JPH0736991A - 書籍情報システムの接続処理方法 - Google Patents

書籍情報システムの接続処理方法

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JPH0736991A
JPH0736991A JP17957993A JP17957993A JPH0736991A JP H0736991 A JPH0736991 A JP H0736991A JP 17957993 A JP17957993 A JP 17957993A JP 17957993 A JP17957993 A JP 17957993A JP H0736991 A JPH0736991 A JP H0736991A
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JP17957993A
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Inventor
Kenichi Hanabe
賢一 花辺
Katsuhiko Ogawa
克彦 小川
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】端末から情報センタへ書籍に関するアンケート
等のフィードバック情報を送信するシステムや,書籍情
報が暗号化されている場合にその解読キーを情報センタ
へ要求するシステムにおいて,センタ接続のための特別
な準備や接続時の特別な操作を要求することなく接続で
きるようにすることを目的とする。 【構成】書籍情報に対するフィードバック情報または暗
号解読キーの要求を受け付ける情報センタ30が収容され
ている通信網20の網種別とアドレス情報とを,あらかじ
めその書籍情報の属性情報のひとつとして設定し,端末
コンピュータ10から情報センタ30への接続に際し,端末
コンピュータ10は,書籍情報の属性情報を読み出し,そ
の属性情報とその端末の収容されている通信網の条件に
より,情報センタ30への接続を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンピュータのディスプ
レイ表示を本のイメージで行い,かつ情報を記憶媒体に
記録して販売したり,放送によって配布するシステムに
おいて,書籍情報の解読キーや本のクイズやアンケート
に対する回答や意見,感想等を転送するため,端末コン
ピュータと端末からの要求や情報を処理する情報センタ
とを接続する書籍情報システムの接続処理方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータの普及に伴い,コンピュー
タの利用をより容易にするために様々な手法が開発され
ている。情報を本のイメージで表示するブックメタファ
もそのひとつである。ブックメタファは,コンピュータ
のディスプレイ表示を本のイメージで行う方式であり,
目次からのジャンプや頁めくり等の本の機能を擬似す
る。ブックメタファのソフトウェアは,所定のルールで
作られた書籍情報とそれを表示し,本の機能を実現する
プログラムからなる。
【0003】ブックメタファシステムにおける書籍情報
の入力手段として,従来考えられていたのは,フロッピ
ーディスクやCD−ROMやICメモリカード等の可換
媒体のメモリである。すなわち,情報提供者は作成した
書籍情報を可換媒体に出力して利用者に提供し,利用者
は可換媒体に格納された本情報をそのまま,またはより
大容量のファイルメモリに複写し,書籍情報表示プログ
ラムにより読み上げて表示する。
【0004】このようなブックメタファシステムをさら
に有用なものとするために,本発明者等は,ブックメタ
ファの書籍表示用コンピュータから,本のクイズやアン
ケートに対する回答や意見,感想等を,本の発行者やそ
の代行者に対し通信によってフィードバックすることの
できるシステムを構築することを考えている。この場
合,書籍表示用コンピュータと,発行者またはその代行
者が管理する情報センタとの間で通信できるように,所
定の通信規約に従った通信パスを設定する必要がある。
【0005】従来,端末側から発呼してセンタに接続し
通信を行う場合,通信網の種別,センタのアドレスは,
通信プログラムの表示する画面において利用者が設定す
るのが普通であった。また,これを自動化しようとする
