JPH0735867A - 放射性表面汚染検出器 - Google Patents

放射性表面汚染検出器

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JPH0735867A
JPH0735867A JP17966193A JP17966193A JPH0735867A JP H0735867 A JPH0735867 A JP H0735867A JP 17966193 A JP17966193 A JP 17966193A JP 17966193 A JP17966193 A JP 17966193A JP H0735867 A JPH0735867 A JP H0735867A
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Shohei Matsubara
昌平 松原
Kenichi Yano
賢一 矢野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 放射性表面汚染検出器を大面積化し、かつ感
度を高める。 【構成】 検出部10は、平面状に整列された多数のシ
ンチレータファイバ14から成るファイバアレイ16を
含む。各シンチレータファイバ14で生じた光は、連結
部13を通って取手部12内に収納された光電子増倍管
の受光面へ達する。従来のようにライトガイドなどが必
要でないので検出感度が高められ、またファイバアレイ
16を大きくすることによって検出器の大面積化を図る
ことが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物体表面の放射物質に
よる表面汚染を測定するための放射性表面汚染検出器に
関する。
【0002】
【従来の技術】原子力発電所や放射性物質取扱施設等で
は、作業者等の表面に付着した放射性物質を検出するた
めに放射性表面汚染検出器が使用される。
【0003】例えば、従来の放射性表面汚染検出器は、
1枚の平板状のプラスチックシンチレータ板によってβ
線等の放射線が検出される。具体的には、前記シンチレ
ータ板に放射線が入射したとき生じる光を反射板やライ
トガイドなどで光電子増倍管に集めることによって、放
射線の検出が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、広範囲
に表面汚染を検出するためには、シンチレータ板を大き
くしなければならないが、シンチレータ板を大きくする
と、光電子増倍管の受光面へ光を効率的に導くことが困
難であった。すなわち、集光範囲が広くなればなるほ
ど、光電子増倍管の受光面への集光効率が低下してしま
う。なお、光電子増倍管の受光面の大きさには一定の制
約がある。
【0005】従って、従来においては、表面汚染の検出
範囲を大きくすることが困難であった。
【0006】また、シンチレータ板の構造上、シンチレ
ータ板内で発生した光は、その表面から外部へ出るもの
もあるが、多くはシンチレータ板の内部を伝わる性質を
もつ。よって、従来の検出器では、発生した光を十分に
光電子増倍管へ導くことができなかった。
【0007】本発明は、上記従来の課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、大面積化が容易で、かつ検出
感度の高い放射性表面汚染検出器を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、複数のシンチレータファイバを面状に揃
えて成るファイバアレイを含む検出部と、前記ファイバ
アレイの端面に接続された光電子増倍管と、を含むこと
を特徴とする。
【0009】
【作用】上記構成によれば、検出部には、複数のシンチ
レータファイバが面状に揃えられたファイバアレイが含
まれているので、そのファイバアレイによって放射線が
検出され、それによって生じた光はシンチレータファイ
バ内を通って、その端面に接続された光電子増倍管にて
検出される。従って、従来に比べ効率的な放射線の検出
が行える。
【0010】また、従来のようにライトガイドなどを設
ける必要がないので、自在にファイバアレイの面積を増
減させることができ、大面積型の放射性表面汚染検出器
を構成することも可能である。
【0011】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面に基づい
て説明する。
【0012】図1及び図2には、本発明に係る放射性表
面汚染検出器が示されており、図1はその上面図であ
り、図2はその側面図である。
【0013】この放射性表面汚染検出器は、大別して、
放射線の検出を行う検出部10と、使用者によって握ら
れる取手部12と、その両者を連結させる連結部13
と、で構成される。
【0014】図1において、検出部10は、図示のよう
に、多数の(例えば200本)シンチレータファイバ1
4を平面状に密に整列させたファイバアレイ16を含
む。この検出部10の大きさは、例えば10cm×20
cmである。また、シンチレータファイバ14は、プラ
スチックシンチレータで構成され、正方形断面を有しそ
の幅は0.5mmである。
【0015】連結部13は、図2に示されるように、側
面から見てほぼS字状に形成されており、取手部12を
把持した状態において、検出部10を被測定物へ近接し
