JP2753603B2 - 回路遮断器 - Google Patents
回路遮断器Info
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- JP2753603B2 JP2753603B2 JP62152406A JP15240687A JP2753603B2 JP 2753603 B2 JP2753603 B2 JP 2753603B2 JP 62152406 A JP62152406 A JP 62152406A JP 15240687 A JP15240687 A JP 15240687A JP 2753603 B2 JP2753603 B2 JP 2753603B2
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H71/00—Details of the protective switches or relays covered by groups H01H73/00 - H01H83/00
- H01H71/74—Means for adjusting the conditions under which the device will function to provide protection
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H71/00—Details of the protective switches or relays covered by groups H01H73/00 - H01H83/00
- H01H71/74—Means for adjusting the conditions under which the device will function to provide protection
- H01H71/7427—Adjusting only the electrothermal mechanism
-
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- H01H71/00—Details of the protective switches or relays covered by groups H01H73/00 - H01H83/00
- H01H71/74—Means for adjusting the conditions under which the device will function to provide protection
- H01H2071/7481—Means for adjusting the conditions under which the device will function to provide protection with indexing means for magnetic or thermal tripping adjustment knob
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H83/00—Protective switches, e.g. circuit-breaking switches, or protective relays operated by abnormal electrical conditions otherwise than solely by excess current
- H01H83/20—Protective switches, e.g. circuit-breaking switches, or protective relays operated by abnormal electrical conditions otherwise than solely by excess current operated by excess current as well as by some other abnormal electrical condition
- H01H83/22—Protective switches, e.g. circuit-breaking switches, or protective relays operated by abnormal electrical conditions otherwise than solely by excess current operated by excess current as well as by some other abnormal electrical condition the other condition being imbalance of two or more currents or voltages
- H01H83/223—Protective switches, e.g. circuit-breaking switches, or protective relays operated by abnormal electrical conditions otherwise than solely by excess current operated by excess current as well as by some other abnormal electrical condition the other condition being imbalance of two or more currents or voltages with bimetal elements
