JPH0736790B2 - セパレート型の冷却ショーケース - Google Patents

セパレート型の冷却ショーケース

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JPH0736790B2
JPH0736790B2 JP63074014A JP7401488A JPH0736790B2 JP H0736790 B2 JPH0736790 B2 JP H0736790B2 JP 63074014 A JP63074014 A JP 63074014A JP 7401488 A JP7401488 A JP 7401488A JP H0736790 B2 JPH0736790 B2 JP H0736790B2
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佳久 石田
芳朗 石坂
弘 長沼
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 産業上の利用分野 本発明は、下部に照明室を形成した冷却ショーケースに
係り、詳述すると照明装置の点灯による空気温度上昇を
抑制するための吸・排気構造の改良に関する。
従来の技術 従来四側面を透明体にて構成した冷却ショーケースにあ
っては、四側面で囲まれた商品展示室の展示効果を向上
すべく、ショーケース天井部分に室内照明用の照明装置
を配設していた。此種ショーケースを提示するものとし
ては複数提案されており、特開昭61−89461号公報もそ
の一例である。この公報にあっては、区画部材にて上下
2つに区分された貯蔵室を有しており、上区画の天井部
分に照明装置を配設することは勿論のこと、区画部材の
下部にも照明装置を配置して下区画内も充分に照光でき
るようにしている。
発明が解決しようとする課題 前記公報においては、貯蔵室を異なる2温度帯で使用す
べく貯蔵室内を上下2つに区画しており、一区画だけを
とれば、どちらも天井部に照明装置が配設されるもので
ある。尚、四側面を透明体で被覆しているにもかかわら
ず、照明装置が上部に位置するため上方からの透視性は
期待できない。視線の高さよりも高いケースであれば、
上方から商品を確認できるようにする必要はないが、視
線の高さよりも低いケース及び、視線の高さよりも低い
位置に置かれるケース(いわゆる卓上タイプのもの)に
あっては、天井部に配設される照明装置を隠す照明カバ
ーの存在にて上方から商品の確認が行なえるものではな
い。また、このケースにあっては、展示室の下部に機械
室が配設されたものが一般的であり、照明装置による照
光が、ケースを載置する台の上面に到達せず、台上を照
光することはできない。
そこで本発明は照明装置を展示室の下方に位置させて展
示室全体を透明体で被覆することができるようにすると
ともに、照明装置点灯に伴ない加温される空気の排出を
良好となす冷却ショーケースを提供することをその課題
とするものである。
〔発明の構成〕
課題を解決するための手段 本発明のセパレート型の冷却ショーケースは、冷凍サイ
クルの構成部品及び機械部品を収容するとともに冷気の
送出及び吸入を行なう機械箱と、販売商品を陳列収納し
機械箱と別体に構成されるとともに陳列台上に載置され
る展示箱と、両箱を空気流通可能に連通する送風管とを
備え、展示箱は、開閉自在に保持される透視部材にて囲
繞された商品収納部をその上部に形成し、商品収納部と
冷気流通可能に構成され透光性を有した通風室を上段に
設け、通風室と断熱的かつ透光性を有して区画され照明
灯を配設した照明室を下段に設けた基台をその下部に形
成して成り、照明室は、照明灯の下方に外気を取り入れ
且つこの照明灯の光を前記基台の下方へ照らすための通
気部を形成するとともに上側部適所に排気部を形成した
ものである。
作用 展示箱の最下段に配設される照明室の照明灯の光は、上
方に位置する商品収納部へ透過されて商品収納部を下方
より照明するとともに、照明灯下方の通気部を通過して
展示箱を載置する陳列台の上面一部分を照明する。ま
た、照明室は底部に位置する通気部より外気を取り入れ
上側部適所に形成した排気部より暖気を排出させるよう
にして、照明室内に暖気の排出経路を形成して照明室内
に暖気が籠もらないようにしている。
実施例 以下本発明の実施例を第1図〜第4図を参照して説明す
る。
(G)は薬局やディスカウントショップ等の店舗内に配
置され、商品の陳列販売を行なうための陳列台すなわち
ディスプレイケースであって、例えば上面・前面及び左
右両側面に透明窓を備え後面に商品出し入れ用の扉を配
設し、これらで商品の陳列室を形成するものである。
尚、この陳列室の下には脚材(T)を配設して陳列室下
