JP2522209B2 - 電子制御式燃料噴射装置 - Google Patents

電子制御式燃料噴射装置

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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は例えば車両用内燃機関に設けられる電子制御
式燃料噴射装置に関し、特に機関の始動時の燃料噴射の
改良に関するものである。
〔従来の技術〕
従来における内燃機関の始動時の燃料噴射制御として
は、例えば特公昭57−27972号公報や特開昭48−53118号
公報に示されるようなものがある。
特公昭57−27972号公報においては、始動時の燃料供
給量を冷却水温と回転数とに応じて定め、機関の回転に
同期したタイミングで、その定められた供給量を一度に
噴射している。
また特開昭48−53118号公報においては、内燃機関の
始動前、あるいは始動開始とともに運転者により操作さ
れるスイッチに応じて、機関温度に応じた時間幅のパル
ス信号を発生させ、このパルス信号の発生している間だ
け一定時間幅の短パルスを一定周期で燃料噴射弁に印加
するようにしている。すなわち機関始動の温度状態に応
じて決まる回数だけ、一定時間づつ一定周期で燃料噴射
弁を開弁させて、所定量の燃料を機関に供給している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで上記特公昭57−27972号公報においては、始
動時の所定の噴射タイミング毎に必要とする燃料が一度
に供給されるため、燃料の気化性が悪く、始動時に機関
の要求する空燃比の混合気の供給が行なわれず、始動性
が悪いものであった。
また特開昭48−53118号公報においては始動前、又は
初期の水温で始動時のすべての燃料が決められ、一度だ
けのトリガに基づいて断続的に噴射して燃料を供給して
いるため、燃料の過不足が生じる恐れがあった。
従って、本発明の目的は安定した始動性が得られる電
子制御式燃料噴射装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するために本発明においては第10図
に示すように、 内燃機関に設けられ、駆動パルスにより開閉作動する
燃料噴射弁と、 内燃機関の始動状態を検出する始動状態検出手段と、 内燃機関の温度状態を検出する温度状態検出手段と、 内燃機関の回転数を検出する回転数検出手段と、 前記始動状態検出手段にて機関が始動状態にあること
が検出されている場合に、前記温度状態検出手段にて検
出される温度状態と、 前記回転数検出手段にて検出された回転数とに基づ
き、この回転数の増大に応じて少なくなるよう始動時の
燃料噴射量を算出する噴射量算出手段と、 前記始動状態検出手段にて機関が始動状態にあること
が検出されている間、始動時の燃料噴射量に対応する時
間より十分に短い所定時間幅の駆動パルスを機関の回転
に同期したタイミングで燃料噴射弁に対して出力し始め
ると共に、該タイミングと該タイミングの次のタイミン
グとの間において前記回転数の増大にしたがって回数が
次第に減少する複数個の前記駆動パルスを所定周期で燃
料噴射弁に対し出力して、これら複数個の駆動パルスを
合計したものに対応する燃料噴射量を前記始動時の燃料
噴射量として前記燃料噴射弁より内燃機関に供給する始
動時燃料供給手段と を備えたことを特徴とする電子制御式燃料噴射装置とし
ている。
〔作用〕
上記構成によれば、噴射量算出手段により始動時の温
度状態と回転数とに応じて始動時の燃料噴射量が回転数
の増大に対し少なくなるように算出される。
そしてこの始動時の燃料噴射量は始動時燃料供給手段
にて燃料噴射弁が機関の回転に同期したタイミングの最
初の駆動パルス及びその次のタイミングまでの略々一様
に発生される複数の駆動パルスに応じて駆動することで
内燃機関に供給される。
〔実施例〕
以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図には本発明の一実施例が適用される内燃機関及
び周辺機器の構成が示されており、1は車両に搭載され
た火花点火式4気筒内燃機関(以下エンジンという)で
ある。
このエンジン1には吸気管2と排気管3とが接続され
