JPH073570Y2 - 回路遮断器のスイッチ装置 - Google Patents
回路遮断器のスイッチ装置Info
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- JPH073570Y2 JPH073570Y2 JP7275888U JP7275888U JPH073570Y2 JP H073570 Y2 JPH073570 Y2 JP H073570Y2 JP 7275888 U JP7275888 U JP 7275888U JP 7275888 U JP7275888 U JP 7275888U JP H073570 Y2 JPH073570 Y2 JP H073570Y2
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- switch
- circuit breaker
- frame
- lever
- phase
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- Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は回路遮断器に係わり、特にその内部に取付けら
れるスイッチ装置の装着構造に関する。
れるスイッチ装置の装着構造に関する。
(従来の技術) 回路遮断器においては、その内部に過電流または短絡電
流が流れて過電流引外し装置が動作したことを外部に出
力する警報スイッチや回路遮断器がONまたはOFF状態に
あることを外部に出力する補助スイッチを取付ける場合
がある。このような警報スイッチと補助スイッチを取付
けた従来の回路遮断器を第9図および第10図に示す。第
9図は警報スイッチ1及び補助スイッチ2をA相および
C相の遮断部の上方に設けた場合の回路遮断器の断面図
を示す。A相に設けられた警報スイッチ1はベース3に
マイクロスイッチ4を取付けてキヤップ5により固定さ
れている。この警報スイッチ1はベース3の脚3aが回路
遮断器のケース6の溝に収まり、カバー7で押さえられ
ている。またマイクロスイッチ4からは信号を出すリー
ド線8が3本出ており、ケース6とカバー7の隙間から
回路遮断器の外部に引き出されている。
流が流れて過電流引外し装置が動作したことを外部に出
力する警報スイッチや回路遮断器がONまたはOFF状態に
あることを外部に出力する補助スイッチを取付ける場合
がある。このような警報スイッチと補助スイッチを取付
けた従来の回路遮断器を第9図および第10図に示す。第
9図は警報スイッチ1及び補助スイッチ2をA相および
C相の遮断部の上方に設けた場合の回路遮断器の断面図
を示す。A相に設けられた警報スイッチ1はベース3に
マイクロスイッチ4を取付けてキヤップ5により固定さ
れている。この警報スイッチ1はベース3の脚3aが回路
遮断器のケース6の溝に収まり、カバー7で押さえられ
ている。またマイクロスイッチ4からは信号を出すリー
ド線8が3本出ており、ケース6とカバー7の隙間から
回路遮断器の外部に引き出されている。
C相に設けられた補助スイッチ2はベース9にマイクロ
スイッチ10を取付けキヤップ11により固定されており、
その下方にレバー12が設けられている。この補助スイッ
チ2は警報スイッチ1と同様にベース9の脚9aが回路遮
断器のケース6の溝に収まり、カバー7で押さえられて
いる。またマイクロスイッチ10からは信号を出すリード
線8が3本出ており、ケース6とカバー7の隙間から回
路遮断器の外部に引き出されている。
スイッチ10を取付けキヤップ11により固定されており、
その下方にレバー12が設けられている。この補助スイッ
チ2は警報スイッチ1と同様にベース9の脚9aが回路遮
断器のケース6の溝に収まり、カバー7で押さえられて
いる。またマイクロスイッチ10からは信号を出すリード
線8が3本出ており、ケース6とカバー7の隙間から回
路遮断器の外部に引き出されている。
第10図は警報スイッチ1と補助スイッチ2とを組合わせ
たスイッチ装置13を回路遮断器のA相とC相の遮断部の
上方にそれぞれ設けた場合の断面図で、2系統の回路を
構成する場合に用いられる。この場合、各スイッチ装置
13は、ベース14に、警報スイッチ1のマイクロスイッチ
4を内側に、補助スイッチ2のマイクロスイッチ10を外
側にそれぞれ配置し、キヤップ15により固定して構成さ
れている。このスイッチ装置13はベース14の脚14aが回
路遮断器のケース6の溝に収まり、カバー7で押さえら
