)を読
み取った場合に、この補充命令コードに基づいて、出納
機10から出金された補充現金を、前記硬貨バラ入出金
装置5、紙幣バラ入出金装置6に対して入金させる処理
を行わせる。なお、この補充命令コードは、ICカード
50に記憶されている現金補充指示の前処理データに基
づき、出納機10にて、硬貨バラ入出金装置5、紙幣バ
ラ入出金装置6に補充するための現金が出金されたこと
を示す情報である。また、補充命令コードに基づく、現
金処理(補充処理)が終了した場合に、カードリーダ/
ライタ9に挿入されているICカード50に対して実行
コード(27)を書き込む(後述する)。 (四) 表示部7に対して、操作部8から供給された、
硬貨バラ入出金装置5、紙幣バラ入出金装置6に対する
入金指令、出金指令の内容を表示させるとともに、カー
ドリーダ/ライタ9に挿入されたICカード50に書き
込まれているデータや、書き込もうとするデータ等を表
示させる。
【0015】次に、テラー1によって共用される出納機
10について説明する。この出納機10は、図1に示す
ように銀行店舗の奥に設置されるものであって、カウン
ター2に設置されたテラー機3との間で現金(補充現
金、回収現金)の入出金処理(後処理のみ)を行うよう
になっている。また、この出納機10は、図3に示すよ
うに、操作部と表示部とからなる操作パネル11Aを有
する出納制御装置11、硬貨バラ出金装置12、硬貨バ
ラ入金装置13、紙幣バラ入出金装置14、紙幣結束収
納装置15、束/棒金払出装置16、カードリーダ/ラ
イタ17により構成されたものであって、これら装置1
2〜16は、カードリーダ/ライタ17に挿入されたI
Cカード50内の前処理データに基づき動作されるよう
になっている。なお、ICカード50内の前処理データ
は、前述したようにテラー機3のカードリーダ/ライタ
9にて入力されたものである。
【0016】次に、出納機10の各構成要素について説
明する。硬貨バラ出金装置12は、業務開始時等に装填
されて、金種別に硬貨を収納する複数の収納部を有する
ものであって、これら収納部内の硬貨は、ICカード5
0から読み出された現金補充指示の前処理データに基づ
き、該当する金種のものが一枚単位で所定枚数分繰り出
され、更に、出金口に設けられたトレイ上に払い出され
るように構成されたものである。なお、この硬貨バラ出
金装置12から出金された出金硬貨は、補充硬貨として
テラー機3の硬貨バラ入出金機5に入金される。
【0017】硬貨バラ入金装置13は、上部の投入部に
投入されたバラの入金硬貨を一枚ずつ搬送させながら鑑
別し、その鑑別結果に基づいて各金種別の収納部に分類
収納するものであって、投出部に投入された入金硬貨
は、ICカード50から読み出された現金回収指示の前
処理データに基づき、金種別の収納部に分類収納される
ようになっている。なお、この硬貨バラ入金装置13に
入金される硬貨は、テラー機3の硬貨バラ入出金装置5
から出金された回収硬貨である。また、この硬貨バラ入
金装置13の投入部に投入されたバラ硬貨の入金処理
は、図示しないスタートキーの押下により実行される。
【0018】紙幣バラ入出金装置14は、入金した紙幣
が出金紙幣として利用される循環式のものであって、具
体的には、カードリーダ/ライタ17に挿入されたIC
カード50から、現金回収指示の前処理データが読み出
された場合に、機体前面上方の投入部より投入されたバ
ラの入金紙幣を一枚ずつ搬送させながら鑑別し、鑑別結
果に基づいて、各金種別の収納部に収納するようになっ
ており、また、カードリーダ/ライタ17に挿入された
ICカード50から、現金補充指示の前処理データが読
み出された場合に、金種別の収納部より、該当する紙幣
を1枚ずつ繰り出して、機体上方の投出部へ出金するよ
うにしている。
【0019】なお、この紙幣バラ入出金装置14に入金
される紙幣は、テラー機3の紙幣バラ入出金装置6から
出金された回収紙幣であり、また、この紙幣バラ入出金
装置14から出金された出金紙幣は、補充紙幣としてテ
ラー機3の紙幣バラ入出金装置6に入金される。また、
この紙幣バラ入出金装置14では、収納部から投出部の
間の搬送ルートは分岐し、その分岐部に設けられた振分
フォークを作動させることにより、後述する紙幣結束収
納装置15側へ、紙幣を振り分け可能となっている。ま
た、この紙幣バラ入出金装置14の投入部に投入された
バラ紙幣の入金処理は、図示しないスタートキーの押下
