JPH0735379A - 空質調節機 - Google Patents

空質調節機

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JPH0735379A
JPH0735379A JP18115893A JP18115893A JPH0735379A JP H0735379 A JPH0735379 A JP H0735379A JP 18115893 A JP18115893 A JP 18115893A JP 18115893 A JP18115893 A JP 18115893A JP H0735379 A JPH0735379 A JP H0735379A
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adsorption
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稔也 藤戸
Tomomasa Bandai
知正 万代
Teruaki Ito
輝明 伊藤
Yasuaki Tawa
泰昭 田和
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    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F3/00Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems
    • F24F3/12Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the treatment of the air otherwise than by heating and cooling
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、除湿、加湿、換気の機能を有する
空質調節機に関し、室内側吹出空気や風路の温度上昇を
抑え、除湿性能を向上することを目的とする。 【構成】 この空質調節機は風路14に設けたヒーター
13と吸着材11の外周に空隙Tを設け、送風機17か
らの空気をこれらの外周にも流すように構成してあり、
ヒーター13の発熱があっても空隙Tに流れる空気がこ
れを冷却して室内への吹出空気、風路表面の温度を低減
でき、しかも本体内部に蓄積される熱量が少なくなるの
で熱の影響を吸着材11が受けにくく、かつ湿分吸着工
程に入る際に冷却空気によって速やかに吸着材11を冷
却することができるので、吸着現象が迅速に進行し除湿
および加湿の能力が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、除湿、加湿、換気等の
機能を有し、湿度、清浄度など室内空気の質をコントロ
ールする空質調節機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、除湿、加湿、換気等を一台の機器
でできるものは見られないが、これに類するものとして
例えば特開昭63ー286634号公報に示される様な
TSA方式の乾式除湿装置がある。
【0003】この乾式除湿装置について、図4を用いて
説明すると、1は風路を形成するケーシングである。同
ケーシング1は外壁5に設置されており、この外壁5に
設けられた開口部AおよびBには、それぞれ、室外空気
取入口8および室外空気吐出口9が連通するようにケー
シング1に設けられている。また、ケーシング1には、
室外空気取入口8と対応して室内空気取入口6が設けら
れており、上記室外空気取入口8と室内空気取入口6と
は、ケーシング1に設置されたダンパー1Aによって交
互に開閉できるようになっている。同様に、ケーシング
1には室外空気吐出口9に対応して室内空気吐出口7が
設けられており、上記室外空気吐出口9と室内空気吐出
口7とは、ケーシング1に設置されたダンパー1Bによ
って交互に開閉できるようになっている。また、ケーシ
ング1により形成された風路内には、上流側から順に送
風機2、ヒーター3および吸着材4が配設されている。
【0004】上記装置においては、室内空気取入口6と
室内空気吐出口7とが開の状態であれば、室内空気取入
口6を介して室内空気がケーシング1内に入り、この室
内空気は、ケーシング1内の風路を送風機2によって流
