JPH0735521A - 溶接対象物の形状検出方法およびその装置 - Google Patents

溶接対象物の形状検出方法およびその装置

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JPH0735521A
JPH0735521A JP18267393A JP18267393A JPH0735521A JP H0735521 A JPH0735521 A JP H0735521A JP 18267393 A JP18267393 A JP 18267393A JP 18267393 A JP18267393 A JP 18267393A JP H0735521 A JPH0735521 A JP H0735521A
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JP
Japan
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light
optical sensor
shape
welding
shaped beam
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JP18267393A
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English (en)
Inventor
Kenichi Kato
研一 加藤
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 短時間で溶接対象物の形状検出を行なうこと
ができる溶接対象物の形状認識方法および形状認識装置
を提供することを目的とする。 【構成】 光学式センサ10と反射手段15を備えた形
状検出装置によって溶接対象物1,2の形状を検出する
ものであって、光学式センサ10からの光の照射方向に
反射手段15を配置するとともに、該反射手段15によ
り反射される光学式センサ10からの光の反射光方向に
溶接対象物1,2を配置し、光学式センサ10から光を
反射手段15に走査しつつ該反射手段15で反射させて
溶接対象物1,2に対して照射し、その光が溶接対象物
1,2の表面に対して描く受光像を反射手段15で光学
式センサ10側に反射させて、光学式センサ10により
検出するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶接対象物の形状を検
出する方法および溶接対象物の形状を検出する装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動溶接機や溶接ロボット等に
おいては、精密な溶接作業を行なうために、その作業対
象である溶接対象物の形状を検出し、相互に溶接される
べき一対の溶接対象物の間のギャップを正確に検出・決
定する必要がある。
【0003】そこで、従来、特開平3−32470号公
報,特開平3−207577号公報などには、光学式セ
ンサを用いて溶接対象物にレ−ザ光等を照射することに
より画像デ−タを得てから、その画像デ−タに基づいて
溶接対象物の形状を検出する技術が開示されているほ
か、特開平3−142069号公報などには、タッチセ
ンサを用いて溶接対象物の形状を検出する技術が開示さ
れている。具体的には、図3(a),(b)に示されるよう
に、所定位置に立設された角柱状部材1に溶接線7A〜
7Cを形成するように所定ギャップを隔てて配置された
コ形状梁2の形状を検出するには、溶接ロボット11の
ア−ム11A先端部に装着された光学式センサ10を、
溶接ロボット11によりコ形状梁2のそれぞれの検出線
8A〜8C上に移動・固定したのち、光学式センサから
光を各検出線8A〜8Cに沿って走査しつつ照射し、そ
の光がコ形状梁2の表面に対して描く受光像を検出する
ことにより、コ形状梁2の形状を検出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
如く、図3(a),(b)に示した光学式センサ10を溶接ロ
ボット11により移動させてコ形状梁2の形状を検出す
るものでは、光学式センサ10をコ形状梁2の検出線8
A上に移動して、光学式センサ10から光を該検出線8
Aに沿って照射してその受光像を検出したのち、光学式
センサ10から光をコ形状梁2の検出線8B,8Cに沿
って照射してこれらの受光像を検出することになるが、
このとき、光学式センサ10を検出線8A側から検出線
8B,8C側に溶接ロボット10により移動するには、
角柱状部材1が邪魔となることから、この角柱状部材1
を迂回してコ形状梁2の検出線8B,8C上にそれぞれ
位置させているので、光学式センサ10をコ形状梁2の
