JP2003167919A - 地理情報と書類ファイル情報の連係処理システム - Google Patents

地理情報と書類ファイル情報の連係処理システム

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JP2003167919A
JP2003167919A JP2001363478A JP2001363478A JP2003167919A JP 2003167919 A JP2003167919 A JP 2003167919A JP 2001363478 A JP2001363478 A JP 2001363478A JP 2001363478 A JP2001363478 A JP 2001363478A JP 2003167919 A JP2003167919 A JP 2003167919A
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JP2001363478A
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Keiji Yamauchi
啓二 山内
Katsumi Amano
克己 天野
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JEKKU KK
JECC Co Ltd
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JEKKU KK
JECC Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】GISと書類ファイルシステムを連動して資源
及び情報整理機能を相互に共有し合い有効利用して、書
類や地図データに柔軟にアクセスすること。 【解決手段】この発明による連係処理システムでは、G
ISの形状及び属性データベースGP,RRは、地物デ
ータベースTBにより関連付けられ、地物データベース
TBの地物ID(i)に対応して物件の形状(位置)及
び属性情報が蓄積される。書類ファイルシステムのドキ
ュメントデータファイルDFに格納された書類ファイル
は、ドキュメント管理データベースFMにて管理されド
キュメントIDで指示される。GIS及び書類ファイル
システムは、地物ID(i)とドキュメントIDを対応
付けた書類リンクデータベースFRによって互いに連係
されるので、属性又は形状データベースRR,GP→書
類ファイルシステム側或いはドキュメント管理データベ
ースFM→GIS側にアクセスすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、地物を電子的に
管理する地理情報システムと電子化した書類を管理する
書類ファイルシステムとを連係して地物や書類への柔軟
なアクセスを可能にした地理情報と書類ファイル情報の
連係処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】GIS(Geographic Information Syste
m )とは、電子化された地図情報を基にして他の様々な
情報を組み合わせ、各情報を整理、分類、統合し、新し
い価値と意味付けを創造するシステムである。具体的な
例を挙げると、エリアマーケッティング、防災、都市計
画、施設管理、環境、教育、観光、地質管理などの様々
な用途や目的でGISが使用されている。
【0003】このようなGISの出現により、これまで
の紙ベースによる情報および地図では得ることのできな
かった地理情報の有効利用、例えば、緊急時の最短道路
を検索する経路検索、人口や雨量などの統計結果を地図
に投影した空間解析、災害時のシュミレーションなどの
電子地図の特性を生かした様々な情報解析が可能になっ
てきた。
【0004】一方、書類の管理に関しては、これまで
は、必要な書類はすべて紙に印刷し、関連するものをバ
インダにまとめて綴じて、書棚や倉庫に保存しておくの
が一般的で、つい最近までこの形態が取られてきた。し
かし、紙による保存は、持ち運びに不便といった欠点
や、紙の傷みの問題(酸性紙の問題、貴重な書類・書籍
の場合は取扱いから来る傷みなどの問題)、保存スペー
ス(倉庫)の確保など、情報の保存という意味におい
て、非常に悪い保存環境である。
【0005】このような問題を解決するために、電子的
な書類ファイルシステムが現れた。この電子ファイルシ
ステムでは、これまでの紙書類をスキャナーで読み取っ
たり文書を電子化して、コンピュータで取り扱うことの
できる電子データに変換することより、コンピュータで
の書類管理を可能にすることができる。従って、電子フ
ァイルシステムを構築することによって、これまでの紙
による管理において物理的に存在した、バインダや書
棚、倉庫といったそれぞれの容れ物がコンピュータ上で
表現され、これまでの管理体系とは違和感なく、書類管
理、閲覧、複写(印刷)などが可能になっている。
【0006】書類をコンピュータ管理することで、書類
の劣化や、保存スペースの問題を解決することは勿論、
持ち運びにおいても、書類データをCDなどのメディア
に移すことで、格段にハンドリングが改善し、また、紙
による管理では到底成し得なかった新たなメリットが生
まれている。例えば、背表紙タイトルや作成日、作成者
による書類検索などという電子ファイルシステムの新し
いメリットを生かして、電子納品などの国家的な電子化
の推進にも大きな役割を果たしつつある。
【0007】さて、地理情報に関係する各種書類情報に
ついては、従来のGISでは、電子ファイリング機能を
内蔵しているものがごく一般的である。図1は、従来の
GISにおけるファイリング機能を説明するための図で
ある。従来のGISファイリングでは、図(1)に示す
ように、形状データベースAの各形状データには、属性
データベースBがリンクして種々の属性が与えられてお
り、この属性を利用して地図データベースCから地図デ
ータを引き出すことができる。
【0008】電子書類ファイルについては、簡単に云え
ば、図(2)に示すように、地図上の或る地点(Xa,
Ya)の位置情報、即ち、その地域や地物(建物やマン
ホール等)などの空間(形状・位置)データに対して、
関連する文書類や写真、図面といった電子書類ファイル
(ドキュメントファイル)を関連付けて管理しており、
これにより、より付加価値の高い情報管理を実現するこ
とができる。
【0009】しかしながら、GISが内蔵する電子ファ
イリング機能には、先に説明した電子ファイルシステム
と比べて明確な違いがあることが分かる。すなわち、電
子ファイルシステムでは、その書類をまとめる単位が書
類の種類(帳簿、写真、図面等)でバインダをまとめる
のに対し、GISに内蔵する電子ファイリング機能で
は、空間的な形状・位置(地域や地点、地物など)単位
に書類をまとめて管理しており、電子ファイルシステム
とは、このような書類をまとめる単位が異なっている。
【0010】このように、従来型のGISファイリング
では、あくまで地図情報を基にして空間(地域や地物)
単位で各種書類情報を整理しているので、書類ファイル
にアクセスしてからその結果に従って地理情報にアクセ
スする、ファイリングされる書類情報を地域や地物など
に拘束されずに充実させるなど、書類情報の柔軟な利用
を図ることができないという欠点がある。
【0011】書類情報の一例として、現在、国土交通省
が国家レベルで推進しているCALS/EC(Continuo
us Acquisition and Life-cycle Support / Electroni