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- Breakers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は多極回路遮断器、特に、回路遮断器の熱定格
を変えるための可調熱引き外し装置に係る。 熱引き外し機構を備える回路遮断器は公知であり、主
として解放可能ラッチを装着した可動引き外しバーから
成る。米国特許第3,211,860号明細書に開示されている
ように、引き外しバーは回路遮断器を流れるオーバフロ
ー電流により発生する高温度に応答する隣接バイメタル
片によって作動される。この種の回路遮断器は例えば米
国を含むいくつかの国で採用されている回路遮断器の所
与の電流定格にセットされる。しかし、手動の可調熱引
き外し装置の場合、負荷条件に合わせて回路遮断器の熱
定格を変えることが好ましい。 本発明は、複数の極ユニットから成る回路遮断器構造
を有し、各極ユニットが1対の開離可能な接点と、接点
対のすべてを同時に開離するための解放可能なアームを
含む解放可能手段と、過負荷電流状態に応答して解放可
能手段を解放するバイメタル素子、及びバイメタル素子
に対して垂直方向に移動可能な引き外しバーを含む引き
外し手段と、引き外しバーが各バイメタル素子と間隔を
保って対向しかつ引き外しバーの長手軸線に対して傾斜
した面を有する傾斜部を含み、バイメタル素子の少なく
とも1つが対応の傾斜面と当接すると引き外しバーが引
き外し位置まで回転することと、所期の熱定格の間隔に
対応する位置まで引き外しバーを長手方向に移動させ、
引き外しバーの長手方向位置によって熱定格の間隔を調
節自在に設定するため引き外しバーと連携させた調節手
段とから成ることを特徴とする回路遮断器を提案する。 本発明の特徴として、各引き外し手段が過負荷電流状
態の発生に応答して解放可能手段を解放するバイメタル
素子を含むと共に、これに対して垂直方向に移動可能な
引き外しバーをも含み、この引き外しバーは各バイメタ
ル素子と間隔を保って対向し、比外しバーの長手軸線に
対して傾斜した面を有する傾斜部をも含む。また、引き
外しバーを所期の熱定格の間隔に対応する位置まで長手
方向に移動させ、引き外しバーの長手方向位置によって
熱定格の間隔を設定する調節手段を引き外しバーに連携
させる。この調節手段は引き外しバーの近傍に支持され
た回転ハンドルと引き外しバーに設けたハンドル係合構
造とで構成されている。引き外し装置は回路の全電流に
より付勢されるように支持された磁心及びアーマチュア
構造を含む電磁引き外し装置であり、過負荷電流の発生
と同時にアーマチュア構造が磁心にむかって移動して引
き外しバーを移動させるように構成されている。引き外
し装置は引き外しバーを枢動させるように支持された手
動引き外し部材をも含む。 本発明の目的は回路遮断器の種々の電流定格に対応さ
せて別々の定格プラグを用意する必要のない可調熱定格
引き外し機構を提供することにある。 以下、添付図面を参照して本発明の実施例を詳細に説
明する。 第1図は絶縁筐体5及び該筐体内に支持された回路遮
断機構7を含む回路遮断器3を示し、筐体5は絶縁性ベ
ース9と絶縁性カバー11とから成る。 回路遮断機構7は操作機構13と、ラッチ/引き外し装
置15を含む。ラッチ/引き外し装置を除けば、この回路
遮断器3は米国特許第3,797,007号明細書に記載されて
いるものと同タイプである。回路遮断器3は並設された
3つのコンパートメントを有する3極回路遮断器であ
る。中央極コンパートメント(第1図)は筐体のベース
9及びカバー11で形成される絶縁障壁によって両外側極
コンパートメントから分離されている。操作機構13は中
央極コンパートメントに配置されており、3つの極ユニ
ットすべての接点を操作する単一の操作機構である。 それぞれの極ユニットはボルト25によってベース9に
固定された剛性の主要導体23に固設された固定接点21を
含む。それぞれの極ユニットにおいて、ピボットピン33
に取り付けた接点アーム29に溶接またはハンダ付けなど
で可動接点27が固定されている。アーム29は3つの極ユ
ニットのいずれにおいてもその一端が支持され、共通の
絶縁性タイバー35に一体的に連結され、このタイバー38
を介して3つの極ユニットのアームが一体的に運動す
る。各接点アーム29はそれぞれに連携のピボットピン33
に中心に偏倚させられている。 操作機構13は接点アーム29を開閉位置間に作動させ
る。操作機構は枢動自在な成形操作レバー39、2つのト
グルリンク41、43から成るトグル、オーバセンタばね4
5、及び引き外し装置15によって制御される枢動解放自
在クレードルまたはアーム49から成る。操作レバー39の
外端にはカバー11の開口部53の大部分を閉鎖する絶縁シ
ールド51が取り付けてあり、これと一体のハンドル部分
55が前記開口部を貫通し、遮断器の手動操作を可能にす
る。ニー・ピボットピン57を介してトグルリンク41、43