面の高さ位置を規定するとともに、陳列室下方に未使用
空間(S)を形成している。本例にあっては、脚材
(T)として4本の支柱を図示したが、これに限定する
ものではなく、前面及び両側面にわたり目隠板として作
用する板材を配設して、未使用空間の遮蔽を行なうよう
にしてもよい。
(1)は上部に商品収納部(12)を有する密閉型の展示
箱(10)と、圧縮機や凝縮器並びに蒸発器等の機械部品
を収納し展示箱(10)とは別体に形成され冷気を送出す
る冷気送出口並びに帰還冷気を吸入する帰還冷気吸入口
を有する機械箱(20)と、両箱(10)(20)を空気流通
可能に連通する送風管(30)とから構成せるセパレート
型のショーケースであり、収納する商品の種類や制御す
べき温度帯等に応じ冷凍用、冷蔵用、氷温用等の使い分
けをするが、本実施例においてはその一例として冷蔵シ
ョーケース(以後ショーケースで統一する)をとりあげ
て説明する。
展示箱(10)は、概略球形状をなすものであり、その略
下半分を構成し上面視略円形状の基台(11)と、その上
半分を構成し冷却室を兼用するとともに底部に商品載置
用の展示台としてのターンテーブル(18)を有する商品
収納部(12)とから成り、本例にあっては、ディスプレ
イケース(G)の上部に載置させるものである。尚、商
品収納部(12)は下面開口の立体的な形状例えば三次曲
面(本例では略半球面状)をなし透明体にて形成された
透視部材(以後フードと称す)(50)にて囲繞されてお
り、透明体として例えばアクリル酸樹脂等の透明樹脂を
使用して三重構造となし、その下端全周にわたりフード
(50)と基台(11)(詳しくは仕切板水平部(45A))
との間のシールを行なうパッキング(52)を配設してお
く。またフード(50)はヒンジ部(51)にて回動自在に
仕切板(45)に固定される。
基台(11)は、上段に通風室(13)を、下段に照明室
(14)を夫々形成しており、両室(13)(14)は断熱材
(15A)及び断熱性を有した透光性部材例えば透明ガラ
ス(15B)並びに仕切板(45)にて区画される。そして
通風室(13)は、機械箱(20)で冷却され送風管(30)
を経て運ばれた空気(これを冷気と称す)を導入しこの
冷気を商品収納部(12)へ案内する高圧空間としての冷
気供給部(16)と、商品収納部(12)を冷却した後の空
気(これを帰還冷気と称す)を回収して送風管(30)へ
導出する低圧空間としての冷気帰還部(17)とを独立し
て区画形成している。また基台の下面にはディスプレイ
ケース(G)に設置したとき箱を安定に保持するための
脚(55)が設けてあり、脚(55)としては設置する面が
ガラスで構成されているものに対して吸着作用の期待で
きる吸盤体を配設しておくことが好ましい。
この通風室(13)の一例を説明すると、冷気供給部(1
6)は、一側方に設けた冷気入口(42)から導入される
冷気を順次中央部に旋回して上面中央に形成した開口
(40)よりターンテーブル(18)の下面に向けて上方へ
案内するものであり、第1立壁(48A)と、第2立壁(4
8B)とを底仕切(47)に立設し、両立壁(48A)(48B)
の上端に一部開口(40)した上板を配設している。尚、
この上板は開口(40)の周囲に偏心的に環状の段部(4
1)を形成しており、後述するターンテーブル(18)下
面の環状立壁(66)と対応させて位置決めが行なえるよ
うにしている。ここで冷気入口(42)より導入される冷
気は、第2立壁(48B)に沿って指向され、更に第1立
壁(48A)に沿って順次旋回しながら中央に移動し開口
(40)から上方に位置するターンテーブル(18)の下面
に案内され、後述するターンテーブル(18)に形成した
吹出口(58)より商品収納部(12)内に吹き出される。
尚、ターンテーブル(18)並びに底仕切(47)、第1・
第2立壁(48A)(48B)及び上板はそれぞれ透光性を有
する材料例えば透光性樹脂にて形成されている。
一方、照明室(14)は透明ガラス(15B)の直下に環状
の照明灯としての螢光灯(46)を含む照明装置を配設
し、基台(11)の外形を構成する本体(11A)の底部に
螢光灯(46)の径より小さい径の通気部(53)を設ける
とともに、本体(11A)の後部に位置するヒンジ部(5
1)の近傍に排気部(54)を形成している。通気部(5
3)は格子状に形成された棧(53A)と、塵埃や害虫の侵
入防止のための網状のフィルター(図示せず)とを配設
しており、空気流通は勿論のこと螢光灯(46)から発せ
られる光を下方へ通過させるものである。尚、本体(11
A)の上端は、仕切板(45)の水平部(45A)外端より上
下に立設された規制フランジ(45B)にて外方への移動