c Commerce)を挙げると、このCALS/ECでは、国
および各地方自治体が発注する今後の公共事業に対して
は、すべての工事関連図書(「図書」=ずしょ:文書や
図面などの書類のこと)において電子納品を義務づけて
いる。CALS/ECで出されているファイリング仕様
では、整理単位については、書類の種類(調書、写真、
図面等)別にフォルダーにまとめられる。このCALS
/ECについては、将来のGISによる納品書類の管理
を想定した「仕様改定(案)」(平成13年8月)が出
されており、今後、ますますGISでの書類管理が必須
になってくる。
【0012】ここで、従来手法による、GISの電子フ
ァイリング機能で、この工事関連図書を管理することを
想定すると、従来のGIS内蔵の電子ファイリング機能
では、書類をまとめる単位が空間的な形状・位置(地
域、地点、地物など)になっているので、書類ファイル
システムに従って納品された工事図書を空間(地域や地
物)単位にまとめ直す必要がある。しかし、まとめ直し
た結果、納品当初の仕分け(書類の種類別)で閲覧する
ことは不可能となり、CALS/ECの書類管理仕様と
は、まったく異なった書類管理体系になってしまう。
【0013】また、GISファイリングでは、位置情報
から関連書類を閲覧するのに適しているが、書類の閲覧
には非常に不便である。例えば、閲覧したい書類が分か
っていても、当該書類の閲覧の際は、まず、関連されて
いる位置を検索する必要がある。
【0014】このようなGISファイリングにおける問
題は、CALS/ECに限らず、すべての書類管理シス
テムとのファイリング機能の相違に起因しており、GI
Sにおいては解決することのできない問題である。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、以上のよ
うな問題点に鑑み、書類ファイルシステムでは図面や文
書などの各種デジタル化書類情報を書類整理の独自の観
点に従って書類ファイルとして整理・ファイリングして
おき、地理情報システム(GIS)では地図データの空
間的な地理情報に属性データベースを結合させると共
に、属性データベースを書類ファイルにもリンクさせる
ことによって、両システムのもつ独自の資源及び情報整
理機能を相互に共有し合うようにして、これらを有効利
用することができ、地理情報に拘束されることなく書類
ファイルにアクセスしたり、書類ファイル側から地図デ
ータにアクセスするなど、書類ファイルや地図データに
柔軟な手法でアクセスすることができる地理情報と書類
ファイル情報の連係処理システムを提供することを目的
とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明の主たる特徴に
従うと、地図データファイル(MF)に格納された地図
データに対する位置データ(Xi,Yi)及び各位置デ
ータ(Xi,Yi)に対応する属性データ(RRi)
を、共通の地物ID(i)に対応して、それぞれ、蓄積
した形状データベース(GP)及び属性データベース
(RR)と、ドキュメントデータファイル(DF)に格
納された多数の書類データを指示するためのドキュメン
トIDを含む管理データを蓄積したドキュメント管理デ
ータベース(FM)と、各地物ID(i)とドキュメン
トIDを対応して蓄積したリンクデータベース(FR)
とを具備する地理情報と書類ファイル情報の連係処理シ
ステム(図4)が提供される〔請求項1〕。
【0017】この発明による地理情報と書類ファイル情
報の連係処理システムにおいては、さらに、属性データ
ベース(RR)中から所定の属性データ(RRi)を指
定する手段(P1〜P4)と、指定された属性データ
(RRi)に対応する地物ID(i)に基づいて、当該
地物ID(i)に対応するドキュメントIDをリンクデ
ータベース(FR)から取得する手段(P9)と、取得
されたドキュメントIDに基づき、ドキュメント管理デ
ータベース(FM)を介して当該ドキュメントIDによ
り指示される書類データ(DF)にアクセスする手段
(P9)とを具備する(図8)ことができる〔請求項
2〕。
【0018】この発明による地理情報と書類ファイル情
報の連係処理システムにおいては、さらに、形状データ
ベース(GP)中から所定の位置データ(Xi,Yi)
を指定する手段(Q2)と、指定された位置データ(X
i,Yi)に対応する地物ID(i)に基づいて、当該
地物ID(i)に対応するドキュメントIDをリンクデ
ータベース(FR)から取得する手段(Q8)と、取得
されたドキュメントIDに基づき、ドキュメント管理デ
ータベース(FM)を介して当該ドキュメントIDによ
り指示される書類データ(DF)にアクセスする手段と
を具備する(図9)ことができる〔請求項3〕。
【0019】この発明による地理情報と書類ファイル情
報の連係処理システムにおいては、さらに、ドキュメン
ト管理データベース(FM)を用いて、所定の書類デー
タ(DF)を指示するドキュメントIDを指定する手段
(R2)と、指定されたドキュメントIDに基づいて、
当該ドキュメントIDに対応する地物ID(i)をリン
クデータベース(FR)から取得する手段(R3)と、
取得された地物ID(i)に基づいて、属性データベー
ス(RR)又は形状データベース(GP)を介して、当
該地物ID(i)に対応する属性データ(RRi)又は
位置データ(Xi,Yi)により指示される地図データ
(MF)にアクセスする手段(R7)とを具備する(図
10)ことができる〔請求項4〕。なお、括弧書きは、
対応する実施例の参照番号などを示す。
【0020】〔発明の作用〕この発明による地理情報と
書類ファイル情報の連係処理システムでは、互いに独立
して地理情報及び書類ファイル情報の管理が可能な書類
ファイルシステム及び地理情報システム(GIS)が相
互に連係している。この場合、両システムの実際上の形
態としては、実施例に示すように、対等関係にある地理
情報システム(GIS)及び書類ファイルシステムとし
てもよいし、独立的に書類ファイル情報を管理すること
ができる書類ファイルシステムを地理情報システム(G
IS)内に組み入れてもよいし、これとは逆に、独立的
に地理情報を管理することができる地理情報システム
(GIS)を書類ファイルシステム内に組み込んでもよ
い。
【0021】書類ファイルシステムにおいては、多数の
書類データが書類データファイル(DF)に格納され、
書類データは、ドキュメント管理データベース(FM)
に蓄積されている管理データに従って管理され、管理デ
ータにはドキュメントIDが含まれる。一方、地理情報
システム(GIS)内には、形状データベース(GP)
及び属性データベース(RR)が備えられ、共通の地物
ID(i)に対応して、地図データファイル(MF)に
格納された地図データに対する位置データ(Xi,Y
i)が形状データベース(GP)に格納され、各位置デ
ータ(Xi,Yi)に対応する属性データ(RRi)が
属性データベース(RR)に蓄積される。そして、ドキ
ュメント管理データベース(FM)のドキュメントID
と形状データベース(GP)及び属性データベース(R
R)の地物ID(i)は、互いに対応付けられて(リン
クされて)リンクデータベース(FR)に蓄積される。
【0022】従って、このリンクデータベース(FR)
を利用して、書類ファイルシステム及び地理情報システ
ムのそれぞれにおいて独自に作成される資源データを互
いにリンクし、両システムのもつ独自の資源及び情報整
理機能を相互に共有し合うことができ、これらを有効利
用することにより、地理情報に拘束されることなく書類
ファイルにアクセスしたり、書類ファイル側から地図デ