形状を検出しようとする所定位置まで移動させる時間が
長くなり、効率よくコ形状梁2の形状を検出することが
困難である。従って、角柱状部材1とコ形状梁2とを溶
接するのに要する時間が長くなるという問題があった。
【0005】本発明は、この問題を解決しようとするも
ので、短時間で効率よく溶接対象物の形状検出を行なう
ことができる溶接対象物の形状検出方法および形状検出
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、請求項1の溶接対象物の形状検出方法
においては、溶接対象物に対して、光学式センサを備え
た形状検出装置の光学式センサから光を走査しつつ照射
し、その光が前記溶接対象物の表面に対して描く受光像
を前記光学式センサにより検出して、前記溶接対象物の
形状を検出する溶接対象物の形状検出方法において、
(1)前記形状検出装置は前記光学式センサからの光およ
び前記溶接対象物の表面に描かれる受光像を反射させる
反射手段を備え、(2)前記光学式センサからの光の照射
方向に前記反射手段を配置するとともに、該反射手段に
より反射される前記光学式センサからの光の反射光方向
に前記溶接対象物を配置することにより、前記溶接対象
物と前記反射手段と前記光学式センサとを配置し、(3)
前記光学式センサから光を前記反射手段に走査しつつ該
反射手段で反射させて前記溶接対象物に対して照射し、
その光が前記溶接対象物の表面に対して描く受光像を前
記反射手段で前記光学式センサ側に反射させて、前記光
学式センサにより検出するものである。
【0007】請求項2の溶接対象物の形状検出装置にお
いては、溶接対象物に対して、光を走査しつつ照射し、
その光が前記溶接対象物の表面に描く受光像を検出する
光学式センサと、前記光学式センサからの光の走査方向
を変える反射手段と、前記光学式センサ及び前記反射手
段の作動を制御する制御手段とを備えるものである。
【0008】
【作用】上述した本発明では、光学式センサから光を反
射手段に走査しつつこの反射手段で反射して溶接対象物
に照射し、その照射された光が溶接対象物の表面に描く
受光像を反射手段で反射させて、光学式センサで検出す
るようにしているので、光学式センサを移動させる必要
がなくなり、短時間で効率よく溶接対象物の形状検出を
することが可能となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0010】図1は本実施例の溶接対象物の形状検出装
置を模式的に示す斜視図,図2(a)〜(c)は、本実施例の
溶接対象物の形状検出方法の手順を示す模式図である。
【0011】図1において、1は角柱状部材であり、2
は第1板状部3,この第1板状部3に略直交する第2板
状部4およびこの第2板状部4に略直交し第1板状部3
と対向する第3板状部5を有してなる断面コ字形状のコ
形状梁である。
【0012】本実施例では、これら角柱状部材1とコ形
状梁2とを相互に溶接する際に、この角柱状部材1とコ
形状梁2間の溶接線7A〜7Cを決定するためのデ−タ
となる、コ形状梁2の形状を短時間で効率よく検出しよ
うとするものである。また、角柱状部材1およびコ形状
梁2は、それぞれ、その一の外側平面1Aおよび端面2
Aをyz平面に対し略平行となるように対向させて配置
されている(つまり溶接線7A〜7Cはyz平面に略平
行になっている)。
【0013】光学式センサ10は、溶接対象物(角柱状
部材1,コ形状梁2)の表面位置を検出するものであっ
て、光(例えばレ−ザ光)を発光して、溶接対象物(角柱
状部材1,コ形状梁2)の表面にスポット状に照射する
発光部10Aと、この発光部10Aから光が照射された
後に、その光が溶接対象物(角柱状部材1,コ形状梁
2)の表面に対して描く受光像を検出する受光部(図示
しない)とをそなえて構成されている。また、光学式セ
ンサ10の光学部10Aは、図示しない駆動機構により
駆動され、それにより、光は所定方向に沿って走査され
るようになっている。更に、光学式センサ10は、溶接
ロボット11のア−ム11A先端部に装着され、溶接ロ
ボット11を後述するコンピュ−タ20(制御手段)に
て制御することにより、図1に示すような位置Aに移動
・固定されるようになっている。ここで、位置Aにおけ
る光学式センサ10は、この発光部10Aがコ形状梁2
の第2板状部分4の外側面2Cに対向する側から角柱状
部材1およびコ形状梁2とを臨んでいるとともに、この
光が角柱状部材1およびコ形状梁2に遮られないような
第1板状部3の上方側に位置されるようになっている。
【0014】15は平面鏡(反射手段)であって、移動
ロボット16のア−ム16A先端に調整機構17を介し
て移動可能に装着されており、この平面鏡15は移動ロ
ボット16を後述するコンピュ−タ20にて制御するこ
