JPH0735267Y2 - 温度スイツチ - Google Patents

温度スイツチ

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Publication number
JPH0735267Y2
JPH0735267Y2 JP1987014940U JP1494087U JPH0735267Y2 JP H0735267 Y2 JPH0735267 Y2 JP H0735267Y2 JP 1987014940 U JP1987014940 U JP 1987014940U JP 1494087 U JP1494087 U JP 1494087U JP H0735267 Y2 JPH0735267 Y2 JP H0735267Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silicone rubber
housing
temperature
head
end surface
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1987014940U
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English (en)
Other versions
JPS63123032U (ja
Inventor
照夫 岡野
奉實 永田
Original Assignee
ニベツクス株式会社
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Filing date
Publication date
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  • Thermally Actuated Switches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、室内温度等を感知する温度スイッチに関する
ものである。
(従来の技術) 従来、この種の温度スイッチとして第2図に示すものが
知られている(例えば、実公昭40−5097号)。
この温度スイッチは、伝熱性ハウジング1内に温度変化
に対し直線的な熱膨張収縮性を有するシリコーンゴム2
を充填すると共に、シリコーンゴム2の膨張範囲内に該
ゴム2によって作動するマイクロスイッチ10を配置して
構成されている。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来の温度スイッチでは、外気温度上昇時には外気
熱をハウジング1を介してシリコーンゴム2に伝導する
ようにしているため、シリコーンゴム2の外周部(ハウ
ジング接触部分)には熱が割合伝わり易いが、中心部に
は熱が伝わり難く、全体として熱伝導に時間的なずれを
生じる難点がある。また、外気温度降下時におけるシリ
コーンゴム2からの放熱にも同様の現象を生じる。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは、シリコーンゴムへの熱伝導とシリコーン
ゴムからの放熱を効果的に行える温度スイッチを提供す
ることにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案では、筒状をなす伝熱
性ハウジングと、ハウジング内に充填されたシリコーン
ゴムと、一端部に大径の頭部を有しシリコーンゴムの一
端面からその中心部に差し込まれ頭部をゴム端面とハウ
ジング内面に接触する伝熱棒と、ハウジングの一方の開
口部に回動自在に螺合されその先端面を伝熱棒の頭部に
当接する調節ねじと、ハウジングの他方の開口部に固着
され押ボタンをシリコーンゴムの他端面に対峙するマイ
クロスイッチとから、温度スイッチを構成している。
(作用) 本考案の温度スイッチでは、外気温度が上昇すると、外
気熱はハウジングを介してシリコーンゴムの外周部に伝
導すると共に、ハウジングと伝熱棒を介してシリコーン
ゴムの中心部に伝導する。また、外気温度が降下する
と、シリコーンゴムの熱はその外周部からハウジングを
介して外部に放出されると共に、その中心部から伝熱棒
とハウジングを介して外部に放出される。
(実施例) 第1図には本考案を適用した温度スイッチの断面図を示
してある。
同図において、1は筒状をなす銅製のハウジングで、両
端の開口部に雌ねじ部1a,1bを有している。
2は温度変化に対し直線的な熱膨張収縮性を有するシリ
コーンゴムで、ハウジング1内に充填されている。
このシリコーンゴム2としては、例えば信越化学(株)
の製品名KE16,KE1091,KE1202,KE1204,KE108,KE106,KE10
9,KE10,KE1300,KE12等が好適に使用される。第3図に各
製品の膨張量と温度との関係を示すように、各製品とも
常温以上の温度域で温度変化に対して直線的な熱膨張収
縮性を発揮する。また、第4図に製品名KE10の膨張量と
時間との関係を示すように、製品名KE10の場合には30〜