ータにアクセスするなど、書類ファイルや地図データに
柔軟な手法で資源データにアクセスすることができる。
【0023】この発明の連係処理システムでは、書類リ
ンクデータベース(FR)を含む上述のデータベース構
成により、地理情報システム(GIS)内の属性データ
ベース(RR)や形状データベース(GP)側からだけ
でなく、書類ファイルシステム側から他のシステムにア
クセスし、以下のように、両システムの資源を有効且つ
多様な態様で利用することができる。
【0024】なお、地物ID(i)(ID=IDentifica
tion)は、GIS地図上において特定される1つのユニ
ークな地物に付けられた識別子であり、当該地物に対応
して、形状データベース(GP)には位置データ(X
i,Yi)が蓄積され、属性データベース(RR)には
属性データ(RRi)が蓄積される。地物ID(i)と
位置データ(Xi,Yi)及び属性データ(RRi)と
の対応付けには、例えば、位置データ(Xi,Yi)に
与えられた位置ID及び属性データ(RRi)に与えら
れた属性IDを地物ID(i)と対応付ける地物データ
ベース(TB)を用いることが好ましい。地物ID
(i)は、地物を特定できるものであれば、単なる数字
・記号を用いてもよい。なお、地物ID(i)に共通の
キー項目群を用いるなどにより、地物データベース(対
応表)を省略してもよい。また、ドキュメントIDは、
一つ一つのドキュメントを特定する識別子であり、例え
ば、各ドキュメントを識別する特定の番号、記号、符号
又はそれらの組合せから成る。
【0025】この発明による第1のアクセス手法では
〔例えば、属性条件検索(図8)参照〕、GIS属性デ
ータベース(RR)を入口として、属性データベース
(RR)中から所定の属性データ(RRi)が指定され
ると(P1〜P4)、指定された属性データ(RRi)
に対応する地物ID(i)に基づいて、リンクデータベ
ース(FR)から、当該地物IDに対応するドキュメン
トIDが得られる(P9)。そして、得られたドキュメ
ントIDに基づき、ドキュメント管理データベース(F
M)を介して当該ドキュメントIDにより指示される書
類データ(DF)にアクセスすることができる(P
9)。
【0026】第2のアクセス手法では〔例えば、GIS
検索(図9)参照〕、GIS形状データベース(GP)
を入口として、形状データベース(GP)から所定の位
置データ(Xi,Yi)が指定されると(Q2)、指定
された位置データ(Xi,Yi)に対応する地物ID
(i)に基づいて、リンクデータベース(FR)から、
当該地物ID(i)に対応するドキュメントIDが得ら
れる(Q8)。そして、得られたドキュメントIDに基
づき、ドキュメント管理データベース(FM)を介し
て、当該ドキュメントIDによって指示される書類デー
タ(DF)にアクセスすることができる(Q11)。
【0027】第3のアクセス手法では〔例えば、書類フ
ァイル検索(図10)参照〕、書類ファイルシステムの
管理データベース(FM)を入口として、ドキュメント
管理データベース(FM)を用いて、所定の書類データ
(DF)を指示するとドキュメントIDが指定され(R
2)、指定されたドキュメントIDに基づいて、リンク
データベース(FR)から、当該ドキュメントIDに対
応する地物ID(i)が得られる(R3)。そして、取
得された地物ID(i)に基づいて、属性データベース
(RR)から、当該地物ID(i)に対応する属性デー
タ(RRi)にアクセスすることができ、或いは、形状
データベース(GP)から、当該地物ID(i)を持つ
位置データ(Xi,Yi)により指示される地図データ
(MF)にアクセスすることができる(R7)。
【0028】以上のように、この発明による連係処理シ
ステムでは、これまで内蔵していたGISのファイリン
グ機能を独立したシステムである書類ファイルシステム
に置き換え、両システム間には双方をリンクするリンク
データベース(対応表)を設けるようにしているので、
書類管理上の独自の観点から書類ファイルを整理する書
類ファイルシステムのファイリング形態を崩すことな
く、従前のGISファイリングの長所である書類アクセ
ス機能を維持することができる。
【0029】また、GISと書類ファイルシステムが別
々の独立したシステムを構成しているので、両システム
間で可逆的な経路のアクセス手法を採用することができ
る。これにより、例えば、書類ファイルシステム側から
GIS側にアクセスしてGIS位置情報を検索するとい
う逆検索が可能になる。従って、従来技術の諸問題点を
一挙に解決することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、この発
明の好適な実施例を詳述する。なお、以下の実施例は単
なる一例であって、この発明の精神を逸脱しない範囲で
種々の構成変更が可能である。
【0031】〔システム構成〕図2は、この発明の一実
施例による地理情報と書類ファイル情報の連係処理シス
テム全体の概略的システムブロック図を示す。この例で
は、複数のクライアントコンピュータ1A,1B,1
C,1D,…〔以下、個々のクライアントコンピュータ
を表わすには参照記号“1”を用いる。〕及びサーバー
コンピュータ(共用データファイルサーバー)2がロー
カルエリアネットワーク(LAN)3を介し相互に通信
可能に接続され、サーバーコンピュータ2には地理情報
システム(GIS)及び書類ファイルシステムが構築さ
れる。
【0032】サーバーコンピュータ2には、LAN3及
びルーター4を介してインターネットなどの広域通信ネ
ットワーク5が接続され、通信機能を備えた情報処理端
末(「インターネット端末」という。)6a,6b,6
c,…からサーバーコンピュータ2にアクセスすること
ができる。
【0033】図3は、この発明の一実施例によるクライ
アントコンピュータの極く概略的なハードウエア構成例
を示す。この例では、複数のクライアントコンピュータ
1A,1B,1C,1D,…にパーソナルコンピュータ
(PC)が用いられ、各クライアントPC1〔以下、個
々のクライアントPCを表わすには参照記号“1”を用
いる。〕は、CPU(中央処理装置)10、記憶装置1
1、キーボードやマウス等の入力操作装置12、CRT
又はLCDなどのディスプレイを含む表示装置13を備
え、これらの装置10〜13は、バス14を介して互い
に接続されている。
【0034】夫々のクライアントPC1を制御するCP
U10は、GIS制御、書類ファイリング、GIS・書
類ファイル間の連係動作などに関する所定のプログラム
に従って種々の制御を行う。記憶装置11は、基本プロ
グラム、各種プログラムや固定データ/パラメータを記
憶したROM(読出専用メモリ)、各種データ等を一時
記憶するRAM(ランダムアクセスメモリ)の外、ハー
ドディスクドライブ(HDD)やCD−ROMドライブ
/FDD(フロッピィディスクドライブ)等の外部記憶
装置から成る。
【0035】なお、外部記憶装置には、上述の各種プロ
グラムや各種データを記憶することができ、例えば、後
述する地理情報システム(GIS)における各種データ
ベース(TB,GP,RR)や地図データファイル(M
F)、「電子キャビネット」と呼ばれる書類ファイルシ
ステムにおけるドキュメント管理データベース(F
M)、書類リンクデータベース(RR)などを格納する
ことができる。
【0036】入力操作装置12は、ディスプレイ13上
に表示される各種画面を視認しつつ、キーボードの所定
キーの操作或いはディスプレイ13上の各種操作ボタン
などをマウスなどで指示することにより、この連係処理