とにより、図1に示すような位置Bに移動・固定される
ようになっている。ここで、位置Bにおける平面鏡15
は、コ形状梁2の内側面2Dに対向する側からコ形状梁
2に第1板状部分3の上方側にあり、この反射面15A
が、位置Aに移動・固定された光学式センサ10の発光
部10Aに対向するようになっている。
【0015】20は、光学式センサ10,溶接ロボット
11,移動ロボット16および調整機構17にそれぞれ
接続されたコンピュ−タ(制御手段)であって、このコ
ンピュ−タ20は、溶接ロボット11を制御して光学式
センサ10を位置Aに移動・固定する機能を有するとと
もに、移動ロボット16を制御して平面鏡15を位置B
に移動・固定する機能を有する。また、コンピュ−タ2
0は、調整機構17を制御して平面鏡15を変位させる
機能を有するほか、光学式センサ10の検出結果に基づ
いて、角柱状部材1とコ形状梁2との間の溶接線7A〜
7Cの位置を演算・決定するものである。
【0016】次に、上述の如く構成される本実施例の装
置による、コ形状梁2の形状を検出するためのプロセス
を図2(a)〜(c)に基づいて説明する。
【0017】まず、本実施例では、図示しない手段でコ
ンピュ−タ20に検出指令が入力されると、溶接ロボッ
ト11を移動させて光学式センサ10を、位置Aに配置
するとともに、移動ロボット16を移動させて平面鏡1
5を、位置Bに配置する。これにより、光学式センサ1
0の発光部10Aと平面鏡15の反射面15Aとが、相
互に対向するようにコ形状梁2の第1板状部分3の上方
側に位置される。
【0018】そして、コンピュ−タ20は、図2(a)に
示すように、光学式センサ10がコ形状梁2の外側面2
B(y軸)に対して所定角度θ1で交わるように溶接ロ
ボット10を作動させて、溶接線7A,7Cに平行とな
るコ形状梁2の外側面2Bの第1検出線8Aに沿って発
光部10Aから光を走査しつつ照射して、この照射され
る光がコ形状梁2の外側面2Bに対して描く受光像を上
記受光部で受光することにより、コ形状梁2の外側面2
Bのエッジ位置P1を検出する。
【0019】光学式センサ10によるエッジ位置P1
検出が終了すると、コンピュ−タ20は、図2(b)に示
すように、光学式センサ10がコ形状梁2の外側面2B
(y軸)に対して所定角度θ2で交わるように溶接ロボ
ット10を作動させるとともに、調整機構17を作動し
て、平面鏡15を、この反射面15Aに対する法線がコ
形状梁2の外側面2B(y軸)に対して所定角度θ3
交わる状態に変位させて、この平面鏡15で光学式セン
サ10からの光を反射し、溶接線7A,7Cに平行とな
る第1板状部分3上の第2検出線8Bに沿って照射可能
な状態にする。
【0020】そして、光学式センサ10の発光部10A
から光を平面鏡15に対して角柱状部材1の軸線上方か
ら下方(z方向)に向かって走査し、この反射面15Aで
反射される光が第2検出線8Bに沿って照射されるとと
もに、この照射された光がコ形状梁2の外側面2Bに対
して描く受光像を平面鏡15により光学式センサ10側
に反射させ、上記受光部で反射手段15により反射され
る鏡像を受光し、この鏡像をコ形状梁2に外側面2Bに
対して描かれる受光像(実像)に変換させてコ形状梁2
の外側面2Bのエッジ位置P2を検出する。
【0021】次いで、コンピュ−タ20は、図2(c)に
示すように、光学式センサ10がコ形状梁2の外側面2
B(y軸)に対して所定の角度θ4で交わるように溶接
ロボット10を作動させるとともに、調整機構17を作
動して、平面鏡15を、この反射面15Aに対する法線
がコ形状梁2の内側面2D(y軸)に対して所定角度θ
5で交わる状態に変位させて、この平面鏡15で光学式
センサ10からの光を反射し、溶接線7A,7Cに平行
となる第3板状部分5上の第3検出線8Cに沿って照射
可能な状態にする。
【0022】そして、光学式センサ10の発光部10A
からの光を平面鏡15に対して角柱状部材1の軸線上方
から下方(z方向)に向かって走査し、この反射面15A
で反射される光学式センサ10の光が第3検出線8Cに
沿って照射されるとともに、この照射された光がコ形状
梁2の内側面2Dに対して描く受光像を平面鏡15によ
り光学式センサ10側に反射させ、上記受光部で反射手
段15により反射される鏡像を受光し、この鏡像をコ形
状梁2に内側面2Dに対して描かれる受光像(実像)に
変換させてコ形状梁2の内側面2Dのエッジ位置P3
検出する。
【0023】これにより、コ形状梁2の形状が検出され
るとともに、コンピュ−タ20はこの各エッジ位置P1
〜P3等に基づいて、溶接線7A〜7Cを演算・決定す
る。
【0024】このように、本実施例によれば、光学式セ
ンサ10を位置Aに、平面鏡15を位置Bに配置し、光
