JPH0735809Y2 - 車両の高圧エア供給装置 - Google Patents

車両の高圧エア供給装置

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JPH0735809Y2
JPH0735809Y2 JP5513089U JP5513089U JPH0735809Y2 JP H0735809 Y2 JPH0735809 Y2 JP H0735809Y2 JP 5513089 U JP5513089 U JP 5513089U JP 5513089 U JP5513089 U JP 5513089U JP H0735809 Y2 JPH0735809 Y2 JP H0735809Y2
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JP
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air
pressure air
pressure
air tank
tank
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洋一郎 河野
保昭 熊谷
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Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両に装着され、特に、コンプレッサよりの
高圧エアを一旦貯蔵するエアタンクを備えた車両の高圧
エア供給装置に関する。
(従来の技術) 車両には高圧エアにより駆動操作されるブレーキ装置
や、各種のエア式アクチュエータを使用した切り換え制
御手段が利用されている。特に、ディーゼルエンジンを
搭載した中大型車両では、排気中のパティキュレートを
捕獲し、適時にパティキュレートトラップ上のパティキ
ュレートを高圧エアにより吹き落し、これを焼却してト
ラップの再生処理を行なうという構成の逆洗式排出ガス
後処理装置が装着されることがある。
この逆洗式排出ガス後処理装置は、例えば第3図及び第
4図(a),(b)に示すようなキャニング容器1を排
気路2の途中に設け、このキャニング容器1内のパティ
キュレートトラップ3を用いて排気中のパティキュレー
トを捕獲している。
ここで、このキャニング容器1の中央には、複数のブロ
ック状のパティキュレートトラップ3が配設される。各
パティキュレートトラップ3はその中央に縦向溝4とそ
の溝に所定間隔を介して平行に横向き溝5が形成され、
縦向溝4に流入した排気が横向き溝5に達する間にパテ
ィキュレートがフィルタ壁6に付着するよう作用する
(第4図(a)参照)。
このパティキュレートトラップ3の上方には排気の流入
室が配設され、その下方にはヒータ7が配設され、しか
も、キヤニング容器1の排気路下流側より延出する下流
側排気管8内にはその中央に逆洗ノズル9が配設されて
いる。
この逆洗式排出ガス後処理装置はパティキュレートトラ
ップの再生処理の場合、まず、逆洗ノズル9より高圧エ
アを横向き溝5に吹き付け供給する。これにより、エア
がフィルタ壁6のパティキュレートを縦向溝4の中央に
吹き飛ばし(第4図(b)参照)、このパティキュレー
トは自重により縦向溝4を通して下方のキャニング容器
1の低壁上に堆積する。これら堆積パティキュレートは
ヒータ7により直接加熱焼却され、再生が行なわれてい
る。
ここで用いた高圧エアは、車載のエアタンクより供給さ
れており、同エアタンクには機関により駆動されるコン
プレッサより高圧エアが適時に供給されるように構成さ
れている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、特に、中大型車両のブレーキ系としてエアブ
レーキ、あるいはエアオーバ・ハイドロリックシステム
を採るブレーキの場合、エア源としてエアタンクを備え
る。このエアタンクには、機関により駆動されるコンプ
レッサより高圧エアが適時に供給され、常時所要圧のエ
アが蓄積されている。
しかし、このブレーキ系のエアタンク及びその高圧エア
管系に漏れ等が生じた場合、所要圧のエアの蓄積が適確
になされず、制動力の低下が生じ、走行安全性が低下す
ることとなる。そこで、このブレーキ系に主エアタンク
の他に、サブのエアタンクを並列的に配設し、これを緊
急時に選択的に切り換え接続して使用しても良い。しか
し、ブレーキ系内に2つのエアタンクを配備すること
は、コスト的にも、あるいは取付スペース確保の上でも
問題を生じる場合がある。
本考案の目的は、排出ガス後処理装置付きの車両のブレ
ーキ系に対して、緊急時用のエアタンクを低コストで装
着できる車両の高圧エア供給装置を提供することを目的
としている。
(課題を解決するための手段) 上述の目的を達成するために、本考案は、ブレーキ装置
の高圧エア管系の第1エアタンク、及び排出ガス後処理
装置の逆洗用エア管系の第2エアタンクに対して車載さ
れたコンプレッサより高圧エアをそれぞれ供給し、上記