を枢動自在に連結する。トグルリンク41はピン59を介し
て枢動自在に解放自在アーム49に連結され、トグルリン
ク43はピン33を介して中央極ユニットの接点アーム29に
枢動自在に連結される。 ニー・ピボットピン57と操作レバー39の外端との間に
オーバセンタばね45を張架する。ハンドル部分55を磁心
方向に移動させることによって回路遮断器を開路位置へ
手動操作する。即ち、ハンドル部分55の時針方向への移
動に伴ってオーバセンタばね45がトグルリンク41、43を
「OFF」位置(第1図)に折りたたみ、すべての極ユニ
ットの接点アーム29を周知の態様で開放動作させる。 ハンドル部分55を「OFF」位置から「ON」位置へ反時
計方向に移動させることにより、回路遮断器を手動で閉
成させる。即ち、ハンドル部分の反時計方向運動に伴っ
てばね45が中心を越え、トグルリンク41、43をまっすぐ
にすることにより、すべての極ユニットの接点アーム29
を破線位置29aで示す閉成位置へ移動させる。 引き外し装置15は回路遮断器のいずれかのまたはすべ
ての極ユニットに現われる所定の過負荷状態に応答して
以下に述べる態様で解放自在クレードルまたはアーム49
を自動的に解放し、すべての極ユニットの遮断器接点を
開放する。 各極ユニットにおける回路は左側端子63を起点とし、
導体23、接点21、27、接点アーム29、可撓導体65、導体
67、引き外し導体69を通って右側端子コネクタ71に至
る。引き外し導体69の一端はボルト73で導体67に固定さ
れ、引き外し導体69の他端はバックアップ・プレート74
と端子71の間にあって端子71の取り付けボルト77で固定
されている。 第2−4図に示すように、引き外し装置15は成形絶縁
筐体ベース81及び該ベースに固定されて3つの極ユニッ
ト全部に共通な成形絶縁引き外しバー83を囲む成形絶縁
筐体カバー79を含む。ベース81(第5図)はベースと一
体に垂直に配置されて筐体内部を、それぞれが3つの極
の1つを内蔵する3つのコンパートメントを分離する1
対の互いに間隔を保つ隔壁85、87を含む。同様に、カバ
ー79(第4図)は隔壁85、87に対応する隔壁を有する。
また、分離線89で示すようにベース81及びカバー79の係
合周面と同様に前記隔壁85、87と係合する面を有する。 隔壁85、87は引き外しバー83の支承手段として機能す
る。従って、筐体ベース81及びカバー79を組立てると、
引き外しバー83(第2図)は回転自在に定位置に保持さ
れる。筐体のスベース・コンパートメント内に位置する
引き外しバー83の各部は引き外しバー回転軸線の上下に
位置する上下部分83a,83bを含む。それぞれの上部83aは
バイメタル部材101のねじ99と協働して部材83aへの部材
101の上部の偏向度に応じてバイメタル部材及び引き外
しバー上部83aの上端間の間隙を調節し、その結果、引
き外しバー83がバイメタル部材によって時針方向に回転
させられ、回路遮断器を開放位置に引き外す。引き外し
バー83の下端部83bは後述する態様でアーマチュア105に
よって回転させられる。 引き外し導体69(第2図)は磁心103及びアーマチュ
ア105から成る定置磁気構造の単一ループを構成する倒
立U字形中間部分69aを含む。中間U字形部分69a,磁心1
03及びバイメタル部分101の下部の集合体は例えばねじ1
07のような適当な手段によって筐体81に固定される。バ
イメタル部材101の下端部は導体69と面接触し、所定値
以下の、例えば正規定格電流の5倍に相当する低い持続
過負荷電流が発生すると、バイメタル部材101が加熱さ
れ、調節ねじのセッティングに応じたエアギャップを横
切って右方へ偏向する。その結果、引き外しバー83が作
動して回路遮断器を引き外す。 保持ブラケット111の孔にアーマチュア105を枢動自在
に取り付け、コイルばね113(第2及び5図9によって
反時針方向に偏倚させる。アーマチュアは突起115を有
し、時針方向に回転させる。例えば正規定格電流の5倍
に相当する値以上の過負荷電流または短絡電流が発生す
ると、定置磁気構造が付勢されてアーマチュア105が磁
心103にむかって引かれてアーム49を解放し、接点21、2
7を開放する。 アーマチュア105と磁心103の間の間隔を調節するため
筐体カバー79に較正ねじ119を設け、磁心からアーマチ
ュアまでの距離が最大なら、過負荷電流が大きくなけれ
ばアーマチュアが磁心にむかって引かれないようにす
る。逆にこの間隔を狭くすれば、引き外しバー83を作動
させるのに必要な過負荷電流も小さくなる。ただし、引
き外し装置15が調節ノブ117を含む場合、最終組立てが
終わってから較正ねじ119を所定のエアギャップ121にプ
リセットする。 ばね113に作用する力を変化させることにより回路遮
断器15の定格を変えるため調節ノブ117を設ける。調節
ノブ117はカム123及びカムフォロア125を含むばね伸張
集合体の一部である。調節ノブ117は円形面127、半径方
向129、及びカム123が取り付けられるシャフト131を含
む。調節ノブ117は筐体の円形孔133内に取り付ける。調
節ノブ117は保持ブラケット111の一部である保持手段13
5によって固定される。 カムフォロア125は一方の端部がカム123の面と接触
