JPH0736532B2 - 交通情報受信機におけるpll復調回路 - Google Patents
交通情報受信機におけるpll復調回路Info
- Publication number
- JPH0736532B2 JPH0736532B2 JP1251135A JP25113589A JPH0736532B2 JP H0736532 B2 JPH0736532 B2 JP H0736532B2 JP 1251135 A JP1251135 A JP 1251135A JP 25113589 A JP25113589 A JP 25113589A JP H0736532 B2 JPH0736532 B2 JP H0736532B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- traffic information
- pll
- circuit
- pll circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04H—BROADCAST COMMUNICATION
- H04H20/00—Arrangements for broadcast or for distribution combined with broadcast
- H04H20/53—Arrangements specially adapted for specific applications, e.g. for traffic information or for mobile receivers
- H04H20/55—Arrangements specially adapted for specific applications, e.g. for traffic information or for mobile receivers for traffic information
-
- G—PHYSICS
- G08—SIGNALLING
- G08G—TRAFFIC CONTROL SYSTEMS
- G08G1/00—Traffic control systems for road vehicles
- G08G1/09—Arrangements for giving variable traffic instructions
- G08G1/091—Traffic information broadcasting
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04H—BROADCAST COMMUNICATION
- H04H20/00—Arrangements for broadcast or for distribution combined with broadcast
- H04H20/28—Arrangements for simultaneous broadcast of plural pieces of information
- H04H20/33—Arrangements for simultaneous broadcast of plural pieces of information by plural channels
- H04H20/34—Arrangements for simultaneous broadcast of plural pieces of information by plural channels using an out-of-band subcarrier signal
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04H—BROADCAST COMMUNICATION
- H04H40/00—Arrangements specially adapted for receiving broadcast information
- H04H40/18—Arrangements characterised by circuits or components specially adapted for receiving
- H04H40/27—Arrangements characterised by circuits or components specially adapted for receiving specially adapted for broadcast systems covered by groups H04H20/53 - H04H20/95
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Circuits Of Receivers In General (AREA)
- Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、交通情報受信機におけるPLL(フェーズ・ロ
ックド・ループ)復調回路に関する。
ックド・ループ)復調回路に関する。
背景技術 一般の放送局のプログラム放送中に時分割的に交通情報
を放送してカーラジオ等の聴取者に対してサービスを行
なう交通情報放送システムがある。当該システムにおい
ては、FM変調波の周波数帯域外で19KHzステレオパイロ
ット信号の3次高調波の57KHzの副搬送波を交通情報の
放送局であることを示す交通情報局識別信号(以下SK信
号と称する)とし、交通情報放送時には、この57KHz副