れている。そしてマイクロスイッチ4から出たリード線
8はマイクロスイッチ10の上を通り、マイクロスイッチ
10のリード線8と共にケース6とカバー7の隙間から回
路遮断器の外部に引き出されている。
たスイッチ装置13を回路遮断器のA相とC相の遮断部の
上方にそれぞれ設けた場合の断面図で、2系統の回路を
構成する場合に用いられる。この場合、各スイッチ装置
13は、ベース14に、警報スイッチ1のマイクロスイッチ
4を内側に、補助スイッチ2のマイクロスイッチ10を外
側にそれぞれ配置し、キヤップ15により固定して構成さ
れている。このスイッチ装置13はベース14の脚14aが回
路遮断器のケース6の溝に収まり、カバー7で押さえら
れている。そしてマイクロスイッチ4から出たリード線
8はマイクロスイッチ10の上を通り、マイクロスイッチ
10のリード線8と共にケース6とカバー7の隙間から回
路遮断器の外部に引き出されている。
第11図は回路遮断器のON状態およびOFF状態のときの警
報スイッチ1の動作を説明する回路遮断器の一部破断正
面図である。今ハンドル16がON状態(実線)からOFF状
態(二点鎖線)になると、開閉機構の動作によりクロス
バー17および可動接触子18はON状態(実線)からOFF状
態(二点鎖線)へそれぞれ移動し、接点を開いて主回路
を遮断する。この場合、過電流引外し装置のレバー19は
動作しないので、レバー19に取付けられたロッド20も移
動せず、従って警報スイッチ1のマイクロスイッチ4の
レバー4aも移動しないので、信号の発生はない。
報スイッチ1の動作を説明する回路遮断器の一部破断正
面図である。今ハンドル16がON状態(実線)からOFF状
態(二点鎖線)になると、開閉機構の動作によりクロス
バー17および可動接触子18はON状態(実線)からOFF状
態(二点鎖線)へそれぞれ移動し、接点を開いて主回路
を遮断する。この場合、過電流引外し装置のレバー19は
動作しないので、レバー19に取付けられたロッド20も移
動せず、従って警報スイッチ1のマイクロスイッチ4の
レバー4aも移動しないので、信号の発生はない。
一方、回路遮断器に過電流または短絡電流が流れたとき
には、図示しない電磁引外し装置が作動してレバー19が
回動し、ロッド20が時計方向に回動して、警報スイッチ
1のレバー4aを押してマイクロスイッチ4を作動させ、
外部に信号を発生する。
には、図示しない電磁引外し装置が作動してレバー19が
回動し、ロッド20が時計方向に回動して、警報スイッチ
1のレバー4aを押してマイクロスイッチ4を作動させ、
外部に信号を発生する。
第12図は回路遮断器のON状態およびOFF状態のときの補
助スイッチ2の動作を説明する回路遮断器の一部破断正
面図である。補助スイッチ2のレバー12は回路遮断器の
ON状態(実線)のときにはクロスバー17と接触せず、OF
F状態(二点鎖線)になるとクロスバー17の回動によっ
てその先端が押し上げられマイクロスイッチ10が作動し
て信号を発生させる。
助スイッチ2の動作を説明する回路遮断器の一部破断正
面図である。補助スイッチ2のレバー12は回路遮断器の
ON状態(実線)のときにはクロスバー17と接触せず、OF
F状態(二点鎖線)になるとクロスバー17の回動によっ
てその先端が押し上げられマイクロスイッチ10が作動し
て信号を発生させる。
(考案が解決しようとする課題) ところで、回路遮断器に警報スイッチ1と補助スイッチ
2を設ける場合、第9図に示すように開閉機構の両側に
位置するA相,C相の遮断部の上方に1個ずつ取付けるの
が一般的であった。この場合特に小形の回路遮断器では
警報スイッチ1と補助スイッチ2はそれぞれのリード線
8の引き出す方向を変えることによりA相、C相のどち
らにも取付けることが可能であるが、A相、C相のそれ
ぞれに取付けると他の内部付属品(電圧引外し装置、不
足電圧引外し装置等)を取付けることが出来ないという
問題があった。
2を設ける場合、第9図に示すように開閉機構の両側に
位置するA相,C相の遮断部の上方に1個ずつ取付けるの
が一般的であった。この場合特に小形の回路遮断器では
警報スイッチ1と補助スイッチ2はそれぞれのリード線
8の引き出す方向を変えることによりA相、C相のどち
らにも取付けることが可能であるが、A相、C相のそれ
ぞれに取付けると他の内部付属品(電圧引外し装置、不
足電圧引外し装置等)を取付けることが出来ないという
問題があった。
また第10図に示すように警報スイッチ1と補助スイッチ
2とをまとめてスイッチ装置13としてA相またはC相に