し、他方の端部がコイルばね113の端部に連結されてい
るベルクランクのようなレバーである。ばねの下端はア
ーマチュア105に連結される。カムフォロアは保持ブラ
ケット111の孔137に枢動自在に取り付ける。このように
構成したから、ばね113の引張力がカムフォロア125をカ
ム面123に圧接保持する。 玉軸受149と、調節ノブ117の所定の回転位置において
玉軸受が嵌入するように半径方向フランジ129の下面周
りに形成した互いに間隔を保つ凹部141とを含む割出し
手段を調節ノブ117に連携させる。板ばね143が玉軸受を
保持手段135の孔内に保持する。玉軸受149はフランジ12
9の周りに互いに間隔を保つ凹部141の位置によって決定
されるノブの位置を積極的に割出す。玉軸受149はフラ
ンジ129の面上を転動することによって回転摩擦を軽減
し、ノブの回転を容易にする。玉軸受149が凹部141内に
嵌着すると、回路遮断器内に振動が発生しても、これが
ノブのセッティングを狂わせて設定した定格を変化させ
るおそれが少なくなる。 解放自在アーム49を解放するための機構を第2図に示
した。この機構は引き外しバー83、引き外しバー153、
及びラッチ・レバー155を含む。バース81にU字形取り
付けフレーム157を取り付け、互いに間隔を保つ直立片1
57a,157b(第2、3、4図)をレバーのレバーの取り付
け支柱として機能させる。引き外しバー153はフレーム
の直立片157aかた突出するピボットピン161に下端を取
り付けたU字形レバー159を含む。レバー159のU字形下
部はレバーをフレーム直立片157aの近傍に直立状態に維
持する。引き外しレバー153の上端は引き外しレバー83
の切り込み165と係合するフランジ163を含む。第2図に
示すように、引き外しレバー83の部分85aは絶縁性ベー
ス81の孔167を貫通する。 ラッチ・レバー155は両端をフレーム157の直立片157
a,157bに固定されているピボットピン169に取り付けた
下向き湾曲部分155a,155b(第3図)を含む。ピボット
ピン169にばね171を取り付け、その両端をレバー153、1
59と係合させることにより、これらのレバーをラッチ位
置に偏倚させる。解放自在アーム49がラッチ位置(第1
図)にくると、ピボットピン173に枢動自在に取り付け
られているこのアームはレバー155の下方のラッチ位置
に固定され、レバー155に回転力を作用させる。ラッチ
レバー155はその下端が引き外しレバー154のU字形部分
159に設けたピン175と係合しているから回転できない。
ラッチ・レバー155に回転力が加えられる結果、引き外
しレバー153は時針方向に偏倚させられ、フランジ163が
引き外しレバー83の切り込み165と係合することで移動
を阻止される。引き外しレバーが時針方向に回転する
と、フランジ163が切り込み165内のラッチ位置から解放
され、引き外しレバー153を時針方向に回転してピン175
をラッチ・レバー155の下端との係合から離脱させる。
その結果、ラッチ・レバー155はピン169を中心に回転自
在となり、解放自在アーム49をラッチ位置から解放す
る。 本発明では、引き外しレバーに調節手段を連携させる
ことにより、引き外しレバーを調節自在に所期の熱定格
の間隔に対応する位置まで長手方向に移動させ、引き外
しレバーの長手方向位置によって特定の熱定格に必要な
間隔を設定する。調節手段は引き外し装置のカバー79及
びベース81の孔179を貫通する調節ノブ177(第7、8、
9図)を含む。ノブ177は引き外しバー83から外方へ突
出する1対の互いに間隔を保つ突起または耳183(第
6、7、8、9図)の間へ下方にむかって延びる突出部
またはシャフト181を含む。即ち、ノブ177の回転に伴っ
て引き外しバー83が長手方向のいずれか一方へ摺動する
(第7、8、9図)。このため、引き外しバー83の中間
部分を隔壁87、85の位置185、187(第5図)に摺動自在
に取り付ける。 引き外しバー83はまた、傾斜面201(第7、8、9
図)を有する傾斜部を3つの極のそれぞれに1つづつ含
み、前記傾斜面は引き外しバーの長手軸線に対して傾斜
している。傾斜面201はバイメタル101の上端から突出す
る対応のねじ99の端部と対向する。ノブ177が第8図の
位置にあれば、傾斜面201と較正ねじ99との間の間隔203
は中間の熱セッティングに対応する値となり、ノブ177
を反時針方向に回転させて(第7図)、シャフト181が
耳183に当接して移動しながら引き外しバー83を右方へ
摺動させると、傾斜面201と較正ねじ99との間の間隔205
は間隔203よりも広い高い熱セッティングに対応する値
となる。ノブ177を時針方向に回転させると、シャフト1
81(第9図)が耳183を当接しながら移動して引き外し
バー83を左方へ摺動させ、傾斜面201と較正ねじ99との
間の間隔207(第9図)が間隔203(第8図)よりも狭
い、回路遮断器引き外しのための低い熱セッティングに
対応する値となる。 第7、8、9図に示す種々の熱セッティング位置にお
いて、引き外しバー部分85aは引き外しレバー153のフラ
ンジ163に対して側方へ移動する。従って、引き外しバ
ー83が移動してもフランジ163と引き外しバー部分85aの
