JPH01291082A - ショーケース - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 産業上の利用分野 本発明は、比較的小型の商品を数個並べて冷却する冷却
ショーケースに関する。

従来の技術 従来比較的小型の商品を展示するにあたり、上面及び側
面をガラス等の透明体にて覆ったデイスプレィケースや
単なる陳列棚或いは実公昭５１−４６０７号公報に示す
ような陳列台や実公昭６２−１６６２１号公報に提示き
れるようなショーケースを使用していた。デイスプレィ
ケースや陳列棚は、薬局やディスカウントショップにて
代表きれる店舗内に配設され、冷却を要しない商品の陳
列に利用されている。一方、実公昭５１−４６０７号公
報の陳列台は、時計・宝石・貴金属等の小型高額商品を
収納し、丁度見やすい高さにて展示するものであり、そ
の上面を立体形状をなす蓋体により開閉自在に覆い、通
常施錠した状態で使用に供していた。他方、実公昭６２
−１６６２１号公報に示すショーケースは、外周壁が透
明体によって構成された冷蔵室内に商品を冷却しつつ陳
列させるものである。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、前記陳列棚はもとよりデイスプレィケー
スにあっては、そのままで冷却用に供することは不可能
であり、冷却装置の搭載が必要となり、また設置スペー
スが大きなものとなるため、スペース確保が難しく、か
つ天板上に物を置く場合には重量等の面で注意が必要で
あった。

一方、実公昭５１−４６０７号公報の陳列台にあっても
やはり、陳列室の冷却は不可能である。

他方、実公昭６２−１６６２１号公報にあっては、貯蔵
物の冷却を行なうことが主体であり、上部に商品の展示
効果を向上するための照明装置が配設される関係上、上
方からの商品確認が行なえないという別の意味での展示
性が悪いという問題があった。

そして、近年の第三次産業の伸張に大きく貢献している
のがこれらショーケースであり、本発明は商品を冷却す
ることに加え、展示効果を向上させたショーケースを提
供することをその課題とする。

〔発明の構成〕

課題を解決するための手段 本発明のショーケースは、底部に脚輪を上面に物品載置
用の天板を内部に吸入した空気を冷却して送出する機械
室をそれぞれ配設した脚部と、下面開口の立体的な形状
の透視部材にて囲繞された商品収納室並びに商品収納室
と空気流通を行なう通風室を備えた展示部と、冷気の搬
路となる往路部及び帰還冷気の搬路となる復路部から成
り、断熱材にて被覆され下部を機械室と上部を通風室と
それぞれ連通した送風管を内蔵し展示部を支持する支持
部とから構成したものである。

また、展示部と脚部との間の空間を有効に活用するため
に、支持部に物品載置用の棚部材を設けたり、支持部上
端を水平方向に延設して展示部周囲に卓部を形成してテ
ーブルとして利用させるようにしてもよい。

作用 冷却を行なわせるために必要な圧縮機等の機械部品を床
面上に載置される脚部に内蔵させることで、脚部・支持
部及び展示部から成るショーケースの重心位置を低くに
設定して、安定した設置が行なえるようにしている。ま
た、支持部により脚部と展示部とが（空気流通可能な状
態で）上下に連結されるが、この支持部に棚部材を配設
したり、卓部を設けたりすることにより、支持部周辺の
空間を有効に利用させている。

実施例゛ 以下本発明の実施例を第１図〜第７図に基づき説明する
。

（１）は脚部（２）、支持部（３）及び展示部（１０）
から成るショーケースであり、脚部（２）の底部には移
動を楽にする脚輪としてキャスター（８）が配設されて
いる。脚部（２）には圧縮機（４）や凝縮器（５）、蒸
発器等冷凍サイクルを構成する部品及び送風装置等機械
部品を収容する機械室（６）が内蔵されており、この機
械室（６）にて冷却された空気（これを冷気と称する）
を送出する冷気送出口（７Ａ）及び帰還冷気を吸入する
帰還冷気吸入口（７Ｂ）を−壁に並設している。また、
この脚部（２〉の上面には物品載置用の天板（９）が配
設されている。

展示部（ｌＯ）は概略球形状をなしており、その下半分
を構成する基台（１１）と、格上半分を構成する商品収
納室（１２）とから成り、商品収納室（１２）は底部に
商品載置用の展示台としてのターンテーブル（１８）を
有するとともに、下面開口の立体的な形状例えば半球面
状をなす透視部材（以後フードと称す’）　（２２）に
て囲繞されている。フード（２２）としては、アクリル
酸樹脂等の透明樹脂を使用して三層構造となし、その下
端全周にフード（２２）と基台（１１）との間のシール
を行なうバッキング（１９）を配設し、ヒンジ装置（２
３）により基台（１１）に対して回動自在に固定されて
いる。

基台（１１）は、平面視で略円形をなして商品収納室（
１２）の底壁となるターンテーブル（１８）の下方上段
に通風室（１３）を、下段に環状の螢光灯（２０）を有
し底部に透光口を形成した照明室（１４）を夫々形成し
ており、両室（１３）（１４）は仕切板（２１）及び断
熱材（１５Ａ）並びに断熱性を有した透光性部材例えば
三層透明ガラス（１５Ｂ）にて区画される。

