JPH0736125B2 - プロセス制御装置 - Google Patents

プロセス制御装置

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JPH0736125B2
JPH0736125B2 JP26858991A JP26858991A JPH0736125B2 JP H0736125 B2 JPH0736125 B2 JP H0736125B2 JP 26858991 A JP26858991 A JP 26858991A JP 26858991 A JP26858991 A JP 26858991A JP H0736125 B2 JPH0736125 B2 JP H0736125B2
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久典 宮垣
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプロセス制御装置に係
り、特に制御プログラムが演算ブロックで記述され、こ
れらを制御ブロック図作画により作成,修正および表示
するような、ボイラ自動制御装置などに使用するのに好
適なプロセス制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、制御プログラムを、演算ブロック
をビルディングブロック式に組み合わせて記述する方式
をとるプロセス制御装置では、 (1)制御プログラムの可視性をよくすること、および (2)制御プログラムの作成,修正を、計算機の知識を
持たない人でも出来るようにすること、 などを目的とし、CRT表示装置と専用キーボードまた
はライトペンなどを用いて、CRT画面に制御ブロック
図を作画しながら、制御プログラムを作成,修正する機
能、制御プログラムを作成,修正したときと同じ画面を
表示する機能を備えたプログラマが用いられている。
【0003】これらのプログラマでは、制御ブロック図
の作画方法としては、キーボードによるカーソルコント
ローラまたはライトペンなどにより、CRT画面上に表
示する演算ブロックシンボルの位置と配線経路を1ブロ
ック毎にオペレータが指定し、一方、プログラマは、こ
の位置情報に基づいて指定された表示位置に、演算ブロ
ックシンボルと配線を、1ブロックずつ、ビルディング
ブロック式に表示する方式がとられている。
【0004】ところで、このようにして作成された制御
プログラムの内容を、後で見たり修正したりするために
は、それを作成した時と同じ状態でCRTに表示できな
ければならない。
【0005】従来方式では、これを実現するため、制御
演算を実行するのに必要な制御プログラムの他に、一画
面ずつそれをCRTに制御ブロック図として分割表示す
るのに必要な画面識別情報と、上述した個々の画面毎の
演算ブロック、及びそれらの間の結線の位置を指定する
ための情報が必要となる。
【0006】さらに、一画面で一まとまりの制御ブロッ
ク図を表現できない場合には、同一の画面識別コードで
数画面分の制御ブロック図を定義しておき、これらをC
RT画面に表示する場合には、該識別コードに基づいて
その一部を一画面に表示し、見えない部分は、画面スク
ロール機能を用いて順次に画面上に表示することによ
り、プログラムの作成,修正を行う方式を採っている。
【0007】また、その他の表示方法として、制御ブロ
ック図を、表示装置の一画面に表示可能な多数のブロッ
クに分割して各ブロックを識別コードで管理し、識別コ
ードを入力することにより所望のブロックを表示する方
法も提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述の如き従来の方式
によれば、つぎのような欠点があった。 (1)制御ブロック図を、表示装置の一画面に表示可能
な小ブロックに分割して管理すると、制御プログラムの
一機能がその規模によっては複数のブロックに分割され
てしまうのでその全体を見渡すことができず、プログラ
ムの作成,修正が効率良く行えない。しかも、複数のブ
ロックに分割された一機能分の制御ブログラムをハード
コピーする場合には複数の識別コードを指定しなければ
ならないので、操作が繁雑になってしまう。 (2)制御ブロック図の作画を行う際に、オペレータが
演算ブロックの配置を決めて結線を行う操作をするのに
多大の時間を要するため、プログラミング効率が極めて
悪い。 (3)制御プログラムを制御ブロック図として再表示で
きるようにするため、演算ブロック及びこれらの間の結
線の位置を指定するための情報が、制御プログラム以外
に必要となり、このために、コントローラのメモリが余
分に必要となる。 (4)画面識別コード一つで数画面をスクロールして見
る場合は、スクロールする数画面分の表示情報を記憶す
るためのメモリが必要となるほか、スクロールすること
によるシンボル欠け及び結線切れが生じ、信号名称が分
らなくなったり、制御ブロック図がみづらくなったり
し、演算ブロックの追加などの修正が困難である。
【0009】本発明の目的は、前述した従来技術の欠点
をなくし、 (1)制御プログラムの一機能が複数のブロックに分割
されてしまうことがなく、 (2)制御ブロック図を表示装置で作画しながら、プロ
グラマによって、制御プログラムを効率よく作成および
修正することができ、 (3)制御プログラムを制御ブロック図の形で表示装置
に表示させるのに、コントローラとプログラマ双方のメ
モリ容量を削減でき、さらに、 (4)制御ブロック図をシフト表示した時に、シンボル
や結線の途切れが起きないようにした、 プロセス制御装置を提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来方式に於
いては、前述のように、制御プログラムの一機能が複数のブロックに分割され
てしまい、プログラムの作成,修正が効率良く行えな
い。 制御ブロック図を表示画面上に作画するのに、演算ブ
ロックシンボルとブロック間の結線ルートの位置決め
を、オペレータが実施する必要があるため、レイアウト
を考えながらカーソルなどにより位置決め操作を行うの
に時間がかかる。 制御ブロック図を表示するのに、各演算ブロック及び
結線の表示位置情報を余分にコントローラメモリに格納
する必要があるため、メモリサイズが大きくなる。 表示画面を座標移動した形でスクロールするため、ス
クロールできる画面の数に対応したメモリ容量が必要と
なる。 などの問題点があることに着目してなされたものであ
り、その特徴は次の諸点に ある。
【0011】