が規制されるとともに、水平部(45A)下面に設けた突
条にて内方への移動が規制されるものである。また、規
制フランジ(45B)は、フード(50)の下面に配設され
るパッキング(52)に付着した水滴が水平部(45A)上
に溜まった場合に、水平部(45A)から外方へ滴下する
ことを防止するものであるとともに、外方からパッキン
グ(52)を見えなくしている。また、本例では透光性を
なくすべく本体(11A)の外面に金属塗料等の塗料をコ
ーティングしている。ここで、透明ガラス(15B)とし
ては、ガラスを互いに間隔を存して平行に複数枚(本例
では3枚)配設させた複層透明ガラスを採用して、空気
層による断熱を行なうとともに透光性を持たせている。
ターンテーブル(18)の上には販売商品例えば薬液や清
涼飲料等を封入した容器〔以下飲料容器と称す(図示せ
ず)〕を載置するが、飲料容器を多数載置しても飲料容
器同士の間に確実に隙間を形成する商品仕切機能を持た
せるとともに、内側に位置する飲料容器を外部から確認
しやすくすべく、底部を受ける部分の高さ位置は中央が
最も高く中央から周囲にかけて順に低くなるようにし、
展示箱(10)全体の形状が球をイメージさせることから
も側面視球面(詳しくは球体の一部の曲面)状を呈する
如く形成し、回動補助部材(図示せず)により回動自在
かつ着脱自在に保持させている。
〔発明の効果〕
以上詳述したように本発明によれば、照明室を商品収納
部より下方に位置させたため、商品収納部を囲繞する透
視部材を透明体で構成することが可能となり、上方を除
く周囲からの商品確認に加え、上方からの商品確認を行
なうことができるようになり、陳列台上に展示箱を設置
したときの商品展示効果が一段と向上する。また、通風
室の上方に商品収納部、下方に照明室を形成し、通風室
を透光性部材にて構成している関係上、冷気流に含まれ
る塵埃が透光性部材に付着すると照明室から商品収納部
への照度が低下することになって通風室の汚れ度合いが
分かることになり、この為通風室の掃除が行え、通風室
を衛生的に維持できる。そして照明灯下方の通気部から
照明灯の光を基台の下方に通過させることができ、展示
箱を載せる陳列台上面を照光することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
各図は本発明の一実施例を示し、第1図は基台本体の平
面図、第2図は冷却ショーケースをディスプレイケース
に設置した状態の外観斜視図、第3図は第2図のA−A
断面図、第4図は展示箱の分解斜視図である。 (1)…ショーケース、(10)…展示箱、(11)…基
台、(12)…商品収納部、(13)…通風室、(14)…照
明室、(20)…機械箱、(30)…送風管、(46)照明
灯、(50)…フード、(53)…通気部、(54)…排気
部、(55)…脚。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷凍サイクルの構成部品及び機械部品を収
    容するとともに冷気の送出及び吸入を行なう機械箱と、
    販売商品を陳列収納し前記機械箱と別体に構成されると
    ともに陳列台上に載置される展示箱と、前記両箱を空気
    流通可能に連通する送風管とを備え、前記展示箱は、開
    閉自在に保持される透視部材にて囲繞された商品収納部
    をその上部に形成し、該商品収納部と冷気流通可能に構
    成され透光性を有した通風室を上段に設け該通風室と断
    熱的かつ透光性を有して区画され照明灯を配設した照明
    室を下段に設けた基台をその下部に形成して成り、前記
    照明室は、前記照明灯の下方に外気を取り入れ且つこの
    照明灯の光を前記基台の下方へ照らすための通風部を形
    成するとともに上側部適所に排気部を形成したことを特
    徴とするセパレート型の冷却ショーケース。
JP63074014A 1988-03-28 1988-03-28 セパレート型の冷却ショーケース Expired - Lifetime JPH0736790B2 (ja)

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IT206664Z2 (it) * 1985-02-11 1987-10-01 Costan Spa Banco frigorifero,particolarmente per prodotti gelati e surgelati, con lampada di illuminazione esterna

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