取付けようとすると、それらのリード線8を通すスペー
スをスイッチ装置13の外側に確保する必要上、警報スイ
ッチ1と補助スイッチ2を開閉機構部の側に寄せて取付
けなければならず、A相用とC相用に別々のものを準備
しなければならないという問題があった。
2とをまとめてスイッチ装置13としてA相またはC相に
取付けようとすると、それらのリード線8を通すスペー
スをスイッチ装置13の外側に確保する必要上、警報スイ
ッチ1と補助スイッチ2を開閉機構部の側に寄せて取付
けなければならず、A相用とC相用に別々のものを準備
しなければならないという問題があった。
本考案はかかる問題点を解決するためになされたもの
で、その目的は多種類のスイッチ装置を用意することな
く、警報スイッチと補助スイッチとを一緒に、従って取
付け場所を取らず、しかもA相、C相のどちらにも取付
け可能な回路遮断器のスイッチ装置を提供することにあ
る。
で、その目的は多種類のスイッチ装置を用意することな
く、警報スイッチと補助スイッチとを一緒に、従って取
付け場所を取らず、しかもA相、C相のどちらにも取付
け可能な回路遮断器のスイッチ装置を提供することにあ
る。
(課題を解決するための手段) 本考案の回路遮断器のスイッチ装置は、過電流引外し装
置の動作に応動する警報スイッチと、回路遮断器の開閉
機構部の動作に応動する補助スイッチとを有し、その警
報スイッチと補助スイッチを、枠状をなすフレームの内
部に上下に配設するとともに、これらスイッチから引出
されたリード線をフレームに沿って引出し、かつフレー
ムに保持させたことを特徴とする。
置の動作に応動する警報スイッチと、回路遮断器の開閉
機構部の動作に応動する補助スイッチとを有し、その警
報スイッチと補助スイッチを、枠状をなすフレームの内
部に上下に配設するとともに、これらスイッチから引出
されたリード線をフレームに沿って引出し、かつフレー
ムに保持させたことを特徴とする。
(作用) 本考案によれば、フレーム内に警報スイッチと補助スイ
ッチを上下に配設したことにより、配設スペースが小さ
くなり、しかも各スイッチのリード線をフレームに沿っ
て引き出すことにより、リード線の引き出し方向を簡単
に変えることができ、A相、C相のどちらにも取付け可
能となる。
ッチを上下に配設したことにより、配設スペースが小さ
くなり、しかも各スイッチのリード線をフレームに沿っ
て引き出すことにより、リード線の引き出し方向を簡単
に変えることができ、A相、C相のどちらにも取付け可
能となる。
(実施例) 本考案の一実施例を第1図乃至第8図に示し、第10図と
同一部分には同一符号を付しその詳細な説明を省略す
る。第1図は警報スイッチ1と補助スイッチ2とを組合
わせたスイッチ装置53の左側面図、第2図はその正面
図、第3図はその右側面図である。第1図ないし第3図
において、スイッチ装置53はフレーム21とその内部に収
納された警報スイッチ1および補助スイッチ2からなっ
ている。フレーム21は上下方向に2段の収納部を有する
枠状をなし、その上段の収納部に警報スイッチ1のマイ
クロスイッチ4が収納され、下段の収納部に補助スイッ
チ2のマイクロスイッチ10が収納され、それぞれフレー
ム21を上下方向に貫通する絶縁材料からなるピン22によ
ってフレーム21に固定されている。フレーム21の長手方
向の一端部には一対の支持部21aが設けられており、こ
の一対の支持部21aにはピン23を支点として回動自在な
レバー24が取付けられている。このレバー24はピン23に
取付けられた復帰ばね25により第1図に示すように常時
反時計方向に付勢されていて、その一端部がマイクロス
イッチ4のスイッチ4aを押しており、他端部が後述する
過電流引外し装置のロッドの近くに配設されて過電流引
外し装置の動作に応動してマイクロスイツチ4を作動す
るようになっている。
同一部分には同一符号を付しその詳細な説明を省略す
る。第1図は警報スイッチ1と補助スイッチ2とを組合
わせたスイッチ装置53の左側面図、第2図はその正面
図、第3図はその右側面図である。第1図ないし第3図
において、スイッチ装置53はフレーム21とその内部に収
納された警報スイッチ1および補助スイッチ2からなっ
ている。フレーム21は上下方向に2段の収納部を有する
枠状をなし、その上段の収納部に警報スイッチ1のマイ
クロスイッチ4が収納され、下段の収納部に補助スイッ
チ2のマイクロスイッチ10が収納され、それぞれフレー
ム21を上下方向に貫通する絶縁材料からなるピン22によ
ってフレーム21に固定されている。フレーム21の長手方