により実行される。
【0020】紙幣結束収納装置15は、紙幣バラ入出金
装置14から分岐した連絡路を介して搬送されてきた出
金紙幣を所定枚数集積した後結束して、金種別に収納す
るものであって、出納制御装置11から結束指令が出さ
れた場合に、結束処理が行われるようになっている。束
/棒金払出装置16は、100枚単位で紙幣が束ねられ
た紙幣束、50枚単位で硬貨が包装された棒金が、金種
別に収納される収納部を有し、出納制御装置11から束
/棒金払出指令が出された場合に、収納部内に収納され
ている紙幣束、棒金がエレベータにより搬送されて、機
体上部の払出口より出金されるようになっている。
【0021】出納制御装置11は、以下の(一)〜
(三)の処理を行う。 (一) カードリーダ/ライタ17に対して、挿入され
ているICカード50から、テラー機3に対して現金補
充を行わせるための現金補充指示の前処理データ、テラ
ー機3から現金回収を行わせるための現金回収指示の前
処理データを読み取らせ、これら前処理データに基づい
て、前述した装置群(12〜16)を駆動制御する(す
なわち、後処理を行わせる)。 (二) 現金補充指示の前処理データ、現金回収指示の
前処理データに基づく、現金処理(後処理)が終了した
場合に、カードリーダ/ライタ17に挿入されているI
Cカード50に対して、現金回収処理の場合には実行コ
ード(25)を書き込み、現金補充処理の場合には補充
命令コード(26)をそれぞれ書き込む(後述する)。
【0022】なお、出納機10では、操作パネル11A
を介して、カードリーダ/ライタ17に挿入されたIC
カード50のデータの変更等が行えるようにしても良
い。また、出納機10は、図3に示すような構成に限定
されるものではなく、例えば図4に示すように、図3の
硬貨バラ出金装置12、硬貨バラ入金装置13、紙幣バ
ラ入出金装置14、紙幣結束収納装置15、束/棒金払
出装置16に代えて、硬貨バラ/棒金入出金装置18、
紙幣バラ/束入出金装置19を設けても良い。
【0023】これら硬貨バラ/棒金入出金装置18、紙
幣バラ/束入出金装置19について説明すると、まず、
硬貨バラ/棒金入出金装置18は硬貨バラ処理部と棒金
処理部とから構成されたものであって、硬貨バラ処理部
は、バラ投入部より入金硬貨をバラで受け入れて一枚ず
つ鑑別した後、金種別の収納部に選別収納するととも
に、各収納部より硬貨をそれぞれ投出してバラ投出部へ
出金するものであり、また、棒金処理部は、棒金を金種
別に収納する棒金収納部を有し、出金の際には、各棒金
収納部内の棒金を1本ずつ投出して、エレベータにより
棒金払出口まで搬送するものである。
【0024】また、硬貨バラ処理部において、収納部か
らバラ投出部の間の搬送ルートは分岐され、その分岐部
に設けられた振分フォークを作動させることにより、バ
ラ硬貨を棒金処理部側へ振り分けることができるように
なっており、その振り分けられた硬貨は棒金処理部内に
おいて、所定枚数(通常は50枚)集積された後、棒状
に包装され、金種がチェックされて、金種別の棒金収納
部へ収納される。また、この棒金処理部では、棒金が投
入される棒金受入口を設け、更に、この棒金受入口に投
入された棒金を開封した後に前記硬貨バラ処理部側へ振
り分ける開封振分手段が設られているが、このような開
封振分手段に限定されず、棒金受入口へ投入された棒金
を金種チェックして、該棒金を開封すること無くそのま
ま金種別の棒金収納部へ収納しても良い。
【0025】紙幣バラ/束入出金装置19は、紙幣バラ
処理部と束処理部とから構成されたものであって、紙幣
バラ処理部は、バラ投入部より入金紙幣を一枚ずつ受け
入れて鑑別し、その鑑別結果に基づいて金種別の収納部
に収納するとともに、各収納部より紙幣を繰出してバラ
投出部へ出金するものであり、また、束処理部は、紙幣
束を金種別に収納する束収納部を有し、出金の際には、
各束収納部内の紙幣束を一束ずつ投出して、エレベータ
より束払出口まで搬送するものである。また、紙幣バラ
処理部は、紙幣バラ処理部内の収納部からバラ投出部へ
出金する搬送ルートの途中にて、振分フォークにより紙
幣を束処理部側へ振り分けることができるようになって
おり、その振り分けられた紙幣は束処理部内において、
所定枚数(通常は100枚)集積された後、帯封で結束
され、更に金種がチェックされて、金種別の束収納部へ
収納されるようになっている。