搬送波を交通情報がいかなる地域の情報であるかを示す
地域識別信号(57KHzの整数分の1の周波数23.75Hz〜5
3.98Hzのうちの1つであり、以下BK信号と称する)、更
には現在交通情報を放送中であることを示すメッセージ
識別信号(125Hzのシングルトーンであり、以下DK信号
と称する)により振幅変調し、この振幅変調された副搬
送波を主搬送波に周波数変調して交通情報放送として送
信するようになっている。第3図に、その周波数スペク
トラム(a)及び復調後のベースバンド(b)を示す。
を放送してカーラジオ等の聴取者に対してサービスを行
なう交通情報放送システムがある。当該システムにおい
ては、FM変調波の周波数帯域外で19KHzステレオパイロ
ット信号の3次高調波の57KHzの副搬送波を交通情報の
放送局であることを示す交通情報局識別信号(以下SK信
号と称する)とし、交通情報放送時には、この57KHz副
搬送波を交通情報がいかなる地域の情報であるかを示す
地域識別信号(57KHzの整数分の1の周波数23.75Hz〜5
3.98Hzのうちの1つであり、以下BK信号と称する)、更
には現在交通情報を放送中であることを示すメッセージ
識別信号(125Hzのシングルトーンであり、以下DK信号
と称する)により振幅変調し、この振幅変調された副搬
送波を主搬送波に周波数変調して交通情報放送として送
信するようになっている。第3図に、その周波数スペク
トラム(a)及び復調後のベースバンド(b)を示す。
この交通情報放送を受信する受信機においては、受信し
かつFM検波して得られる検波出力から57KHzのPLL回路に
よってSK信号を復調し、更にこの復調出力から125HzのP
LL回路によってDK信号を復調するようになっている。通
常、57KHzPLL回路内のVCO(電圧制御発振器)において
は、第4図(a)に示すように、1%(±600Hz)程度
のロックレンジを有している。一方、125HzPLL回路内の
VCOにおいては、第4図(b)に示すように、±10Hz前
後のロックレンジを有している。
かつFM検波して得られる検波出力から57KHzのPLL回路に
よってSK信号を復調し、更にこの復調出力から125HzのP
LL回路によってDK信号を復調するようになっている。通
常、57KHzPLL回路内のVCO(電圧制御発振器)において
は、第4図(a)に示すように、1%(±600Hz)程度
のロックレンジを有している。一方、125HzPLL回路内の
VCOにおいては、第4図(b)に示すように、±10Hz前
後のロックレンジを有している。
ここで、DK信号が存在しない場合を考える。この場合で
もSK,BK信号は存在する。このとき、マルチパス等の影
響によってSK用PLL回路のVCOの発振周波数がSK信号周波
数から外れて例えば上側にずれてしまうと、第5図
(a)に示すように下側のBK信号周波数とVCOの発振周
波数との差がDK信号の125KHz付近になるため、第5図
(b)に示すように復調後のBK信号がDK用PLL回路のロ
ックレンジ内に入ってしまい、当該PLL回路にロックし
てしまうことがある。
もSK,BK信号は存在する。このとき、マルチパス等の影
響によってSK用PLL回路のVCOの発振周波数がSK信号周波
数から外れて例えば上側にずれてしまうと、第5図
(a)に示すように下側のBK信号周波数とVCOの発振周
波数との差がDK信号の125KHz付近になるため、第5図
(b)に示すように復調後のBK信号がDK用PLL回路のロ
ックレンジ内に入ってしまい、当該PLL回路にロックし
てしまうことがある。
発明の概要 [発明の目的] 本発明は、上述した点に鑑みなされたものであり、マル
チパス等の影響を受けてもDK用PLL回路にロックするこ
とのないようにした交通情報受信機におけるPLL復調回
路を提供することを目的とする。
チパス等の影響を受けてもDK用PLL回路にロックするこ
とのないようにした交通情報受信機におけるPLL復調回
路を提供することを目的とする。
[発明の構成] 本発明によるPLL復調回路は、交通情報の放送局である
ことを示す第1識別信号としての副搬送波を、交通情報
がいかなる地域の情報であるかを示す第2識別信号及び
交通情報を放送中であることを示す第3識別信号によっ
て振幅変調し、この振幅変調された副搬送波を主搬送波
に周波数変調して送信される放送波を受信可能な交通情
報受信機において、FM検波して得られる検波出力から前
記第1識別信号を復調する第1PLL回路と、この第1PLL回
路の復調出力から前記第3識別信号を復調する第2PLL回
路とを備え、前記第2識別信号の最大周波数をBK、前記
第3識別信号の周波数をDKとするとき、前記第1,第2PLL
回路のロックレンジΔfSK,ΔfDKを、 (DK−BK)>(ΔfSK+ΔfDK) なる条件を満足するように設定した構成となっている。
ことを示す第1識別信号としての副搬送波を、交通情報
がいかなる地域の情報であるかを示す第2識別信号及び
交通情報を放送中であることを示す第3識別信号によっ
て振幅変調し、この振幅変調された副搬送波を主搬送波
に周波数変調して送信される放送波を受信可能な交通情
報受信機において、FM検波して得られる検波出力から前
記第1識別信号を復調する第1PLL回路と、この第1PLL回
路の復調出力から前記第3識別信号を復調する第2PLL回
路とを備え、前記第2識別信号の最大周波数をBK、前記
第3識別信号の周波数をDKとするとき、前記第1,第2PLL
