JP2008180337A - スナップフィット構造および挿入荷重低減方法 - Google Patents

スナップフィット構造および挿入荷重低減方法 Download PDF

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康也 望月
Yoshinobu Seki
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Abstract

【課題】プロテクタや電気接続箱などに採用されるスナップフィット構造において、その保持力をさほど低下させることなく挿入力を大幅に減少させる。
【解決手段】突起7がブリッジ5に当接してたわませつつ挿入されて係止されるスナップフィット構造11であって、突起7は、高さH1を維持したまま、左右両方の隅角部がそれぞれテーパ状に切り取られて先端部の幅W1が狭くなっている。これにより、突起7の挿入時にブリッジ5の膨らみ量(たわみ量)を低減すると同時に、突起7の挿入後にブリッジ5との重なり代を確保することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、自動車用のワイヤーハーネスに使用されるプロテクタの本体にカバーを嵌合させたり、リレーやヒューズなどを収納する電気接続箱のケースにカバーを取り付けたりする際に適用するに好適な、スナップフィット構造および挿入荷重低減方法に関するものである。
図8は従来のスナップフィット構造が採用されたプロテクタを例示する斜視図、図9は図8に示すプロテクタの突起がブリッジに挿入されるときの様子を示す平面図である。
一般に、プロテクタや電気接続箱は、本体やケースとカバーとをロックするため、図8に示すように、雄側の突起7を雌側のブリッジ5に挿入して係止するスナップフィット構造11を備えている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−164032号公報(段落〔0006〕の欄、図6)
しかし、これでは、突起7をブリッジ5に挿入するときに、図9に示すように、突起7でブリッジ5を外側(図9上方)へ押圧してたわませる必要があるので、突起7の挿入に要する挿入力(挿入抵抗)が高くなる。そのため、スナップフィット構造11の数が多くなると、作業者の指が痛くなり、腱鞘炎になる恐れがあった。
本発明は、こうした課題を解決することが可能な、スナップフィット構造および挿入荷重低減方法を提供することを目的とする。
まず、請求項1に係るスナップフィット構造の発明では、突起がブリッジに当接してたわませつつ挿入されて係止されるスナップフィット構造であって、前記突起は、高さを維持したまま隅角部が切り取られて先端部の幅が狭くなっていることを特徴とする。
また、請求項2に係るスナップフィット構造の発明では、前記突起の隅角部の切り取り形状は、テーパ状であることを特徴とする。
また、請求項3に係る挿入荷重低減方法の発明では、突起がブリッジに当接してたわませつつ挿入されて係止されるスナップフィット構造に適用される挿入荷重低減方法であって、前記突起の高さを維持したまま当該突起の隅角部を切り取って先端部の幅を狭くすることを特徴とする。
本発明によれば、突起の高さを変えずに突起の先端部の幅を狭くすることにより、突起の挿入時にブリッジの膨らみ量(たわみ量)を低減すると同時に、突起の挿入後にブリッジとの重なり代を確保することができることから、スナップフィット構造の保持力をさほど低下させることなく挿入力を大幅に減少させることが可能となる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<第1の実施形態>
図1は本発明に係るスナップフィット構造の第1の実施形態が採用されたプロテクタの要部を示す斜視図、図2は図1に示すプロテクタのA−A線による縦断面図、図3は図1に示すプロテクタの突起がブリッジに挿入される途中の様子を示す縦断面図、図4は図1に示すプロテクタの突起がブリッジに挿入される途中の様子を示す平面図、図5は図1に示すプロテクタの突起がブリッジに挿入された後の様子を示す縦断面図、図6は図1に示すプロテクタの突起がブリッジに挿入された後の様子を示す平面図である。
プロテクタ1は、図1、2に示すように、樋状の本体2と、この本体2に嵌合するカバー3とから構成されており、突起7がブリッジ5に係止されるスナップフィット構造11を備えている。
すなわち、本体2の側面には、図1、2に示すように、コの字状の係止枠4が突設されており、係止枠4は、本体2の側面との間に差込片挿通空間12を形成するブリッジ5と、このブリッジ5の左右両端を本体2の側面に連結する一対の支持壁10とから構成されている。一方、カバー3の側面には差込片6が垂設されており、差込片6には突起7が横向きに突設されている。突起7の底部には、図2に示すように、テーパ状のガイド面8が形成されている。また、突起7は、図4に示すように、高さH1を維持したまま、左右両方の隅角部がそれぞれテーパ状に切り取られて先端部の幅W1が狭くなっている。
なお、図4では、突起7の隅角部が切り取られていないと仮定した場合のブリッジ5の変形状態を想像線で表し、突起7の隅角部が切り取られている場合のブリッジ5の変形状態を実線で表わしている。