【作用】 (1)制御ブロック図の作成に先立ち、制御プログラム
の各機能に対応したシートNo.コードをまず入力し、
その後、そのシートNo.に属する演算ブロック名称、
その入力信号の線番、出力信号の線番の順に、専用キー
ボードより、一ブロック単位に入力するだけで、制御ブ
ロック図が表示装置の画面上に自動的に一ブロックずつ
配置結線され、作画を行いながら制御プログラムを生成
することができるようになる。 (2)上記項目(1)の操作により、シートNo.毎
に、該シートに属する演算ブロックの番号を作画の順番
に配列したシート情報テーブルを、制御プログラムと共
に作成し、この双方を該コントローラに記憶させてお
き、制御プログラムを制御ブロック図形式で表示させる
場合には、シート情報テーブルと制御プログラムとをプ
ログラマに読込み、その後で、表示させたい制御ブロッ
ク図のシートNo.を、専用キーボードより入力するこ
とにより、このシート情報テーブルと制御プロクラムと
を参照して、シート情報テーブルに格納された演算ブロ
ックの配列の順番に従がい、項目(1)と同じ制御ブロ
ック図作画アルゴリズムにより、制御ブロック図を自動
的に作画,表示することができるようになる。 (3)一画面に1シートの制御ブロックが表示できない
場合には、プログラマからのシフトキー操作により、シ
ート情報テーブルに格納された演算ブロックの配列順
に、シフトキー操作一回につき一ブロック分ずつ、最初
に表示する演算ブロックのポインタをずらしてポインタ
以後の表示をすることによって、一画面に作画できなか
った後続の演算ブロックの作画ができるようになる。
【0012】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に従い説明する。
【0013】図1は、本発明の適用対象の一例として、
火力発電所の貫流ボイラの制御を行うAPC(Auto
matic Plant Control)システムを
示し たものである。
【0014】図中の実線の四角形は加算,比例積分等を
行う演算ブロックを示し、一点鎖線で囲んだ部分は、そ
れぞれ1台のマイクロコントローラが演算処理する範囲
を示している。
【0015】同図において、2はマスターコントロー
ラ,3はサブループコントローラ,4は入力処理コント
ローラ,5は切替リレー,6はアナログメモリ,7は電
空変換器,8は電磁弁,9は発信器である。
【0016】また、10a〜10cはコントロールバル
ブ,13は減算演算ブロック,14は比例積分演算ブロ
ック,15は加算演算ブロック,19は設定用演算ブロ
ック,20は変化率制限演算ブロック,21はコントロ
ールドライブ,MWDは中央給電指令である。
【0017】なお、この図は、説明の便宜上、大幅に簡
略化したものであり、実際の例では、演算ブロックの数
は全体で500個から1000個となる。
【0018】APCシステムは、主蒸気圧力や主蒸気温
度を一定に保ちつつ、中央給電指令MWDに見合った蒸
気量を発生させるように、主タービンガバナバルブおよ
び給水バルブ等を適宜に制御するものである。
【0019】すなわち、中央給電指令MWDによる発電
量指令値S に対し、変化率制限演算ブロック20によ
り、あらかじめ定められた変化率以内で、その指令値に
追従する信号を作成し、主タービン及びボイラ入力量に
対する指令値S として出力する。
【0020】このボイラ入力量指令値S に基づいて、
主蒸気圧力を一定とするように給水量と燃料量の比率を
調整し、燃料量に対する指令値S を作成すると共に、
ガス を一定とするような空気量に対する指令S
作成出力する。
【0021】以上の主タービン,給水量,燃料量,空気
量に対する指令値S2〜S5を作成する部分が、マスタ
コントローラS である。
【0022】これらの指令値S 〜S に従って、主タ
ービンガバナバルブ10a,給水制御バルブ10b,燃
料バルブ10cなどのコントロールバルブや、空気量を
制御するコントロールドライブ21等の操作端を直接制
御する部分が、サブループコントローラ3である。
【0023】また主蒸気圧力、主蒸気温度、ガスO
の発信器9の信号を取り込み、これらに温度補正、圧力
補正を加え、マスタコントローラ2などに補正された信
号を送信するのが、入力処理コントローラ4である。
【0024】図2は、上述のシステムに本発明を適用し
た場合のハードウエア構成例を示す。DSC1は、マス
タコントローラ(MC)2,サブループコントローラ
(SLC−1〜SLC−4)3,入力処理コントローラ
(PSC)4のデータ設定装置である。
【0025】前記の各コントローラは共通のシリアル伝
送バス23に結合され、コントローラ同志のデータの送
受信は、バスコントローラ(BSC)22からの伝送指
令の下に、このシリアルデータ伝送バス23を介して行
われる。
【0026】以下においては、マスタコントローラ2,
サブループコントローラ3,入力処理コントローラ4を
総称してコントローラと呼ぶ。
【0027】プログラマ(PRG)34は、コントロー
ラのプログラム作成,修正及び表示を行うもので、伝送
インタフェースアダプタ(DCE)35を介してコント
ローラと接続される(図2ではSLC−2との接続例を
示す)。
【0028】図3は、図2に示したように、プログラマ
(PRG)34を、伝送インタフェースアダプタ(DC
E)35を介して、コントローラ(SLC−2)3と接
続した状態のハードウエア構成を示す。
【0029】図から明らかなように、まず、プログラマ
PRG34は、下記のブロックから構成されている。 (1) プログラム作成,修正及び表示の各処理を司る
中央処理装置CPU (2) これらの処理に必要なプログラムやデータおよ
びコントローラの制御プログラムなどを記憶するメモリ
MEM (3) 内部バスBUS (4) データを入力するためのキーボードKB (5) キーボードインタフェースKBCE (6) プログラムの表示のための表示装置CRT (7) CRTインタフェースCRTCE (8) プログラムやデータ保存用のカセットM/Tや
CM/T (9) そのインタフェースCMTCE (10) メモリMEM の内容を内部バスBUS
介してシリアル伝送バスSBUSへ送出したり、その逆
の処理を行う伝送インタフェースTCE つぎに、インタフェースアダプタDCE35は、下記の
ブロックから構成されている。 (1) データ転送処理を司る中央処理装置CPU (2) データ転送処理に必要な、プログラムや転送デ
ータを格納するためのメモリMEM (3)シリアル伝送バスSBUSからのデータを受信し