回路のロックレンジΔfSK,ΔfDKを、 (DK−BK)>(ΔfSK+ΔfDK) なる条件を満足するように設定した構成となっている。
[発明の作用] 本発明によるPLL復調回路においては、前記第1,第2PLL
回路のロックレンジの合計が、第2識別信号であるBK信
号の最大周波数と第3識別信号であるDK信号の周波数と
の差よりも大きくはならない。
回路のロックレンジの合計が、第2識別信号であるBK信
号の最大周波数と第3識別信号であるDK信号の周波数と
の差よりも大きくはならない。
実 施 例 以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に説明する。
第1図は、交通情報放送を受信可能なFM多重放送受信機
の基本的な構成の概略を示すブロック図である。なお、
本受信機は、ラジオデータシステム(RDS)におけるFM
放送波をもつ受信可能である。
の基本的な構成の概略を示すブロック図である。なお、
本受信機は、ラジオデータシステム(RDS)におけるFM
放送波をもつ受信可能である。
ここに、ラジオデータシステムとは、一般の放送局のプ
ログラム放送時にその番組内容の種別を示す情報をデー
タとして多重変調にて送信し、受信側にて復調したデー
タに基づいて所望の番組内容を選択できるようにしてラ
ジオ聴取者に対してそのサービスを提供できるようにし
たシステムである。このラジオデータシステムにおいて
は、57KHzを副搬送波とし、この57KHz副搬送波をフィル
タリングされバイフェーズ(Biphase)コード化された
番組内容を示すデータ信号により振幅変調してラジオデ
ータ信号とし、この振幅変調された副搬送波を主搬送波
に周波数変調して放送するようになっている。
ログラム放送時にその番組内容の種別を示す情報をデー
タとして多重変調にて送信し、受信側にて復調したデー
タに基づいて所望の番組内容を選択できるようにしてラ
ジオ聴取者に対してそのサービスを提供できるようにし
たシステムである。このラジオデータシステムにおいて
は、57KHzを副搬送波とし、この57KHz副搬送波をフィル
タリングされバイフェーズ(Biphase)コード化された
番組内容を示すデータ信号により振幅変調してラジオデ
ータ信号とし、この振幅変調された副搬送波を主搬送波
に周波数変調して放送するようになっている。
このように、ラジオデータシステム及び交通情報放送シ
ステムの双方において、57KHzの副搬送波が用いられて
いるので、ラジオデータシステムでは、データ信号で振
幅変調された副搬送波(以下RDS信号と称する)を交通
情報放送システムのDK信号で振幅変調された副搬送波
(以下SDK信号と称する)と区別するために、RDS信号が
SDK信号に対して略π/2の位相差を有するようになって
いる。
ステムの双方において、57KHzの副搬送波が用いられて
いるので、ラジオデータシステムでは、データ信号で振
幅変調された副搬送波(以下RDS信号と称する)を交通
情報放送システムのDK信号で振幅変調された副搬送波
(以下SDK信号と称する)と区別するために、RDS信号が
SDK信号に対して略π/2の位相差を有するようになって
いる。
第1図において、アンテナ1で受信されたFM多重放送波
はフロントエンド2で所望の局が選択され、中間周波数
(10.7MHz)に変換された後、IFアンプ3を介してFM検
波器4に供給される。FM検波器4の検波出力はMPX(マ
ルチプレクス)復調回路5に供給され、ステレオ放送の
場合にはL(左),R(右)チャンネルのオーディオ信号
に分離される。
はフロントエンド2で所望の局が選択され、中間周波数
(10.7MHz)に変換された後、IFアンプ3を介してFM検
波器4に供給される。FM検波器4の検波出力はMPX(マ
ルチプレクス)復調回路5に供給され、ステレオ放送の
場合にはL(左),R(右)チャンネルのオーディオ信号
に分離される。
また、FM検波器4の検波出力がフィルタ6を通過するこ
とにより、57KHzの副搬送波であるRDS信号又はSDK信号
が抽出されてPLL回路7に供給される。PLL回路7では、
FM検波出力から抽出されたRDS信号又はSDK信号の復調が
行なわれ、復調されたRDS信号はディジタル(D)PLL回
路8及びデコーダ9に供給され、SDK信号はDK信号を復
調するためのPLL回路10に供給される。DPLL回路8で
は、PLL回路7の復調出力に基づいてデータ復調用のク
ロックの生成が行なわれる。生成されたクロックはデコ
ーダ9に供給されると共に、デーコーダ9の出力データ
に対してエラー訂正等の処理を行なう際のクロックとし
て用いられる。デコーダ9では、PLL回路7の復調出力
であるRDS信号がDPLL回路8で生成されたクロックに同
期してデコードされ、ラジオ放送の番組内容の種別を示
すデータとして出力される。ロック検出回路11はD−PL
L回路8のロック状態及びアンロック状態を検出し、そ
の検出出力によってPLL回路7及びD−PLL回路8のロッ
クレンジを切換え制御する。
とにより、57KHzの副搬送波であるRDS信号又はSDK信号
が抽出されてPLL回路7に供給される。PLL回路7では、
FM検波出力から抽出されたRDS信号又はSDK信号の復調が
行なわれ、復調されたRDS信号はディジタル(D)PLL回
路8及びデコーダ9に供給され、SDK信号はDK信号を復
調するためのPLL回路10に供給される。DPLL回路8で
は、PLL回路7の復調出力に基づいてデータ復調用のク