そして、通風室（１３）は送風管（３０）を経て機械室
（６）から運ばれた冷気を導入しこの冷気をターンテー
ブル（１８）の吹出口（２８）から商品収納室（１２）
へ案内する高圧空間としての冷気供給部（１６）と、商
品収納室（１２）内空気をターンテーブル（１Ｂ〉の吸
込口（２９）より回収して送風管（３０）へ導出する低
圧空間としての冷気帰還部（１７）とを独立して区画形
成している。

支持部（３）には送風管（３０）及び配電！！　（３１
）が内蔵されており、その周囲を発泡ポリエチレン等の
断熱材（３２）で覆い更にそのまわりに、鋼材等で形成
したカバー（３３）を施し、上部例えば先端部にて展示
部（１０）を支持している。尚、送風管（３０）は、脚
部機械室（６）と展示部通風室（１３）とを空気流通可
能に連通ずるものであり、冷気送出口（７Ａ）から冷気
入口まで冷気を搬送する往路部（３４）と、帰還冷気出
口から帰還冷気吸入口（７Ｂ）まで帰還冷気を搬送する
復路部（３５）とを有している。

第５図は発明における他の実施例を示すものであり、先
の例と同様脚部（２）、支持部（３）及び展示部（１０
）を有することに加え、支持部（３〉に物品載置用の棚
部材（４０）を配設し、展示部（１０）と脚部（２）と
の間に形成される空間を補充用の商品や他商品の陳列・
ストック部として有効に活用させるようにしたものであ
り、展示部（１０）の下段に配設した照明装置（２０）
の透光口から放たれる光を照光に利用させることも可能
である。

一方、第６図及び第７図に更に他の実施例を示す、これ
はテーブルタイプに形成したショーケースであり、脚部
（２）の略中央部から支持部（３）を立設し、その外壁
となる支持管（４１）の上部に湾曲形成した通風外面（
４２）と水平に延設した卓部としての円卓面（４３）と
を形成している。そして支持管（４１）の内部に送気管
（４４）を貫挿させ、この送気管（４４）の上部に上方
へ向けて徐々に開口面積を増加させた放出面（４５）を
形成している。そして、この放出面（４５）の上部に回
動自在にターンテーブル（４６）を配設し、このターン
テーブル（４６）と略半球面状のフード（４７）とで商
品収納室となる展示部（１０）を形成している。尚、フ
ード（４７）は例えばガススプリング等の昇降部材（４
８）にてターンテーブル（４６）と昇降自在に連結され
ている。

〔発明の効果〕

本発明は以上のように構成されていることから、以下に
記載するような効果を奏する。

脚部と支持部と展示部とで構成され、展示部を冷却する
ための冷気を搬送する送風管を支持部に内蔵し、圧縮機
等の機械部品を収納した機械室を脚部に内蔵させたこと
で、外見的には従来の単なる陳列台と同様の構成におい
て、展示部の冷却を行なうことができる。

一方、重量の大なる圧縮機等が、脚部内に収められるこ
とから、ショーケースとしての重心位置が低いものとな
り、安定した設置が行なえる。また、脚部の上面にも物
品の載置が行なえることから、ショーケース設置におけ
る安定性は更に良好なものとなる。

他方、支持部に物品載置用の棚部材を配設することによ
り、展示部と脚部との間の空間（特に支持部周囲）を有
効に活用することができるとともに、商品の載置量を増
大できる。そして、支持部の上端を水平方向に延設して
展示部周囲に卓部を形成することにより、ショーケース
をテーブルとして利用できる。

【図面の簡単な説明】

各図は本発明の実施例を示し、第１図はショーケースの
後方から見た外観斜視図、第２図は脚部の概略分解斜視
図、第３図は展示部の縦断面図、第４図は第１図のＡ−
Ａ断面図、第５図は他の実施例を示す正面から見た外観
斜視図、第６図は更に他の実施例を示す外観斜視図、第
７図は第６図の縦断面図である。 （１）・・・ショーケース、（２）・・・脚部、（３）
・・・支持部、　（６）・・・機械室、　（８）・・・
キャスター、（９〉・・・天板、　（１０）・・・展示
部、　（１２）・・・商品収納室、　（１３）・・・通
風室、　（２２）・・・透視部材、　（３０）・・・送
風管、　（３２）・・・断熱材、　（３４）・・・往路
部、（３５）・・・復路部、　（４０）・・・棚部材、
　（４３）・・・円卓面（卓部）。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、底部に脚輪を上面に物品載置用の天板を内部に吸入
   した空気を冷却して送出する機械室をそれぞれ配設した
   脚部と、下面開口の立体的な形状の透視部材にて囲繞さ
   れた商品収納室並びに該収納室と空気流通を行なう通風
   室を備えた展示部と、冷気の搬路となる往路部及び帰還
   冷気の搬路となる復路部から成り断熱材にて被覆され下
   部を前記機械室と上部を前記通風室とそれぞれ連通した
   送風管を内蔵し前記展示部を支持する支持部とから構成
   したことを特徴とするショーケース。 ２、支持部に物品載置用の棚部材を備えてなる請求項１
   記載のショーケース。 ３、支持部上端を水平方向に延設して展示部周囲に卓部
   を形成してなる請求項１記載のショーケース。