やすく構成されている。連結部13内には、シンチレー
タファイバ14が結束して収納されている。
【0016】取手部12には、その内部に光電子増倍管
18が含まれており、上述した各シンチレータファイバ
14の端面が光電子増倍管18の受光面に近接対向され
ている。すなわち、各シンチレータファイバ14で生じ
た光は、その内部を伝わってその端面から光電子増倍管
18の受光面に達し、これによって光が検出されてい
る。なお、取手部12には図示しないケーブルが接続さ
れており、そのケーブルによって放射線測定装置にこの
放射性表面汚染検出器が接続される。
【0017】図3には、検出部10の断面が示されてい
る。遮蔽フレーム20の被測定物側の面には多数のシン
チレータファイバ14が導かれており、そのシンチレー
タファイバ14の被測定物側には遮光膜22及び防護メ
ッシュ24が設けられている。ここで、遮光膜22は、
アルミ箔などの放射線をあまり減弱させない物質で構成
されている。防護メッシュ24は、遮光膜22を保護す
るものであり、網状に形成された金属で構成されてい
る。
【0018】上記のように構成された放射性表面汚染検
出器を用いて例えば床の表面汚染を検出する場合には、
使用者は、取手部12を握ってその検出部10を床表面
に近接させる。すると、床に付着した放射性物質から出
たβ線などの放射線は、防護メッシュ24間を通過し更
に遮光膜22を透過してシンチレータファイバ14に達
する。
【0019】これによって、シンチレータファイバ14
で発光が生じる。ここで、アルミなどで構成される遮蔽
フレーム20によって上方からの外部放射線が遮断され
ている。なお、遮蔽フレーム20及び遮光膜22のそれ
ぞれのシンチレータファイバ14側の面には反射膜が形
成されており、シンチレータファイバ14の表面から出
た光も再度その内部へ導かれている。
【0020】ちなみに、β線を検出する場合には比較的
小さい断面積を有するシンチレータファイバ14が用い
られ、一方、γ線を検出する場合には比較的大きな断面
積を有するシンチレータファイバ14が用いられる。
【0021】シンチレータファイバ14で生じた光は、
その内部を伝達して、上述したように端面から光電子増
倍管18へ導かれ、この結果、光子として放射線が検出
され、生じたパルスは図示されていないケーブルを通っ
て放射線測定装置でカウントされる。
【0022】従って、以上の構成によれば、ライトガイ
ド等が不要となり、極めて効率的な放射線の検出、すな
わち検出感度を高めることが可能となる。また、検出部
10の面積を増大させても容易に光電子増倍管18の受
光面へ光を導くことができるので、大面積型の表面汚染
検出器を構成できるという利点がある。
【0023】次に、変形例について説明する。
【0024】図4には、連結部13をU字型にして取手
部12を検出部10の上方に位置させた検出器の例が示
されている。
【0025】図5には、ファイバアレイ16の両端に光
電子増倍管18を設け、いわゆる同時計数を行う構成が
示されている。
【0026】図6には、被検体30を弓形に取り囲む検
出部10を構成して、これによって被検体の表面汚染を
検出する放射性表面汚染検出器が示されている。このよ
うに、シンチレータファイバ14がフレキシブルである
ことから、被検出部の形状に応じて検出部10の形状を
定めることが可能である。
【0027】図7には、足の裏の汚染を測定する放射性
表面汚染検出器が示されており、2つの検出部32,3
4で生じた光が1つの光電子増倍管18で検出されてい
る。
【0028】図8には、手の表面汚染を測定する放射性
表面汚染検出器が示されており、2つの検出部32、3
4で生じた光が1つの光電子増倍管18で検出されてい
る。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
検出感度を高めることができ、かつ検出部の大面積化を
図れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る放射性表面汚染検出器の上面図で
ある。
【図2】本発明に係る放射性表面汚染検出器の側面図で
ある。
【図3】検出部10の断面図である。
【図4】連結部13をU字型にした変形例を示す図であ
る。
【図5】ファイバアレイ16の両端に光電子増倍管18
を連結させた例を示す図である。
【図6】被検体の表面汚染を測定する検出器を示す図で
ある。
【図7】足の裏の表面汚染を測定する検出器を示す図で
ある。
【図8】手の表面汚染を測定する検出器を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 検出部 12 取手部 13 連結部 14 シンチレータファイバ 16 ファイバアレイ 18 光電子増倍管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のシンチレータファイバを面状に揃
    えて成るファイバアレイを含む検出部と、 前記ファイバアレイの端面に接続された光電子増倍管
    と、 を含み、 前記検出部を被測定体に近接させて放射性表面汚染を測
    定することを特徴とする放射性表面汚染検出器。
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