ロックの生成が行なわれる。生成されたクロックはデコ
ーダ9に供給されると共に、デーコーダ9の出力データ
に対してエラー訂正等の処理を行なう際のクロックとし
て用いられる。デコーダ9では、PLL回路7の復調出力
であるRDS信号がDPLL回路8で生成されたクロックに同
期してデコードされ、ラジオ放送の番組内容の種別を示
すデータとして出力される。ロック検出回路11はD−PL
L回路8のロック状態及びアンロック状態を検出し、そ
の検出出力によってPLL回路7及びD−PLL回路8のロッ
クレンジを切換え制御する。
PLL回路7としては、例えばコスタスループ方式のPLL回
路が用いられている。このコスタスループ方式のPLL回
路の構成を第2図に示す。図において、RDS信号又はSDK
信号は乗算器21,22においてVCO(電圧制御発振器)23の
出力信号及びこのVCO出力が位相シフト回路24を経てπ/
2だけ位相が遅れた信号と別々に乗算され、各乗算出力
はそれぞれLPF(ローパスフィルタ)25,26を通って乗算
器27で乗算される。この乗算器7の出力信号である誤差
信号はループ・フィルタ28で高調波成分がカットされ、
VCO3の制御電圧となる。LPF25,26を経た乗算器21,22の
各出力は選択スイッチ29に供給される。この選択スイッ
チ29は、例えばLPF25を経た乗算器21の出力の直流成分
を検出して検出信号を出力するSDK検出回路30の該検出
信号によって切換え制御されることにより、乗算器21,2
2の各出力に一方を択一的に出力する。この選択スイッ
チ29の選択出力が復調データとして導出される。また、
LPF25を経て乗算器21の出力がSDK信号として導出され、
DK用PLL回路10(第1図示)に供給される。
路が用いられている。このコスタスループ方式のPLL回
路の構成を第2図に示す。図において、RDS信号又はSDK
信号は乗算器21,22においてVCO(電圧制御発振器)23の
出力信号及びこのVCO出力が位相シフト回路24を経てπ/
2だけ位相が遅れた信号と別々に乗算され、各乗算出力
はそれぞれLPF(ローパスフィルタ)25,26を通って乗算
器27で乗算される。この乗算器7の出力信号である誤差
信号はループ・フィルタ28で高調波成分がカットされ、
VCO3の制御電圧となる。LPF25,26を経た乗算器21,22の
各出力は選択スイッチ29に供給される。この選択スイッ
チ29は、例えばLPF25を経た乗算器21の出力の直流成分
を検出して検出信号を出力するSDK検出回路30の該検出
信号によって切換え制御されることにより、乗算器21,2
2の各出力に一方を択一的に出力する。この選択スイッ
チ29の選択出力が復調データとして導出される。また、
LPF25を経て乗算器21の出力がSDK信号として導出され、
DK用PLL回路10(第1図示)に供給される。
なお、上述した構成のPLL回路7の作用に関しては、特
開昭63−87052号公報に詳細に記載されている。
開昭63−87052号公報に詳細に記載されている。
ここで、PLL回路7内におけるVCO23のSK信号に対する最
大変化量、即ちPLL回路7のロックレンジをΔfSK、PLL
回路10内におけるVCO(図示せず)のDK信号に対する最
大変化量、即ちPLL回路10のロックレンジをfDKとし、BK
信号の最大周波数(53.98Hz)をBK、DK信号の周波数(1
25KHz)をDKとするとき、PLL回路7,10の各ロックレンジ
ΔfSK,ΔfDKを、 (DK−BK)>(ΔfSK+ΔfDK) なる条件を満足するように設定する。
大変化量、即ちPLL回路7のロックレンジをΔfSK、PLL
回路10内におけるVCO(図示せず)のDK信号に対する最
大変化量、即ちPLL回路10のロックレンジをfDKとし、BK
信号の最大周波数(53.98Hz)をBK、DK信号の周波数(1
25KHz)をDKとするとき、PLL回路7,10の各ロックレンジ
ΔfSK,ΔfDKを、 (DK−BK)>(ΔfSK+ΔfDK) なる条件を満足するように設定する。
かかる条件を満足するために、例えば、57KHzのPLL回路
7の基準周波数の発振源として水晶発振子等の高精度の
発振子を用いてディジタルPLL構成とし、そのロックレ
ンジを±15Hz程度に設定することにより、先述した如く
125HzのPLL回路10は通常±10Hz前後のロックレンジを有
していることから、BK信号の最大周波数との差は、マル
チパスの影響を受けたとしても (DK−BK)≒71 (ΔfSK+ΔfDK)≒25 となり、DK用PLL回路10のロックレンジに落ち込むこと
がない。
7の基準周波数の発振源として水晶発振子等の高精度の
発振子を用いてディジタルPLL構成とし、そのロックレ
ンジを±15Hz程度に設定することにより、先述した如く
125HzのPLL回路10は通常±10Hz前後のロックレンジを有
していることから、BK信号の最大周波数との差は、マル
チパスの影響を受けたとしても (DK−BK)≒71 (ΔfSK+ΔfDK)≒25 となり、DK用PLL回路10のロックレンジに落ち込むこと
がない。
発明の効果 以上説明したように、本発明によるPLL復調回路におい
ては、FM検波出力からSDK信号を復調する57KHzのPLL回
路のロックレンジをΔfSK、このPLL復調出力からDK信号
を復調する125HzのPLL回路のロックレンジをΔfDKと
し、BK信号の最大周波数をBK、DK信号の周波数をDKとす