係合が解かれることにはならない。 以上に述べた態様に加えて、下端が引き外しバー83の
面213(第5、9、10図)と係合可能な「引き外し押ボ
タン」209(第4、10図)によって回路遮断器3を引き
外すことも可能である。コイルばね215がボタン209(第
10図)を上向きに偏倚させ、常態において面213と間隔
を保たせ、バイメタル101とアーマチュア105の動作に応
答して引き外しバーが自由に回転できるようにする。 従って、本発明の装置は従来のように電流定格が異な
るごとに別々の定格プラグを着脱しなくてもよいように
改良された新規の回路遮断器用可調磁気引き外し装置で
ある。
を変えるための可調熱引き外し装置に係る。 熱引き外し機構を備える回路遮断器は公知であり、主
として解放可能ラッチを装着した可動引き外しバーから
成る。米国特許第3,211,860号明細書に開示されている
ように、引き外しバーは回路遮断器を流れるオーバフロ
ー電流により発生する高温度に応答する隣接バイメタル
片によって作動される。この種の回路遮断器は例えば米
国を含むいくつかの国で採用されている回路遮断器の所
与の電流定格にセットされる。しかし、手動の可調熱引
き外し装置の場合、負荷条件に合わせて回路遮断器の熱
定格を変えることが好ましい。 本発明は、複数の極ユニットから成る回路遮断器構造
を有し、各極ユニットが1対の開離可能な接点と、接点
対のすべてを同時に開離するための解放可能なアームを
含む解放可能手段と、過負荷電流状態に応答して解放可
能手段を解放するバイメタル素子、及びバイメタル素子
に対して垂直方向に移動可能な引き外しバーを含む引き
外し手段と、引き外しバーが各バイメタル素子と間隔を
保って対向しかつ引き外しバーの長手軸線に対して傾斜
した面を有する傾斜部を含み、バイメタル素子の少なく
とも1つが対応の傾斜面と当接すると引き外しバーが引
き外し位置まで回転することと、所期の熱定格の間隔に
対応する位置まで引き外しバーを長手方向に移動させ、
引き外しバーの長手方向位置によって熱定格の間隔を調
節自在に設定するため引き外しバーと連携させた調節手
段とから成ることを特徴とする回路遮断器を提案する。 本発明の特徴として、各引き外し手段が過負荷電流状
態の発生に応答して解放可能手段を解放するバイメタル
素子を含むと共に、これに対して垂直方向に移動可能な
引き外しバーをも含み、この引き外しバーは各バイメタ
ル素子と間隔を保って対向し、比外しバーの長手軸線に
対して傾斜した面を有する傾斜部をも含む。また、引き
外しバーを所期の熱定格の間隔に対応する位置まで長手
方向に移動させ、引き外しバーの長手方向位置によって
熱定格の間隔を設定する調節手段を引き外しバーに連携
させる。この調節手段は引き外しバーの近傍に支持され
た回転ハンドルと引き外しバーに設けたハンドル係合構
造とで構成されている。引き外し装置は回路の全電流に
より付勢されるように支持された磁心及びアーマチュア
構造を含む電磁引き外し装置であり、過負荷電流の発生
と同時にアーマチュア構造が磁心にむかって移動して引
き外しバーを移動させるように構成されている。引き外
し装置は引き外しバーを枢動させるように支持された手
動引き外し部材をも含む。 本発明の目的は回路遮断器の種々の電流定格に対応さ
せて別々の定格プラグを用意する必要のない可調熱定格
引き外し機構を提供することにある。 以下、添付図面を参照して本発明の実施例を詳細に説
明する。 第1図は絶縁筐体5及び該筐体内に支持された回路遮
断機構7を含む回路遮断器3を示し、筐体5は絶縁性ベ
ース9と絶縁性カバー11とから成る。 回路遮断機構7は操作機構13と、ラッチ/引き外し装
置15を含む。ラッチ/引き外し装置を除けば、この回路
遮断器3は米国特許第3,797,007号明細書に記載されて
いるものと同タイプである。回路遮断器3は並設された
3つのコンパートメントを有する3極回路遮断器であ
る。中央極コンパートメント(第1図)は筐体のベース
9及びカバー11で形成される絶縁障壁によって両外側極
コンパートメントから分離されている。操作機構13は中
央極コンパートメントに配置されており、3つの極ユニ
ットすべての接点を操作する単一の操作機構である。 それぞれの極ユニットはボルト25によってベース9に
固定された剛性の主要導体23に固設された固定接点21を
含む。それぞれの極ユニットにおいて、ピボットピン33
に取り付けた接点アーム29に溶接またはハンダ付けなど
で可動接点27が固定されている。アーム29は3つの極ユ
ニットのいずれにおいてもその一端が支持され、共通の
絶縁性タイバー35に一体的に連結され、このタイバー38
を介して3つの極ユニットのアームが一体的に運動す
る。各接点アーム29はそれぞれに連携のピボットピン33
に中心に偏倚させられている。 操作機構13は接点アーム29を開閉位置間に作動させ
る。操作機構は枢動自在な成形操作レバー39、2つのト
グルリンク41、43から成るトグル、オーバセンタばね4
5、及び引き外し装置15によって制御される枢動解放自
在クレードルまたはアーム49から成る。操作レバー39の
外端にはカバー11の開口部53の大部分を閉鎖する絶縁シ
ールド51が取り付けてあり、これと一体のハンドル部分
55が前記開口部を貫通し、遮断器の手動操作を可能にす