システムの動作時における各種ユーザインターフェース
機能を遂行することができる。
【0037】クライアントPC1のバス14には、入出
力インターフェイス(I/F)15及び通信インターフ
ェース(I/F)16が接続される。入出力I/F15
には、スキャナ17、プリンタ18、プロッタ19など
の入出力装置が接続され、通信I/F16には、LAN
3を介してサーバーコンピュータ2が接続される。
【0038】サーバーコンピュータ2は、図2に示され
るクライアントPC1と同様の構成を有し、大容量の記
憶装置(HDD)を備え、主として、種々のデータファ
イルを格納するデータファイル共用サーバーシステムと
して機能する。サーバーコンピュータ2には、前述した
地理情報システム(GIS)の地図データファイル(M
F)や書類ファイルシステム(「電子キャビネット」)
のドキュメントデータファイル(DF)などが格納さ
れ、LAN3に接続される複数のクライアントPC1
A,1B,1C,1D,…は、これらのデータファイル
を利用することができる。例えば、サーバーコンピュー
タ2のドキュメントデータファイルDFには、各種書類
が電子化された書類データが格納される。
【0039】また、図2に示されるインターネット端末
6a,6b,6c,…も、それぞれ、図3のクライアン
トPC1と同様に、パーソナルコンピュータで構成する
ことができ、各端末6a,6b,6c,…からも、通信
インターフェース、インターネットなどの広域通信ネッ
トワーク5及びルーター4を介してサーバーコンピュー
タ2にアクセスすることができる。
【0040】なお、図2及び図3の例では、複数のクラ
イアントPC1A,1B,1C,1D,…及びクライア
ントインターネット端末6a,6b,6c,…とサーバ
ーコンピュータ2によって連係処理システムを構成する
ものとした。しかしながら、1台のパーソナルコンピュ
ータ1に地理情報システム(GIS)及び書類ファイル
システムを構築し、連係処理システム全体をパーソナル
コンピュータ1内で完結するようにしてもよく、この場
合は、GISや書類ファイルシステムの各種データファ
イルやデータベース(DB)を格納するために、図3の
通信I/F8及びサーバーコンピュータ2に代えて、単
に、外付けの大容量外部記憶装置(HDDなど)が設け
られる。
【0041】図4は、この発明の一実施例による連係処
理システム全体の概略的な機能ブロック図である。図4
を用いてこの発明による地理情報と書類ファイル情報の
連係処理システムの概略を簡単に説明すると、この連係
処理システムでは、GISと書類ファイルシステムが書
類リンクデータベースFRによって互いに連係される。
GISにおいて、形状及び属性データベースGP,RR
は、地物データベースTBにより関連付けられ、地物デ
ータベースTBの地物ID(i)に対応して物件の形状
(位置)及び属性情報がそれぞれ蓄積される。書類ファ
イルシステムでは、ドキュメントデータファイルDFに
格納されている多数の書類ファイルは、ドキュメント管
理データベースFMにより管理され、ドキュメント管理
データベースFMのドキュメントIDで所望の書類ファ
イルを指示することができる。GIS及び書類ファイル
システムは、地物ID(i)とドキュメントIDとを対
応付けた書類リンクデータベースFRにより互いに連係
され、これによって、属性又は形状データベースRR,
GPから書類ファイルシステム側にアクセスしたり、ド
キュメント管理データベースFMからGIS側にアクセ
スすることができる。
【0042】つまり、この連係処理システムは、地理情
報システム(GIS)と、「電子キャビネット」と呼ば
れる書類ファイルシステムと、両システムをリンクする
書類リンクデータベース(DB)FRとから成る。
【0043】GISには、地物データベース(DB)T
B、属性データベース(DB)RR、形状データベース
(DB)GP、地図データファイルMFなどが含まれ
る。地物データベースTBは、特定の属性情報(キー項
目)で特定されるレコード(RRi)に対応する地物I
D(i)毎に、形状データベースGPの位置・形状デー
タ(Xi,Yi)及び属性データベースRRの属性情報
を関連付ける。これに対応して、形状データベースGP
には、各レコード(RRi)に対応する地物の位置・形
状データ(Xi,Yi)が蓄積され、属性データベース
RRには各レコード(RRi)毎に当該地物の属性情報
が蓄積される。
【0044】また、書類ファイルシステムには、ドキュ
メント管理データベース(DB)FM、ドキュメント
(書類)データファイルDFなどが含まれる。多数の書
類データは、ドキュメントデータファイルDFに整理・
ファイリングされ、ドキュメント管理データベースFM
により管理される。
【0045】そして、両システム間をリンクする書類リ
ンクデータベース(DB)FRは、GIS資源の各形状
情報と書類ファイルシステム資源の各ドキュメント(書
類)情報を対応付けるものであり、図示のように、地理
情報システムにおいて一つ一つの地物を特定する地物I
D(i)と、書類ファイルシステムにおいて一つ一つの
ドキュメントを特定するドキュメントIDとを対応付け
る対応テーブルなどで構成される。これによって、例え
ば、属性情報を入力すると、属性データベースRRから
該当レコード(RRi)が検索され、当該レコードに対
応する地物データベースTBの地物ID(i)に基づい
て、形状データベースGP或いは書類リンク及びドキュ
メント管理データベースFR,FMを介して、当該レコ
ード(RRi)に対応する地図データMF或いは書類デ
ータDFにアクセスすることができる。
【0046】以下、各データベースについて、高速道路
用地に関するGISの場合の例に従って、より詳細に説
明しよう。以下の例では、説明を分かりやすくすくため
に、地物データベースTBにおいて、地物のレコードR
Riを特定する地物ID(i)にはキー項目データ(R
Ni,RAi,RPi)が付記されているが、単純に、
キー項目データに対応するレコード番号/記号
(“i”)などの識別子を用いた地物ID(i)に属性
及び形状IDを対応させて、データベース(テーブル)
構造を簡単にすることが好ましい。また、ドキュメント
IDは、一つ一つのドキュメントを特定するための記号
(番号、符号)から成る識別子であり、当該ドキュメン
トファイルのバインダー名(フォルダ名)及びファイル
アドレスに対応し、当該ドキュメントファイル所在箇所
〔バインダー名(フォルダ名)及びファイルアドレス〕
を指示するのに用いられる。なお、1つ1つのドキュメ
ントを特定する方法として情報カードなどを利用しても
よい。
【0047】〔各種データベース〕 (1)属性データベース(DB)RR 図5は、この発明の一実施例による属性データの構成例
を示す。属性データベース(DB)RRは、複数レコー
ド分(n個のレコード)の属性データRR1〜RRnか
ら成り、図5(1)は1レコード分の属性データRRi
(1≦i≦n)の構成例を示す。1レコード分の各属性
データRRiは、それぞれ、対応する属性IDが付けら
れて登録され、属性IDにより地物データベースTBを
介して、対応する形状データベースGPの形状データと
リンクされる。
【0048】属性データRRiの項目情報は、図5
(1)に示すように、旧所有者の氏名RNi、取得地区
名(都道府県、市区町村、町名)RAi、字地番(大
字、字、地番)RBi、図面番号、台帳番号、土地所在
RPi、地籍(公簿、実測)、取得単価、取得価格(総
額)、取得年月日、登記年月日、土地面積、土地金額
(評価額)、諸補償金額、移管施設面積、不用地面積、
不用地金額、摘要(地目、持分、管理区分など)などの