【0026】更に、この束処理部では、紙幣束が投入さ
れる束受入口と、該束受入口に投入された紙幣束の帯封
を開封した後に、紙幣バラ処理部へ振り分ける開封振分
手段とが設けられているが、このような開封振分手段に
限定されず、束受入口へ投入された束を金種チェックし
て、該束を開封すること無くそのまま金種別の束収納部
へ収納しても良い。なお、上述した硬貨バラ/棒金入出
金装置18、紙幣バラ/束入出金装置19への入金は、
ICカード50に書き込まれている現金回収指示の前処
理データに基づき行われ、また、硬貨バラ/棒金入出金
装置18、紙幣バラ/束入出金装置19からの出金は、
ICカード50に書き込まれている現金補充指示の前処
理データに基づき行われる。
【0027】次に、上述したテラー機3を制御するテラ
ー制御装置4、出納機10を制御する出納制御装置11
の制御内容を示すフローチャートについて、図5〜図7
を参照して説明する。なお、これらの図において図5で
示すフローチャートはテラー機3にて行なう前処理、図
6で示すフローチャートは出納機10にて行なう後処
理、図7で示すフローチャートはテラー機3にて行なう
補充処理を示すものである。
【0028】まず、図5のフローチャートをステップ毎
に説明する。 《ステップ1》前処理に際して、まず、テラー1は、カ
ードリーダ/ライタ9にICカード50を挿入し、この
ICカード50に対して前処理データ(ステップ7・1
0)を書込み可能な状態とする。 《ステップ2》カードリーダ/ライタ9にICカード5
0が挿入されたことを条件として、テラー機3内に収納
されている現金の金種毎の収納枚数、すなわち在高を示
す在高データを、テラー制御装置4の在高記憶部から読
み出す。
【0029】《ステップ3》在高記憶部から読み出した
在高データと、予め記憶させておいた余剰判定値とを金
種毎に比較し、その結果、在高データが余剰判定値より
も大きく、硬貨バラ入出金装置5、紙幣バラ入出金装置
6内に余剰の現金があると判断されたYESの場合に、
ステップ4に進み、また、在高データが余剰判定値より
も小さく、硬貨バラ入出金装置5、紙幣バラ入出金装置
6内に余剰の現金が無いと判断されたNOの場合に、ス
テップ8に進む。
【0030】《ステップ4》ステップ3にて余剰である
と判断した場合に、その余剰金種に関する情報を表示部
7に表示させる。 《ステップ5》表示部7の表示内容をテラー1に参照さ
せ、更に、余剰金種の現金を、硬貨バラ入出金装置5ま
たは紙幣バラ入出金装置6、またはこれら両方の装置5
・6から出金させる旨の出金指令を操作部8に対して入
力させる。そして、このステップ5では、操作部8に対
して、表示部7に表示した余剰金種の出金指令が入力さ
れたことを条件として、次のステップ6に進む。なお、
このような出金指令の入力作業はテラーにより行わせ
る。
【0031】《ステップ6》〜《ステップ7》ステップ
5で出力された出金指令に基づき、余剰金種の現金を、
硬貨バラ入出金装置5、紙幣バラ入出金装置6からそれ
ぞれ出金させ、出金した現金を出納機10へ入金するた
めの、現金回収指示の前処理データ(後述する)を作成
して、ICカード50へ書き込む。 《ステップ8》在高記憶部から読み出した在高データ
と、予め記憶させておいた不足判定値とを金種毎に比較
し、その結果、在高データが不足判定値よりも小さく、
硬貨バラ入出金装置5、紙幣バラ入出金装置6内に不足
している現金があると判断されたYESの場合に、次の
ステップ9に進み、また、在高データが不足判定値より
も大きく、硬貨バラ入出金装置5、紙幣バラ入出金装置
6内に不足している現金が無いと判断されたNOの場合
に、次のステップ11に進む。なお、この不足判定値
は、ステップ3の余剰判定値と「不足判定値<<余剰判
定値」の関係にある。
【0032】《ステップ9》ステップ8にて現金が不足
している判断した場合に、その不足金種に関する情報を
表示部7に表示させる。 《ステップ10》ステップ8にて判断された不足金種
を、出納機10から出金させて当該テラー機3に補充さ
せるための現金補充指示の前処理データ(後述する)を
作成して、ICカード50へ書き込む。 《ステップ11》カードリーダ/ライタ9に挿入されて
いるICカード50を、該カードリーダ/ライタ9から
放出させて、本フローチャートを終了する。
【0033】ここで、ステップ7・10にて作成した現
金回収指示、現金補充指示の前処理データの内容を図8