場合には,これらの情報を通信プログラムのパラメータ
のデフォルト値として設定しておくか,または通信プロ
グラムを呼び出す別のプログラムにおいて,通信プログ
ラムを呼び出す際のパラメータのデフォルト値として設
定しておくのが普通であった。あるいは,センタ名と対
応する通信網種別,アドレスを登録しておき,メニュー
選択するような半固定の方式であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように従来システ
ムでは,利用者が意識してセンタの収容されている通信
網やセンタのアドレスを設定するか,プログラム固定に
するか,半固定にせざるを得なかった。利用者がパラメ
ータを設定するのは煩わしく,またセンタ数が多い場
合,それを間違いなく覚えておくのも面倒である。ま
た,プログラム固定または半固定の場合には,対象とす
るセンタが限られてしまうという問題があった。
【0007】ところで,書籍情報を端末に表示し,アン
ケートや意見・感想など利用者の情報を発行者の所有す
る情報センタまたは発行者の情報収集を代行する情報セ
ンタにフィードバックするシステムを考えた場合,本の
発行者や情報収集代行者は様々であり,新しい発行者や
代行者も増えてくると考えられる。しかし,前述したよ
うな従来の方式では,全ての発行者の本に対して,利用
者に操作上の負担を強いることなく簡便にその発行者等
の所有する情報センタに接続することはできなかった。
【0008】本発明は上記従来方式の欠点を解決し,ど
の発行者の本に対しても,利用者にセンタ接続のための
特別な準備や接続時の特別な操作を要求することなく,
ワンタッチでフィードバックすることができる手段を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の概要説明
図である。端末コンピュータ10は,ディスプレイ11
とブックメタファの書籍情報を記憶する書籍情報記憶装
置12を有し,書籍表示プログラムによって書籍情報記
憶装置12から書籍情報を読み出してディスプレイ11
に表示し,目次からのジャンプや頁めくり等の本の機能
を擬似する。情報センタ30A,30B,…は,本の発
行者またはその代行者が所有する計算機システムであっ
て,情報を収集するためのホストコンピュータ31A,
31B,…を備える。
【0010】本発明では,端末コンピュータ10で表示
した書籍に対する読者からのフィードバック情報や,暗
号化されている書籍情報に対する解読キーの要求を,端
末コンピュータ10からその本に関する情報を管理する
情報センタ30A,30Bのひとつへ通信網20A,2
0B,…を介して送信するため,次のような接続処理方
法を用いる。
【0011】端末コンピュータ10が現在扱っている書
籍情報に対するフィードバック情報または暗号解読キー
の要求を受け付ける情報センタ30A,…が収容されて
いる通信網20A,…の網種別とアドレス情報とを,あ
らかじめその書籍情報の属性情報のひとつとして設定
し,一般書籍情報とともに保持しておくようにする。
【0012】読者の送信指示により,端末コンピュータ
10から該当する情報センタへ接続する場合には,端末
コンピュータ10は,前記書籍情報の属性情報を読み出
し,その属性情報とその端末の収容されている通信網の
条件により,該当する情報センタへの接続を行う。
【0013】請求項2記載の発明では,例えば,情報セ
ンタ30Bに対して,複数の通信網20A,20Bが使
用可能であるとき,書籍情報の属性情報として,その通
信網20A,20Bに応じた複数種類のセンタ接続情報
を設定しておき,端末コンピュータ10から情報センタ
30Bへの接続に際し,端末コンピュータ10は,書籍
情報の属性情報を参照し,通信料の最低になる通信網2
0Aまたは20Bを選択して接続する。
【0014】請求項3記載の発明では,端末コンピュー
タ10と情報センタとを接続する通信網の種類をセンタ
共通に1種類とすることにより,通信網の種別をプログ
ラム固定とする。
【0015】
【作用】本発明によれば,書籍情報に当該書籍情報の発
行者の情報センタ,または情報収集を代行する情報セン
タが収容される通信網の種別とアドレスとを属性情報と
して付与しておき,端末の送信プログラムではこの属性
情報に従って,利用する通信網を選択しセンタ呼び出し