てメモリMEM2 2へ転送したり、その逆の処理を行
う伝送インタフェースTCE (4)コントローラ3のホールド制御を行うホールドコ
ントロール回路HCC (5)インタフェースアダプタDCEの内部バスBUS
と、コントローラの内部バスとを切替えるバスチェン
ジヤBCH (6)コントローラ3との間0のデータ転送用パラレル
バスPBUS 最後に、コントローラ3は、下記のブロックから構成さ
れている。 (1)演算処理,伝送処理およびプロスセ入出力信号処
理を司どる中央処理装置CPU (2)これらの処理に必要なプログラムとデータを記憶
する記憶装置MEM3 (3)内部バスBUS (4)プロセス信号(入力信号,出力信号MV)との入
出力インタフェースを行うプロセス入出力装置PI/O (5)他のコントローラとのデータ伝送を、システムバ
スSYBSを介して行うための、伝送インタフェースT
CE つぎに各コントローラの制御プログラムの構成について
説明する。
【0030】図1より分るように、各コントローラの制
御プログラムは、標準化された演算ブロック(加算演算
ブロック、比例積分演算ブロックなど)を組合わせて構
成することが可能である。また、プロセス入出力データ
の処理および伝送データの処理も、全コントローラにつ
いて標準化することができる。
【0031】このことから、コントローラのソフトウエ
アは、図4に示すように、標準化した演算およびその他
の処理を実行する固定処理プログラム部24と、それら
の演算の仕様,演算の順序等を規定する仕様テーブル部
25と、演算データおよびプロセス入出力データを記憶
するデータ部26とより構成される。ここで、仕様テー
ブル部25とデータ部26は可変部である。
【0032】図5は、センサ出力SD1と設定値SD2
との偏差を加算器27で求め、この偏差に基づき、比例
積分器28で演算を行わせ、その結果と設定値SD3と
の和を、加算器29で求めて出力させるように構成した
制御系統である。
【0033】図6は、図5に示す制御系統を、標準化し
た演算ブロックで記述した制御ブロック図を示す。図6
では、減算器27は演算ブロック30に、比例積分器2
8は 演算ブロック31に、また、加算器29は演算ブロ
ック32に、それぞれ置き換えられている。
【0034】図7は、図6に示す制御ブロック図に対応
した演算処理を実行するコントローラの、仕様テーブル
部とデータ部を示したものである。制御演算処理は、つ
ぎに述べるような手順で実行される。
【0035】図4の周期起動管理プログラムは、タイマ
によって周期的に起動され、周期起動管理テーブルを参
照し、それによってプロセス入出力処理プログラムほか
のプログラムを起動する。プログラムは、起動される
と、仕様部のテーブルを参照してデータをデータ部より
読み出し、結果をデータ部に書込む。
【0036】制御演算の場合、制御演算処理プログラム
は、演算順序テーブルの先頭番地がら、メモリの配列順
にその内容を解読していく。以下に、この処理動作につ
いて、図7を用いて説明する。
【0037】演算順序テーブルの先頭には該コントロー
ラで演算処理する演算ブロックの個数(この例では20
個)が格納されており、この値をまずカウンタにセット
する。ひきつゞいてその次のメモリの内容を解読する。
【0038】次のメモリアドレス以後には、演算仕様テ
ーブルの先頭アドレスが格納されている。すなわち、図
7の例では、演算順序テーブルの5番目には2600が
格納されている。それ故に、制御演算処理プログラム
は、2600番地の内容を参照する。
【0039】2600番地から2605番地までには、
加算演算ブロック30(図6)の仕様テーブルが格納さ
れている。まず、2600番地の内容06より、その仕
様テーブルが加算演算ブロックのものであることが分
る。したがって、プログラムは、順次以下2605番地
までの内容を読解して加算換算を実行する。
【0040】この場合、ゲインなどの制御定数は、図7
に示したように、Cデータテーブルに格納されており、
その番地は、加算演算ブロック30のデータテーブルの
先頭番地C010とブロックの種類から算出する。
【0041】一方、入力信号の値は、Aデータテーブル
のA010番地と011番地に格納されている。これら
の信号値にに基づいて演算した結果をA012番地に格
納し、図6の演算ブロック30の演算処理を終える。
【0042】つぎに、プログラムは演算順序テーブルの
6番目の内容を読み出し、その内容2610より、今度
は図6の演算ブロック31の比例積分演算ブロックの演
算処理に移る。
【0043】以下上述と動揺の手順で、つぎつぎに演算
処理を実行する。そして、最初にセットした総ブロック
数20に、カウンタで計数される処理済のブロック数が
一致した時に、制御演算処理を終了する。
【0044】つぎに、図8にシート情報テーブルの構成
を示す。
【0045】シート情報テーブルは、コントローラのメ
モリに格納されている。シート情報は、制御プログラム
の内、演算仕様テーブルと演算順序テーブルで記述され
た部分を、制御ブロック図としてCRT表示装置に表示
させるのに、全体の制御ブロック図を機能ごとにいくつ
かのグループに分けて、各グループに識別番号(シート
No.と呼ぶ)を付け、このシートNo.で各制御ブロ
ック図を指定できるようにするものである。
【0046】このように、全体の制御ブロック図を機能
ごとにいくつかのグループに分けて、これをシートN
o.で管理するようにすれば、機能単位のブロック図が
簡単に作成でき、検索および管理が容易になる。
【0047】前記のシート情報テーブルは、図8から分
かるように、シート枚数、各シートNo.各シートに属
する演算ブロックの数および各ブロックのブロックN
o.より構成される。ここで、ブロックNo.は各演算
ブロックの演算順序と同一番号である。シート情報テー
ブルにブロックNo.を収納する順序は、演算ブロック
シンボルを制御ブロック図としてCRT表示装置に表示
する時の順序に等しく選ばれる。
【0048】例えば、図6の制御ブロック図のシートN
o.が、同図に付記したように、FW−02である場
合、図8のシート情報テーブルでは、シートNo.部は
FW−02、シートあたりのブロック数は3で、ブロッ
クNo.が5,6,7のように表現される。
【0049】図10はCRT表示装置に制御ブロック図
を表示する場合の画面構成の一例を示したものである。
同図において、91は入力信号エリア、92は制御ブロ
ック図エリア、93は出力信号エリア、94はメッセー
ジエリア、95はモニタビューエリア、96はエラーメ