されて室内空気吐出口7まで至り、同室内吐出口7を介
して室内へ吹出される事になる。従い、風路たるケーシ
ング1内に設けられた吸着材4内を室内空気が通過し、
同吸着材4によって室内空気の湿気が除去され室内に乾
燥空気を放出する事となる。
【0005】逆に、上記室内空気取入口6および室内空
気吐出口7が閉の状態であり、室外空気取入口8および
室外空気吐出口9を開の状態にしてヒーター3を発熱さ
せると、上記室外空気取入口8を介して加熱空気が吸着
材4に入り、この加熱空気は、吸着材4に吸着されてい
た湿分を脱離して室外吐出口9を介して室外へ排出させ
る。このようにして、室内空気の循環と室外空気の循環
とを繰り返しながら室内の除湿を行っていた。
【0006】こうした従来の乾式除湿装置では、図5に
示す様に風路を形成するケーシング1と吸着材4との間
には隙間がなく、吸着材4はケーシング1の断面一杯に
配設されていた。従い、送風機2によって送風された空
気Cは吸着時と脱離時のどちらにおいても全て吸着材4
を通過していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、脱離工程終了時に吸着材4は加熱されて
高温になっているから、吸着等圧特性から明かなように
湿分を吸着できる状態ではない。また、吸着時に吸着材
4より発生する吸着熱や脱離時にヒーター3で発生した
熱により、吹出空気温度が高くなったり、熱が風路外に
漏れて風路表面温度および本体内温度を上昇させてい
た。このため、以下記述する課題があった。
【0008】1.吹出口部分を耐熱性のある別部品に変
える必要がありコストがかかる。 2.使用者が吹出口で火傷を起こす危険性がある。
【0009】3.室温が上昇し、除湿による快適感を損
ねる。 4.P板雰囲気温度が上昇し、マイコンなどの素子温度
を耐熱温度以内に抑える手段を講じる必要があった。
【0010】5.本体内部に蓄積した熱により吸着工程
での吸着材の温度が降下しにくくなり、吸着性能を劣化
させる。即ち、除湿の能力低下を招いていた。
【0011】本発明は上記課題を解決するもので、室内
側吹出空気温度ならびに風路表面温度を低減しつつ除湿
能力を向上させることを第1の目的とし、機器のコンパ
クト化を第2の目的としたものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、風路と、風路に配設した吸着材及びヒータ
ーから構成される吸着部と、前記吸着部に空気を送る送
風機と、前記風路を室内側と室外側とに切り替えるダン
パーと、前記ヒーターと送風機とダンパーとを連動制御
して前記吸着材に湿分を吸着させる吸着工程と同吸着材
の吸着湿分を脱離させる脱離工程とを交互に繰り返し行
わせるコントローラーとから構成され、前記吸着材はそ
の外周と風路との間に空隙を設けて配設した構成として
あり、さらに第2の目的を達成するため上記構成に加
え、前記吸着部の上流側に整流板を設けた構成としてあ
る。
【0013】
【作用】本発明は上記構成によって、送風機を動作さ
せ、ダンパーにより風路を切り替えるとともにヒーター
への通電を制御することによって室内空気の循環と室外
空気の循環とを交互に繰り返して、除湿や加湿等を行う
ことができる。
【0014】この際、ヒーターと吸着材とからなる吸着
部の外周空隙には送風機からの空気がそのまま流れるこ
とになり、吸着部が高温になっていても風路壁は低温に
維持できるとともに、室内に吹き出す空気の温度を低い
ものとすることができ、かつ脱離工程終了後の吸着材は
風路壁から余熱を受けるようなことがほとんどなくなる
ので急速に温度低下し、吸着工程に入ると同時に湿分を
効率よく吸着できるようになる。
【0015】また、吸着部の上流側には整流板を設けて
あるので、送風機からの空気流に分布ムラがあってもこ
れを均等に吸着部ならびに空隙に送り込むことができ、
吸着材はその全域において偏りのない効率的な湿分の脱
離、吸着が行えるようになると共に、送風機と吸着部と
の間の距離を大きくして空気流分布ムラを少なくするよ
うなことをしなくてもよいので機器のコンパクト化が推
進できる。
【0016】
【実施例】以下本発明の第1の実施例を図1および図2
を参照して説明する。図1から図2において、吸着材1
1を備えた保護ケース12とヒーター13は、風路14
内に全周一様な空隙Tを設けて配設してある。そして吸
着材11、保護ケース12、ヒーター13、風路14で