ており、吸気管2は上流側より集合部4,サージタンク5
及び分岐部6から構成されていて、集合部4を通過して
きた吸気がサージタンク5にて脈動吸収された後、各分
岐部6を介してエンジン1の各気筒へと導かれるように
構成されている。また排気管3も各気筒に対応した分岐
部とその分岐部を集合した集合部とを有している。上述
の吸気管2の集合部4には運転者により操作されるスロ
ットル弁7が設けられており、このスロットル弁7の上
流側に吸気温に応じた信号を出力する吸気温センサ8と
吸気量に応じた信号を出力する吸気量センサ9とが設け
られている。またスロットル弁7の回転軸にはスロット
ル弁7の開度に応じた信号を出力するスロットルセンサ
10が設けられている。また各分岐部6にはそれぞれ電磁
作動式の燃料噴射弁11が設けられており、この燃料噴射
弁11から所定量の燃料がエンジン1の図示しない吸気弁
近傍に噴射される。
また上述の排気管3の集合部には排気ガス中に含まれ
る残留酸素濃度に応じた信号を出力する酸素センサ12が
設けられている。
またエンジン1にはエンジン1を冷却するための冷却
水の温度に応じた信号を出力する水温センサ13が設けら
れている。
さらにエンジン1には各気筒に対応して点火プラグ14
が設けられており、この点火プラグ14にはイグナイタ15
で発生された高電圧がディストリビュータ16で分配され
て供給される。そしてこのディストリビュータ16にはエ
ンジン1の回転数に応じた信号を出力する回転数センサ
17が設けられている。
上記各センサの信号はマイクロコンピュータを中心に
構成される燃料噴射電子制御ユニット(ECU)20に入力
されており、このECU20は入力信号に基づいて燃料噴射
弁11の制御のための演算を行ない、制御信号を出力す
る。
またこのECU20には図示しないスタータが作動してい
る時に閉じるスタータスイッチ22が接続されている。
第2図に上記ECU20の構成を示す。第2図において、2
01は各種の入力データに基づいて燃料噴射を制御するた
めの各種演算を行い、指令を与えるセントラル・プロセ
ッシング・ユニット(CPU)である。また202はCPU210で
用いられる入力データやCPU201での演算後の出力データ
等が一時的に記憶されるランダム・アクセス・メモリ
(RAM)であり、203はCPU201の演算に必要なデータ等が
予め記憶されているリード・オンリー・メモリ(ROM)
である。204は上述の吸気量センサ8,吸気量センサ9,ス
ロットルセンサ10,酸素センサ12,水温センサ13,回転数
センサ17及びスタータスイッチ22からの信号が入力され
る入力ポートである。205は燃料噴射弁11に対する出力
ポートであって、この出力ポート205からはCPU201の演
算結果に応じた信号がCPU201の指令に応じて駆動回路20
6にて所定の信号に変換されて、燃料噴射弁11に出力さ
れる。
上記構成の始動後の通常作動時、すなわちスタータス
イッチ22がオフとされた運転状態では、ECU20のCPU201
にて吸気量センサと回転数センサ17とからの信号に基づ
いて基本噴射時間幅TP(=K×Q/Ne、ただしQは吸気
量、Neは回転数、Kは係数)を求め、この基本噴射時間
幅TPを吸気温センサ8,スロットルセンサ10,酸素センサ1
2、及び水温センサ13から信号に基づいて算出される種
々の補正係数により補正して噴射時間幅を定める。そし
てこのようにして決められた噴射時間幅がエンジン回転
に同期した所定の噴射タイミングでCPU201から出力ポー
ト205に出力される。すると出力ポート205からは噴射時
間幅に応じたパルス信号が駆動回路206に出力され、駆
動回路206からはパルス信号に応じた所定時間幅を有す
る駆動パルスが燃料噴射弁11に対して出力され、燃料噴
射弁11は所定時間幅だけ開弁して、燃料噴射を実行す
る。
次に上記構成の始動時の燃料制御をCPU201にて実行さ
れるプログラムに基づいて説明する。
第3図に示すのは、180℃Aに発生する噴射トリガ執
行の所定角度前に実行される噴射トリガ間に必要とされ
る始動時の燃料噴射量(噴射時間幅)を算出するプログ
ラムのフローチャートである。第3図において、ステッ
プ301では現在スタータがONしているかをスタータスイ