ッセージエリアである。なお、この場合の演算ブロック
シンボルと信号線の表現方法の一例を図11にまとめて
示している。
【0050】図12はプログラマPRGのキーボードK
Bのレイアウトの一例を示す平面図である。
【0051】図13は、図12に示したプログラマPR
GのキーボードKBからのキー操作により、図10のよ
うな制御ブロック図をCRT画面上に作画する場合の、
オペレータによる操作手順(同図のA)およびキー操作
(同図のB)を、加算演算ブロックの作画を例にとって
示したものである。
【0052】また、図14は、図13の作画手順を実行
する場合におけるCRT画面上の画像の変化を、手順に
そって示したものである。同図の(1),(2)…など
の符 号は、図13の(A)の同じ符号と対応して付けら
れている。すなわち、例えば、図13(A)の手順
(1)を実行すれば、CRT画面上には図14の(1)
が表示され、手順(2)が終わると、画面は図14の
(2)のように変化する。なお、図14において、鎖線
は前の画面と同一であることを示している。
【0053】図15は、図13および図14の作画操作
に対応したプログラマPRGの、プログラム作成および
制御ブロック図表示の全体フローを示すものである。図
13と図14、および図15のかっこで囲んだ番号は、
互いにフェーズが対応していることを示す。
【0054】図13ないし図15を用いて、プログラム
作成処理の動作を説明する。
【0055】まず、フェーズ(1)において、キーボー
ドKB(図12)上のプログラム作成モードキーを押す
ことによって、プログラマPRGはプログラム作成モー
ド処理に入り、図14の(1)および図15のS1のよ
うに、CRT画面のメッセージエリア94に“プログラ
ムサクセイ”“シートNo.=”と表示する。
【0056】そして、図15のS2のように、シートN
o.のキーイン待ちの状態になる。S2において、シー
トNo.がキーボードより(例えば、FW−02のよう
に)キーインされると、S3において、そのシートN
o.が既にシート情報テーブルに登録済であるかとうか
をチェックする。
【0057】前記シートNo.が登録されている場合
は、S4へ進んで該当したシートNo.の制御ブロック
図を表示する。この方法については後述する。
【0058】登録されていない場合には、S5へ進み、
こゝでそのシートNo.をシート情報テーブルに登録す
る。すなわち、図8で説明したフォーマットにしたがっ
て、該当するシートNo.(例えば「FW−02」)の
シート情報テーブルを追加する。
【0059】つぎに、フェーズ(3)においては、最初
に作画したい演算ブロック名をキーボードKBの対応し
たキー(この例では、加算AD)を押す。これにより、
図14の(3)のように、CRTのモニタビユーエリア
95に、該当した演算ブロックのシンボルが表示され
る。
【0060】そして、フェーズ(4)(5)で、入力信
号線番(この場合A001.A002;なお、結線しな
い場合はNC)および出力信号線番(この場合A00
3)を順次キーインすると、図14(4)−1〜(4)
−3および(5)のように、モニタビューエリア95に
これらが表示される(図15のS6)。
【0061】一つのブロックについて、信号番号の入力
が終了すると、フェーズ(6)になる。このとき、終了
指令キーSETを押すことにより、その演算ブロックの
演算仕様テーブルが作成される(図15のS7)。これ
と同時に、この演算仕様テーブルの先頭アドレスが、シ
ートの情報テーブルに仮登録される。
【0062】そして制御ブロック図の作画と表示は、こ
のシート情報テーブルと演算仕様テーブルに基づいてサ
ブルーチンによって行われる(図15のS9)。
【0063】このように、全体の制御ブロック図を機能
ごとにいくつかのグループに分けて、これをシートN
o.で管理するようにすれば、機能単位のブロック図が
簡単に作成でき、検索および管理が容易になる。
【0064】つぎにこのサブルーチンの処理を図16を
用いて説明する。この図において、細線の矢印はテーブ
ルのデータを参照することを意味し、また、太線の矢印
はプログラムの処理の流れをあらわしている。
【0065】まず、ステップ(1)において、現在指定
されているシートNo.(この例では「FW−02」)
をシート情報テーブル(図8)と照合し、該当したシー
トN o.のテーブルのブロック数とブロックNo.のと
ころを参照する。
【0066】演算順序が末設定である場合は、ブロック
No.のところには、図16に示したように、演算仕様
テーブルの先頭番地が格納されている。
【0067】ステップ(2)において、前記先頭番地を
読取り、ステップ(3)で、前記先頭番地をアクセスす
ると、その内容より該演算ブロックの種類が判明する。
そこで、予め格納した情報に基づいて、ステップ(4)
で、その演算ブロックのシンボルを作成する。
【0068】つづいて、ステップ(5)では、この演算
ブロックシンボルをCRTの制御ブロック図エリア(図
10参照)に配置する処理を行う。すなわち、図16に
例示したように、演算ブロック名称、シンボル及び出力
信号線番を表示する。
【0069】ステップ(6)では、演算仕様テーブルか
ら入力信号線番を読み取り、画面上での座標位置を決定
する。そして最後に、ステップ(7)において、入力信
号と出力信号夫々の結線を行い、一ブロックの作画を終
了する。
【0070】その後、引き続いて他の演算ブロックをキ
ーインすると、図13ないし図15のフェーズ(3)か
ら以降の、同様の処理が行われ、2番目の演算ブロック
および結線が表示される。
【0071】2番目のブロックが比例積分演算ブロック
の場合の、シート情報テーブルと演算仕様テーブルの構
成例を図17に示す。なお、この場合のサブルーチンの
処理の詳細は、図16と同じであるので省略する。
【0072】図16のサブルーチン処理の内ステップ
(5)〜(7)の処理の詳細を、図18,図19、図2
0および図21に示す。
【0073】 この処理は、CRTの制御ブロック図エリ
ア92(図10)に、X軸とY軸を定義し、演算ブロッ
クシンボルが配置されていないエリアを、X軸ポインタ
とY軸ポインタとで管理するようにし、演算ブロックの
配置と結線を、つぎのルールに従って行うものである。
【0074】ルール1;演算ブロックは左から右へ、ま
た上から下へ、順に配置する。
【0075】ルール2;演算ブロック間の結線は左から
右へ貫けるように − すなわち、後戻りしないように
− 行う。
【0076】ルール3;演算ブロック間の結線は、前記
ルール1と2の制限の下で、最短ルートを通るようにす
