JPH0620419B2 - 感熱装置 - Google Patents

感熱装置

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JPH0620419B2
JPH0620419B2 JP62162797A JP16279787A JPH0620419B2 JP H0620419 B2 JPH0620419 B2 JP H0620419B2 JP 62162797 A JP62162797 A JP 62162797A JP 16279787 A JP16279787 A JP 16279787A JP H0620419 B2 JPH0620419 B2 JP H0620419B2
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春生 石川
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、例えば炊飯器等の調理器具の被加熱物体の温
度を感知する感熱装置に関するものである。
従来の技術 従来のこの種の感熱装置は、例えば実開昭56−7210号
公報に示されているように、第5図および第6図のよう
な構造になっていた。
すなわち、感熱素子1は表部感熱部材2の下方に位置す
るシート状の表部電気絶縁物3と、裏部感熱部材4の上
方に位置するゴム製の裏部電気絶縁物5との間に介在さ
せ、かつ前記感熱部材4の外周端部は内側ケース6の上
端開口縁に載置し、そしてケースリング7の外周端部に
よって結合していた。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、このような構造のものでは、感熱素子1
が被加熱物体の温度を敏感に追随感知できないという問
題点があった。つまり、感知した温度により信号を送る
感熱素子本体8への温度供給は大きく分けて3系統であ
り、1系統は、表部感熱部材2が被加熱物体と接触ある
いは空気を介して、正確な温度の供給を受け、その温度
を表部電気絶縁物3に供給し、そしてこの表部電気絶縁
物3に接している感熱素子本体8に温度供給するもので
あり、2系統目は、ケースリング7とは外周端部でのみ
接しているために表部からの温度供給が悪い裏部感熱部
材4から、肉厚な裏部電気絶縁物5の熱伝導で接してい
る感熱素子本体8に温度供給するものであり、3系統目
は、感熱素子本体8から制御回路に信号を送る電気伝
導,熱伝導の非常に良いリード線9から熱伝導により温
度供給を受けるものである。
しかしながら、リード線9は表部感熱部材2の温度より
低く、肉厚で温度伝導率の悪い裏部電気絶縁物5に接触
していて、しかも、はるかに温度の低い周囲雰囲気に長
い部分がさらされているため、低い温度となり、この低
い温度の平衡を保つために温度の高い感熱素子本体8か
ら逆に温度供給を受ける状態となることによって、感熱
素子本体8は、被加熱物体の温度に敏感に追随できず、
さらにリード線9が室温の影響を受けるために感知温度
が室温の変化に依存するものであった。
また、部品点数も多いため、部品コストが高価であると
ともに、組立工数も多く、高価なものとなっていた。
本発明はこのような問題点を解決するもので、被加熱物
体の温度を敏感に感知することができ、しかもコスト的
にも安価な感熱装置を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明は、裏部感熱部材に
感熱素子を嵌め込む本体凹部と感熱素子本体のリード線
を嵌め込むリード線凹部とを設け、前記リード線凹部の
深さは、リード線と電気絶縁物との合計厚さとほぼ同じ
深さとし、さらに前記表部感熱部材と裏部感熱部材は相
互に当接させたものである。
作 用 上記構成によれば、被加熱物体より正確な温度の供給を
受ける表部感熱部材と、この表部感熱部材と当接して温
度伝達が良好となってほぼ同一温度となる裏部感熱部材
の本体凹部とにより感熱素子本体をサンドイッチしてい
るため、感熱素子本体への温度供給は良好となり、さら
い感熱素子のリード線を空気層をほとんど介さず、電気
絶縁物の両面から抑えつけ、そしてこのリード線はほぼ
同一温度でリード線より大きいヒートマスをもつ表部感
熱部材と裏部感熱部材のリード線凹部とによりサンドイ
ッチしているため、リード線は外部から受ける雰囲気冷
却の影響を受けることなく、逆にこのリード線より感熱
素子本体に温度を供給でき、その結果、被加熱物体の温
度に敏感に追随し、正確な温度を感知できるものであ
る。
また、この熱伝達の構成は、チューブ形状の電気絶縁物
と裏部感熱部材に本体凹部とリード線凹部とで構成して
いるため、部品点数も少なくなり、その結果、組立工数
も減少して大巾なコスト低減がはかれるものである。
実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。
第1図〜第4図において、21は被加熱物体を接触ある
いは空気を介して温度の供給を受ける金属製の表部感熱
部材で、この表部感熱部材21は裏面に、その裏面に感
知した温度により抵抗値が変化するサーミスタよりなる
感熱素子本体22と、この感熱素子本体22より導出さ
れた金属製のリード線23と、前記感熱素子本体22と
リード線23を覆う本実施例ではチューブ形状の電気絶
縁物24を配設している。また、金属製の裏部感熱部材
25には、感熱素子本体22を嵌め込む本体凹部26
と、この本体凹部26の両側に位置してリード線23を