向の一端部には一対の支持部21aが設けられており、こ
の一対の支持部21aにはピン23を支点として回動自在な
レバー24が取付けられている。このレバー24はピン23に
取付けられた復帰ばね25により第1図に示すように常時
反時計方向に付勢されていて、その一端部がマイクロス
イッチ4のスイッチ4aを押しており、他端部が後述する
過電流引外し装置のロッドの近くに配設されて過電流引
外し装置の動作に応動してマイクロスイツチ4を作動す
るようになっている。
フレーム21の下部にはベース26が設けられている。この
ベース26には長手方向の一端部に一対の支持部26aが設
けられ、他端部にフレーム21の他端部に形成された係止
突起21bに嵌合される係合溝26bが形成されている。フレ
ーム21とベース26とは、フレーム21に形成された係止突
起21bをベース26に形成された係合溝26bに係止させ、ま
たベース26に形成された一対の支持部26aとフレーム21
の一対の支持部21aにそれぞれ形成した孔にピン29を貫
通させることにより組合わされている。ピン29が貫通さ
れたフレーム21の一対の支持部21aには,ピン29を支点
として回動自在なレバー27が取付けられている。このレ
バー27は、ピン29に取付けられた復帰ばね28によりピン
29を支点として第1図に示すように常時反時計方向に付
勢され、その一端部がマイクロスイッチ10のスイッチ10
aを押しており、他端部が後述する回路遮断器の開閉機
構部の近くに配設されて開閉機構部の動作に応動してマ
イクロスイツチ10を作動するようになっている。
ベース26には長手方向の一端部に一対の支持部26aが設
けられ、他端部にフレーム21の他端部に形成された係止
突起21bに嵌合される係合溝26bが形成されている。フレ
ーム21とベース26とは、フレーム21に形成された係止突
起21bをベース26に形成された係合溝26bに係止させ、ま
たベース26に形成された一対の支持部26aとフレーム21
の一対の支持部21aにそれぞれ形成した孔にピン29を貫
通させることにより組合わされている。ピン29が貫通さ
れたフレーム21の一対の支持部21aには,ピン29を支点
として回動自在なレバー27が取付けられている。このレ
バー27は、ピン29に取付けられた復帰ばね28によりピン
29を支点として第1図に示すように常時反時計方向に付
勢され、その一端部がマイクロスイッチ10のスイッチ10
aを押しており、他端部が後述する回路遮断器の開閉機
構部の近くに配設されて開閉機構部の動作に応動してマ
イクロスイツチ10を作動するようになっている。
マイクロスイッチ4、10から引き出されたリード線8
は、第2図および第3図に示すようにフレーム21の片側
の側面に引き出された後、フレーム21とベース26の間を
通り外部へ引き出される。第4図は上記のように警報ス
イッチ4と補助スイッチ10を上下に配設したスイッチ装
置53を回路遮断器のA相またはC相の遮断部の上方に取
付けた断面図を示し、ベース26の脚26cを回路遮断器の
ケース6に設けた溝に挿入し、カバー7で押さえて固定
されている。
は、第2図および第3図に示すようにフレーム21の片側
の側面に引き出された後、フレーム21とベース26の間を
通り外部へ引き出される。第4図は上記のように警報ス
イッチ4と補助スイッチ10を上下に配設したスイッチ装
置53を回路遮断器のA相またはC相の遮断部の上方に取
付けた断面図を示し、ベース26の脚26cを回路遮断器の
ケース6に設けた溝に挿入し、カバー7で押さえて固定
されている。
第5図はこのスイッチ装置53を回路遮断器のA相とC相
の遮断部の上方にそれぞれ取付けて2系統の回路を構成
した場合の断面図を示す。
の遮断部の上方にそれぞれ取付けて2系統の回路を構成
した場合の断面図を示す。
次にスイッチ装置53の動作について説明する。第6図は
スイッチ装置53を取付けた回路遮断器のOFF状態を示
す。図において、30はケース6に固着された固定接触子
で、その一端部には固定接点31が固着されている。この
固定接点31に接離する可動接点32は可動接触子18の一端
部に固着されている。33は回路遮断器の開閉機構部を構
成するリンク機構で、ハンドル16、ハンドル受け34、キ
ャッチ35、上リンク36、下リンク37、キャッチ受け38、
レバー19およびトグル用ばね39から構成されていて、フ
レーム40によりケース6に固定されている。下リンク37
は一端部がクロスバー17に連結されていて、開閉機構部