を参照して説明する。この図に示す前処理データは、図
5のフローチャートが実行される毎に、ICカード50
のデータテーブルに書き込まれるようになっており、従
って、このデータテーブルには常に最新の前処理データ
のみが記憶されるようになっている。
【0034】このデータテーブルに書き込まれるデータ
としては、テラー1を識別するためのIDコード20、
テラー1が使用しているテラー機3を識別するテラー機
コード21、入金か出金かの取引種別を金種別に示す取
引種別コード22、入金または出金させる硬貨、紙幣の
枚数を示す取引データ23、出納機10での入出金処理
を金種別に指示する指示コード24、指示コード24に
基づく入出金処理が出納機10にて実行されたことを示
す実行コード25、出納機10で出金された現金をテラ
ー機3に入金させる必要があることを示す補充命令コー
ド26、補充命令コード26に基づきテラー機3にて出
納機10からの現金補充が行われたことを示す実行コー
ド27等がある。
【0035】なお、データテーブルに書き込まれるコー
ドの中で、取引種別コード22にて設定される「0」は
出納機10に対する入金指示を示し、テラー機3にて余
剰な現金があることを示している。また、取引種別コー
ド22にて設定される「1」は出納機10に対する出金
指示を示し、テラー機3にて不足している現金があるこ
とを示している。また、指示コード24にて設定される
「0」は出納機10での入出金の処理を指示しないもの
であり、「1」は出納機10での入出金の処理を指示す
るものである。また、実行コード25にて設定される
「0」は出納機10にて現金の入出金処理が実行されて
いないことを示すものであり、「1」は出納機10での
現金の入出金処理が実行されたことを示すものである。
また、補充命令コード26にて設定される「1」は、出
納機10で出金された現金をテラー機3に入金させる必
要があることを示すものであり、「0」は現金をテラー
機3に入金させる必要が無いことを示すものである。実
行コード27にて設定される「0」はテラー機3にて現
金の入出金処理が実行されていないことを示すものであ
り、「1」はテラー機3での現金の入出金処理が実行さ
れたことを示すものである。
【0036】図8のデータテーブルを具体的に説明する
と、このデータテーブルは、「T010」のテラー1が
使用する「05」のテラー機3に関する情報が記憶され
ているものであって、万券については200枚余剰であ
り、出納機10での入金を指示コード「0」にて指示し
ていることを示し(これは現金回収指示の前処理データ
を表す)、また、五千券については200枚余剰であ
り、出納機10での入金を指示コード「0」にて指示し
ていることを示し(これは現金回収指示の前処理データ
を表す)、また、千券については100枚不足してお
り、出納機10での出金を指示コード「1」にて指示し
ていることを示し(これは現金補充指示の前処理データ
を表す)。以上は、紙幣の説明であるが、硬貨について
も同様であり詳細な説明を省略する。
【0037】なお、図5のフローチャートでは、現金が
余剰か不足しているかを、テラー機3内の現金在高と、
予め記憶させておいた基準値とを比較することにより決
定したが、これに限定されず、テラー1が、テラー機3
内の現金在高を表示させた表示部7を参照することによ
り、各自判断して決定しても良い。
【0038】次に、図6を参照して、前処理データに基
づき、出納機10を制御する出納制御装置11の制御内
容を説明する。なお、以下のフローチャートは、図3の
出納機10を参照して説明する。 《ステップ12》後処理に際して、まず、テラー1は、
カードリーダ/ライタ17にICカード50を挿入す
る。 《ステップ13》カードリーダ/ライタ17にICカー
ド50が挿入されたことを条件として、このICカード
50から前処理データを読取る。
【0039】《ステップ14》ICカード50の指示コ
ード24に、出納機10での入出金処理を指示する
「1」があるか否かを検索し、更に指示コード24が
「1」であるものについて、実行コード25が「0」
(出納機10での処理は実行されていない)か、「1」
(出納機10での処理は実行された)かを判断する。そ
して、指示コード24が「1」でかつ実行コード25が
「0」である場合には次のステップ15に進み、指示コ
ード24が「1」でかつ実行コード25が「1」である
場合にはステップ26に進む。また、このステップ14