学式センサ10から光をコ形状梁2の検出線8Aに沿っ
て照射してエッジ位置P1を検出したのち、位置Aにお
いて光学式センサ10から光を平面鏡15に走査しつつ
該平面鏡15で反射させてコ形状梁2の各検出線8B,
8Cに沿って照射して、その光がコ形状梁2の各板状部
分3,5の表面それぞれに描く受光像を平面鏡15で光
学式センサ10側に反射させて、光学式センサ10の上
記受光部で受光して、コ形状梁2のエッジ位置P2,P3
を検出するようにしているので、光学式センサ10を各
検出線8B,8Cに対向する位置まで移動させる必要が
なくなるので、従来に比し、短時間で効率よくコ形状梁
2の形状検出をすることができ、従って、角柱状部材1
とコ形状梁2とを溶接するのに要する時間も短縮するこ
とができる。
【0025】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を免脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、上記実施
例では、角柱状部材1とコ形状梁2からなる溶接継手に
おける、コ形状梁2の形状を検出する場合について説明
したが、本発明は、これに限定されるものではなく、角
柱状部材1とコ形状部材2間の溶接ギャップ部分を直接
検出する場合にも同様に適用され、同様な効果が得られ
ることは言うまでもない。
【0026】また、本実施例においては、光学式センサ
10からの光を反射させる手段として、平面鏡15を用
いたものを示したが、これに限定されるものではなく、
例えば、プリズム等、有効に光を反射させるものであれ
ば良い。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
光学式センサから光を反射手段に走査しつつこの反射手
段で反射して溶接対象物に照射し、その照射された光が
溶接対象物の表面に描く受光像を反射手段で反射させ
て、光学式センサで検出するようにしているので、光学
式センサを移動させる必要がなくなり、従来に比し、短
時間で効率よく溶接対象物の形状検出をすることがで
き、従って、溶接対象物を溶接するのに要する時間も短
縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての溶接対象物の形状検
出装置を模式的に示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施例としての溶接対象物の形状検
出方法の手順を示す模式図である。
【図3】従来技術の溶接対象物の形状検出方法およびそ
の形状検出装置を示す模式図である。
【符号の説明】
1 角柱状部材(溶接対象物) 2 コ形状梁(溶接対象物) 10 光学式センサ 11 溶接ロボット 15 平面鏡(反射手段) 16 移動ロボット 20 コンピュ−タ(制御手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶接対象物に対して、光学式センサを備
    えた形状検出装置の光学式センサから光を走査しつつ照
    射し、その光が前記溶接対象物の表面に対して描く受光
    像を前記光学式センサにより検出して、前記溶接対象物
    の形状を検出する溶接対象物の形状検出方法において、 前記形状検出装置は前記光学式センサからの光および前
    記溶接対象物の表面に描かれる受光像を反射させる反射
    手段を備え、 前記光学式センサからの光の照射方向に前記反射手段を
    配置するとともに、該反射手段により反射される前記光
    学式センサからの光の反射光方向に前記溶接対象物を配
    置することにより、前記溶接対象物と前記反射手段と前
    記光学式センサとを配置し、 前記光学式センサから光を前記反射手段に走査しつつ該
    反射手段で反射させて前記溶接対象物に対して照射し、
    その光が前記溶接対象物の表面に対して描く受光像を前
    記反射手段で前記光学式センサ側に反射させて、前記光
    学式センサにより検出することを特徴とする溶接対象物
    の形状検出方法。
  2. 【請求項2】 溶接対象物に対して、光を走査しつつ照
    射し、その光が前記溶接対象物の表面に描く受光像を検
    出する光学式センサと、前記光学式センサからの光の方
    向を変える反射手段と、前記光学式センサ及び前記反射
    手段の作動を制御する制御手段とを備えることを特徴と
    する溶接対象物の形状検出装置。
JP18267393A 1993-07-23 1993-07-23 溶接対象物の形状検出方法およびその装置 Pending JPH0735521A (ja)

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