ッチ22の信号に基づいて判断し、スタータがOFFであれ
ば以下のステップをすべて迂回して本ルーチンを終了す
る。またスタータがONであれば、ステップ302にて水温
センサ17からの水温信号TWを取込み、ステップ303にて
水温信号TWに応じた始動時の基本噴射時間幅AをROM203
に記憶されているマップに基づいて求める。なお、始動
時の基本噴射時間幅Aは水温TWに対し、第5図に示すご
とく予じめ設定されている。次にステップ304では現在
の回転数Neを取込み、ステップ305にて回転数Neに応じ
た補正係数K1をROM203内に記憶されているマップに基づ
いて求める。なお、補正係数K1は回転数Neに対し、第6
図に示すごとく予じめ設定されており、回転数Neの増大
に対し反比例して補正係数K1は1.0以下の小さい値に変
化するように設定されている。そしてステップ306に
て、この補正係数K1により始動時の基本噴射時間幅Aが
乗算補正され、今回の噴射時間幅圧が求められる。すな
わち回転数Neが高くなる程、噴射時間幅は大きく、減量
補正される。
これは回転数Neが高まるとエンジンの吸気行程が短か
くなり、これに応じてエンジンの吸気も減るので、回転
数Neに反比例的に補正係数K1を定め、始動時のエンジン
に吸入される混合気の空燃比をほぼ均一なものとするた
めである。このようにしてステップ306の処理が済む
と、本ルーチンを終了する。
次に第4図に基づいて、上述のようにして求められた
始動時の噴射時間幅に応じた燃料量の始動時における噴
射実行処理について述べる。
第4図にフローチャートとして示されるプログラム
は、180℃A毎の噴射トリガ信号に応じて割込実行され
るもので、まずステップ401にて上記第3図プログラム
にて求められた今回の始動時の噴射時間幅Ttを取込む。
次にステップ402にて後述する噴射累積値TDtを0にクリ
アする。ステップ403では、始動時の噴射時間幅Ttより
も充分に短い、予め定められた時間幅TDを有する分割パ
ルスを出力ポート205に出力する。ステップ404では噴射
累積値TDtに時間幅TDを加えて、あらためて噴射累積値T
Dtとする。
次にステップ405では分割パルス出力後所定時間TDR
過したかを判断し、TDR経過後にステップ406に進む。ス
テップ406では噴射累積値TDtが噴射時間幅Ttを上回った
かを判断し、上回っていれば本ルーチンを終了する。ま
たまだTDt<Ttであればステップ407に進む。ステップ40
7ではTDt≧Ttになる前に次の割込信号、すなわち噴射ト
リガ信号が発生したかを判断し発生していなければステ
ップ403に進み、再びステップ403〜406までの処理を実
行する。また発生していればステップ401に進み、新た
に設定されている始動時の噴射時間幅Ttを取込み、ステ
ップ402にて噴射累積値TDtを0にクリアしてから、上述
の処理を再び実行する。
第4図のプログラムによれば、第7図に示すごとく噴
射トリガ信号に応じて最初の分割パルスが出力ポート20
5に出力されると、この分割パルスの時間幅TDに応じた
時間幅TDの駆動パルスが燃料噴射弁11に出力される。そ
して出力後所定時間TDR経過後に再び時間幅TDの駆動パ
ルスが燃料噴射弁11に出力され、このような一連の作動
が噴射累積値TDtが始動時の噴射時間幅Tt以上になるま
で繰返し実行される。またTDt≧Ttとなる前に再び噴射
トリガ信号が発生していれば、前の噴射トリガ信号に基
づく噴射処理をキャンセルし、新たな噴射トリガ信号に
よる噴射処理を実行する。
ところで、上述の第3図と第4図とのプログラムにお
いては第3図のプログラムの方が第4図のプログラムよ
りも優先されて実行されるようにされており、仮に第4
図のプログラム実行中に第3図のプログラムの実行の割
込が入れば、第4図のプログラム処理を一時中断して、
第3図のプログラムが処理され、処理終了後再び第4図
のプログラムの中断した処理から実行が再開される。
ところで上記分割パルスの時間幅TDと分割パルス出力
後の次の分割パルス出力までの所定時間TDRとは分割パ
ルスが噴射トリガ信号の発生する間隔(180℃A)の間
の前半部分に集中せず、略々一様に分布するように設定
されている。そして条件を満たすためには、始動時の噴
射時間幅Ttが回転数Neの増大に応じて上述のように小さ