では、指示コード24が「0」である場合にもステップ
26に進む。
【0040】《ステップ15》前処理データの取引種別
コード22中に入金を指示するコード「0」があるか否
かを判断し、YESの場合に次のステップ16に進み、
NOの場合に次のステップ23に進む。 《ステップ16》出納機10の硬貨バラ入金装置13、
紙幣バラ入出金装置14の各投入部内に現金が投入され
たか否かをそれぞれ判断し、NOの場合に次のステップ
17に進み、YESの場合に次のステップ18に進む。
なお、投入部内の現金の有無検知は図示略のセンサによ
り行われるようになっている。なお、これら硬貨バラ入
金装置13、紙幣バラ入出金装置14の各投入部内に投
入される現金は、図5のステップ6で出金した回収現金
である。
【0041】《ステップ17》出納機10の操作パネル
11Aに対して、硬貨バラ入金装置13、紙幣バラ入出
金装置14の各投入部に、テラー機3から出金した回収
現金を入金させる旨の表示を行なわせ、テラー1に対し
て回収現金の入金を促す。 《ステップ18》出納機10の硬貨バラ入金装置13、
紙幣バラ入出金装置14の各投入部内に現金が投入され
た場合に、各硬貨バラ入金装置13、紙幣バラ入出金装
置14のスタートキーが押下されたことを条件として、
次のステップ19に進む。
【0042】《ステップ19》各投入部に投入された回
収現金を硬貨バラ入金装置13、紙幣バラ入出金装置1
4に入金する入金処理を行わせる。 《ステップ20》ステップ19で入金処理した現金の入
金金額と、前処理データに示される、取引種別コードが
「0」(入金)の取引データ23とを金種毎に比較し、
これら入金金額と取引データ23とが完全に一致してい
るYESの場合にステップ22に進み、また、これら入
金金額と取引データ23とが完全に一致しないNOの場
合にステップ21に進む。
【0043】《ステップ21》出納機10の操作パネル
11Aに対して異常が発生したことを示す警報表示を行
わせる。 《ステップ22》ICカード50に記憶されている前処
理データについて、取引種別コード22が「0」(入金
処理)を示しているところの実行コード25を「0」か
ら「1」に書き換えた後、次のステップ23に進む。 《ステップ23》前処理データの取引種別コード22中
に出金を指示するコード「1」があるか否かを判断し、
YESの場合に次のステップ24に進み、NOの場合に
元のステップ14に進む。
【0044】《ステップ24》硬貨バラ出金装置12、
紙幣バラ入出金装置14に対して、前処理データに設定
されている、取引種別コード22が「1」(出金)の取
引データ23に基づき、該当する金種の現金を払い出す
出金処理を行わせる。 《ステップ25》ICカード50に対して、補充現金の
出金処理が実行され、かつこの補充現金をテラー機に入
金させる必要があることを示す補充命令コード26(図
8参照)(コード「1」)を書き込む。また、ICカー
ド50に記憶されている前処理データについて、取引種
別コード22が「1」(出金処理)を示しているところ
の実行コード25を「0」から「1」に書き換え、この
後ステップ14に進む。
【0045】《ステップ26》カードリーダ/ライタ1
7に挿入されているICカード50を放出してテラー1
に返却する。なお、上記フローチャートに基づいて、出
納機10からテラー機3への補充現金が出金されたなら
ば、テラー1は、この補充現金とICカード50を持っ
て、自分の使用するテラー機3に戻り、このICカード
50をカードリーダ/ライタ9へ挿入し、かつ現金を硬
貨バラ入出金装置5、紙幣バラ入出金装置6へそれぞれ
投入する(後述する)。
【0046】次に、図7を参照して、前処理データに基
づき、テラー機3を制御するテラー御装置4の制御内容
を説明する。なお、この場合の前処理データとは、出納
機10においてICカード50に対して書き込まれた補
充命令コード26(図8参照)のことであって、これ
は、後処理の結果書き込まれた、いわゆる後処理データ
ともいえるものであるが、このデータは、テラー機3に
とっては、後処理である補充処理を行うために、出納機
10で書き込まれた前処理データといえるものである。 《ステップ27》まず、テラー1は、カードリーダ/ラ
イタ9にICカード50を挿入する。 《ステップ28》カードリーダ/ライタ9に挿入された
ICカード50の前処理データ(図8参照)を読み込
む。
【0047】《ステップ29》前処理データに、出納機