るとき、 (DK−BK)>(ΔfSK+ΔfDK) なる条件を満足するように各PLL回路のロックレンジΔf
SK,ΔfDKを設定したので、マルチパス等の影響を受けて
も125HzのDK用PLL回路にロックすることはないのであ
る。
ては、FM検波出力からSDK信号を復調する57KHzのPLL回
路のロックレンジをΔfSK、このPLL復調出力からDK信号
を復調する125HzのPLL回路のロックレンジをΔfDKと
し、BK信号の最大周波数をBK、DK信号の周波数をDKとす
るとき、 (DK−BK)>(ΔfSK+ΔfDK) なる条件を満足するように各PLL回路のロックレンジΔf
SK,ΔfDKを設定したので、マルチパス等の影響を受けて
も125HzのDK用PLL回路にロックすることはないのであ
る。
第1図は交通情報放送を受信可能なFM多重放送受信機の
基本的な構成の概略を示すブロック図、第2図はコスタ
ループ方式のPLL回路の回路構成を示すブロック図、第
3図はSDK信号の周波数スペクトラム(a)及び復調後
のベースバンド(b)を示す図、第4図はPLL回路7,10
の各ロックレンジを示す図、第5図はマルチパスの影響
によってVCOの発振周波数がSK信号周波数から外れた状
態(a)及びこれによってBK信号周波数とVCOの発振周
波数との差がDK信号周波数付近になった状態(b)を示
す図である。 主要部分の部号の説明 2……フロントエンド、4……FM検波器 5……マルチプレクス復調回路 7……第1PLL回路 10……第2PLL回路 21,22,27……乗算器 23……電圧制御発振器(VCO) 30……SDK検出回路
基本的な構成の概略を示すブロック図、第2図はコスタ
ループ方式のPLL回路の回路構成を示すブロック図、第
3図はSDK信号の周波数スペクトラム(a)及び復調後
のベースバンド(b)を示す図、第4図はPLL回路7,10
の各ロックレンジを示す図、第5図はマルチパスの影響
によってVCOの発振周波数がSK信号周波数から外れた状
態(a)及びこれによってBK信号周波数とVCOの発振周
波数との差がDK信号周波数付近になった状態(b)を示
す図である。 主要部分の部号の説明 2……フロントエンド、4……FM検波器 5……マルチプレクス復調回路 7……第1PLL回路 10……第2PLL回路 21,22,27……乗算器 23……電圧制御発振器(VCO) 30……SDK検出回路
Claims (1)
- 【請求項1】交通情報の放送局であることを示す第1識
別信号としての副搬送波を、交通情報がいかなる地域の
情報であるかを示す第2識別信号及び交通情報を放送中
であることを示す第3識別信号によって振幅変調し、こ
の振幅変調された副搬送波を主搬送波に周波数変調して
送信される放送波を受信可能な交通情報受信機における
PLL復調回路であって、 FM検波して得られる検波出力から前記第1識別信号を復
調する第1PLL回路と、 前記第1PLL回路の復調出力から前記第3識別信号を復調
する第2PLL回路とを備え、 前記第2識別信号の最大周波数をBK、前記第3識別信号
の周波数をDKとするとき、前記第1,第2PLL回路のロック
レンジΔfSK,ΔfDKを、 (DK−BK)>(ΔfSK+fDK) なる条件を満足するように設定したことを特徴とするPL
L復調回路。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1251135A JPH0736532B2 (ja) | 1989-09-27 | 1989-09-27 | 交通情報受信機におけるpll復調回路 |
DE69023729T DE69023729D1 (de) | 1989-09-27 | 1990-09-25 | PLL-Demodulationsschaltung in einem Verkehrsnachrichtenempfänger. |
EP90310493A EP0420584B1 (en) | 1989-09-27 | 1990-09-25 | PLL demodulating circuit in traffic information receiver |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1251135A JPH0736532B2 (ja) | 1989-09-27 | 1989-09-27 | 交通情報受信機におけるpll復調回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03113921A JPH03113921A (ja) | 1991-05-15 |
JPH0736532B2 true JPH0736532B2 (ja) | 1995-04-19 |
Family
ID=17218196
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1251135A Expired - Lifetime JPH0736532B2 (ja) | 1989-09-27 | 1989-09-27 | 交通情報受信機におけるpll復調回路 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0420584B1 (ja) |
JP (1) | JPH0736532B2 (ja) |