る。
【0077】ルール4;演算ブロック間の結線は、前後
のブロックが同一ライン(Y軸方向のライン)で結線さ
れる場合は、前のブロックの出力と後のブロックの第一
入力が一直線になるように配置する。
【0078】ルール5;それぞれの演算ブロックシンボ
ルの左端は、各列ごとにY軸を合わせて配置する。
【0079】この処理の特長は、結線ルートのサーチの
代わりに、画面をシフトする方式をとっているため、ア
ルゴリズムが簡単となり、処理速度が速くなっている点
である。
【0080】なお、図22には、図20のステップ11
5−1、および116−1〜116〜5における各結線
パターンの列を示している。
【0081】図23〜図29に図18〜図21の処理方
式による作画例を示す。なお、これらの図の画面は、図
10の制御ブロック図エリアに相当している。
【0082】先ず、図23に示すように、制御ブロック
図エリア92に、初めてブロックを配置する場合は、図
18のステップ101の判定において、最初のブロック
であるのでステップ107ヘ進む。そして、図23
(a)で空きエリアを示すX軸およびY軸ポインタX
P,YPが指し示す座標(0,0)に、図23(b)の
ようにブロックシンボルと出力信号名を表示する。同時
に、X軸ポインタ,Y軸ポインタを(X ,Y ),
(X ,Y )に移す。
【0083】次ぎに、図19のステップ108で同一出
力信号名Bの座標をサーチし、ステップ109へ進む。
ステップ109では、同一出力信号名がないので、ステ
ップ110で同一入力信号名の座標をサーチする。
【0084】そして、ステップ111でも同一信号名が
ないので、図20のステップ113へ進み、X軸方向判
定(X座標の相対位置関係チェック)を行う。この場
合、相手信号が同一ラインにあるケースに相当するので
ステップ114−1に進む。このステップの判定は直前
の結線に該当するので、ステップ115−1へ進む。
【0085】この場合は、結合点1が入力信号エリアに
相当するので、1と2は同一座標となるがこの座標を決
定する。次に、図21のステップ117で結合点1と2
を結線する。さらに、図23(c)のように入力信号線
を表示する。そして、図21のステップ118で結線が
終了する。この場合は、ステップ122で全入力信号の
結線が終了し、第1ブロックの作画処理がこれで終了す
る。
【0086】次に、図24(a)のブロック1にブロッ
ク2を追加する場合を説明する。
【0087】図18のステップ101での判定におい
て、今度は、最初のブロックではないのでステップ10
2へ進み、第1入力信号名Bをサーチする。ステップ1
03では、同一信号名が既に第1ブロックの出力信号と
して有るので、ステップ104−2へ進む。
【0088】そして、第2ブロックのX座標を第1ブロ
ックのX座標(図24の座標X )に合わせ、ステップ
105でY座標をY に合わせる。つぎにステップ10
6で、同一ライン(即ち第1ブロック)の出力信号Bの
位置に、第2ブロックの入力信号BのX座標を合わせ
る。
【0089】図18のステップ107では、ブロックシ
ンボルと出力信号名を、図24(b)のように制御ブロ
ック図エリア92に表示する。
【0090】つぎに、図19のステップ108で、同一
出力信号名Bの座標をサーチし、ステップ109へ進
む。このステップでは、同一出力信号名Bがあるのでス
テップ112へ進み、図24(c)のように、結線エリ
アを右へ1ラインシフトする。
【0091】そして、図20のステップ113へ進み、
そこで第2ブロックと第1ブロックのX座標の相対位置
関係をチェックする。この場合は、同一ラインにあるの
で、ステップ114−1に進み、出力信号Bとの直前の
結線なのでステップ115−1で2ケ所の結合点(図2
4(c)の1と2)のX,Y座標を決定する。
【0092】つぎに、前述したのと同様に、図21のス
テップ117で、結合点1と2を結線する。図24
(d)に結線後の表示を示す。
【0093】ステップ118では結線終了チェックを行
う。この場合は、結線終了であるので、ステップ122
へ飛ぶ、この例では、入力信号は一本であるので、これ
で全入力信号の結線は終了し、第2ブロックの表示処理
は全て終了する。
【0094】図25のように、第1および第2ブロック
の外に、さらに第3ブロックを追加する場合には、図1
8のステップ101で最初のブロックではないから、ス
テップ102で第1入力信号Bをサーチする。
【0095】 そして、ステップ103で、同一信号名が
既に第2ブロックの出力信号として有るので、ステップ
104−2により第2ブロックのX座標をX軸ポインタ
の値に合わせる。引きつゞき、ステップ105で、Y軸
をY軸ポインタの値に合わせ、ステップ107で第3ブ
ロックのブロックシンボル及び出力信号名を図25
(b)のように表示する。
【0096】つぎに、図19のステップ108で同一出
力信号名Bの座標をサーチする。ステップ109では、
同−信号名Bがあるのでステップ112へとぶ。
【0097】ステップ112では、図25(c)のよう
に、結線エリアを右へ1ラインシフトする。
【0098】つづいて、図20のステップ113で、ブ
ロック1と3のX座標の相対関係をチェックする。この
場合は、上部方向の結線であるのでステップ114−3
へ進み、また直前のブロックとの結線であるので、ステ
ップ16−5に分岐し、図25(c)のように結合点
1,2及び3のX,Y座標を決定する。
【0099】つぎに、図21のステップ117で結合点
1と2を結線し、ステップ118へ進むが、こゝこで
は、まだ結線終了ではないので、さらにステップ119
へ進んで結合点2と3を結線する。
【0100】そして、ステップ120では結線終了であ
るので、ステップ122へ進み、全入力信号(この場合
一本)の結線終了となり、第3ブロックの作画処理は全
て終了する。図25(d)に結線結果を示す。
【0101】図26(a)のように、2入力BおよびD
を有する第3ブロックを追加する場合は、つぎのような
手順になる。
【0102】図18のステップ101で、最初のブロッ
クではないから、ステップ102へ 進み、第1入力信号
Bをサーチする。そして、ステップ103では、同一信
号名がすでに第2ブロックの出力信号として有るので、
ステップ104−2へ進み、そこで、第3ブロックのX
座標をX軸ポインタXPの値に合わせる。
【0103】さらに、ステップ105でY座標をY軸ポ
インタYPの値に合せ、ステップ107で図26(b)
のようにブロックシンボル及び出力信号名を表示する。
