JPH0736105Y2 - エンジンの燃料制御装置 - Google Patents

エンジンの燃料制御装置

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JPH0736105Y2
JPH0736105Y2 JP14309189U JP14309189U JPH0736105Y2 JP H0736105 Y2 JPH0736105 Y2 JP H0736105Y2 JP 14309189 U JP14309189 U JP 14309189U JP 14309189 U JP14309189 U JP 14309189U JP H0736105 Y2 JPH0736105 Y2 JP H0736105Y2
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fuel
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裕之 松本
美伸 城戸
猛 今井
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は、エンジンの運転状態に応じてインジェクタ
から噴射供給する燃料を制御するエンジンの燃料制御装
置に関し、特にエンジン始動に際しての燃料供給制御技
術に関する。
《従来の技術》 第3図はコンピュータによる電子制御式エンジンにおけ
る燃料制御系の概略構成を示している。インジェクタ1
(例えば気筒毎に設けられている)はコントローラ2に
よって制御されて所定のタイミングで所定量の燃料を噴
射する。コントローラ2はクランク角センサ、エアフロ
ーメータ4、エンジン水温センサ5、スタータスイッチ
6のスイッチ信号、さらにスロットルポジションセンサ
などエンジンの運転状態を検出する各種のセンサ類や状
態信号を入力情報とし、インジェクタ1からの噴射タイ
ミングおよび噴射量(噴射パルス幅)を適宜に制御す
る。
エンジンの定常的な運転状態ではエンジンのサイクルに
同期してインジェクタ1から燃料が噴射される(同期噴
射という)。これに対してエンジンのサイクルと関係な
いタイミングでインジェクタから燃料を噴射する非同期
噴射という燃料供給方法がある。例えば加速操作によっ
てスロットル弁が急激に開かれた場合や、エンジン始動
に際してスタータ信号がオンになったときに、速やかに
エンジンに燃料を供給すべく非同期噴射が行われる(例
えば、特公昭47-10896号公報等)。
《考案が解決しようとする課題》 従来の装置では、第4図に示すように、エンジン始動に
際してスタータ信号がオンになると、コントローラ2は
このスイッチ信号にただちに応答し、インジェクタ1か
ら所定量の燃料を非同期噴射している。スタータ信号が
オンになってから非同期噴射が開始されるまでの時間は
コントローラ2の減少な応答遅れでしかない。
この従来の制御では特に冷間始動時に始動不良が起きや
すいという問題があった。エンジンが暖まっている状態
での始動時には、スタータによるクランキング開始に伴
って速やかにピストンが動き、非同期噴射を速く行なっ
ても噴射燃料は良好に吸入空気に混合される。しかし冷
間始動時にはオイルの粘性が高くて機械抵抗が大きいの
で、クランキングによるピストンスピードが遅く、従っ
て吸入空気のスピードも遅い。ここでスタータ信号がオ
ンと同時に非同期噴射が行われると、吸入空気に対して
燃料が過多になり、燃料が十分に気化されずに点火プラ
グなどを含む燃焼室内を濡らしてしまう。そのために始
動不良が起きやくなる。
この考案は前述した従来の問題点に鑑みなされたもの
で、その目的は、冷間時も良好にエンジンを始動できる
ようにした燃料制御装置を提供することにある。
《課題を解決するための手段》 そこでこの考案では、エンジンの始動に際してスタータ
信号がオンしてから所定時間Td後に非同期噴射により燃
料を供給する始動時非同期噴射制御手段と、前記時間Td
をエンジン温度が低いほど大きくするタイミング制御手
段とを設けた。
《作用》 この考案に係る燃料制御装置では、温間始動時はスター
タ信号がオンしてから比較的速いタイミングで非同期噴
射が行われ、冷間始動時にはスタータ信号がオンしてか
ら比較的遅いタイミングで非同期噴射が行われる。
《実施例》 第3図に示した装置構成は本考案の実施例にも共通する
ものであり、本考案の特徴はコントローラ2が実行する
エンジン始動時の非同期噴射の制御動作にある。その制
御動作の要点を第1図のフローチャートに示している。
スタータスイッチ6がオフからオンになったとき第1図
の割込み処理が実行される。
コントローラ2のメモリ内には第1図に付記したグラフ
のようなエンジン水温とディレイ時間Tdとの制御マップ
が設定されており、最初のステップ101ではセンサ5で
検出されたエンジン水温をパラメータとしてこのマップ
を引き、対応するディレイ時間Tdを引き出す。図のグラ
フから明らかなように、エンジン水温が低いほど時間Td
が大きくなるように設定してある。
次にステップ102では所定のタイマに前記時間Tdをプリ
セットして当該タイマを起動する。次のステップ103で
前記タイマがタイムアップするのを待ち、タイムアップ
したならばステップ104に進んで非同期噴射を開始す
る。
つまり第2図に示すように、本考案に係る燃料制御装置
では、スタータ信号がオンしてから所定時間Td後にイン
ジェクタ1から非同期噴射が開始される。そしてこのデ
ィレイ時間Tdはエンジン水温が低いほど大きくなる。
なお前記の実施例ではエンジン温度としてエンジンの冷
却水温を採用しているが本考案はこれに限定されるもの
ではなく、例えばエンジンオイルの温度を採用してもよ
い。
《考案の効果》 以上詳細に説明したように、この考案に係るエンジンの
燃料制御装置では、スタータ信号がオンしてから非同期
噴射を開始するまでの時間をエンジンの温度に応じて適
切に変更するようにしたので、従来のように冷間始動時
に非同期噴射が速すぎて始動不良が起きるという現象を
なくすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例によるエンジンの燃焼制御装
置の主要部の動作を示すフローチャート(制御マップの
グラフを含む)、第2図は同上制御動作のタイミングチ
ャート、第3図は本考案の実施例および従来例に共通す
る電子制御式エンジンの燃料制御系の概略ブロック図、
第4図は従来装置の動作を示すタイミングチャートであ
る。 1……インジェクタ 2……コントローラ 5……エンジン水温センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 信時 宜和 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−195937(JP,A) 特開 昭61−142345(JP,A) 特表 平1−50260(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンの始動に際してスタータ信号がオ
    ンしてから所定時間Td後に非同期噴射により燃料を供給
    する始動時非同期噴射制御手段と、前記時間Tdをエンジ
    ン温度が低いほど大きくするタイミング制御手段とを備
    えたことを特徴とするエンジンの燃料制御装置。
JP14309189U 1989-12-13 1989-12-13 エンジンの燃料制御装置 Expired - Fee Related JPH0736105Y2 (ja)

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JPH0382848U JPH0382848U (ja) 1991-08-23
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