10から出金された補充現金をテラー機3に入金させる
必要があることを示す補充命令コード26(図8参照)
が書き込まれているか否かを判断し、コードが「1」で
あるYESの場合にステップ30に進み、コードが
「0」であるNOの場合にステップ37に進む。 《ステップ30》テラー機3の硬貨バラ入出金装置5、
紙幣バラ入出金装置6の各投入部内に現金が投入された
か否かをそれぞれ判断し、NOの場合に次のステップ3
1に進み、YESの場合に次のステップ32に進む。な
お、投入部内の現金の有無検知は図示略のセンサにより
行われるようになっている。なお、これら硬貨バラ入出
金装置5、紙幣バラ入出金装置6の各投入部内に投入さ
れる紙幣は、図6のステップ24で出金した補充現金で
ある。
【0048】《ステップ31》テラー機3の表示部7に
対して、硬貨バラ入出金装置5、紙幣バラ入出金装置6
の各投入部に、出納機10から出金した補充現金を入金
させる旨の表示を行なわせ、テラー1に対してテラー機
3への入金を促す。 《ステップ32》硬貨バラ入出金装置5、紙幣バラ入出
金装置6に設けられているスタートキーが押下されたこ
とを条件として、次のステップ33に進む。
【0049】《ステップ33》各投入部に投入された補
充硬貨を、硬貨バラ入出金装置5、紙幣バラ入出金装置
6に入金させる入金処理を行わせる。 《ステップ34》ステップ33で入金処理した現金の入
金金額と、前処理データに示される、取引種別コードが
「1」(出金)の取引データ23とを金種毎に比較し、
これら入金金額と取引データ23とが完全に一致しない
NOの場合にステップ35に進み、また、これら入金金
額と取引データ23とが完全に一致しているYESの場
合にステップ36に進む。
【0050】《ステップ35》テラー機3の表示部7に
対して、異常が発生したことを示す警報表示を行わせ
る。 《ステップ36》ICカード50に対して、出納機10
から出金された補充現金が、テラー機3に補充されたこ
とを示す実行コード27を「1」にセットし、次のステ
ップ37に進む。 《ステップ37》カードリーダ/ライタ9に挿入されて
いるICカード50を放出してテラー1に返却する。
【0051】なお、上述した図6のフローチャートが実
行された場合には、出納機10の出納制御装置11の図
示しない記憶部に、取引の履歴が履歴データとして逐次
記憶されるようになっている。具体的には、図9に示さ
れるように、001,002,003……で示される取
引の通し番号30、出納機10を使用したテラー1のI
Dコード31、テラー1が使用しているテラー機3をコ
ード32、前処理データ内に実行コード25(図8参
照)を付した時点の日時を示すデータ33、金種別の現
金の取引を示す取引データ34が記憶されている。な
お、取引データ34としては、金種別の入金、出金を示
す取引種別コード22、入金、出金金額を金種別に示す
取引データ23ととともに、取引が終了する毎に、金種
毎に取引データ23を加算して集計したサブトータルデ
ータ35と、1日の業務が終了する毎に、1日の取引デ
ータ23を加算して集計されるトータルデータ36とが
設けられている。
【0052】以上詳細に説明したように本実施例の取引
処理装置における前処理装置では、テラー機3にて、カ
ードリーダ/ライタ9に挿入されたICカード50に対
して、不足する金種の補充、余剰な金種の回収を指示す
るため前処理データを書き込み、更に、このICカード
50を出納機10のカードリーダ/ライタ17に移し、
この出納機10にて、テラー機3にて書き込まれたIC
カード50内の前処理データに基づいて、テラー機3で
不足する金種の出金処理、テラー機3で余剰となった金
種の入金処理を行わせるようにしたので、従来のよう
に、出納機の操作パネルの前でテラー1が、前処理デー
タを入力する処理を長時間行う必要はなく、テラー機3
と出納機10との間で行う現金の回収、補充処理を効率
よく行うことができる。すなわち、本発明の取引処理装
置における前処理装置では、テラー1が自分専用のテラ
ー機3にて前処理を行い、その前処理データをICカー
ド50に記憶させ、そのICカード50を出納機10側
に移して、出納機10では時間のかからない後処理だけ
を行わせるようにすることで、待ち時間を無くして、出
納機10を効率よく運用させることができる効果が得ら
れる。
【0053】なお、図6に示すフローチャートでは、図