る。ニー・ピボットピン57を介してトグルリンク41、43
を枢動自在に連結する。トグルリンク41はピン59を介し
て枢動自在に解放自在アーム49に連結され、トグルリン
ク43はピン33を介して中央極ユニットの接点アーム29に
枢動自在に連結される。 ニー・ピボットピン57と操作レバー39の外端との間に
オーバセンタばね45を張架する。ハンドル部分55を磁心
方向に移動させることによって回路遮断器を開路位置へ
手動操作する。即ち、ハンドル部分55の時針方向への移
動に伴ってオーバセンタばね45がトグルリンク41、43を
「OFF」位置(第1図)に折りたたみ、すべての極ユニ
ットの接点アーム29を周知の態様で開放動作させる。 ハンドル部分55を「OFF」位置から「ON」位置へ反時
計方向に移動させることにより、回路遮断器を手動で閉
成させる。即ち、ハンドル部分の反時計方向運動に伴っ
てばね45が中心を越え、トグルリンク41、43をまっすぐ
にすることにより、すべての極ユニットの接点アーム29
を破線位置29aで示す閉成位置へ移動させる。 引き外し装置15は回路遮断器のいずれかのまたはすべ
ての極ユニットに現われる所定の過負荷状態に応答して
以下に述べる態様で解放自在クレードルまたはアーム49
を自動的に解放し、すべての極ユニットの遮断器接点を
開放する。 各極ユニットにおける回路は左側端子63を起点とし、
導体23、接点21、27、接点アーム29、可撓導体65、導体
67、引き外し導体69を通って右側端子コネクタ71に至
る。引き外し導体69の一端はボルト73で導体67に固定さ
れ、引き外し導体69の他端はバックアップ・プレート74
と端子71の間にあって端子71の取り付けボルト77で固定
されている。 第2−4図に示すように、引き外し装置15は成形絶縁
筐体ベース81及び該ベースに固定されて3つの極ユニッ
ト全部に共通な成形絶縁引き外しバー83を囲む成形絶縁
筐体カバー79を含む。ベース81(第5図)はベースと一
体に垂直に配置されて筐体内部を、それぞれが3つの極
の1つを内蔵する3つのコンパートメントを分離する1
対の互いに間隔を保つ隔壁85、87を含む。同様に、カバ
ー79(第4図)は隔壁85、87に対応する隔壁を有する。
また、分離線89で示すようにベース81及びカバー79の係
合周面と同様に前記隔壁85、87と係合する面を有する。 隔壁85、87は引き外しバー83の支承手段として機能す
る。従って、筐体ベース81及びカバー79を組立てると、
引き外しバー83(第2図)は回転自在に定位置に保持さ
れる。筐体のスベース・コンパートメント内に位置する
引き外しバー83の各部は引き外しバー回転軸線の上下に
位置する上下部分83a,83bを含む。それぞれの上部83aは
バイメタル部材101のねじ99と協働して部材83aへの部材
101の上部の偏向度に応じてバイメタル部材及び引き外
しバー上部83aの上端間の間隙を調節し、その結果、引
き外しバー83がバイメタル部材によって時針方向に回転
させられ、回路遮断器を開放位置に引き外す。引き外し
バー83の下端部83bは後述する態様でアーマチュア105に
よって回転させられる。 引き外し導体69(第2図)は磁心103及びアーマチュ
ア105から成る定置磁気構造の単一ループを構成する倒
立U字形中間部分69aを含む。中間U字形部分69a,磁心1
03及びバイメタル部分101の下部の集合体は例えばねじ1
07のような適当な手段によって筐体81に固定される。バ
イメタル部材101の下端部は導体69と面接触し、所定値
以下の、例えば正規定格電流の5倍に相当する低い持続
過負荷電流が発生すると、バイメタル部材101が加熱さ
れ、調節ねじのセッティングに応じたエアギャップを横
切って右方へ偏向する。その結果、引き外しバー83が作
動して回路遮断器を引き外す。 保持ブラケット111の孔にアーマチュア105を枢動自在
に取り付け、コイルばね113(第2及び5図9によって
反時針方向に偏倚させる。アーマチュアは突起115を有
し、時針方向に回転させる。例えば正規定格電流の5倍
に相当する値以上の過負荷電流または短絡電流が発生す
ると、定置磁気構造が付勢されてアーマチュア105が磁
心103にむかって引かれてアーム49を解放し、接点21、2
7を開放する。 アーマチュア105と磁心103の間の間隔を調節するため
筐体カバー79に較正ねじ119を設け、磁心からアーマチ
ュアまでの距離が最大なら、過負荷電流が大きくなけれ
ばアーマチュアが磁心にむかって引かれないようにす
る。逆にこの間隔を狭くすれば、引き外しバー83を作動
させるのに必要な過負荷電流も小さくなる。ただし、引
き外し装置15が調節ノブ117を含む場合、最終組立てが
終わってから較正ねじ119を所定のエアギャップ121にプ
リセットする。 ばね113に作用する力を変化させることにより回路遮
断器15の定格を変えるため調節ノブ117を設ける。調節
ノブ117はカム123及びカムフォロア125を含むばね伸張
集合体の一部である。調節ノブ117は円形面127、半径方
向129、及びカム123が取り付けられるシャフト131を含
む。調節ノブ117は筐体の円形孔133内に取り付ける。調
節ノブ117は保持ブラケット111の一部である保持手段13
5によって固定される。 カムフォロア125は一方の端部がカム123の面と接触