吸着部16を構成している。送風機17は吸着部16に
ヒーター13の側を上流にして空気を送風する位置に配
設してある。送風機17の吸込口に接続された吸込風路
18は、室内吸込口19および室外吸込口20を備え、
第1のモーター21で駆動される吸込ダンパー22によ
って室内か室外のいずれか一方のみを送風機17と連通
させる。風路14に接続された吹出風路23は、室内吹
出口24および室外排気口25を備え、第2のモーター
26で駆動される吹出ダンパー27によって室内か室外
のいずれか一方のみを風路14と連通させる。
【0017】上記ヒーター13、送風機17、第1のモ
ーター21、第2のモーター26は、コントローラー2
8によって連動制御される。コントローラ28に対する
命令の入力は、操作部29によって行う。以上の構成要
素は外装たるベース30とキャビネット31内に配設さ
れる。キャビネット31には前述の操作部29が配設さ
れるほか、室内吸込口19が室内と連通する部分に吸込
ルーバー32を設け、室内吹出口24が室内と連通する
部分に吹出ルーバー33を設けてある。
【0018】上記構成において、次に動作を説明する
と、まず操作部29において、運転電源(図示せず)を
オンにし、除湿、加湿、換気のいずれかの運転モードス
イッチ(図示せず)を選択オンすると、以下説明する内
容に従って選択したモードの運転を行う。 (除湿運転)除湿運転は、以下説明する吸着工程と脱離
工程とを交互に繰り返し運転して室内の除湿を行う。
【0019】脱離工程においては、吸込ダンパー22は
室外吸込口20を送風機17に連通させ、吹出ダンパー
27は室外排気口25を風路14に連通させた位置にあ
る。この状態でヒーター13および送風機17を動作さ
せると、送風機17によって室外吸込口20を介して導
入された室外空気34はヒーター13で加熱され温風と
なった後、吸着材11を通過する。この際、吸着材11
に吸着されていた湿分は、吸着時に吸着熱として放出し
た熱量と湿潤熱との総量分の熱を受けると、順次、吸着
材11から通過空気中へ脱離して行く。この加熱された
室外空気は、脱離した湿分とともに室外排気口25を経
て室外へ排気35として放出される。
【0020】この脱離工程の際、吸着部16に入った送
風空気36は吸着材11を通過する主空気37と外周の
空隙Tを流れる冷却空気38とに分かれる。上述の動作
は主空気37が行ない、冷却空気38は保護ケース12
と風路14との間を断熱するとともに吹出風路23内で
合流し、ヒーター13で加熱された主空気37の温度を
降下させる。
【0021】吸着工程においては、吸込ダンパー22は
室内吸込口19を送風機17に連通させ、吹出ダンパー
27は室内吹出口24を風路14に連通させた位置にあ
る。この状態でヒーター13は動作させず送風機17の
み動作させると、送風機17によって室内吸込口19を
介して導入された室内空気39は、吸着材11を通過す
る。この際、通過空気は含有する湿分を吸着材11に吸
着、すなわち除湿され乾燥空気となる。この乾燥空気
は、室内吹出口24を経て室内に吹出空気40として供
給される。
【0022】この吸着工程の際、吸着部16に入った送
風空気36は吸着材11を通過する主空気37と外周の
空隙Tを流れる冷却空気38とに分かれる。上述の動作
は主空気37が行い、冷却空気38は保護ケース12と
風路14との間を断熱するとともに吹出風路23内で合
流し、吸着時に発生する吸着熱により加熱された主空気
37の温度を降下させると共に、運転によって本体内部
に蓄積した熱により吸着材11の吸着性能が劣化するこ
とを防ぐ。 (加湿運転)加湿運転は、以下説明する吸着工程と脱離
工程とを交互に繰り返し運転して室内の加湿を行う。
【0023】脱離工程においては、吸込ダンパー22は
室内吸込口19を送風機17に連通させ、吹出ダンパー
27は室内吹出口24を風路14に連通させた位置にあ
る。この状態でヒーター13および送風機17を動作さ
せると、送風機17によって室内吸込口19を介して導
入された室内空気39はヒーター13で加熱され温風と
なった後、吸着材11を通過する。この際、吸着材11
に吸着されていた湿分は、吸着時に吸着熱として放出し
た熱量と湿潤熱との総量分の熱を受けると、順次、吸着
材11から通過空気中へ脱離して行く。この加熱された
室外空気は、脱離した湿分とともに室内吹出口24を経
て室内へ吹出空気40として供給され、加湿を行う。