くなるように定められており、噴射トリガ信号の時間間
隔に各々比例した値となっていることから、時間幅TD
所定時間TDRとの比TD/TDRを分割パルスが噴射トリガ間
の後半部分にも及ぶような値に予じめ設定し、この比に
基づいて分割パルスの時間幅TDならびに分割パルス間の
所定時間TDRを定めておけばよい。なおこの際分割パル
スの時間幅TDならびに分割パルス間の所定時間TDRは燃
料噴射弁11の開閉弁の応答性が満たされ、かつ断続して
噴射することによる充分な霧化(気化)性が発揮され、
かつ回転数が始動状態を脱するような値となっても噴射
トリガ間に始動時の噴射時間幅で定まった要求燃料量が
充分に供給できるような値に実験等によって定められ
る。
従って上記実施例によれば、各噴射トリガ間における
エンジンが必要とする燃料量が求められ、この燃料量を
その噴射トリガ信号により一度でエンジンに供給するの
ではなく、噴射トリガ間において略々一様に発生される
分割パルスに基づく燃料噴射弁に対する駆動パルスによ
り燃料噴射弁を断続して作動させることでエンジンに供
給するので、霧化性(気化性)が極めて良く、始動時に
エンジンが要求する空燃比の混合気がエンジンに確実に
供給されるようになると共に、均一な混合度合の混合気
が生成されるようになり、従ってエンジンの始動時の回
転が素早く上昇するようになり、始動状態から素早く脱
するようになる。すなわち始動性が極めて向上するよう
になり、さらには始動に要する燃料量も少なくて済むよ
うになるという効果が得られる。特に始動中にエンジン
の初爆が来てから完爆(始動完了)に至るまでのエンジ
ン回転にムラがあり、吸気行程の時間にバラツキのある
時でも、空燃比が略々一定の混合気が供給できることか
らも始動性は向上するようになる。
ところで上記実施例では分割パルスの時間幅TDと分割
パルス間の所定時間TDRは予じめ一定の値に設定してい
たが、始動時の噴射時間幅Ttや、回転数Neより変わるよ
うにしていてかまわない。
例えば、始動時の噴射時間幅Ttを回転数Neに応じて定
めた第8図に示すような特性のマップを水温TW毎(例え
ば−30℃から90℃まで10℃毎)に備えておき、水温TW
回転数Neに応じて始動時の噴射時間幅Ttを補間演算して
求める。また始動時の噴射時間Ttの分割数NDを回転数Ne
に応じて定めた第9図に示すような特性のマップを始動
時の噴射時間Ttと回転数Neのマップと同じ数だけ水温TW
毎に備え、水温TWと回転数Neに応じた分割数NDも補間演
算して求める。そして始動時の噴射時間幅Ttを分割数ND
で割り、分割パルスの時間幅TDを定めると共に、その時
の回転数NDから求められる噴射トリガ間の時間幅TOから
始動時の噴射時間幅Ttを引いた値(T0−Tt)を分割数ND
で割って分割パルス間の所定時間TDRを定める。
また上述の第2の実施例において水温TWに応じて複数
個のマップを持たせるのではなく、補正係数を保ち、回
転数Neにより始動時の噴射時間Ttならびに分割数NDを求
め、水温TWで求まる補正係数により補正してから上述の
例と同様にしてもよい。
また始動時の噴射時間幅Ttの大きさは水温一定であれ
ば噴射トリガ間隔に略々比例しているので、分割数ND
水温TWの高い状態で分割パルスの時間幅TDを燃料噴射11
の応答性が確保されるよう定めておいて、この時の分割
数NDをベースとして始動の噴射時間幅Ttの大きさに応じ
て分割数NDを定めておいてもよい。
ところで上記実施例ではスタータスイッチ22のON,OFF
状態に基づいて始動時であるか否かを判断していたが、
始動時の回転数が一定値以下にある間、始動時と判断す
るようにしてもよい。
また上述のごとく断続的に燃料を噴射するのは、燃料
の気化性(霧化性)の悪い低温始動時(例えば0℃以
下)のみとしてもかまわない。
さらに本発明は吸気量と回転数とから基本噴射時間幅
を求めるシステムだげでなく、吸気圧と回転数とから基
本噴射時間幅を求めるシステムにも適用できる。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明によれば、噴射量算出手段に
て機関始動時の温度状態と回転数により回転数の増大に
応じて少なくなるよう噴射量算出することで、機関の回