を行う。従って,発行者がどれほど多数いても,また新
しい発行者が現れても,端末側のプログラムには何の変
更もなく,利用者にとってはセンタの違いを意識するこ
となく,ワンタッチでフィードバックを行うことができ
る。また,利用できる通信網が複数ある場合にはデータ
送信のための通信料を比較して最も低料金な網を選ぶの
で,通信料の面でも有利である。また,通信網の種類を
センタ共通に1種類とすれば,通信網の種別をプログラ
ム固定とし,接続のための制御を簡易化することができ
る。
【0016】
【実施例】図2は本発明を適用する書籍表示に関するフ
ィードバックシステムの構成と動作例を示す図,図3は
図2に示すシステムにおけるブックメタファの書籍表示
イメージの一例を示す図,図4は図3に示すナビゲーシ
ョンボタンの形状と機能を示す図である。
【0017】図2(A)に示すシステムは,パソコンま
たはワークステーション等による端末コンピュータ10
と通信網20と情報センタにおける操作端末32を備え
たホストコンピュータ31等からなる。端末コンピュー
タ10のディスプレイには,書籍表示指示によって,図
3に示すような書籍表示が行われる。この例では,特に
左側の頁に本の内容が表示され,右側の頁にアンケート
と意見の書き込み欄が表示されている。本の左右にはタ
グが付けられており,頁を変えるとタグも移動する。さ
らに付箋紙ボタンにより付箋紙イメージの貼付けと削除
ができる。タグまたは付箋紙を指示するとその該当頁を
表示する。また,右側のアンケートの頁において,アン
ケートの選択肢をポインティングツールで指示したり,
書き込み枠にキー入力することでデータの書き込みがで
きるようになっている。アンケートの選択結果や書き込
み欄への記入データは,ディスプレイの下方に設けられ
た送信ボタン40をポインティングツールで指示するこ
とにより,詳しくは後述するように,情報センタのホス
トコンピュータ31に簡単にフィードバックすることが
できるようになっている。
【0018】本の操作機能に対応するナビゲーションボ
タンとしては,図4に示すように,(a) 表紙の表示を指
示するボタン,(b) 裏表紙の表示を指示するボタン,
(c) 1頁の前進を指示するボタン,(d) 1頁の後退を指
示するボタン,(e) 連続して頁を前進させるボタン,
(f) 連続して頁を後退させるボタン,(g) 付箋紙の貼付
け/削除を指示するボタン,(h) 操作を戻す(Und
o)ボタン,(i) 終了を指示するボタン,(j) 図書館ボ
タン,(k) 送信ボタンなどが用意されている。図書館ボ
タンは書籍情報として複数の本を有するとき,それを容
易に検索するための機能を呼び出すボタンである。ま
た,送信ボタンは,前述のように情報センタへのフィー
ドバックデータを送信する指示に使用される。
【0019】ナビゲーションボタンの種類や形状は,こ
れらの例に限るものではないが,少なくとも1頁単位の
前進後退は必須であり,送信ボタンも本実施例では必須
である。また,図示省略するが,目次の頁を表示し,章
や節を指示すると該当の頁を表示することもブックメタ
ファの機能として基本的なものである。
【0020】図2(A)に示すシステムの動作を,図2
(B)に示す(a) 〜(n) に従って説明する。 (a) 端末コンピュータ10には,書籍表示プログラムが
内蔵されていて,読者の操作により起動される。
【0021】(b) 読者がディスプレイ上における図書館
ボタンを指示すると,本の検索機能が呼び出され,例え
ば分野別の50音順の本のリストが表示される。 (c) 本のリストにおいて所望の本の題名を指示すると,
その本の情報をファイルメモリから読み出して表示す
る。頁前進ボタンや後退ボタンにより頁めくりしたり,
目次の頁で所望の章,節を指示することにより,その頁
に移行することもできる。
【0022】(d) アンケートの頁で選択肢の指示やキー
入力が行われると,書籍データに付随するデータ枠の中
に所定の様式でデータを記入する。この記入枠には,例
えば本に対応する書籍コード,アンケート項目に対応す
る項番等が付与されている。記入枠への書き込みデータ
として,選択肢を指示した場合には選択肢の番号,キー
入力した場合には入力したキャラクタが記入される。記
入枠の枠のサイズは可変長,固定長のいずれでもよい。
【0023】(e) 読者は,アンケート等の記入が終了し