の動作に連動してクロスバー17を回動させ、これに伴い
可動接触子18を回動させて可動接点32を固定接点31に対
して接離させる。クロスバー17は一端部に突起17dが形
成されており、ケース6に形成されたストッパー6aに当
接することによって回動が制限されている。
スイッチ装置53を取付けた回路遮断器のOFF状態を示
す。図において、30はケース6に固着された固定接触子
で、その一端部には固定接点31が固着されている。この
固定接点31に接離する可動接点32は可動接触子18の一端
部に固着されている。33は回路遮断器の開閉機構部を構
成するリンク機構で、ハンドル16、ハンドル受け34、キ
ャッチ35、上リンク36、下リンク37、キャッチ受け38、
レバー19およびトグル用ばね39から構成されていて、フ
レーム40によりケース6に固定されている。下リンク37
は一端部がクロスバー17に連結されていて、開閉機構部
の動作に連動してクロスバー17を回動させ、これに伴い
可動接触子18を回動させて可動接点32を固定接点31に対
して接離させる。クロスバー17は一端部に突起17dが形
成されており、ケース6に形成されたストッパー6aに当
接することによって回動が制限されている。
スイッチ装置53は二点鎖線で示すように開閉機構部の側
方に設けられており、警報スイッチ1のレバー24は過電
流引外し装置のロッド20の近くに配置され、補助スイッ
チ2のレバー27は開閉機構部のクロスバー17の近くに配
設されている。
方に設けられており、警報スイッチ1のレバー24は過電
流引外し装置のロッド20の近くに配置され、補助スイッ
チ2のレバー27は開閉機構部のクロスバー17の近くに配
設されている。
回路遮断器のOFF状態では、スイッチ装置53の警報スイ
ッチ1のレバー24は過電流引外し装置のロッド20に接触
していないので、警報スイッチ1から信号が発生してい
ない状態である。また補助スイッチ2のレバー27は開閉
機構部のクロスバー17に押されているため、レバー27は
ピン29を支点として時計方向に回動され、補助スイッチ
2のマイクロスイッチ10から離れていて信号が発生して
いない状態である。
ッチ1のレバー24は過電流引外し装置のロッド20に接触
していないので、警報スイッチ1から信号が発生してい
ない状態である。また補助スイッチ2のレバー27は開閉
機構部のクロスバー17に押されているため、レバー27は
ピン29を支点として時計方向に回動され、補助スイッチ
2のマイクロスイッチ10から離れていて信号が発生して
いない状態である。
次にハンドル16を矢印Aの方向へ回動すると、ハンドル
受け34も同時にフレーム40の突起40aを中心に回動さ
れ、このハンドル受け34と上リンク36と下リンク37を連
結しているピン41に掛かっているトグル用ばね39の作用
線が上リンク36とキヤッチ35の係合点を越えると、上リ
ンク36は矢印Bの方向へ回動され、それに伴いクロスバ
ー17は矢印Cの方向へ回動され、可動接触子18の可動接
点32が固定接触子30の固定接点31と接触し、第7図に示
すようにON状態となる。ハンドル16はハンドル受け34が
ストッパー42に当たり位置決めされる。
受け34も同時にフレーム40の突起40aを中心に回動さ
れ、このハンドル受け34と上リンク36と下リンク37を連
結しているピン41に掛かっているトグル用ばね39の作用
線が上リンク36とキヤッチ35の係合点を越えると、上リ
ンク36は矢印Bの方向へ回動され、それに伴いクロスバ
ー17は矢印Cの方向へ回動され、可動接触子18の可動接
点32が固定接触子30の固定接点31と接触し、第7図に示
すようにON状態となる。ハンドル16はハンドル受け34が
ストッパー42に当たり位置決めされる。
このときスイッチ装置53の警報スイッチ1のレバー24は
過電流引外し装置のロッド20にOFF状態の時と同様に接
触していないので、警報スイッチ1から信号が出ていな
い状態である。また補助スイッチ2のレバー27は、クロ
スバー17が矢印Cの方向へ回動したため、レバー27は復
帰ばね28によりピン29を支点として反時計方向に回動さ
れ、マイクロスイッチ10を押し信号を切り替える。
過電流引外し装置のロッド20にOFF状態の時と同様に接
触していないので、警報スイッチ1から信号が出ていな
い状態である。また補助スイッチ2のレバー27は、クロ
スバー17が矢印Cの方向へ回動したため、レバー27は復
帰ばね28によりピン29を支点として反時計方向に回動さ
れ、マイクロスイッチ10を押し信号を切り替える。
