JPH0736345U - スペアヒューズの係止構造 - Google Patents

スペアヒューズの係止構造

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JPH0736345U
JPH0736345U JP6628693U JP6628693U JPH0736345U JP H0736345 U JPH0736345 U JP H0736345U JP 6628693 U JP6628693 U JP 6628693U JP 6628693 U JP6628693 U JP 6628693U JP H0736345 U JPH0736345 U JP H0736345U
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JP
Japan
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rising
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Pending
Application number
JP6628693U
Other languages
English (en)
Inventor
靖博 日浦
Original Assignee
住友電装株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 挿入又は離脱のフィーリングが向上し、折損
や変形のおそれがないスペアヒューズの係止構造を提供
する。 【構成】 平面断面が略コ字状の立上り部(12a)の
内面に形成された係止爪部(12b)の両側に、上下方
向のスリット部(12d)をそれぞれ形成して、スペア
ヒューズ(11)の挿入又は離脱時に、立上り部が外方
にたわむ以前に、スリット部でたわみ力が低減した係止
爪部が外方にたわむようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば電気接続箱のアッパーケース等に、予備用としてセットして おくスペアヒューズの係止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車に搭載される電気接続箱、特にヒューズボックスのアッパーケースには 、スペアヒューズがセットされていて、ヒューズの交換が迅速に行えるようにし ている。
【0003】 図4に示すように、上記スペアヒューズ1は、矩形板状のヒューズ本体1aに ヒューズ脚部1b,1bが設けられた構造である。また、ヒューズボックスのア ッパーケース2の所定位置には、平面断面が略コ字状で、上記スペアヒューズ1 を上方から挿入して、該スペアヒューズ1の両側部を保持する一対の立上り部2 a,2aが設けられている。該各立上り部2a,2aの内面には、挿入されたヒ ューズ本体1aの上端部を係止する係止爪部2b,2bがそれぞれ形成されてい る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記スペアヒューズ1を上記アッパーケース2の立上り部2a ,2aに挿入するとき、各係止爪部2b,2bがスペアヒューズ1の両側部に当 接して、各立上り部2a,2aが基部2c,2cを支点として外方にたわむよう になるが、各立上り部2a,2aは、平面断面が略コ字状であることから、外方 にたわみにくい。したがって、スペアヒューズ1に大きな挿入力又は離脱力が必 要となり、挿入又は離脱のフィーリングが悪いうえ、挿入完了の判断もしにくい 。また、無理に力をいれてスペアヒューズ1を挿入又は離脱するから、係止爪部 2b,2bが折損や変形するおそれがあった。
【0005】 本考案は上記従来の問題を解消するためになされたもので、挿入又は離脱のフ ィーリングが向上し、折損や変形のおそれがないスペアヒューズの係止構造を提 供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、矩形板状のヒューズ本体にヒューズ脚 部が設けられてなるスペアヒューズを、電気接続箱等の所定位置に係止する構造 であって、 上記電気接続箱等の所定位置に、平面断面が略コ字状で、上記スペアヒューズ を上方から挿入して、該スペアヒューズの両側部を保持する一対の立上り部が設 けられ、該各立上り部の内面に、挿入されたヒューズ本体の上端部を係止する係 止爪部がそれぞれ形成されると共に、該各係止爪部の両側の各立上り部に、上下 方向のスリット部がそれぞれ形成されていることを特徴とするスペアヒューズの 係止構造を提供するものである。
【0007】
【作用】
本考案によれば、平面断面が略コ字状の立上り部の内面に形成された係止爪部 の両側に、上下方向のスリット部をそれぞれ形成することにより、スペアヒュー ズの挿入又は離脱時に、立上り部が外方にたわむ以前に、スリット部でたわみ力 が低減した係止爪部が外方にたわむようになる。これにより、係止爪部のたわみ 力が低減することで、挿入又は離脱のフィーリングが向上し、挿入完了の判断も しやすく、半挿入が防止できる。また、係止爪部が折損したり、変形したりする おそれもなくなる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案を図示の実施例により詳細に説明する。 図1及び図2に示すように、スペアヒューズ11は、従来と同様に、矩形板状 のヒューズ本体11aに一対のヒューズ脚部11b,11bが設けられた構造で ある。
【0009】 また、合成樹脂製のヒューズボックスのアッパーケース12の所定位置には、 平面断面が略コ字状で、スペアヒューズ11を上方から挿入して、該スペアヒュ ーズ11の両側部を保持する一対の立上り部12a,12aが設けられている。 上記各立上り部12a,12aの内面には、挿入されたヒューズ本体11aの上 端部を係止する係止爪部12b,12bがそれぞれ形成されている。