第1エアタンクの高圧エアをブレーキバルブを介して制
動用ピストン側に供給し、上記第2エアタンクの高圧エ
アを開閉弁を介してパティキュレートトラップに吹き出
し供給するものであって、特に、上記第1エアタンクよ
りブレーキバルブに達する高圧エア管に三方切り換え弁
を設け、上記三方切り換え弁の切り換えにより、上記第
1及び第2の各エアタンクよりの高圧エアを選択的に上
記ブレーキバルブ側に供給するよう構成される。
(作用) 三方切り換え弁の切り換えにより、通常時には第1エア
タンクの高圧エアを制動用ピストン側に供給し、第1エ
アタンクに欠陥が生じた緊急時には、第2エアタンクよ
りの高圧エアを制動用ピストン側に供給できる。
(実施例) 第1図の車両の高圧エア供給装置は図示しない大型車両
に装着されている。この車両は、エアオーバハイドロリ
ックシステムを採るブレーキ装置Bと逆洗式排出ガス後
処理装置Gを備え、これらの各エア源側は、それぞれ高
圧エア供給装置の要部を構成している。
この車両は図示しない機関に駆動されるコンプレッサ20
を備え、このコンプレッサ20の高圧エア供給管21は第
1、第2エアタンク22,23に一方弁24,25を介して供給し
ている。なお、符号26はコンプレッサと第1エアタンク
22との間を断続する常開の開閉弁を示しており、これは
コントローラ27に接続されている。
ブレーキ装置Bは、フロント及びリア用のエア室221,22
2を区画して設けた第1エアタンク22と、両エア室221,2
22よりそれぞれ伸びるフロント及びリアの各エア管28,2
9と、各エア管28,29に取付けられた、フロント及びリア
の各三方電磁弁30,31及び制動用ピストンとしての各エ
アマスタ32,33と、各エアマスタ32,33に供給するエア量
を同時に増減操作するデュアルブレーキバルブ(以下単
にブレーキバルブと記す)34と、フロント及びリアの各
エアマスタ32,33より延出するフロント及びリアの各油
圧管35と、フロント及びリアの各油圧管35の端部にそれ
ぞれ接続されたフロント及びリアの各ホイールシリンダ
36,37とで構成されている。
第1エアタンク22の流入室223には圧力センサ38が装着
され、その出力はコントローラ27に入力されている。
フロント及びリアの各三方電磁弁30,31は三方二段の切
り換え弁であり、コントローラ27の出力により駆動され
る。各三方電磁弁30,31は、これがオフ時にはブレーキ
バルブ34側と第1エアタンク22側とを連通させ、オン時
(第1図に実線で示す位置)には、ブレーキバルブ34側
と第2エアタンク23側とを連通させている。
ここで、符号38は第2エアタンク23より延出し、分岐す
るバイパスエア管を示しており、それぞれの端部は各三
方電磁弁30,31の第2流入口に接続されている。
各エアマスタ32,33は高圧エアの圧力値に応じて油圧シ
リンダ内の油圧を高圧化する周知の空気倍力装置であ
り、ここで、符号39はオイルリザーバを示している。
他方、逆洗式排出ガス後処理装置Gは、第2エアタンク
23と、このエアタンク23より延出し、排気路40内の一対
の逆洗ノズル41(第2図参照)に接続された逆洗エア管
42と、同エア管42内に配設された各開閉弁43(第1図に
は一方のみ示した)と、排気路40の途中に配設され、パ
ティキュレートトラップ44を収容したキャニング容器45
とで構成されている。
第2図に示すように、キャニング容器45は平面視におい
て2室を隔壁451を介して並列的に配設しており、各室
に第3図で説明したものと同様のパティキュレートトラ
ップ44を装着し、各パティキュレートトラップ44の横向
き溝441の出口側に逆洗ノズル41をそれぞれ対向配設し
ている。なお符号442は排気路40の上流側に連通する縦
向き溝を示している。ここで、再生処理の際には、一対
の逆洗ノズル41の内の一方のノズルが交互に駆動され、
その際他方のノズルと対向するパティキュレートトラッ
プはパティキュレート捕獲を継続できる。
パティキュレートトラップ44の下方にはパティキュレー
ト焼却用のヒータ47が配設されている。ヒータ47はコン
トローラ27に接続されている。
各開閉弁43はエアシリンダからなるアクチュエータ48に
より閉位置P1より閉位置P2に切り換えられ、このアクチ
ュエータは第2エアタンク23よりのエアを電磁弁49のオ
ン時に供給される。各電磁弁49はコントローラ27に接続
されている。
この様な車両の高圧エア供給装置は車両の駆動時に作動
する。この場合、コントローラ27は通常時には、開閉弁
26をオフとして両タンク23,24とコンプレッサ20を連通
させる。そして、コンプレッサ20は機関により駆動さ
れ、このコンプレッサ20自体の圧力値を所要圧Pnに保つ
制御作用により流入室223及び第2エアタンク23側の圧
力値を一定値以上に保持させる。
この間、コントローラは圧力センサ38より入力を受け、
流入室223の圧力値が所要圧Pnより低い欠陥圧Pdに達し
たか否かを検出しつつ通常時の制御を行なう。即ち、各