次に第7図に示すON状態において、回路遮断器に過電流
または短絡電流が流れると、回路遮断器の電磁引外し装
置が作動し、第8図に示すようにレバー19は矢印Dの方
向へ回動し、キヤッチ受け28との係合が外れてキヤッチ
受け28はばね43によりピン44を中心に時計方向に回動
し、キヤッチ35との係合を外す。キヤッチ35はフレーム
40に設けた扇形の孔40aを中心にトグル用ばね39の力に
より反時計方向へ回動する。このキヤッチ35の回動によ
り上リンク36もトグル用ばね39の力により動作し、下リ
ンク37との連動によりクロスバー17も上方に回動し、可
動接触子18の先端の可動接点32が固定接触子30の固定接
点31より離れてトリップ状態となる。
または短絡電流が流れると、回路遮断器の電磁引外し装
置が作動し、第8図に示すようにレバー19は矢印Dの方
向へ回動し、キヤッチ受け28との係合が外れてキヤッチ
受け28はばね43によりピン44を中心に時計方向に回動
し、キヤッチ35との係合を外す。キヤッチ35はフレーム
40に設けた扇形の孔40aを中心にトグル用ばね39の力に
より反時計方向へ回動する。このキヤッチ35の回動によ
り上リンク36もトグル用ばね39の力により動作し、下リ
ンク37との連動によりクロスバー17も上方に回動し、可
動接触子18の先端の可動接点32が固定接触子30の固定接
点31より離れてトリップ状態となる。
このときキヤッチ35の他端部35aはレバー19の先端部19a
を上方に移動した状態で固定する。よってスイッチ装置
53の警報スイッチ1のレバー24はレバー19のロッド20に
よって図示の左方向に押されるため,ピン23を中心に時
計方向に回動し、マイクロスイッチ4から離れるため信
号を切り替える。また補助スイッチ2のレバー27はOFF
状態の時と同様にクロスバー17に押され、レバー27はピ
ン29を支点として時計方向に回動され、レバー27は補助
スイッチ2のマイクロスイッチ10から離れて信号を切り
替える。
を上方に移動した状態で固定する。よってスイッチ装置
53の警報スイッチ1のレバー24はレバー19のロッド20に
よって図示の左方向に押されるため,ピン23を中心に時
計方向に回動し、マイクロスイッチ4から離れるため信
号を切り替える。また補助スイッチ2のレバー27はOFF
状態の時と同様にクロスバー17に押され、レバー27はピ
ン29を支点として時計方向に回動され、レバー27は補助
スイッチ2のマイクロスイッチ10から離れて信号を切り
替える。
このように警報スイッチ1と補助スイッチ2とを枠状の
フレーム21に上下に配設してスイッチ装置53を構成した
ことにより、スイッチ装置53の配設スペースを小さくで
き、他の内部付属部品を取付けるスペースも確保するこ
とができる。またスイッチ装置53は各スイッチ1,2のリ
ード線8をフレーム21に沿って引出し、またフレーム21
に組合わされるベース26との間に各スイッチ1,2のリー
ド線8を通して保持するようにしたことにより、リード
線8を引き出し方向を逆にすることにより、各スイッチ
1,2の取付位置を変えることなく、A相、C相のいずれ
にも、また第5図に示すようにA相、C相の両方にも取
付け可能となり、スイッチ装置53の共用化を図ることが
できる。
フレーム21に上下に配設してスイッチ装置53を構成した
ことにより、スイッチ装置53の配設スペースを小さくで
き、他の内部付属部品を取付けるスペースも確保するこ
とができる。またスイッチ装置53は各スイッチ1,2のリ
ード線8をフレーム21に沿って引出し、またフレーム21
に組合わされるベース26との間に各スイッチ1,2のリー
ド線8を通して保持するようにしたことにより、リード
線8を引き出し方向を逆にすることにより、各スイッチ
1,2の取付位置を変えることなく、A相、C相のいずれ
にも、また第5図に示すようにA相、C相の両方にも取
付け可能となり、スイッチ装置53の共用化を図ることが
できる。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によれば、枠状のフレーム内
に警報スイッチと補助スイッチとを上下に配設し、この
フレームに沿って各スイッチのリード線を引出しかつ保
持するようにしたので、配設スペースを大きくすること
なく、A相、C相のいずれにも取付け可能となり、スイ
ッチ装置の共用化を図ることができる。
に警報スイッチと補助スイッチとを上下に配設し、この
フレームに沿って各スイッチのリード線を引出しかつ保
持するようにしたので、配設スペースを大きくすること