たならば,図3に示す送信ボタン40をポインティング
ツールにより指示する。 (f) 送信ボタン40の指示により通信プログラムが起動
される。
【0024】(g) フィードバックデータを送信するた
め,記入されていたデータを集めて送信データを作成す
る。 (h) 次に,書籍情報の属性情報として設定されているセ
ンタ接続情報を読み出し,そのセンタ接続情報に従っ
て,通信パスを設定する。この処理については,後に詳
しく説明する。
【0025】(i) 通信パスが確立したならば,書き込み
データを情報センタのホストコンピュータ31へ自動送
信する。 (j) ホストコンピュータ31では,書き込みデータを受
信すると受付処理を行って受付通知を返送する。端末コ
ンピュータ10はその受付通知を受信する。ホストコン
ピュータ31での受信データは,所定の様式で書籍コー
ドや項番が付与されているので,データ内容がどの本の
どの設問に対応するものか容易に判断でき,有効なデー
タを切り出して本対応の処理に使用することができる。
【0026】(k) 端末コンピュータ10は,受付通知を
受信すると通信パスを解放する。 (l) そして,通信プログラムを終了させる。 (m) 端末コンピュータ10では,指示に応じて,さらに
書籍表示や新しい本の検索を行うことができる。
【0027】(n) 読者が終了ボタンを指示したならば,
書籍表示プログラムを終了する。 本発明は,特に上記処理(h) における通信パス設定の手
段に関係している。以下,これについて説明する。
【0028】図5は本発明において利用し得る通信網の
接続構成を示す。将来的にはもちろん,現時点において
も利用し得る通信網は図5に示された範囲に留まらない
が,代表的な通信網としてはアナログ電話網51,IS
DN52,パケット通信網53があり,またアナログ電
話網51の長距離中継区間をバイパスする形の長距離通
信網57Aがある。将来はISDN52とも接続可能な
長距離通信網57Bが出てくるであろう。
【0029】ビデオテックス通信網54とファクシミリ
通信網55は,専用の特番で接続し得る付加価値通信網
の一種であるが,前記書籍情報表示端末からの送信デー
タをビデオテックスあるいはファクシミリのデータとし
て送信することも不可能ではなく,長距離通信の際の料
金的なメリットから利用される可能性がある。電話パケ
ット通信処理装置56も専用の特番で接続し得る付加価
値通信網の通信処理装置の一種であって,アナログ電話
網51に収容された端末50A,50Bまたはセンタ3
0C等と,パケット通信網53に収容された端末50
E,50Fまたはセンタ30F等の間のプロトコル変換
を行う。アナログ電話網51,ISDN52,パケット
通信網53の端末側に接続された付加価値通信網58
A,58B,58Cは,2種事業者の付加価値通信網で
あって,プロトコル変換や用途に応じた各種多重化によ
る通信コスト削減などを行っている。
【0030】端末およびセンタが直接接続されるのは基
本的には,アナログ電話網51,ISDN52,パケッ
ト通信網53の何れかと考えられるが,センタについて
は専用線により付加価値通信網58B等に直接接続する
ことも考えられる。また,センタについては複数種類の
網と接続することも考えられる。端末とセンタの接続に
際しては,仮に両者が同一の網に収容されていても,例
えばアナログ電話網−長距離通信網−アナログ電話網,
あるいはアナログ電話網−付加価値通信網−アナログ電
話網のように,様々な中継経路が考えられる。中継経路
によっては,途中の網に加入していることが必要条件と
なる場合もある。
【0031】図6は,本発明における本の属性情報の中
のセンタ接続情報のデータ構成の一例を示す図である。
まず,基本的な通信網として,電話網,ISDN(64
K/CH),DDX−P(パケット通信網)の利用可否
とそれらを利用するための番号の枠およびプロトコル種
別の枠を設けてある。センタが収容されている網につい
ては利用可のフラグを立て,利用番号とプロトコル種別
を記載する。利用できない網については利用可のフラグ
を立てない。その場合,番号とプロトコルの枠内は無意
味となる。なお,利用不可の網については番号枠とプロ
トコル種別枠を削除してデータを詰めるように取り決め
てもよい。
【0032】プロトコル種別については,書籍情報シス
テム全体として選択可能なプロトコルの種類と対応する