三方電磁弁30,31をオフとして第1エアタンク22のエア
をブレーキバルブ34を介して各エアマスタ32,33に供給
してブレーキ作動を行なわせる。
更に、パティキュレートトラップ44の前後の圧損情報を
図示しない圧力センサより取り込み、所定の再生時期に
は選択的に一方の電磁弁49に出力を発し、一方の開閉弁
43を開位置P2に切り換え、第2エアタンク23の高圧エア
を逆洗ノズル41より噴出させ、一方のパティキュレート
トラップ44上のパティキュレートを吹き飛ばして、キャ
ニング容器45の底部に堆積させ、更に、所定時間の経過
後には他方の開閉弁43を開位置P2に切り換え、他方のパ
ティキュレートトラップ44よりパティキュレートを除去
し、その上で、ヒータ47を駆動させてパティキュレート
を焼却し、再生処理を完了させている。
他方、圧力センサ38よりの入力が所要圧Pnより低い欠陥
圧Pdに達した場合は、開閉弁26をオンして第1エアタン
ク22への高圧エアの供給を絶ち、第2エアタンク23のみ
に高圧エアの供給を行なう。しかも、これと同時にフロ
ント及びリアの各三方電磁弁30,31を共にオンさせて切
り換え、ブレーキバルブ34側と第2エアタンク23側とを
連通させる。
これにより、第1エアタンク22側の高圧エア管系にエア
漏れ等の欠陥が発生しても、これを回避することが出
来、車両のブレーキ装置の信頼性が高まり、車両走行時
の安全性が向上する。特に、この装置ではブレーキの高
圧管系専用のエアタンクは1つのみであり、緊急時に利
用する第2エアタンク23は、通常時には逆洗式排出ガス
後処理装置のエア源として利用され、緊急時にのみ、ブ
レーキの高圧管系のサブタンクとして兼用されるもので
ある。このため、第2エアタンク23をブレーキ装置及び
逆洗式排出ガス後処理装置のエア源として兼用出来、車
両への取付スペースの確保も容易となる利点がある。
(考案の効果) 以上のように、本考案は逆洗式排出ガス後処理装置のエ
ア源としての第2エアタンクをブレーキの高圧管系のサ
ブタンクとして兼用するようにしたので、車両の走行時
の安全性が向上し、特に、第2エアタンクの車両への取
付スペースの確保が容易となり、コストを比較的低く押
えることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例としての車両の高圧エア供給
装置の全体構成図、第2図は第1図の逆洗式排出ガス後
処理装置の要部概略閉断面図、第3図は逆洗式排出ガス
後処理装置の要部の原理説明図、第4図(a),(b)
は第3図のガス後処理装置のパティキュレート捕獲説明
図及び再生処理説明図をそれぞれ示している。 20……コンプレッサ、21……高圧エア管、22,23……エ
アタンク、28,29……エア管、30,31……三方電磁弁、34
……ブレーキバルブ、40……排気路、42……逆洗エア
管、B……ブレーキ装置、G……逆洗式排出ガス後処理
装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブレーキ装置の高圧エア管系の第1エアタ
    ンク、及び排出ガス後処理装置の逆洗用エア管系の第2
    エアタンクに対して車載されたコンプレッサより高圧エ
    アをそれぞれ供給し、上記第1エアタンクの高圧エアを
    ブレーキバルブを介して制動用ピストン側に供給し、上
    記第2エアタンクの高圧エアを開閉弁を介してパティキ
    ュレートトラップに吹き出し供給する車両の高圧エア供
    給装置において、上記第1エアタンクよりブレーキバル
    ブに達する高圧エア管に三方切り換え弁を設け、上記三
    方切り換え弁の切り換えにより、上記第1及び第2の各
    エアタンクよりの高圧エアを選択的に上記ブレーキバル
    ブ側に供給するよう構成された車両の高圧エア供給装
    置。
JP5513089U 1989-05-12 1989-05-12 車両の高圧エア供給装置 Expired - Lifetime JPH0735809Y2 (ja)

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DE19515895A1 (de) * 1995-04-29 1996-10-31 Bosch Gmbh Robert Druckluft-Versorgungseinrichtung für Fahrzeug-Druckluftanlagen sowie Verfahren zum Steuern der Druckluft-Versorgungseinrichtung
JP6915011B2 (ja) * 2016-03-29 2021-08-04 ナブテスコオートモーティブ株式会社 ブレーキシステム及びブレーキシステムの制御方法
JP7168719B2 (ja) * 2019-09-26 2022-11-09 ナブテスコオートモーティブ株式会社 ブレーキシステム

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