つぎに、図19のステップ108で同一出力信号名Bの
座標をサーチする。
【0104】つぎに、ステップ109では同一信号名が
あるので、ステップ112で図26(c)のように結線
エリアを右ヘ1ラインシフトし、図20のステップ11
3でブロック1と3のX座標の相対関係をチェックす
る。
【0105】この場合は、同一ライン方向の結線である
のでステップ114−1へ進み、さらに、直前のブロッ
クとの結線であるのでステップ115−1に分岐し、図
26(c)の結合点1と2のX,Y座標を決定する。そ
して、図21のステップ117で、図26(d)のよう
に結合点1と2を結線する。
【0106】ステップ118では、結線終了であるの
で、ステップ122へ飛び、全入力信号結線終了かどう
かチェックする。この場合あと一本の結線が残っている
ので、ステップ103へ戻る。ステップ9では、同一出
力信号名Dがあるのでステップ112へとぶ。
【0107】ステップ112では、結線エリアを、図2
6(e)のように、結線エリアを右へ1ラインシフトす
る。そして、図20のステップ113でブロック2と3
のX座標の相対位置関係をチェックする。この場合、下
部方向ヘの結線であるので、ステップ114−2へ進
む。
【0108】また、直前のブロックへの結線であるの
で、さらにステップ116−3に分岐する。そこで、図
26(e)の結合点1,2及び3のX,Y座標を決定す
る。次 に図21のステップ117で結合点1と2を結線
し、ステップ118では、結線終了でないのでステップ
119へ進み、結合点2と3を結線する。
【0109】ステップ120の判定では、結線終了であ
るので、ステップ122へ進む。このとき、全入力信号
の結線が終了しているので、第3ブロックの作画処理は
終了する。図26(f)に結線後の制御ブロック図を示
す。
【0110】図27(a)に示すように、出力Bを有す
る第1ブロックおよび出力Cを有する第2ブロックに、
入力B,Cを有する第3ブロックを迫加する場合の手順
は、次のとおりである。
【0111】図18のステップ101においては、最初
のブロックではないのでステップ102へ進み、第1入
力信号名Cをサーチする。ステップ103では、同一信
号名があるのでステップ104−2へ進む。そして、第
3ブロックのX座標を同一信号名をもつブロック2の座
標に合わせる。
【0112】つづいて、ステップ105で、Y座標をY
軸ポインタの値に合わせる。ステップ106で同一ライ
ンの入力信号線Cの位置を合わせ、ステップ107で、
演算ブロックシンボルと出力信号名を図27(b)のよ
うに表示する。
【0113】次に、図19のステップ108で同一出力
信号名Cの座標をサーチする。ステップ109では、同
一出力信号名があるので、ステップ112へとび、結線
エリアを、図27(c)のように、1ライン右方へシフ
トする。
【0114】つづいて、ステップ118でX軸方向判定
を行なう。この場合、同一ラインに相当するのでステッ
プ114−1へ進み、直前の結線であるので、ステップ
115−1で図27(c)の結合点1と2の座標を決定
する。
【0115】そして、図21のステップ117で、図2
7(d)のように、結合点1と2を 結線し、ステップ1
18へ進む。このとき、第1入力は結線終了なので、ス
テップ122へ進む。ステップ122では、この場合ま
だ全入力信号の結線終了していないので、ステップ10
8へ戻り、同一出力信号名Bの座標をサーチする。
【0116】ステップ109では同一信号名Bがあるの
でステップ112ヘとび、そこで図27(e)のように
右へ1ラインシフトし、図20のステップ113でX軸
方向の結線方向を判定する。この場合同一ラインなの
で、ステップ114−1へ進み、直前の結線でないこと
から115−2のステップへ移る。
【0117】そして、それ自身のライン全体を1キャラ
クタ分下方へずらし、ステップ116−1で図27
(f)の4ケ所の結合点1,2,3,4の座標を決定す
る。つぎに、図21のステップ117〜121によって
図27(f)のように結合点1,2,3,4を結合し、
ステップ122ヘ進む。こゝで、全入力信号結線終了と
なるので、第3ブロックの作画処理がこれで全て終了す
る。図27(g)に結線後の制御ブロック図を示す。
【0118】図28(a)に示すように、第1〜3のブ
ロックに第4のブロック4を追加する場合の手順を以下
に説明する。
【0119】図18のステップ101において、最初の
ブロックではないのでステップ102へ進み、第一入力
信号名Eをサーチし、ステップ103で同一信号名があ
るので104−2へ進む。そして、第4ブロックのX座
標を同一信号名のブロックの座標に合わせる。
【0120】つぎに、ステップ105でY座標をY軸ポ
インタYPの値に合わせる。ステップ106で、同一ラ
インの入力信号線Eの位置を合わせ、ステップ107で
演算ブロックシンボルと出力信号名を図28(b)のよ
うに表示する。
【0121】次に、図19のステップ108で同一出力
信号名Eの座標をサーチし、ステッ プ109では同一出
力信号名があるので、ステップ112へ飛ぶ。ステップ
112で、結線エリアを、図28(c)のように、右方
へ1ラインシフトする。
【0122】つぎに、図20のステップ113でX軸方
向判定を行なう。この場合、同一ラインに相当するので
ステップ114−1へ進み、直前への結線であるので、
ステップ115−1で図28(c)の結合点1と2の座
標を決定する。そして、図21のステップ117で、図
28(d)のように結合点1と2を結線し、ステップ1
18へ進む。
【0123】このとき、第一入力は結線終了なので、ス
テップ118での判定が成立し、ステップ122へ進
む。ステップ122では、この場合まだ全入力信号の結
線終了していないので、ステップ108ヘ戻り、同一出
力信号名Dの座標をサーチする。ステップ109では、
同一信号名があるので、ステップ112へ進む。ステッ
プ112で、図28(e)のように、右へ1ラインシフ
トし、図20のステップ113で軸方向の結線方向を判
定する。この場合、下部への結線なのでステップ114
−2へ進み、直前の結線でないことからステップ115
−3へ移る。
【0124】そして、図28(f)のように、ブロック
4の下部ラインを一ラインだけ下方ヘシフトし、そのX
座標を決定する。つゞいて、ステップ16−2で、結合
点1,2,3,4の座標を決定する。つぎに、図21の
ステップ117〜121によって、図28(g)のよう
に結合点1,2,3,4を結合し、ステップ122で全
入力信号結合終了するので、第4ブロックの作画処理が