なく、A相、C相のいずれにも取付け可能となり、スイ
ッチ装置の共用化を図ることができる。
第1図乃至第8図は本考案による回路遮断器のスイッチ
装置の一実施例をそれぞれ示し、第1図はスイッチ装置
の左側面図、第2図はその正面図、第3図はその右側面
図、第4図は回路遮断器にスイッチ装置を取付けた状態
を示す一部破断正面図、第5図は第4図の側断面図、第
6図は第4図の回路遮断器のOFF状態の時の主要部を示
す断面図、第7図は第4図のON状態の時の主要部を示す
断面図、第8図は第4図のトリップ状態の時の主要部を
示す断面図、第9図及び第10図は従来例を示す第5図相
当図、第11図及び第12図は従来例を示す第4図相当図で
ある。 1…警報スイッチ、2…補助スイッチ、4、10…マイク
ロスイッチ、8…リード線、17…クロスバー、19…過電
流引外し装置のレバー、20…ロッド、21…フレーム、21
a…支持部、21b…係止突起、24、27…レバー、25、28…
復帰ばね、26…ベース、26a…支持部、26b…係合溝、53
…スイッチ装置。
装置の一実施例をそれぞれ示し、第1図はスイッチ装置
の左側面図、第2図はその正面図、第3図はその右側面
図、第4図は回路遮断器にスイッチ装置を取付けた状態
を示す一部破断正面図、第5図は第4図の側断面図、第
6図は第4図の回路遮断器のOFF状態の時の主要部を示
す断面図、第7図は第4図のON状態の時の主要部を示す
断面図、第8図は第4図のトリップ状態の時の主要部を
示す断面図、第9図及び第10図は従来例を示す第5図相
当図、第11図及び第12図は従来例を示す第4図相当図で
ある。 1…警報スイッチ、2…補助スイッチ、4、10…マイク
ロスイッチ、8…リード線、17…クロスバー、19…過電
流引外し装置のレバー、20…ロッド、21…フレーム、21
a…支持部、21b…係止突起、24、27…レバー、25、28…
復帰ばね、26…ベース、26a…支持部、26b…係合溝、53
…スイッチ装置。
Claims (1)
- 【請求項1】回路遮断器内部に設けられ、過電流引外し
装置の動作に応動する警報スイッチと、回路遮断器の開
閉機構部の動作に応動する補助スイッチとを有する回路
遮断器のスイッチ装置において、枠状をなすフレームの
内部に前記警報スイッチと補助スイッチを上下に配設す
るとともに、これらスイッチから引出されたリード線を
前記フレームに沿って引出し、かつ前記フレームに保持
させたことを特徴とする回路遮断器のスイッチ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7275888U JPH073570Y2 (ja) | 1988-06-02 | 1988-06-02 | 回路遮断器のスイッチ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7275888U JPH073570Y2 (ja) | 1988-06-02 | 1988-06-02 | 回路遮断器のスイッチ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01176345U JPH01176345U (ja) | 1989-12-15 |
JPH073570Y2 true JPH073570Y2 (ja) | 1995-01-30 |
Family
ID=31297909
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7275888U Expired - Lifetime JPH073570Y2 (ja) | 1988-06-02 | 1988-06-02 | 回路遮断器のスイッチ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH073570Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6407009B2 (ja) * | 2014-12-18 | 2018-10-17 | 日東工業株式会社 | 開閉器 |
-
1988
- 1988-06-02 JP JP7275888U patent/JPH073570Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01176345U (ja) | 1989-12-15 |
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