プロテクタ1は以上のような構成を有するので、本体2にカバー3を嵌合させてロックする際には、次の手順による。
まず、図1、2に示すように、係止枠4の上方に差込片6を位置決めする。
次に、係止枠4に差込片6を差し込む。すると、図3に示すように、突起7が差込片挿通空間12を降下するが、突起7の底部にはガイド面8が形成されているので、ブリッジ5は、図4に示すように、突起7に押圧されて外側(図4上方)へたわむ。
このとき、突起7は、上述したとおり、左右の隅角部が切り取られて先端部の幅W1が狭くなっているため、突起7の挿入に伴うブリッジ5の膨らみ量(たわみ量)を低減し、挿入力(挿入抵抗)を大幅に減少させることが可能となる。なぜなら、突起7がブリッジ5に挿入される途中では、図4に示すように、ブリッジ5が弓なりにたわむため、突起7の左右の隅角部を切り取って先端部の幅W1を少し狭くしただけで、突起7の挿入によるブリッジ5の膨らみ量が大きく減少するからである。
そして、差込片6が所定量だけ係止枠4に差し込まれると、図5に示すように、突起7がブリッジ5の下側に達するので、突起7がブリッジ5を押圧する状態が解除され、図6に示すように、ブリッジ5が弾性変形して元に戻る。その結果、突起7がブリッジ5に係止され、カバー3が本体2にロックされた状態となる。
このとき、突起7は、上述したとおり、高さH1を維持しており、ブリッジ5との重なり代を確保することができるので、保持力はさほど低下しない。なぜなら、突起7がブリッジ5に挿入された後は、図6に示すように、ブリッジ5が直線状になるため、スナップフィット構造11の保持力に影響を及ぼす因子として、突起7の先端部の幅W1は突起7の高さH1ほど重要ではなく、突起7の先端部の幅W1を狭くしたことによる保持力の低下は、無視しうる程度の僅かなものと考えられるからである。
ここで、本体2にカバー3を嵌合させてロックする手順が終了する。
このように、プロテクタ1では、突起7の高さH1を変えずに突起7の左右の隅角部を切り取って先端部の幅W1を狭くすることにより、突起7の挿入時にブリッジ5の膨らみ量を低減すると同時に、突起7の挿入後にブリッジ5との重なり代を確保することができることから、スナップフィット構造11の保持力をさほど低下させることなく挿入力を大幅に減少させることが可能となる。
<その他の実施形態>
図7は突起の隅角部の切り取り形状の別の例を示す平面図である。
上述した第1の実施形態においては、突起7の左右両方の隅角部がそれぞれテーパ状に切り取られている場合について説明したが、突起7の隅角部の切り取り形状は種々考えられる。例えば、図7(a)、(b)に示すように、突起7の左右両方の隅角部をそれぞれ円弧断面状に切り取ることも可能である。この場合も、突起7は高さH1を維持したまま隅角部が切り取られて先端部の幅W1が狭くなるので、第1の実施形態と同様の作用効果を奏する。
上述した第1の実施形態においては、プロテクタ1に本発明を適用する場合について説明したが、スナップフィット構造11が採用されている限り、プロテクタ1以外の物品(例えば、ヒューズボックスやリレーボックスなどの電気接続箱など)に本発明を適用することも勿論できる。
本発明は、自動車、航空機、電車、製造プラント、電化製品、OA機器など各種の産業分野に広く適用することができる。
本発明に係るスナップフィット構造の第1の実施形態が採用されたプロテクタの要部を示す斜視図である。 図1に示すプロテクタのA−A線による縦断面図である。 図1に示すプロテクタの突起がブリッジに挿入される途中の様子を示す縦断面図である。 図1に示すプロテクタの突起がブリッジに挿入される途中の様子を示す平面図である。 図1に示すプロテクタの突起がブリッジに挿入された後の様子を示す縦断面図である。 図1に示すプロテクタの突起がブリッジに挿入された後の様子を示す平面図である。 突起の隅角部の切り取り形状の別の2例を示す平面図である。 従来のスナップフィット構造が採用されたプロテクタを例示する斜視図である。 図8に示すプロテクタの突起がブリッジに挿入されるときの様子を示す平面図である。
符号の説明
1……プロテクタ
2……本体
3……カバー
4……係止枠
5……ブリッジ
6……差込片
7……突起
8……ガイド面
10……支持壁
11……スナップフィット構造
12……差込片挿通空間
H1……突起の高さ
W1……突起の先端部の幅

Claims (3)

  1. 突起がブリッジに当接してたわませつつ挿入されて係止されるスナップフィット構造であって、
    前記突起は、高さを維持したまま隅角部が切り取られて先端部の幅が狭くなっていることを特徴とするスナップフィット構造。
  2. 前記突起の隅角部の切り取り形状は、テーパ状であることを特徴とする請求項1に記載のスナップフィット構造。
  3. 突起がブリッジに当接してたわませつつ挿入されて係止されるスナップフィット構造に適用される挿入荷重低減方法であって、
    前記突起の高さを維持したまま当該突起の隅角部を切り取って先端部の幅を狭くすることを特徴とする挿入荷重低減方法。
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