し、他方の端部がコイルばね113の端部に連結されてい
るベルクランクのようなレバーである。ばねの下端はア
ーマチュア105に連結される。カムフォロアは保持ブラ
ケット111の孔137に枢動自在に取り付ける。このように
構成したから、ばね113の引張力がカムフォロア125をカ
ム面123に圧接保持する。 玉軸受149と、調節ノブ117の所定の回転位置において
玉軸受が嵌入するように半径方向フランジ129の下面周
りに形成した互いに間隔を保つ凹部141とを含む割出し
手段を調節ノブ117に連携させる。板ばね143が玉軸受を
保持手段135の孔内に保持する。玉軸受149はフランジ12
9の周りに互いに間隔を保つ凹部141の位置によって決定
されるノブの位置を積極的に割出す。玉軸受149はフラ
ンジ129の面上を転動することによって回転摩擦を軽減
し、ノブの回転を容易にする。玉軸受149が凹部141内に
嵌着すると、回路遮断器内に振動が発生しても、これが
ノブのセッティングを狂わせて設定した定格を変化させ
るおそれが少なくなる。 解放自在アーム49を解放するための機構を第2図に示
した。この機構は引き外しバー83、引き外しバー153、
及びラッチ・レバー155を含む。バース81にU字形取り
付けフレーム157を取り付け、互いに間隔を保つ直立片1
57a,157b(第2、3、4図)をレバーのレバーの取り付
け支柱として機能させる。引き外しバー153はフレーム
の直立片157aかた突出するピボットピン161に下端を取
り付けたU字形レバー159を含む。レバー159のU字形下
部はレバーをフレーム直立片157aの近傍に直立状態に維
持する。引き外しレバー153の上端は引き外しレバー83
の切り込み165と係合するフランジ163を含む。第2図に
示すように、引き外しレバー83の部分85aは絶縁性ベー
ス81の孔167を貫通する。 ラッチ・レバー155は両端をフレーム157の直立片157
a,157bに固定されているピボットピン169に取り付けた
下向き湾曲部分155a,155b(第3図)を含む。ピボット
ピン169にばね171を取り付け、その両端をレバー153、1
59と係合させることにより、これらのレバーをラッチ位
置に偏倚させる。解放自在アーム49がラッチ位置(第1
図)にくると、ピボットピン173に枢動自在に取り付け
られているこのアームはレバー155の下方のラッチ位置
に固定され、レバー155に回転力を作用させる。ラッチ
レバー155はその下端が引き外しレバー154のU字形部分
159に設けたピン175と係合しているから回転できない。
ラッチ・レバー155に回転力が加えられる結果、引き外
しレバー153は時針方向に偏倚させられ、フランジ163が
引き外しレバー83の切り込み165と係合することで移動
を阻止される。引き外しレバーが時針方向に回転する
と、フランジ163が切り込み165内のラッチ位置から解放
され、引き外しレバー153を時針方向に回転してピン175
をラッチ・レバー155の下端との係合から離脱させる。
その結果、ラッチ・レバー155はピン169を中心に回転自
在となり、解放自在アーム49をラッチ位置から解放す
る。 本発明では、引き外しレバーに調節手段を連携させる
ことにより、引き外しレバーを調節自在に所期の熱定格
の間隔に対応する位置まで長手方向に移動させ、引き外
しレバーの長手方向位置によって特定の熱定格に必要な
間隔を設定する。調節手段は引き外し装置のカバー79及
びベース81の孔179を貫通する調節ノブ177(第7、8、
9図)を含む。ノブ177は引き外しバー83から外方へ突
出する1対の互いに間隔を保つ突起または耳183(第
6、7、8、9図)の間へ下方にむかって延びる突出部
またはシャフト181を含む。即ち、ノブ177の回転に伴っ
て引き外しバー83が長手方向のいずれか一方へ摺動する
(第7、8、9図)。このため、引き外しバー83の中間
部分を隔壁87、85の位置185、187(第5図)に摺動自在
に取り付ける。 引き外しバー83はまた、傾斜面201(第7、8、9
図)を有する傾斜部を3つの極のそれぞれに1つづつ含
み、前記傾斜面は引き外しバーの長手軸線に対して傾斜
している。傾斜面201はバイメタル101の上端から突出す
る対応のねじ99の端部と対向する。ノブ177が第8図の
位置にあれば、傾斜面201と較正ねじ99との間の間隔203
は中間の熱セッティングに対応する値となり、ノブ177
を反時針方向に回転させて(第7図)、シャフト181が
耳183に当接して移動しながら引き外しバー83を右方へ
摺動させると、傾斜面201と較正ねじ99との間の間隔205
は間隔203よりも広い高い熱セッティングに対応する値
となる。ノブ177を時針方向に回転させると、シャフト1
81(第9図)が耳183を当接しながら移動して引き外し
バー83を左方へ摺動させ、傾斜面201と較正ねじ99との
間の間隔207(第9図)が間隔203(第8図)よりも狭
い、回路遮断器引き外しのための低い熱セッティングに
対応する値となる。 第7、8、9図に示す種々の熱セッティング位置にお
いて、引き外しバー部分85aは引き外しレバー153のフラ
ンジ163に対して側方へ移動する。従って、引き外しバ
ー83が移動してもフランジ163と引き外しバー部分85aの