コードを決めておき,その中から当該センタが使用でき
るプロトコル種別のコードを記載することとなる。コー
ドのビット数に余裕を持たせておけば,将来新しいプロ
トコルが追加されても対応可能である。また,書籍情報
に対するフィードバックの場合,通常はデータ量が少な
いので,プロトコル種別は性能は低くても初期コストの
低い方式を基本的な通信網毎に1つだけ決めておき,プ
ロトコル種別枠を設けないことも考えられる。ISDN
には,スピーチ,オーディオ,非制限の3種のサービス
条件があり,それぞれの利用可否フラグと利用番号,プ
ロトコル種別を設定する。もちろん,利用不可のサービ
スについては番号およびプロトコル種別の枠を削除する
ように取り決めても構わない。
【0033】情報センタが付加価値通信網(VAN)を
利用する場合には,基本的な通信網の情報の後ろに,ま
ず利用可能なVANの数を書き,次に利用できるVAN
毎にVANへのアクセス情報を設定する。VANへのア
クセス情報は,VANが接続されている基本的な通信網
の種別,アドレス(呼び出し番号),プロトコル種別,
VANに対して情報センタ接続を要求する場合に必要な
情報である。VANに対するセンタ接続要求に必要な情
報は,サービス種別,センタ番号,信号シーケンス等で
あり,主要なVANを利用できる標準的な記法を決めて
おけば,事実上大多数のVANを利用できることにな
る。
【0034】図7は属性情報の中からセンタ接続情報を
取り出して,通信網の選択を行う処理のフローチャート
を示している。まず基本通信網についてセンタから見た
利用可否,端末から見た利用可否,プロトコルの利用可
否を判断し(図7に示すステップS1〜S4),番号か
ら推定される距離条件と網の課金条件,送信するデータ
量から通信料を求め(ステップS5,S6),順次最も
通信料の低い網種別とその通信料を記憶して行く(ステ
ップS7,S8)。網が利用できるか否かは,例えば端
末側が電話網加入と同時に電話パケットのVANサービ
スに加入していれば,センタ側がパケット網加入でも接
続できることになるので,そのような条件もチェックす
る。
【0035】基本通信網についてチェックが終了(ステ
ップS9)すると,属性情報中のVAN数を読み出し
(ステップS10),VAN数が0になるまでVANに
ついてチェックする(ステップS11)。VANのチェ
ック項目はVANの接続されている基本的な通信網の条
件やプロトコル,端末側のVANへの加入要否である
(ステップS12〜S15)。VANが利用できる場
合,通信料を算出し(ステップS16),前に記憶して
ある通信料と比較して低ければ新しいVANと通信料を
記憶する(ステップS17,S18)。従って,VAN
に関する情報としては課金条件も明示しておく。以上の
処理をVAN数をカウントダウンしながら(ステップS
19)繰り返して,最も有利な通信網を選択する。網が
決定されれば,アドレス(呼び出し番号)も属性情報か
ら速やかに求めることができる。
【0036】以上のようにすれば,非常に多様な通信網
に対応できるが,現実的には通常扱われるデータ量が小
さく,頻度もあまり高くないことから使用できる網やプ
ロトコルをある程度限定して,端末ソフトの負担を軽減
することも考えられる。例えば,センタはISDNのパ
ケットまたはパケット通信網に加入し,端末側は電話網
と電話パケットあるいはISDNパケットに加入するこ
とが考えられる。VANについても特定のものに限定す
れば,VANアクセス情報等も簡略化することができ
る。
【0037】センタの収容される網種別とプロトコルを
全てのセンタについて1つに固定すれば,端末側の条件
で複数の網を経由することはあるとしても,本の属性情
報としてのセンタ接続情報は,アドレス情報(すなわ
ち,その網における番号)のみでよい。なお,センタの
回線が複数ある場合,これらの番号は代表番号を設定す
るのが普通である。また,小規模なセンタが多数できて
くるとすれば,書籍フィードバック情報を代行受信し,
センタ回線の空きを見て転送する蓄積サービス型のVA
Nを構築することも考えられる。
【0038】以上の実施例の説明では,書籍に対する読
者のフィードバック情報を情報センタへ送信する場合に
ついて述べたが,本処理方法によって情報センタへ転送
するのは,書籍に対する読者のフィードバック情報に限
らず,書籍情報があらかじめ暗号化されていてその解読