転に同期したタイミング間における機関が必要とする始
動時の燃料量が定められ、このようにして定められた始
動時の燃料量は始動時燃料供給手段において燃料噴射弁
が機関の回転に同期したタイミングからその次のタイミ
ングまでの間に前記回転数の増大にしたがって回数が次
第に減少する所定の周期で実質的に一様に発生される複
数の駆動パルスにより駆動されることで機関に供給され
るようになり、従って始動時の燃料量は上記のタイミン
グ間において、断続した噴射により、機関回転数が低い
時には回数が多くなり、機関回転数が高くなるにしたが
って回数が次第に減少するように複数回に分けて偏りが
少ない状態にて略一様に噴射供給されるため、吸入空気
に対する気化性(霧化性)が良好なものとなり、始動状
態にある間常に機関が要求する空燃比の混合気が均一な
状態で生成され、機関に確実に供給されることになるこ
とから、始動時の回転上昇が素早くなり、従って始動性
が極めて向上するようになり、安定した始動性が得られ
るようになり、また、始動状態と判別されている間はそ
の時の機関温度状態ならびに回転数に基づいて始動燃料
量を定めているので、始動時の初爆から完爆に至る機関
回転数の増大に対して燃料の過不足も起こらないと共
に、始動状態から上述のことから素早く脱し得るように
なるので、少ない燃料で充分に始動し得るという優れた
効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例構成を有する内燃機関及びそ
の周辺機器の構成を示す概略構成図、第2図は第1図の
ECUの構成を示すブロック図、第3図,第4図は第2図
のCPUで実行されるプログラムのフローチャート、第5
図,第6図は第2図のROMに記憶されているマップの特
性を示す特性図、第7図は第4図に示されるプログラム
によるタイムチャート、第8図,第9図は本発明の他の
実施例におけるマップの特性を示す特性図、第10図は本
発明の概略構成を示すブロック図である。 1……エンジン,11……燃料噴射弁,13……水温センサ,1
7……回転数センサ,20……ECU,22……スタータスイッ
チ,201……CPU,203……ROM。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭48−53118(JP,A) 特開 昭62−32242(JP,A) 特開 昭58−44232(JP,A) 特公 昭57−27972(JP,B2)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関に設けられ、駆動パルスにより開
    閉作動する燃料噴射弁と、 内燃機関の始動状態を検出する始動状態検出手段と、 内燃機関の温度状態を検出する温度状態検出手段と、 内燃機関の回転数を検出する回転数検出手段と、 前記始動状態検出手段にて機関が始動状態にあることが
    検出されている場合に、前記温度状態検出手段にて検出
    される温度状態と、前記回転数検出手段にて検出された
    回転数とに基づき、この回転数の増大に応じて少なくな
    るよう始動時の燃料噴射量を算出する噴射量算出手段
    と、 前記始動状態検出手段にて機関が始動状態にあることが
    検出されている間、始動時の燃料噴射量に対応する時間
    より十分に短い所定時間幅の駆動パルスを機関の回転に
    同期したタイミングで前記燃料噴射弁に対して出力し始
    めると共に、該タイミングと該タイミングの次のタイミ
    ングとの間において前記回転数の増大にしたがって回数
    が次第に減少する複数個の前記駆動パルスを所定周期で
    前記燃料噴射弁に対し出力して、これら複数個の駆動パ
    ルスを合計したものに対応する燃料噴射量を前記始動時
    の燃料噴射量として前記燃料噴射弁より内燃機関に供給
    する始動時燃料供給手段と を備えたことを特徴とする電子制御式燃料噴射装置。
  2. 【請求項2】前記駆動パルスの所定時間幅および所定周
    期は、それぞれ予め定められた一定値に設定されている
    特許請求の範囲第1項記載の電子制御式燃料噴射装置。
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