60分で最大膨張量に達する。
3は熱伝導性に優れた伝熱棒で、一端部に大径の頭部3a
を有している。この伝熱棒3は、シリコーンゴム2の一
端面からその中心部に差し込まれ、頭部3aをゴム端面と
ハウジング内面に接触している。
4は外周面に雄ねじを有する感知温度調節用の調節ねじ
で、ハウジング1の一方の開口部に雄ねじを回動自在に
螺合され、その先端面を伝熱棒3の頭部3aに当接してい
る。
10は外周面に雄ねじを有する取付部10aを備えた温度感
知用のマイクロスイッチで、ハウジング1の他方の開口
部に取付部10aの雄ねじを螺着されている。このマイク
ロスイッチ10は取付部側の端面に押ボタン11を、他端面
に端子12a〜12Cを夫々有し、螺着状態で該押ボタン11を
シリコーンゴム2の他端面に埋設されている。
ここで、上記温度スイッチの動作を説明する。
外気温度が上昇すると、外気熱はハウジング1を介して
シリコーンゴム2の外周部に伝導すると共に、ハウジン
グ1と伝熱棒3を介してシリコーンゴム2の中心部に伝
導する。つまり、シリコーンゴム2にはその外周部及び
中心部に同時に外気熱が伝導し、該シリコーンゴム2が
温度上昇により膨張する。
シリコーンゴム2の一端側は頭部3a及び調節ねじ4によ
って固定されているため上記の膨張はその他端側に現
れ、これによりマイクロスイッチ10の押ボタン11への押
圧力が増加し、該ボタン11が押し込まれてマイクロスイ
ッチ10がON作動する。
この後、外気温度が降下すると、シリコーンゴム2の熱
はその外周部からハウジング1を介して外部に放出され
ると共に、その中心部から伝熱棒3とハウジング1を介
して外部に放出される。つまり、シリコーンゴム2から
はその外周部及び中心部から同時に熱が放出され、該シ
リコーンゴム2が温度降下により収縮する。
シリコーンゴム2の一端側は頭部3a及び調節ねじ4によ
って固定されているため上記の収縮はその他端側に現
れ、これによりマイクロスイッチ10の押ボタン11への押
圧力が現象し、該ボタン11の押し込みが解除されてマイ
クロスイッチ10がOFF作動する。
また、ハウジング1の一方の開口部に螺合された調節ね
じ4を締め込んでシリコーンゴム2に予め圧縮力を付与
しておけば、僅かな膨張でマイクロスイッチ10の押ボタ
ン11を押し込むことが可能となり、上記よりも低い温度
を感知できる。逆に、調節ねじ4を緩めてシリコーンゴ
ム2への圧縮力を解除或いはその先端面を頭部3aから離
しておけば、上記よりも高い温度を感知できる。
(考案の効果) 以上詳述したように、本考案によれば、外気温度上昇時
にはシリコーンゴムの外周部及び中心部に同時に外気熱
を伝導させ、一方、外気温度降下時にはシリコーンゴム
の外周部及び中心部から同時に熱を放出することがで
き、シリコーンゴムへの熱伝導とシリコーンゴムからの
放熱を効果的に行って温度変化に対する応答性を格段向
上することができる。
また、調節ねじの簡単な操作で温度スイッチの感知温度
を任意に調節できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す温度スイッチの断面
図、第2図は従来例を示す温度スイッチの断面図、第3
図はシリコーンゴムの膨張量と温度との関係を示す図、
第4図はシリコーンゴムの膨張量と時間との関係を示す
図である。 図中、1……ハウジング、2……シリコーンゴム、3…
…伝熱棒、3a……頭部、4……調節ねじ、10……マイク
ロスイッチ、11……押ボタン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状をなす伝熱性ハウジングと、 ハウジング内に充填されたシリコーンゴムと、 一端部に大径の頭部を有しシリコーンゴムの一端面から
    その中心部に差し込まれ頭部をゴム端面とハウジング内
    面に接触する伝熱棒と、 ハウジングの一方の開口部に回動自在に螺合されその先
    端面を伝熱棒の頭部に当接する調節ねじと、 ハウジングの他方の開口部に固着され押ボタンをシリコ
    ーンゴムの他端面に対峙するマイクロスイッチとを具備
    した、 ことを特徴とする温度スイッチ。
JP1987014940U 1987-02-05 1987-02-05 温度スイツチ Expired - Lifetime JPH0735267Y2 (ja)

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JP1987014940U JPH0735267Y2 (ja) 1987-02-05 1987-02-05 温度スイツチ

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JPS63123032U JPS63123032U (ja) 1988-08-10
JPH0735267Y2 true JPH0735267Y2 (ja) 1995-08-09

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