【0010】 また、上記立上り部12a,12aの内面には、各係止爪部12b,12bの 両側に、立上り部12aの上端から下方に向かって所定の長さlで切り込んだス リット部12d,12dが形成されている。
【0011】 このスリット部12d,12dにより、上記係止爪部12bが立上り部12a とは別に外方へたわむようになる(図1の二点鎖線a参照)。上記係止爪部12 bのたわみ力は、上記立上り部12aのたわみ力と比較すれば、スリット部12 d,12dの長さlが長くなるほどたわみ力が低減する。
【0012】 上記構成であれば、スペアヒューズ11をアッパーケース12の各立上り部1 2a,12aに上方から挿入すると、各係止爪部12b,12bがスペアヒュー ズ11の両側部に当接する。
【0013】 このとき、従来と同じ構造であるとすれば、各基部12c,12cを支点とし て各立上り部12a,12aが外方にたわむことになるが、各立上り部12a, 12aが外方にたわむ以前に、各スリット部12d,12dでたわみ力が低減し た各係止爪部12b,12bがスリット部12d,12dの最下部12e,12 eを支点として外方にたわむようになる。
【0014】 したがって、各係止爪部12b,12bのたわみ力が各立上り部12a,12 aのたわみ力よりも低減しているから、挿入フィーリングが向上する。同様に、 スペアヒューズ11を各立上り部12a,12aから抜き取るときの離脱フィー リングも向上する。
【0015】 さらに、挿入が軽く行えるので、挿入完了の判断がしやすくなり、半挿入(挿 入不良)が未然に防止できる。さらにまた、各係止爪部12b,12bのたわみ 力が低減するので、係止爪部12b,12bが折損したり、変形したりするおそ れもなくなる。
【0016】 上記実施例では、各立上り部12a,12aに切り込み状のスリット部12d ,12dを形成したが、図3に示すように、長孔状のスリット部12d,12d であっても良い。この場合には、スリット部12d,12dの長さlを長くする のが好ましい。
【0017】
【考案の効果】
以上の説明より明らかなように、本考案のスペアヒューズの係止構造では、電 気接続箱等のケースの立上り部の内面に形成された係止爪部の両側に、上下方向 のスリット部をそれぞれ形成しているため、スペアヒューズの挿入又は離脱時に 、立上り部が外方にたわむ以前に、スリット部でたわみ力が低減した係止爪部が 外方にたわむ。従って、係止爪部のたわみ力が低減するので、スペアヒューズの 挿入又は離脱のフィーリングが向上し、挿入完了の判断もしやすく、半挿入が防 止できるようになる。また、挿入力が低減するので、係止爪部が折損したり、変 形したりするおそれもなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案のヒューズボックスのアッパーケース
の立上り部の断面図である。
【図2】 (A)は図1の立上り部の平面図、(B)は
その側面図である。
【図3】 変形例のスリット部を有するの立上り部の側
面図である。
【図4】 (A)は従来のヒューズボックスのアッパー
ケースの立上り部の断面図、(B)は(A)の立上り部
の平面図、(C)はその側面図である。
【符号の説明】
11 スペアヒューズ 11a ヒューズ本体 11b ヒューズ脚部 12 アッパーケース 12a 立上り部 12b 係止爪部 12d スリット部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形板状のヒューズ本体にヒューズ脚部
    が設けられてなるスペアヒューズを、電気接続箱等の所
    定位置に係止する構造であって、 上記電気接続箱等の所定位置に、平面断面が略コ字状
    で、上記スペアヒューズを上方から挿入して、該スペア
    ヒューズの両側部を保持する一対の立上り部が設けら
    れ、該各立上り部の内面に、挿入されたヒューズ本体の
    上端部を係止する係止爪部がそれぞれ形成されると共
    に、該各係止爪部の両側の各立上り部に、上下方向のス
    リット部がそれぞれ形成されていることを特徴とするス
    ペアヒューズの係止構造。
JP6628693U 1993-12-13 1993-12-13 スペアヒューズの係止構造 Pending JPH0736345U (ja)

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JP6628693U JPH0736345U (ja) 1993-12-13 1993-12-13 スペアヒューズの係止構造

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JPH0736345U true JPH0736345U (ja) 1995-07-04

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ID=13311437

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011010423A (ja) * 2009-06-24 2011-01-13 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電気接続箱
JP2011228026A (ja) * 2010-04-16 2011-11-10 Yazaki Corp 暗電流ヒューズの断続機構
KR101500856B1 (ko) * 2013-09-05 2015-03-10 윤여관 예비용 퓨즈 보관 케이스

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990105