嵌め込み、かつリード線23と電気絶縁物24との合計
厚さ(例えばリード線23はφ0.6mm電気絶縁物24
の肉厚がt0.5mmとすると1.6mm)とほぼ同じ深さ
としたリード線凹部27を設けている。
また前記裏部感熱部材25には表部感熱部材21と相互に
当接する当接面28を前記各凹部26,27以外に設け
ており、さらに裏部感熱部材25の外周端部は、内側ケ
ース29の上端開口縁に載置され、かつ表部感熱部材2
1の外周端部によって、相互当接面28が当接してかし
め結合されている。この表部感熱部材21と裏部感熱部
材25との結合により、感熱素子本体22は電気絶縁物
24を介して、表部感熱部材21と裏部感熱部材25の
本体凹部26とに当接保持されるとともに、リード線2
3は、電気絶縁物24を介して表部感熱部材21と裏部
感熱部材25のリード線凹部27との間にほとんど空気層
を介することなく、電気絶縁物24を押さえつけて固定
接触で当接保持される。
次に上記感熱装置を採用した炊飯器において動作を説明
する。
第4図において、41は筒状の炊飯器本体で、この炊飯
器本体41内に装備された加熱室42の内底部に加熱体
43を設置し、かつこの加熱体43の中央部に貫通穴4
4を設けており、そしてこの加熱体43に着脱自在に被
加熱物体である鍋45が載置されている。
前述した感熱装置46は貫通穴44に固定された外側ケ
ース47に収納されるとともに、第3図に示すように、
コイルバネ48により上方へ突出する方向に付勢された
内側ケース29の上部に位置し、鍋45と底面とコイル
バネ48のバネ力で接触して温度を感知している。そし
て鍋45からの温度は感熱素子本体22に大きく分けて
3系統から供給される。1系統目は、鍋45と接触して
いる表部感熱部材21が正確な温度供給を受け、そして
この表部感熱部材21に当接している電気絶縁物24を
伝わり感熱素子本体22に供給するものであり、2系統
目は、表部感熱部材21と広い当接面32により熱接触
してほとんど同一温度となる裏部感熱部材25の温度が
本体凹部26と当接する電気絶縁物24に伝わり、感熱
素子本体22に供給するものであり、これにおいても、
1系統目とほとんど同一の温度供給を受けることができ
る。さらに3系統目は、表部感熱部材21と裏部感熱部
材25のリード線凹部27との両方からほぼ同一温度で
大きなヒートマスでリード線凹部27の深さによりほと
んど空気層を介さず、電気絶縁物24の両面から押さえ
つけられたサンドイッチ熱伝達により、リード線23に
温度が供給され、そしてこのリード線23の非常に良い
熱伝導により感熱素子本体22に供給するものであり、
特に、リード線23の出口穴より出た部分は、周囲の雰
囲気により冷却されるが、上記構成により、リード線凹
部27内のリード線23は、周囲の雰囲名の温度影響を
受けることがないものであり、したがって室温変化によ
る依存性はないものとなる。
上記の説明から明らかなように、感熱素子本体22への
温度供給は3系統とも優れ、被加熱物体の鍋45の温度
に敏感に感知追随することができるものである。
また、上記熱伝達構成は、感熱素子本体22とリード線
23を覆うチューブ形状の電気絶縁物24と、裏部感熱部
材25プレスすることにより成形した本体凹部26とリ
ード線凹部27とで構成しているため、部品点数と加工
工程も少なくなり、その結果、組立工数も削減されて大
巾なコスト低減をはかることができるものである。
発明の効果 上記実施例の説明から明らかなように本発明の感熱装置
は、裏部感熱部材に感熱素子本体を嵌め込む本体凹部と
感熱素子本体のリード線を嵌め込むリード凹部とを設
け、前記リード線凹部の深さは、リード線と電気絶縁物
との合計厚さとほぼ同じ深さとし、さらに前記表部感熱
部材と裏部感熱部材は相互に当接させているため、被加
熱物体の温度変化に対して時間的ずれを起こすことな
く、かつ室温の変化に対して依存性をもつことなく、敏
感に追随し、正確な温度を感知することができるもので
ある。また、少ない部品点数で構成しているため、組立
工数も削減することができ,その結果、感熱装置の大巾
なコスト低減がはかれるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を始す感熱装置の分解斜視
図、第2図は同感熱装置における裏部感熱部材の上面
図、第3図は同感熱装置の断面図、第4図は同感熱装置
を採用した炊飯器の破断側面図、第5図は従来の感熱装
置の断面図、第6図は同感熱装置の分解斜視図である。 21……表部感熱部材、22……感熱素子本体、23…
…リード線、24……電気絶縁物、25……裏部感熱部
材、26……本体凹部、27……リード線凹部、28…
…当接面。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】温度感知側を構成する熱良導性の表部感熱
    部材と、チューブ形状の電気絶縁物で覆われた感熱素子
    本体と、熱良導性の裏部感熱部材を順次積層して結合
    し、かつ前記裏部感熱部材に前記感熱素子本体を嵌め込
    む本体凹部と前記感熱素子本体のリード線を嵌め込むリ
    ード線凹部とを設け、前記リード線凹部の深さは、前記
    リード線と前記電気絶縁物との合計厚さとほぼ同じ深さ
    とし、さらに前記表部感熱部材と前記裏部感熱部材は相
    互に当接させてなる感熱装置。
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