3に示す出納機10を例に挙げて説明したが、図4の出
納機10であってもその処理内容は全く同じである。
【0054】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
取引処理装置における前処理装置では、テラーが自分専
用のテラー機にて前処理を行い、その前処理データをI
Cカードに記憶させ、そのICカードを出納機側に移し
て、出納機では時間のかからない後処理だけを行わせる
ようにすることで、待ち時間を無くして、出納機を効率
よく運用させることができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】銀行の店舗の概略を示す平面図。
【図2】テラー機3の構成を示すブロック図である。
【図3】出納機10の第1例の構成を示すブロック図で
ある。
【図4】出納機10の第2例の構成を示すブロック図で
ある。
【図5】テラー機3での前処理を示すフローチャートで
ある。
【図6】出納機10での後処理を示すフローチャートで
ある。
【図7】テラー機3での補充処理を示すフローチャート
である。
【図8】ICカード50に記憶される1取引毎のデータ
テーブルの一覧表である。
【図9】ICカード50に記憶される取引履歴のデータ
テーブルの一覧表である。
【符号の説明】
1 テラー 2 カウンタ 3 テラー機(取引処理装置) 4 テラー制御装置 9 カードリーダ/ライタ 10 出納機(取引処理装置) 11 出納制御装置 17 カードリーダ/ライタ 20 IDコード(テラーIDデータ)(前処理デー
タ) 21 テラー機コード(テラー機IDデータ)(前処理
データ) 22 取引種別コード(取引指示データ)(前処理デー
タ) 23 取引データ(取引指示データ)(前処理データ) 24 指示コード(前処理データ) 25 実行コード(前処理データ) 26 補充命令コード(前処理データ) 27 実行コード(前処理データ) 50 ICカード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G07D 9/00 436 Z 8111−3E G07F 19/00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テラーを識別するためのテラーIDデー
    タ、テラーが使用するテラー機を識別するためのテラー
    機IDデータ、入金処理及び出金処理を金種別に指示す
    るため取引指示データ等からなる前処理データが記憶さ
    れるICカードと、 ICカードに対してデータの読み込み/書き込みが可能
    なカードリーダ/ライタを有すると共に、そのICカー
    ドへ、不足する金種の補充、余剰な金種の回収を指示す
    るため取引指示データを書き込み可能なテラー機と、 ICカードに対してデータの読み込み/書き込みが可能
    なカードリーダ/ライタを有すると共に、テラー機にて
    書き込まれたICカード内の取引指示データに基づい
    て、テラー機で不足する金種の出金処理、テラー機で余
    剰となった金種の入金処理を行わせる出納機とを具備す
    ることを特徴とする取引処理装置における前処理装置。
JP18172893A 1993-07-22 1993-07-22 取引処理装置における前処理装置 Pending JPH0737012A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003256904A (ja) * 2002-03-01 2003-09-12 Glory Ltd 出納機の処理システム
JP2014170421A (ja) * 2013-03-04 2014-09-18 Glory Ltd 貨幣管理システム及び貨幣管理方法
CN106952420A (zh) * 2016-01-07 2017-07-14 株式会社日立制作所 自动柜员机现金管理装置、系统及方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02247775A (ja) * 1989-03-22 1990-10-03 Oki Electric Ind Co Ltd 現金管理システム

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Effective date: 19980901