【0024】この脱離工程の際、吸着部16に入った送
風空気36は吸着材11を通過する主空気37と外周の
空隙Tを流れる冷却空気38とに分かれる。上述の動作
は主空気37が行ない、冷却空気38は保護ケース12
と風路14との間を断熱するとともに吹出風路23内で
合流し、ヒーター13で加熱された主空気37の温度を
降下させる。
【0025】吸着工程においては、吸込ダンパー22は
室外吸込口20を送風機17に連通させ、吹出ダンパー
27は室外排気口25を風路14に連通させた位置にあ
る。この状態でヒーター13は動作させず送風機17の
み動作させると、送風機17によって室外吸込口20を
介して導入された室外空気34は、吸着材11を通過す
る。この際、通過空気は含有する湿分を吸着材11に吸
着され乾燥空気となる。この乾燥空気は、室外排気口2
5を経て室外に排気35として放出される。
【0026】この吸着工程の際、吸着部16に入った送
風空気36は吸着材11を通過する主空気37と外周の
空隙Tを流れる冷却空気38とに分かれる。上述の動作
は主空気37が行い、冷却空気38は保護ケース12と
風路14との間を断熱するとともに吹出風路23内で合
流し、吸着時に発生する吸着熱により加熱された主空気
37の温度を降下させると共に、運転によって本体内に
蓄積した熱により吸着材11の吸着性能が劣化する事を
防ぐ。 (換気運転)換気運転においては、ヒーター13は動作
させない。吸込ダンパー22は室内吸込口19を送風機
17に連通させ、吹出ダンパー27は室外排気口25を
風路14に連通させた位置にある。この状態で送風機1
7を動作させると、送風機17によって室内吸込口19
を介して導入された室内空気39は、送風機17、吸着
部16および室外排気口25を経て室外へ排気35とし
て放出される。この際、導入空気は吸着材11を通過さ
せるため、運転初期においては導入空気中の含有湿分を
吸着除去するが、脱離を行わず換気運転のみを継続する
場合においては吸着材11はしだいに吸着湿分で飽和し
て行き、ついには破過状態に達して吸着しなくなる。従
い、吸着材11を通過する構成ではあっても、一般の換
気装置と同様の換気を行う事ができる。
【0027】以上説明した様にこの空質調節機は、給水
やドレン水の処理の手間がかからない除湿、加湿および
換気の機能を有しつつ、吹出ルーバー33から放出され
る空気温度ならびに風路14の表面温度を低減すること
ができる。また、冷却空気38を流し、吸着材11と吸
着部16の外周とを遮蔽しているため、吸着工程での吸
着材11の冷却が急速に行え吸着量が増加し、除湿およ
び加湿能力が向上する。
【0028】また、吸着材11は保護ケース12内に収
納しているため、衝撃や摩擦で破損あるいは摩耗しやす
い吸着材11をこうした外界の応力から保護し、耐久性
を向上させることができる。
【0029】図3はさらなる性能向上と共にコンパクト
化を図ったもので、以下その構成を説明するが、上記第
1の実施例と同じ部分には同一の番号を付記して説明は
省略し、異なる部分のみ説明すると、この空質調節機は
吸着部16の上流端に多孔性の整流板15を配設してあ
る。
【0030】この構成によれば、送風機17からの空気
は整流板15によって均一に分散され、ヒーター13な
らびに吸着材11の全域はもちろん、吸着部16外周の
空隙Tにも均一に空気が流れることになる。従って、空
気流が偏ることによって吸着材11や風路14の一部が
局部過熱するようなことがなくなると共に、吸着材11
はその全域において効率よく湿分の脱離や吸着が行える
ようになり、除湿、加湿性能の向上が果たせる。また、
送風機17と吸着部16とを近接配置しても上記のよう
に吸着部16や空隙Tに均一に空気を供給することがで
きるから、送風機17と吸着部16との間の距離を大き
くして空気流の分布均一化を行わなくてもよく、機器の
コンパクト化が図れる。このように搭載する吸着材11
の容積に対して、あるいは単位時間当たりの除湿および
加湿の効率を向上させることができる。
【0031】なお、本実施例では風路14を切り替える
ダンパーとして吸込ダンパー22と吹出ダンパー27の
二つを設けた場合を示したが、ダンパーは二つに限ら
ず、一つあるいは二つ以上設けた場合も考えられる。例
えば、空質調節機の機能を除湿に限定した場合では、風
路14の吸込側は室内にだけ連通すれば室内空気の循環