すべて終了する。
【0125】図29(a)に示すように、それぞれ出力
信号B,D,Eを有する第1〜第3ブロックに、第4ブ
ロック4を追加する場合の手順は、つぎのとおりであ
る。
【0126】図18のステップ101において、最初の
ブロックではないのでステップ102へ進み、第一入力
信号名Dをサーチし、ステップ103で同一信号名があ
るのでステップ104−2へ進む。
【0127】そして、ブロック4のX座標を同一信号名
を持つブロックの座標に合わせ、ステップ105でY座
標をY軸ポインタYPの値に合わせる。ステップ106
で同一ラインの入力信号線Dの位置を合わせ、ステップ
107で演算ブロックシンボルと出力信号名を図29
(b)のように表示する。
【0128】つぎに、図19のステップ108で同一出
力信号名Dの座標をサーチする。ステップ109では、
同一出力信号名があるのでステップ112へ進む。ステ
ップ112では、結線エリアを図29(c)のように、
1ライン右へシフトする。
【0129】つぎに、図20のステップ113へ進んで
X軸方向判定を行なう。この場合、同一ラインに相当す
るのでステップ114−1に進み、直前の結線であるの
でステップ115−1ヘ移って図29(c)の結合点1
と2の座標を決定する。
【0130】そして、図21のステップ117で、図2
9(d)のように、結合点1と2を結線し、ステップ1
18へ進む。このとき、第一入力は結線終了なので、さ
らにステップ122へ進む。ステップ122では、この
場合まだ全入力信号の結線が終了していないのでステッ
プ108ヘ戻る。
【0131】ステップ108では、Aと同一の出力信号
名の座標をサーチする。ステップ109では、同一出力
信号名がないのでステップ110へ進み、同一の入力信
号名の座標をサーチする。ステップ111では、同一信
号名があるのでステップ112へ進み、図29(e)の
ように結線エリアを右へ1ラインシフトする。
【0132】そして、図20のステップ113でX軸方
向の判定を行なう。この場合、上部方向に相当するので
ステップ114−3へ進み、直前の結線でないので11
5−4へ進む。そして、図29(f)のように、ブロッ
ク4を含む部分を下部へ1ラインシフトし、結線エリア
のX座標を決定する。
【0133】 つぎに、ステップ116−4で結合点1,
2,3,4の座標を決定する。そして図21のステップ
117〜121によって、図29(g)のように結合点
1,2,3,4を結合し、ステップ122ヘ進む。そこ
で全入力信号線の結線が終了するので、第4ブロックの
作画処理がこれで全て終了する。
【0134】制御プログラムを実行レベルのものにする
ためには、以上に述べた手順に加えるにさらに演算順序
付けの操作と処理が必要である。演算順序設定にはカー
ソルキー操作で順序を設定したい演算ブロック位置にカ
ーソルを合わせて演算順序をキーボードからキーインす
ることによって実行される。
【0135】例えば、図6のような制御ブロックにおい
て、第1番目の(加算)ブロックの演算順序を5,第2
番目の(比例積分)ブロックを6,第3番目の(加算)
ブロックを7に設定した場合には、図30に示すよう
に、シート情報テーブルに記憶されていた各々のブロッ
クの演算仕様テーブルの先頭アドレスが、演算順序テー
ブルの設定値に相当した位置(例えば、順序設定値が5
の場合は5番目)に書き込まれる。
【0136】そして、シート情報テーブルの演算仕様テ
ーブル先頭アドレスは、その順序番号に置きかえられ、
これがブロックNo.となる。
【0137】図18〜図21の実行レベルの制御プログ
ラムを制御ブロック図として表示する場合、図16のサ
ブルーチンの処理は、図31のように修正される。
【0138】図16に示した処理と較べれば、明らかな
ように、図31は演算順序テーブルを解読する処理(2
a)が増える点、および(2)演算ブロックNo.をそ
のシンボルに付加して表示(この例では番号5)する点
まで、図16の処理と異なる。
【0139】ところで本発明では、メモリ容量の節約を
目的として、CRT画面への制御ブ ロック図の表示要求
があったときに、前述のように、図16および図31に
示した処理の(4)〜(7)で、CRTのための情報を
生成し、一個ずつCRTに表示していく。
【0140】その場合、画面の空きエリアがなくなって
演算ブロックの追加表示ができなくなるケースに対して
は、つぎのような方法で作画を可能にしている。
【0141】すなわち、図32に示すように、プログラ
ム作成時の処理では、のように、図16,31の処理
(5)の後で、ブロック6が配置可能かどうかを同図に
付記したような手順でチェックし、配置不可能の時に
は、キーボード上のブロックシフトキーを一回おすと、
図32ののように、ブロック1が表示から消えて空き
エリアができる。
【0142】そこで、再度配置可能か否かをチェック
し、可能になっておれば同図中のように配置する。つ
ぎに、ブロック5と6の結線のためにシフトが必要とな
るが、この結線が可能かどうかは図32に付記した手順
により、図16または図31の(7)の処理でチェック
する。
【0143】結線が可能であれば、図32ののように
結線をするが、可能でないときは1ブロックシフトした
後に同様の処理を行なう。
【0144】ブロックシフトする前と後での表示処理
は、図9に示すように、ではブロック1〜5までを表
示できるが、ブロック6が配置できない。そこで、表示
開始ポインタを1ブロック分ずらしてブロック2から表
示を行なうようにする。このようにすれば、作画が可能
となるので、シート情報テーブルにブロック6が登録さ
れ、ブロック数が5に増加されてブロック2〜6が画面
上に表示される。
【0145】図32の制御ブロックを後で再表示させる
場合には、シートNo.をキーインすると、まず同図
のように表示される。つぎに、シフトキー操作で同図
のよ うに表示させることができる。
【0146】なお、上記した実施例では、機能単位に分
割された制御ブロック図の表示画面上でのスクロールは
ブロック単位で行われるものとして説明したが、本発明
はこれのみに限定されるものではなく、シンボル欠けや
結線切れが許容される状況下では、通常の座標移動によ
るスクロールにより任意の領域が表示できるようにして
も良い。
【0147】
【発明の効果】上記したように、本発明によれば次のよ
うな効果が達成される。(1)制御プログラムの制御ブロック図を、その機能こ
とにシートNo.で管理するようにしたので、機能単位
のブロック図が簡単に作成でき、検索および管理が容易