DE (1) | DE69023729D1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4788538B2 (ja) * | 2006-09-12 | 2011-10-05 | ソニー株式会社 | ホログラム包装体 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2408947C3 (de) * | 1974-02-25 | 1979-02-22 | Blaupunkt-Werke Gmbh, 3200 Hildesheim | Schaltungsanordnung zur Frequenzerkennung auf dem Gebiet des Verkehrsfunkempfangs |
DE2527857A1 (de) * | 1975-06-23 | 1977-01-13 | Blaupunkt Werke Gmbh | Decoder fuer frequenzmodulierte steuersignale |
JPS6387052A (ja) * | 1986-09-30 | 1988-04-18 | Pioneer Electronic Corp | Fm多重放送受信機におけるデ−タ復調回路 |
-
1989
- 1989-09-27 JP JP1251135A patent/JPH0736532B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1990
- 1990-09-25 DE DE69023729T patent/DE69023729D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1990-09-25 EP EP90310493A patent/EP0420584B1/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0420584A3 (en) | 1992-08-05 |
EP0420584A2 (en) | 1991-04-03 |
JPH03113921A (ja) | 1991-05-15 |
EP0420584B1 (en) | 1995-11-22 |
DE69023729D1 (de) | 1996-01-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4252995A (en) | Radio broadcasting system with transmitter identification | |
US5507024A (en) | FM data-system radio receiver | |
JP3647894B2 (ja) | アナログオーバーサンプリングを用いて信号帯域幅を増大する中間周波数fm受信機 | |
CA1129965A (en) | Receiver for compatible am stereo signals | |
KR19990072574A (ko) | 디지털mpx신호복조기용반송파발생장치 | |
US4493099A (en) | FM Broadcasting system with transmitter identification | |
CA1202370A (en) | Pilot signal detecting circuit for am stereo signals | |
JP2713001B2 (ja) | Am・fm一体型ステレオ受信機 | |
CA1061421A (en) | Decoder for four channel fm stereophonic composite signal | |
US6661292B2 (en) | Apparatus and method for demodulating a radio data system (RDS) signal | |
US4232189A (en) | AM Stereo receivers | |
US4420658A (en) | Multiple tone signal system | |
EP0570508B1 (en) | Am-fm combined stereo receiver | |
JPH0736532B2 (ja) | 交通情報受信機におけるpll復調回路 | |
JPS6387052A (ja) | Fm多重放送受信機におけるデ−タ復調回路 | |
JPS6033014B2 (ja) | ラジオ放送方式に用いる受信機 | |
US4358638A (en) | Apparatus for receiving an AM stereophonic signal | |
JP2752388B2 (ja) | Rds受信機におけるデータ復調回路 | |
JP2001156594A (ja) | Rdsで特に使用される周波数変調受信機 | |
EP0293828B1 (en) | Circuit device for demodulating DSB modulated signals and method therefor | |
JPH0771050B2 (ja) | 副搬送波同期回路 | |
JP3827381B2 (ja) | Pll周波数シンセサイザ | |
KR830000672B1 (ko) | Am 스테레오 수신기 | |
JPS6387039A (ja) | デイジタルpll回路のロツク検出回路 | |
KR820001531B1 (ko) | 무선방송 시스템용 수신기 |