キーを情報センタに要求するというような書籍情報シス
テムにおける暗号解読キーの要求にも用いることができ
る。
【0039】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば,書籍
に対するフィードバック情報の送信に際し,センタ接続
に使用すべき通信網と,その網におけるセンタのアドレ
スが本の属性情報と端末自身の条件から速やかに求めら
れるので,センタによって接続できる網が異なっても対
応できる。また,新しいセンタができてもそのアドレス
を端末側でいちいち登録しなくてもよいので,利用者に
とって利用の容易な書籍情報のフィードバックシステム
を構築できる。このことは,出版における読者の参加を
容易にするものであり,コンピュータによる書籍表示の
有効性を高めると共に,出版文化の新たな発展も期待で
きる。さらにまた,書籍情報を暗号化して各読者に配布
し,その解読キーを端末側から情報センタに要求して,
書籍の表示を可能とするような書籍情報システムの実現
も容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概要説明図である。
【図2】本発明を適用する書籍表示に関するフィードバ
ックシステムの構成と動作例を示す図である。
【図3】図2に示すシステムにおけるブックメタファの
書籍表示イメージの一例を示す図である。
【図4】図3に示すナビゲーションボタンの形状と機能
を示す図である。
【図5】本発明において利用し得る通信網の接続構成の
例を示す図である。
【図6】本発明における本の属性情報の中のセンタ接続
情報のデータ構成の一例を示す図である。
【図7】本発明の実施例による通信網選択処理のフロー
チャートである。
【符号の説明】
10 端末コンピュータ 11 ディスプレイ 12 書籍情報記憶装置 20A,20B 通信網 30A,30B 情報センタ 31A,31B ホストコンピュータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の規則で作られた書籍情報とそれを
    表示し本の機能を実現するブックメタファを用いて書籍
    情報を表示する端末コンピュータと,本の発行者または
    その代行者が所有する情報センタとを有し,その端末コ
    ンピュータに表示した書籍に対する読者からのフィード
    バック情報または暗号化されている書籍情報に対する暗
    号解読キーの要求を,その端末コンピュータから情報セ
    ンタに送信する書籍情報システムにおいて,前記書籍情
    報に対するフィードバック情報または暗号解読キーの要
    求を受け付ける情報センタが収容されている通信網の網
    種別とアドレス情報とを,あらかじめその書籍情報の属
    性情報のひとつとして設定し,前記端末コンピュータか
    ら前記情報センタへの接続に際し,その端末コンピュー
    タは,前記書籍情報の属性情報を読み出し,その属性情
    報とその端末の収容されている通信網の条件により,情
    報センタへの接続を行うことを特徴とする書籍情報シス
    テムの接続処理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の書籍情報システムの接続
    処理方法において,前記端末コンピュータと前記情報セ
    ンタとを接続する通信網が複数ある場合に,前記書籍情
    報の属性情報として,複数種類のセンタ接続情報を設定
    し,前記端末コンピュータから前記情報センタへの接続
    に際し,その端末コンピュータは,前記書籍情報の属性
    情報を読み出し,通信料の最低になる通信網を選択して
    接続することを特徴とする書籍情報システムの接続処理
    方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の書籍情報システムの接続
    処理方法において,前記端末コンピュータと前記情報セ
    ンタとを接続する通信網の種類をセンタ共通に1種類と
    することにより,通信網の種別をプログラム固定とした
    ことを特徴とする書籍情報システムの接続処理方法。
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