データから成る。各項目情報のデータ形式は第2欄の
「タイプ」に示されるとおりであり、データの規模は第
3欄の「サイズ」に示される文字数又は桁数(実数デー
タの場合、“.”の前は整数部の桁数を表わし“.”の
後は小数部の桁数を表わす。)をもち、任意の備考情報
(第5欄)を付加することができる。
【0049】この例では、旧所有者氏名データRNi、
取得地区名データRAi及び字地番データRBiは、1
つの物件を決定する「キー項目」(又は、単に「キ
ー」)と呼ばれるデータであり(第4欄参照)、これら
3つのデータによって、1物件の位置・形状(1つの土
地区分、即ち、「地物」)を特定するためのユニーク
(unique)なデータセット(組)が構成される。また、
旧所有者氏名データRNi、取得地区名データRAi及
び土地所在データRPiは、それぞれ、図5(2)〜
(4)に示すようなコード表(テーブル)で規定される
「辞書」データである。
【0050】属性データベースRRは、物件の位置を表
わす地理情報(形状データ)を蓄積した形状データベー
スGPとのリンクを利用して地図データファイルMFか
ら検索物件の所在位置を表示したり、さらに、書類リン
クデータベースFRによるリンクを利用して検索物件に
関係する書類ファイル(ドキュメント)にアクセスする
(例えば、「属性条件検索」)のに用いられ、属性デー
タRRの各項目情報は、このような属性条件検索の際に
検索キーとして用いることができる。
【0051】なお、旧所有者コード番号〔図5(2)の
上の行“コード”〕は、旧所有者名のデータ入力時に、
例えば、入力順にシリアルに付けられた番号とするのが
好ましい。これにより、旧所有者コード番号を知ってい
れば、旧所有者名の漢字入力をせずにコード番号を入力
するだけで、自動的に、コード番号−氏名リストなどを
参照して該当する旧所有者名を簡単に呼び出すことがで
きる。
【0052】(2)地物データベース(DB)TB及び
形状データベース(DB)GP 図6は、この発明の一実施例による属性データベースの
属性データと形状データベースの地図(位置・形状)デ
ータとのリンクを説明するための図である。上述した属
性データベースRRの各レコードRRiは、キー項目R
Ni,RAi,RBiにより特定され、図6上段に示す
ように、各レコードRRiに対応する属性IDを有して
いる。一方、形状データベース(DB)GPは、図6下
段に示すように、各レコードRRiに対応する地物の位
置・形状データ(Xi,Yi)を形状IDと共に蓄積し
ており、両データベースRR,GPは、図6中段に示す
地物データベース(DB)TBを介してリンクされてデ
ータ管理されている。
【0053】すなわち、地物データベースTBは、1つ
の「地物」毎に、地物ID(i)及び当該「地物」を特
定するキー項目データRNi、RAi,RBiを有し、
これらに対応して属性ID及び形状IDを記録して、属
性データベースRRと形状データベースGPを関連付け
る。なお、各地物ID(i)は、地理情報システムでの
取扱い単位となる一つ一つの地物を特定することができ
る識別子であればよく、図5及び図6に示される例で
は、各属性ID及び形状IDと“1対1”に対応してい
るが、場合によっては、複数の属性IDや形状IDに関
連(対応付け)させても、複数の地物ID(i)が1つ
の属性IDや形状IDに関連(対応付け)してもよい。
【0054】地物データベースTBを備えることによ
り、GISにおける地物情報を容易に表現することがで
きる。例えば、離れ家をもつ建築物の場合、地物データ
ベースTBにおいて、離れ家を含む複数の建物を表わす
複数の形状を1つの「地物」として扱い、これらの建物
の所有者や家屋番号などを属性データベースRRの属性
情報として当該「地物」に添付することができる。
【0055】このようなリンクによって、各レコードの
属性データRRiから、地物データベースTBを介して
対応する物件の位置データGPを引き出すことができ、
この連係処理システムにおける基本的なアクセス手法の
1つである「属性条件検索」に用いることができる。つ
まり、「属性条件検索」モードにおいては、図5で説明
した属性データベースRR自体のデータ構造を利用し
て、与えられた検索条件に該当する属性データRRiを
検出し、その結果得られる該当データの一覧表示やプリ
ントアウトを行うと共に、図5の属性データベースRR
→地物データベースTB→形状データベースGPという
リンクの仕組みを利用して、検索物件が地図上のどの位
置に有るのかを表示することができる。なお、これとは
逆に、形状データベースGPの位置データ(Xi,Y
i)を指定することにより属性データベースRRの属性
情報RRiを知ることもできる(例えば、「GIS検
索」)。
【0056】(3)書類リンクデータベース(DB)F
R この発明の一実施例による地理情報と書類ファイル情報
の連係処理システムでは、地理情報システム(GIS)
及び書類ファイルシステム(「電子キャビネット」)
は、図示のように、書類リンクデータベース(DB)F
Rによって双方のデータベースのリンクを行うことがで
きる。図7は、この発明の一実施例による書類リンクデ
ータベースを用いて地理情報システムの属性及び形状デ
ータベースを書類ファイルシステムともリンクする仕組
みを説明するための図である。
【0057】この書類リンクデータベースFRを用いて
図示のようなリンクを張ることにより、地理情報システ
ム(GIS)側から書類ファイルシステムにアクセスし
て書類などを表示するのに利用される。すなわち、前述
したように、この連係処理システムのGIS側から入る
アクセス手法(例えば、「属性条件検索」や「GIS検
索」)において、さらに、GISで得られた物件情報に
関係する書類ファイル(ドキュメント)にアクセスする
ことができる。
【0058】また、これとは逆に、書類ファイルシステ
ム側から書類リンクデータベースFRを介してGISに
アクセスし、書類ファイルシステム側で得られた書類情
報に関連する物件情報を得ることができる。すなわち、
当初は、書類ファイルシステムに直接アクセスし、書類
ファイルを確認するなどの後、GISにアクセスして当
該書類ファイルに関連する物件の位置・形状情報を得る
ことができる(例えば、「書類ファイル検索」)。
【0059】つまり、図5〜図7の例では、地理情報シ
ステム(GIS)内において、図7上部の地物データベ
ースTBにも示すように、「キー項目」で特定される地
物の地物ID(i)に属性ID及び形状IDを対応させ
て、地物、属性及び形状データベースTB,RR,GP
間のリンクを図るだけでなく、さらに、図7の中段以下
に示すように、書類ファイルの所在箇所指示データ〔フ
ァイル名(=バインダ名称+ファイル名称)〕に対応す
るドキュメントIDを地物ID(i)(キー項目)に対
応付ける書類リンクデータベースFRによって双方のシ
ステムを結合している。これによって、両システムは、
形状データ及び属性データと書類ファイルとを共有する
ことができる。
【0060】従って、このようなデータリンクの仕組み
を利用して、以下に説明する「属性条件検索」や「GI
S検索」モードなどのように、地理情報システム(GI
S)側において、所望の物件データを表示乃至印刷した
り、所望の物件についてディスプレイ13の地図上で位
置確認した上物件データを得るだけでなく、書類ファイ
ルシステム側にアクセスして、関係する書類を表示乃至
印刷出力することができる。また、「書類ファイル検
索」モードなどのように、書類ファイルシステム側にお
いて書類ファイル情報を得るだけでなく、その後、逆