係合が解かれることにはならない。 以上に述べた態様に加えて、下端が引き外しバー83の
面213(第5、9、10図)と係合可能な「引き外し押ボ
タン」209(第4、10図)によって回路遮断器3を引き
外すことも可能である。コイルばね215がボタン209(第
10図)を上向きに偏倚させ、常態において面213と間隔
を保たせ、バイメタル101とアーマチュア105の動作に応
答して引き外しバーが自由に回転できるようにする。 従って、本発明の装置は従来のように電流定格が異な
るごとに別々の定格プラグを着脱しなくてもよいように
改良された新規の回路遮断器用可調磁気引き外し装置で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は多極回路遮断器の垂直断面図。
第2図は引き外し装置の拡大垂直断面図。
第3図は第2図III-III線に沿う立面図。
第4図は第3図IV−線に沿う平面図。
第5図は第4図のV−Vに沿う垂直断面図。
第6図は引き外しバーの平面図。
第7、8及び9図はそれぞれ高い熱セッティング、中間
の熱セッティング及び低い熱セッティングにおける引き
外しバーの平面図。 第10図は第4図X−X線に沿う引き外し押ボタンの断面
図である。 15……引き外し装置 49……解放自在アーム 83……引き外しバー 101……バイメタル 103……磁心 105……アーマチュア 117……調節ノブ 119……較正ねじ 177……調節ノブ 201……傾斜面 203、205……間隔 209……引き外し押ボタン
の熱セッティング及び低い熱セッティングにおける引き
外しバーの平面図。 第10図は第4図X−X線に沿う引き外し押ボタンの断面
図である。 15……引き外し装置 49……解放自在アーム 83……引き外しバー 101……バイメタル 103……磁心 105……アーマチュア 117……調節ノブ 119……較正ねじ 177……調節ノブ 201……傾斜面 203、205……間隔 209……引き外し押ボタン
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.複数の極ユニットから成る回路遮断器構造を有し、
各極ユニットが1対の開離可能な接点と、接点対のすべ
てを同時に開離するための解放可能なアームを含む解放
可能手段と、過負荷電流状態に応答して解放可能手段を
解放するバイメタル素子、及びバイメタル素子に対して
垂直方向に移動可能な引き外しバーを含む引き外し手段
と、引き外しバーが各バイメタル素子と間隔を保って対
向しかつ引き外しバーの長手軸線に対して傾斜した面を
有する傾斜部を含み、バイメタル素子の少なくとも1つ
が対応の傾斜面と当接すると引き外しバーが引き外し位
置まで回転することと、所期の熱定格の間隔に対応する
位置まで引き外しバーを長手方向に移動させ、引き外し
バーの長手方向位置によって熱定格の間隔を調節自在に
設定するため引き外しバーと連携させた調節手段とから
成ることを特徴とする回路遮断器。 2.調節手段が回転ハンドル及びハンドル係合機構から
成り、ハンドル及び機構の一方の引き外しバーに、他方
をその近傍に取り付けたことを特徴とする特許請求の範
囲第1項に記載の回路遮断器。 3.ハンドル係合機構を引き外しバーに取り付けたこと
を特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の回路遮断
器。 4.機構及びハンドルのいずれか一方が1対の突起を、
他方が延長部をそれぞれ含むことを特徴とする特許請求
の範囲第3項に記載の回路遮断器。 5.ハンドル係合機構が引き外しバーから突出する1対
の互いに間隔を保つ突起を含み、ハンドルが突起間に位
置する延長部を含むことを特徴とする特許請求の範囲第
4項に記載の回路遮断器。 6.引き外しバーがバイメタル素子と間隔を保って対向
し、引き外しバーの長手軸線に対して傾斜した面を有す
る傾斜部を含むことと、引き外しバーを長手方向に摺動
させることによりバイメタル素子と前記面との間隔を調
整できること、バイメタル素子が傾斜面と当接すると引
き外しバーが引き外し位置まで回転することと、引き外
しバーを長手方向に所期の熱定格の間隔に対応する位置
まで調節自在に摺動させ、引き外しバーの長手方向位置
によって間隔を設定する調節手段を引き外しバーに連携
させたことを特徴とする特許請求の範囲第1項から第5
項までのいずれかに記載の回路遮断器。 7.調節手段が引き外しバーを摺動させることによって
バイメタル素子と引き外しバーの傾斜面との間の目定め
を変えるように引き外しバーに連結した手動ハンドルを
含むことを特徴とする特許請求の範囲第6項に記載の回
路遮断器。 8.引き外し装置が回路の全電流により付勢されるよう
に支持された磁心及びアーマチュア構造を含む電磁式引
き外し装置であり、回路に過負荷電流を発生するとアー
マチュア構造が磁心にむかって移動して引き外しバーを
移動させるように電磁式引き外し装置を構成したことを
特徴とする特許請求の範囲第7項に記載の回路遮断器。 9.引き外し装置が引き外しバーを枢動させるように支
持された手動引き外し部材を含むことを特徴とする特許
請求の範囲第8項に記載の回路遮断器。
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