JPH0736013U - 変位センサ - Google Patents

変位センサ

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JPH0736013U
JPH0736013U JP6625393U JP6625393U JPH0736013U JP H0736013 U JPH0736013 U JP H0736013U JP 6625393 U JP6625393 U JP 6625393U JP 6625393 U JP6625393 U JP 6625393U JP H0736013 U JPH0736013 U JP H0736013U
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JP
Japan
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permanent magnet
movable permanent
magnetic
displacement sensor
movable
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JP6625393U
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English (en)
Inventor
富夫 加藤
勝 梶原
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 微振動による誤動作を防止して、一定以上の
傾斜,転倒,振動又は衝撃等を検知し得る変位センサを
提供する。 【構成】 本センサ10Aは、可動永久磁石12を移動
可能に内部空間13に収容する容器本体14と、ホール
IC(磁気検出素子)11が配置された蓋15と、可動
永久磁石12を磁気的に保持する固定永久磁石(保持部
材)16とを有し、固定永久磁石16により可動永久磁
石12を磁気的に保持した位置で可動永久磁石12と接
触する容器本体14の内壁面14bに、凹部14cを設
けたものである。定常状態においては、可動永久磁石1
2は、固定永久磁石16により磁気的に保持され、微振
動では移動しないように凹部14cにより位置規制され
ている。一定以上の傾斜等により当該センサ10Aに変
位が生じると、可動永久磁石12が移動し、ホールIC
11が磁気的変化を検出する。これにより、傾斜等が検
知される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、傾斜,転倒,振動又は衝撃等を検知する変位センサに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の変位センサの一例を図10に示す。
【0003】 この変位センサ1は、可動永久磁石3を移動可能に容器6の内部空間4に収容 するとともに、保持部材7により可動永久磁石3を磁気的に保持した状態で可動 永久磁石3による磁界内に磁気検知素子8を配置したものであり、傾斜,転倒, 振動又は衝撃等によってセンサ1に変位が生ずると、可動永久磁石3が移動して 可動永久磁石3の磁気検出素子8に作用する磁束が変化することにより、傾斜, 転倒等を検知するものである(実開平4−96003号公報)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、可動永久磁石3は全方向に移動できるように球状になっている ことから、可動永久磁石3と保持部材7との接触が点接触となるため、微振動で 移動して誤動作を起こし易いという問題があった。
【0005】 そこで、本考案は、上記事情に鑑みてなされたものであり、微振動による誤動 作を防止して、一定以上の傾斜,転倒,振動又は衝撃等を検知し得る変位センサ を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1記載の変位センサは、可動永久磁石と、こ の可動永久磁石を移動可能に内部空間に収容する非磁性体からなる容器と、前記 可動永久磁石を磁気的に保持する保持部材と、前記可動永久磁石の移動によって 生ずる磁気的変化を検出する磁気検出素子とを有する変位センサにおいて、前記 保持部材により可動永久磁石を磁気的に保持した位置で可動永久磁石と接触する 前記内部空間の壁面に、凹部又は貫通孔を設けたことを特徴とするものである。
【0007】 また、請求項2記載の変位センサは、前記凹部又は貫通孔の径は、前記可動永 久磁石より小径とするものである。
【0008】
【作用】
請求項1記載の変位センサによれば、当該変位センサが傾斜,転倒,振動又は 衝撃等によって変位を生じていない定常状態においては、可動永久磁石は、保持 部材により磁気的に保持され、微振動で移動しないように凹部又は貫通孔により 位置規制されている。一定以上の傾斜等により当該変位センサに変位が生ずると 、可動永久磁石が移動し、磁気検出素子が磁気的変化を検出する。これにより、 傾斜等が検知される。
【0009】 請求項2記載の変位センサによれば、凹部又は貫通孔の径を可動永久磁石より 小径とすることにより、定常状態における可動永久磁石と凹部又は貫通孔との接 触が複数点又は線接触となるため、微振動での移動を防止できる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照して詳述する。