および室外への脱離空気の排出を行うことが可能で、除
湿の機能を果たすことができる。従い、ダンパーは吹出
ダンパー27を一つ備えるだけで良い。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明の空質調節機
によれば、給水やドレン水の処理の手間がかからない使
い勝手のよい除湿、加湿、換気が1台で実現できるうえ
に、送風機から空隙に流れる空気によって室内への吹出
空気、風路表面などの温度を低減でき、しかも本体内部
に蓄積される熱量が少なくなるので熱の影響を吸着材が
受けにくく、かつ吸着工程に入る際に冷却空気によって
速やかに吸着材を冷却することができるので、吸着現象
が迅速に進行し除湿および加湿の能力が向上する。
【0033】さらに吸着部の上流側に整流板を設けたも
のにあっては、送風機と吸着部とを近接配置していても
吸着部等に均一に空気を送り込むことができるので、機
器のコンパクト化が図れると共に吸着材による湿分の脱
離、吸着を効率的に行うことができ、除湿、加湿性能を
一段と向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における空質調節機の構造図
【図2】同空質調節機の吸着部を示す拡大斜視図
【図3】同第2の実施例における吸着部の拡大斜視図
【図4】従来の乾式除湿装置を示す断面図
【図5】同乾式除湿装置の要部を示す拡大斜視図
【符号の説明】
11 吸着材 13 ヒーター 14 風路 15 整流板 16 吸着部 17 送風機 22 吸込ダンパー 27 吹出ダンパー 28 コントローラー T 空隙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田和 泰昭 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 風路と、風路に配設した吸着材及びヒー
    ターから構成される吸着部と、前記吸着部に空気を送る
    送風機と、前記風路を室内側と室外側とに切り替えるダ
    ンパーと、前記ヒーターと送風機とダンパーとを連動制
    御して前記吸着材に湿分を吸着させる吸着工程と同吸着
    材の吸着湿分を脱離させる脱離工程とを交互に繰り返し
    行わせるコントローラーとから構成され、前記吸着材は
    その外周と風路との間に空隙を設けて配設した空質調節
    機。
  2. 【請求項2】 風路と、この風路との間に空隙を設けて
    配設した吸着材及びヒーターから構成される吸着部と、
    前記吸着部に空気を送る送風機と、前記風路を室内側と
    室外側とに切り替えるダンパーと、前記ヒーターと送風
    機とダンパーとを連動制御して前記吸着材に湿分を吸着
    させる吸着工程と同吸着材の吸着湿分を脱離させる脱離
    工程とを交互に繰り返し行わせるコントローラーとから
    構成され、かつ前記風路の上流側には整流板を配設した
    空質調節機。
  3. 【請求項3】 前記風路内に空隙を設けて配した前記吸
    着材は、外周に保護ケースを備えた請求項1および2記
    載の空質調節機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6339529B1 (en) * 1999-06-21 2002-01-15 Nec Corporation Electric double layer capacitor and method of forming the same
JP2003035444A (ja) * 2001-07-23 2003-02-07 Matsushita Seiko Co Ltd 気化式加湿機

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US6339529B1 (en) * 1999-06-21 2002-01-15 Nec Corporation Electric double layer capacitor and method of forming the same
JP2003035444A (ja) * 2001-07-23 2003-02-07 Matsushita Seiko Co Ltd 気化式加湿機

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