に、GIS側にアクセスし、関係する物件の属性乃至形
状データを知ることができる。
【0061】〔GIS属性データからのアクセス〕この
発明の一実施例によれば、属性データベースを入口とし
てGIS側から書類ファイルシステム側にアクセスする
ことができ、例えば、このアクセスに検索手法を用いる
場合は「属性条件検索」と呼ばれる手法を採用すること
ができる。図8は、この発明の一実施例による「属性条
件検索」モードでの作業及び処理手順を概略的に表わす
フローチャートである。以下の説明では、前述してきた
高速道路用地の具体例に従って例示する。
【0062】地理情報システムを起動すると、ディスプ
レイ13上にはGISメイン画面が表示され、この連係
処理システムが取り扱っている地域全体を表わす索引地
図が背景表示される(図示せず)。そして、このGIS
メイン画面上でユーザが操作子装置11を操作して「属
性条件検索」ボタンを指示すると、この「属性条件検
索」モードに入り、ディスプレイ13上には、検索条件
入力画面(ウインドウ)が表示される。
【0063】まず、属性条件検索の第1ステップP1で
は、検索条件入力画面を用いてユーザが入力操作子装置
11を操作して、1乃至複数の所定の検索条件(例え
ば、旧所有者氏名や図面番号など)を与えることによ
り、この検索条件で属性データベースRRが検索され
る。次のステップP2では、この属性検索の結果、当該
検索条件に該当する属性データレコード(RRi)があ
るか否かが判定され、該当するデータがないときは、ス
テップP3に進んで、ディスプレイ13の属性検索結果
画面に「該当するデータが有りません」とのメッセージ
が表示される。一方、該当する属性データレコード(R
Ri)があるときは、ステップP4に進んで、ディスプ
レイ13には、該当するデータが属性検索結果画面上に
リスト形式で一覧表示される。
【0064】ステップP4のリスト表示の後、ディスプ
レイ13上において、ユーザが、一覧表示された検索結
果データの中から所望のデータを選択・指示した上、ス
テップP5に進んで、ディスプレイ13上の「リスト」
ボタンを押圧操作したときは、ステップP6において、
ディスプレイ13に一覧表示された検索結果データのリ
ストがプリントアウトされる。
【0065】また、ステップP4でリスト表示中から所
望の検索結果データを選択・指示した後、ステップP7
に進み、「詳細ボタン」を押圧操作したときは、ステッ
プP8にて、選択・指示された属性データレコード(R
Ri)の詳細な情報RRiが属性データベースRRから
呼び出されらて詳細情報画面に表示される。
【0066】さらに、この詳細情報の表示後、画面上の
「書類参照」ボタンを操作すると、ステップP9に進
む。ステップP9においては、当該属性データ(RR
i)と共通のキー項目を持つ地物ID(i)が地物デー
タベースTBから得られ、次いで、得られた地物ID
(i)に対応するドキュメントIDが書類リンクデータ
ベースFRから得られるので、このドキュメントIDに
基づいて、ドキュメント管理データベースFMにより、
電子ファイルシステムのドキュメントデータファイルD
Fに格納されている書類ファイルデータにアクセスする
ことができる。
【0067】一方、ステップP4で一覧表示されたリス
トの検索結果データ中から所望の属性データ(RRi)
を選択・指示した上、ステップP10で、「ズームボタ
ン」を押圧したときは、ステップP11に進む。ステッ
プP11においては、選択・指示された属性データレコ
ードRRiと共通のキー項目を持つ地物ID(i)が地
物データベースTBから得られ、この地物ID(i)に
対応する形状IDをもつ形状データ(Xi,Yi)が、
形状データベースGPから検索される。
【0068】次のステップP12では、この形状データ
に該当するデータがあるか否かが判定され、該当するデ
ータがないときは、ステップP12に進んで、ディスプ
レイ13の形状検索結果画面に「該当するデータが有り
ません」とのメッセージが表示される。これに対して、
該当するデータがあるときは、ステップP13に進ん
で、該当する形状データ(Xi,Yi)に対応する地図
情報が地図データファイルMFから呼び出され、ディス
プレイ13上に当該地図がGISメイン画面上にズーム
アップ表示される。
【0069】なお、地理情報システム(GIS)内に記
憶されている属性データRRは、取得地区名を指定する
ことにより地区内の位置・形状に関する全属性項目情報
をディスプレイ13上に呼び出すことができる。この場
合、「表示/印刷項目の設定」画面を用いて、ディスプ
レイ13に表示される項目情報を予め設定することによ
り、設定された属性項目情報だけを表示したり印刷する
こともできる。
【0070】〔GIS形状データからのアクセス〕この
発明の一実施例によれば、形状データベースを入口とし
てGIS側から書類ファイルシステム側にアクセスする
ことができ、例えば、このアクセスに検索手法を用いる
場合は「GIS条件検索」と呼ばれる手法を採用するこ
とができる。図9は、この発明の一実施例による「GI
S条件検索」モードでの作業及び処理手順を概略的に表
わすフローチャートである。同様に、高速道路用地の具
体例に従って説明する。
【0071】この「GIS条件検索」モードの作業及び
処理フローは、GISメイン画面に背景表示される取扱
い地域全体の索引地図上において、ユーザが操作子装置
11により所望の地点を指示操作することにより開始す
る。すなわち、第1ステップQ1において、ユーザが、
ディスプレイ13に表示されている地図上の或る地点を
指示するピック操作を行うと、GIS検索モードでの検
索が開始される。
【0072】次のステップQ2で、ピック操作された地
点の座標値(x,y)に基づいて、形状データベースG
Pから、当該座標値(x,y)の所定範囲内にある形状
データが検索される。続くステップQ3では、これに該
当する形状データがあるか否かが判定され、該当する形
状データがないときは、その旨がディスプレイ13上に
表示された後、直ちにこのGIS検索が終了されて初期
のGISメイン画面に戻る。また、該当する形状データ
があるときは、ステップQ4以下に進む。
【0073】ステップQ4では、形状データ検索により
得られた該当形状データのうち、ピック地点座標値
(x,y)に最も近い座標値(Xi,Yi)を持つ形状
データが、検索結果として決定され、さらに、地物デー
タベースTBから、決定された形状データ(Xi,Y
i)の形状IDに対応する属性IDが得られ、この属性
IDに基づいて属性データベースRRが検索される。次
のステップQ5では、属性検索の結果、当該属性IDに
該当する属性レコードが有るか否かが判定され、属性デ
ータベースRRに該当する属性レコードがないときは、
ステップQ6に進んで、ディスプレイ13の属性検索回
答画面には「属性が存在しません」と表示される。
【0074】一方、属性検索の結果、当該属性IDに該
当する属性レコードRRiが有るときは、この属性レコ
ードRRiの項目情報の内容が属性検索回答画面に表示
され(Q5→YES)、ステップQ7でユーザが書類ボ
タンを押圧操作すると、ステップQ8に進む。ステップ
Q8では、地物データベースTBから、既に得られてい
る形状ID乃至属性IDに対応する地物ID(i)が得
られ、この地物ID(i)により書類リンクデータベー
ス(DB)FRが検索される。
【0075】次のステップQ9では、ファイル検索の結
果、当該地物ID(i)に該当するファイルデータ(ド
キュメントID)が有るか否かが判定され、書類リンク
データベースFRに該当するファイルデータがないとき
