JPH0735252U - 自動車のフレーム構造 - Google Patents
自動車のフレーム構造Info
- Publication number
- JPH0735252U JPH0735252U JP7238193U JP7238193U JPH0735252U JP H0735252 U JPH0735252 U JP H0735252U JP 7238193 U JP7238193 U JP 7238193U JP 7238193 U JP7238193 U JP 7238193U JP H0735252 U JPH0735252 U JP H0735252U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- upper wall
- side walls
- parallel
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- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 車両衝突時のフレーム部材の強度の向上を図
ること。 【構成】 上壁３と下壁４とを第１中間壁７にて連結す
るとともに、側壁５、６とを第２中間壁８にて連結し、
車両衝突等により加わる荷重による上壁３、下壁４およ
び側壁５、６の変形を抑制した。
ること。 【構成】 上壁３と下壁４とを第１中間壁７にて連結す
るとともに、側壁５、６とを第２中間壁８にて連結し、
車両衝突等により加わる荷重による上壁３、下壁４およ
び側壁５、６の変形を抑制した。
Description
【０００１】
本考案は自動車のフレーム構造に関するものである。
【０００２】
従来、この種のフレーム構造としては、特開平４−２６２９７４号に示されて いるものが知られている。これは衝突時のエネルギー吸収部材として上壁と、該 上壁と平行な下壁と、該上壁と該下壁との両端で連結する平行な両側壁とを有す るものである。
【０００３】
しかし、上記したフレーム構造であると車両衝突時にフレーム部材が該上壁と 該下壁が開くと該両側壁が閉じ、該上壁と該下壁が閉じると該両側壁が開くとい う変形を繰り返し起こす。このため、エネルギー吸収としてのフレーム部材の強 度が弱く、充分に荷重エネルギーを吸収しきれない。 故に、本考案はエネルギー吸収としてのフレーム部材の強度を向上させること をその技術課題とするものである。
【０００４】
上記技術課題を解決するために本考案において講じた技術的手段は、上壁と、 該上壁と平行な下壁と、該上壁と該下壁との両端で連結する平行な両側壁と、該 両側壁と平行に配設され該上壁と該下壁に連結する第１中間壁と、該上壁と該下 壁と平行に配設され該両側壁に連結する第２中間壁とを有する閉断面にて構成し たフレーム部材である。
【０００５】
上記技術的手段は次のように作用する。車体衝突時等、車体の前部および後部 に延びるフレーム部材に荷重が加わった際、該上壁と該下壁が開くと該両側壁が 閉じ、該上壁と該下壁が閉じると該両側壁が開くという変形を繰り返し、該第１ 中間壁、第２中間壁が該上、下壁および該両側壁の開き方向の変形を抑制するよ うに作用することにより、フレーム部材の強度が向上され得る。
【０００６】
以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。図１に示されるように フレーム部材２は車体１の前後方向に配設固定されている。
【０００７】 フレーム部材２は図２に示されるように上壁３、上壁３と平行な下壁４、上壁 ３と下壁４との両端で連結する平行な側壁５、６、側壁５、６と平行に配設され 上壁３と下壁４に連結する第１中間壁７、上壁３と下壁４と平行に配設され側壁 ５、６に連結する第２中間壁８とを有する閉断面にアルミ材等の押出加工にて一 体に形成されている。
【０００８】 車両の衝突により荷重が加わると、その荷重はフロントサイドメンバーである フレーム部材２の前部に加わり、上壁３と下壁４が開くと側壁５、６が閉じ、上 壁３と下壁４が閉じると側壁５、６が開くという変形の繰り返しを第１中間壁７ 、第２中間壁８が抑制するように作用することによりフレーム部材２の強度が向 上される。
【０００９】 図３にはその変形模式図、図４にはその荷重−変位曲線を従来例とともに示さ れている。
【００１０】 さらに、より具体的な実施例により本考案を詳細に説明すると、図５（ｂ）に 示すように材料断面積約５００ｍｍ2 の比較断面形状（従来例）に対して図５（ ａ）に示すように本考案の同一材料断面積を有するものの変形量３００ｍｍ時の エネルギー吸収量は比較面積９００ｔ・ｍｍに対して本考案断面１４００ｔ・ｍ ｍと約１．５倍となる。つまり、同一材料使用量において高エネルギー吸収構造 が得られたことになる。
【００１１】 なお、第１中間壁７、第２中間壁８は搭載される車両の特性等によってその配 設数や配設位置を変えてもよい。
【００１２】