【0011】 図1は本考案の変位センサの一実施例を示す断面図である。
【0012】 この変位センサ10Aは、可動永久磁石12を移動可能に内部空間13に収容 する容器本体14と、磁気検出素子が配置された蓋15と、可動永久磁石12を 磁気的に保持する保持部材としての固定永久磁石16とを有して構成されている 。
【0013】 次に、上記各部の詳細を説明する。
【0014】 前記可動永久磁石12は、永久磁石自体が球状に形成されたものであるが、転 動を容易とするため磁極面が球面であれば、表面全体が必ずしも球状でなくても よい。例えば、図2に示すように、一部に平坦な面12aを備えてもよく、図3 に示すように、円柱状,角柱状等の永久磁石12bをプラスチックケースやモー ルド体12c等に封入してもよい。また、材質は、等方性,異方性のいずれでも よく、ネオジウム,希土類その他の永久磁石でもよい。
【0015】 前記容器本体14は、非磁性体からなる有底筒状を有し、底部14aの内壁面 14bの中央に可動永久磁石12より小径の凹部14cを設け、底部14aの周 囲に鍔部14dを突設させ、取付用捩子14eを有している。この凹部14cに より、微振動による誤動作を防止することができる。なお、凹部14cの形状は 、円形,角形,三角形,その他多角形等でもよい。
【0016】 前記磁気検出素子は、可動永久磁石12からの磁束の変化を検出するものであ り、ホールIC11,リードスイッチ11C,MR素子(磁気抵抗素子),ホー ル素子等が適用されるが、本実施例ではホールIC11について主に説明する。
【0017】 ホールIC11は、図4のブロック図に示すように、ホール素子110,増幅 器111,シュミットトリガ112,電源回路113,温度補償回路114,出 力トランジクタ115及び出力抵抗116を具備している。このホールIC11 は、図1に示すように磁気検出面11aを有し、図5の出力特性図に示すように 、磁気検出面11aに向かうN極又はS極のいずれか一方の一定以上の磁界の強 さに対してスイッチング動作する一方向磁界動作型のものである。この磁界の強 さが一定(B2 )以上になると、出力トランジスタ115がオンとなり、出力電 圧はローレベルLとなる。一方、磁界の強さが一定(B1 )以下になると、出力 トランジスタ115がオフとなり、出力電圧はハイレベルHとなる。なお、回路 によっては、出力トランジスタ115のオン/オフと出力電圧のL/Hの関係を 、逆にすることもできる。このようなホールIC11を用いることにより、入力 電源を必要とするが、出力信号がローレベル(オン)/ハイレベル(オフ)で得 られるので、取扱いが容易となり、リード線,ピン端子等任意の方法で信号を取 り出すことが可能となる。
【0018】 前記固定永久磁石16は、可動永久磁石12との間の磁気吸引力により可動永 久磁石12の一方の定まった極性(S極又はN極)が常にホールIC11の磁気 検出面11aに向くように保持するものである。これにより、磁気検出素子とし て一方向磁界動作型のホールIC11を用いることが可能となる。なお、磁気検 出素子として他の検出素子を用いた場合には、保持部材として永久磁石以外の磁 性体であってもよい。
【0019】 次に、本実施例の動作を説明する。
【0020】 まず、定常状態では、可動永久磁石12は、固定永久磁石16との間の磁気吸 引力により、磁極例えばS極がホールIC11に向いており、ホールIC11に 十分な磁束を供給している。このため、ホールIC11は、その十分な磁束によ り出力トランジスタ115がオンとなり、ローレベルの電圧を出力している。ま た、この定常状態では、可動永久磁石12は、微振動では移動しないように凹部 14cにより位置規制されている。
【0021】 なお、この定常状態において、磁気検出素子がホール素子の場合には、磁束密 度に比例して大きな出力電圧(+,−は磁極による)が得られ、また、磁気検出 素子が正の磁気特性を持った化合物半導体MR素子の場合は、抵抗値が増加して 大となっており、負の磁気特性を持った強磁性体金属MR素子の場合には、抵抗 値が減少して小となっている。また、磁気検出素子が、リードスイッチの場合に は、オンとなっている。
【0022】 ここで、当該センサ10Aに図6に示すように、一定以上の傾斜又は転倒が加 わったり、強い衝撃加速度が加わると、可動永久磁石12は、凹部14cから離 れて飛び出す。この結果、可動永久磁石12からホールIC11に磁束が供給さ れなくなり、ホールIC11の出力トランジスタ115がオフとなり、出力電圧 がHレベルとなる。
【0023】 なお、磁気検出素子がホール素子の場合には、出力電圧が小さくなるが、その 出力変化をオペアンプ等により検出することにより、オン/オフの出力を得るこ とができる。また、磁気検出素子がMR素子の場合には、抵抗値が変化し、この 抵抗変化をホール素子と同様に、オペアンプ等の回路によって処理することによ って、オン/オフの出力を得ることができる。また、磁気検出素子がリードスイ ッチの場合には、オフとなる。
【0024】 以上のような動作で、傾斜,転倒等を検知することができる。