は、ステップQ10に進んで、ディスプレイ13のファ
イル検索回答画面に「書類が存在しません」と表示され
る。
【0076】これに対して、該当するファイルデータが
あるときは、ステップQ11に進んで、該当するファイ
ルデータを指示するファイル名(即ちバインダ名称及び
ファイル名称)を書類ファイルシステムに通知し、書類
ファイルシステムでは、当該バインダ名称及びファイル
名称に基づいてドキュメント管理データベース(DB)
FMが検索され、対応する書類データがドキュメントデ
ータファイルDFから呼び出され、ディスプレイ13上
に所望の書類が表示される。
【0077】〔書類ファイルシステム側からのアクセ
ス〕この発明の一実施例によれば、書類ファイルシステ
ムのドキュメント管理データベースを入口として書類フ
ァイルシステム側からGIS側にアクセスすることがで
き、例えば、このアクセスに検索手法を用いる場合は
「書類ファイル検索」と呼ばれる手法を採用することが
できる。図10は、この発明の一実施例による「書類フ
ァイル検索」モードでの作業及び処理手順を概略的に表
わすフローチャートである。同様に、高速道路用地の具
体例に従って説明する。
【0078】書類ファイルシステムを起動すると、ディ
スプレイ13上には、書類ファイルメイン画面が表示さ
れ、この書類ファイルシステムが取り扱っている全書類
群(バインダ)のそれぞれの内容を代表的に表わすサム
ネイル画像を配列した書類ファイルメイン画面が表示さ
れる。この処理フローは、書類ファイルメイン画面上で
ユーザが操作子装置11を操作して「書類ファイル検
索」ボタンを指示することにより開始する。すなわち、
第1ステップR1では、「書類ファイル検索」ボタンF
iの指示操作に基づき「書類ファイル」モードに入り、
書類ファイルシステムにより規定される所定の操作手順
に従って、順次、ドキュメントデータファイルDFから
書類ファイル情報が引き出され、対応する書類ファイル
の画像がディスプレイ13上にサムネイル表示される。
【0079】次のステップR2で、表示される書類ファ
イル画像の中から目的とする書類ファイルをユーザが選
択すると、続くステップR3では、当該書類ファイルに
対応するファイル名に基づいて、対応するドキュメント
IDにより書類リンクデータベースFRが検索される。
次のステップR4では、この検索の結果、該当するリン
クデータ(当該ドキュメントIDを地物IDと対応付け
る“ドキュメントID−地物ID”組データ)が書類リ
ンクデータベースFRに有るか否かが判定され、該当す
るデータが存在しないと判定されたときは、ステップR
5に進んで、ディスプレイ13のファイル名検索回答画
面に「該当する形状が有りません」と表示され、初期の
書類ファイルメイン画面に戻る。
【0080】一方、該当するリンクデータ(“ドキュメ
ントID−地物ID”組データ)があるときは(R4→
YES)、ステップR6に進む。ステップR6では、書
類リンクデータベースFRから、リンクデータ検索の結
果得られたドキュメントIDに対応する地物ID(i)
が得られ、この地物ID(i)に基づいて、地物データ
ベースTBから対応する形状IDが得られ、この形状I
Dに合致する形状データ(Xi,Yi)が形状データベ
ースGPから検索される。次いで、ステップR7におい
て、この形状データ(Xi,Yi)に対応する地図デー
タが地図データファイルMFから呼び出され、ディスプ
レイ13上に所望の地図がズームアップ表示される。
【0081】なお、ステップR6については、同ステッ
プR6の形状DB検索に代えて或いは加えて、地物ID
(i)に基づき地物データベースTBから得られた属性
IDをもつ属性情報(RRi)を属性データベースRR
から検索する属性DB検索を行うことができる。
【0082】〔各種適用例〕上述の例では、高速道路用
地に関するGIS及び書類ファイルシステムについて説
明したが、この発明によるGIS情報及び書類ファイル
システム情報の連係処理システムは、この例に限らず、
エリアマーケッティング、防災、都市計画、施設管理、
環境、教育、観光、地質管理など、書類を付属させる必
要のある全てのGISに適用することができる。
【0083】例えば、図11及び図12のように、「シ
ョッピングGIS」と呼ばれる商品取扱い業務にも適用
することができる。図11は、この発明の一実施例によ
る商品取扱い業務システムの書類ファイルシステムにお
ける書類ファイル画面の構成例を示し、図12は、この
発明の一実施例による商品取扱い業務システムのGIS
におけるGIS地図画面の構成例を示す。
【0084】この適用例では、書類ファイルシステムに
おいて多数の商品の説明文や写真などで表わした商品カ
タログを作成し、ディスプレイ13の書類ファイル画面
上に、書類ファイルシステムで作成された商品カタログ
を、例えば、図12に示すように、“商品カタログ1”
(左上)〜“商品カタログ20”(右下)というように
表示し、ユーザが商品カタログの選択操作を行うことが
できるようにする。一方、GISにおいては、これらの
商品を取り扱う多数の店舗が管理され、ディスプレイ1
3のGIS地図画面上には、例えば、図11に示すよう
に、これらの店舗の所在地図を表示し、やはり、ユーザ
が店舗の選択操作を行うことができるようにする。
【0085】そこで、ユーザが書類ファイル画面(図1
1)から或る商品カタログを選択する操作を行うと、当
該商品カタログの商品を取り扱っている店舗を含む地図
を地図表示画面(図11)に表示し、当該店舗について
は、表示色や表示態様(太線、点滅、立体表示など)な
どに特徴のある表示をして、ユーザにその位置や形状を
知らせることが可能になる。
【0086】また、逆に、ユーザが地図表示画面(図1
1)から或る店舗を選択する操作を行うと、当該店舗で
取り扱っている商品に関する説明文や写真を載せた商品
カタログの画像を書類ファイル画面(図11)上に一覧
表示する。ユーザが、さらに、この一覧表示からユーザ
が所望の商品画像を選択する操作を行うことにより、当
該商品について更に詳しいカタログ内容が書類ファイル
画面に表示され、ユーザに当該店舗の取扱い商品の詳細
を知らせることが可能になる。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による地
理情報と書類ファイル情報の連係処理システムでは、書
類ファイルシステム側では、多数の書類データが書類デ
ータファイル(DF)に格納され、書類データは、ドキ
ュメント管理データベース(FM)に蓄積されている管
理データに従って管理され、管理データにはドキュメン
トIDが含まれる。また、地理情報システム側では、地
図データファイル(MF)に格納された地図データで表
わされる地図上の各地物を特定する地物ID(i)に対
応して、形状データベース(GP)に当該地物の位置デ
ータ(Xi,Yi)が蓄積され、属性データベース(R
R)には当該地物の属性データ(RRi)が蓄積され
る。そして、両システムは、ドキュメントIDと地物I
D(i)を互いに対応付ける(リンクする)リンクデー
タベース(FR)により連係される。
【0088】従って、リンクデータベース(FR)を利
用して、書類ファイルシステム及び地理情報システムの
それぞれにおいて独自に作成される資源データを互いに
リンクし、両システムのもつ独自の資源及び情報整理機
能を相互に共有し合うことができ、これらを有効利用す
ることにより、地理情報に拘束されることなく書類ファ
イル(DF)にアクセスしたり、書類ファイル側から地
図データ(MF)にアクセスするなど、書類ファイルや
地図データに柔軟な手法で資源データに多様且つ有効に