第１中間壁、第２中間壁は上壁、下壁、両側壁とともに押出加工にて一体形成 されるので、製作工数およびコスト面においても有利なものとすることができる 。また、従来例に比較して同じエネルギー吸収量を得るには断面積が少なくて済 む。つまり、軽量化が可能となる。
【図１】本考案による自動車のフレーム構造を示す。
【図２】本考案によるフレーム部材の断面を示す。
【図３】衝突時の変形模式図を示す。
【図４】衝突時の荷重−変位曲線を示す。
【図５】詳細な本考案の実施例および従来例を示す。
１・・・・・車体 ２・・・・・フレーム部材 ３・・・・・上壁 ４・・・・・下壁 ５、６・・・側壁 ７・・・・・第１中間壁 ８・・・・・第２中間壁
Claims (1)
- 【請求項１】 車体の前後方向に延びる略矩形形状から
なる閉断面構造の軽合金製フレーム部材において、該フ
レーム部材が上壁と、該上壁と平行な下壁と、該上壁と
該下壁との両端で連結する平行な両側壁と、該両側壁と
平行に配設され該上壁と該下壁に連結する第１中間壁
と、該上壁と該下壁と平行に配設され該両側壁に連結す
る第２中間壁とを有する自動車のフレーム構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7238193U JPH0735252U (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | 自動車のフレーム構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7238193U JPH0735252U (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | 自動車のフレーム構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0735252U true JPH0735252U (ja) | 1995-06-27 |
Family
ID=13487663
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7238193U Pending JPH0735252U (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | 自動車のフレーム構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0735252U (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10157013B4 (de) * | 2000-11-21 | 2007-04-26 | Aisin Seiki K.K., Kariya | Stoßabsorptionselement und Stoßstange |
| JP2009280145A (ja) * | 2008-05-23 | 2009-12-03 | Aisin Seiki Co Ltd | 車両用衝撃吸収具及び車両用バンパ装置 |
| WO2013024883A1 (ja) * | 2011-08-17 | 2013-02-21 | 昭和電工株式会社 | 衝撃吸収部材 |
| JP2013530877A (ja) * | 2010-07-14 | 2013-08-01 | ゴードン・マレー・デザイン・リミテッド | 車両の耐衝撃性に関する改善 |
-
1993
- 1993-12-14 JP JP7238193U patent/JPH0735252U/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10157013B4 (de) * | 2000-11-21 | 2007-04-26 | Aisin Seiki K.K., Kariya | Stoßabsorptionselement und Stoßstange |
| JP2009280145A (ja) * | 2008-05-23 | 2009-12-03 | Aisin Seiki Co Ltd | 車両用衝撃吸収具及び車両用バンパ装置 |
| JP2013530877A (ja) * | 2010-07-14 | 2013-08-01 | ゴードン・マレー・デザイン・リミテッド | 車両の耐衝撃性に関する改善 |
| WO2013024883A1 (ja) * | 2011-08-17 | 2013-02-21 | 昭和電工株式会社 | 衝撃吸収部材 |
| JPWO2013024883A1 (ja) * | 2011-08-17 | 2015-03-05 | 昭和電工株式会社 | 衝撃吸収部材 |
| US9242612B2 (en) | 2011-08-17 | 2016-01-26 | Showa Denko K.K. | Shock absorbing member |
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