【0025】 なお、動作する傾斜角,加速度の大きさは、可動永久磁石12と固定永久磁石 16との間の磁気吸引力や凹部14cの大きさと可動永久磁石12の径等によっ て定まる。つまり、可動永久磁石12の材質,大きさ,形状,固定永久磁石16 の材質,形状,大きさ,磁気ギャップ(可動永久磁石12とホールIC11との 間及び可動永久磁石12と固定永久磁石16との間)や凹部14cの形状,大き さ等によって定まる。
【0026】 なお、本実施例は、図7に示す変位センサ10Bのように、図1に示す変位セ ンサ10Aを上下逆様の状態にして、定常状態において、可動永久磁石12Bを 上部に設けた凹部14cに固定永久磁石16Bの磁気吸引力により引き上げて保 持するようにしてもよい。
【0027】 また、本実施例は、図8に示す実施例の変位センサ10Cのように、磁気検出 素子として、リードスイッチ11Cを用いてもよい。この場合は、前述したよう にリードスイッチ11Cは、定常状態において、磁束により一対のリード片が接 触してオン状態となっており、傾斜,転倒等が加わると、リードスイッチ11C がオフとなる。
【0028】 また、本実施例は、図9に示す変位センサ10Dのように、可動永久磁石12 を載置する台座17を備え、その台座17の中央に可動永久磁石12が微振動で 移動しないように貫通孔17aを設け、その貫通孔17a内に保持部材16を配 置してもよい。但し、この場合には、保持部材16の磁力は、磁気検出素子を誤 動させないレベルに制限される。また、固定永久磁石16を内部空間13に露出 させ、その固定永久磁石16に可動永久磁石12を位置規制するための凹部を設 けてもよい。
【0029】 このような本実施例によれば、以下の効果が得られる。
【0030】 (1) 可動永久磁石12を球状としているので、全周方向(360度)に対して同 じ傾斜角,転倒角,加速度で作動することができ、動作の安定化が図れる。
【0031】 (2) 可動永久磁石12を球状とした場合、接触部分が点接触となり、微振動に対 して反応し易いという欠点を持っているが、本実施例では凹部14cにより位 置規制しているので、複数点又は線接触となるため、外部からの振動で誤動作 することがなくなる。
【0032】 (3) 磁気検出素子としてホールICを用いた場合には、オン/オフ信号が直接得 られると共に、リードスイッチのように大型にならないため、小型化が可能と なる。また、出力処理のための他の回路を設ければ、磁気検出素子としてMR 素子やホール素子も利用することができる。
【0033】 (4) 水銀スイッチの様な地球環境を汚染する有害物質を使用していないため、環 境保護に寄与し得る変位センサを提供することができる。
【0034】 なお、本考案は、上記実施例に限定されず、種々に変形実施できる。
【0035】
【考案の効果】
以上詳述した本考案によれば、以下の効果を奏する。
【0036】 請求項1記載の考案によれば、定常状態において可動永久磁石を保持部材によ り磁気的に保持するとともに、凹部又は貫通孔により位置規制しているので、微 振動による誤動作を防止して、一定以上の傾斜,転倒,振動又は衝撃等を検知し 得る変位センサを提供することができる。
【0037】 請求項2記載の考案によれば、定常状態における可動永久磁石と凹部又は貫通 孔との接触が複数点又は線接触となるため、微振動による誤動作を確実に防止で きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の変位センサの一実施例を示す断面図
【図2】可動永久磁石の他の例を示す側面図
【図3】可動永久磁石の他の例を示す断面図
【図4】ホールICのブロック図
【図5】ホールICの出力特性図
【図6】本実施例の動作を説明するための断面図
【図7】他の実施例を示す断面図
【図8】他の実施例を示す断面図
【図9】他の実施例を示す断面図
【図10】従来の変位センサの動作状態を示す断面図
【符号の説明】
10A乃至10D 変位センサ 11 ホールIC(磁気検出素子) 12 可動永久磁石 13 内部空間 14 容器本体 16 固定永久磁石(保持部材)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動永久磁石と、この可動永久磁石を移
    動可能に内部空間に収容する非磁性体からなる容器と、
    前記可動永久磁石を磁気的に保持する保持部材と、前記
    可動永久磁石の移動によって生ずる磁束の変化を検出す
    る磁気検出素子とを有する変位センサにおいて、前記保
    持部材により可動永久磁石を磁気的に保持した位置で可
    動永久磁石と接触する前記内部空間の壁面に、凹部又は
    貫通孔を設けたことを特徴とする変位センサ。
  2. 【請求項2】 前記凹部又は貫通孔の径は、前記可動永
    久磁石より小径とする請求項1記載の変位センサ。
JP6625393U 1993-12-13 1993-12-13 変位センサ Withdrawn JPH0736013U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002336595A (ja) * 2001-05-16 2002-11-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 洗濯機の水位兼振動検出装置
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Effective date: 19980305