になる。 (2)演算ブロックの配置や結線のルートを指定しなく
ても制御ブロック頭を作画しながら効率のよい制御プロ
グラムの作成、修正が可能となる。また表示位置情報を
常時コントローラに格納する必要がないことからコント
ローラのメモリを節減することができる。 (3)制御プログラムの一機能分の制御ブロック図が一
画面で表示出来ない場合には、任意の領域を選択的に表
示させることができるので、プログラムの作成、修正が
効率良く行える. (4)制御プログラムの一機能分の制御ブロック図が一
画面で表示出来ない場合に、一ブロック単位のシフト方
式を採用すれば、シフト表示用のプログラマのメモリを
節減できる。 (5)一ブロック単位のシフト方式を採用すれば、シフ
ト後の画面でも、ブロックシンボルや結線が途中で途切
れることはなく、一ブロックずつ完結表示できるので制
御が読みやすく、制御プログラムの作成、修正が容易に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の適用対象の一つであるAPCの構成
例を示すブロック図である。
【図2】 APCに本発明を適用したシステム構成の一
例を示すブロック図である。
【図3】 プログラマをコントローラに接続した状態を
示すハード構成のブロック図である。
【図4】 コントローラのソフトウエア構成の一例を示
す図である。
【図5】 制御系の一例を示すブロック図である。
【図6】 図5に相応する制御ブロック図の一例であ
る。
【図7】 図6に対応するコントローラの仕様テーブル
とデータテーブルの構成例を示す図である。
【図8】 シート情報テーブルの構成例を示す図であ
る。
【図9】 図32の場合のシート情報テーブルの構成例
を示す図である。
【図10】 CRTの画面表示の一例を示す図である。
【図11】 図10の説明図である。
【図12】 プログラマにおけるキーボードのレイアウ
トの一例を示す平面図である。
【図13】 図10のような制御ブロック図をCRT上
に作画する場合の操作手順を示すフローチャートであ
る。
【図14】 その場合のCRT画面上の制御ブロック図
の変化例を示す平面図である。
【図15】 制御ブロック図を作画する場合のプログラ
マの概略フローチャートである。
【図16】 制御ブロック図の作画サブルーチンの一例
を示すフローチャートである。
【図17】 シート情報テーブルおよび演算仕様テーブ
ルの構成例を示す図である。
【図18】 CRT画面への演算ブロックシンボルの配
置および相互間結線のサブルーチンを示す詳細フローチ
ャートである。
【図19】 CRT画面への演算ブロックシンボルの配
置および相互間結線のサブルーチンを示す詳細フローチ
ャートである。
【図20】 CRT画面への演算ブロックシンボルの配
置および相互間結線のサブルーチンを示す詳細フローチ
ャートである。
【図21】 CRT画面への演算ブロックシンボルの配
置および相互間結線のサブルーチンを示す詳細フローチ
ャートである。
【図22】 図19における結線パターンを示す図であ
る。
【図23】 図18〜図21による作画の状態を経時的
に示す図である。
【図24】 図18〜図21による作画の状態を経時的
に示す図である。
【図25】 図18〜図21による作画の状態を経時的
に示す図である。
【図26】 図18〜図21による作画の状態を経時的
に示す図である。
【図27】 図18〜図21による作画の状態を経時的
に示す図である。
【図28】 図18〜図21による作画の状態を経時的
に示す図である。
【図29】 図18〜図21による作画の状態を経時的
に示す図である。
【図30】 演算順序設定操作を説明するための各種テ
ーブルの構成を示す図である。
【図31】 修正された制御ブロック図の作画サブルー
チンの一例を示すフローチャートである。
【図32】 演算ブロックシンボルのシフトを伴う場合
のCRT画面の表示例を示す図である。
【符号の説明】 1…データ設定装置,2…マスターコ
ントローラ,3…サブループコントローラ,4…入力処
理コントローラ,22…バスコントローラ,23…シリ
アル伝送バス,27…減算器,28…比例積分器,29
…加算機,34…プログラマ,35…伝送インタフェー
スアダプタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御プログラムを演算ブロックで記述
    し、各演算ブロックの演算仕様、演算順序および演算デ
    ータをテーブルとして予め記憶装置に記憶し、これらを
    記憶装置より読出して解読することにより演算制御を行
    うコントローラより成るプロセス制御装置において、制
    御プログラムの作成、修正及び表示に必要なデータを入
    力するキーボードと、 制御プログラムを制御ブロック
    図で表示する表示装置と、制御プログラムを保存する記
    憶装置と、前記諸装置を制御し、制御プログラムの作
    成、修正及び表示処理を司るプログラマと、前記プログ
    ラマと上記コントローラとのデータ伝送用の伝送インタ
    フェースと、 制御プログラムの機能単位の区切り(シ
    ートと呼ぶ)にシートNo.を対応づけ、各シートに属
    する演算ブロックをシートNo.で管理するシート情報
    テーブルとを具備したことを特徴とするプロセス制御装
    置。
  2. 【請求項2】 各シートNo.に対応した機能単位の制
    御ブロック図の任意の部分のみを選択的に表示させる選
    択表示手段をさらに具備したことを特徴とする請求項1
    記載のプロセス制御装置。
  3. 【請求項3】 前記各シートNo.に対応した機能単位
    の制御ブロック図は、表示装置の一画面内に表示可能な
    規模を超えるものであることを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載のプロセス制御装置。
  4. 【請求項4】 前記シート情報テーブルは、各シートに
    属する演算ブロックの識別番号(演算ブロックNo.と
    呼ぶ)を、表示順序と共に管理することを特徴とする請
    求項1ないし請求項3のいずれかに記載のプロセス制御
    装置。
  5. 【請求項5】 前記選択表示手段は、シート情報テーブ
    ルに格納された演算ブロックNo.に対する表示開始ポ
    インタを1ブロックずつずらすことを特徴とする請求項
    4記載のプロセス制御装置。
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