アクセスすることができる。
【0089】例えば、第1のアクセス手法では(例え
ば、属性条件検索)、GIS属性データベース(RR)
を入口として所定の属性データ(RRi)が指定される
と、指定された属性データ(RRi)に対応する地物I
D(i)に対応するドキュメントIDがリンクデータベ
ース(FR)から得られ、得られたドキュメントIDに
基づき、ドキュメント管理データベース(FM)を介し
て当該ドキュメントIDにより指示される書類データ
(DF)にアクセスすることができる。
【0090】第2のアクセス手法では(例えば、GIS
検索)、GIS形状データベース(GP)を入口として
所定の位置データ(Xi,Yi)が指定されると、指定
された位置データ(Xi,Yi)に対応する地物ID
(i)に対応するドキュメントIDがリンクデータベー
ス(FR)から得られ、得られたドキュメントIDに基
づき、ドキュメント管理データベース(FM)を介し
て、当該ドキュメントIDによって指示される書類デー
タ(DF)にアクセスすることができる。
【0091】第3のアクセス手法では(例えば、書類フ
ァイル検索)、書類ファイルシステムの管理データベー
ス(FM)を入口として所定の書類データ(DF)を指
示するとドキュメントIDが指定され、指定されたドキ
ュメントIDに対応する地物ID(i)がリンクデータ
ベース(FR)から得られ、取得された地物ID(i)
に基づいて、属性データベース(RR)から、当該地物
ID(i)に対応する属性データ(RRi)にアクセス
したり、或いは、形状データベース(GP)から、当該
地物ID(i)に対応する位置データ(Xi,Yi)に
より指示される地図データにアクセスすることができ
る。
【0092】端的に云えば、この発明による連係処理シ
ステムでは、これまで内蔵していたGISのファイリン
グ機能を、書類ファイルシステムとして独立して編集可
能なシステムに置き換え、両システム間には双方をリン
クするリンクデータベース(対応表)を設けることによ
って、GISと電子ファイリングシステムという独立し
て編集可能な個々のシステムを連動させて、両システム
のもつ独自の資源及び情報整理機能を相互に共有し合い
有効に利用する。つまり、書類管理上の独自の観点から
書類ファイルを整理する書類ファイルシステムとしての
ファイリング形態を崩すことなく、従前のGISファイ
リングの長所である書類アクセス機能を維持することが
でき、書類ファイルや地図データに柔軟な手法でアクセ
スすることができることになり、3倍4倍の付加価値を
生み出す結果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、従来技術によるGISにおける書類フ
ァイリング手法を説明するための図である。
【図2】図2は、この発明の一実施例による地理情報と
書類ファイル情報の連係処理システム全体の概略的シス
テムブロック図である。
【図3】図3は、この発明の一実施例によるクライアン
トコンピュータの極く概略的なハードウエア構成図であ
る。
【図4】図4は、この発明の一実施例による連係処理シ
ステム全体の概略的な機能ブロック図である。
【図5】図5は、この発明の一実施例による連係処理シ
ステムにおいて使用可能な属性データの構成例を示す図
である。
【図6】図6は、この発明の一実施例による属性データ
ベースと形状データベースとのリンクを説明するための
図である。
【図7】図7は、この発明の一実施例による地理情報シ
ステム及び書類ファイルシステムとのリンクの仕組みを
説明するための図である。
【図8】図8は、この発明の一実施例による「属性条件
検索」モードでの作業及び処理手順を表わすフローチャ
ートである。
【図9】図9は、この発明の一実施例による「GIS検
索」モードでの作業及び処理手順を表わすフローチャー
トである。
【図10】図10は、この発明の一実施例による「書類
ファイル検索」モードでの作業及び処理手順を表わすフ
ローチャートである。
【図11】図11は、この発明を商品取扱い業務に適用
した場合(ショッピングGIS)におけるGIS側での
画面構成例を示す図である。
【図12】図12は、この発明を商品取扱い業務に適用
した場合(ショッピングGIS)における書類ファイル
システム側での画面構成例を示す図である。
【符号の説明】
TB,RR,GP,MF 地理情報システム(GIS)
の地物データベース、属性データベース、形状データベ
ース及び地図データファイル、 FM,DF 書類ファイルシステムのドキュメント管理
データベース及びドキュメントデータ(書類データ)フ
ァイル、 FR 書類リンクデータベース、 RNi,RAi,RBi 属性データ(1レコード分)
RRiを特定するキー項目データ〔“i”は、各地物I
Dに相当する〕。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】地図データファイルに格納された地図デー
    タに対する位置データ及び各位置データに対応する属性
    データを、共通の地物IDに対応して、それぞれ、蓄積
    した形状データベース及び属性データベースと、 ドキュメントデータファイルに格納された多数の書類デ
    ータを指示するためのドキュメントIDを含む管理デー
    タを蓄積したドキュメント管理データベースと、 各地物IDとドキュメントIDを対応して蓄積したリン
    クデータベースとを具備することを特徴とする地理情報
    と書類ファイル情報の連係処理システム。
  2. 【請求項2】さらに、 属性データベース中から所定の属性データを指定する手
    段と、 指定された属性データに対応する地物IDに基づいて、
    当該地物IDに対応するドキュメントIDをリンクデー
    タベースから取得する手段と、 取得されたドキュメントIDに基づき、ドキュメント管
    理データベースを介して当該ドキュメントIDにより指
    示される書類データにアクセスする手段とを具備するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の地理情報と書類ファイ
    ル情報の連係処理システム。
  3. 【請求項3】さらに、 形状データベース中から所定の位置データを指定する手
    段と、 指定された位置データに対応する地物IDに基づいて、
    当該地物IDに対応するドキュメントIDをリンクデー
    タベースから取得する手段と、 取得されたドキュメントIDに基づき、ドキュメント管
    理データベースを介して当該ドキュメントIDにより指
    示される書類データにアクセスする手段とを具備するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の地理情報と書類ファイ
    ル情報の連係処理システム。
  4. 【請求項4】さらに、 ドキュメント管理データベースを用いて、所定の書類デ
    ータを指示するドキュメントIDを指定する手段と、 指定されたドキュメントIDに基づいて、当該ドキュメ
    ントIDに対応する地物IDをリンクデータベースから
    取得する手段と、 取得された地物IDに基づいて、属性データベース又は
    形状データベースを介して、当該地物IDに対応する属
    性データ又は位置データにより指示される地図データに
    アクセスする手段とを具備することを特徴とする請求項
    1に記載の地理情報と書類ファイル情報の連係処理シス
    テム。
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